JP2005064696A - リモート制御システム、被リモート制御装置、リモート制御装置、リモート制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

リモート制御システム、被リモート制御装置、リモート制御装置、リモート制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 リモート制御装置の特徴に適したリモート操作環境を提供することでシンプル且つフレキシブルなユーザインタフェースの提供を実現する。
【解決手段】 リモート制御装置であるデジタルテレビ110の制御部112は、被リモート制御装置であるDVC100にGUIデータの転送を指示するが、DVC100がはじめて接続された機器であると判断した場合、GUIデータ以外に特性情報ファイルの要求を行う。デジタルテレビ110は、GUIデータと共に要求したこの特性情報ファイルを受信後、GUIデータと共に特性情報ファイルを解析し、自らの情報をファイルに格納するとともに、特性情報ファイルをインタネットサイト130にアップロードする。インタネットサイト130の制御部133は、特性情報ファイルに従って動的にGUIデータを構築し、ユーザの操作環境であるリモート制御装置の特徴に適した操作環境をデジタルテレビ110に提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被リモート制御装置から操作情報をリモート制御装置に送信し、リモート制御装置からの制御情報により被リモート制御装置がサービスを提供するリモート制御システム、被リモート制御装置、リモート制御装置、リモート制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
従来、単独で稼動したり、機器の種類毎の独自接続によって動作したりしていた家庭内のAV(オーディオ・ビジュアル)機器や家電機器を一つのネットワークによって接続する要求が高まっている。高速のデジタル通信技術によって動画データ、オーディオデータといったリアルタイム性を要求されるデータと、静止画データ、制御データといった通信の信頼性が要求されるデータを混在した状態で転送することができるネットワーク通信がこれを実現している。
家庭内ネットワークの中心としてユーザインタフェースを提供する機器は主にテレビであり、接続された機器のリモート操作画面をテレビ画面上に表示し、テレビのリモコンによってユーザの操作を入力することによって機器を制御するいわゆるリモート制御サービスが提供されるが、操作画面の表示やユーザ操作に従った機器制御を実行するためのプログラムが機器毎に必要である。ネットワークに接続される機器は多種に及び、また時間を追って新しい機能を有する機種も出現するため、接続される可能性のある全ての機器に対する制御プログラムをテレビ側で準備することは困難である。
こうした問題を解決するアプローチの一つに、操作パネルの画像データをネットワークに接続された被リモート制御装置から送信し、テレビに代表される表示器を備えたリモート制御装置がこれを受信して、操作者に対して操作パネル画像を表示器に表示すると同時に、操作者の操作入力を被リモート制御装置へ送信することにより被リモート制御装置の制御を行うシステムが特許文献1等に提案されている。
図36はこうしたシステムを示す図である。同図において、510はリモート制御表示データを送信しネットワークを介してリモート制御を受ける被リモート制御装置である。513はリモート制御のための表示データ(リモート操作画面データ)を発生する画像生成部、511はネットワークに接続される双方向通信部、512はリモート操作画面データを送信し、ユーザ操作情報を受信して被制御機器本体514を制御する処理部、514は制御を受けて動作することによりユーザにサービスを提供する被制御機器本体である。
また、520は表示機能を有しリモート制御を行うリモート制御装置である。524はリモート操作画面データを表示する表示装置、525はリモコン等のユーザの入力を受信する入力部、523は受信したリモート操作画面データを記憶保持する情報記憶部、522は受信したリモート操作画面データを情報記憶部523に格納し、このデータに基づいてリモート操作画面を表示装置524に表示すると共に、入力部525から受け取るユーザからの操作入力を基にユーザ操作情報を出力する処理部、521はこうしたデータをネットワークに送受信する双方向通信部である。
ネットワーク500を介して被リモート制御装置510から送られるリモート操作画面データは、リモート制御装置520の表示装置524に表示され、ユーザはこれを見てリモコン等を操作する。ユーザの操作に関する情報はネットワーク500を介して被リモート制御装置510に送られ、この情報を基に被制御機器本体514が制御されてユーザに対するサービスが行われる。
