JP2005065787A - 腰痛防止用椅子 - Google Patents
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Abstract
要約書
【課題】 椅子から立ち上がるときの腰への負担を軽減できるようにした腰痛防止用椅子を提供する。
【解決手段】 座部1と、座部1を支持する脚部2a、2b、2c、2dと、背もたれ部3とから腰痛防止用椅子100を構成する。座部1に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5を設ける。人が腰痛防止用椅子100に座ると、両脚が、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5に入る。このため、腰痛防止用椅子100に座るときに、人間の両脚が自然に揃うようになる。このような脚を閉じた姿勢で椅子から立ち上がると、腰への負担が軽減され、腰痛の発生が防止できる。
【選択図】 図1
【課題】 椅子から立ち上がるときの腰への負担を軽減できるようにした腰痛防止用椅子を提供する。
【解決手段】 座部1と、座部1を支持する脚部2a、2b、2c、2dと、背もたれ部3とから腰痛防止用椅子100を構成する。座部1に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5を設ける。人が腰痛防止用椅子100に座ると、両脚が、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5に入る。このため、腰痛防止用椅子100に座るときに、人間の両脚が自然に揃うようになる。このような脚を閉じた姿勢で椅子から立ち上がると、腰への負担が軽減され、腰痛の発生が防止できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特に、腰に負担をかけることなく椅子から立ち上がることができるようにした腰痛防止用椅子に関する。
長時間、椅子に座っていると、腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすことがある。そこで、腰に負担をかけることがないように、椅子の背もたれの部分に工夫を施した椅子が提案されている。たとえば、特許文献1には、椅子の背もたれの腰の当たる部分に、人体の腰椎を支持する目的の凸形状を取り付けるようにしたものが提案されている。このような部材を椅子の背もたれに取り付けると、背筋がまっすぐに伸び、長時間椅子に座っていても、腰への負担がかからなくなる。
特開2003−79477号公報
しかしながら、腰痛は、椅子に座っているときよりも、むしろ、椅子から立ち上がるときに発生することが多い。すなわち、不用意に椅子から立ち上がるときに、腰に負担がかかり、腰に激痛が走るというような経験を持つ者は多い。特許文献1に示されているように、椅子の背もたれに工夫を施して腰痛を軽減するようにした従来の椅子は、長時間、椅子に座っている間の腰への負担は軽減できるが、椅子から立ち上がるときの腰への負担は軽減できない。
本発明は、上述の従来の課題を鑑み、特に、椅子から立ち上がるときの腰への負担を軽減できるようにした腰痛防止用椅子を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の腰痛防止用椅子は、座部と、前記座部を支持する脚部と、背もたれ部とからなる椅子において、前記座部に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部を設けるようにしたことを特徴とする。
好ましくは、前記座部の両側に、補助把手を設けるようにしている。また、好ましくは、前記座部を回動自在に支持するようにしている。また、好ましくは、切込み部の2辺は直交することを特徴とする。
本発明によれば、座部と、前記座部を支持する脚部と、背もたれ部とからなる椅子において、前記座部に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部を設けるようにしている。このため、人が椅子に座ると、両脚が、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部に入る。このため、両脚が自然に揃うようになり、椅子から立ち上がるときに、腰への負担が軽減され、腰痛の発生が防げる。
また、本発明では、前記座部の両側に、補助把手を設けるようにしている。この補助把手は椅子から立ち上がるときに補助となり、腰への負担が軽減できる。
また、本発明では、前記座部を回動自在に支持するようにしている。このように、座部が回動自在となっているので、腰を回して体の向きを変える必要がなく、座部を回転させることで、椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりするときにも、不自由にならない。
第1の実施形態.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の椅子を示すものである。図1において、本発明が適用された腰痛防止用椅子100は、椅子に座る人の臀部が位置する座部1と、座部1を支持する4本の脚部2a、2b、2c、2dと、椅子に座る人の背部が位置する背もたれ部3とから構成される。座部1、脚部2a、2b、2c、2d、背もたれ部3は、たとえば、木材やスチール等から加工される。座部1や、背もたれ部3の表面には、ウレタン材などを使用して、クッションを設けるようにしてもよい。座部1には、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5が設けられる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の椅子を示すものである。図1において、本発明が適用された腰痛防止用椅子100は、椅子に座る人の臀部が位置する座部1と、座部1を支持する4本の脚部2a、2b、2c、2dと、椅子に座る人の背部が位置する背もたれ部3とから構成される。座部1、脚部2a、2b、2c、2d、背もたれ部3は、たとえば、木材やスチール等から加工される。座部1や、背もたれ部3の表面には、ウレタン材などを使用して、クッションを設けるようにしてもよい。座部1には、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5が設けられる。
このように、本発明の第1の実施形態では、座部1に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5が設けられる。このため、両脚が自然に揃うような姿勢で椅子に座ることになる。このような脚を閉じた姿勢で椅子から立ち上がると、腰への負担が軽減され、腰痛の発生が防止できる。
すなわち、椅子から立ち上がるときの腰の負担を減らすには、両脚を揃えて立ち上がることが重要である。脚を開いたまま椅子から立ち上がると、腰をひねったり、片脚に無理な荷重がかかり、腰に負担がかかったりすることがある。両脚を揃えて椅子から立ち上がるようにすれば、椅子から立ち上がるときに腰をひねることがなく、また、両脚に平等に荷重がかかり、腰への負担が軽減する。
本発明の第1の実施形態では、座部1に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部5が設けられる。このため、人が腰痛防止用椅子100に座ると、図2(A)および図2(B)に示すように、両脚11aおよび11bが切込み部5に入る。切込み部5は、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状になっている。このため、両脚11aおよび11bが切込み部5に入ると、切込み部5の側壁に沿って、両脚11aおよび11bは自然に揃うようになる。このため、椅子から立ち上がるときに、両脚11a、11bが揃った状態で立ち上がることができるので、腰への負担が軽減され、腰痛の発生が防げる。また、椅子に座っているときに両脚が自然に揃うようになり、特に女性の場合には、美しい座り方が自然に行えるようになる。
なお、上述の例では、切込み部5の形状を三角形としている。最良の状態では、この切込み部5の2辺は直交しており、直角三角形となっている。すなわち、最良の状態では、切込み部5の2辺は90度である。また、切込み部5の形状は、図3(A)に示すように、台形の形状としてもよい。また、図3(B)に示すように、切込み部5を丸みを持った形状としてもよい。切込み部5は、両脚が入り、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状であれば、どのような形状であってもよい。
さらに、図4に示すように、切込み部5の幅Tを広くすることが望ましい。すなわち、切込み部5の幅Tが狭いと、切込み部5が脚に当たり、脚が痛くなる。切込み部5の幅Tを広くすることにより、脚との接触面積が大きくなり、長く椅子に座っていても、切込み部5により脚が押されて、脚が痛くなることが防止できる。また、切込み部5に、ウレタン等の保護部材を設けるようにしてもよい。
第2の実施形態.
