JP2005065799A - シャワー装置 - Google Patents

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Mikiko Toda
美紀子 戸田
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Abstract

【課題】 ノズルの位置を良好に後付けで延長させて、車椅子に乗った人でも良好にシャワー水を浴びることのできるシャワー装置を提供する。
【解決手段】 1個所以上の噴水口10,10を有するシャワー装置のアーム5に、噴水口10,10の何れかに取り替え可能に後付けできる延長水路部材15を備えて構成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、浴室内に設置されるシャワー装置に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、内部に内蔵されているノズルを引き出すことによって、ノズルを延長させることができる構成のシャワー装置が存在する。
特開2002−272630号公報
従来構造のシャワー装置では、内蔵されているノズルを使用するものであるため、ノズルの延長には限界があり、使用者の体格の差や、車椅子使用者などに対応して、ノズルの長さを調節することはできないものであった。
また、ノズルを延長させるために水圧を利用しているため、低水圧では作動せず、また、ポンプで水圧を発生させるものであるため、電源が必要であるという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、後付けで、ノズルの長さを調節することができ、任意の場所に付け替えて電源なしで使用できるシャワー装置を提供せんとするものであり、請求項1は、1個所以上の噴水口を有するシャワー装置において、前記噴水口に取り替え可能に後付けできる延長水路部材を備えたことである。
また、請求項2は、前記延長水路部材に、噴水口を少なくとも1つ以上付けられるように構成したことである。
また、請求項3は、前記シャワー装置は、回動自在なアームを備え、該アームに前記延長水路部材を後付けできるように構成したことである。
本発明のシャワー装置は、噴水口に取り替え可能に後付けできる延長水路部材を備えたことにより、シャワー装置の噴水口の何れかに、後付けで延長水路部材を取り付け、水路を延長させて使用することができ、体格の大きい人とか、車椅子でシャワーを使用する場合等において、良好にシャワーを浴びることができるものとなる。
また、延長水路部材に、噴水口を少なくとも1つ以上付けられるように構成したことにより、延長水路部材の噴水口から、肩とか背中等に良好にシャワー水を噴出させて使用できるものとなる。
また、回動自在なアームに延長水路部材を後付けできるように構成したことにより、回動自在なアームに更に延長水路部材を後付けして、背中等の好みの場所にシャワー水を噴出させて良好にシャワー装置を使用することができ、アームの自由度が大となり、障害者や車椅子使用者などにおいても、身体の後側に快適にシャワーを浴びることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、シャワー装置の一例を示す斜視構成図であり、このシャワー装置1は、浴室の壁面に設置されるものであり、水栓機能部2の前面には、温度調節ハンドル,開閉ハンドル,切替ハンドル等のハンドル3が設けられており、水栓機能部2の左右両端側から上方へ延びて、左回動アーム4と、右回動アーム5が設けられており、この左右の回動アーム4,5は、それぞれ上下方向に回動させることができるものである。
また、水栓機能部2の左右両端側から下方へ向かって、固定アーム6,7が設けられており、この固定アーム6,7は壁面に固定されたものである。
上方の回動アーム4,5及び下方の固定アーム6,7には、複数の噴水口10,10,10が設けられており、それぞれの噴水口10からシャワー水を噴出させることができるものである。
なお、回動アーム4,5間には鏡8が設置され、また、固定アーム6,7間には洗面台9が設けられている。
このようなシャワー装置1には、例えば図2に示すような延長水路部材15が、取り替え可能に後付けできるように備えられている。
図2の延長水路部材15は、延長部15aの一端側に、L字状に曲げてL部15bが形成され、L部15bの先端には、接続管部16が形成されたものである。また、延長部15aには、本例では2個の噴水口10,10が設けられている。
図2に示した延長水路部材15は、例えば図3の概略図で示すように、前記シャワー装置1の例えば右回動アーム5の先端側の噴水口10に後付けして、右回動アーム5をこの延長水路部材15により延長させることができるものである。
なお、図4には、例えば右回動アーム5に設けられた噴水口10の断面拡大構成図を示しており、また、図5では、噴水口10の構成部材の分解斜視図を示している。