一方、上述したようなリモート制御システムにおいては、被リモート制御装置はあらゆるリモート制御装置に接続される可能性があり、各リモート制御装置の様々な特徴を考慮することなく作成されたリモート操作画面データを送信することになる。リモート制御装置は、自身の機能的制約により受信したリモート操作画面データを被リモート制御装置が期待した通りに表示できないこともあり得る。その場合はリモート制御装置の能力に合った限定された範囲の情報をユーザに提供することが規定されている。
また、リモート制御装置が受信したリモート操作画面データを被リモート制御装置が期待通りに表示できたとしても、リモート制御装置のユーザインタフェースの特徴によりユーザにとっては必ずしも操作しやすい操作環境になり得るとは限らない。例えば、表示されたリモート制御用操作パネルは、リモート制御装置のリモコンでの操作に適していないといった問題が挙げられる。
このように、従来技術ではリモート制御装置の機能や操作仕様に適していない操作パネルが送られてくるという問題は依然残されたままである。
特開平11−3314号公報
上でも触れたように、被リモート制御装置は様々なベンダーの様々なリモート制御装置に接続される可能性がある。しかしながら、接続される可能性のある全てのリモート制御装置に適した操作環境を被リモート制御装置側で予め全て準備することは困難である。このような状況においては、被リモート制御装置はより一般的な機能を有したリモート制御装置を想定し作成された操作環境を保持するようになる。
一方、リモート制御装置のベンダーは、他社との差別化を図るべく独自のユーザインタフェースを用いたリモコンや操作環境、画面の表示解像度や表示領域等で特徴を出してくることが考えられる。この場合、被リモート制御装置が用意した操作環境がリモート制御装置の特徴と合わず、ユーザにとって使いやすいとはいえない操作環境になり得る可能性がある。例としては、被リモート制御装置の用意したリモート操作パネル画像の解像度がリモート制御装置の解像度に適していない場合や被リモート制御装置の用意したリモート制御操作環境がリモート制御装置の持つリモコンでの操作に適していない等が挙げられる。
また逆に、リモート制御装置のグレードによっては、極力価格を抑えるべく一般的な機能を割愛し、必要最低限の機能しか有していないという装置も考えられ、この必要最低限の機能が被リモート制御装置の想定したリモート制御装置の機能を下回ると、被リモート制御装置が用意した操作環境が期待通りに実現できない可能性もある。この場合は、リモート制御装置の能力範囲内で操作環境をユーザに提供することになる。例えば、被リモート制御装置がイメージデータとテキストデータを送信するが、リモート制御装置はイメージデータの表示機能を有していない場合、テキストデータのみを表示しユーザに提示する等である。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、リモート制御システムにおいてリモート制御装置の特徴に適したリモート操作環境を提供することでシンプル且つフレキシブルなユーザインタフェースの提供を実現することを目的とする。
本発明のリモート制御システムは、表示画像情報を含む操作情報を送信し、受信した制御情報による制御に応じたサービスを提供する被リモート制御装置と、表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置へ送信するリモート制御装置とがネットワークに接続されて構成されるリモート制御システムであって、前記被リモート制御装置は、前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信し、前記リモート制御装置は、受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信し、前記データ供給装置は、受信した前記特性情報の記録に基づいて操作環境を構築して提供する点に特徴を有する。
