しかしながら、このような公報記載の従来技術にあっては、適切に追跡パターンを除去して、画像品質を向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、上記特許文献1及び特許文献2記載の従来技術にあっては、白ドットやイエロードットに置き換えているため、薄い色地では白く塗りつぶされたり、または、白地上のドットのみしか変換できないという問題があった。
なお、特許文献3記載の従来技術は、追跡パターンに基づいて、追跡パターンを削除する技術ではなく、画像処理を切り換える技術であり、画像処理の1つとして、追跡パターンの除去を考慮する必要がある。
そこで、請求項1記載の発明は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域が所定の置き換え画素との濃度差が所定値を越えていると、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えることにより、孤立点領域の不要な画素の置き換えをなくし、周辺画像との連続性を保って、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施す画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項2記載の発明は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち最大値の置き換え画素が、当該孤立点領域よりも薄いときにのみ、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えることにより、孤立点の誤判定を抑制し、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施す画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項3記載の発明は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち、R、Gの画像データ値の近い画像データと置き換えることにより、孤立点の誤判定を抑制し、追跡パターンの打たれていない状態の画素に変換する画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項4記載の発明は、複数の置き換え画素として、少なくとも1つは隣接する画素を含むことにより、置き換え対象画素を、隣接した画像データを参照して設定して、複写原稿の出力パターンの影響を受けることを防止し、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施す画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項5記載の発明は、置き換え手段が、孤立点領域のRGB画像データのうちB画像データのみを置き換え対象データとして置き換えることにより、黄色孤立点がB信号に影響することから、置き換え対象画素をBのみとして、RG信号が、誤判定時の影響を受けないようにし、孤立点の誤判定を抑制して、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施す画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項6記載の発明は、孤立点検出手段が、孤立点として、装置の機番、製造番号、使用者ID等の情報からなる追跡パターンを検出することにより、追跡パターンを適切にかつ画像品質を良好な状態で置き換え画素で置き換える画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項7記載の発明は、画像データの出力モードが2色モードであるときに、孤立点領域を置き換え画素と置き換えることにより、孤立点領域が2色モード時に他の色に変換されてしまうことを防止し、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施す画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項8記載の発明は、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換えるに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載することにより、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保ち、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施す画像読取装置を提供することを目的としている。
請求項9記載の発明は、原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載することにより、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保ち、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力する画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項10記載の発明は、画像読取手段で、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、画像形成手段で、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載することにより、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保ち、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力する複写装置を提供することを目的としている。
請求項11記載の発明は、複写装置を、外部装置に接続され、当該外部装置からのプリント指示コマンドと画像データを受け取って、請求項1から請求項7のいずれかの画像処理装置である画像処理手段で、画像データの孤立点領域を置き換え画素と置き換える画像処理を施し、画像形成手段で当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するものとすることにより、外部装置から入力される画像データに対しても、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保ち、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力する複写装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像処理装置は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換える画像処理装置であって、前記原稿の画像データに特定色があるか否かで、孤立点を検出する孤立点検出手段と、当該孤立点検出手段の検出した孤立点領域が所定の置き換え画素との濃度差が所定値を越えていると、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換える置き換え手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
