JP2005065288A - ワイヤレス通信 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少なくとも1つのマスタから、種々の空間位置に配置されデータをほぼ同時に受信するように構成された1つ以上のスレーブにデータを送信するワイヤレス通信方法およびシステムを提供する。
【解決手段】 本ワイヤレス通信方法およびシステムは、データをある数の部分に分割し、異なる部分に対して異なる送信コンフィギュレーションを用いて、これらの部分の少なくとも一部を送信し、1つ以上のスレーブに、異なる送信コンフィギュレーションの1群がもたらす送信の品質を測定させ、品質測定値を処理して、データの送信に用いる新たな送信コンフィギュレーションを決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤレス通信に関する。
参考資料として添付したコンピュータ・プログラム・リスト
2003年8月5日に作成し、2004年4月20日にIntel HEXフォーマット(ASCII)に変換した6Kバイトを有するPROGRAMMABLELOGICCHIP.POF、2003年8月5日に作成し、2004年4月20日にIntel HEXフォーマット(ASCII)に変換した224Kバイトを有するMASTER.BIN 、および2003年8月5日に作成し、2004年4月20日にIntel HEXフォーマット(ASCII)に変換した262Kバイトを有するSLAVE.BINを参考資料として添付する。その内容は、ここで引用することにより、本願にも援用されるものとする。
ワイヤレス通信は、例えば、セルラフォン(セル式携帯電話)、制御デバイス、および2つ以上のデバイス間におけるデータ信号の交換といった広範囲の用途において利用されている。
用語の定義
・マスタ:ネットワーク上のノードであり、それ自体と1組のスレーブとの間で通信をどのように管理するか制御する。
・スレーブ:マスタと通信するネットワーク上のノード。
・主データ:スレーブの1つ以上に信頼性高く代表的信号を送信する目的で、マスタに提示される情報。
・補助データ:主データよりも信頼性およびレイテンシで劣る可能性が高く、ネットワーク上の別のノードに送信される信号によって表され、マスタまたはスレーブに提示されるデータ。
・管理データ:ネットワークの性能を維持する目的でネットワーク全域にわたって送信される信号によって表されるデータ。
・送信パラメータ:通信システムの性能に影響を及ぼす制御可能な特性(例えば、信号電力、中心周波数、変調方法、位相、アンテナ方向、アンテナ指向性、アンテナ位置、信号偏波(polarization)、タイム・スロット、イコライザ設定、チッピング・シーケンス、およびその他の特性)。
・送信コンフィギュレーション:関連の値を有する1つ以上の送信パラメータ(例えば、信号電力−200mW、中心周波数−2450MHz、変調方法−4FSK)。
・送信品質集計(集約):ネットワーク上のマスタのようなノードが、少なくとも部分的にネットワークにおける他のノードの送信品質推定に基づいて、その送信品質推定を行うためのプロセス。
・優先コンフィギュレーション・リスト:送信のために短期間用いられる、または用いることを意図した、異なる送信コンフィギュレーションのリスト。
・潜在的コンフィギュレーション・リスト:送信のために短期間には用いられない、または用いることを意図しないが、その目的のために今後ある時点で用いられる潜在的な可能性がある送信コンフィギュレーションのリスト。
・パケット:同じ送信コンフィギュレーションを用いて連続的に送信するデータ信号の集合。
・ブロック:誤り訂正デコーダによって独立して一緒に復号化することができるデータ信号群を収容したパケットの集合。ブロックは、種々の送信コンフィギュレーションを用いて送信し、一部に発生するチャネル劣化の影響を平均化することが望ましい。
・フレーム:優先コンフィギュレーション・リストを用いて送信されるブロックおよび管理パケットの集合。
・ストリーム:信号源(FMラジオまたはDCプレーヤからのオーディオ等)からの情報を一緒に表すデータ・ビット信号の連続流。ストリームは、1つよりも多い(左および右のような)チャネルを収容することができる。
本発明は、少なくとも1つのマスタから、種々の空間位置に配置されデータをほぼ同時に受信するように構成された1つ以上のスレーブにデータを送信するワイヤレス通信方法およびシステムを提供する。
第1の態様において、本発明は、少なくとも1つのマスタから種々の空間位置に配置された1つ以上のスレーブにデータ信号を送信するための送信方法を特徴とする。この方法は、主データ信号を複数の部分に分割するステップと、異なる部分に対して異なる送信コンフィギュレーションを用いて、これらの部分の少なくとも一部を送信/受信し、1つ以上のスレーブが品質推定信号を発生するようにするステップと、品質推定信号を処理して、データ信号の送信/受信のために用いる送信パラメータの新しい値を決定するステップとを含む。
本発明のこの実装態様では、以下のことの1つ以上を組み込むことができる。品質推定信号をスレーブからマスタに返送することができ、マスタは処理を行って、新たな送信コンフィギュレーションを決定する。品質推定信号は、平均よりも高い送信品質をもたらす送信コンフィギュレーションを用いて、スレーブからマスタに返送することができる。潜在的コンフィギュレーション・リストに含まれるコンフィギュレーションを用いて、プローブ・データ信号を送信することができる。プローブ・データ信号を予め決定しておき、マスタおよびスレーブ双方に予め知らせておくことができる。送信パラメータは、周波数を含むことができ、異なる値は異なる周波数とすることができる。周波数帯域内には多数の可能な周波数があり得るが、いずれの所与の時点においてもこれらの周波数の一部分(フラクション:fraction)のみを、優先コンフィギュレーション・リスト上に掲示できる。用いる周波数を、全体的に周波数帯域に分散させることができる。データ信号は、オーディオ信号を表すことができる。送信するオーディオ信号は音楽を含むことができる。前述の部分は、下位部分に分割することができ、各下位部分には、循環冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)が付随する。
また、この方法は、データ信号の誤り訂正符号化も含むことができ、送信品質が低いために生じた少なくとも一部の誤りを、主データを失うことなく、訂正することを可能にする。データ信号は、インターリービング(インターリーブ処理)によって、時間および周波数ドメインに拡散することができる。データ信号の複数の異なる部分を誤り訂正符号化することができ、誤り訂正符号化データ信号の異なる部分の少なくとも一部を、異なる送信コンフィギュレーション(インターリーブ)を用いて送信することができ、送信コンフィギュレーションの一部がもたらす低い送信品質のために物理レイヤの誤りが生じた場合、この誤りを(デインターリービング(インターリーブ解除)によって)非局在化(unlocalize)させ、スレーブにおける誤り訂正復号化によって訂正することができる。消去技法を誤り訂正復号化に用いることができる。スレーブにおける送信品質の測定は、少なくとも部分的に、スレーブにおける誤り訂正復号化から得られた誤り率情報に基づくことができる。送信パラメータは、周波数、時間、偏波、アンテナ指向性、アンテナ方向、アンテナ位置、位相、信号電力、等化設定値、および変調技法の内少なくとも1つを含むことができる。データ信号の複数の部分は、サイズが等しくないことも可能であるので、ビット数が多いデータ程、高い送信品質をもたらす送信コンフィギュレーションを用いて送信する。より高い送信品質をもたらす周波数程、より高次のディジタル変調を用いることができる。送信パラメータの新たな値の選択は、少なくとも何らかの擬似ランダム性を伴って行うことができる。送信パラメータの新たな値の選択は、非ランダムに行うことができる。送信は、周波数ホッピング・スペクトル拡散(FHSS:Frequency Hopping Spread Spectrum)、直接シーケンス・スペクトル拡散(DSSS:Direct Sequence Spread Spectrum)、および直交周波数分割多重化(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の内1つを用いて行うことができる。複数のマスタがあり、各々、1つ以上のスレーブに同時に送信することができ、各送信は本発明の方法にしたがって行われる。