JP2005064810A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信装置及び受信方法を実現するものである。
【解決手段】
受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置及び受信方法において、受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、選局された受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力する第2のステップと、第1のステップにおける選局の実行時に、増幅手段へのパルス信号の出力を停止するように制御する第3のステップとを設けるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は受信装置及び受信方法に関し、例えばチューナ内蔵型アンプに適用して好適なものである。
従来、この種のチューナ内蔵型アンプには、例えばFM(Frequency Modulation)やAM(Amplitude Modulation)等の受信バンドごとに受信可能なラジオ局に対応する受信チャンネルを自動的に検出する機能(以下、これをオートチューニング機能と呼ぶ)が搭載されている。
かかるオートチューニング機能は、ユーザが所望する受信バンドについて、ユーザの操作に応じて、受信周波数を所定ステップ単位で順次インクリメント又はデクリメントさせるようにしてスキャンニングしながら、現在の地域で受信可能な各受信チャンネルと一致するごとに一時的に停止させる機能である。
(例えば、特許文献1参照)。
特開平2001−237659号公報(第5頁〜第6頁、図1)
ところで、かかるチューナ内蔵型アンプにおいては、スピーカの前段に設けられた音声増幅用のアンプ部がディジタル方式の場合、通信方式として一般的にパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式が採用される。このパルス幅変調方式は、入力信号の振幅に応じてパルス幅が変化するパルス列を作る変調方式である。
実際にディジタル方式のアンプ部は、動作電圧が50〜60〔V〕でかつ動作周波数が約768〔kHz〕のパルス信号をスピーカに出力することから、チューナ内蔵型アンプに内蔵されているチューナ部が、当該パルス信号の高調波を受信可能な受信チャンネルの周波数であると誤って検出するおそれがある。
この結果オートチューニング機能が働くと、受信チャンネルでもない周波数のところでスキャンニングが一時停止するため、ユーザにとって選局の際に紛らわしくさせて時間を無駄にするという問題があった。
この問題を解決する方法として、チューナ内蔵型アンプにおいて、チューナ部をなるべくアンプ部から遠く離れた位置に配設するか、又はアンプ部自体をシールドして電気的に絶縁させるようにする方法が提案されているが、このような方法では、オートチューニングの誤検出を防止するには実用上未だ不十分な問題があり、チューナ部そのものの搭載を諦める事態も想定される。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信装置及び受信方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置において、受信チャンネルを選局する選局手段と、選局手段により選局された受信チャンネルに応じた音声信号を、所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換するパルス変調手段と、パルス変調手段から出力されるパルス信号を増幅するディジタル方式の増幅手段と、パルス変調手段によるパルス信号の出力を制御する出力制御手段とを設け、選局手段は、選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる選局機能を有し、出力制御手段は、選局手段が選局機能の実行時に、増幅手段へのパルス信号の出力を停止するようにパルス変調手段を制御するようにした。
この結果この受信装置では、選局機能の実行時に、ディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を、選局手段が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができる。
また本発明においては、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置において、受信チャンネルを選局する選局手段と、選局手段により選局された受信チャンネルに応じた音声信号を、所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換するパルス変調手段と、パルス変調手段から出力されるパルス信号を増幅するディジタル方式の増幅手段と、増幅手段に第1のレベルの電圧を印加する電圧制御手段とを設け、選局手段は、選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる選局機能を有し、電圧制御手段は、選局手段が選局機能の実行時に、増幅手段に印加する電圧を第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させるようにした。
この結果この受信装置では、選局機能の実行時に、ディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を、選局手段が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができる。
