JP2005065797A - 蒸煮冷却機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 真空冷却後、処理槽内から食材を取り出すまで、食材の品温が上昇してしまうことを防止する蒸煮冷却機の提供。
【解決手段】 食材を収容する処理槽2、減圧手段4〜8,11,12、給蒸手段13〜15、圧力センサ3、給水手段17〜20、排蒸手段24〜27、制御手段28を備える。給蒸手段は、処理槽内へ蒸気を供給する。圧力センサは、処理槽内の圧力を測定する。排蒸手段は、処理槽から空気又は蒸気を外部へ導出する。制御手段は、処理槽内へ蒸気供給して食材を蒸煮した後、処理槽内を減圧して食材を真空冷却する。その後、減圧手段の作動と停止を繰り返すか、又は処理槽内へ空気導入しつつ減圧手段を作動させることで、処理槽内の圧力又は温度を一定に維持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食材を加熱すると共に冷却する蒸煮冷却機に関するものである。
蒸煮冷却機は、食材を処理槽内に収容し、蒸気を供給することで蒸し煮(蒸煮)して調理すると共に、加熱後には処理槽内を減圧することで冷却できる装置である。従来の蒸煮冷却機の場合、設定温度まで減圧して冷却した後、外気を導入して処理槽内を大気圧まで復圧させていた。
特開平9−266856号公報
従来の蒸煮冷却機のように、真空冷却後にその減圧状態を解除してしまうと、処理槽内に食材を放置したままの場合、食材には処理槽壁からの輻射伝熱と対流伝熱とが与えられ、その品温が上昇してしまうという不都合があった。
本発明の蒸煮冷却機は、(A)食材が収容される処理槽と、(B)この処理槽内へ蒸気供給して食材を加熱する給蒸手段と、(C)処理槽内を減圧して食材を冷却する減圧手段と、(D)処理槽内を所定圧力まで減圧後、処理槽内を大気圧まで復圧せずに維持する品温上昇防止手段とを備えることを特徴とする。この品温上昇防止手段は、好ましくは処理槽内から食材の取り出しまで作動される。
また本発明は、好ましくは上記構成に加えて、前記品温上昇防止手段は、減圧手段の作動と停止を繰り返すか、又は処理槽内へ空気導入しつつ減圧手段を作動させることで、処理槽内の圧力又は温度を一定に維持するものであることを特徴とする蒸煮冷却機である。
また、本発明の蒸煮冷却機は、(A)食材を収容する処理槽と、(B)処理槽内を減圧する減圧手段と、(C)処理槽内へ蒸気を供給する給蒸手段と、(D)処理槽内の圧力又は温度を測定するセンサと、(E)処理槽から空気又は蒸気を外部へ導出する排蒸手段と、(F)給蒸手段により処理槽内へ蒸気供給して処理槽内の空気を排蒸手段を介して排除する工程、空気排除された処理槽内へ給蒸手段により蒸気供給して食材を加熱する工程、減圧手段により処理槽内を減圧して食材を冷却する工程、少なくとも減圧手段を操作して前記冷却後の状態を維持する工程、を実行するよう各手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の蒸煮冷却機によれば、蒸煮加熱して真空冷却後、処理槽内から食材を取り出すまで、真空冷却後の食材品温を上昇させずに保持することができる。
本発明の蒸煮冷却機は、処理槽内に食材を収容した状態で、蒸し煮による加熱を行った後、減圧して冷却可能である。このように、加熱後に真空冷却を行うことで、食材は設定温度まで冷却される。従前は、その状態で処理槽の減圧状態を解除していたが、減圧解除状態で食材を処理槽内に放置すると、処理槽壁からの輻射伝熱と対流伝熱を得て、食材の品温は上昇してしまう。
