JP2005065857A - 診断支援情報出力方法および装置並びにプログラム - Google Patents

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英哉 武尾
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Abstract

【課題】 乳房画像中の異常陰影検出において、検出能を向上させる。
【解決手段】 乳腺領域抽出手段210が、乳房画像P中の乳腺領域Pc を抽出してその位置情報Lc を得、マップ作成手段220が、位置情報Lc に基づいて乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップMを作成し、出力手段230が、乳腺分布マップMを乳房画像Pと重ねて画面に表示する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、乳房画像中の乳腺領域の大きさに応じて分類される乳房画像の種別を出力する乳房画像分類結果出力方法および装置並びにそのためのプログラムと、乳房画像中の乳腺領域の分布を表す乳腺分布マップを出力する乳腺分布マップ出力方法および装置並びにそのためのプログラムに関するものである。
従来、医療分野においては、被写体の医用画像を読影して病変部を発見し、またその病変部の状態を観察して、疾病の有無や進行状況の診断を行うことが一般的に行われている。しかしながら、医用画像の読影は読影者の経験や画像読影能力の高低によって左右され、必ずしも客観的なものとは言えなかった。
そこで、より客観的な診断が行えるように、読影対象である医用画像についての診断上有用な情報を提供する方法が種々提案されており、例えば、診断用画像として取得された被写体の画像データに基づき、その画像データが表わす画像中の異常陰影候補を、計算機を用いて自動的に検出する異常陰影検出処理システム(計算機支援画像診断装置)(特許文献1,2など)や、さらに当該異常陰影検出処理において、検出された異常陰影候補を示すとともに、異常陰影候補を含む局所領域に対して拡大・強調処理を施した画像をともに表示する方法(例えば、特許文献1)等が提案されている。
特開平8−294479号公報 特開平8−287230号公報
ところで、乳癌の診断を目的として撮影された乳房の医用画像であるマンモグラムにおいては、一般的に、正常乳腺と腫瘤陰影とが比較的近い濃度で現れ、また背景組織によって石灰化陰影のコントラストが変化する。
また、マンモグラフィの様々な基準や手法が規定されている「マンモグラフィガイドライン」((社)日本医学放射線学会/(社)日本放射線技術学会、マンモグラフィガイドライン編集委員会 編集,医学書院)においては、マンモグラムを乳腺の量に応じて4つのタイプ(乳腺分類という)に分類し、各タイプにおける腫瘤陰影検出への影響(検出の難易度)について触れられている。さらに、同ガイドライン中の腫瘤検出の診断プロセスを示した「腫瘤のカテゴリーの判断樹」では、「腫瘤候補が乳腺の重なりと考えられるか、真の腫瘤と考えられるか(候補が乳腺と繋がっているか、孤立しているか)」、「脂肪を含むか」といった観点の分岐、つまり読影上でのポイントが定義されている。
したがって、マンモグラムにおける異常陰影の検出においては、「乳腺分類」、「乳腺の分布」、「乳腺濃度・脂肪濃度(乳腺領域の濃度の閾値)」といった“乳腺の状態に関する情報”が、有用な情報となり得る。
しかしながら、従来、医師の読影による異常陰影の検出において、乳房画像中の乳腺の状態に関する情報を提示する手法は、未だ提案されておらず、この情報を用いることによる異常陰影の検出能の向上が図られていないという問題ある。
本発明は、上記事情に鑑み、乳腺の状態に関する情報を考慮していないために抑えられていた異常陰影の検出能の向上を図ることが可能な、乳房画像分類結果出力方法および装置並びにそのためのプログラムと、乳腺分布マップ出力方法および装置並びにそのためのプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の乳房画像分類結果出力方法は、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出し、抽出された乳腺領域の大きさを表す指標値を算出し、算出された指標値に基づいて、上記乳房画像を上記乳腺領域の大きさに応じた複数の種別に分類し、分類された上記乳房画像の種別を可視化して出力することを特徴とする方法である。
本発明の乳房画像分類結果出力装置は、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出する乳腺領域抽出手段と、乳腺領域抽出手段により抽出された乳腺領域の大きさを表す指標値を算出する指標値算出手段と、指標値算出手段により算出された指標値に基づいて、上記乳房画像を上記乳腺領域の大きさに応じた複数の種別に分類する画像分類手段と、画像分類手段により分類された上記乳房画像の種別を可視化して出力する出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の乳腺分布マップ出力方法は、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出して当該乳腺領域の位置情報を得、得られた位置情報に基づいて上記乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップを作成し、作成された乳腺分布マップを可視化して出力することを特徴とする方法である。
本発明の乳腺分布マップ出力装置は、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出して当該乳腺領域の位置情報を得る乳腺領域抽出手段と、乳腺領域抽出手段により得られた位置情報に基づいて、上記乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップを作成するマップ作成手段と、マップ作成手段により作成された乳腺分布マップを可視化して出力する出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、「出力手段」としては、例えば、文字や画像をCRTや液晶パネルなどの画面に表示する表示手段、文字や画像をプリンタやプロッタなどを用いて紙やフイルムに記録する記録手段を考えることができる。
なお、「出力手段」は、分類された乳房画像の種別や乳腺分布マップを単独で出力してもよいし、乳房画像とともに出力してもよい。特に、乳腺分布マップは、乳房画像と互いに対応する位置を重ねて出力してもよい。また乳腺分布マップは、乳腺領域や脂肪領域を色分けして出力したり、各領域の輪郭を白線等で示して出力したり、あるいは、各領域の濃度をそれぞれの平均濃度に置き換えて出力してもよい。