上記構成によれば、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域が所定の置き換え画素との濃度差が所定値を越えていると、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えるので、孤立点領域の不要な画素の置き換えをなくすことができ、周辺画像との連続性を保って、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項2記載の発明の画像処理装置は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換える画像処理装置であって、前記原稿の画像データに特定色があるか否かで、孤立点を検出する孤立点検出手段と、当該孤立点検出手段の検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち最大値の置き換え画素が、当該孤立点領域よりも薄いときにのみ、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換える置き換え手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
上記構成によれば、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち最大値の置き換え画素が、当該孤立点領域よりも薄いときにのみ、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えるので、孤立点の誤判定を抑制することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項3記載の発明の画像処理装置は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換える画像処理装置であって、前記原稿の画像データに特定色があるか否かで、孤立点を検出する孤立点検出手段と、当該孤立点検出手段の検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち、R、Gの画像データ値の近い画像データと置き換える置き換え手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
上記構成によれば、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち、R、Gの画像データ値の近い画像データと置き換えるので、孤立点の誤判定を抑制することができ、追跡パターンの打たれていない状態の画素に変換することができる。
上記各場合において、例えば、請求項4に記載するように、前記画像処理装置は、前記複数の置き換え画素として、少なくとも1つは隣接する画素を含むものであってもよい。
上記構成によれば、複数の置き換え画素として、少なくとも1つは隣接する画素を含むので、置き換え対象画素を、隣接した画像データを参照して設定して、複写原稿の出力パターンの影響を受けることを防止することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記置き換え手段は、前記孤立点領域のRGB画像データのうちB画像データのみを置き換え対象データとして置き換えるものであってもよい。
上記構成によれば、置き換え手段が、孤立点領域のRGB画像データのうちB画像データのみを置き換え対象データとして置き換えるので、黄色孤立点がB信号に影響することから、置き換え対象画素をBのみとして、RG信号が、誤判定時の影響を受けないようにすることができ、孤立点の誤判定を抑制して、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、孤立点検出手段は、前記孤立点として、装置の機番、製造番号、使用者ID等の情報からなる追跡パターンを検出するものであってもよい。
上記構成によれば、孤立点検出手段が、孤立点として、装置の機番、製造番号、使用者ID等の情報からなる追跡パターンを検出するので、追跡パターンを適切にかつ画像品質を良好な状態で置き換え画素で置き換えることができる。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記画像処理装置は、前記画像データの出力モードが2色モードであるときに、前記孤立点領域を前記置き換え画素と置き換えるものであってもよい。
上記構成によれば、画像データの出力モードが2色モードであるときに、孤立点領域を置き換え画素と置き換えるので、孤立点領域が2色モード時に他の色に変換されてしまうことを防止することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項8記載の発明の画像読取装置は、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像読取装置であって、前記画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載していることにより、上記目的を達成している。
上記構成によれば、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換えるに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載するので、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項9記載記載の発明の画像形成装置は、原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力する画像形成装置であって、前記画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載していることにより、上記目的を達成している。
上記構成によれば、原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載するので、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
請求項10記載の発明のカラー複写装置は、画像読取手段で、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、画像形成手段で、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力する複写装置であって、前記画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載していることにより、上記目的を達成している。
上記構成によれば、画像読取手段で、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、画像形成手段で、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載するので、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
この場合、例えば、請求項11に記載するように、前記複写装置は、外部装置に接続され、当該外部装置からのプリント指示コマンドと画像データを受け取って、請求項1から請求項7のいずれかの画像処理装置である画像処理手段で、前記画像データの孤立点領域を置き換え画素と置き換える画像処理を施し、前記画像形成手段で当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するものであってもよい。
上記構成によれば、複写装置を、外部装置に接続され、当該外部装置からのプリント指示コマンドと画像データを受け取って、請求項1から請求項7のいずれかの画像処理装置である画像処理手段で、画像データの孤立点領域を置き換え画素と置き換える画像処理を施し、画像形成手段で当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するものとしているので、外部装置から入力される画像データに対しても、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