マスタと少なくとも1つのスレーブとの間の距離は、少なくと100フィートとすることができる。マスタからスレーブまでの送信におけるレイテンシは、40ミリ秒未満とすることができる。本方法は、有線ネットワークと並列に動作することができ、ワイヤレス・システムは主データ信号を送信することができ、一方有線ネットワークは補助データ信号を送信することができる。データ信号の送信は、主データ信号の送信に用いられる送信コンフィギュレーションと干渉する送信コンフィギュレーションを用いる他の電子機器からの送信と同時に行われる可能性もあり、主データ信号を送信するために選択される送信コンフィギュレーションが、他の電子機器と干渉することを回避するように処理を行う。更に、本方法は、マスタを識別するシステム識別信号の送信も含むことができ、スレーブにおいてシステム識別信号を用いれば、スレーブがデータ信号を受信したいと考えているマスタを特定することが可能となる。スレーブからマスタに返送される品質推定信号は、スレーブに割り当てられるタイム・スロット中に送信することができる。送信品質推定信号の処理は、全てのマスタ/スレーブ対の送信品質の関数として表される判断基準を改善する送信コンフィギュレーションの選択を含むことができる。新たな送信コンフィギュレーションは、全てのマスタ/スレーブ対に対する送信品質の閾値レベルが得られるものとすることができる。新たな送信コンフィギュレーションは、現在送信品質が最低のスレーブのために、送信品質を向上させるものとすることができる。新たなコンフィギュレーション・リストを識別する情報信号は、主データの送信に用いられる誤り訂正/検出符号化よりも優れた符号化を用いてスレーブにブロードキャストすることができる。
別の態様では、本発明は、少なくとも1つのマスタから、このマスタからロングレンジ(遠距離)に位置する1つ以上のスレーブにオーディオ・データを送信する家庭用オーディオ通信方法を特徴とする。この方法は、ショートレンジ(近距離)ハンドヘルド(手持ち)遠隔ユニットを用いて、ハンドヘルド遠隔ユニットから近距離の範囲内に位置するスレーブにデータを送信するステップと、スレーブにおいてデータを受信し、遠距離通信技法を用いて前記マスタにデータを中継(リレー)するステップとを含むことができる。
本発明のこの実装態様では、第1の態様のデータ送信技法を用いて、データ信号のマスタへの中継を行うことができる。
別の態様では、本発明は、少なくとも1つのマスタを有するワイヤレス・ネットワークに新たなスレーブを配属する方法を特徴とし、マスタは、ある範囲の利用可能は周波数からの1組の周波数を用いて、新たなスレーブと通信する。この方法は、前記範囲の利用可能周波数から1組の基準周波数を選択するステップと、1組の基準周波数を用いて、マスタ・タイミング基準信号と有線周波数集合を表す識別信号とを収容したパケットを送るステップと、新たなスレーブを基準周波数の1つに同調させ、タイミング基準信号を求めることによって、新たなスレーブにおいてパケットを受信するステップとから成る。
本発明のこの実装態様では、以下のことの1つ以上を組み込むことができる。受信は、1組の基準周波数における各周波数に、新たなスレーブを交互に同調させることを含むことができる。タイミング基準信号を求める際、最初にスレーブにおいて直流(DC)基準レベルを設定し、マスタから送信されたDC基準レベルに基づいて、その回路を較正するようにすることができる。
その他の特徴、目的、および利点は、以下の詳細な説明を添付図面と関連付けて読むことによって明白になるであろう。
ここで図面を参照すると、図1は、本発明によるシステム4の論理構成を図示するブロック図である。マスタ170は、スレーブ180のような、少なくとも1つのスレーブとワイヤレス媒体(図示せず)を介して通信する。システム4は、1つのマスタにも1つのスレーブにも限定されず、複数のマスタ170が多数のスレーブ180に送信することができる。簡略化のために、以下の説明は、1つのマスタ170および多数のスレーブ180という一例に基づくことにする。スレーブ群180は、一般に、多数の分散した位置に配置される。スレーブ180は、各々スピーカのような利用デバイスを有する、複数の部屋に配置することができ、その利用デバイスにスレーブ180を接続する。この具体例はサウンド・システムに関するが、ビデオ、マルチメディア、テレメトリ(telemetry)、およびリモートデータ収集等の応用や、その他の用途も考えられる。スレーブ180は、バッテリで給電すること、および/またはヘッドセットのように携帯可能とすることができる。
ディジタル・オーディオ情報信号のような、マスタ170からスレーブ180に送信する情報信号160は、最初にペイロード・マネージャ10によって処理されてデータ・ユニット信号が得られ、誤り(エラー)訂正コーダ20への入力として用いられ、通信チャネルに情報信号を与え、データの完全性(インティグリティ:integrity)に対するチャネルの悪影響を低減するように機能する。更に、マスタは、圧縮を行うソース・コーダ5(例えば、オーディオ圧縮部)も含むことができる。オーディオ圧縮には種々の技法を用いることができ、例えば、ISO/MPEG-1に記載されているオーディオ・レイヤ2 (AC2)圧縮、AC3心理音響マスキングおよび冗長性低減がある。例えば、16ビット、2オーディオ・チャネルの32.55kHzオーディオ情報信号では、マスタは、APT-Audio Processing Technology社(本社は北アイルランド、ベルファストに所在する)のapt−xコーダのようなソース・コーダを含むことができる。
apt−xコーダからの出力は、ペイロード・マスタ10によって、データ信号構造に編成される。通例、このデータ信号構造は、117個のメッセージ・ワードを収容し、メッセージ・ワード当たり6つのシンボルがあり、シンボル当たり4ビットであり、合計2808ビットとなる。このデータ信号構造は、図2Aに示すような、6つの列と117の行とを有する行列によって表すことができる。行列内の各エントリは、4ビットのシンボルであり、行列内の各行は「メッセージ・ワード」(誤り訂正エンコーダ20への入力単位であり、以下で更に詳しく説明する)である。ペイロード・マスタ10からの出力は、ある管理ビット(多重化制御信号等)と共に、誤り訂正符号化のようなチャネル符号化技法を用いて、保護することができる。誤り訂正エンコーダ20は、メッセージ・ワードをコード・ワードにマップする。リード・ソロモン(RS)符号化を用いることができる。この例におけるRS符号化の一例として、誤り訂正エンコーダ20からの出力のビット・レートは、その入力に対して2倍となっている。誤り訂正エンコーダ20からの出力(ブロック)は、図2Bに示すような行列の形式で表すこともできる。この行列の各エントリは、4ビットを有するシンボルであり、この行列の各行は、12シンボルから成るコード・ワードである。オーディオ信号の一例では、誤り訂正エンコーダから出力されるブロックは、12の列および117の行を有する行列である。この行列の各列は、468(117×4)ビットを有するパケットとして規定される。
誤り検出は、誤り訂正符号化の後に、巡回冗長検査(CRC)またはチェックサムを各パケットに付加することによって実施することができる。CRCは、パケット内に分散させることができ、パケットがエラーを含むか否かだけでなく、パケットのどの部分がエラーを含むかも示すことができる。即ち、家庭で用いるワイヤレス・オーディオの一例では、各パケットを更にある数(この例では4つ)のサブパケット(各々117ビットを有する)に分割し、4ビットのCRCを各サブパケットについて個々に計算する(図2Cに示す)。この例では4ビットのCRCに対して、正しくないデータ(corrupted data)が誤って通過する確率は1/16である。更に、各CRCを、それが保護するサブパケットの近く(サブパケットの直前または直後)に挿入することによって、CRCを多重化する。このようにすることによって、パケット内のエラーの位置を一層突き止め易くすることができる。次に、誤り訂正エンコーダ20からの出力は、パケット生成部(パケッタイザ:packetizer)25によって処理される。パケット生成部25からの出力は、ワイヤレス・インターフェース30によって、1つ以上のアンテナ40を介して送信される。
