JP2005065489A - 逆方向ステープルシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 互いに積み重ねられるべき複数の部材のための逆方向ステープルシステムの提供。
【解決手段】 このシステムは、積み重ねられるべき各部材に設けた上向きに延びるステープル、ステープル・アクセスホールおよびステープル・クリアランス開口を含む。各部材の上向きに延びるステープルは、次の部材にあるステープル・アクセスホールを貫いて突出し、次の部材上に折れ曲がったステープルを形成する。さらに、折れ曲がったステープルは、次の次の部材のステープル・クリアランス開口に入る。
【選択図】 図1

Description

本開示は、電気機械に関する。より詳しくは、本開示は、逆方向ステープルシステム及び電気機械の積層板を互いに固着する方法に関する。
本出願は、2001年8月11日に出願された米国出願通し番号第09/682269号の一部継続出願であり、2001年8月13日に出願された米国出願通し番号第09/682277号の一部継続出願である。それぞれの米国特許出願の内容は参考資料としてここに援用する。
電動機、発電機、交流発電機、始動発電機などの電気機械は、代表的には、複数の積み重ねられた積層板で形成したステータコアおよび/またはロータコアを有する。積み重ねられた積層板は、普通、溶接、クリーティングまたは慣用の相互錠止によって軸線方向寸法に沿って相互に保持される。
溶接法およびクリーティング法は、積層板をプレスし、積み重ねた後に行われるので、製造プロセスにかかるコスト、時間を増大させる。
慣用の相互錠止の場合、積層板の片面にくぼみを形成し、積層板の反対面から突起が突出するように各積層板を打ち抜き加工する。代表的には、突起は積層板から下向きに突出する。次いで、最初の積層板の下向きの突起が次の積層板のくぼみに入り、締り嵌めを形成するようにこれらの積層板を積み重ねる。したがって、慣用の相互錠止された積層板は、プレス・積み重ね作業中に形成することができ、他の方法よりもコストがかからない。
しかしながら、慣用の相互錠止された積層板は「スポンジ状」のコアを形成し、引き続く製作作業中にバラバラに壊れる可能性があり、これが積重体の高さを制限していた。さらに、慣用の相互錠止された積層板は、パンチ加工時に極度の精度および公差を必要とする。これは、製作プロセスのコストおよび複雑さを増大させる可能性がある。たとえば、連続する積層板間の相互錠止用突起、くぼみの位置は、必要な締り嵌めを確保するために極めて正確でなければならない。さらに、パンチ、ダイ間の公差は、必要な締り嵌めを確保するために非常に精密なパンチ対ダイ・クリアランスを必要とする(たとえば、慣用の相互錠止では、約0.0002インチのクリアランスを必要とする)。さらに、相互錠止用突起/くぼみの位置、数が電気機械に渦電流を引き起こす可能性があり、これは電気機械の効率を低下させる。
したがって、電気機械の積層板を打ち抜き加工し、これらの積層板を相互に固着する方法およびそれによって形成される製品についての、慣用方法の前述の欠点、欠陥の1つまたはそれ以上を排除するという要望が存続している。さらに、打ち抜き加工プロセス時に積層板を組み立てる際にしっかり固着された積重体を形成するための、積層板を打ち抜き加工して固着する方法についての要望も依然として存続している。
互いに積み重ねられるべき複数の部材のための逆方向ステープルシステムが提供される。このシステムは、積み重ねられるべき各部材に設けた上向きに延びるステープル、ステープル・アクセスホールおよびステープル・クリアランス開口を含む。各部材の上向きに延びるステープルは、次の部材のステープル・アクセスホールを貫いて延び、この部材の上に折れ曲がったステープルを形成する。さらに、折れ曲がったステープルは、次の次の部材のステープル・クリアランス開口内に入る。
電気機械のための積層板が提供される。積層板は、ステープル・アクセスホールおよびステープル・クリアランス開口を有する。積層板は、ステープル・アクセスホールが先に置いた積層板の第1のステープルを受け入れ、そして、ステープル・クリアランス開口が先に置いた積層板上に折り曲げられた第2ステープルを受け入れるように先に置いた積層板に積み重ねることができる。積層板のいくつかの実施例においては、第3のステープルが積層板から突出している。