右回動アーム5に一体形成されたボス部11の外周には、雄ネジ11aが形成されており、また、ボス部11の内側には、球状の球状内周面11bが形成されている。この球状内周面11bには、ノズル12の球部12aが回動可能に嵌まり込むものであり、ノズル12に対し、外側よりOリング13を介在させてキャップ14が嵌め込まれ、キャップ14の内側に形成された雌ネジ14aをボス部11の雄ネジ11aに締め付けて、ノズル12が首振り可能に取り付けられている。このノズル12を取り外すことにより、前記延長水路部材15を取り替えて後付けできるものである。
即ち、図6の分解斜視図で示すように、噴水口10のノズル12を取り外し、代わりに、球リング部材17を介在させて延長水路部材15の接続管部16を、ボス部11に取り付けるのである。
図6に示すように、延長水路部材15の接続管部16の外周には、雄ネジ16aを形成させておき、球リング部材17の内周には、雌ネジ17aを形成させておく。
なお、球リング部材17の外周は、ボス部11の球状内周面11b内に回動可能に嵌まり込む形状に形成されている。
図6のような状態に配置させて、延長水路部材15の接続管部16を、キャップ14及びOリング13内を通して、接続管部16の雄ネジ16aを球リング部材17の雌ネジ17aに螺合させて、接続管部16に球リング部材17を連結させる。この状態で、球リング部材17をボス部11の球状内周面11b内に嵌め込んで、さらにその状態で、キャップ14をボス部11に締め付けることにより、良好に右回動アーム5に延長水路部材15を後付けできるものである。
なお、この延長水路部材15は、右回動アーム5に限らず、左回動アーム4の何れかの噴水口にも取り替え可能に後付けできるものである。
なお、延長水路部材15は、背中側まで回るような湾曲形状のもの、半円弧状のもの、L字状,棒状等、形状の異なるものを複数用意しておけば、何れかの形状のものを選択して噴水口10に後付けできるものである。
例えば、図7では、左回動アーム4及び右回動アーム5のそれぞれの先端端側の噴水口10に、ノズル12と取り替えて、棒状の延長水路部材15を後付けし、この延長水路部材15に設けられている噴水口10から、車椅子に乗った人の肩に向けてシャワー水を噴出させて使用している使用状態である。
また、図8では、湾曲状の形状をなす延長水路部材15を後付けして、車椅子に乗った状態で背中にシャワー水を噴出させて使用している状態である。
また、図9では、半円弧状の形状をなす延長水路部材15を後付けして、車椅子に乗った人の後頭部にシャワー水を噴出させている状態である。
また、図10では、右回動アーム5の水栓機能部2に近い位置の噴水口10に、棒状の延長水路部材15を後付けして、車椅子に乗った人の足に向かってシャワー水を噴出させている状態である。
また、図11のような形状の延長水路部材15を取り付けた場合には、車椅子に乗った人の腕の外側に良好にシャワー水を噴出させて使用できるものである。
回動アームを備えたシャワー装置の斜視構成図である。 延長水路部材の一例を示す斜視構成図である。 回動アームに延長水路部材を後付けした状態の概略斜視構成図である。 噴水口を構成するノズルの取付状態の断面拡大構成図である。 噴水口の構成部材の分解斜視図である。 ノズルに代えて、噴水口に延長水路部材を取り替えて後付けする場合の構成部材の分解斜視構成図である。 延長水路部材を後付けして、車椅子に乗った人の肩にシャワー水を噴出させている使用状態図である。 さらに異なる形状の延長水路部材を後付けして、背中にシャワー水を噴出させている使用状態図である。 さらに異なる形状の延長水路部材を後付けして、後頭部にシャワー水を噴出させている使用状態図である。 さらに異なる形状の延長水路部材を後付けして、足周辺にシャワー水を噴出させている使用状態図である。 さらに異なる形状の延長水路部材を後付けして、両腕にシャワー水を噴出させている使用状態図である。
符号の説明
1 シャワー装置
2 水栓機能部
3 ハンドル
4 左回動アーム
5 右回動アーム
6,7 固定アーム
10 噴水口
11 ボス部
11a 雄ネジ
11b 球状内周面
12 ノズル
12a 球部
13 Oリング
14 キャップ
14a 雌ネジ
15 延長水路部材
15a 延長部
15b L部
16 接続管部
16a 雄ネジ
17 球リング部材
17a 雌ネジ

Claims (3)

  1. 1個所以上の噴水口を有するシャワー装置において、前記噴水口に取り替え可能に後付けできる延長水路部材を備えたことを特徴とするシャワー装置。
  2. 前記延長水路部材に、噴水口を少なくとも1つ以上付けられるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。
  3. 前記シャワー装置は、回動自在なアームを備え、該アームに前記延長水路部材を後付けできるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャワー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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