請求項1記載の発明の画像処理装置によれば、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域が所定の置き換え画素との濃度差が所定値を越えていると、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えるので、孤立点領域の不要な画素の置き換えをなくすことができ、周辺画像との連続性を保って、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項2記載の発明の画像処理装置によれば、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち最大値の置き換え画素が、当該孤立点領域よりも薄いときにのみ、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えるので、孤立点の誤判定を抑制することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項3記載の発明の画像処理装置によれば、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、孤立点検出手段で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、置き換え手段が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち、R、Gの画像データ値の近い画像データと置き換えるので、孤立点の誤判定を抑制することができ、追跡パターンの打たれていない状態の画素に変換することができる。
請求項4記載の発明の画像処理装置によれば、複数の置き換え画素として、少なくとも1つは隣接する画素を含むので、置き換え対象画素を、隣接した画像データを参照して設定して、複写原稿の出力パターンの影響を受けることを防止することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項5記載の発明の画像処理装置によれば、置き換え手段が、孤立点領域のRGB画像データのうちB画像データのみを置き換え対象データとして置き換えるので、黄色孤立点がB信号に影響することから、置き換え対象画素をBのみとして、RG信号が、誤判定時の影響を受けないようにすることができ、孤立点の誤判定を抑制して、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項6記載の発明の画像処理装置によれば、孤立点検出手段が、孤立点として、装置の機番、製造番号、使用者ID等の情報からなる追跡パターンを検出するので、追跡パターンを適切にかつ画像品質を良好な状態で置き換え画素で置き換えることができる。
請求項7記載の発明の画像処理装置によれば、画像データの出力モードが2色モードであるときに、孤立点領域を置き換え画素と置き換えるので、孤立点領域が2色モード時に他の色に変換されてしまうことを防止することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項8記載の発明の画像読取装置によれば、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換えるに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載するので、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
請求項9記載記載の発明の画像形成装置によれば、原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載するので、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
請求項10記載の発明のカラー複写装置によれば、画像読取手段で、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、画像処理手段で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、画像形成手段で、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、画像処理手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置を搭載するので、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
請求項11記載の発明のカラー複写装置によれば、複写装置を、外部装置に接続され、当該外部装置からのプリント指示コマンドと画像データを受け取って、請求項1から請求項7のいずれかの画像処理装置である画像処理手段で、画像データの孤立点領域を置き換え画素と置き換える画像処理を施し、画像形成手段で当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するものとしているので、外部装置から入力される画像データに対しても、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
図1〜図9は、本発明の画像処理装置、画像読取装置及びカラー複写装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置、画像読取装置及びカラー複写装置の一実施例を適用したデジタルフルカラー複写装置1のブロック構成図である。
図1において、デジタルフルカラー複写装置1は、スキャナ100、カラープリンタ200及び給紙部300等を備えている。
スキャナ(画像読取手段)100は、コンタクトガラス101上にセットされた原稿Gを圧板102で押さえつけ、コンタクトガラス101の下部に配設されている第1走行体103上の光源である照明ランプ104から原稿Gに光を照射して、当該原稿Gで反射された反射光を第1走行体103上のミラー105で第2走行体106上のミラー107、108で順次反射して、レンズ109を通して3ラインCCD(Charge Coupled Device )センサ110に入射する。3ラインCCDセンサ110は、入射光を光電変換して、原稿Gの画像を読み取る。このとき、スキャナ100は、第1走行体103と第2走行体106が、上述のようにして原稿を主走査しつつ副走査方向に移動して、原稿Gを主走査及び副走査して、原稿Gの画像を読み取り、3ラインCCDセンサ110は、B、G、Rの画像を色毎に色分解して読み取る。
デジタルフルカラー複写装置1は、スキャナ100で読み取ったB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとに、図示しない画像処理ユニットで色変換処理を行って、Bk(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)及びY(イエロー)の記録色情報を含むカラー画像データに変換する。
デジタルフルカラー複写装置1は、このカラー画像データに基づいて、カラープリンタ(画像形成手段)200でBk、C、M、Yの画像を中間転写ベルト上に重ねて形成し、転写紙に転写する。スキャナ100は、カラープリンタ200の動作とタイミングを取ったトナースタート信号を受けて、第1走行体103と第2走行体106を矢印で示す右方向に移動させて原稿Gの画像を走査し、1回の走査毎に1色の画像データを取得して、その都度、カラープリンタ200に送って、カラープリンタ200で順次顕像化しつつ、中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラー画像を形成する。
カラープリンタ200は、光書込ユニット201が、スキャナ100からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行って、感光体ドラム202に静電潜像を形成する。