電気機械のためのコアも提供される。コアは、第1の積層板、第2の積層板および第3の積層板を含む。第1の積層板は第1のステープルを有し、第2の積層板は第2のステープルと第2のホールを有し、そして、第3の積層板は第3のホールと第3の開口を有する。第2の積層板は、第1のステープルが第2のホールを貫いて位置し、第2の積層板上に折り曲げられて第1、第2の積層板を互いに固着するように第1の積層板に積み重ねられる。第3の積層板は、第2のステープルが第3のホールを貫いて位置し、第3の積層板上に折り曲げられて第2、第3の積層板を相互に固着するように、そして、第2の積層板上に折り曲げられた第1のステープルが第3の開口に入るように第2の積層板に積み重ねられる。
電気機械のコアを形成する方法も提供される。この方法は、第1の位置に第1のステープルを有し、第2の位置に第2の開口を有し、第3の位置に第3のホールを有するように素材から第1の積層板を打ち抜き加工する工程と、第1の位置に第1のホールを有し、第2の位置に第2のステープルを有し、第3の位置に第3の開口を有するように素材から第2の積層板を打ち抜き加工する工程と、第1の位置に第1の開口を有し、第2の位置に第2のホールを有し、第3の位置に第3のステープルを有するように素材から第3の積層板を打ち抜き加工する工程とを含む。
本発明の上記および他の特徴および利点は、当業者であれば、以下の詳細な説明、図面および添付の特許請求の範囲から理解して貰えよう。
図1は、代表的な電気機械の展開斜視図である。
図2は、本開示による逆方向ステープルシステムの実施例によって相互に固着されたステータコアの実施例の部分側面図である。
図3〜6は、図2に示す第1、第2、第3、第4の積層板を有する実施例の頂面図である。
図7は、図2に示す逆方向ステープルシステムを形成する代表的な方法の概略側部図である。
図8は、図7の8−8線に沿った図である。
図面、特に図1を参照して、ここには参照符号10によって全体的に電気機械が示してある。この電気機械10は、電動機、発電機、交流発電機、始動発電機、電動発電機その他であってよい。説明を明瞭にするために、電気機械10の種々の構成要素が図1から省略してあることは了解されたい。
電気機械10は、ロータ14およびステータ16を内部に配置したハウジング12を含むことができる。図示実施例においては、ステータ16はハウジング12内に装着した電気機械10の固定部分である。ロータ14はステータ16内で回転できるように設置された電気機械10の回転部分である。
ステータ16は第1の長手軸線18を構成し、ロータ14は第2の長手軸線20を構成している。ロータ14は、ロータ、ステータの軸線18、20が同一直線上にあり、エアギャップ22がそれらの間に構成されるようにステータ16内に設置される。ギャップ22があるために、ロータ14はステータ内で自由に回転することができ、ロータ、ステータ16が意図せずに互いに接触することはない。代表的な小型低出力電気機械、たとえば、1馬力未満の電気機械では、ギャップ22は約1000分の10インチ(10ミル)であり得る。
ロータ14はロータコア24を含み、ステータ16はステータコア26を含む。これらのコア24、26は、各々、互いに積み重ねられた複数の積層板28で形成されている。
積層板28は、図2〜6に示す逆方向ステープルシステム30によって互いに対して所定位置に固着される。システム30は、一体部材としてロータコア24の積層板28を一緒に固着するのに使用することができ、および/または、一体部材としてステータコア26の積層板28を固着するのに使用できる。説明を明確にするために、システム30はステータコア26と共に図2に例示してある。もちろん、本開示では、システム30が同等にロータコアに使用することも意図している。
さらに、システム30は4枚の積層板28を有するように図2に示してある。もちろん、本開示では、システム30が5枚以上または3枚以下の積層板28を有することを意図しており、最小限2枚の積層板を意図している。
或る実施例では、ステータコア26は、第1の積層板32、第2の積層板34、第3の積層板36および頂部または最終積層板38を有する。図示実施例においては、最終積層板38は、第1の積層板32として例示してある。もちろん、ステータコア26の選定した高さに応じて、最終積層板38が、それぞれ、第1、第2または第3の積層板32、34、36のうちのいずれであってもよいことも意図している。
第1の積層板32は、ステープル40、ステープル・アクセスホール42およびステープル・クリアランス開口44を含む。ステープル40は積層板32から上向きに突出している(すなわち、ステープル40は連続的打ち抜き加工作業中に垂直方向上向きに折り曲げられる)。したがって、ステープル40は、従来の相互錠止用タブの下向き突起と比較して逆の方向を有する。ステープル40は、基準線46から約0度のところで第1の積層板32に位置する。
説明を明確にするために、ステープル40、ホール42および開口44は、すべて、約60度互いからオフセットしている。図示実施例において、ホール42は、基準線46から約300度のところで第1の積層板32に設けてあり、一方、開口44は、基準線から約60度のところで第1の積層板に設けてある。