図5は、本発明の第2の実施形態を示すものである。この実施形態では、座部1の両側面に、補助把手6a、6bが取り付けられる。この補助把手6a、6bに掴まると、人間が腰痛防止用椅子104から立ち上がるときに、腰への負担が軽減できる。すなわち、腰痛防止用椅子104に座っている人は、補助把手6a、6bを握って、椅子から立ち上がるようにすると、腕の力が補助となり、椅子から楽に立ち上がることができる。このため、椅子から立ち上がるときの腰への負担が軽減できる。勿論、補助把手6a、6bは、腰痛防止用椅子104に座っているときには、肘掛けとして利用することができる。
第3の実施形態.
図6は、本発明の第3の実施形態を示すものである。この実施形態では、座部1が回動自在となっている。すなわち、図6に分解斜視図で示すように、ベース部材7に脚部2a、2b、2c、2dが取り付けられる。このベース部材7の中心に回転軸8が設けられる。座部1の底面に軸受部材9が設けられ、この軸受部材9が回転軸8に回動自在に嵌合される。
第2の実施形態.
図5は、本発明の第2の実施形態を示すものである。この実施形態では、座部1の両側面に、補助把手6a、6bが取り付けられる。この補助把手6a、6bに掴まると、人間が腰痛防止用椅子104から立ち上がるときに、腰への負担が軽減できる。すなわち、腰痛防止用椅子104に座っている人は、補助把手6a、6bを握って、椅子から立ち上がるようにすると、腕の力が補助となり、椅子から楽に立ち上がることができる。このため、椅子から立ち上がるときの腰への負担が軽減できる。勿論、補助把手6a、6bは、腰痛防止用椅子104に座っているときには、肘掛けとして利用することができる。
第3の実施形態.
図6は、本発明の第3の実施形態を示すものである。この実施形態では、座部1が回動自在となっている。すなわち、図6に分解斜視図で示すように、ベース部材7に脚部2a、2b、2c、2dが取り付けられる。このベース部材7の中心に回転軸8が設けられる。座部1の底面に軸受部材9が設けられ、この軸受部材9が回転軸8に回動自在に嵌合される。
本発明が適用された腰痛防止用椅子105では、切込み部5により脚の位置が規制されるため、座部1の上で腰を回して、体の向きを変えることが困難である。このため、椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりするときに不自由な場合がある。そこで、この実施形態では、座部1が回動自在となっている。この実施形態では、座部1が回動自在となっているので、腰を回して体の向きを変える必要がなく、座部1を回転させることで、容易に椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりすることができる。また、座部1が回動自在となっていると、椅子に座っているときも、自由に体の方向を変えられ、また、立ち上がるときに無理に腰を回して、腰をひねることがなくなる。従って、本実施の形態によれば、椅子から立ち上がるときに、両脚が揃ったまま体の方向を変えることができ、椅子から立ち上がるときの腰痛の発生を防止できる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態を適宜、組み合わせてもよい。本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1:座部、
2a、2b、2c、2d:脚部、
3:背もたれ部、
5:切込み部、
6a、6b:補助把手、
7:ベース部材、
8:回転軸、
9:軸受部材、
101〜105:腰痛防止用椅子
2a、2b、2c、2d:脚部、
3:背もたれ部、
5:切込み部、
6a、6b:補助把手、
7:ベース部材、
8:回転軸、
9:軸受部材、
101〜105:腰痛防止用椅子
Claims (4)
- 座部と、前記座部を支持する脚部と、背もたれ部とからなる椅子において、
前記座部に、その前縁から中央部に向かって狭くなるような形状の切込み部を設けるようにしたことを特徴とする腰痛防止用椅子。 - 前記座部の両側に、補助把手を設けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の腰痛防止用椅子。
- 前記座部を回動自在に支持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の腰痛防止用椅子。
- 前記切込み部の2辺は直交することを特徴とする請求項1に記載の腰痛防止用椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003296691A JP3515995B1 (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 腰痛防止用椅子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020065924A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-30 | 学校法人玉川学園 | 座部、及び椅子 |
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JP3081550U (ja) | 2001-05-02 | 2001-11-09 | 株式会社 睦三商会 | 入浴用椅子 |
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2003
- 2003-08-20 JP JP2003296691A patent/JP3515995B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020065924A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-30 | 学校法人玉川学園 | 座部、及び椅子 |
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