JP2005065171A - フィルタ機能付き電力合成器および高周波通信装置 - Google Patents

フィルタ機能付き電力合成器および高周波通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品数を削減でき、小型化,軽量化および低コスト化を実現できるフィルタ機能付き電力合成器をおよびそれを用いた高周波通信装置提供する。
【解決手段】 第1の入力ポートと共通節点の間に、キャパシタンス成分C4a,C2aを第1の入力ポート側から順に直列に接続し、キャパシタンス成分C4a,C2aの接続点に短絡線路共振器T2aとを接続する。第2の入力ポートと共通節点の間に、キャパシタンス成分C5a,C3aを第2の入力ポート側から順に直列に接続し、キャパシタンス成分C5a,C3aの接続点に短絡線路共振器T3aを接続する。共通節点と出力ポートの間にキャパシタンス成分C1aを接続し、共通節点とキャパシタンス成分C1aとの間に短絡線路共振器T1aを接続する。そして、キャパシタンス成分C4a,C2aの接続点と第3のキャパシタンス成分C5a,C3aの接続点との間に抵抗成分R1aを接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタ機能付き電力合成器および高周波通信装置に関し、特にマイクロ波帯やミリ波帯のような高周波電気回路で多用されているフィルタ機能付き電力合成器および高周波通信装置に関する。
電力合成器とは、複数の入力ポートに与えられた信号電力を1つの出力ポートに合成して出力する機能と、そのとき、これら複数の入力ポートの間のアイサレーション特性を実現する機能を備えた電気回路のことである。電力合成器は受動回路で実現される場合が多く、その場合は入力ポートと出力ポートを逆方向にして、電力分配器としても使われる。
図10は、従来の第1の電力合成器として代表的なウィルキンソン型の電力合成器の模式図である。このウィルキンソン型の電力合成器は、電子情報通信学会「モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)」初版第2.5.3節等の多数の文献に記載され、実際に広く使われている公知技術である。図10において、2つの入力ポート(第2,第3ポート)から1つの出力ポート(第1ポート)に向かっては、それぞれ直列に高周波線路T1f,T2fが挿入されている。2つの入力ポート(第2,第3ポート)の間は、抵抗成分R1fによって直結されている。
図10の回路の典型的な特性は、図11と図12に示すようになる。以下、本明細書では、GHz帯の高周波回路を想定しているため、回路特性は全てSパラメータで表現し、一般的な市販の回路シミュレータで計算した結果をグラフ表示している。表1の仕様を目標に設計した場合であるが、図11と図12の結果を得た時の回路定数は、R1f=100Ωであり、高周波線路T1fとT2fは、特性インピーダンスが75Ωで周波数5500MHzにおいて1/4波長となる長さの高周波線路であった。
Figure 2005065171
図11(反射・透過特性グラフ)においては、S11・S22・S33がそれぞれ第1,第2,第3ポートにおける反射係数を表し、S12・S13がそれぞれ2つの入力ポート(第2,第3ポート)から1つの出力ポート(第1ポート)への透過係数を表す。グラフが示す通り、原理的に3dBの挿入損失が生じてしまう欠点はあるものの、透過係数は高く、反射係数は低く抑えられ、電気信号の通過を阻害しない回路であることが分かる。図12(アイサレーション特性グラフ)においては、S32が、2つの入力ポート(第2,第3ポート)の間の信号の漏れ量を表している。グラフではS32は低く抑えられており、良好なアイサレーション特性を有することが分かる。
図11と図12のどちらのグラフからも分かるが、従来技術のウィルキンソン型の電力合成器は、非常に広帯域な回路である。そのため、電力合成器単体で見れば使い勝手が良い反面、高周波通信装置全体として見れば、不要な帯域外スプリアス雑音成分まで通過させてしまう問題がある。そのため、後に図7で説明するように、高周波通信装置全体を組む時には、通常は、装置内のどこかにフィルタ回路を挿入することになる。