第2の積層板34は、ステープル48、ステープル・アクセスホール50およびステープル・クリアランス開口52を含む。ステータコア26の組み立て時、第1の積層板の上面が第2の積層板の下面とほぼ全体的に接触するように第2の積層板34を第1の積層板上へ置く、すなわち、積み重ねる。ホール50は、第2の積層板34を第1の積層板32に積み重ねたとき、第1の積層板の直立したステープル40と係合し、受け入れるような寸法で第2の積層板34に設ける。次いで、ステープル40を第2の積層板34上に折り曲げ、第1、第2の積層板を互いに固着する。
図示したように、ホール50は、基準線46から約0度のところで第2の積層板34に
位置する。繰り返して言うと、ステープル48、ホール50および開口52は、すべて、約60度で互いからオフセットさせてある。したがって、ステープル48は、基準線46から約60度のところで第2の積層板34に位置し、一方、開口52は、基準線から約300度のところで第2の積層板に位置する。
第3の積層板36は、ステープル54、ステープル・アクセスホール56およびステープル・クリアランス開口58を含む。ホール56は、第2の積層板34のステープル48と係合し、受け入れるように第3の積層板36に設ける。ステープル48は、第2、第3の積層板を互いに固着するように第3の積層板36上に折り曲げられる。さらに、開口58は、第2の積層板34上へ折り曲げられたステープル40と係合し受け入れるように、第3の積層板36に設ける。したがって、開口58の存在により、積層板34、36を相互に積み重ね、折れ曲がったステープル40からの干渉なしに表面を実質的に互いに接触させることができる。
図示したように、ホール56は基準線46から約60度のところで第3の積層板36に位置し、開口58は基準線から約0度のところに位置し、ステープル54は基準線から約300度のところに位置する。
最終積層板38は、ステータコア26の頂部積層板28を形成するように構成される。こうして、積層板38は、ステープル・アクセスホール42およびステープル・クリアランス開口44を含むが、従来の積層板の逆方向ステープルを欠いている。すなわち、最終積層板38は、それ以降のいかなる積層板にも取り付けられないので、ステープル40、48または54を必要としない。
ホール42は、第3の積層板36のステープル54と係合し、受け入れるように最終積層板38に位置する。ステープル54は、第3および最終の積層板を相互に固着するように最終積層板38上へ折り曲げられる。さらに、開口44は、第3の積層板36上へ折り曲げられたステープル48と係合し、受け入れるように積層板38に位置する。したがって、開口44の存在により、積層板36、38を相互に積み重ね、ステープル48からの干渉なしに表面を実質的に相互に接触させることができる。ここで繰り返すと、最終積層板38は第1の積層板32として示してあり、したがって、最終積層板38のホール42は基準線46から約300度のところに位置し、開口44は基準線から約60度のところに位置する。
積層板毎にステープル、ホールおよび開口の位置を交互に設けることによって、積層板を相互に緊密に固着しても逆方向ステープルシステム30の折り曲げられたステープルによって干渉が生じることはないことがわかった。逆方向ステープルシステム30は、次の積層板にあるホールを通って延びるに充分な高さを備えたステープルを有する。さらに、システム30は、先に置いた積層板の直立したステープルを受け入れるのに充分な寸法を有するホールを含むが、ひとたび折り曲げられたステープルをホールを通して引っ張って積層板を分離させることができないように形状および/または寸法を制限している。さらに、システム30は、先に置いた積層板上へ折り曲げられたステープルを受け入れるのに充分な寸法を有する開口を含む。このようにして、逆方向ステープルシステム30は、積層板を相互に緊密に固着してステータコア26を形成する。
また、頂部積層板においてステープルを排除したことにより、逆方向ステープルシステム30を使用して多数のステータコアを相互に連結することなく積み重ねて形成できることもわかった。
ここで、各積層板に1つのステープル、1つのホールおよび1つの開口を有するものと
してシステム30を例示、説明してあることは了解されたい。さらに、先に例示、説明したシステム30は、約60度で互いにオフセットしたステープル、ホールおよび開口を有する。もちろん、本開示では、逆方向ステープルシステム30が各積層板に1つより多いステープル、ホールおよび開口を有し、および/または、これらの構成要素を60度以上または60度以下で互いからオフセットさせることも意図している。