そこで、本発明の蒸煮冷却機では、真空冷却後にドアを開けない場合は、その減圧状態を解除せずに、処理槽内を減圧状態のまま維持する。処理槽内を減圧下で放置することにより、空気の対流伝熱が抑制され、品温の上昇を防止することができる。但し、その状態でも、処理槽壁からの輻射伝熱は残るので、品温の上昇を招くものである。そこで、本発明では更に、品温がある一定温度まで上昇すると、又は一定時間ごとに、処理槽内を減圧させる構成とする。或いは、処理槽内へ僅かに空気を導入しつつ減圧させる構成とする。これにより、食材の品温を設定温度に維持しておくことができる。このような品温維持の操作は、好ましくは食材の取り出しまで連続して行う。これにより、蒸煮冷却後の食材品温を上昇させずに保持することができる。この品温維持の操作は、タイマーにより所定時間に制限することもできる。
具体的には、本発明の蒸煮冷却機は、処理槽に、減圧手段、給蒸手段、センサ、給水手段、排蒸手段、及び制御手段などが備えられてなる。
処理槽は、食材を収容して必要により密閉可能な容器である。処理槽には、加熱調理したい食材を入れるための棚や容器などを直接的に設けてもよいが、処理槽にワゴンを出し入れ可能とし、そのワゴンを介して処理槽に食材を出し入れ可能とするのがよい。減圧手段は、処理槽内を減圧する真空ポンプ及び/又はエゼクタなどからなる。給蒸手段は、処理槽内へボイラからの蒸気を供給する。センサは、処理槽内の圧力又は温度を測定する。給水手段は、減圧下の処理槽内に水分を供給することでその気化熱により処理槽内の冷却を促す手段である。排蒸手段は、処理槽から空気又は蒸気を外部へ導出する。これら各手段は、制御手段により制御され、典型的には予熱及び空気排除工程、蒸煮工程、真空冷却工程がなされた後、食材の取出しまで品温一定制御がなされる。
予熱及び空気排除工程は、給蒸手段により処理槽内へ蒸気供給して、処理槽内の空気を排蒸手段を介して排除すると共に、食材を予熱する工程である。そしてその後、減圧手段による減圧後に給蒸手段による蒸気供給する工程や、給蒸手段による蒸気供給後に排蒸手段による空気排除する工程をそれぞれ所望回数行ってもよい。
また、蒸煮工程は、空気排除された処理槽内へ給蒸手段により蒸気供給して、食材を加熱する工程である。そして真空冷却工程は、減圧手段により処理槽内を減圧して食材を冷却する工程である。
そして、真空冷却工程後に行われる品温一定制御工程では、少なくとも減圧手段を操作して真空冷却後の状態を維持する。例えば、設定温度まで冷却後、一定時間ごとに減圧手段の駆動と停止を繰り返したり、処理槽内の圧力又は温度がある一定範囲に収まるように減圧手段の駆動と停止を繰り返したりする。また、空気導入しながら減圧することで、設定圧力下に維持してもよい。その後、食材を処理槽から取り出そうとする際には、処理槽内を大気圧に復圧すればよい。
なお、蒸煮工程などにおいて処理槽内へ供給される蒸気は、一次ボイラからの蒸気を利用して、純水又は軟水を蒸気変換した二次ボイラからのクリーン蒸気とするのが衛生的でよい。
以下、本発明の蒸煮冷却機について、実施例に基づき更に詳細に説明する。なお、本発明の蒸煮冷却機は、下記実施例の構成に限定されるものではなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。
図1は、本発明の蒸煮冷却機の一実施例を示す概略構造図である。
この図に示すように、本発明の蒸煮冷却機は、容器1などに入れられた食材を収容する処理槽2と、処理槽2内を減圧する減圧手段(4〜8,11,12)と、処理槽2内へ蒸気を供給する給蒸手段(13〜15)と、処理槽2内へ水分を供給する給水手段(17〜20)と、処理槽2内へ外気を導入して復圧するための真空解除手段(22,23)、処理槽2内から空気や蒸気を外部へ導出する排蒸手段(24〜27)と、処理槽2内の圧力又は温度を測定するセンサ3とを主要部として備える。センサ3としては、本実施例では圧力センサが使用される。
本実施例の処理槽2は、ボックス状の処理槽本体2aにドア2bが開閉可能に設けられてなり、耐圧性を有する構造とされている。ドア2bは、開き戸、引き戸、又は上下方向に可動するシャッター式のいずれでも採用可能である。