また、本発明の乳房画像分類結果出力装置において、上記乳房画像は、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像とし、上記乳腺領域抽出手段は、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において乳房を表す被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において胸筋を表す胸筋領域を抽出する胸筋領域抽出手段と、上記乳房画像において、略胸筋と脂肪とからなる領域をサンプリング領域として設定するサンプリング領域設定手段と、上記サンプリング領域における濃度の分布に基づいて、上記サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分との境界に相当する濃度p1と、上記胸筋部分の平均濃度p2とを求め、上記乳房画像中の上記乳腺領域と脂肪を表す脂肪領域とを分離する濃度の閾値を、上記求められたp1およびp2を用いた次式:
濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5)
に従って算出する閾値算出手段と、上記濃度の閾値に基づいて、上記被写体領域から上記胸筋領域を除いた乳房領域において、上記乳腺領域を抽出する抽出手段とを備えたものとし、上記指標値算出手段は、上記被写体領域または上記乳房領域に対して上記乳腺領域が占める割合を、上記指標値として算出するものとすることができる。
また、本発明の乳腺分布マップ出力装置において、上記乳房画像は、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像とし、上記乳腺領域抽出手段は、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において乳房を表す被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において胸筋を表す胸筋領域を抽出する胸筋領域抽出手段と、上記乳房画像において、略胸筋と脂肪とからなる領域をサンプリング領域として設定するサンプリング領域設定手段と、上記サンプリング領域における濃度の分布に基づいて、上記サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分との境界に相当する濃度p1と、上記胸筋部分の平均濃度p2とを求め、上記乳房画像中の上記乳腺領域と脂肪を表す脂肪領域とを分離する濃度の閾値を、上記求められたp1およびp2を用いた次式:
濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5)
に従って算出する閾値算出手段と、上記濃度の閾値に基づいて、上記被写体領域から上記胸筋領域を除いた乳房領域において、上記乳腺領域を抽出する抽出手段とを備えたものとすることができる。
ここで、「胸筋領域」とは、乳房の側面画像中に表れる体側(体幹)部(図3Pa)を示すものであり、「乳腺領域」とは、乳房の側面画像中の乳頭から乳房中央にかけて広がる乳腺を表す部分(図3Pc)であり、「脂肪領域」とは、乳房の側面画像中の被写体領域(背景以外の領域)のうち、胸筋領域と乳腺領域を除いた脂肪を表す部分(図3Pb)である。
なお、この「乳腺領域」と「脂肪領域」の形状や割合は、被写体である乳房によって大きく異なるものであり、図3は、その一例を模式的に表した図に過ぎない。
「濃度」は、画像における黒化の程度を表すものであり、例えば、画像を構成する各画素が有する濃度値(画素値)を考えることができる。画素が有する濃度値の高低とその画素の黒化の程度との対応関係はどのように定義してもよいが、本明細書中では、濃度値が大きいほど黒くなり、濃度値が小さいほど白くなるものとする。
「略胸筋と脂肪とからなる領域」としては、例えば、胸筋と脂肪との境界を含む領域を考えることができる。このような領域は、濃度がばらつく傾向にある乳腺と脂肪が混在する領域ではないため、乳房の画像の中で濃度のばらつきが少なく安定した領域である。上記の「略胸筋と脂肪とからなる領域」には、乳腺はできるだけ含まれない方が好ましいが、上記p1、p2を求める上で悪影響を及ぼさない程度であれば、若干の乳腺は含まれていても構わない。
本発明の乳房画像分類結果出力装置および乳腺分布マップ出力装置において、「略胸筋と脂肪とからなる領域」は、胸筋の末端を表す胸筋末端領域であってもよい。
「胸筋末端領域」とは、胸筋領域とそれ以外の乳房領域との境界線である胸筋ラインの胸部上側(鎖骨寄り)の末端付近の領域のことである。
このとき、本発明の乳房画像分類結果出力装置および乳腺分布マップ出力装置において、乳房画像は、胸筋末端領域を当該乳房画像中の所定の場所に配置したものとし、サンプリング領域設定手段が、当該所定の場所をサンプリング領域として設定するものとしてもよい。
「所定の場所」としては、例えば、乳房画像中の右下部または左下部とすることができ、この場合、「サンプリング領域」は、乳房画像中の右下部または左下部の所定の座標位置において、所定の枠で囲まれる領域として設定することができる。なお、マンモグラムは、通常、乳房の配置を規定したガイドラインに沿って撮影されるため、胸筋末端領域が画像中の所定の場所に配置される。
また、本発明の乳房画像分類結果出力装置および乳腺分布マップ出力装置において、閾値算出手段は、サンプリング領域における濃度のヒストグラムに基づいて、上記p1およびp2を求めるものであってもよい。
上記p1およびp2を求める方法としては、上記の他に、サンプリング領域における濃度の累積ヒストグラムを用いる方法や、上記画像データのうちサンプリング領域に対応するデータを入力とし、上記p1,p2を出力とするようなニューラルネットワークを用いる方法などを考えることができる。
なお、上記p1およびp2を求める具体的な方法としては、例えば、サンプリング領域における濃度のヒストグラムに基づいて求める場合、下記のような方法が考えられる。
設定された「サンプリング領域」には、胸筋部分と脂肪部分とが含まれることになるが、胸筋部分と脂肪部分とではその濃度値が異なるため、作成された「ヒストグラム」には、「胸筋を表す分布」と「脂肪を表す分布」とが異なる濃度で現れることになる。なお、どちらの分布が胸筋、脂肪のどちらに対応するかは、その乳房画像における胸筋と脂肪に対応する濃度の高低関係から判断することができる。例えば、乳房画像が一般的なX線画像等である場合には、胸筋領域は濃度が低く、脂肪領域は濃度が高く現れるので、濃度の低い方の分布が胸筋を表し、濃度の高い方の分布が脂肪を表すと判断することができる。