さらに、本発明のリモート制御システムの他の特徴とするところは、前記データ供給装置は、前記被リモート制御装置自体である点にある。また、前記データ供給装置は、前記被リモート制御装置以外の前記リモート制御装置に接続されたネットワークデバイスである点にある。また、前記特性情報は、少なくとも表示スクリーンに関する項目が記されている点にある。また、前記特性情報は、少なくとも前記リモート制御装置にユーザ操作入力するためのリモコンに関する項目が記されている点にある。また、前記リモート制御装置は、受信した前記特性情報を前記被リモート制御装置を識別する記号と共に記憶装置に格納する点にある。また、前記リモート制御装置は、ユーザ操作入力するためのリモコンから受信する信号によりリモコンを特定し、ユーザの使用するリモコンが変更されたことを検知することができる点にある。また、前記リモート制御装置は、ユーザの使用するリモコンが変更された場合、記憶装置に格納されている前記特性情報を書き換え、前記データ供給装置に再び送信する点にある。また、前記データ供給装置は、受信する前記特性情報の記録に従って前記リモート制御装置に供給する操作環境を動的に変更する点にある。また、前記リモート制御装置は、前記特性情報の所在を示す情報を受け取った場合、指定された場所より前記特性情報を受信する点にある。また、前記被リモート制御装置は、保持している前記特性情報を随時書き換えることにより最新の操作情報を前記リモート制御装置に提供する点にある。
本発明の被リモート制御装置は、ネットワークに接続されたリモート制御装置に表示画像情報を含む操作情報を送信し、前記リモート制御装置において前記操作情報に基づいて提供される操作環境を通じて入力される制御情報を前記リモート制御装置から受信し、前記制御情報に応じたサービスを提供する被リモート制御装置であって、前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信する手段を備えた点に特徴を有する。
本発明のリモート制御装置は、ネットワークに接続された被リモート制御装置から表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置に送信して、前記被リモート制御装置において前記制御情報に応じたサービスを提供させるリモート制御装置であって、前記被リモート制御装置に対して前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を要求する手段と、前記被リモート制御装置から前記特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を受信する手段と、受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信する手段と、前記データ供給装置から前記特性情報の記録に基づいて構築された操作環境の提供を受ける手段とを備えた点に特徴を有する。
本発明のリモート制御方法は、表示画像情報を含む操作情報を送信し、受信した制御情報による制御に応じたサービスを提供する被リモート制御装置と、表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置へ送信するリモート制御装置とがネットワークに接続されて構成されるネットワークを利用したリモート制御方法であって、前記被リモート制御装置が、前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信する手順と、前記リモート制御装置が、受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信する手順と、前記データ供給装置が、受信した前記特性情報の記録に基づいて操作環境を構築して提供する手順とを有する点に特徴を有する。
本発明のプログラムは、ネットワークに接続されたリモート制御装置に表示画像情報を含む操作情報を送信し、前記リモート制御装置において前記操作情報に基づいて提供される操作環境を通じて入力される制御情報を前記リモート制御装置から受信し、前記制御情報に応じたサービスを提供する被リモート制御装置を制御するためのプログラムであって、前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信する処理を実行させる点に特徴を有する。また、本発明の他のプログラムは、ネットワークに接続された被リモート制御装置から表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置に送信して、前記被リモート制御装置において前記制御情報に応じたサービスを提供させるリモート制御装置を制御するためのプログラムであって、前記被リモート制御装置に対して前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を要求する処理と、前記被リモート制御装置から前記特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を受信する処理と、受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信する処理と、前記データ供給装置から前記特性情報の記録に基づいて構築された操作環境の提供を受ける処理とを実行させる点に特徴を有する。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記本発明のプログラムを格納した点に特徴を有する。