さらに本発明においては、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信方法において、受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、選局された受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力する第2のステップと、第1のステップにおける選局の実行時に、増幅手段へのパルス信号の出力を停止するように制御する第3のステップとを設けるようにした。
この結果この受信方法では、選局の実行時に、ディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を、受信可能な受信チャンネルの周波数として誤って選局するのを未然に防止することができる。
さらに本発明においては、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信方法において、受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、選局された受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力すると共に、当該増幅手段に第1のレベルの電圧を印加する第2のステップと、第1のステップにおける選局の実行時に、増幅手段に印加する電圧を第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させる第3のステップとを設けるようにした。
この結果この受信方法では、選局の実行時に、ディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を、受信可能な受信チャンネルの周波数として誤って選局するのを未然に防止することができる。
上述のように本発明によれば、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置において、受信チャンネルを選局する選局手段と、選局手段により選局された受信チャンネルに応じた音声信号を、所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換するパルス変調手段と、パルス変調手段から出力されるパルス信号を増幅するディジタル方式の増幅手段と、パルス変調手段によるパルス信号の出力を制御する出力制御手段とを設け、選局手段は、選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる選局機能を有し、出力制御手段は、選局手段が選局機能の実行時に、増幅手段へのパルス信号の出力を停止するようにパルス変調手段を制御するようにしたことにより、選局機能の実行時にディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を選局手段が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができ、かくして簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信装置を実現できる。
また本発明によれば、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置において、受信チャンネルを選局する選局手段と、選局手段により選局された受信チャンネルに応じた音声信号を、所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換するパルス変調手段と、パルス変調手段から出力されるパルス信号を増幅するディジタル方式の増幅手段と、増幅手段に第1のレベルの電圧を印加する電圧制御手段とを設け、選局手段は、選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる選局機能を有し、電圧制御手段は、選局手段が選局機能の実行時に、増幅手段に印加する電圧を第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させるようにしたことにより、選局機能の実行時にディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を選局手段が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができ、かくして簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信装置を実現できる。
さらに本発明によれば、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信方法において、受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、選局された受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力する第2のステップと、第1のステップにおける選局の実行時に、増幅手段へのパルス信号の出力を停止するように制御する第3のステップとを設けるようにしたことにより、選局の実行時にディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を受信可能な受信チャンネルの周波数として誤って選局するのを未然に防止することができ、かくして簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信方法を実現できる。