「濃度p1」は、上記ヒストグラム上の胸筋を表す分布と脂肪を表す分布との間付近で、最も頻度が低い濃度を採用する手法や、これら2つの分布の形状を近似した2曲線の交点の位置に対応する濃度を採用する手法などにより求めることができる。
「平均濃度p2」は、上記ヒストグラム上の胸筋を表す分布、すなわち濃度が濃度p1からの所定の方向に高い側または低い側の領域における分布に寄与する濃度に対して、平均を算出することにより求めることができる。
上記式は、本出願人が、「乳腺領域の濃度の閾値が、上記濃度p1と上記濃度p2との間の所定の範囲にあること」を実験によって見出し、その結果に基づいて決められたものである。
なお、本出願人が行った実験の結果から、上記式においては、a=0.4のとき最も適した閾値を得ることができた。したがって、上記乳腺領域閾値算出手段において、上記式は、a=0.4であることが望ましい。
「被写体領域抽出手段」としては、例えば、乳房画像が、背景領域が高濃度で、被写体領域が低濃度であるような場合には、乳房画像における濃度のヒストグラムを作成し、作成されたヒストグラム上の背景部分に対応する分布を除く最大濃度を閾値とし、この閾値より低濃度の領域を被写体領域として抽出するものを考えることができる。
「胸筋領域抽出手段」は、画像データに基づいて、乳房画像中の胸筋領域と乳房領域との境界線上の境界点を1個以上抽出する境界点抽出手段と、抽出された境界点の個数に応じた所定の手法により胸筋ラインを抽出する胸筋ライン抽出手段とを備えたものとすることができる。
「境界点抽出手段」は、画像データに基づいて乳房画像のエッジ画像を作成し、作成されたエッジ画像中の乳房上部領域において複数の走査ラインを設定し、設定された走査ライン上を走査してエッジ点を抽出し、抽出されたエッジ点を境界点とするものとすることができる。
また、「胸筋ライン抽出手段」は、抽出された境界点の個数が3個のとき、この3個の境界点を通る2次曲線を胸筋ラインとし、抽出された境界点の個数が2個のとき、この2個の境界点を通る1次直線を胸筋ラインとし、抽出された境界点の個数が1個のとき、この1個の境界点と、乳房の略最上位置の点から下ろした垂線の最下点とを通る1次直線を胸筋ラインとするものとすることができる。
なお、「境界点抽出手段」と「胸筋ライン抽出手段」とにより胸筋ラインを抽出する手法の詳細については、特開2003−115041号公報を参照されたい。
「分類」する種別としては、例えば、マンモグラフィガイドラインにて提案されている4タイプが考えられ、乳腺領域の占める割合が多い順に、「高濃度」、「不均一高濃度」、「乳腺散在」、「脂肪性」とすることができる。なお、上記4タイプは、同ガイドラインにて以下のように規定されている。
1)高濃度:乳腺実質内に脂肪の混在はほとんどなく、病変検出率は低い。
2)不均一高濃度:乳腺実質内に脂肪が混在し、不均一な濃度を呈する。病変が正常乳腺に隠される危険性がある。
3)乳腺散在:脂肪に置き換えられた乳房内に乳腺実質が散在している。病変の検出は比較的容易である。
4)脂肪性:乳房はほぼ完全に脂肪に置き換えられている。病変が撮影範囲に入っていれば、病変の検出は容易である。
上記タイプの「高濃度」、「不均一高濃度」における“濃度”とは、画像上での黒化の程度を表すものではなく、乳房内の乳腺の量を示すものである。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータを、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出する乳腺領域抽出手段と、乳腺領域抽出手段により抽出された乳腺領域の大きさを表す指標値を算出する指標値算出手段と、算出手段により算出された前記乳腺領域の大きさに応じて、上記乳房画像を複数の種別に分類する乳房画像分類手段と、乳房画像分類手段により分類された上記乳房画像の種別を可視化して出力する出力手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータを、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出して、当該乳腺領域の位置情報を得る乳腺領域抽出手段と、乳腺領域抽出手段により得られた位置情報に基づいて、上記乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップを作成するマップ作成手段と、乳腺分布マップにより作成された乳腺分布マップを可視化して出力する出力手段として機能させるためのプログラムである。
これらのプログラムを、コンピュータが読取り可能な記録媒体に記録して供給するようにしてもよいし、コンピュータが接続可能なサーバに保存しておき、ダウンロードにより供給するようにしてもよい。
本発明の乳房画像分類結果出力方法および装置によれば、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像を、当該乳房画像中の乳腺領域の大きさに応じて複数の種別に分類し、分類された種別を可視化して出力するので、乳房画像を読影する医師等の読影者は、出力された乳房画像の種別から、その乳房画像についての、乳腺の量に応じた異常陰影検出の難易度を客観的に把握した上で読影することができ、異常陰影の検出精度を高めることができる。すなわち、乳腺の状態に関する情報を考慮していないために抑えられていた異常陰影の検出能の向上を図ることができる。
本発明の乳房画像分類結果出力装置において、上記乳房画像を、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像とし、上記乳腺領域抽出手段を、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において乳房を表す被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において胸筋を表す胸筋領域を抽出する胸筋領域抽出手段と、上記乳房画像において、略胸筋と脂肪とからなる領域をサンプリング領域として設定するサンプリング領域設定手段と、上記サンプリング領域における濃度の分布に基づいて、上記サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分との境界に相当する濃度p1と、上記胸筋部分の平均濃度p2とを求め、上記乳房画像中の上記乳腺領域と脂肪を表す脂肪領域とを分離する濃度の閾値を、上記求められたp1およびp2を用いた次式:
濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5)