本発明によれば、リモート制御装置の特徴に合わせて構築されたユーザインタフェースを提供することができるので、例えばホームネットワーク環境下における様々な制御や処理をより快適な操作環境で実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、リモート制御システムの全体構成を表わすブロック図である。このシステムは、リモコン120によるユーザ操作入力を有するリモート制御装置たるデジタルテレビ110と、デジタルテレビ110に操作のための表示を行いデジタルテレビ110のリモコン入力によってリモート制御される被リモート制御装置たるDVC(デジタルビデオカメラレコーダ)100とが高速シリアルインタフェースによるネットワーク1に接続される。また、各種の被リモート制御装置のリモート操作のための表示データを格納するインタネットサイト130がインタネット2等の高域ネットワークによってデジタルテレビ110に接続される。
デジタルテレビ110を介してリモート制御されるDVC100において、104は映像を撮影して記録メディアへ録画したり、録画された映像/音声データ(ビデオデータ)を再生したりするDVC本体部、103はリモート制御のためにデジタルテレビ110に表示する表示データ(GUIデータ)及び操作情報を格納又は生成する表示データ発生器、102はネットワーク1を介して通信を行い、DVC本体部104と表示データ発生器103を制御する制御部である。また、101は1394高速シリアルバスのインタフェースである1394I/Fであり、ネットワーク1を介して、デジタルテレビ110の1394I/F111或いは図示しない他の装置の1394I/Fに接続される。
リモコン120によるユーザ操作入力を有するデジタルテレビ110において、111は1394高速シリアルバスのインタフェースである1394I/F、113は1394I/F111で受信したストリームデータをビデオストリームと音声ストリームに分解して各々のストリームデータをデコードする機能を含むデコーダ、119はデコードされた音声データのD/A変換と増幅及びスピーカを含む音声出力部である。
また、114は1394I/F111で受信したリモート制御のための操作データ及び表示データ(GUIデータ)を格納する表示データメモリ、116は赤外線又は無線を使用してユーザの操作入力を行うリモコン制御部、115はリモート制御のための表示データに基づいて接続された被リモート制御機器のリモート制御のための表示を生成する描画制御部、117はデコーダ113から出力されるビデオデータと描画制御部115から出力される表示を合成して表示デバイス118に表示を行うための画像合成部、122は接続された被リモート制御機器から受信する特性情報やリモコン識別情報を格納する情報格納メモリ、121は接続された被リモート制御機器から受信するリモート制御のための表示データに含まれる表示データ特定情報に基づいてインタネット2に接続しリモート制御のための表示データの一部分をインタネットサイト130から獲得するネットワークI/Fである。
また、112は1394I/F111、デコーダ113、表示データメモリ114、リモコン制御部116、ネットワークI/F121、情報格納メモリ122、及び描画制御部115をコントロールする制御部である。制御部112は、ネットワーク1に接続されたDVC100から送信されるストリームデータを受信して表示デバイス118及び音声出力部119に出力する他、表示デバイス118に表示されるリモート制御のための表示とリモコン操作入力によってDVC100の制御を行うデジタルテレビ110の動作を統合的に制御する。
インタネット2上に接続され、DVC100等の被リモート制御装置のリモート操作のための表示データの一部を格納し、デジタルテレビ110等のリモート制御装置のネットワークI/F121からのアクセスに従って格納したリモート操作のための表示データを送信するインタネットサイト130において、131は各種被リモート制御装置のリモート操作のための表示データを格納するパネルデータ・データベース、132はネットワークI/F、133は受信した特性情報ファイルを解析し、解析結果にあったパネルデータをデータベース131より獲得し、ネットワークI/F132に送る制御部である。