送信コンフィギュレーション毎に、経路損失、マルチパス干渉、マルチパス干渉以外のあらゆる干渉、および非線形性のような要因によって、チャネル容量は変化する可能性がある。システム4は、その制御可能な送信パラメータ値を変化させることによって、その通信媒体の使用法を制御することができる。実際には、システム4は、制御可能な送信パラメータの一部または全部を平均化し、一部に発生するチャネル容量の低下を補償することができる。例えば、一部に発生するチャネル容量の低下は、時としてマルチパス干渉によって生ずる可能性があり、スペクトルの一部が使用不可能となる。周波数が制御可能な送信パラメータである場合、主データを十分に多数の周波数にわたって送出し、誤り訂正符号化を拠り所として、影響を受けたスペクトル上で送られるパケットの誤りを修復することによって、平均化を行うことができる。
異なる送信パラメータは異なる値を取ることができる。例えば、周波数パラメータは、位相ロック・ループ(PLL)によって同調可能な無線周波数の離散集合から1つの値を取ることができる。偏波パラメータでは、値の範囲は、垂直偏波または水平偏波の選択とすることができる。ある送信コンフィギュレーションに対して得られる送信品質は、スレーブ180において受信する情報信号の品質として測定することができる(指定した送信コンフィギュレーションを用いて情報を送信したときの品質)。送信品質は、ビット・エラー・レート(BER)のような、多くの測定基準(メトリクス:metrics)によって定量化することができ、ビット・エラー・レート(BER)は、誤り訂正デコーダ内にある情報およびCRCからの情報に基づいて推定することができる。
例示のワイヤレス・システムへの応用では、マスタ170およびスレーブ180間の通信チャネルはワイヤレス媒体であり、マルチパス特性および干渉源を伴う。制御可能な送信パラメータは、キャリア(搬送)周波数である。送信パラメータ値の範囲は、選択した周波数スペクトルおよびチャネル帯域幅によって左右される。例えば、2.4GHzISM(産業、科学、および医療)無線帯域内のRF媒体では、キャリア信号制御変数のパラメータ値範囲は、ISM無線帯域内において同調可能な全ての周波数を含む。送信コンフィギュレーションは、送信パラメータ値(この例ではキャリア信号周波数)を変化させることによって、調節することができる周波数である。以下の説明は、先に例示したワイヤレス・システムへの応用を基準とする。
再度図1を参照すると、誤り訂正エンコーダ20の出力からの多数のブロック(各々多数のパケットを収容する)を、パケット生成部25によって更に処理しブロック群および管理パケット群を収容したフレームに編成する。管理パケットについては、以下で更に詳しく説明する。例示のワイヤレス・システムへの応用では、誤り訂正エンコーダ20からの11個のブロックと、2つの管理パケットを、134個のパケットを有するフレームに編成する。
パケット生成部25からの出力は、次に、ディジタル変調技術を用いて、ワイヤレス・インターフェース30を通じて、マスタ170からスレーブ180に、優先周波数リスト上の40の周波数を用いて送信する。ディジタル変調技術には、周波数偏移変調(FSK)、直交振幅変調(QAM)、位相偏移変調(PSK)、または振幅偏移変調(ASK)がある。2.4GHz帯域内には、94の同調可能周波数があるので、この選択によって、潜在的周波数リスト上には、54の周波数が残る。この例では、1フレームは、102.4μsのオーディオ・データ信号を収容する。フレーム内の1パケットの持続時間は、約750μsである。誤り訂正エンコーダ・モジュール20は、更に、時間および周波数ドメインにおいてインターリービングを実行することができ、誤り訂正エンコーダ20からのコード・ワードを異なるパケット(図2Bに示す)に分配するようにして、優先周波数リストからの異なる周波数上で送信する。インターリービングによって、スレーブ180内の誤り訂正デコーダ90は、良質の一部のパケットと悪質のその他のパケットを平均化し、元の情報を正確に再現することが可能となる。インターリービングは、時間、周波数、またはその他の制御可能なあらゆる送信パラメータに対して実行することができる。更に、フレーム内の各パケットは、異なる周波数(一般に送信コンフィギュレーション)上で送信し、本質的に平均化を周波数ドメインに導入することができる。また、ブロック全体は、使用可能な周波数の代表的な部分で送信する。
システム4は、ソース・コーダ5およびペイロード・マネージャ10の具体的な形態に限定されるのではない。ソース・コーダ5およびペイロード・マネージャ10の基本的な機能は、誤り訂正エンコーダ20およびパケット生成部25と共に、チャネル符号化のために、送信する情報信号を、ブロックのような、複数のデータ信号単位に分割することを含むことができる。また、その機能はインターリービングも含むことができる。モジュール状のペイロード・マネージャ10、誤り訂正エンコーダ20、およびパケット生成部25の使用は、例示の目的のためである。これらの機能モジュールは、ハードウエアまたはソフトウエアの形態で、1つまたは多数の物理的ユニットにおいて実施することができる。本発明は、特定的なソース・コーダ(実施態様の一例におけるApt−xソース・コーダのような)、データ単位の特定的な構造(図示のようなブロックおよびフレーム等)、および特定的な誤り訂正コーダ(実施態様の一例におけるRS符号化のような)には限定されない。図2Aおよび図2Bに示し、説明したデータ構造も、例示の目的のために過ぎない。
図1には、ワイヤレス・インターフェース80と共に、マスタ170から送信される情報を受信する1つ以上のアンテナ150を含むスレーブ180も示されている。受信した情報は、パケット分解部(デパケッタイザ:depacketizer)185に供給され、次いで誤り訂正デコーダ90に供給される。パケット分解部185および誤り訂正デコーダ90は、本質的に、パケット生成部25および誤り訂正エンコーダ20の逆の機能を実行する。誤り訂正デコーダ90では、例えば、RSコーディングおよびCRCといった誤り訂正符号化に固有の情報を用いて、受信した各ブロックの各コード・ワードをチェックして、誤りを見つける。各コード・ワード内のシンボルには、正しいまたは誤りというフラグが付けられる。CRCがある場合、これらを用いてシンボルの一群に「消去」という目印を付けることができる。これは、誤り訂正符号化の技術では周知である。チャネル品質推定部130によって行われる送信品質推定(詳細については後に更に詳細に説明する)が、ワイヤレス・チャネルを通じてマスタ170に返送される。マスタ170内のチャネル品質集約部(aggregator)70は、この情報を収集し、チャネル・マネージャ50が、主データ信号を送信するために用いる、次の周波数集合(優先周波数リスト)を選択する際に、この情報を用いる。誤り訂正デコーダ90からの復号化された情報は、ペイロード・マネージャ100に送られる。オーディオ・データ信号の送信に対してソース・コーダ5と本質的に逆の機能を行うソース・デコーダ105を更に設けることもできる。次に、情報信号は、例示のワイヤレス・システムへの応用では、ディジタル/アナログ変換器(コンバータ)110に進み、スピーカ120に供給することができる。
システム4を表す図1のブロック図におけるモジュール(例えば、ソース・コーダ5、ペイロード・マネージャ10、およびチャネル・マネージャ50等)は、論理モジュールであり、これらをまとめて、ASICのようなハードウエア・モジュールおよび/またはソフトウエア・モジュールの形態のような、1つ以上の物理的モジュールを構成することができる。
システムは、優先周波数リスト(一般には優先コンフィギュレーション・リスト)および潜在的周波数リスト(一般には潜在的コンフィギュレーション・リスト)双方について、チャネル送信品質を推定する。この例では、潜在的周波数リストは、2.4GHzISM周波数帯域から選択した、使用可能な周波数全て(優先周波数リストからの40のRF周波数以外)を含むことができる。この詳細な説明は、例示のワイヤレス・システムへの応用に的を絞っているが、システム4の適用性はもっと広く、単一の制御可能な送信パラメータに限定される訳ではなく、時間、周波数、波長、偏波、アンテナ指向性、アンテナの方向、アンテナ位置、イコライザ設定値、チッピング・シーケンス、信号電力、および信号位相を含み、なおもこれらには限定されない、多数の制御可能な送信パラメータに適用可能である。一般的な表現では、システムは、主データ信号を送信する際に用いられる優先コンフィギュレーション・リスト、および近い将来には主データ信号を送信する際に用いることが予期されない潜在的コンフィギュレーション・リストについて、送信品質を監視する。