に従って算出する閾値算出手段と、上記濃度の閾値に基づいて、上記被写体領域から上記胸筋領域を除いた乳房領域において、上記乳腺領域を抽出する抽出手段とを備えたものとし、上記指標値算出手段を、上記被写体領域または上記乳房領域に対して上記乳腺領域が占める割合を、上記指標値として算出するものとすれば、濃度がばらつく傾向にある乳腺と脂肪が混在する領域の濃度の分布を利用せず、濃度分布のばらつきによる影響が少ない、略胸と脂肪とからなる領域の濃度の分布を利用して、乳腺領域と脂肪領域とを分離する濃度の閾値を算出するので、乳腺領域を高い精度で抽出することが可能となる。これにより、乳房画像が精度よく分類されるので、より正確な読影を行うことができ、異常陰影の検出能をより向上させることができる。
本発明の乳腺分布マップ出力方法および装置によれば、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺領域を示す乳腺分布マップを作成し、当該乳腺分布マップを可視化して出力するので、乳房画像を読影する医師等の読影者は、出力された乳腺分布マップから、注意すべき領域や局所的な検出の難易度を客観的に把握した上で読影することができ、異常陰影の検出精度を高めることができる。すなわち、乳腺の状態に関する情報を考慮していないために抑えられていた異常陰影の検出能の向上を図ることができる。
本発明の乳腺分布マップ出力装置において、上記乳房画像を、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像とし、上記乳腺領域抽出手段を、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において乳房を表す被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、上記画像データに基づいて、上記乳房画像において胸筋を表す胸筋領域を抽出する胸筋領域抽出手段と、上記乳房画像において、略胸筋と脂肪とからなる領域をサンプリング領域として設定するサンプリング領域設定手段と、上記サンプリング領域における濃度の分布に基づいて、上記サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分との境界に相当する濃度p1と、上記胸筋の平均濃度p2とを求め、上記乳房画像中の上記乳腺領域と脂肪を表す脂肪領域とを分離する濃度の閾値を、上記求められたp1およびp2を用いた次式:
濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5)
に従って算出する閾値算出手段と、上記濃度の閾値に基づいて、上記被写体領域から上記胸筋領域を除いた乳房領域において、上記乳腺領域を抽出する抽出手段とを備えたものとすれば、濃度がばらつく傾向にある乳腺と脂肪が混在する領域の濃度の分布を利用せず、濃度分布のばらつきによる影響が少ない、略胸筋と脂肪とからなる領域の濃度の分布を利用して、乳腺領域と脂肪領域とを分離する濃度の閾値を算出するので、乳腺領域を高い精度で抽出することが可能となる。これにより、乳腺分布マップが精度よく作成されるので、より正確な読影を行うことができ、異常陰影の検出能をより向上させることができる。
本発明の乳房画像分類結果出力装置および乳腺分布マップ出力装置において、略胸筋と脂肪とからなる領域を、胸筋の末端を表す胸筋末端領域とすれば、濃度のばらつきがより少なくさらに安定した領域をサンプリング領域として設定することができ、より正確な濃度の閾値を算出することができる。
また、閾値算出手段を、サンプリング領域における濃度のヒストグラムに基づいて、上記p1およびp2を求めるものとすれば、サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分の分布の山が比較的明確に分離して現れるので、簡単な方法で精度よく上記p1およびp2を求めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
まず、本発明における乳房画像分類結果出力装置の実施の形態である第1実施形態について説明する。
図1は、本発明における乳房画像分類結果出力装置の一実施形態である、乳房画像分類結果出力装置100を示す図である。乳房画像分類結果出力装置100は、乳房画像Pを表す画像データPに基づいて、乳房画像P中の乳腺を表す乳腺領域Pc を抽出する乳腺領域抽出手段110と、乳腺領域抽出手段110により抽出された乳腺領域Pc の大きさを表す指標値Rを算出する指標値算出手段120と、指標値算出手段120により算出された指標値Rに基づいて、乳房画像Pを乳腺領域Pc の大きさに応じた複数の種別に分類する画像分類手段130と、画像分類手段130により分類された乳房画像Pの種別Tを可視化して出力する出力手段140とを備えている。なお、乳房画像Pは、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像とする。
乳腺領域抽出手段110は、さらに、画像データPに基づいて、乳房画像Pにおいて乳房を表す被写体領域Pabc を抽出する被写体領域抽出手段111と、画像データPに基づいて、乳房画像Pにおいて胸筋を表す胸筋領域Pa を抽出する胸筋領域抽出手段112と、乳房画像Pにおいて、略胸筋と脂肪とからなる胸筋の末端を表す胸筋末端領域をサンプリング領域Sとして設定するサンプリング領域設定手段113と、画像データPに基づいて、サンプリング領域Sにおける濃度のヒストグラムHs を作成するヒストグラム作成手段114と、乳房画像P中の乳腺を表す乳腺領域Pc と脂肪を表す脂肪領域Pb とを分離する濃度の閾値Thを、ヒストグラムHs 上の胸筋を表す分布Ha と脂肪を表す分布Hb との境界に相当する濃度p1と、胸筋を表す分布Ha における平均濃度p2とを用いた式(1)に従って算出する閾値算出手段115と、閾値Thに基づいて、被写体領域Pabc から胸筋領域Pa を除いた乳房領域Pbcにおいて、乳腺領域Pc を抽出する抽出手段116とを備えている。
濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5) (1)
また、指標値算出手段120は、乳房領域Pbcに対して乳腺領域Pc が占める割合を、乳腺領域Pc の大きさを表す指標値Rとして算出するものである。
胸筋領域抽出手段112は、さらに、画像データPに基づいて、乳房画像P中の胸筋領域と乳房領域との境界線上の境界点を1個以上抽出する境界点抽出手段112aと、抽出された境界点の個数に応じた所定の手法により胸筋ラインを抽出する胸筋ライン抽出手段112bとを備えている。