1394I/F(IEEE1394高速シリアルバス)は、デイジーチェーン方式、ノード分岐方式、及びこの組み合わせに対応し、自由度の高い接続を可能としたネットワークバスである。100Mbps、200Mbps、400Mbpsでシリアル転送を行うデータ転送方式で、上位の転送速度を有する機器は下位のデータ転送速度をサポートするため、異なる転送速度を有する機器が混在可能である。また、コマンド等の制御信号、ファイルデータといった非同期で転送されるデータの転送のためのAsynchronous転送と、ビデオデータや音声信号(いわゆるストリームデータ)等の時間的に連続性を要求されるデータの転送を一定期間(125μs)毎に逐次行うIsochronous転送の2つの転送モードを有する。
AV機器の制御のためのAV/C(Audio Video Control)コマンドがAsynchronous転送の上に構築され、同時にこれらのコマンドによって制御されるAV機器のモデルがAV/C unit又はsubunitとして定義されている。また、静止画ファイル転送やプリントデータ転送等の確実性と高速性が求められるデータ転送のためにはAsynchronous転送によるプロトコルであるAsynchronous Serial Bus Connectionと、この転送のためのコネクションを結ぶ又は解消するための手順と制御コマンドが定義され、使用されている。
Isochronous転送によるストリームデータ転送にはDVフォーマットによる画像/音声データ転送、MPEG2フォーマットによる画像/音声ストリームの転送がある。これらのストリームデータ転送のためのコネクションを結ぶ又は解消するための手順と制御コマンドもまたAsynchronous転送によるAV/Cコマンドとして定義されている。
図2は、リモート制御システムにおけるリモート制御のための表示データ(GUIデータ)の転送と表示、及びリモート制御の手順について、1394ネットワークの通信に注目して説明する図である。本実施形態では、1394ネットワーク上の被リモート制御装置はDVC100のみであるが、他の装置が接続された場合にも同様の通信が行われ、DVC100と並行して制御が行われ得る。
同図において、デジタルテレビ110の制御部112は、始めにDVC100のストリーム出力をデジタルテレビ110に送信するためのIsochronous connectionをconnection確立手順によって確立する。すなわち、1394ネットワークのIRM(本実施形態ではデジタルテレビ110が担う)からIsochronous転送のためのチャネルと帯域を確保した後、DVC100の1394I/F101のIsochronous Plugからデジタルテレビ110の1394I/F111のIsochronous Plugへのpeer-to-peer connectionを確立する(ステップ201)。
次に、デジタルテレビ110の制御部112は、DVC100を被リモート制御装置としたセッションを開始するためAV/CコマンドのGUI_Update(open)コマンドを発行する(ステップ202)。図3(a)にGUI_Updateコマンドのコマンドフレームを示す。operand[3]に格納されるsubfunctionの値(図3(b))によりこのコマンドによる被リモート制御装置への指示が指定される。openはリモート制御のセッションの開始、closeはセッションの終了を指示する。startはリモート制御のためのGUIデータの転送を指示する。被リモート制御装置は次にstopの指示があるまでの間、装置の状態や操作の結果によりGUIデータに変更が生じたとき、後述の手順でGUIデータをリモート制御装置へ送信する。restoreは1394ネットワークのバスリセットが発生した際にGUIデータ転送のためのAsynchronous serial bus connectionを復帰する場合に指定される。changeはGUIデータ変更の報告範囲の変更を指定する際に使用する。
GUI_Update(open)コマンドを受信したDVC100の制御部102は、コマンドへのレスポンスとしてAsynchronous serial bus connectionに使用すべきplug番号をoperand[0]に格納して返送する。デジタルテレビ110の制御部112はこのplug番号を用いて、必要なDVC100の内部コネクション及びDVC100とデジタルテレビ110間のコネクションを、Connectコマンド(ステップ203)、Allocate_attachコマンド(ステップ204)を発行して確立する。