再度図1に戻り、スレーブ180の各々は、それ自体の送信品質推定を行う際、その誤り訂正デコーダ60において優先周波数リストについて判定したシンボル−誤り情報を追跡する。潜在的周波数リストについては、マスタ170と、スレーブ180のような、スレーブ群双方によって前もって通知される、データ信号を収容するプローブ・パケットを送ることによって、送信品質の推定を行うことができる。プローブ・パケットは、潜在的周波数リストから選択されたプローブ周波数上で送信する。プローブ周波数に対する送信品質は、各スレーブにおいて、受信したプローブ・データのBER等を測定することによって推定する。プローブ周波数は、現在使用されていないが、システム4が二次的主データ信号を送信するために後続の(二次)優先周波数リストを選択するときに、優先周波数リストと共に、候補として用いることができるように、マスタ170はその送信品質を知る必要がある。プローブ周波数の集合は、潜在的周波数リストからの周波数の全てまたは部分集合を含むことができる。優先周波数リスト上の40の周波数集合、およびプローブ周波数の集合双方に対する送信品質推定値は、フィードバック・パケットに入れてマスタに返送することができる。マルチパス干渉のような種々の現象により、40の周波数集合のそれぞれが、送信品質に関して異なる挙動を呈することもあり得る。フィードバック・パケットを送信するための周波数の有利な選択法として、送信品質が最も高い周波数を優先リストから選択することがあげられるが、平均送信品質よりも高い複数の周波数を交互に用いるというように、他にも多くの選択法が可能である。
性能向上のために、周波数(一般には送信コンフィギュレーション)の適合化を用いる。マスタは、全てのスレーブからフィードバック・データ信号を収集し、それ自体の送信品質推定値に集約する。次いで、マスタは、二次的主データ信号のために、優先周波数リスト(または、一般に、優先コンフィギュレーション・リスト)を周期的に調節する。マスタは、多くの異なる方法によって、スレーブ180からの送信品質情報を集約し、二次優先周波数リストを選択することができる。例えば、周波数毎に各スレーブ180によって報告された推定値を単に平均化することができる。また、マスタ170は、各スレーブ180からの送信品質情報を利用して、各スレーブ180へのリンクの品質を推定し、障害に最も近いスレーブ180の要求に基づいてどの周波数を今後用いればよいかについて判断を下すことができる。一般に、マスタ170は、送信品質測定値を処理し、二次優先周波数リストを選択することによって、あらゆるマスタ/スレーブ対の送信品質の関数(function)を改善することができる。送信品質の推定、およびマスタ170がどのように二次優先周波数リストを選択するかに基づけば、優先周波数リストを調節しないで済ませることもでき、あるいは(現行の優先周波数リストから二次優先周波数リストへの)調節を擬似ランダムとすることや、部分的に擬似ランダムとすること、あるいは調節を非ランダムとすることもできる。
選択した二次優先周波数リストに関する情報は、ネットワーク管理情報に含まれ、スレーブ180に送信することができる。この情報を送信する信頼性を高めるために、ネットワーク管理情報を、更に、誤り訂正符号化によって保護することもできる。この誤り訂正符号化は、CRCの使用と共に主データを保護するために用いられるものよりも、正確な訂正を行うことができる。更に、ネットワーク管理情報を一旦送る代わりに、フレームの送信中に、ネットワーク管理情報を多数回送信することができる。例示のワイヤレス・オーディオへの応用では、各フレームが11ブロックを収容するので、ネットワーク管理情報を、各データ・ブロックと共に送ることができ、したがってスレーブは11回の受信機会を有することになる。
図3は、システム4の動作手順190のフローチャートを示す。システムは、開始(200)後、情報信号を第1数のフレームに編成する(210)。各フレームは第2数のパケットを含む。各フレームをマスタ170からスレーブ180に送る際、優先周波数リストによって、フレーム内のパケットを送る(220)。マスタ170は、優先周波数リスト、および潜在的周波数リストから選択したプローブ周波数集合の双方について、全てのマスタ/スレーブ対間の送信品質推定に基づいて、二次優先周波数リストを集計(集約)し選択する(230)。手順190は、フレームが送られる(240)まで継続する。
送信品質推定を利用する適応方式を、多数の技術と共に用いて、1つ以上の制御可能な送信パラメータを適応的に調節することによって、ディジタル変調情報、例えば、FHSS、DSSS、およびOFDM(適切なRFスペクトルおよびディジタル変調方式を選択する)を送信することができる。例えば、周波数ホッピング(FHSS)の場合、マスタ170は、短いバーストのデータ信号(例示のワイヤレス・サウンド・システムではパケット)を、4−レベル周波数偏移変調(4−FSK)または直交振幅変調(QAM)のようなディジタル変調技法によって送り、次いで周波数を調節し、別の短いバーストのデータ信号を送る。各周波数は、短い時間期間だけ占有される。送信品質の推定、およびマスタ170がどのように周波数を選択するかに基づいて、優先周波数リストを適応的に調節して、一部に発生するチャネル容量のばらつきに対処することができる場合も、できない場合もある。提案した送信品質に基づく適応方式を直接シーケンス変調(DSSS)と共に用いると、システム4は、送信品質情報に基づいて、良好な送信品質を有する新たな中心周波数に切り換えること、チッピング・シーケンスを調節すること、アンテナ偏波、電力レベル、およびタイム・スロットのような、送信に影響を及ぼし得る他の変数を変化させることを含む、様々な処置を講ずることができる。スレーブ180がハンドセットの場合、ハンドセット送信電力も調整すれば、全てのハンドセットの信号がマスタ170に到達する際に同じ電力を有するようにすることができる。
一般に、チャネル送信品質情報を監視して、多くの異なる方法で用いれば、前述の周波数(一般には送信コンフィギュレーション)の適応的調節に加えて、システム性能を改善することができる。例えば、ディジタル変調の特性を、監視した送信品質に基づいて調節することができる。品質が高い方の周波数では、16−QAMのような高次変調方式を用い、一方品質が低い方の周波数では、4−QAMのような低次変調方式を用いることにより、BERを周波数に対して等化することができる。
送信する周波数信号160は、同時に1つよりも多い情報信号ストリームを含むことができる。例えば、例示のワイヤレス・サウンド・システムでは、2つの別個のオーディオ信号源からの2つのストリーム(例えば、一方はラジオ放送を搬送し、他方はCDプレーヤからの素材を搬送する)が可能であり、異なる部屋にいる人々が異なるオーディオ信号源からのサウンドを同時に聞くことができる。多数のストリームは、別個のマスタによって、別個に符号化し送信することができ、その際スレーブは利用可能なマスタの内1つに接続することを選択する。あるいは、多数のストリームを、単一のマスタの送信に多重化することもできる。1つよりも多いストリームを送信する場合、コーダ20の誤り訂正符号化方式は、受信するストリームの送信品質および/または利用度を(ストリーム毎にスレーブ180のステータスおよびユーザ・コマンド/制御に基づく等によって)調節することもできる。例えば、一方のストリームが使用されない場合、他方のストリームに、誤り訂正の確度が高いコーダ20の誤り訂正方式を用いることができる。更に、一実施形態では、2つのマスタ170を単一の物理ユニットに結集することができ、各マスタ170を別個のオーディオ信号源専用とすることができる(例えば、一方をラジオ放送、そして他方をCDプレーヤ)。これらは、共通電源のように、共通構成要素を共有することができる。また、2つのマスタを有線接続すると、これらの送信の同期を取り、優先周波数リストを共有することもできる。このように実施される2つのマスタ170は、同期を取り、これらが同時にフィードバック・パケットを受信(listen for)できるようにすることが好ましい。これらは、また、周波数の選択を協調して行うことが可能であり、それによって同時に同じ周波数で送信することが回避される。