なお、本実施形態では、乳房画像Pとして、右乳房の側面を表すマンモグラムを用いることとし、また、式(1)は、これまでの実験結果に基づいて最も適した条件として、係数a=0.4とする。このマンモグラムでは、胸筋や乳腺が比較的白く(濃度値が低く)、脂肪が比較的黒く(濃度値が高く)表現されるものとする。また、出力手段140は、マンモグラムPの種別を、マンモグラムPとともにCRT等の画面に表示するものとする。
次に、上記のように構成された乳房画像分類結果出力装置100の作用について説明する。図2は、乳房画像分類結果出力装置100の処理フローを示す図である。
デジタル画像が取得可能なCRシステムや、デジタル画像が保存されているデータベース等から、図3に示すような、胸筋領域Pa 、脂肪領域Pb 、乳腺領域Pc および背景領域Pd からなるマンモグラムPを表す画像データPが、乳房画像分類結果出力装置100に入力されると、被写体領域抽出手段111は、マンモグラムPを構成する画素の濃度値のヒストグラムを作成し、背景領域Pd (濃度値が高い部分)に対応する分布を除く最大濃度値pmax を求め(図4参照)、この最大濃度値pmax を閾値としてマンモグラムPを2値化する。すなわち、この閾値よりも低濃度の領域を被写体領域Pabc として抽出する(ステップS11)。この領域は、胸筋領域Pa 、脂肪領域Pb および乳腺領域Pc を合わせた領域となる。
境界点抽出手段112aは、胸筋領域Pa の濃度が乳房領域Pbcよりも低く、さらにその境界の濃度勾配が周囲と比較して高くなる傾向があることから、濃度勾配ベクトルの強度を利用してエッジ画像P′を作成する(ステップS12)。このエッジ画像P′では、胸筋領域Pa と乳房領域Pbcの境界線が濃度の低い(白い)陰影として示される。境界点抽出手段112aは、さらに、被写体領域抽出手段111により抽出された被写体領域Pabc と、上記エッジ画像P′の情報を利用して、胸筋領域Pa と乳房領域Pbcの境界線上の境界点を抽出する(ステップS13)。以下、図5に示すエッジ画像P′の模式図を利用して境界点の抽出方法について説明する。なお、実際のエッジ画像P′においては、各エッジ(胸筋領域Pa と乳房領域Pbcとの境界線PLや、乳房領域Pbcと背景領域Pd の境界線)は濃度の低い(白い)陰影で示されているが、この模式図においては簡単のため黒い線で示す。
まず、作成されたエッジ画像P′中の被写体領域内の右方領域(乳房上部領域)に縦方向の方向性を有する3本の走査ラインL1,L2,L3を設定する。この際、最も右側の第1走査ラインL1を画像右端から200pixelの位置に設定し、さらに、300pixel間隔で第2走査ラインL2、第3走査ラインL3をそれぞれ設定する。なお、本実施形態における各画像データは、10bit、10pixel/mmのものであるとする。
次に、抽出された被写体領域Pabc の範囲を表す情報に基づいて、図5に示すように各走査ラインL1,L2,L3上の被写体領域内20〜80%の範囲を求め、この範囲内において各走査ラインL1,L2,L3上で方向性エッジ検索を行う。方向性エッジ検索とは、上から下に向けて走査する場合、濃度立下りのエッジのみを検索することを意味し、そして、この方向性エッジ検索によって、所定の閾値を満たす(所定の閾値よりも立下りが大きい)エッジ点が見つかったときに、そのエッジ点を境界点として抽出する(図5の×印)。なお、所定の閾値を満たすエッジ点が見つからなかったときには、その走査ライン上に境界点は存在しないものとする。つまり、3本の走査ラインL1,L2,L3を走査した結果、0〜3個の境界点が抽出される。
境界点抽出手段112aにおいて境界点が抽出されると、胸筋ライン抽出手段112bは抽出された境界点の数と位置情報を入力し、胸筋ラインを抽出する(ステップS14)。ここで、抽出された境界点が3個のときには3個の境界点を通る2次曲線を引いて胸筋ラインとし、抽出された境界点が2個のときには2個の境界点を通る1次直線を引いて胸筋ラインとする。また、抽出された境界点が1個のときには、画像中の乳房の最上点から垂線を下ろして垂線上の最下点(画像の下端位置の点)を求め、この点と、抽出された1個の境界点とを通る1次直線をひいて胸筋ラインとする(図6参照)。なお、抽出された境界点が0個の場合には、胸筋ラインが存在していないものとする。
胸筋ライン抽出手段112bにおいて胸筋ラインが抽出されると、サンプリング領域設定手段113がマンモグラムP中の胸筋末端領域をサンプリング領域Sとして設定する(ステップS15)。図7は、マンモグラムP上にサンプリング領域が設定された状態を示した図である。マンモグラムは、通常、マンモグラフィガイドラインに沿って撮影されるため、画像上での乳房の配置がほぼ決められており、したがって、予め決められた場所をサンプリング領域として設定することができる。上記ガイドラインに沿って撮影された右乳房側面のマンモグラムの場合は、胸筋末端領域は画像の右下部に位置する。そこで、画像上の右下部の所定の座標位置において所定のサイズ・形状の枠をもって特定される領域をサンプリング領域Sとして設定することができる。なお、このように予め決められた場所をサンプリング領域として設定するのではなく、胸筋末端領域をその都度検索して設定するようにしてもよい。例えば、抽出した胸筋ライン上で、画像の端部から所定の距離に位置する場所を、サンプリング領域として設定するようにしてもよい。
サンプリング領域設定手段113によりサンプリング領域Sが設定されると、ヒストグラム作成手段114が、サンプリング領域Sに対応する画素の濃度値のヒストグラムHs を作成する(ステップS16)。図8は、作成されるヒストグラムHs の一例を示した図である。胸筋末端領域上に設定されたサンプリング領域Sには、胸筋領域Pa の一部である胸筋部分と、脂肪領域Pb の一部である脂肪部分とが含まれることになるが、胸筋部分と脂肪部分とではその濃度値が異なるため、作成されたヒストグラムHs には、胸筋を表す分布の山Ha と脂肪を表す分布の山Hb とが表れることになる。マンモグラムでは、上述のように、通常、胸筋は濃度値が低く、脂肪は濃度値が高く現れるので、濃度値の低い方の山が胸筋部分に対応し、濃度値の高い方の山が脂肪部分に対応すると判断することができる。
ヒストグラム作成手段114によりヒストグラムHs が作成されると、閾値算出手段115は、マンモグラムP中の乳腺領域Pc と脂肪領域Pb とを分離する濃度値の閾値Thを、上記式(1)に従って算出して決定する(ステップS17)。この式(1)は、本出願人による実験結果に基づいて導かれたものであり、閾値Thを、胸筋領域Pa と脂肪領域Pb との境の濃度と胸筋領域Pa の平均濃度との間における、所定の濃度に設定することを意味している。ここで、濃度値p1は、ヒストグラムHs 上の胸筋を表す分布の山Ha と脂肪を表す分布の山Hb との間付近で、最も頻度が低い濃度値を採用する。また、平均濃度値p2は、ヒストグラムHs 上の、胸筋を表す分布Ha 、すなわち濃度値p1から低濃度側の領域における分布に寄与する濃度値に対して平均を算出することにより求める。なお、濃度値p1は、上記2つの分布の山Ha,Hbを近似した2つの曲線の交点の位置に対応する濃度値を採用するようにしてもよい。