続いて、デジタルテレビ110の制御部112は、GUI_Update(start)コマンドを発行してGUIデータの転送の開始を指示し(ステップ205)、Push_GUI_dataコマンドを発行してDVC100のGUIデータの転送を指示する(ステップ210)。図3(c)にPush_GUI_dataコマンドのコマンドフレームを示す。operand[0]にはGUI_Update(open)によって獲得したplug番号を指定する。operand[5]のindicatorには図3(d)に示すFB, level及びwith_data指定を格納する。FBは後述する特性情報ファイルの転送/非転送を指定するビットで、転送を要求する場合は1を、要求しない場合は0をセットする。levelはPush_GUI_dataコマンドによる指示で転送される被リモート制御機器のGUIデータの転送範囲を後述するGUIデータの木構造に従って指定する。指定する値は図3(e)に示す2ビットの0値で、00(itself)では後述の要素IDで指定した要素そのものを、01(itself and next level)では要素IDで指定した要素とその要素に属する要素を、11(all level)では01(itself and next level)の範囲と、この範囲に含まれる要素に属する次の要素までを指定する。with_dataは、このビットが1のとき、要素IDとlevelで指定される要素が持つテキスト、イメージ、サウンド等の実データを指定する。operand[6]からの4バイトには後述するGUIデータの要素を識別する要素IDを格納して、Asynchronous serial bus connectionを通じて転送を指示するGUIデータを指定するが、ルートとなるパネル要素を指定する場合に限りFFFFhで要素IDを代用することが可能である。
Push_GUI_dataコマンドを受け取ったDVC100の制御部102は、コマンドのレスポンスを返送し、DVC100のパネルデータ発生器103からリモート制御のための表示データをAsynchronous serial bus connectionを通じてデジタルテレビ110へ転送する(ステップ211)。転送された表示データはデジタルテレビ110の表示データメモリ114に格納された後、制御部112で要素ごとに読み出され、描画制御部115へ送られて画像合成部117を通じて表示デバイス118に表示され、ユーザに対する操作環境(操作パネル)として提供される。
表示データは操作環境として表示される要素の集合であり、パネル要素をルートとした木構造のデータ構造を有する。図4はこうした要素と、各要素に従属する必須データ又は選択データを示す表であり、図5は各要素に対してユーザが取り得る操作であるユーザアクションを示す表である。
パネル要素は、操作環境の要素の集合であり、リンクとして各要素が有するIDの列を保持する。また、パネル要素のタイトルとなる文字列データであるラベルへのリンクと、パネルを表示する大きさのデータを有する。また、パネルを表示する表示スクリーン上の位置の指定及びパネルの背景色の指定、又は背景に表示するビットマップデータへのリンク、表示する文字列に対するフォントの選択指定をオプションとして保持することができる。また、ビデオ及び音声のストリームを転送するIsochronous転送チャネルデータをオプションとして保持することができ、このオプションが指定された場合には、転送されるストリームからデコードされるオーディオビデオデータをパネル要素全体に表示する。また、選択データとして後述するパネルデータ特定情報を格納する。
ボタン要素は、ユーザがリモコンによって押す、又は離す操作をすることができる要素であり、押されたときと、離されたときに各々キートップに表示する二つのビットマップデータへのリンクを保持する。ビットマップの大きさはサイズデータで、表示位置はオプションである位置データで示される。位置データは、この要素が属するパネル要素内での相対位置を画素単位で指定したものである。但し、オプションとして位置データが指定されなかった場合は、制御部112は他のエレメントとの関係を考慮し(重複等起こらないように)、任意の位置に配置する。また、ボタン要素のタイトル(又は機能的な説明)となるラベルへのリンクを保持し、表示する文字列に対するフォントの選択肢をオプションとして保持することができる。
テキスト要素は、タイトルや説明を文字列で表示する要素であり、サイズと、ラベルとなるテキストデータへのリンクを保持し、位置、背景色の指定とフォントの選択肢をオプションとして保持することができる。
アイコン要素は、ビットマップを表示し、ユーザが選択することができる要素であり、ビットマップデータへのリンク、ラベル、サイズとラベルとなるテキストデータへのリンクを保持し、位置、フォントの選択肢をオプションとして保持することができる。