マスタ170およびスレーブ180は、特に、新たなスレーブまたは既存のスレーブ180が(例えば、干渉によって)ネットワークとの同期を失った場合には、他のスレーブ180上で進行中のいずれの送信も妨害することなく、ネットワークを捕捉できなければならない(どの周波数が次のデータ・フレームに用いられるかを把握し、それ自体の時間軸をマスタ170の時間軸に同期させる)ブロードキャスト・ネットワークでは、使用する周波数(一般には送信コンフィギュレーション)に関して符合していることが好ましい。予め規定した1組の「ベース(基本)周波数」をマスタ170が用いることによって、現在の優先周波数リストに関する情報をスレーブ180に送信することができ、更に、この情報は、新たなスレーブ180がネットワークを捕捉するために用いることができる。この1組の基本周波数は、マスタ70および、以後設けられるスレーブ180も含む、スレーブ群180双方には、既知となっている。所定のレートで、マスタ170は「sync(同期)]パケットを基本周波数の1つで送信することができる。syncパケットは、マスタの内部クロック(例えば、内部水晶発振器)から抽出したタイミング基準、および現行の優先周波数リストを含む。新たなスレーブ180を起動させると、このスレーブ180は基本周波数の1つに同調する。スレーブ180は、繰り返しsyncパックを受信しようと試み、成功するまで、1つずつ別の基本周波数に移っていく。次いで、スレーブ180はデータおよびCRCを読み込む。CRCで失格した場合、スレーブ180はそれ自体をリセットし、再度試行する。CRCに合格した場合、スレーブ180は、マスタを取得したと想定する。次いで、新たなスレーブ180は、当該新たなスレーブ180が同期の逸失を検出するというようなときまで、マスタ170からパケットを受信する。
図4Aは、マスタ170におけるネットワーク捕捉プロセス290を示す。プロセス290は、開始すると(300)、1組の予め選択されている基本周波数から、新たなスレーブ180によってネットワークを取得するために用いられる1つの周波数を選択する(320)。次いで、COUNT変数をリセットする(320)。周期的に(例えば、100ms毎に)、マスタ170は、マスタのタイミング基準および二次優先周波数リストを収容したsyncパケットを、選択した基本周波数上で送信する(330)。COUNT変数を増分する(340)。COUNT変数が所定の閾値よりも大きい場合(350)、手順は、周波数の選択(310)に切り替わり、基本周波数のリストから別の周波数を選び出す。そうでない場合、マスタ170は、同じ選択した基本周波数上でsyncパケットを送信する。マスタ170がsyncパケットを送信していない場合(殆どの時間ではそうしていない)、他のデータ信号を収容した他のパケットを送る。
図4Bは、スレーブ180におけるネットワーク捕捉プロセス390を示す。プロセス390は、開始すると(400)、新たなスレーブ180がネットワークを捕捉するために用いる1つの周波数を、1組の予め選択されている基本周波数から選択する(410)。次いで、COUNT変数をリセットする(420)。接続(attachment)のためにマスタ170を探している新たなスレーブ180は、選択した周波数に同調し、syncパケットの一部として送られるタイミング基準情報を求める(430)。成功した場合、プロセスは同期データを読み込む(450)。成功しなかった場合、COUNT変数を増分する(460)。COUNT変数が所定の閾値よりも大きくなった場合(470)、プロセスは周波数選択(410)に切り替わり、基本周波数のリストから別の周波数を選択する。それ以外の場合、手順は430に戻り、新たなスレーブ180は、引き続き同じ基本周波数上でsyncパケットを探そうとする。同期データを読み取った(450)後、そのCRCの有効性をチェックする(480)。同期データが有効な場合、同期が得られたことになる。新たなスレーブ180は、後続のパケットを読み込む(490)。同期データが有効でない場合、手順は460に戻り、再度同期データを探す。ステップ480の後、新たなスレーブ180は、主データ・パケットを受信する。受信した主データ・バケットが一貫して不正確な場合(495)、プロセスは410に戻り、ネットワークを再度捕捉しようとする。
図5Aないし図5Eは、マスタ170およびスレーブ180として用いるのに適した概略回路図の例であり、添付したプログラムリストの機械読み取り可能ソフトウエアを含むときの実際のパラメータ値が設定されている。この回路は、マスタ170として接続し、CDプレーヤまたはチューナのような音源からのステレオ信号を受信することができ、更にスレーブ180として機能し、適切なオーディオ信号をラウドスピーカ・システムに供給することができる。
プローブ・パケット、フィードバック・パケット、およびsyncパケットは、実施可能な少数の管理パケットである。このような管理パケットのパケット構造は、データ信号送信に用いられるパケット構造と同一であることも、異なることも可能である。本発明の実施態様の一例では、フレーム当たり1つのフィードバック・パケットを収容することができ、プローブ・パケットおよびsyncパケットは、各々、1つ置きのフレームで送られる。
ワイヤレス・システム4は、単独でも、またはイーサネット(登録商標)のような他の種類の既存ネットワークと並列でも動作することができる。例えば、ワイヤレス・システム4を用いて時間に厳しいデータ(例えば、オーディオ信号ストリーム)を送ることができ、一方、既存のネットワークは、他のデータ信号(例えば、コマンド/制御信号)を送信するために用いられる。
ワイヤレス・システム4の利点は、同じ送信帯域内に、(例えば、電子レンジ、セルフォン(セル式電話)、ワイヤレス電話機、およびその他のオーディオ機器からの)ノイズや競合するデータ信号送信があっても、確実に動作できることである。例えば、電子レンジからの干渉は、家庭におけるワイヤレス・データ信号の送信には、重大な障害となり得るが、システムが送信品質を監視することによって、本質的に排除される。即ち、電子レンジによる影響を受ける周波数を発見し、回避する。また、競合するワイヤレス・データ送信も、ある程度同様に扱われる。競合するシステムが用いる周波数(例えば、周波数ホッピングを実施する際に用いられる周波数は、競合するシステムのそれに対して直交である可能性がある)と殆ど重複しない周波数の集合を選択することによって、このような競合する送信に対して耐性を高めることができる。
システムにおける各マスタ170には、一意の識別信号も割り当てられており、これを同じシステム内でスレーブ群180に送信することによって、スレーブ180が正しいデータ信号を受信するように調整することができる。スレーブ180によってマスタ170に戻される管理パケットは、スレーブの一意の識別信号に基づいて割り当てられるタイム・スロットの間に送ることができる。
システム4は、十分に信頼性が高く、100フィートよりも大きな到達距離(マスタとスレーブ群との間の距離)、8つまでのスレーブ、40ms未満のレイテンシ(マスタとスレーブ群との間の時間遅延)、優れたオーディオ品質を有し、更に少なくとも2つの独立したオーディオ信号源からの送信に対応することができる、多部屋家庭用ワイヤレス・オーディオ・システムを設けることができる。
スレーブからのコマンド/制御信号のような補助データ信号も、同じ周波数または別個の周波数によって、送信品質推定情報信号と共に、またはこれとは別個に、マスタに送り返すことができる。例えば、例示のワイヤレス・サウンド・システムにおける応用では、ユーザは、FMラジオ局を変える等によって、スピーカが変換するオーディオ信号を変えたいこともあり得る。この例では、比較的長い到達距離のワイヤレス・リンク(応用例では100フィートまで)が、近距離のRF遠隔制御以外に動作可能であり、これによってユーザは特定のオーディオ機器に指示することができる(例えば、FMラジオ局を変える)。ユーザのコマンド/制御情報は、近距離RFリモート(short-range RF remote)から遠距離ワイヤレス・リンクの他端に位置するマスタに中継することができる。RFリモートがワイヤレス・データ送信とは異なる周波数スペクトルで動作する場合、オーディオ機器が接続されているスレーブは、RFリモート送受信機を内蔵することができ、RFリモートへのコマンド/制御、およびRFリモートからのコマンド/制御は、補助情報信号を送信する同じ経路で、遠距離ワイヤレス・リンクを通過させることができる。本質的に、この構成は、近距離RFリモートの中継器を形成し、遠距離ワイヤレス・リンクによって提供される同じ区域内においてRFリモート動作を可能とする。
図5Aは、カリフォルニア州、サンノゼのAtmel社から市販されている送受信機チップ500を含む。送信では、チップ500は、ベースバンド信号を受信し、FSKがこの信号を、チップ上のPLLによって同調可能な2.4GHz帯域内のキャリア上に変調する。ディジタル・インターフェースが、キャリア周波数およびその他のパラメータを制御するための適切な信号を受信する。受信では、チップ500は、2.4Ghz帯域内の信号を受信し、この信号をフィルタ処理のために変換し、次いでこれをベースバンド信号に復調し、510において送出する。チップ502は、送受信機チップ500の同胞チップと見なすことができる。送信では、これは電力増幅器として機能し、数百mwもの電力を、2.4Ghz帯域における被変調キャリアの放射のために供給する。受信では、これはロー・ノイズ増幅器を含む。