たとえば、図3〜6に仮想線で示すように、逆方向ステープルシステム30が各積層板に2つのステープル、2つのホールおよび2つの開口を有することも意図している。ここで、2つのステープルは、積層板の円周まわりに等間隔に互いから隔たっている。同様に、2つのホールおよび2つの開口も、それぞれ、積層板の円周まわりに等間隔で隔たっている。もちろん、逆方向ステープルシステム30は、前記の1つより多いステープル、ホールおよび開口が積層板の円周まわりにそれぞれ互いから不等間隔で隔たっていることも意図している。
次に図7、8を参照して、ここには、製造方法の実施例が参照符号60で示してある。説明を明確にするために、この方法60は、逆方向ステープルシステム30を有する電気機械10のステータコア26のみを形成するように例示してある。もちろん、本開示では、ロータコア24の製造および/またはロータコア、ステータコアを同時製造するのに方法60を同等に使用することも意図している。説明を明確にするために、逆方向ステープルシステム30に関係しない積層板28の打ち抜き加工プロセスの局面を方法60では省略していることも了解されたい。
方法60は、素材62から次々と積層板28を打ち抜き加工してステータコア26を形成する。すなわち、方法60は、積層板を打ち抜き加工し、回転させることなくこれらの積層板を積み重ね、逆方向ステープルを折り曲げてステータコア26を形成する。
方法60は、第1方向68において、プレス64とダイ66との間で素材62を割出す。さらに、プレス64および/またはダイ66は、第2の方向70に往復運動して素材62から積層板32、34、36、38を打ち抜き加工するように構成してある。積層板28は、多数のステーション、たとえば、第1ステーション72、第2ステーション74および第3ステーション76で形成される。さらに、ステータコア26は、第4ステーションすなわち積み重ねステーション78で積層板28から形成される。図7では、方法60は、プレス64および/またはダイ66が第2の方向70に往復動した後かつ素材62が第2の方向68で割り出される前の状態で示してある。
或る実施例では、方法60は、それぞれ、第1、第2、第3のステーション72、74、76で、逆方向ステープルシステム30の異なった構成部分(たとえば、ステープル、ホールまたは開口)を打ち抜き加工する。さらに、第1、第2、第3のステーション72、74、76は、各々、基準線46に対して同じ相対位置で構成要素を打ち抜き加工する。
第1ステーション72は、開口44、52、58を形成するように構成してある。したがって、第1ステーション72は、好ましくはプレス64から延びる多数の可動パンチを有するとよい。たとえば、第1ステーション72は、第1のパンチ80、第2のパンチ82および第3のパンチ84を有し得る。
パンチ80、82、84は、一度に1つのパンチのみがプレスから突出するようにプレス64に対する突出位置、引込み位置間で移動する構成となっている。
第1のパンチ80は、それが突出したとき、基準線46から60度の位置のところに開
口44を形成することができる。さらに、第2のパンチ82は、基準線46から300度の位置のところに開口52を形成し、第3のパンチ84は、基準線46上の位置のところに開口58を形成できる。図示実施例においては、第1ステーション72は、第1の積層板32に開口44を形成するように突出した第1のパンチ80を有するものとして示してある。
方法60は、任意適当な手段によってプレス64から選択的にパンチ80、82または84を突出させる。たとえば、パンチ80、82または84は、プレス64にある自動スライド・カム86によって突出させることができる。カム86は、必要に応じて、パンチのうちの1つを突出させるように動くことができる。もちろん、パンチ80、82または84は、他の手段、たとえば、限定するつもりはないが空気圧シリンダまたは液圧シリンダによって作動させてもよい。
第2ステーション74は、ホール42、50および56を形成するように構成してある。したがって、第2ステーション74は、好ましくはプレス64から突出する多数の可動パンチを有するとよい。たとえば、第2ステーション74は、第1ステーション72に関して先に説明したと同様に、第1のパンチ80、第2のパンチ82、第3のパンチ84およびスライド・カム86を有することができる。
第2ステーション74において、第1のパンチ80は、それが突出したとき、基準線46から60度の位置のところにホール56を形成することができる。さらに、第2のパンチ82は、基準線46から300度の位置のところにホール42を形成し、第3のパンチ84は、基準線46上でホール50を形成できる。