この光書込ユニット201は、レーザ発光器203、レーザ発光器203を駆動する図示しない発光駆動制御部、ポリゴンミラー204、ポリゴンミラー204を回転駆動する回転用モータ205、fθレンズ206、反射ミラー207等で構成されている。光書込ユニット201は、発光駆動制御部がカラー画像データに基づいてレーザ発光器203の点灯を制御して、変調したレーザをポリゴンミラー204へ出射する。ポリゴンミラー204は、回転用モータ205により回転駆動されて、入射されるレーザを、fθレンズ206及び反射ミラー207等を介して感光体ドラム202上に走査し、感光体ドラム202上に静電潜像を形成する。
感光体ドラム202は、矢印で示すように、反時計方向に回転駆動され、その周囲に、感光体クリーニングユニット211、除電ランプ212、帯電器213、感光体ドラム202上の潜像電位を検知する電位センサ214、リボルバー現像装置215、リボルバー現像装置215の選択された現像器、現像濃度パターン検知器216及び中間転写ベルト217等が配設されている。
リボルバー現像装置215は、Bk現像器215K、C現像器215C、M現像器215Mと、各現像器215K〜215Mを矢印で示すように反時計回りに回転させる図示しないリボルバー回転駆動部等からなる。各現像器215K〜215Mは、静電潜像を顕像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム202の表面に接触させて回転する現像スリーブ215KS、215CS、215MS、215YSと、現像剤を組み上げ・撹拌するために回転する現像パドル等で構成されている。リボルバー現像装置215は、待機状態では、Bk現像器215Kで現像を行う位置にセットされており、コピー動作が開始されると、スキャナ100で所定のタイミングからBk画像データの読み取りがスタートし、このBk画像データに基づいて、レーザ光による感光体ドラム202への光書き込み及び当該光書き込みによる潜像の形成が始まる。以下、このBk画像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについても同様に光り書き込みと潜像の形成を行い、同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とするために、Bk現像器215Kの現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリーブ215KSの回転を開始して、Bk潜像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通過した時点で、速やかに、Bk現像器215Kによる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装置215を駆動して回動させる。リボルバー現像装置215は、この回動動作を、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前に完了させる。
そして、カラープリンタ200は、画像形成サイクルを開始すると、感光体ドラム202を、図1に矢印で示すように、反時計方向に回転させ、中間転写ベルト217を、図示しない駆動モータにより、時計方向に回転させる。カラープリンタ200は、中間転写ベルト217の回動に伴って、Bkトナー像の形成、Cトナー像の形成、Mトナー像の形成及びYトナー像の形成を順次行い、最終的に、Bk、C、M、Yの順に中間転写ベルト217上に重ねてカラートナー像を形成する。カラープリンタ200は、まず、Bk像の形成は、以下のように行う。すなわち、帯電器213がコロナ放電によって、感光体ドラム202を負電荷で約−700Vに一様に帯電し、続いて、レーザ発光器203が、Bk信号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に荷電された感光体ドラム202の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。
リボルバー現像装置215内のトナーは、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、リボルバー現像装置215のBk現像スリーブ215KSは、感光体ドラム202の金属基体層に対して図示しない電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。したがって、感光体ドラム202の電荷が残っている部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、すなわち、露光された部分には、Bkトナーが吸着されて、潜像と相似のBk可視像が形成される。
中間転写ベルト217は、駆動ローラ218、転写対向ローラ219、クリーニング対向ローラ220及び従動ローラ群に張り渡されており、図示しない駆動モータにより回動駆動される。
そして、カラープリンタ200は、感光体ドラム202上に形成されたBkトナー像を、感光体ドラム202と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト217の表面に、ベルト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)221によって転写する。以下、感光体ドラム202から中間転写ベルト217へのトナー像転写を、ベルト転写という。
カラープリンタ200は、感光体ドラム202上の若干の未転写残留トナーを、感光体ドラム202の再使用に備えて、感光体クリーニングユニット211で清掃し、このとき回収されたトナーを、図示しない回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄える。
カラープリンタ200は、感光体ドラム202に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、中間転写ベルト217上の同一面に順次、位置合わせして転写して、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に紙転写コロナ放電器222で一括転写を行う。
そして、感光体ドラム202側では、Bk画像の形成工程の次に、C画像の形成工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ100によるC画像データの読み取りを開始し、そのC画像データによるレーザ光書き込みで、感光体ドラム202へのC潜像の形成を行う。C現像器215Cは、その現像位置に対して、先のBk潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する前に、リボルバー現像装置215の回転動作を行い、C潜像をCトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像を続け、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器215Kの場合と同様にリボルバー現像装置215を駆動して、C現像器215Cを送り出し、次のM現像器215Mを現像位置に位置させる。この動作もやはり、次のM潜像先端部が現像位置に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像の形成工程については、それぞれの画像データの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上記Bk像やC像の工程と同様であり、詳細な説明を省略する。
ベルトクリーニング装置223は、入口シール、ゴムブレード、排出コイル及び入口シールやゴムブレードの接離機構等を備え、中間転写ベルト217のクリーニングを行う。ベルトクリーニング装置223は、1色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目の画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレード等を離間させておく。