チップ504は、アナログ・スイッチであり、主に変調のために機能し、Atmel社から市販されており、2レベルFSK変調を受け入れ、支援構成部品と共に、4レベルFSK変調を行う。チップ506は、演算増幅器として機能し、サンプル/ホールド回路としてアナログ・スイッチ群504内のスイッチの1つと共動する。この回路は、510における着信アナログ信号から基準レベルを受け入れ、後続の回路が正しくレベル間の区別ができ、着信信号におけるあらゆるDCバイアスの影響を打ち消すことができる。
データ・スライサ(data slicer)508は、周囲の構成部品と共動し、510におけるアナログ信号を、サンプリングが可能なディジタル信号に変換する。
図5Bを参照すると、発振器512は、主時間基準として機能し、本実施形態における他の回路全てにタイミング信号を供給する。アナログ・オーディオ・インターフェース514は、本実施形態がマスタとして機能する場合、左および右ステレオ信号を受信し、ソケット516は、マスタとして動作するときにのみ設置される。スイッチ・バンク518は、ユーザに、特定のマスタ170またはスレーブ180に対し識別信号を選択させる。
プログラム可能な論理デバイス(PLD)520は、カリフォルニア州サンノゼのAltera社から市販されているEPM3032ATC44-10とすることができる。デバイス520は、多くの低レベルディジタル信号機能を処理する。これらは、プログラム可能なロジックによって比較的容易に処理される。また、このデバイスはプリアンブルの検出も行う。PLDが着信信号において所与のパターン(プリアンブル)を検出すると、割り込み信号を発信し(fire)、これをディジタル信号プロセッサがタイミング基準として用いる。プログラム可能論理デバイス520上で実行可能なマシン・コードは、添付した参考資料AのProgrammableLogicChip.pofである。
スレーブ180として用いる場合、マスタ/スレーブ・インターフェースは、これらの電圧変換トランジスタを含むことができる。
図5Cを参照すると、ディジタル信号プロセッサ526は、システム4による方法を実行する。この実施形態の一例では、このディジタル信号プロセッサは、Motorola社から市販されている180-MIPS Motorola chip (Motorola DSP56367)である。このチップ上で実行可能なマシン・コードは、マスタでは、参考資料BのMASTER.BIN、スレーブでは参考資料CのSLAVE.BINである。
図5Dを参照すると、アナログ・オーディオ信号処理を行う回路が示されている。マスタ170では、回路528は差動前置増幅器、およびその後段にあるA/D変換器を含む。マスタ170は、(各々2チャネルの)2つのアナログ・ストリームを取り込むことができ、2対の差動増幅器および2つのデュアル・アナログ/ディジタル変換器を有する。スレーブ180では、回路530は、単一の(デュアル)アナログ/ディジタル変換器、およびその後段にある1対のバッファ増幅器を有する。この例では、2チャネル出力の内一方のストリームのみを供給する。
図5Eを参照すると、電源の概略回路図がある。変圧器の出力は、全波整流され、処理され、回路において用いられる範囲のDC電圧に変換される。
以上、ワイヤレス通信のための新規な装置および技法について説明した。当業者は、本発明の概念から逸脱することなく、ここに開示した具体的な装置および技法の様々な使用や変更、ならびにそれからの発展も可能であることは明白である。したがって、本発明は、ここに開示した装置および技法に含まれる、またはこれらが保有するあらゆる新規な特徴および新規な組み合わせも包含し、特許請求の範囲の精神およびその範囲によってのみ限定されるものである。
図1は、本発明の一実施態様を示す機能ブロック図である。 図2Aは、ペイロード・マネージャの出力からのデータ信号構造を示す図である。 図2Bは、誤り訂正コーデックからのブロック構造を示す図である。 図2Cは、CRC保護パケット構造を示す図である。 図3は、本発明の一実施態様のシステム動作手順を示すフローチャートである。 図4Aは、マスタにおけるネットワーク捕捉のための動作手順を示すフローチャートである。 図4Bは、スレーブにおけるネットワーク捕捉のための動作手順を示すフローチャートである。 図5A−1は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5A−2は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5A−3は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5A−4は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5B−1は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5B−2は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5C−1は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5C−2は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5C−3は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5C−4は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5Dは、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5E−1は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5E−2は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5E−3は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。 図5E−4は、本発明の実施形態の一例の概略回路図である。

Claims (79)

  1. 少なくとも1つのマスタから、種々の空間位置に配置された1つ以上のスレーブに主データ信号を送信する通信方法であって、
    前記主データ信号を複数の部分に分割し、
    前記部分の少なくとも一部を、異なる部分に対する1つ以上の送信パラメータからの優先コンフィギュレーション・リストを用いて送信し、
    前記1つ以上のスレーブによって、1群の送信コンフィギュレーションと関連する送信品質を推定し、
    前記送信品質推定値を処理し、新たな優先コンフィギュレーション・リストを決定する、
    ことを含む通信方法。
  2. 少なくとも1つのマスタから、種々の空間位置に配置された1つ以上のスレーブに主データ信号を送信するワイヤレス通信方法であって、
    前記主データ信号を複数の部分に分割し、
    前記部分の少なくとも一部を、異なる部分に対する優先周波数リストを用いて送信し、
    前記1つ以上のスレーブによって、1群の周波数と関連する送信品質を推定し、
    前記送信品質推定値を前記マスタに送信し、
    前記マスタにおいて前記送信品質推定値を処理し、新たな優先コンフィギュレーション・リストを決定する、
    ことを含むワイヤレス通信方法。
  3. 請求項1記載の方法において、前記1群の送信コンフィギュレーションは、異なる部分に対する前記優先コンフィギュレーション・リストを含む方法。
  4. 請求項1記載の方法において、前記1群の送信コンフィギュレーションは、異なる部分に対する前記優先コンフィギュレーション・リストと、潜在的送信コンフィギュレーション・リストからの1組の送信コンフィギュレーションとの双方を含む、方法。
  5. 請求項2記載の方法において、前記1群の周波数は、異なる部分に対する優先周波数リストを含む方法。
  6. 請求項2記載の方法において、前記1群の周波数は、異なる部分に対する前記優先周波数リストと、潜在的周波数リストからの1組の周波数との双方を含む方法。