減圧手段としては、真空ポンプ、蒸気エゼクタ(ejector)、又は水エゼクタなどを用いることができる。これらは、複数種類のものを組み合わせて用いることもできる。本実施例では、蒸気エゼクタ4と真空ポンプ5と熱交換器6とを組み合わせて減圧手段を構成している。この場合、蒸気エゼクタ4は、処理槽2に吸入口4cが接続されており、その蒸気エゼクタ4の出口4bには、熱交換器6と逆止弁7を介して真空ポンプ5が接続されている。従って、真空ポンプ5を駆動させつつ蒸気エゼクタ4の入口4aから出口4bへ向けて蒸気を噴射させ、熱交換器6による冷却、凝縮作用を行わせることで、吸入口4cが接続された処理槽2内の空気を吸い出して排出し、処理槽2内を減圧することができる。
そのために、蒸気エゼクタ4の入口4aには、エゼクタ給蒸弁8を介して、一次ボイラ9を熱源とする二次ボイラ10からの蒸気が供給可能とされる。また、蒸気エゼクタ4の出口4bには、熱交換器6と逆止弁7を介して、水封式真空ポンプ5が接続される。この真空ポンプ5には、封水給水弁11を介して水が供給され、真空ポンプ5からの排水は、排水口へ排出される。また、熱交換器6にも、熱交給水弁12を介して冷却用の水が供給され、排水口へ排水される。なお、真空ポンプ5へ給水用の封水給水弁11は、真空ポンプ5に連動して開かれる。
給蒸手段は、処理槽2内へ二次ボイラ(リボイラ)10からの蒸気を供給(給蒸)する手段である。具体的には、給蒸手段は、二次ボイラ10からの蒸気を処理槽2内のノズル13へ導く給蒸ライン14を含み、この給蒸ライン14には蒸気圧調整手段が設けられている。本実施例の蒸気圧調整手段は、処理槽給蒸弁(比例制御弁)15からなり、二次ボイラ10からの蒸気の流量を調整可能である。これにより、処理槽2内の圧力、すなわち蒸気温度を調整することができる。
ところで、一次ボイラ9による蒸気には、管内のサビや防錆剤が混入するおそれが残る。ところが、処理槽2内へ供給された蒸気は、直接に食材に接触するものである。従って、処理槽2内には、よりクリーンな蒸気を供給するのが望ましい。そこで、本実施例では、一次ボイラ9からの蒸気を熱源として、ステンレス熱交換器16により純水や軟水を加熱して、安全でクリーンな蒸気を利用可能としている。すなわち、二次ボイラ(リボイラ)10を用いて、処理槽2内へクリーン蒸気を供給するのである。
具体的には、図1に示すように、一次ボイラ9からの蒸気の熱を利用して、二次ボイラ10にて純水又は軟水を蒸気変換してクリーン蒸気とし、そのクリーン蒸気を処理槽2へ供給するのである。さらに、本実施例では、蒸気エゼクタ4の入口4aへ供給される蒸気も、二次ボイラ10からの蒸気を利用している。つまり、二次ボイラ10からの蒸気は、蒸気エゼクタ4の入口4aへの給蒸と、給蒸手段による処理槽2への給蒸の双方に利用可能である。その切換えは、エゼクタ給蒸弁8や処理槽給蒸弁15の開閉にて行うことができる。なお、一次ボイラ9だけを用いて、そのボイラ9の蒸気をエゼクタ4や処理槽2への供給に利用可能である。或いは、処理槽2へはクリーン蒸気を供給し、エゼクタ4へは一次ボイラ9の蒸気を供給するようにしてもよい。
本実施例の給水手段は、真空冷却工程後において、給水タンク17からの水を処理槽2内へドア2bへ向けて噴霧する手段である。本実施例の給水手段は、図1に示すように、給水タンク17からの水が、冷却弁(電磁弁)18と逆止弁19を介して、処理槽2内の噴霧ノズル20から導出可能に構成されている。減圧手段にて処理槽2内を減圧状態にしておけば、冷却弁18を開くだけで給水タンク17からの水は、差圧により噴霧ノズル20から処理槽2内のドア2bへ向けて噴霧される。減圧下で処理槽2内に水を噴霧することで、水の気化を伴い、処理槽2内の温度を低下させることが可能となる。特に、ドア2bが効果的に冷却され、ドア2bを開けた時のドア2bに触れて火傷することが防止される。なお、噴霧された水が食材に当たらないように、後述するワゴン21には遮蔽板21a,21bが設けられている。