図示実施例においては、第2ステーション74は、第3の積層板36にホール56を形成するように突出した第1のパンチ80を有するものとして示してある。ここで、第3の積層板36が先に第1ステーション72にあるときに第3の積層板36に示す開口58が形成されてしまっていることは了解されたい。
方法60は、任意適当な手段によって選択的にプレス64からパンチ80、82または84を突出させる。たとえば、パンチ80、82または84は、プレス64に設けた自動スライド・カム86によって突出させることができる。カム86は、必要に応じて、パンチのうちの1つを突出させるように動くことができる。もちろん、パンチ80、82または84は、他の手段、たとえば、限定するつもりはないが、空気圧シリンダまたは液圧のシリンダによって作動させることができる。
第3ステーション76は、素材62からステープル40、48および54を形成するように構成してある。ステープル40、48、54が逆方向を持つ(すなわち、上向きに突出している)ため、第3ステーション76は、ダイ66から突出することのできる多数の可動ランスを含む。具体的には、第3ステーション76は、第1のランス88、第2のランス90および第3のランス92を含む。ランス88、90、92は、ダイ66に関する突出位置、後退位置間で移動するように構成してある。
それぞれ、第1、第2、第3の積層板32、34、36の形成時に、一度にランス88、90、92のうちの1つだけがダイ66から突出する。たとえば、第1のランス88は、第1のパンチが突出したときに基準線46から60度のところにステープル48を形成することができる。さらに、第2のランス90は、基準線46から300度の位置のところにステープル54を形成することができ、第3のランス92は、基準線46上の位置のところにステープル40を形成することができる。
図示実施例において、第3ステーション76は、第2の積層板34にステープル48を形成するように突出した第1のランス88を有するものとして示してある。ここで、第2の積層板が先に第1、第2ステーション72、74のそれぞれに位置したときに第2の積層板34に図示のホール50および開口52が形成されてしまっていることは了解されたい。
方法60は、ステープルを持たない最終積層板38を形成するように構成すると有利である。具体的には、第3ステーション76は、また、最終積層板38の形成時にダイ66からランス88、90および92のすべてが突出できないように構成する。
方法60は、任意適当な手段によってダイ66から選択的にランス88、90または92を突出させる。たとえば、ランス88、90または92は、ダイ66にある自動スライド・カム94によって突出させることができる。カム94は、必要に応じて、ランスのいずれも突出させないか、または、ランスのうちのいずれか1つを突出させるように動くことができる。もちろん、ランス88、90または92は、他の手段、たとえば、限定するつもりはないが、空気圧または液圧のシリンダによって作動させることができる。
或る実施例においては、方法60は、プレス66の第1ストロークにおいて基準線46に関する第1の位置(たとえば、0度)で、プレスの第2ストロークにおいて基準線に関する第2の位置(たとえば、60度)で、プレスの第3ストロークにおいて基準線に関する第3の位置(たとえば、300度)で素材64にステープル、ホールおよび開口を形成する。
第4ステーションすなわち積み重ねステーション78は、素材62から積層板28を切断し、これらの積層板を積み重ねてステータコア26を形成し、ステープルを折り曲げて積み重なった積層板を相互に固着するように構成してある。第4のステーション78は、積層板28を素材62から切断するブレード96を有するとよい。第4のステーション78が積層板28を切断するにつれて、積層板が次々と積み重ねられてステータコア26を形成する。
さらに、第4ステーション78は、先の積層板からのステープルを新しく挿入した積層板上へ折り曲げて頂部2つの積層板を相互に固着するように構成してある。しかしながら、第4ステーション78は、さらに、新しく挿入された積層板に位置するステープルを折り曲げないようにも構成してある。したがって、第4ステーション78は、プレス64に配置された多数の可動パンチ・インサートを有するとよい。たとえば、第4ステーション78は、第1のインサート98、第2のインサート100および第3のインサート102を有することができる。