さらに本発明によれば、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信方法において、受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、選局された受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力すると共に、当該増幅手段に第1のレベルの電圧を印加する第2のステップと、第1のステップにおける選局の実行時に、増幅手段に印加する電圧を第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させる第3のステップとを設けるようにしたことにより、選局の実行時にディジタル方式の増幅手段の出力である高調波を受信可能な受信チャンネルの周波数として誤って選局するのを未然に防止することができ、かくして簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信方法を実現できる。
以下図面について、本願発明の一実施の形態について説明する。
(1)本実施の形態による受信装置の構成
図1(A)において、1は全体として本実施の形態による受信装置を示し、略直方体の金属材等からなる筐体2を有し、当該筐体2の手前のフロント部2Aには操作パネル3が配設されている。
この操作パネル3には、中央上段に各種文字等を表示するための表示部3Aが設けられ、その下段及び左右側に各種の機能が割り当てられたボタン群又はつまみ群でなる操作部3Bが設けられている。この操作部3Bは、表示部3Aの上段側に露出して設けられた第1の操作部3BAと、当該表示部3Aの下段側に筐体2の一部が開閉自在な蓋2AXとなって露出又は収納するように設けられた第2の操作部3BBと、当該表示部3Aの左上側に設けられた押圧式の電源ボタンK1と、当該表示部3Aの右側に設けられた回転式の音量つまみK2及びファンクション(FUNCTION)つまみK3とからなる。
このうち第1の操作部3BAでは、押圧式のボタン群K4〜K7が所定の配置状態で一列に配置されており、当該ボタン群にはFM/AMボタンK4、シフト(SHIFT)ボタンK5及びプリセットチューニング(PRESET TUNING)+/−ボタンK6、K7がある。また第2の操作部3BBでは、図1(B)に示すように、押圧式又は回転式のボタン群K8〜K11が所定の配置状態で配置されており、当該ボタン群にはメモリ(MEMORY)ボタンK8、FMモード(MODE)ボタンK9及びチューニング(TUNING)+/−ボタンK10、K11がある。
まず電源ボタンK1には、受信装置1の電源をオン又はオフ状態にするための機能が割り当てられている。音量つまみK2には、右回り又は左回りの回転に応じてスピーカの出力音量を上げる又は下げるための機能が割り当てられている。さらにファンクションつまみK3には、チューナ部や各種の入力端子のうち所望の信号入力端を選択するための機能が割り当てられており、ユーザが所望方向に回転させながら所望の入力端に位置合わせすることにより設定される。
また第1の操作部3BAにおいて、FM/AMボタンK4には、受信バンドをFMバンド又はAMバンドに切り換えを行うための機能が割り当てられている。シフトボタンK5には、各放送局に対応する受信チャンネルが登録された又は登録可能な複数種類のメモリページのうち所望のメモリページを選択するための機能が割り当てられている。またプリセットチューニング+/−ボタンK6、K7には、登録した受信チャンネルを探すべく、当該各受信チャンネルに対応して設定されたプリセット番号の数値をインクリメント又はデクリメントさせるための機能が割り当てられている。
さらに第2の操作部3BBにおいて、メモリボタンK8には、上述のメモリページに所望の受信チャンネルを登録するための機能が割り当てられている。またFMモードボタンK9には、再生形態をステレオ再生又はモノラル再生に切り換えを行うための機能が割り当てられており、主に表示部3Aに「STEREO」の文字が点滅表示されているときや、FMステレオ放送の受信状態が良くないときに、モノラル再生に変換し得る一方、表示部3Aに「MONO」の文字が点滅表示されているときにステレオ再生に変換し得る。チューニング+/−ボタンK10、K11には、受信可能な受信チャンネルを検索すべく、その押圧時間及び押圧回数に応じて所定ステップずつ周波数を増減させることにより所望の周波数を設定し得るようになされている。
図2に受信装置1の内部構成を示す。この受信装置1は、各種の制御を司るCPU(Central Processing Unit)10と、アンテナ(図示せず)を介してラジオ放送を受信可能なチューナ部11と、当該チューナ部11及び入力端子INから得られた音声信号S1をCPU10の制御に応じて選択するセレクタ12と、当該セレクタ12において選択された音声信号S1をパルス幅変調(PWM)処理を施してパルス信号S2に変換するPWM発生部13と、当該PWM発生部13から得られたパルス信号S2を増幅するディジタルアンプ部14と、当該ディジタルアンプ部14で増幅された増幅パルス信号S3に基づく音声を出力するスピーカ15と、上述の操作パネル3(表示部3A、操作部3B)と、駆動源としての電源部16とから構成されている。
CPU10は、図示しないフラッシュメモリ及びプログラム用ROM(Read Only Memory)を有し、操作部11の入力操作に応じて、フラッシュメモリ内に格納されている各種プログラムの中から対応するプログラムを読み出してこれをプログラム用ROMに展開し、このプログラムに従って各種制御処理を実行する。
本実施の形態においては、初期設定時又は受信時、CPU10は、ユーザによる操作部3Bの操作に応じて、PWM発生部13及び電源部16の双方又は一方に所定の制御信号S5、S6を送出することにより、当該PWM発生部13からディジタルアンプ部14へのパルス信号S2の出力を停止させたり、電源部16からディジタルアンプ部14に印加する電圧を所望レベルまで下げたりし得るようになされている。