真空解除手段は、処理槽2内の真空状態を破壊可能に、処理槽2内へ外気を導入する手段である。本実施例では、処理槽2は、外気導入弁22とフィルター23を介して、外気に連通可能とされている。従って、外気導入弁22を開くと、処理槽2内は大気圧下に開放され、フィルター23を介して処理槽2内に外気を導入して、処理槽2内を復圧可能である。外気導入弁22の開き具合によって、処理槽2内を徐々に昇圧することもできる。
排蒸手段は、処理槽2内から空気又は蒸気を外部へ導出する手段である。具体的には、処理槽2内からの空気又は蒸気を、処理槽外(排蒸口)へ導く排蒸ライン24からなる。また本実施例では、処理槽2の上部から、排蒸弁(電磁弁)25と逆止弁26を介して排蒸口へ排出可能とされる一方、処理槽2の下部からも排蒸弁27を介して排蒸口へ排出可能とされている。
また、蒸煮冷却機には、減圧手段、給蒸手段、給水手段、真空解除手段、及び排蒸手段などを制御する制御器(制御手段)28が備えられており、この制御器28はセンサ3からの検出信号などに基づいて、前記各手段を制御する。具体的には本実施例では、圧力センサ3、真空ポンプ5、エゼクタ給蒸弁8、封水給水弁11、熱交給水弁12、処理槽給蒸弁15、冷却弁18、外気導入弁22、排蒸弁25,27などは、制御器28に接続されており、その制御器28にて後述する運転(空気排除工程、蒸煮工程、真空冷却工程など)が可能とされる。
制御器28は、処理槽2内の圧力(温度)を一定に維持するための品温上昇防止手段を備える。本実施例の品温上昇防止手段は、図2に示すように、減圧手段の作動と停止を繰り返す手段であり、詳細は後述する。
ところで、本実施例の蒸煮冷却機では、図1に示すように、処理槽2にワゴン21を介して食材を出し入れする構成としており、処理槽2に対する食材の出し入れを容易にしている。
本実施例のワゴン21は、図1に示すように、直方体形状に枠材が組み立てられ、上下に複数段の棚板21cが配置されている。各棚板21cはメッシュ状であり、食材が入れられた容器1が載置される。この容器1は、多数の穴が形成されたメッシュ状とされている。また、本実施例のワゴン21には、噴霧ノズル20からの水が、食材にかからないように遮蔽板21a,21bが設けられている。例えば、処理槽2の上部に、下方へ向けて(ややドア2b側へ向けて)噴霧ノズル20を設けた場合には、処理槽2へのワゴン21の収容状態において、ドア2b側の面と上面とに遮蔽板21a,21bを設ける。さらに、ワゴン21の下部には、キャスター21dが設けられており、移動が可能とされている。なお、遮蔽板21a,21bをワゴン21に設ける代わりに、処理槽2側に設けてもよい。
上述した蒸煮冷却機は、例えば野菜などの食材や食品などを、処理槽2内へ収容して加熱調理するのに使用される。典型的な運転は、予熱及び空気排除工程、蒸煮工程、真空冷却工程が順次に行われ、その後、品温一定制御工程が行われる。
予熱及び空気排除工程では、排蒸弁25,27を開いたまま処理槽給蒸弁15を開いて、処理槽2内に蒸気を供給し、所定時間経過後に処理槽給蒸弁15を閉じることで、処理槽2内の空気を排蒸ライン24を介して処理槽2外へ排出する(第一排除工程)。なお、これに加えて、減圧手段による減圧後に減圧下で給蒸手段による給蒸を行い、その後、復圧することができる(第二排除工程)。
蒸煮工程では、排蒸弁25,27を開いたまま処理槽給蒸弁15を開いて、処理槽2内へ蒸気を供給することで、処理槽2内に収容した食材を加熱調理する。例えば処理槽2内を所望温度で所望時間だけ保持した後、処理槽給蒸弁15を閉じて本工程を終了する。