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という。)222は、コロナ放電方式で、AC+DCまたはDC成分を転写紙および中間転写ベルトに印加し、中間転写ベルト217上の重ね合わされたフルカラートナー像を転写紙に転写させる。
給紙部300は、内部に複数の転写紙カセット301が収納されており、各転写紙カセット301には、各種サイズの転写紙が収納されている。給紙部300は、指定されたサイズの用紙を収納しているカセット301から、給紙コロ302によってカラープリンタ200のレジストローラ対224方向に給紙・搬送する。
なお、デジタルフルカラー複写装置1は、カラープリンタ200の側面に、OHP用紙や厚紙等を手差しするための手差し給紙トレイ310が設けられている。
デジタルフルカラー複写装置1は、画像形成を開始する時期に、転写紙をいずれかの給紙トレイ301、310から給送し、レジストローラ対224のニップ部に待機させる。そして、デジタルフルカラー複写装置1は、紙転写器222に中間転写ベルト217上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致するようにレジストローラ対224を駆動し、紙と像との位置合わせを行い、転写紙が中間転写ベルト217上の色重ね像と重ねられて、正電位に接続された紙転写器222の上を通過する。このとき、コロナ放電電流によって転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転写される。デジタルフルカラー複写装置1は、続いて、紙転写器222の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するときに、転写紙を除電し、中間転写ベルト217から転写紙を剥離させて紙搬送ベルト225に移動させる。デジタルフルカラー複写装置1は、中間転写ベルト217の表面から4色重ねトナー像を一括転写させた転写紙を、紙搬送ベルト225で定着器226に搬送し、所定温度にコントロールされた定着ローラ226Aと加圧ローラ226Bのニップ部でトナー像を溶融定着させ、排出ロール対227で本体外に送り出して、図示しないコピートレイ上に表向きにスタックさせる。
なお、デジタルフルカラー複写装置1は、中間転写ベルト217へのベルト転写後の感光体ドラム202を、ブラシローラ、ゴムブレード等からなる感光体クリーニングユニット211で表面をクリーニングし、また、除電ランプ212で均一に除電する。また、デジタルフルカラー複写装置1は、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト217を、再び、ベルトクリーニング装置223のブレード接離機構でブレードを押圧してクリーニングする。デジタルフルカラー複写装置1は、リピートコピーの場合には、スキャナ100の動作及び感光体ドラム202への画像形成を、1枚目の4色目画像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進み、中間転写ベルト217の方を、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面をベルトクリーニング装置223でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像をベルト転写させるようにする。その後は、1枚目と同様の動作を行う。
そして、デジタルフルカラー複写装置1は、パーソナルコンピュータ等のホスト(外部装置)からLAN(Local Area Network)またはパラレルI/Fを通じてプリント指示コマンドとともにプリントデータ(画像データ)が与えられると、プリントデータをカラープリンタ200でプリントアウト(画像出力)し、かつ、スキャナ100で読み取った原稿Gの画像データを遠隔のフアクシミリ装置に送信し、受信する画像データもプリントアウトできる複合機能を備えたデジタルフルカラー複写装置である。このデジタルフルカラー複写装置1は、図示しない構内交換器PBXを介して公衆電話網に接続され、公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサービスセンタの管理サーバと交信することができる。
デジタルフルカラー複写装置1は、その回路構成が、図2に示すようにブロック構成されており、メインコントローラ1000、ICカード1001、スキャナコントローラ1002、エンジンコントローラ1003、ソータコントローラ1004、エディタ1005、プリンタコントローラ1006、FAXコントローラ1007、パラレルI/Fコントロール1008、LANコントロール1009、通信コントロール1010、操作/表示部1020及びIPU(Image Processing Unit:画像処理ユニット)400等を備えている。
メインコントローラ1000は、デジタルフルカラー複写装置1の全体を制御し、拡張機能等の登録されているICカード1001が接続されて、当該ICカード1001内のプログラム等に応じた機能の拡張を行う。なお、メインコントローラ1000内には、紙搬送等に必要なメインモータ、各種クラッチの接続されるドライバを搭載されている。
操作/表示部1020は、オペレータに対する表示と、オペレータからの機能設定入力制御と、を行う。
スキャナコントローラ1002には、スキャナ100及びオプションのADF(Auto Document Feeder)120が接続され、ADF120には、搬送モータ121や原稿セット検知センサ122等が設けられている。スキャナコントローラ1002は、スキャナ100及びADF120の制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御及び画像メモリからの作像を行う制御等を行う。
エンジンコントローラ1003は、カラープリンタ200内に設けられ、荷電、露光、現像、給紙、転写、定着及び転写紙搬送等の作像エンジンの制御を行う。
ソータコントローラ1004には、オプションであって、複数部を印刷する際に部毎に分類(ソート)して載置するソータ500が接続され、ソータコントローラ1004は、このソータ500の動作を制御する。
プリンタコントローラ1006は、パラレルI/Fコントロール1008及びLANコントロール1009を介してパソコン等の外部装置からの画像及びプリント指示するコマンドを受信して解析し、画像データとして印刷できる状態にビットマップ展開して、メインコントローラ1000を介して、カラープリンタ200を駆動して、画像データをプリントアウトする。
なお、カラープリンタ200には、給紙トレイ301からの給紙をはじめとして、感光体ドラム202の荷電、光書込ユニット201による画像露光、現像、転写、定着及び排紙を行なう機構要素を駆動する電気回路、制御回路及び各種センサ等が設けられている。
FAXコントローラ1007は、フアクシミリ送信指示があると、メインコントローラ1000を介してスキャナ100及びIPU400を駆動して原稿の画像を読んで、画像データを、通信コントロール1010及び構内交換器PBXを介して、ファクシミリ通信回線に送出し、また、通信回線からのファクシミリの呼び出しを受けて、画像データを受信すると、メインコントローラ1000を介して、カラープリンタ200を駆動して画像データをプリントアウトする。
IPU(画像処理装置)400は、図3に示すように回路ブロック構成されており、原稿認識部401、RGBγ補正部402、RGBフィルタ403、色補正部404、変倍部405、I/F(インターフェイス)406、UCR回路407、CMYBkフィルタ(図3では、CMYBフィルタと表示)408、CMYBkγ補正部(図3では、CMYBγ補正部と表示)409、階調処理部410、ビデオコントロール411、RAM(Random Access Memory)412、CPU(Central Processing Unit )413、ROM(Read Only Memory)414及びI/F415、416等を備えている。