(2)受信装置における受信機能
本実施の形態における受信装置1では、ユーザによる操作部3Bの操作に応じて、受信バンドごとに受信周波数を順次増減させながら所望の受信チャンネルに調整する手動受信機能(以下、これをダイレクトチューニング機能と呼ぶ)と、受信バンドごとに受信可能なラジオ局に対応する受信チャンネルを自動受信するオートチューニング機能と、これらの手動受信や自動受信した後に各受信チャンネルを登録するための機能(以下、これをプリセットチューニング機能と呼ぶ)とがある。
(2−1)ダイレクトチューニング機能
この受信装置1では、まずユーザが操作部3BのうちファンクションボタンK3を操作して「TUNER」を選択した後、FM/AMボタンK4を操作して所望の受信バンドを選択する。続いてユーザは、図示しないリモートコマンダを用いてチューニングモードに設定した後に、所望の受信チャンネルに応じた周波数を表す数字を順次入力することにより、当該受信チャンネルの放送内容を受信することができる。
(2−2)オートチューニング機能
上述のダイレクトチューニング機能による手動受信の際に、ユーザが所望の受信チャンネルの周波数を覚えていない場合や、リモートコマンダを使用しない場合等には、受信装置1における操作部3Bのうちチューニング+/−ボタンK10、K11を操作して、所定ステップずつ周波数を増減させる。
このチューニング+/−ボタンK10、K11には、周波数ステップがその周波数幅が受信バンド(例えばFMの場合0.1〔MHz〕、AMの場合9〔kHz〕)ごとにデフォルト値として予め設定されている。そしてこのチューニング+/−ボタンK10、K11が1回押圧されるごとに1ステップずつ増減されると共に、当該ボタンが所定時間以上押圧され続けると、所定時間単位で1ステップずつ連続して増減されるように設定されている。
その際、ユーザはチューニング+/−ボタンK10、K11を所定時間以上押圧し続けると、受信バンドに応じた周波数ステップずつ周波数を増減させるようにしてスキャンニングしながら、現在の地域で受信可能な各受信チャンネルと一致するごとに一時的に停止させる。
このときの受信周波数の数値が表示部にリアルタイムで表示されることから、ユーザは一時的に停止される受信チャンネルに応じた周波数の値を見ながら、所望の受信チャンネルに到達するまで、チューニング+/−ボタンを操作し続ける。
(2−3)プリセットチューニング機能
上述したダイレクトチューニング機能又はオートチューニング機能を用いて受信した受信チャンネルをメモリページに登録する。まずユーザは操作部3BのうちメモリボタンK8を操作して、表示部3Aに「MEMORY」を表示させる。この「MEMORY」の表示時間は例えば数秒のように予め設定されているため、ユーザは当該表示時間内に以下に示す操作手順を行う必要がある。
まずユーザによりシフトボタンK5が操作されると、複数種類のメモリページが表示部3Aに順番に表示され、このうち所望のメモリページが選択される。続いてユーザによってプリセットチューニング+/−ボタンK6、K7が操作されると、プリセット番号の数値が順次インクリメント又はデクリメントされ、所望のプリセット番号が指定される。
そしてユーザによりメモリボタンK8が再度操作されると、現在選択されているメモリページに受信チャンネルが指定されたプリセット番号に割り当てられて登録される。
この後ユーザが登録した受信チャンネルに応じた放送局からの放送内容を受信するには、ユーザが操作部3BのうちファンクションボタンK3を操作して「TUNER」を選択した後、プリセットチューニング+/−ボタンK6、K7を操作して、各メモリページごとにプリセット番号順に1つずつ登録された受信チャンネルがインクリメント又はデクリメントされ、所望のプリセット番号が指定されると、当該プリセット番号に対応する受信チャンネルにチューニングされる。
なおプリセットチューニング+/−ボタンK6、K7を操作することなく、シフトボタンK5を操作して所望のメモリページを選択した後に、リモートコマンダ(図示せず)を用いて所望のプリセット番号を数字入力により指定するようにしても、当該プリセット番号に対応する受信チャンネルにチューニングすることができる。
(3)オートチューニング機能時における誤検出防止処理
本実施の形態の場合、オートチューニング機能時においては、受信装置1(図2)におけるチューナ部11がディジタルアンプ部14が発生する増幅パルス信号S3の高調波を検出するのを未然に防止するように、CPU10がPWM発生部13及び電源部16の双方又は一方を制御するように制御信号S5、S6を送出するようになされている。
すなわちディジタルアンプ部14は、パルス幅変調された増幅パルス信号S3を、動作電圧が50〜60〔V〕でかつ動作周波数が約768〔kHz〕でスピーカ15に出力することから、チューナ部11が、オートチューニング機能時に当該増幅パルス信号S3の高調波を受信可能な受信チャンネルの周波数であると誤って検出するおそれがある。
ここでこの種の受信装置1では、オートチューニング機能時には受信可能な受信チャンネルを検索している途中であって出力音声が未確定であるため、スピーカ15から音声を出力しないのが一般的である。従って、ディジタルアンプ部14から出力される増幅パルス信号S3が、音声信号S1の振幅に応じてパルス幅が変化するパルス列からなることから、当該増幅パルス信号S3の発生を一時的に停止させるか、又は当該増幅パルス信号S3の動作電圧を所定レベルまで低減させるか、あるいはこれらを両方行うかによって、当該増幅パルス信号S3の高調波を停止又は低減することができる。