閾値算出手段115により閾値Thが決定されると、抽出手段116は、被写体領域Pabc から胸筋領域Pa を除いた乳房領域Pbcにおいて、濃度値が閾値Thを下回る領域を乳腺領域Pc として抽出する(ステップS18)。
乳腺領域抽出手段116により乳腺領域Pc が抽出されると、指標値算出手段120が、乳房領域Pbcに対して乳腺領域Pc が占める割合を指標値Rとして算出し(ステップS19)、画像分類手段130が、この割合の大きさに応じて、マンモグラムPを、例えば、下記のような4タイプに分類し、マンモグラムPの種別Tを得る(ステップS1A)。なお、上記割合は、(乳腺領域Pc の面積(画素数))/(乳房領域Pbcの面積(画素数)として算出することができる。
1) R≧0.7: 高濃度
2) 0.7>R≧0.5: 不均一高濃度
3) 0.5>R≧0.2: 乳腺散在
4) 0.2>R : 脂肪性
ちなみに、これらの各タイプは、マンモグラフィガイドラインにて以下のように規定されている。
1)高濃度:乳腺実質内に脂肪の混在はほとんどなく、病変検出率は低い。
2)不均一高濃度:乳腺実質内に脂肪が混在し、不均一な濃度を呈する。病変が正常乳腺に隠される危険性がある。
3)乳腺散在:脂肪に置き換えられた乳房内に乳腺実質が散在している。病変の検出は比較的容易である。
4)脂肪性:乳房はほぼ完全に脂肪に置き換えられている。病変が撮影範囲に入っていれば、病変の検出は容易である。
ここでの“濃度”とは、画像上での黒化度を表すものではなく、乳房内の乳腺の量を示すものである。
なお、マンモグラムP中の被写体領域Pabc における胸筋領域Pa の割合が個々の画像においてほぼ一定であるような場合には、指標値Rは、被写体領域Pabc に対しての乳腺領域Pc の占める割合としてもよい。
また、マンモグラムの分類は、上記割合だけでなく、乳腺領域Pc の輪郭形状にも基づいて分類するようにしてもよい。
画像分類手段130によりマンモグラムPが分類され、その種別Tが得られると、出力手段140は、マンモグラムPの種別Tを、CRT等の画面に、マンモグラムPとともに表示する(ステップS1B)。図9は、このようにして、マンモグラムPとその種別Tが表示された画面の一例として、指標値R=0.4であって、種別Tが「乳腺散在」である場合の例を示した図である。
このような乳房画像分類結果出力装置100によれば、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像を、当該乳房画像中の乳腺領域の大きさに応じて複数の種別に分類し、分類された種別を可視化して出力するので、乳房画像を読影する医師等の読影者は、出力された乳房画像の種別から、その乳房画像についての、乳腺の量に応じた異常陰影検出の難易度を客観的に把握した上で読影することができ、異常陰影の検出精度を高めることができる。すなわち、乳腺の状態に関する情報を考慮していないために抑えられていた異常陰影の検出能の向上を図ることができる。
(実施形態2)
次に、本発明における乳腺分布マップ出力装置の実施の形態である第2実施形態について説明する。
図10は、本発明における乳腺分布マップ出力装置の一実施形態である、乳腺分布マップ出力装置200を示す図である。乳腺分布マップ出力装置200は、乳房画像Pを表す画像データPに基づいて、乳房画像P中の乳腺を表す乳腺領域Pc を抽出して、乳腺領域Pc の位置情報Lc を得る乳腺領域抽出手段210と、位置情報Lc に基づいて、乳腺領域Pc の分布を示す乳腺分布マップMを作成するマップ作成手段220と、作成された乳腺分布マップMを可視化して出力する出力手段230とを備えている。なお、乳房画像Pは、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像とする。
乳腺領域抽出手段210は、さらに、画像データPに基づいて、乳房画像Pにおいて乳房を表す被写体領域Pabc を抽出する被写体領域抽出手段211と、画像データPに基づいて、乳房画像Pにおいて胸筋を表す胸筋領域Pa を抽出する胸筋領域抽出手段212と、乳房画像Pにおいて、略胸筋と脂肪とを含む胸筋の末端を表す胸筋末端領域をサンプリング領域Sとして設定するサンプリング領域設定手段213と、画像データPに基づいて、サンプリング領域Sにおける濃度のヒストグラムHs を作成するヒストグラム作成手段214と、乳房画像P中の乳腺を表す乳腺領域Pc と脂肪を表す脂肪領域Pb とを分離する濃度の閾値Thを、ヒストグラムHs 上の胸筋を表す分布Ha と脂肪を表す分布Hb との境界に相当する濃度p1と、胸筋を表す分布Ha における平均濃度p2とを用いた上記式(1)に従って算出する閾値算出手段215と、閾値Thに基づいて、被写体領域Pabc から胸筋領域Pa を除いた乳房領域Pbcにおいて、乳腺領域Pc を抽出する抽出手段216とを備えている。
胸筋領域抽出手段212は、さらに、画像データPに基づいて、乳房画像P中の胸筋領域と乳房領域との境界線上の境界点を1個以上抽出する境界点抽出手段212aと、抽出された境界点の個数に応じた所定の手法により胸筋ラインを抽出する胸筋ライン抽出手段212bとを備えている。
なお、本実施形態では、乳房画像Pとして、右乳房の側面を表すマンモグラムを用いることとし、また、式(1)は、これまでの実験結果に基づいて最も適した条件として、係数a=0.4とする。このマンモグラムでは、胸筋や乳腺が比較的白く(濃度値が低く)、脂肪が比較的黒く(濃度値が高く)表現されるものとする。また、出力手段230は、マップ作成手段220により作成されたマンモグラムPの乳腺分布マップMを、マンモグラムPと互いに対応する位置を重ねて、CRT等の画面に表示するものとする。
次に、上記のように構成された乳腺分布マップ出力装置200の作用について説明する。図11は、乳腺分布マップ出力装置200の処理フローを示す図である。なお、ステップS21〜S28までは、上記第1実施形態におけるステップS11〜S18までと同様の処理なので、詳細な説明を省略し、概略だけを述べることにする。
デジタル画像が取得可能なCRシステムや、デジタル画像が保存されているデータベース等から、図3に示すような、胸筋領域Pa 、脂肪領域Pb 、乳腺領域Pc および背景領域Pd からなるマンモグラムPを表す画像データPが、乳腺分布マップ出力装置200に入力されると、被写体領域抽出手段211は、被写体領域Pabc を抽出する(ステップS21)。