図10のような電力合成器は、高周波電気回路中の様々な場所で多用されている。中でも、近年重要度を増してきている使用法としては、図7に示す高周波通信装置のように、差動型RFICの送信出力部におけるバラン回路(差動非差動変換回路)がある。近年、ディジタル回路のみならず、高周波アナログ回路までをも、1個の半導体チップ上に混載集積化する動きが盛んになっている。このような半導体チップをRFICと呼ぶ。このようなRFIC上の回路は、差動トランジスタ対によって構成される場合が多く、そのため、チップ外部との入出力部において、バラン回路(差動非差動変換回路)が必要になってきている。バラン回路の構成法は何通りもあるが、特にRFICの送信出力部におけるバラン回路としては、扱う電力レベルが比較的高いことが理由で安全性を重視して、例えば特開2000−341057号公報で開示されているように、電力合成器と180度位相線路を組合せた回路構成が多用されている。図7は、そのようなバラン回路とRFICを用いて高周波通信装置を構成した場合の模式的ブロック図の一例となっている。
図7において、RFIC11の送信出力である差動電気信号は、差動電気信号のうち一方のみが180度位相線路12によって位相反転されることで、同相電気信号に変換される。前記同相電気信号は、直流分離用キャパシタンス13,14を介して、電力合成器15の2つの入力ポートに入力される。電力合成器15の出力は、BPF回路即ち帯域通過フィルタ回路16とアンプ回路17を介して、アンテナ18から放射される。なお、ブロック図中において、直流分離用キャパシタンス13,14やフィルタ回路16の挿入位置や挿入個数にはある程度の選択の自由度があり、図7はそのうちの一例である。
本発明は、図10の従来技術の電力合成器に、図7のブロック図中の16のような、フィルタ機能を兼ねさせることを目的とする。そのため、以下に、従来技術の帯域通過フィルタ回路BPFについても説明しておく。
図13は、帯域通過フィルタ回路BPFの代表的な構造であり、例えば小西良弘著、総合電子出版「通信用フィルタ回路の設計とその応用」第1版、p.26、図2.27(b)において、段間容量から始めてn=2.5とした場合の回路図である。図13において、入力ポート(第1ポート)と出力ポート(第2ポート)の間に、3個のキャパシタンス成分C3g,C4g,C5gを直列に接続し、キャパシタンス成分C3g,C4gの接続点に並列LC共振器(C1gとL1g)を接続し、キャパシタンス成分C4g,C5gの接続点に並列LC共振器(C2gとL2g)を接続した構造になっている。図13の回路は、集中定数のLC並列共振器の代わりに、図14のように、分布定数の1/4波長線路共振器を用いて構成しても等価であることが公知である。図14において、入力ポート(第1ポート)と出力ポート(第2ポート)の間に、3個の直列キャパシタンス成分C1h,C2h,C3hと2本の短絡線路共振器T1h,T2hを交互に多段接続した構造になっている。2本の短絡線路共振器T1i,T2iは、フィルタ特性の中心周波数付近において概略1/4波長となる寸法の高周波線路である。
図15のグラフは、図14の回路を表2の仕様を目標に設計した場合の典型的な特性の例である。図15において、S11は反射係数、S21は透過係数である。この結果を得た時の回路定数は、C1h=C3h=0.31pF、C2h=0.156pFであり、短絡線路共振器T1hとT2hは、特性インピーダンスが47.557Ωで周波数8867.663MHzにおいて1/4波長の長さになるような高周波線路であった。
Figure 2005065171
特開平8−288711号公報、図1
本発明が解決しようとする課題は、図7のブロック図に示したような近年の高周波通信装置において、部品数を削減し、これによって装置全体の小型化,軽量化および低コスト化を実現できるフィルタ機能付き電力合成器をおよびそれを用いた高周波通信装置を提供することである。
より具体的には、性能を落とすこと無く部品数を削減するための方策として、既にある部品(電力合成器)を高機能化して、その周辺の部品(フィルタや直流分離キャパシタンス)の機能までも取り込んでしまうことを目的としている。