(4)本実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、この受信装置1では、オートチューニング機能時に、CPU10の制御に応じて、PWM発生部13からのパルス信号の出力を停止させるか、又は電源部16からディジタルアンプ部14に印加する電圧を所定レベルまで下げるか、或るいはこれらの両方を実行する。
従ってディジタルチューナ部14から発生する増幅パルス信号S3の高調波を、チューナ部11が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができる。
この結果、オートチューニング機能時に、チューナ部11が受信チャンネルでもない周波数のところでスキャンニングを一時停止させることなく、ユーザにとって選局の際に紛らわしくさせて時間を無駄にするのを未然に防止することができる。
以上の構成によれば、この受信装置1において、オートチューニング機能時に、ディジタルアンプ部14へのパルス信号S2の供給を停止させ、又は当該ディジタルアンプ部14に印加する電圧を低減させるようにしたことにより、当該ディジタルチューナ部14から発生する増幅パルス信号S3の高調波をチューナ部11が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができ、かくして簡易な構成で受信効率を格段と向上し得る受信装置1を実現できる。
(5)他の実施の形態
なお上述のように本実施の形態においては、本発明を図1(A)及び図2に示すような、受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の形態のディジタル方式の増幅手段を含む受信装置に広く適用することができる。
また上述のように本実施の形態においては、受信チャンネルを選局する選局手段として、図2に示すチューナ部11を適用し、当該チューナ部(選局手段)11は、選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各受信チャンネルと一致したときに一時停止させるオートチューニング機能(選局機能)を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成からなる選局手段に広く適用するようにしても良い。
さらに上述のように本実施の形態においては、チューナ部(選局手段)11により選局された受信チャンネルに応じた音声信号S1を、所定のパルス変調処理によりパルス信号S2に変換するパルス変調手段として、パルス幅変調処理を行うPWM発生部13を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばパルス位相変調(PPM:Pulse Phase Modulation)処理等を行うこの他種々の構成からなるパルス変調手段に広く適用するようにしても良い。
さらに上述のように本実施の形態においては、PWM発生部(パルス変調手段)13から出力されるパルス信号S2を増幅するディジタル方式の増幅手段として、ディジタルアンプ部14を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタル方式の種々のアンプに広く適用するようにしても良い。
さらに上述のように本実施の形態においては、PWM発生部(パルス変調手段)13によるパルス信号S2の出力を制御する出力制御手段として、図2に示すCPU10を適用すし、チューナ部(選局手段)11によるオートチューニング機能(選局機能)の実行時に、ディジタルアンプ部(増幅手段)14へのパルス信号S2の出力を停止するようにPWM発生部(パルス変調手段)12を制御するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、ディジタルアンプ部(増幅手段)14へのパルス信号S2の出力を停止することができれば、出力制御手段としてはこの他種々の構成のものに広く適用するようにしても良い。
さらに上述のように本実施の形態においては、ディジタルアンプ部(増幅手段)14に第1のレベルの電圧を印加する電圧制御手段を、CPU10及び電源部16から構成し、チューナ部(選局手段)11によるオートチューニング機能(選局機能)の実行時に、ディジタルアンプ部(増幅手段)14に印加する電圧を第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、当該オートチューニング機能(選局機能)の実行時に、ディジタルアンプ部(増幅手段)14の出力である高調波を、チューナ部(選局手段)11が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができれば、印加電圧として設定する第1及び第2のレベルの程度は自由に設定するようにしても良い。
これに加えて、オートチューニング機能(選局機能)の実行時に、PWM発生部(パルス変調手段)12から出力されるパルス信号S2のパルス幅を、CPU10及び電源部16(電圧制御手段)による電圧低下分(第1及び第2のレベルの差分)だけ広げるように制御するにしても良い。この結果、オートチューニング機能(選局機能)時にユーザがスピーカ15(図2)から出力音声を聞くことを望む場合であっても、音声出力レベルを実用上十分に保ちながら、上述と同様にディジタルアンプ部(増幅手段)14の出力である高調波を、チューナ部(選局手段)11が受信可能な受信チャンネルの周波数として誤検出するのを未然に防止することができる。本実施の形態では、このような制御を行うパルス制御手段として、図2に示すCPU10を適用するようにしたが、これ以外にも種々の構成のものを広く適用するようにしても良い。