原稿認識部401には、スキャナ100の発生するR、G、Bの画像データがI/F(インターフェイス)1011を介して入力する。
IPU400は、原稿認識部401に入力されたR、G、B画像データを、次段のRGBγ補正部402で、反射率データ(R、G、Bデータ)から濃度データ(R、G、Bデータ)に変換する。
原稿認識部401は、この濃度R、G、Bデータに基づいて、それらのデータの画像領域が、文字エッヂ領域(文字や線画のエッジ領域)、網点領域、低線数網点領域か絵柄領域(写真や絵の領域かつ文字領域でない領域かつ網点領域でないかつ網点領域でない)かを判定し、C/P信号及びB/C信号を、RGBフィルタ403及びI/F415を介してメインコントローラ1000に出力する。
なお、C/P信号は、2ビット信号であり、「3」が低線数網点領域を示し、「2」が網点領域を示し、「1」が文字エッジ領域を示し、「0」が絵柄領域を示している。また、B/C信号は、1ビット信号であり、H(「1」)が無彩領域を示し、L(「0」)が有彩領域を示している。
原稿認識部401の発生するC/P信号およびB/C信号は、RGBフィルタ403、色補正部404、変倍部405、I/F406、UCR回路407、CMYBkフィルタ408、CMYBkγ補正409及び階調処理部410に、画像データに同期してカスケードに与えられる。
RGBフィルタ403は、RGBデータをMTF補正するフィルタであり、N×Nの画素マトリックスに対応する係数マトリクスと、各係数に各画像データを乗じて重み付け平均値を得るロジックで構成されている。RGBフィルタ403は、C/P信号が「1」を表すもの(文字エッジ領域)であるときには、鮮鋭化処理用の係数マトリクスを用い、「0」または「2」、「3」を表すもの(絵柄領域、低線数網点領域、網点領域)であるときには、平滑化処理用の係数マトリクスを用いて、重み付け平均値を導出し、色補正部404に出力する。ここでの平滑化フィルタは、平滑化量の強い順に並べると、低線数網点領域、網点領域、絵柄領域となる。これは、網点は平滑を強くしないと網点構造が残り、モアレの原因となるためであり、さらに、低線数の網点は、高線数の網点より強く平滑化する必要がある。
色補正部404は、R、G、Bデータを一次のマスキング処理等でC、M、Yデータに変換するとともに、同時に、RGBの共通部から、Bkデータを生成する。
変倍部405は、画像データに、主走査方向xの拡大/縮小または等倍処理を施す。
UCR回路407は、画像データの色再現を向上させるためのものであり、色補正部404から入力したC、M、Yデータの共通部分をUCR(下色除去)処理してBkデータを生成して、C、M、Y、Bkデータを出力する。UCR回路407は、C/P信号が「1」(文字エッジ領域)以外のとき、すなわち、文字なか領域または絵柄領域のときには、スケルトンブラック処理を行い、C/P信号が「3」(文字エッジ領域)の時ときには、フルブラック処理を行う。さらに、UCR回路407は、C/P信号が「1」(文字エッジ領域)かつB/C信号が「H」(無彩領域)のときには、C、M、Yのデータをイレースする。これは、黒文字の時、黒成分のみで表現するためである。
上記処理は、画像データがフルカラーの場合であり、例えば、2色モードで黒以外を赤にする場合には、マスキング係数を、G信号の濃度に応じてR成分(M、Y)の出力のみとなる係数を設定する。UCR回路407は、BkとM、Yの値より、Bk成分を赤成分(M、Y)出力することにより、2色(赤と黒)に変換する。
また、UCR回路407の出力画像信号IMGは、一時点はC、M、Y、Bkのうち一色であり、面順次の一色出力である。すなわち、スキャナ100で4回原稿の読み取りを行うことにより、フルカラー(4色)データを生成する。また、白黒複写のときには、Bk作像一回でよいので、スキャナ100で1回原稿を読み取るだけでよい。
すなわち、カラー原稿か、白黒原稿かの判定機構があれば、原稿に応じた読み取り回数ですむため、操作者が、原稿に応じてカラー原稿か白黒原稿かを判断して複写する必要がなくなる。
そして、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1では、B/C信号がカラー原稿か、白黒原稿かの判定に参照する信号であり、原稿全面で、B/C信号が「H」(無彩領域)であったときに、メインコントローラ1000が、白黒原稿と判定する。
CMYBkフィルタ408は、カラープリンタ200の周波数特性やC/P信号に応じて、N×Nの空間フィルタを用い、平滑化や鮮鋭化処理を行う。
CMYBkγ補正409は、カラープリンタ200の周波数特性やC/P信号に応じて、γカーブを変更して処理し、C/P信号が「1」(文字エッジ領域以外)以外のときは、画像を忠実に再現するγカーブを用い、C/P信号が「1」(文字エッジ領域)の時ときはγカーブを立たせてコントラストを強調する。
階調処理部410は、カラープリンタ200の階調特性やC/P信号に応じて、ディザ処理、誤差拡散処理等の量子化を行う。すなわち、階調処理部410は、Bk作像のときには、C/P信号が「1」以外(文字エッジ領域以外)のときは、階調重視の処理を行い、それ以外のときは、解像力重視の処理を行う。また、階調処理部410は、Bk以外の作像のときには、C/P信号が「0」(絵柄領域)のときは、階調重視の処理を行い、それ以外のときは、解像力重視の処理を行う。
IPU400は、以上の処理をした画像データを、バッフアメモリを有するビデオコントロール411からカラープリンタ200に、その画像データ書込み動作に同期して、出力する。そして、人の目で判別しにくい黄色で、装置(デジタルフルカラー複写装置1)の機番、製造番号、使用者ID等の情報を複写物に追跡パターン(孤立点の集合)として付加する。
IPU400は、文字領域以外(C/P信号=1以外)のときは、RGBフィルタ403で平滑化処理を行って、UCR回路407でスケルトンブラックの処理を行い、CMYBkγ補正409でリニア(階調性)を重視したカーブを選択して、CMYBkフィルタ408および階調処理部410で階調を重視した処理を行う。
一方、IPU400は、文字領域(C/P信号=1でB/C信号=L)のときは、RGBフィルタ403でエッジ強調処理を行って、UCR回路407でフルブラック処理を行い、CMYBkγ補正409でコントラストを重視したカーブを選択して、CMYBkフィルタ408および階調処理部410で解像度を重視した処理を行う。
また、IPU400は、黒文字処理(C/P信号=1でB/C信号=H)として、Bkを除くC、M、Yの画像形成時には、C、M、Yデータを印字しないようにいして、黒文字の周りが位置ずれのために色付くのを防止する。
なお、このとき、IPU400は、BkデータのRGBフィルタ403を、色文字のときよりもエッジ強調を強めに行って、クッキリさせてもよい。
このようにIPU400では、絵柄、文字エッジ、網点、低線数網点の4種の処理を行う。
そして、上記原稿認識部401は、その機能ブロックを、図4のように、認識処理部421と追跡パターン処理部422で示すことができ、認識処理部421及び追跡パターン処理部422には、スキャナ100の発生するR、G、Bの画像データがI/F1011を介してそれぞれ入力される。
認識処理部421は、文字エッジ検出、絵柄検出及び有彩/無彩検出を行って、文字エッジ領域あるいは絵柄領域を表すC/P信号及び有彩領域/無彩領域を表すB/C信号を発生する。
追記パターン処理部422は、入力データの追跡パターン(黄色孤立点)を検出して、除去を行うと同時に、認識処理部421の認識結果(C/P、B/C)と同期(位置)させて、除去後のRGBの画像データを出力する。
この追跡パターン処理部422は、大別すると、図5に示すように、RGBデータが入力される追跡パターン判定部431、Bデータが入力される置き換え画素算出部432及び追跡パターンと判定された画素を周辺の別の画素と置き換える追跡パターン置き換え部433を備えており、追跡パターン置き換え部433は、出力モード信号に基づいて追跡パターンの画素値置き換えを行うか否かの制御を行う。