前記目的を達成するため、本発明のフィルタ機能付き電力合成器は、第1の入力ポートと第2の入力ポートに夫々入力された電気信号を合成して共通節点を介して出力ポートに出力する電力合成器であって、前記第1の入力ポートと前記共通節点の間に、前記第1の入力ポート側から順に直列に接続された第1のキャパシタンス成分および第2のキャパシタンス成分と、前記第1のキャパシタンス成分と前記第2のキャパシタンス成分との接続点に接続された第1の共振要素と、前記第2の入力ポートと前記共通節点の間に、前記第2の入力ポート側から順に直列に接続された第3のキャパシタンス成分および第4のキャパシタンス成分と、前記第3のキャパシタンス成分と前記第4のキャパシタンス成分との接続点に接続された第2の共振要素と、前記共通節点と前記出力ポートの間に接続された第5のキャパシタンス成分と、前記共通節点と第5のキャパシタンス成分との間に接続された第3の共振要素と、前記第1のキャパシタンス成分と第2のキャパシタンス成分との接続点と前記第3のキャパシタンス成分と第4のキャパシタンス成分との接続点との間に接続された抵抗成分とを備えたことを特徴とする。
前記実施形態のフィルタ機能付き電力合成器よれば、基本となる電力合成器の機能に帯域通過フィルタの機能と直流分離用のキャパシタンスの機能とを付加して部品数を削減でき、小型化,軽量化および低コスト化を実現できる。
また、一実施形態のフィルタ機能付き電力合成器は、前記第1のキャパシタンス成分と前記第1の入力ポートとの間に直列に接続されたN個(Nは自然数)の第1の入力ポート側キャパシタンス成分と、前記N個の第1の入力ポート側キャパシタンス成分夫々の前記共通節点側に接続されたN個の第1の入力ポート側共振要素と、前記第3の直列キャパシタンス成分と前記第2の入力ポートとの間に直列に接続されたN個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分と、前記N個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分夫々の前記共通節点側に接続されたN個の第2の入力ポート側共振要素と、前記第5のキャパシタンス成分と前記出力ポートの間に直列に接続されたM個(Mは自然数)の出力ポート側キャパシタンス成分と、前記M個の出力ポート側キャパシタンス成分夫々の前記共通節点側に接続されたM個の出力ポート側共振要素とを備えたことを特徴とする。
前記実施形態のフィルタ機能付き電力合成器よれば、回路の段数を増やすことにより容易にフィルタ特性を高性能化できる。
また、一実施形態のフィルタ機能付き電力合成器は、前記N個の第1の入力ポート側キャパシタンス成分と前記第1の入力ポート側共振要素との接続点と前記N個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分と前記第2の入力ポート側共振要素との接続点とのうちの少なくとも1つの対向する接続点間に接続された抵抗成分を備えたことを特徴とする。
また、一実施形態のフィルタ機能付き電力合成器は、前記第1,第2,第3の共振要素のうちの少なくとも1つが、キャパシタンス成分とインダクタンス成分からなる並列共振回路であることを特徴とする。
前記実施形態のフィルタ機能付き電力合成器よれば、前記第1,第2,第3の共振要素として、キャパシタンス成分とインダクタンス成分との並列共振回路を用いることによって、キャパシタンス成分とインダクタンス成分の組み合わせによって使用周波数帯を自由に設定でき、設計の自由度を向上できる。
また、一実施形態のフィルタ機能付き電力合成器は、前記第1,第2,第3の共振要素のうちの少なくとも1つが、使用周波数帯において略1/4波長となる長さの短絡線路共振器であることを特徴とする。
前記実施形態のフィルタ機能付き電力合成器によれば、前記第1,第2,第3の共振要素として、使用周波数帯において略1/4波長となる長さの短絡線路共振器を用いることによって、マイクロ波帯(ミリ波帯を含む)に対応するフィルタ回路を低コストで実現できる。