  7. 請求項2記載の方法において、前記少なくとも1つのマスタから前記1つ以上のスレーブへの前記主データ信号の送信は、ブロードキャストによって行われる方法。
  8. 請求項1記載の方法において、前記送信品質推定値は前記1つ以上のスレーブから前記少なくとも1つのマスタに送信され、前記少なくとも1つのマスタが前記新たな優先コンフィギュレーション・リストを決定する処理を行う方法。
  9. 請求項1記載の方法において、平均よりも高い送信品質をもたらす送信コンフィギュレーションを用いて、前記送信品質推定値が前記1つ以上のスレーブから前記マスタに返送される方法。
  10. 請求項1記載の方法において、現在前記優先コンフィギュレーション・リストに含まれない不在送信コンフィギュレーションを用いてプローブ・データ信号が送信され、前記不在送信コンフィギュレーションによって前記チャネルの性能を測定する、方法。
  11. 請求項2記載の方法において、前記データ信号を送信するための前記優先周波数リストに現在含まれない不在送信周波数を用いてプローブ・データ信号が送信され、前記不在周波数によって前記チャネルの性能を測定する、方法。
  12. 請求項10記載の方法において、前記プローブ・データ信号は、予め決められており、前記1つ以上のスレーブには既知であるダミー・データ信号である方法。
  13. 請求項11記載の方法において、前記プローブ・データ信号は、予め決められており、前記1つ以上のスレーブには既知であるダミー・データ信号である方法。
  14. 請求項1記載の方法において、前記1つ以上の送信パラメータは、周波数を含み、異なる複数の周波数が前記1群の送信コンフィギュレーションを表す方法。
  15. 請求項14記載の方法において、より高次のディジタル・変調がより高い送信品質をもたらす周波数と共に用いられる方法。
  16. 請求項2記載の方法において、周波数ホッピングを用いて送信を行う方法。
  17. 請求項14記載の方法において、ある周波数帯域内の可能な周波数範囲における周波数において送信を行い、いずれの所与の一時点においても、前記可能な周波数の一部のみが、前記優先コンフィギュレーション・リスト上にある、方法。
  18. 請求項2記載の方法において、ある周波数帯域内の可能な周波数範囲における周波数において送信を行い、いずれの所与の一時点においても、前記可能な周波数の一部のみが、前記優先コンフィギュレーション・リスト上にある、方法。
  19. 請求項17記載の方法において、前記優先コンフィギュレーション・リスト上で可能な周波数は、全体的に前記周波数帯域に分散されている方法。
  20. 請求項14記載の方法において、前記主データ信号はオーディオを表す方法。
  21. 請求項14記載の方法において、前記主データ信号は音楽を含む方法。
  22. 請求項2記載の方法において、前記主データ信号は音楽を含む方法。
  23. 請求項1記載の方法において、前記部分を下位部分に分割し、各下位部分が巡回冗長検査(CRC)を有する方法。
  24. 請求項2記載の方法において、前記部分を下位部分に分割し、各下位部分がCRCを有する方法。
  25. 請求項1記載の方法において、更に、送信した主データ信号における誤りを訂正することを含む方法。
  26. 請求項25記載の方法において、前記主データの送信のために用いた誤り訂正/検出符号化よりもロバスト性が高い誤り訂正/検出符号化を用いて、前記新たな優先コンフィギュレーション・リスト上の送信コンフィギュレーションを識別する情報が、前記1つ以上のスレーブにブロードキャストされる方法。
  27. 請求項25記載の方法において、送信品質が高い主データの送信にロバスト性が高い誤り訂正符号化が用いられる方法。
  28. 請求項2記載の方法において、更に、送信した主データ信号における誤りを訂正する誤り訂正符号化を含む方法。
  29. 請求項28記載の方法において、前記データの送信のために用いた誤り訂正/検出符号化よりもロバスト性が高い誤り訂正/検出符号化を用いて、前記新たな優先コンフィギュレーション・リスト上の送信コンフィギュレーションを識別する情報が、前記1つ以上のスレーブにブロードキャストされる方法。
  30. 請求項28記載の方法において、送信品質が高い主データの送信にロバスト性が高い誤り訂正符号化が用いられる方法。
  31. 請求項26記載の方法において、前記主データ信号が誤り訂正符号化され、更に、前記誤り訂正符号化データ信号を異なる部分に分割し、前記部分の少なくとも一部を、異なる送信コンフィギュレーションを用いて送信し、前記1つ以上のスレーブにおいて誤り訂正復号化を行う、方法。
  32. 請求項31記載の方法において、前記誤り訂正復号化は、消去技法を含む方法。
  33. 請求項31記載の方法において、更に、前記1つ以上のスレーブにおける誤り訂正復号から誤り率情報を得ることを含み、前記誤り率情報は前記送信品質推定値を求める際に用いられる方法。
  34. 請求項1記載の方法において、前記1つ以上の送信パラメータは、周波数、時間、偏波、アンテナ指向性、アンテナ方向、アンテナ位置、位相、信号電力、等化設定値、および変調技法の内少なくとも1つを含む方法。
  35. 請求項2記載の方法において、更に、周波数、時間、偏波、アンテナ指向性、アンテナ方向、アンテナ位置、位相、信号電力、等化設定値、および変調技法から成る群から選択した1つ以上の送信パラメータに応じて送信を行う方法。
  36. 請求項14記載の方法において、前記主データ信号の前記部分は、サイズが等しくなく、更に、より大きな部分を、より高い送信品質と関連する周波数において送信する方法。
  37. 請求項2記載の方法において、前記主データ信号の前記部分は、サイズが等しくなく、更に、より大きな部分を、より高い送信品質と関連する周波数において送信する方法。
  38. 請求項2記載の方法において、より高い送信品質をもたらす周波数と共に、より高次のディジタル変調が用いられる方法。
  39. 請求項2記載の方法において、周波数ホッピング・スペクトル拡散(FHSS)、直接シーケンス・スペクトル拡散(DSSS)、および直交周波数分割多重化(OFDM)の内1つを用いて前記送信が行われる方法。
  40. 請求項2記載の方法において、前記マスタと前記1つ以上のスレーブとの間の距離は少なくとも100フィートである方法。
  41. 請求項2記載の方法において、前記マスタから前記少なくとも1つのスレーブまでの送信におけるレイテンシは、40ミリ秒以下である方法。
  42. 請求項2記載の方法において、更に、有線ネットワークを通じて補助データ信号を送信する方法。
  43. 請求項2記載の方法において、更に、前記システムが感知する他の電子機器によって放射される周波数とは異なる周波数を用いて前記主データ信号を送信する方法。
  44. 請求項14記載の方法において、更に、前記システムが感知する他の電子機器によって放射される周波数とは異なる周波数を用いて前記主データ信号を送信する方法。
  45. 請求項1記載の方法において、更に、前記マスタを識別するシステム識別(ID)信号を送信し、前記マスタを識別するシステム識別信号に応答して、選択したマスタからの主データ信号を受信するように前記スレーブを調整する、方法。
  46. 請求項2記載の方法において、更に、前記マスタを識別するシステムID信号を送信し、選択したマスタを識別するシステム識別信号に応答して、当該マスタからの主データ信号を受信するように前記スレーブを調整する、方法。
  47. 請求項1記載の方法において、更に、各スレーブに割り当てられるタイム・スロットの間に、各スレーブから、前記送信品質推定値を前記マスタに返送する方法。
  48. 請求項2記載の方法において、更に、各スレーブに割り当てられるタイム・スロットの間に、各スレーブから、前記送信品質推定値を前記マスタに返送する方法。
  49. 請求項2記載の方法において、更に、各スレーブに割り当てられるタイム・スロットの間に、各スレーブから、前記送信品質推定値を前記マスタに返送する方法。
  50. 請求項2記載の方法において、更に、各スレーブに割り当てられるタイム・スロットの間に、各スレーブから前記マスタに送信品質推定値を返送する方法。
  51. ある範囲の利用可能な周波数からの周波数リストを用いて、マスタとスレーブとの間でワイヤレス通信を行う方法であって、
    前記範囲の利用可能周波数から、前記マスタおよび前記スレーブ双方に既知の1組の基本周波数を選択し、
    タイミング基準と前記周波数リストの識別とを包含する情報信号を周期的に送り、