追跡パターン処理部422では、RGデータは、変換対象とせずにBのみの除去を行う。
なお、以下の説明では、RGBの値が大きくなると黒くなり、RGBの値が小さくなると白くなるものとして説明する。
上記追跡パターン判定部(孤立点検出手段)431は、図6に示すように、黄色画素検出部441とパターンマッチング部442を備えており、黄色画素検出部441に、RGBデータが入力される。黄色画素検出部441は、入力されるRGBデータが、黄色画素か、黄色画素でないかの判定を行う。
黄色画素検出部441は、まず、注目画素のRGBデータを用いて、白画素であるか否かの判定を次の条件式(1)で行う。
Max{R、G、B}<thw・・・(1)
ここで、Max{R、G、B}は、R、G、Bデータの最大値を示しており、thwは、予め設定するパラメータである。
また、黄色画素検出部441は、色相判定を行い、注目画素の色相が黄色領域内であるか否かの判定を次の条件式(2)、(3)で行う。
RY色相領域境界判定
(2)R−2×G+B>0・・・(2)
YG色相領域境界判定
11×R−8×G−3×B>0・・・(3)
さらに、黄色画素検出部441は、注目画素のRGBの最大色差が、閾値thyよりも大きいかどうかを次の条件式(4)で判定する。
Max{R、G、B}−Min{R、G、B}>thy・・・(4)
ここで、Max{}は、{}内の最大値、Min{}は、{}内の最小値を表している。
黄色画素検出部441は、上記(1)〜(4)のすべての条件を満たす画素を黄色画素と判定する。
すなわち、黄色画素検出部441は、黄色色相のドットを検出し、黄色色相のドットを検出すと、上記式である必要はない。
追跡パターン処理部422は、黄色画素検出部441で判定した結果を用いて、パターンマッチング部442が、図7に示すようなパターンマッチングを行うことにより、追跡パターンの判定を行う。
なお、図7では、×印の画素を注目画素としており、パターンマッチング部442は、例えば、7x21画素の範囲で、以下の条件に合致する場合を追跡パターンと判定して出力する。
追跡パターン=×印の画素が黄色画素かつハッチング画素が黄色画素でない
追跡パターンは、黄色の孤立ドットであるため、パターンマッチング部442では、黄色と非黄色のパターンマッチングを行っている。非黄色を白としていないので、色時上の追跡パターンを検出するためである。
再び、図5に戻って、置き換え画素算出部432は、上記追跡パターン判定部431で追跡パターンと判定された画素に対して、置き換えるべき画素値を求める。
例えば、図8に示すような×印の画素を注目画素とするマトリックスを考えた場合、置き換え画素算出部432は、黒丸で示す置き換え画素候補の中から置き換え画素値を以下の条件式(5)で算出する。
置き換え画素値=Max{B(1、1)、B(1、2)、B(1、3)、B(1、9)、B(1、10)、B(1、11)、B(4、6)}・・・(5)
なお、Max{}は、{}内の最大値を表し、B(1、1)は、1行1列目のBデータを表している。
図8で、置き換え候補画素が3画素連続しているのは、背景画素が複写機の出力の場合、ドットのあるなしの割合で階調を表現しているため、1ドットであると、濃いデータか薄いデータかどちらを取るかわからないためである。
また、置き換え画素算出部432は、置き換え画素を検出する際に、RGデータを参照してもよい。
例えば、注目画素のR、G画素が、置き換え画素候補R1、G1としたとき、注目画素と置き換え画素候補の差が少ない画素(R―R1、G―G1)の中から、Bの最大値を決めるようにしてもよい。Y成分で追跡パターンを印字した場合、B信号は追跡パターンの影響を受けるが、RGは比較的追跡パターンの影響を受けないため、追跡パターン印字前のデータとなりやすい。
追跡パターンが、Bのみの影響を受けるのは、Y成分の分光特性が優れているためである。
次に、追跡パターン置き換え部433について説明する。追跡パターン置き換え部433は、追跡パターン判定部431で追跡パターンと判定された画素に対して、画素値の置き換えを行なうことにより、追跡パターン画素を変更する。
追跡パターン置き換え部433は、注目画素のBデータ値と置き換え画素算出部432の置き換え画素のBデータを比較し、注目画素値の方が所定の値αより大きいと、注目画素のBデータを置き換え画素のBデータとする。所定値αは、「0」以上である。上記置き換え画素算出部432及び追跡パターン置き換え部433は、全体として置き換え手段として機能している。
ここで、注目画素より小さい値としているのは、黄色孤立点を除去するのを目的としているからであり、大きい値は、誤検出として置き換えは行わない。
また、Bデータのみ置き換えるのは、上述したように、追跡パターンは、RGには影響が少ないからである。
さらに、所定の値αよりも大きい場合に置き換えているのは、もともと小さなデータは置き換えてもデータ値的には意味が無く、逆に、周辺画素との階調の連続性が崩れて、後段の処理により、階調飛びになる可能性があるからである。
次に、本実施例の作用を説明する。デジタルフルカラー複写装置1は、スキャナ100で原稿Gの画像を読み取って、カラープリンタ200で記録紙に記録出力するが、このとき、原稿Gの画像データに黄色の孤立点があると、当該孤立点領域を所定濃度の置き換え画素と置き換えるが、このとき、当該孤立点領域と当該置き換え画素との濃度差が所定値αよりも大きいと、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換える。
すなわち、デジタルフルカラー複写装置1は、スキャナ100のコンタクトガラス101上にセットされた原稿Gをスキャナ100で主走査及び副走査して、原稿Gの画像を読み取り、当該スキャナ100の読み取った原稿Gの画像データをIPU400で必要な画像処理を施した後、カラープリンタ200でプリントアウト(画像出力)し、また、スキャナ100で読み取った原稿Gの画像データを遠隔のフアクシミリ装置に送信する。
そして、IPU400は、スキャナ100の読み取った原稿Gの画像データをカラープリンタ200で記録紙に記録出力するために画像処理を施す際、IPU400の原稿認識部401で、黄色の孤立点の有無を判別して、孤立点があると、当該孤立点領域と置き換え画素との濃度差が所定値αよりも大きいと、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換える。
すなわち、原稿認識部401は、図4に示したように、認識処理部421と追跡パターン処理部422を備え、認識処理部421は、スキャナ100から入力されるRGB画像データに対して、文字エッジ検出、絵柄検出及び有彩/無彩検出を行って、文字エッジ領域あるいは絵柄領域を表すC/P信号及び有彩領域/無彩領域を表すB/C信号を発生する。
追記パターン処理部422は、スキャナ100からの入力されるRGB画像データの追跡パターン(黄色孤立点)を検出して、除去を行うと同時に、認識処理部421の認識結果(C/P、B/C)と同期(位置)させて、除去後のRGBの画像データを出力する。
そして、追跡パターン処理部422は、図5に示したように、RGBデータが入力される追跡パターン判定部431、Bデータが入力される置き換え画素算出部432及び追跡パターンと判定された画素を周辺の別の画素と置き換える追跡パターン置き換え部433を備えており、追跡パターン置き換え部433は、出力モード信号に基づいて追跡パターンの画素値置き換えを行うか否かの制御を行う。そして、追跡パターン処理部422では、RGデータは、変換対象とせずにBのみの除去を行う。
追跡パターン判定部431は、図6に示したように、黄色画素検出部441とパターンマッチング部442を備えており、黄色画素検出部441は、上記条件式(1)〜(4)に基づいて、入力されるRGBデータが、黄色画素か、黄色画素でないかの判定を行う。
パターンマッチング部442は、図7に示したようなパターンマッチングを行うことにより、追跡パターンの判定を行う。