また、本発明の高周波通信装置は、差動線路上の位相が略180度ずれた2つの高周波信号の一方を位相反転する180度移相器と、前記180度移相器により位相反転された高周波信号が第1の入力ポートまたは第2の入力ポートの一方に入力され、前記2つの高周波信号の位相反転されていない他方が前記第1の入力ポートまたは前記第2の入力ポートの他方に入力され、入力された高周波信号を合成する請求項1乃至5のいずれか1つに記載のフィルタ機能付き電力合成器と、前記フィルタ機能付き電力合成器から出力された高周波信号を放射するアンテナとを備えたことを特徴とする。
以上より明らかなように、本発明のフィルタ機能付き電力合成器によれば、帯域通過フィルタ機能や高域通過フィルタ機能および直流阻止用キャパシタンス機能を電力合成器に兼ねさせることができ、部品数を削減し、小型化,軽量化および低コスト化を実現できる。
また、本発明の高周波通信装置によれば、本発明のフィルタ機能付き電力合成器を例えば差動型RFIC回路の送信出力部用バランとして用いることで、部品数を削減し、小型化,軽量化および低コスト化を実現できる。
以下、この発明のフィルタ機能付き電力合成器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
以下、本発明の実施の形態のフィルタ機能付き電力合成器を、図面を用いてさらに具体的に詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1と図2は、本発明の第1実施形態のフィルタ機能付き電力合成器の回路図であり、電力合成器に帯域通過フィルタ機能を付加した場合の例である。一般的にフィルタ回路は、回路の段数を比較的自由に増減でき、また段数を増やすほど高性能化し易いことが知られている。そのため、図1では本発明のほぼ最小構成の回路構造を示し、図2では本発明のフィルタ機能付き電力合成器を多段化した場合の一般的な模式図を示している。
図1において、2つの第1,第2の入力ポート(第2,第3ポート)にはそれぞれ、第1,第3のキャパシタンス成分C4a,C5a、第1,第2の共振要素の一例としての短絡線路共振器T2a,T3a、第2,第4のキャパシタンス成分C2a,C3aが、この順に接続され、その後に共通節点Pに合成されており、その後に第3の共振要素の一例としての短絡線路共振器T1aと第5のキャパシタンス成分C1aをこの順で介して、出力ポート(第1ポート)に至っている。また、2つの第1,第2の入力ポート(第2,第3ポート)の間は抵抗成分R2aで直結されており、更に2本の短絡線路共振器T2a,T3aの短絡端でない方の端どうしも抵抗成分R1aで直結されている。短絡線路共振器T1a〜T3aは、図1のフィルタ機能付き電力合成器の中心周波数付近で概略1/4波長となる寸法である。
図1のフィルタ機能付き電力合成器の特性例を、図3と図4のグラフに示す。図3は反射係数(S11,S22,S33)特性と透過係数(S12,S13)特性であり、図4はアイサレーション(S32)特性であり、表3の仕様を目標に市販回路シミュレータで設計した結果である。
これらグラフより、図1のフィルタ機能付き電力合成器一つだけで、従来技術における電力合成器の特性(図13、図14)とBPFの特性(図18)を合せた特性が実現できていることが分かる。なお、これらグラフを得た時の回路定数は、C1a=0.349pF、C2a=C3a=0.114pF、C4a=C5a=0.325pF、R1a=R2a=100Ωであり、短絡線路共振器T1aは、特性インピーダンス43.662Ωで周波数9102.581MHzにおいて1/4波長となる長さの高周波線路であり、短絡線路共振器T2aは、特性インピーダンス43.662Ωで周波数7990.979MHzにおいて1/4波長となる長さの高周波線路であった。
Figure 2005065171
図1のフィルタ機能付き電力合成器では、良好なアイサレーション特性とインピーダンス整合を得るために、抵抗素子を2個(R1a、R2a)用いている。しかしながら、このうち抵抗成分R2aは必ずしも必要ではなく、削除してもほぼ同等の性能が実現できる。例えば、C1a=0.848pF、C2a=C3a=0.322pF、C4a=C5a=0.844pF、R1a=127.752Ωとし、短絡線路共振器T1aは、特性インピーダンス12.055Ωで周波数7075.027MHzにおいて1/4波長となる長さの高周波線路とし、短絡線路共振器T2aは、特性インピーダンス12.055Ωで周波数6440.992MHzにおいて1/4波長となる長さの高周波線路とすれば良い。後述の(第3実施形態)でも、抵抗成分R2aを削除した実施形態を想定している。図2の一般的な多段化構造の模式図においても、抵抗素子については必ずしも全て必要なわけではなく、削減が可能である。