境界点抽出手段212aは、マンモグラムPのエッジ画像P′を作成し(ステップS22)、さらに、被写体領域抽出手段211により抽出された被写体領域Pabc と、上記エッジ画像P′の情報を利用して、胸筋領域Pa と乳房領域Pbcの境界線上の境界点を抽出する(ステップS23)。
境界点抽出手段212aにおいて境界点が抽出されると、胸筋ライン抽出手段212bは抽出された境界点の数と位置情報を入力し、胸筋ラインを抽出する(ステップS24)。
胸筋ライン抽出手段212bにおいて胸筋ラインが抽出されると、サンプリング領域設定手段213がマンモグラムP中の胸筋末端領域をサンプリング領域Sとして設定する(ステップS25)。
サンプリング領域設定手段213によりサンプリング領域Sが設定されると、ヒストグラム作成手段214が、サンプリング領域Sに対応する画素の濃度値のヒストグラムHs を作成する(ステップS26)。
ヒストグラム作成手段214によりヒストグラムHs が作成されると、閾値算出手段215は、マンモグラムP中の乳腺領域Pc と脂肪領域Pb とを分離する濃度値の閾値Thを、上記式(1)に従って算出して決定する(ステップS27)。
閾値算出手段215により閾値Thが決定されると、抽出手段216は、被写体領域Pabc から胸筋領域Pa を除いた乳房領域Pbcにおいて、濃度値が閾値Thを下回る領域を乳腺領域Pc として抽出し、乳腺領域Pc の位置情報Lc を得る(ステップS28)。
抽出手段216により乳腺領域Pc が抽出されると、マップ作成手段220が、乳腺領域Pc の位置情報Lc に基づいて、乳腺領域Pc の分布を示す乳腺分布マップMを作成する(ステップS29)。乳腺分布マップMとしては、例えば、乳腺領域Pc の輪郭を白い線画像で表したものや、乳腺領域Pc とそれ以外の領域を色分けしたもの、乳腺領域Pc 内の平均濃度をさらに算出して、乳腺領域Pc をその平均濃度で置き換えたものなどを考えることができる。
マップ作成手段220によりマンモグラムPの乳腺分布マップMが作成されると、出力手段230が、マンモグラムPと乳腺分布マップMとを重ねて、CRT等の画面に表示する(ステップS2A)。なお、表示の形態は、重ねて表示するだけでなく、マンモグラムPと乳腺分布マップMとを同一画面上に並べて表示するようにしてもよいし、マンモグラムPと乳腺分布マップMとを画面上で切り替えて表示するようにしてもよい。
図12は、このようにして表示される画面の一例として、乳腺領域Pc の輪郭を白い線画像で表した乳腺分布マップMを、マンモグラムPと重ねて表示した場合の例を示すものであるが、簡単のため、上記マップMを黒い太線で示している。なお、この図では、画像全体における各領域が認識しやすいように、被写体領域Pabc の輪郭と胸筋ラインPL を強調して表している。
このような乳腺分布マップ出力装置200によれば、乳房画像を表す画像データに基づいて、当該乳房画像中の乳腺領域を示す乳腺分布マップを作成し、当該乳腺分布マップを可視化して出力するので、乳房画像を読影する医師等の読影者は、出力された乳腺分布マップから、注意すべき領域や局所的な検出の難易度を客観的に把握した上で読影することができ、異常陰影の検出精度を高めることができる。すなわち、乳腺の状態に関する情報を考慮していないために抑えられていた異常陰影の検出能の向上を図ることができる。
なお、第1実施形態におけるマンモグラムPの分類された種別Tと、第2実施形態におけるマンモグラムPの乳腺分布マップMとをともに求め、マンモグラムPとともに種別Tおよび乳腺分布マップMを同一画面上に表示し、これらの情報を集約して見ることができるようにしてもよい。
なお、コンピュータを、上記実施形態の乳房画像分類結果出力装置や乳腺分布マップ出力装置における各手段として機能させるためのプログラムを作成し、このプログラムを、コンピュータが読取り可能な記録媒体に記録して供給するようにしてもよいし、コンピュータが接続可能なサーバに保存しておき、ダウンロードにより供給するようにしてもよい。このようにすれば、汎用のコンピュータを上記の各装置として動作させ、同様の効果を得ることができる。
本発明における乳房画像分類結果出力装置の一実施形態を示す図 乳房画像分類結果出力装置の処理フローを示す図 マンモグラムPを模式的に表した図 マンモグラムPにおける濃度値のヒストグラムを表す図 エッジ画像中において境界点を抽出する方法を説明する図 抽出された境界点が1個のときに抽出される胸筋ラインを示す図 マンモグラムP上にサンプリング領域が設定された状態を示した図 サンプリング領域における濃度値のヒストグラムHs の一例を示した図 マンモグラムPとその種別Tが表示された画面の一例を示す図 本発明における乳腺分布マップ出力装置の一実施形態を示す図 乳腺分布マップ出力装置の処理フローを示す図 マンモグラムPとその乳腺分布マップMが重ねて表示された画面の一例を示す図
符号の説明
100 乳房画像分類結果出力装置
110 乳腺領域抽出手段
111 被写体領域抽出手段
112 胸筋領域抽出手段
112a 境界点抽出手段
112b 胸筋ライン抽出手段
113 サンプリング領域設定手段
114 ヒストグラム作成手段
115 閾値算出手段
116 抽出手段
120 指標値算出手段
130 画像分類手段
140 出力手段
200 乳腺分布マップ出力装置
210 乳腺領域抽出手段
211 被写体領域抽出手段
212 胸筋領域抽出手段
212a 境界点抽出手段
212b 胸筋ライン抽出手段
213 サンプリング領域設定手段
214 ヒストグラム作成手段
215 閾値算出手段
216 抽出手段
220 マップ作成手段
230 出力手段

Claims (15)

  1. 乳房画像を表す画像データに基づいて、該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出し、
    抽出された前記乳腺領域の大きさを表す指標値を算出し、
    算出された前記指標値に基づいて、前記乳房画像を前記乳腺領域の大きさに応じた複数の種別に分類し、
    分類された前記乳房画像の種別を可視化して出力することを特徴とする乳房画像分類結果出力方法。
  2. 乳房画像を表す画像データに基づいて、該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出して該乳腺領域の位置情報を得、
    得られた前記位置情報に基づいて前記乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップを作成し、
    作成された前記乳腺分布マップを可視化して出力することを特徴とする乳腺分布マップ出力方法。