    前記スレーブを前記基本周波数の1つに同調させ、前記タイミング基準と同期させることによって、前記スレーブにおいて前記情報信号を受信する、
    ことを含む方法。
  52. 請求項51記載の方法において、更に、前記1組の基本周波数における各周波数に、前記スレーブを順次同調させる方法。
  53. 請求項51記載の方法において、更に、前記マスタから前記タイミング基準を送信する前に、直流(DC)基準レベルを送信し、前記スレーブDC基準レベルを調節する方法。
  54. 少なくとも1つのマスタから、種々の空間位置に配置された1つ以上のスレーブに主データ信号をワイヤレス送信する通信システムであって、
    複数の部分に分割された主データ信号源を有するマスタであって、異なる部分に対する1つ以上の送信パラメータからの優先送信コンフィギュレーション・リストを用いて、前記部分の少なくとも一部に送信するように構成および配置されたマスタと、
    各々、1群の送信コンフィギュレーションがもたらす送信品質を推定する推定部を有する、1つ以上のスレーブと、
    前記推定した品質推定値に応答して、新たな優先コンフィギュレーション・リストを供給するプロセッサと、
    を備えた通信システム。
  55. 請求項54記載の通信システムにおいて、前記1群の送信コンフィギュレーションは、異なる部分に対する前記優先コンフィギュレーション・リストを含む通信システム。
  56. 請求項54記載の通信システムにおいて、前記1群の送信コンフィギュレーションは、異なる部分に対する前記優先コンフィギュレーション・リストと、潜在的送信コンフィギュレーション・リストからの1組の送信コンフィギュレーションとの双方を含む通信システム。
  57. 請求項54記載のシステムにおいて、前記マスタは、前記プロセッサと共に構成および配置されており、前記1つ以上のスレーブは、送信品質推定値を前記マスタに返送するように構成および配置されているシステム。
  58. 請求項54記載のシステムにおいて、前記1つ以上のスレーブは、平均よりも高い送信品質をもたらす送信コンフィギュレーションを用いて、送信品質推定値を前記マスタに返送するように構成および配置されているシステム。
  59. 請求項54記載のシステムにおいて、プローブ・データ信号源と共に構成および配置されており、前記潜在的コンフィギュレーション・リスト上の送信コンフィギュレーションを用いてプローブ・データ信号が送信され、前記送信コンフィギュレーションを用いてチャネルの性能を測定する、システム。
  60. 請求項59記載のシステムにおいて、前記1つ以上の送信パラメータは周波数を含み、異なる複数の周波数が前記送信コンフィギュレーションを表し、前記システムは、前記潜在的周波数リスト上の周波数を用いて、前記プローブ・データ信号を送信するように構成および配置されているシステム。
  61. 請求項59記載のシステムにおいて、1つ以上のスレーブは、予め決められており既知のプローブ・データによって構成および配置されているシステム。
  62. 請求項54記載のシステムにおいて、更に、前記主データ信号のソース誤り訂正符号化を備えているシステム。
  63. 請求項54記載のシステムにおいて、インターリービングによって前記主データを時間および周波数ドメインにおいて拡散するように構成および配置されているシステム。
  64. 請求項54記載のシステムにおいて、前記1つ以上の送信パラメータは、周波数、時間、偏波、アンテナ指向性、アンテナ方向、アンテナ位置、位相、信号電力、等化設定値、および変調技法の内少なくとも1つを含むシステム。
  65. 請求項54記載のシステムにおいて、前記1つ以上の送信パラメータは周波数を含み、異なる複数の周波数が前記送信コンフィギュレーションを表し、前記システムは、他の近隣電子機器からの送信と同時に、当該他の電子機器によって用いられる周波数との衝突を避ける周波数上で、前記データ信号を送信するように構成および配置されているシステム。
  66. 請求項54記載のシステムにおいて、前記マスタを識別するシステム識別信号を送信し、データ信号を受信するために前記スレーブを調整するように構成および配置されているシステム。
  67. 請求項54記載のシステムであって、前記スレーブに割り当てられたタイム・スロットの間に、選択されたシステム識別信号によってマスタを特定し、前記スレーブから当該マスタまでの信号送信品質推定値を、前記選択されたマスタから返送するように構成および配置されているシステム。
  68. 請求項54記載のシステムにおいて、前記プロセッサは、全てのマスタ/スレーブ対の送信品質の関数として表される判断基準を改善する送信コンフィギュレーションを、新たな優先コンフィギュレーション・リスト上で選択するように構成および配置されているシステム。
  69. 請求項68記載のシステムにおいて、前記新たな優先コンフィギュレーション・リスト上の送信コンフィギュレーションは、全てのマスタ/スレーブ対に対して送信品質の閾値レベルを示す送信コンフィギュレーションであるシステム。
  70. 請求項68記載のシステムにおいて、前記新たな優先コンフィギュレーション・リスト上の送信コンフィギュレーションは、現在送信品質が最も低いスレーブのために送信品質を向上させる送信コンフィギュレーションであるシステム。
  71. 請求項1記載の通信方法において、更に、
    少なくとも1つの第2マスタから少なくとも第2組の種々の位置に配置された1つ以上のスレーブに、第2組の主データ信号を送信し、
    前記第2組の主データ信号を第2複数の部分に分割し、
    前記第2複数の少なくとも一部を、異なる部分に対する1つ以上の送信パラメータからの優先コンフィギュレーション・リストを用いて送信し、
    前記第2組内の1つ以上のスレーブによって、1群の送信コンフィギュレーションがもたらす送信品質を推定し、
    前記後者の送信品質推定値を処理して、新たな優先コンフィギュレーション・リストを決定する、
    ことを含む通信方法。
  72. 請求項71記載の通信方法において、更に、
    少なくとも前記第1および第2マスタ間で通信を確立し、前記少なくとも第1および第2マスタが、前記送信コンフィギュレーションに関する情報信号と、各送信がもたらす送信品質推定値とを共有する、通信方法。
  73. 請求項72記載の通信方法において、前記通信コンフィギュレーションは周波数であり、前記少なくとも第1および第2マスタは、各送信がもたらす周波数に関する情報信号を共有する、通信方法。
  74. 請求項54記載の通信システムにおいて、更に、少なくとも第2組のデータ信号を、種々の空間位置に配置された第2組の1つ以上のスレーブにワイヤレスで送信する少なくとも1つの第2マスタを備えており、該第2マスタは、第2複数の部分に分割された主データ信号の第2信号源を有し、
    前記第2マスタは、前記第2部分の少なくとも一部を、異なる部分に対する1つ以上の送信パラメータからの優先コンフィギュレーション・リストを用いて送信するように構成および配置されており、
    前記第2組の1つ以上のスレーブは、各々、1群の送信コンフィギュレーションがもたらす送信品質を推定する推定器を有し、
    前記後者の送信品質推定値を処理して、新たな優先コンフィギュレーション・リストを供給する第2プロセッサを備えている、通信システム。
  75. 請求項74記載の通信システムにおいて、前記マスタを1つの物理ユニットに収容し、各マスタが、それぞれの主データ信号の信号源を有するように構成および配置されている通信システム。
  76. 請求項75記載の通信システムにおいて、前記マスタは、前記送信コンフィギュレーションに関する送信信号と、各送信がもたらす送信品質の推定値とを交換するように構成および配置されている通信システム。
  77. 少なくとも1つのマスタから、該マスタから遠距離に位置する1つ以上のスレーブにオーディオ・データを送信する家庭用オーディオ通信方法であって、
    近距離手持ち遠隔ユニットを用いて、該手持ち遠隔ユニットから近距離の範囲内に位置するスレーブにデータを送信し、
    前記スレーブにおいて前記データを受信し、遠距離通信技法を用いて前記マスタにデータを中継する、
    ことを含む通信方法。
  78. 請求項77記載の方法において、前記遠距離通信技法は、ワイヤレス通信技法である方法。
  79. 請求項78記載の方法において、前記ワイヤレス通信技法は、請求項2による方法である方法。
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