また、抵抗成分R2aを削除した場合は、回路図から明らかなように、3つのポート(第1ポート〜第3ポート)の間は、直流的に完全に分離されている。即ち図1のフィルタ機能付き電力合成器は、直流分離用のキャパシタンスの機能をも取り込むことに成功している。
図2において、段数を表すMとNは、任意の自然数である。図2に示すように、図1に示すフィルタ機能付き電力合成器の基本構成に、第1のキャパシタンス成分と第1の入力ポートとの間に直列に接続されたN個(Nは自然数)の第1の入力ポート側キャパシタンス成分と、N個(Nは自然数)の第1の入力ポート側キャパシタンス成分夫々の共通節点P側に接続されたN個の第1の入力ポート側共振要素の一例としての短絡線路共振器と、第3の直列キャパシタンス成分と第2の入力ポートとの間に直列に接続されたN個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分と、N個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分夫々の共通節点P側に接続されたN個の第2の入力ポート側共振要素の一例としての短絡線路共振器と、第5のキャパシタンス成分と出力ポートの間に直列に接続されたM個(Mは自然数)の出力ポート側キャパシタンス成分と、M個の出力ポート側キャパシタンス成分夫々の共通節点P側に接続されたM個の出力ポート側共振要素の一例としての短絡線路共振器とを備えている。また、前記N個の第1の入力ポート側キャパシタンス成分と第1の入力ポート側共振要素の一例としての短絡線路共振器との接続点とN個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分と第2の入力ポート側共振要素の一例としての短絡線路共振器との接続点の対向する接続点間に抵抗成分接続している。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態のフィルタ機能付き電力合成器の回路図であり、図1のフィルタ機能付き電力合成器における短絡線路共振器を、集中定数LC共振器で置き換えた例である。このような置き換えが可能なことは、既に従来技術の図15と図16で説明した通りである。
具体的には、図1における短絡線路共振器T1aが図5ではインダクタンス成分L1cとキャパシタンス成分C6cの並列共振器、図1における短絡線路共振器T2aが図5ではインダクタンス成分L2cとキャパシタンス成分C7cの並列共振器、図1における高短絡線路共振器T3aが図5ではインダクタンス成分L3cとキャパシタンス成分C8cの並列共振器に置き換えられている。線路共振器T1a〜T3a以外の回路素子については、図5における添え字「c」の各部品が、それぞれ図1における添え字「a」の同じ番号の部品に対応している。
この第2実施形態のフィルタ機能付き電力合成器は、第1実施形態のフィルタ機能付き電力合成器と同様の作用,効果を有している。
図5のような、分布定数を含まない集中定数のみで実現された回路形態は、例えば、小型半導体チップ上に高周波アナログ回路を集積したRFICのような製品形態を想定した場合に有利である。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態のフィルタ機能付き電力合成器の回路図であり、図5の第2実施形態のフィルタ機能付き電力合成器を、更に差動形式に変形した例である。電力合成器をRFIC上に集積する場合には、このような差動形式の方が有利な場合が多い。
図6におけるキャパシタンス成分C1d〜C8dと、インダクタンス成分L1d〜L3dと、抵抗成分R1d〜R2dについては、それぞれ図5における添え字「c」の同じ番号の部品に対応している。差動化を実現するために、図5においてはグランド配線であった位置において、キャパシタンス成分C1d〜C5dと上下対称な位置にそれぞれキャパシタンス成分C9d〜C13dが、抵抗成分R1d〜R2dと上下対称な位置にそれぞれ抵抗成分R3d〜R4dが挿入されている。