  3. 乳房画像を表す画像データに基づいて、該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出する乳腺領域抽出手段と、
    該乳腺領域抽出手段により抽出された乳腺領域の大きさを表す指標値を算出する指標値算出手段と、
    該指標値算出手段により算出された指標値に基づいて、前記乳房画像を前記乳腺領域の大きさに応じた複数の種別に分類する画像分類手段と、
    該画像分類手段により分類された前記乳房画像の種別を可視化して出力する出力手段とを備えたことを特徴とする乳房画像分類結果出力装置。
  4. 前記出力手段が、前記分類された乳房画像の種別を該乳房画像とともに出力するものであることを特徴とする請求項3記載の乳房画像分類結果出力装置。
  5. 前記乳房画像が、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像であり、
    前記乳腺領域抽出手段が、
    前記画像データに基づいて、前記乳房画像において乳房を表す被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、
    前記画像データに基づいて、前記乳房画像において胸筋を表す胸筋領域を抽出する胸筋領域抽出手段と、
    前記乳房画像において、略胸筋と脂肪とからなる領域をサンプリング領域として設定するサンプリング領域設定手段と、
    前記サンプリング領域における濃度の分布に基づいて、前記サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分との境界に相当する濃度p1と、前記胸筋部分の平均濃度p2とを求め、
    前記乳房画像中の前記乳腺領域と脂肪を表す脂肪領域とを分離する濃度の閾値を、前記求められたp1およびp2を用いた次式:
    濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5)
    に従って算出する閾値算出手段と、
    前記濃度の閾値に基づいて、前記被写体領域から前記胸筋領域を除いた乳房領域において、前記乳腺領域を抽出する抽出手段とを備えたものであり、
    前記指標値算出手段が、前記被写体領域または前記乳房領域に対して前記乳腺領域が占める割合を、前記指標値として算出するものであることを特徴とする請求項3または4記載の乳房画像分類結果出力装置。
  6. 前記略胸筋と脂肪とからなる領域が、胸筋の末端を表す胸筋末端領域であることを特徴とする請求項5記載の乳房画像分類結果出力装置。
  7. 前記閾値算出手段が、前記サンプリング領域における濃度のヒストグラムに基づいて、前記p1およびp2を求めるものであることを特徴とする請求項5または6記載の乳房画像分類結果出力装置。
  8. 乳房画像を表す画像データに基づいて、該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出して、該乳腺領域の位置情報を得る乳腺領域抽出手段と、
    該乳腺領域抽出手段により得られた位置情報に基づいて、前記乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップを作成するマップ作成手段と、
    該マップ作成手段により作成された乳腺分布マップを可視化して出力する出力手段とを備えたことを特徴とする乳腺分布マップ出力装置。
  9. 前記出力手段が、前記作成された乳腺分布マップを前記乳房画像とともに出力するものであることを特徴とする請求項8記載の乳腺分布マップ出力装置。
  10. 前記出力手段が、前記作成された乳腺分布マップと前記乳房画像とを重ねて出力するものであることを特徴とする請求項9記載の乳腺分布マップ出力装置。
  11. 前記乳房画が、乳腺、脂肪および胸筋からなる乳房の側面画像であり、
    前記乳腺領域抽出手段が、
    前記画像データに基づいて、前記乳房画像において乳房を表す被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、
    前記画像データに基づいて、前記乳房画像において胸筋を表す胸筋領域を抽出する胸筋領域抽出手段と、
    前記乳房画像において、略胸筋と脂肪とからなる領域をサンプリング領域として設定するサンプリング領域設定手段と、
    前記サンプリング領域における濃度の分布に基づいて、前記サンプリング領域中の胸筋部分と脂肪部分との境界に相当する濃度p1と、前記胸筋部分の平均濃度p2とを求め、
    前記乳房画像中の前記乳腺領域と脂肪を表す脂肪領域とを分離する濃度の閾値を、前記求められたp1およびp2を用いた次式:
    濃度の閾値=a×p1+(1−a)×p2 (0.2≦a≦0.5)
    に従って算出する閾値算出手段と、
    前記濃度の閾値に基づいて、前記被写体領域から前記胸筋領域を除いた乳房領域において、前記乳腺領域を抽出する抽出手段とを備えたものであることを特徴とする請求項8、9または10記載の乳腺分布マップ出力装置。
  12. 前記略胸筋と脂肪とからなる領域が、胸筋の末端を表す胸筋末端領域であることを特徴とする請求項11記載の乳腺分布マップ出力装置。
  13. 前記閾値算出手段が、前記サンプリング領域における濃度のヒストグラムに基づいて、前記p1およびp2を求めるものであることを特徴とする請求項11または12記載の乳腺分布マップ出力装置。
  14. コンピュータを、
    乳房画像を表す画像データに基づいて、該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出する乳腺領域抽出手段と、
    該乳腺領域抽出手段により抽出された乳腺領域の大きさを表す指標値を算出する指標値算出手段と、
    該指標値算出手段により算出された指標値に基づいて、前記乳房画像を前記乳腺領域の大きさに応じた複数の種別に分類する画像分類手段と、
    該画像分類手段により分類された前記乳房画像の種別を可視化して出力する出力手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、
    乳房画像を表す画像データに基づいて、該乳房画像中の乳腺を表す乳腺領域を抽出して該乳腺領域の位置情報を得る乳腺領域抽出手段と、
    該乳腺領域抽出手段により得られた位置情報に基づいて、前記乳腺領域の分布を示す乳腺分布マップを作成するマップ作成手段と、
    該マップ作成手段により作成された乳腺分布マップを可視化して出力する出力手段として機能させるためのプログラム。
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