受信装置及び受信方法において、カーステレオやチューナ付通信端末等に適用することができる。
本実施の形態による受信装置の構成を示す略線的な外観図である。 図1の受信装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1……受信装置、2……筐体、3……操作パネル、3A……表示部、3B……操作部、3BA(K4〜K7)……第1の操作部、3BB(K8〜K11)……第2の操作部、10……CPU、11……チューナ部、12……セレクタ、13……PWM発生部、14……ディジタルアンプ部、15……スピーカ、16……電源部、IN……入力端子、S1……音声信号、S2……パルス信号、S3……増幅パルス信号。

Claims (6)

  1. 受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置において、
    上記受信チャンネルを選局する選局手段と、
    上記選局手段により選局された上記受信チャンネルに応じた音声信号を、所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換するパルス変調手段と、
    上記パルス変調手段から出力される上記パルス信号を増幅するディジタル方式の増幅手段と、
    上記パルス変調手段による上記パルス信号の出力を制御する出力制御手段と
    を具え、
    上記選局手段は、上記選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各上記受信チャンネルと一致したときに一時停止させる選局機能を有し、
    上記出力制御手段は、上記選局手段が上記選局機能の実行時に、上記増幅手段への上記パルス信号の出力を停止するように上記パルス変調手段を制御する
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信装置において、
    上記受信チャンネルを選局する選局手段と、
    上記選局手段により選局された上記受信チャンネルに応じた音声信号を、所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換するパルス変調手段と、
    上記パルス変調手段から出力される上記パルス信号を増幅するディジタル方式の増幅手段と、
    上記増幅手段に第1のレベルの電圧を印加する電圧制御手段と
    を具え、
    上記選局手段は、上記選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各上記受信チャンネルと一致したときに一時停止させる選局機能を有し、
    上記電圧制御手段は、上記選局手段が上記選局機能の実行時に、上記増幅手段に印加する上記電圧を上記第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させる
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 上記選局手段が上記選局機能の実行時に、上記パルス変調手段から出力される上記パルス信号のパルス幅を、上記電圧制御手段による電圧低下分だけ広げるように制御するパルス制御手段
    を具えることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信方法において、
    上記受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各上記受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、
    上記選局された上記受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力する第2のステップと、
    上記第1のステップにおける選局の実行時に、上記増幅手段への上記パルス信号の出力を停止するように制御する第3のステップと
    を具えることを特徴とする受信方法。
  5. 受信バンドごとに所望の受信チャンネルを選局して当該受信チャンネルに応じたラジオ放送を受信する受信方法において、
    上記受信チャンネルの選局時の受信周波数を、ユーザの操作に応じて所定の周波数ステップで順次増加又は減少させながら、受信可能な各上記受信チャンネルと一致したときに一時停止させる第1のステップと、
    上記選局された上記受信チャンネルに応じた音声信号を所定のパルス変調処理によりパルス信号に変換して、当該パルス信号をディジタル方式の増幅手段に出力すると共に、当該増幅手段に第1のレベルの電圧を印加する第2のステップと、
    上記第1のステップにおける選局の実行時に、上記増幅手段に印加する上記電圧を上記第1のレベルより低い第2のレベルまで低減させる第3のステップと
    を具えることを特徴とする受信方法。
  6. 上記第3のステップでは、
    上記第2のステップにおける上記増幅手段へ出力される上記パルス信号のパルス幅を、上記電圧低下分だけ広げるように制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007150937A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Clarion Co Ltd 放送受信装置、放送受信装置の制御方法および制御プログラム
US8391512B2 (en) 2009-09-25 2013-03-05 Onkyo Corporation Broadcast wave receiving system

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