図6において、キャパシタンス成分C4d,C12dが第1のキャパシタンス成分であり、キャパシタンス成分C2d,C10dが第2のキャパシタンス成分であり、キャパシタンス成分C5d,C13dが第3のキャパシタンス成分であり、キャパシタンス成分C3d,C11dが第4のキャパシタンス成分であり、キャパシタンス成分C1d,C9dが第5のキャパシタンス成分である。また、インダクタンス成分L2dとキャパシタンス成分C7dからなる並列共振回路が第1の共振要素であり、インダクタンス成分L3dとキャパシタンス成分C8dからなる並列共振回路が第2の共振要素であり、インダクタンス成分L1dとキャパシタンス成分C6dからなる並列共振回路が第3の共振要素である。
この第3実施形態のフィルタ機能付き電力合成器は、扱う電気信号が差動信号であることを除いて第1実施形態のフィルタ機能付き電力合成器と同様の作用,効果を有している。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態の高周波通信装置の一例としての高周波無線通信装置のブロック図である。本発明のフィルタ機能付き電力合成器の第1実施形態(図1)を組込むことで、部品数を削減した高周波無線通信装置が実現できることを示している。
図8において、RFIC21の送信出力である差動電気信号は、差動電気信号のうち一方のみが180度位相線路22によって位相反転されることで、同相電気信号に変換される。前記同相信号は、本発明によるフィルタ機能付き電力合成器の一例としての電力合成器25の2つの第1,第2の入力ポートに入力される。電力合成器25の出力は、アンプ回路27を介して、アンテナ28から放射される。なお、180度移相器22は、図8では位相線路形式による実現形態を図示したが、その他の回路形式でも構わない。
本発明である図8に示す高周波通信装置を、従来技術である図7に示す高周波通信装置と比較すると、次のことが分かる。即ち、図7(従来技術)中のA部分が、図8(本発明)においては1個の部品(電力分配器25)だけで実現されている。これにより、ブロック図レベルで見たときの部品数が、図8(本発明)においては大幅に削減されている。そのため、本発明では、部品個々に必要とされるパッケージングや実装コスト・スペース等が大幅に削減されている。
次に、ブロック図レベル(巨視的)だけでなく、回路レベル(微視的)に見ても、部品数削減が図られていることを説明する。図9は、図7(従来技術)中のA部分を詳細に示した回路図の一例である。図9の31部分は、直流分離用キャパシタンス成分であり、図7では13と14で表されている。図9の35部分は、図10と同じ構造の従来技術の電力合成器であり、図7では15で表されている。図9の36部分は、図14と同じ構造の従来技術のBPFであり、図7では16で表されている。
図9の全ての機能(直流分離機能、電力合成器機能、BPF機能)が、図1の本発明のフィルタ機能付き電力合成器1個だけで実現できる。そこで、図1(本発明)と図9(従来技術)の回路素子数を比較すると、次のことが分かる。即ち、キャパシタンス素子の個数は同じ(5個)であり、抵抗素子の数も同じ(1個)である(図1のフィルタ機能付き電力合成器としては、抵抗成分R2aを削除した場合を想定している)。しかしながら、高周波線路の本数は、従来技術(図9)では4本に対し、本発明(図1)では3本に削減されている。高周波線路は、最もサイズが大きい回路素子であり、その本数が削減されたことは、小型化,軽量化および低コスト化の上で大変効果が大きい。これら高周波線路は、回路の動作中心周波数において概略1/4波長となる寸法であるため、例えば比較的高周波帯である5GHz無線LAN機器の場合でも、6mm前後の寸法にもなってしまうためである。
以上説明したように、本発明のフィルタ機能付き電力合成器と180度位相器を組合せて、差動型RFIC送信出力部のバランとして用いることで、高周波無線装置の小型化・軽量化・低コスト化を図ることが可能である。
(比較例1)
特許文献1において、本発明の図1のフィルタ機能付き電力合成器の一部に似た構造の回路図が記載されているので、本発明との相違点を明確にしておく。