そして、図5の置き換え画素算出部432は、上記追跡パターン判定部431で追跡パターンと判定された画素に対して、例えば、図8に示したマトリックスの場合、条件式(5)に基づいて、置き換えるべき画素値を求める。
そして、追跡パターン置き換え部433は、追跡パターン判定部431で追跡パターンと判定された画素に対して、画素値の置き換えを行なうことにより、追跡パターン画素を変更する。
追跡パターン置き換え部433は、注目画素のBデータ値と置き換え画素算出部432の置き換え画素のBデータを比較し、注目画素値の方が、「0」以上の所定の値αより大きいと、注目画素のBデータを置き換え画素のBデータで置き換える。
すなわち、原稿認識部401は、図9に示すように、RGB画像データの注目画素が、黄色の孤立点(追跡パターン)であるか判別し(ステップS101)、注目画素が追跡パターンでないときには、画素の置き換えを行うことなく次の処理に移行する。
ステップS101で、注目画素が追跡パターンであると、原稿認識部401は、当該孤立点領域である注目画素の画素値が、置き換え画素の画素値に所定値αを加えた画素値よりも大きいかチェック、すなわち、注目画素の画素と置き換え画素との濃度差が所定値αより大きいかチェックし(ステップS102)、注目画素の画素値が、置き換え画素の画素値に所定値αを加えた画素値以下であると、画素の置き換えを行うことなく次の処理に移行する。
ステップS102で、孤立点領域である注目画素の画素値が、置き換え画素の画素値に所定値αを加えた画素値よりも大きいと、原稿認識部401は、当該注目画素値を当該置き換え画素値と置き換え(ステップS103)、次の処理に移行する。
このように、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、IPU401の追跡パターン処理部422の追跡パターン判定部431で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、追跡パターン置き換え部433が、当該検出した孤立点領域が所定の置き換え画素との濃度差が所定値を越えていると、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えている。
したがって、孤立点領域の不要な画素の置き換えをなくすことができ、周辺画像との連続性を保って、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
また、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、追跡パターン判定部431の黄色画素検出部441で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、追跡パターン置き換え部433が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち最大値の置き換え画素が、当該孤立点領域よりも薄いときにのみ、当該孤立点領域を当該置き換え画素と置き換えている。
したがって、孤立点の誤判定を抑制することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
さらに、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、原稿の画像データの孤立点を所定の置き換え画素に置き換えるに際して、追跡パターン判定部431の黄色画素検出部441で、原稿の画像データに黄色があるか否かで、孤立点を検出し、追跡パターン置き換え部433が、当該検出した孤立点領域と置き換える複数の置き換え画素のうち、R、Gの画像データ値の近い画像データと置き換えている。
したがって、孤立点の誤判定を抑制することができ、追跡パターンの打たれていない状態の画素に変換することができる。
また、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、複数の置き換え画素として、少なくとも1つは隣接する画素を含んでいる。
したがって、置き換え対象画素を、隣接した画像データを参照して設定して、複写原稿の出力パターンの影響を受けることを防止することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
さらに、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、追跡パターン置き換え部433が、孤立点領域のRGB画像データのうちB画像データのみを置き換え対象データとして置き換えている。
したがって、黄色孤立点がB信号に影響することから、置き換え対象画素をBのみとして、RG信号が、誤判定時の影響を受けないようにすることができ、孤立点の誤判定を抑制して、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
また、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、追跡パターン判定部431が、孤立点として、装置の機番、製造番号、使用者ID等の情報からなる追跡パターンを検出している。
したがって、追跡パターンを適切にかつ画像品質を良好な状態で置き換え画素で置き換えることができる。
さらに、本実施例のデジタルフルカラー複写装置1は、画像データの出力モードが2色モードであるときに、孤立点領域を置き換え画素と置き換えている。
したがって、孤立点領域が2色モード時に他の色に変換されてしまうことを防止することができ、適切で画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
そして、本実施例のデジタル複写装置フルカラー複写装置1は、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、IPU401で、所定の置き換え画素に置き換えるに際して、IPU401で、上記孤立点領域を置き換え画素で置き換える画像処理を行っている。
したがってを、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施すことができる。
また、本実施例のデジタル複写装置フルカラー複写装置1は、原稿の画像データの孤立点を、IPU401で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、IPU401で、上記孤立点領域を置き換え画素で置き換える画像処理を行っている。
したがって、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
さらに、本実施例のデジタル複写装置フルカラー複写装置1は、スキャナ100で、原稿を走査して当該原稿の画像を色分解して読み取った当該原稿の画像データの孤立点を、IPU401で、所定の置き換え画素に置き換える画像処理を施し、カラープリンタ200で、当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力するに際して、IPU401で、上記孤立点領域を置き換え画素で置き換える画像処理を行っている。
したがって、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
また、本実施例のデジタル複写装置フルカラー複写装置1は、外部装置に接続され、当該外部装置からのプリント指示コマンドと画像データを受け取って、IPU401で、画像データの孤立点領域を置き換え画素と置き換える画像処理を施し、カラープリンタ200で当該画像処理後の画像データに基づいて画像を用紙上に記録出力している。
したがって、外部装置から入力される画像データに対しても、孤立点領域の不要な画素の置き換えを行うことなく、周辺画像との連続性を保つことができ、画像品質の良好な状態で孤立点の画素の置き換えを行う画像処理を施した画像を記録出力することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。