インサート98、100および102は、プレス64に関する突出位置、後退位置間で移動して、先の積層板に位置するステープルのみを折り曲げるように位置する(すなわち、突出する)ように構成してある。第1のインサート98は、それが突出したときに基準線46から300度の位置でステープル54を折り曲げることができる。さらに、第2のインサート100は、基準線46から60度の位置でステープル48を折り曲げることができ、第3のインサート102は、基準線からゼロ度の位置でステープル40を折り曲げることができる。図示実施例において、第4ステーション78は、最終積層板38上へ第3の積層板36のステープル54を折り曲げるように突出した第1のインサート98を有するものとして示してある。
方法60は、任意適当な手段によってプレス64からインサート98、100または102を選択的に突出させる。たとえば、インサート98、100または102は、プレス64にある自動スライド・カム104によって突出させることができる。カム104は、必要に応じて、インサートのうちのいずれか1つを突出させるように動かすことができる。もちろん、インサート98、100または102は、他の手段、たとえば、制限するつもりはないが、空気圧シリンダまたは液圧シリンダによって作動させることができる。
図示実施例において、第4の積層板38が、第4ステーション78に設置した状態で示してある。ここで繰り返して言うと、第4の積層板38はステープルを欠いている。したがって、第2の積層板34は、ステープル留めすることなく第4の積層板38上で第4ステーション78へ割り出され得る。このようにして、方法60は、第4ステーション78において多数のステータコア26を互いに積み重ねて形成することができる。
ここで、第2、第3、第4ステーション74、76、78が、それぞれ、別個のスライド・カム86、104を有するように例示してあることは了解されたい。もちろん、本開示では、第2、第3、第4ステーション74、76、78のいずれかまたはすべてが共通のスライド・カムを有することも意図している。
ダイ66は、1つまたはそれ以上の懸架部材106を含むことができる。これらの部材106は、第1方向68においてステーションの中を移動するときにダイ66上方に素材62を支持するように構成してある。さらに、プレス64が方向70に移動するとき部材106がダイ66内に引っ込むように構成してあり、したがって、これらの部材はプレスおよびダイの作用によって素材62を打ち抜き加工するのが可能になる。たとえば、部材106はダイ66からばね押圧してあってもよい。
部材106は、第1方向68へ移動中にダイ66上方に素材62を吊り下げると有利である。ダイ66上方への素材62の吊り下げは、素材、ダイ間の接触面積を減らし、これらの構成要素間の摩擦を減らすことができる。さらに、ダイ66上方への素材62の吊り下げは、素材がダイから突出するランス88、90、92に衝突するのを確実に防ぐことができる。
ここで、「第1」、「第2」、「第3」、「上方」、「下方」などの用語が、さまざまな要素を限定するのに使用できることも了解されたい。これらの限定は、特に説明しない限り、限定した要素に空間的、時系列的、階層的な順序を与えることを意味するものではない。
本発明を1つまたはそれ以上の実施例に関して説明してきたが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができるし、均等物に代えることもできることは理解できよう。さらに、多くの変更修正を行って、開示の範囲から逸脱することなく、開示した教示に或る特定の状況または材料を適用できる。したがって、本発明は、本発明を実施する最良の形態として記載した特定の実施例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含まれるすべての実施例を含むと考える。
代表的な電気機械の展開斜視図である。 本開示による逆方向ステープルシステムの実施例によって相互に固着されたステータコアの実施例の部分側面図である。 図2に示す第1の積層板を有する実施例の頂面図である。 図2に示す第2の積層板を有する実施例の頂面図である。 図2に示す第3の積層板を有する実施例の頂面図である。 図2に示す第4の積層板を有する実施例の頂面図である。 図2に示す逆方向ステープルシステムを形成する代表的な方法の概略側部図である。 図7の8−8線に沿った図である。

Claims (17)

  1. 互いに積み重ねられる複数の部材を含む逆方向ステープルシステムであり、前記複数の部材の各々が、上向きに延びるステープル、ステープル・アクセスホール及びステープル・クリアランス開口を有し、前記複数の部材の各々の前記上向きに延びるステープルが、次の部材の前記ステープル・アクセスホールを貫いて延び、前記次の部材上に折れ曲がったステープルを形成し、前記折れ曲がったステープルの各々が、次の次の部材の前記ステープル・クリアランス開口に入る逆方向ステープルシステム。