図16がその回路であるが、説明の都合上、記号のみ特許文献1と多少変えてある。第1の入力ポート(第2ポート)と出力ポート(第1ポート)の間には、2個のキャパシタンス成分C2i,C4iと短絡線路T2iから成るT型回路が挿入され、第2の入力ポート(第3ポート)と出力ポート(第1ポート)の間には、2個のキャパシタンス成分C3i,C5iと短絡線路T3iから成るT型回路が挿入されている。そして、第1と第2の入力ポートの間は、抵抗成分R2iでも直結されている。
この従来技術(図16)と本発明(図1)とでは、まず一見して、以下のような回路構造上の違いがある。この従来技術(図16)には、本発明(図1)における高周波線路T1a、キャパシタンス成分C1a、抵抗成分R1aに相当する回路素子が欠けている。
次に、この従来技術(図16)と本発明(図1)とでは、以下のような回路目的上の違いがある。本発明(図1)は帯域通過フィルタ機能を実現することを目的としているが、従来技術(図16)にはフィルタ機能という概念が無い。従来技術(図16)は、明細書中に明示されているように、小型化と広帯域化のみを目的としたものである。
この目的の違いは、高周波線路を等価回路で表して原理を明確にすると、より明瞭になる。高周波線路の等価回路は寸法によって変化することが公知であり、その結果、本発明(図1)の等価回路が図5になるのに対して、従来技術(図16)の等価回路は図17になる。図16における2本の高周波線路T2i,T3iは、波長λに対してλ/4よりも遥かに小さな値に設計される(特許文献1参照)。例えば、使用周波数1.7GHzに対して、この周波数での自由空間波長はλ=c(光速)/f=約18cmとなるのに対し、その僅か1/10に過ぎない16mmという寸法が例示されている。このような場合、短絡高周波線路は短絡インダクタンスで近似できることが公知であり、従って、図16における2本の高周波線路T2i,T3iは、図17において2本のインダクタンス成分L2j,L3jで近似される。従来技術(図16)の趣旨は、この図17の等価回路の方が明瞭になる。即ち、図中の41と42の部分が、位相線路の等価回路となっている。この41と42の部分を集中定数化したことによって、小型化を図っているのである。
以上のように、従来技術(図16)と本発明(図1)とでは、回路の構造と目的の両面で大きな違いがある。
図1は本発明の第1実施形態のフィルタ機能付き電力合成器の回路図である。 図2は前記フィルタ機能付き電力合成器の一般的な多段化構造の模式図である。 図3は図1のフィルタ機能付き電力合成器の反射・透過特性である。 図4は図1のフィルタ機能付き電力合成器のアイサレーション特性である。 図5は本発明の第2実施形態のフィルタ機能付き電力合成器の回路図である。 図6は本発明の第3実施形態のフィルタ機能付き電力合成器の回路図である。 図7は高周波通信装置のブロック図である。 図8は本発明の第4実施形態の高周波通信装置の一例としての高周波無線通信装置のブロック図である。 図9は図8のA部分の詳細回路図の一例である。 図10は従来の第1の電力合成器である。 図11は図10の電力合成器の反射・透過特性である。 図12は図10の電力合成器のアイサレーション特性である。 図13は従来の帯域通過フィルタ回路である。 図14は図13の帯域通過フィルタ回路の別の実現形態である。 図15は図14の帯域通過フィルタ回路の反射・透過特性である。 図16は従来の第2の電力合成器である。 図17は図16の電力合成器の等価回路である。
符号の説明
11,21…RFIC送信回路
12,22…180度位相線路
13,14,33…直流分離用キャパシタンス成分
16,15,25,35…電力合成器
36…BPF
17,27…アンプ
18,28…アンテナ
C1a〜C5a,C1c〜C8c,C1d〜C13d,C1g〜C5g,C1h〜C3h,C2i〜C5i,C2j〜C5j…キャパシタンス成分
L1c〜L3c,L1d〜L3d,L1g〜L2g,L2j〜L3j…インダクタンス成分
R1a〜R2a,R1c〜R2c,R1d〜R4d,R1f,R2i,2j…抵抗成分
T1a〜T3a,T1f〜T2f,T1h〜T2h,T2i〜T3i…短絡線路共振器
P…共通節点

Claims (6)