真空冷却工程では、外気導入弁22、排蒸弁25,27を閉じ、減圧手段を用いて処理槽2内を減圧して、食材を冷却する。つまり、エゼクタ給蒸弁8、封水給水弁11及び熱交給水弁12を開いて、蒸気エゼクタ4及び真空ポンプ5を駆動することで、処理槽2内を減圧する。
真空冷却後には、その状態を維持する品温一定制御工程が行われ、保冷された食材の取り出しは、外気導入弁22を開いて処理槽2内を大気圧にして行われる。
図2は、真空冷却後の品温一定制御工程において、処理槽2から食材を取り出すまでの品温及び処理槽内圧力の変化と、減圧手段の状態を示す図である。この図に示すように、減圧手段を駆動して真空冷却すると、処理槽2内に収容した食材の品温は低下する(真空冷却工程)。そして、品温一定制御工程では、その品温を一定に保つように、本実施例では減圧手段の駆動と停止を繰り返し、処理槽2内から食材を取り出そうとする際には、外気導入弁22を開いて処理槽2内を復圧している。
品温一定制御工程における減圧手段の制御は、一定時間ごとに減圧手段を駆動又は停止する動作を繰り返してもよいし、或いは処理槽2内の圧力(又は温度)をセンサ3で計測して、所定の上限圧力(又は温度)まで上昇した場合に、減圧手段を駆動して所定の下限圧力(又は温度)まで減圧して放置し、再び前記上限圧力まで達したら前記下限圧力まで減圧するという動作を繰り返してもよい。或いは、真空解除手段22を作動させて処理槽2内へ空気導入しながら、連続的に減圧手段を駆動させることで、処理槽内圧力を所定圧力に保持するようにしてもよい。このような品温一定制御は、制御器28の品温上昇防止手段により、減圧手段(及び真空解除手段)を制御することでなされる。
なお、前記品温一定制御工程において、その開始と共に、ドア2bの冷却のために前記給水手段を作動させて、処理槽2内、特にドア2bを冷却するようにしてもよい。このドア2b冷却のための前記給水手段の作動は、前記品温一定制御のためには必ずしも必要としない。
本発明の蒸煮冷却機の一実施例を示す概略構造図である。 図1の蒸煮冷却機の真空冷却工程および品温一定制御工程における品温と、処理槽内圧力と、減圧手段の状態を示す図である。
符号の説明
2 処理槽
3 センサ
4,5,6 減圧手段
14 給蒸手段
17,18 給水手段
24 排蒸手段
28 制御手段

Claims (3)

  1. 食材が収容される処理槽と、
    この処理槽内へ蒸気供給して食材を加熱する給蒸手段と、
    処理槽内を減圧して食材を冷却する減圧手段と、
    処理槽内を所定圧力まで減圧後、処理槽内を大気圧まで復圧せずに維持する品温上昇防止手段と
    を備えることを特徴とする蒸煮冷却機。
  2. 前記品温上昇防止手段は、減圧手段の作動と停止を繰り返すか、又は処理槽内へ空気導入しつつ減圧手段を作動させることで、処理槽内の圧力又は温度を一定に維持するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸煮冷却機。
  3. 食材を収容する処理槽と、
    処理槽内を減圧する減圧手段と、
    処理槽内へ蒸気を供給する給蒸手段と、
    処理槽内の圧力又は温度を測定するセンサと、
    処理槽から空気又は蒸気を外部へ導出する排蒸手段と、
    給蒸手段により処理槽内へ蒸気供給して処理槽内の空気を排蒸手段を介して排除する工程、空気排除された処理槽内へ給蒸手段により蒸気供給して食材を加熱する工程、減圧手段により処理槽内を減圧して食材を冷却する工程、少なくとも減圧手段を操作して前記冷却後の状態を維持する工程、を実行するよう各手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする蒸煮冷却機。
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