  2. 電気機械のための積層板であり、この前記積層板を貫いて設けられたステープル・アクセスホールと、前記積層板を貫いて設けられたステープル・クリアランス開口とを含み、前記積層板が、先に置かれた積層板に積み重ねられたときに、前記ステープル・アクセスホールが前記先に置かれた積層板の第1のステープルを受け入れることができ、そして、前記ステープル・クリアランス開口が前記先に置かれた積層板上へ折り曲げられた第2のステープルを受け入れることができるように構成してある積層板。
  3. 前記積層板から突出する第3のステープルを更に含む、請求項2に記載の積層板。
  4. さらに、1つまたはそれ以上のステープル・アクセスホール、1つまたはそれ以上のステープル・クリアランス開口及び1つまたはそれ以上の第3のステープルを含む、請求項3に記載の積層板。
  5. 前記第3のステープルが前記積層板から上向きに突出している、請求項3に記載の積層板。
  6. 前記積層板がロータコアまたはステータコアに使用するように構成してある、請求項2に記載の積層板。
  7. 第1のステープルを有する第1の積層板、第2のステープル及び第2のホールを有する第2の積層板、及び第3のホール及び第3の開口を有する第3の積層板を有し、前記第2の積層板は、前記第1のステープルが前記第2のホールを貫いて位置し、前記第2の積層板上へ折り曲げられて前記第1、第2の積層板を互いに固着するように前記第1の積層板上に積み重ねられ、前記第3の積層板は、前記第2のステープルが前記第3のホールを貫いて位置し、前記第3の積層板上へ折り曲げられて前記第2及び第3の積層板を互いに固着するように、そして、前記第2の積層板上に折り曲げられた前記第1のステープルが前記第3の開口に入るように前記第2の積層板上に積み重ねられている電気機械のためのコア。
  8. 前記第1のステープル及び前記第2のステープルが、それぞれ、前記第1及び第2の積層板から上方へ突出している、請求項7に記載のコア。
  9. 前記コアがロータコアまたはステータコアである、請求項7に記載のコア。
  10. 前記第3の積層板がさらに第3のステープルを含む、請求項7に記載のコア。
  11. さらに、第4のホール及び第4の開口を有する頂部積層板を含み、この頂部積層板は、前記第3のステープルが前記第4のホールを貫いて位置し、頂部積層板上へ折り曲げられて前記第3及び頂部積層板を互いに固着するように、そして、前記第3の積層板上へ折り曲げられた前記第2のステープルが前記第4の開口に入るように前記第3の積層板に積み重ねられている、請求項10に記載のコア。
  12. 第1の位置に第1のステープルを有し、第2の位置に第2の開口を有し、第3の位置に第3のホールを有するように第1の積層板を打ち抜き加工する工程、
    前記第1の位置に第1のホールを有し、前記第2の位置に第2のステープルを有し、前記第3の位置に第3の開口を有するように第2の積層板を打ち抜き加工する工程、及び
    前記第1の位置に第1の開口を有し、前記第2の位置に第2のホールを有し、前記第3の位置に第3のステープルを有するように第3の積層板を打ち抜き加工する工程
    とを含む、電気機械のコアを形成する方法。
  13. さらに、前記第1のステープルが前記第1のホールを貫いて突出するように前記第1の積層板上に前記第2の積層板を置く工程と、前記第2の積層板上へ前記第1のステープルを折り曲げて第1の折れ曲がったステープルを形成する工程とを含む、請求項12に記載の方法。
  14. さらに、前記第2のステープルが前記第2のホールを貫いて突出し、前記第1の折れ曲がったステープルが前記第1の開口内に入るように前記第2の積層板上に前記第3の積層板を置く工程と、前記第3の積層板上へ前記第2のステープルを折り曲げて第2の折れ曲がったステープルを形成する工程とを含む、請求項13に記載の方法。
  15. さらに、前記打ち抜き加工、積み重ね、折り曲げの諸工程を繰り返して所望のコア高さを達成する、請求項14に記載の方法。
  16. さらに、頂部積層板が前記第2の位置に前記第2の開口を有し、第3の位置に前記第3のホールを有するように頂部積層板を打ち抜き加工する工程と、前記第3のステープルが前記第3のホールを貫いて突出し、前記第2の折れ曲がったステープルが前記第2の開口に入るように前記第3の積層板上へ前記頂部積層板を置く工程と、第3のステープルを前記頂部積層板上へ折り曲げて第3の折れ曲がったステープルを形成する工程とを含む、請求項14に記載の方法。
  17. さらに、前記頂部積層板上に第2コアの新しい第2の積層板を積み重ねる工程を含む、請求項16に記載の方法。
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