  1. 第1の入力ポートと第2の入力ポートに夫々入力された電気信号を合成して共通節点を介して出力ポートに出力する電力合成器であって、
    前記第1の入力ポートと前記共通節点の間に、前記第1の入力ポート側から順に直列に接続された第1のキャパシタンス成分および第2のキャパシタンス成分と、
    前記第1のキャパシタンス成分と前記第2のキャパシタンス成分との接続点に接続された第1の共振要素と、
    前記第2の入力ポートと前記共通節点の間に、前記第2の入力ポート側から順に直列に接続された第3のキャパシタンス成分および第4のキャパシタンス成分と、
    前記第3のキャパシタンス成分と前記第4のキャパシタンス成分との接続点に接続された第2の共振要素と、
    前記共通節点と前記出力ポートの間に接続された第5のキャパシタンス成分と、
    前記共通節点と第5のキャパシタンス成分との間に接続された第3の共振要素と、
    前記第1のキャパシタンス成分と第2のキャパシタンス成分との接続点と前記第3のキャパシタンス成分と第4のキャパシタンス成分との接続点との間に接続された抵抗成分とを備えたことを特徴とするフィルタ機能付き電力合成器。
  2. 請求項1に記載のフィルタ機能付き電力合成器において、
    前記第1のキャパシタンス成分と前記第1の入力ポートとの間に直列に接続されたN個(Nは自然数)の第1の入力ポート側キャパシタンス成分と、
    前記N個の第1の入力ポート側キャパシタンス成分夫々の前記共通節点側に接続されたN個の第1の入力ポート側共振要素と、
    前記第3の直列キャパシタンス成分と前記第2の入力ポートとの間に直列に接続されたN個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分と、
    前記N個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分夫々の前記共通節点側に接続されたN個の第2の入力ポート側共振要素と、
    前記第5のキャパシタンス成分と前記出力ポートの間に直列に接続されたM個(Mは自然数)の出力ポート側キャパシタンス成分と、
    前記M個の出力ポート側キャパシタンス成分夫々の前記共通節点側に接続されたM個の出力ポート側共振要素とを備えたことを特徴とするフィルタ機能付き電力合成器。
  3. 請求項1または2に記載のフィルタ機能付き電力合成器において、
    前記N個の第1の入力ポート側キャパシタンス成分と前記第1の入力ポート側共振要素との接続点と前記N個の第2の入力ポート側キャパシタンス成分と前記第2の入力ポート側共振要素との接続点とのうちの少なくとも1つの対向する接続点間に接続された抵抗成分を備えたことを特徴とするフィルタ機能付き電力合成器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のフィルタ機能付き電力合成器において、
    前記第1,第2,第3の共振要素のうちの少なくとも1つが、キャパシタンス成分とインダクタンス成分からなる並列共振回路であることを特徴とするフィルタ機能付き電力合成器。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のフィルタ機能付き電力合成器において、
    前記第1,第2,第3の共振要素のうちの少なくとも1つが、使用周波数帯において略1/4波長となる長さの短絡線路共振器であることを特徴とするフィルタ機能付き電力合成器。
  6. 差動線路上の位相が略180度ずれた2つの高周波信号の一方を位相反転する180度移相器と、
    前記180度移相器により位相反転された高周波信号が第1の入力ポートまたは第2の入力ポートの一方に入力され、前記2つの高周波信号の位相反転されていない他方が前記第1の入力ポートまたは前記第2の入力ポートの他方に入力され、入力された高周波信号を合成する請求項1乃至5のいずれか1つに記載のフィルタ機能付き電力合成器と、
    前記フィルタ機能付き電力合成器から出力された高周波信号を放射するアンテナとを備えたことを特徴とする高周波通信装置。
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