アニメーション要素は、複数のビットマップを保持して、これを一定時間間隔で順に切り替えて表示し、ユーザが選択することのできる要素である。サイズと、ラベルとなるテキストデータへのリンクを保持し、位置、フォントの選択肢をオプションとして保持することができる。
図6〜16はGUIデータを構成する要素のデータ構造を示す図である。図6はパネル要素、ボタン要素等、要素データのデータ構造である。全ての要素は、表示データの中での識別のために要素IDを保持する。要素タイプは要素の種別を示すコードであり、図18(a)に示す要素タイプが格納される。要素データは、この要素が保持するデータを必須データ、選択データの順に格納する。
図7は必須データ又は選択データとして各要素からリンクされるテキスト、ビットマップ、サウンド等の実データのデータ構造である。全ての実データは要素と同様に識別のための要素IDを保持する。要素タイプは実データの種別を示すコードで、図18(b)に示すデータタイプが格納される。実データは、テキストデータであれば文字列データが、ビットマップデータであればビットマップデータ列が、サウンドであればサウンドデータ列が格納される。
図8〜16は要素データが保持する必須データ、又は選択データとなる要素又はデータのデータ構造である。図8はテキスト実データへのリンクであり、要素IDにはリンク先のテキスト実データの要素IDが格納される。図9はビットマップ実データへのリンクであり、要素IDにはビットマップ実データの要素IDが格納される。図10は要素へのリンクであり、要素IDにはパネル要素に属するボタン要素、テキスト要素等の要素の要素IDが格納され、要素タイプは、図18(a)に示す要素タイプが格納される。図11は背景カラーとして指定するカラーデータのデータ構造であり、RGB各8bitで表現されるカラーデータが格納される。図12は要素の表示位置を指定するデータの構造である。各要素の位置は表示デバイス上の2次元座標系で、要素が属する上位の要素の左上隅を原点とする相対位置として表現される。すなわち、要素がルートとなるパネル要素である場合は表示デバイス上の位置が、要素がパネル要素に属するものであればパネル要素上の位置が画素単位で指定される。図13は要素を表示するサイズを指定するデータ構造であり、「幅」及び「高さ」には要素の大きさを画素単位で表現した値が格納される。図14は要素で表示されるテキストのフォントサイズを指定するデータ構造であり、図18(d)に示すフォントコードが格納される。図15は要素の要素データに選択データを格納する場合のデータ構造であり、「選択データタイプ」に、図18(c)に示す選択データタイプを格納し、「選択データ」に背景カラー、フォント等選択的に付加されるデータ構造が格納される。図16はパネル要素の背景に表示されるオーディオビジュアルデータを転送するIsochronousチャネルを指定するデータ構造であり、下位6bitにIsochronousチャネルが格納され、上位2bitにはいずれも0Bがセットされる。
図17はパネル要素に付加され、このデバイスが使用するGUIデータを特定する情報であるパネル特定情報が付加される。パネル特定情報は被リモート制御装置を特定し、さらにここで使用されるGUIデータセットを特定するデータである。本実施形態では、後述するとおり、特定されたGUIデータセットや特性情報ファイルの所在を示す機能を兼ねるため、パネル特定情報はURL(universal Resource Locator)となっており、例えばftp://xxxyy.co.jp/panel/dvc/のようにASCII文字列で表わされたURLとそのデータ長が格納される。
図19は、リモート制御のための表示データのデータ構成の一例を木構造で示す図である。同図の上部にはPush_GUI_dataコマンドで指定するrangeの指定範囲の例を示している。例は要素ID=0のパネル要素を起点に、itself指定では要素ID=0のパネル要素だけを、itself and next level指定では要素ID=0のパネル要素と、要素ID=1〜7の要素を指定する。itself指定時にwith_dataを指定した場合は、要素ID=0のパネル要素に属する実データである要素ID=8,31のデータが追加され、itself and next level指定時にwith_dataを指定した場合は、この例の場合、要素ID=8〜31の全ての実データが追加される。
また、図20は、表示データのデータ構造のうちパネル要素のデータ構造を示す図である。こうしたデータがAsynchronous serial bus connectionを通じてデジタルテレビ110へ転送される。
図21に、リモート制御のための表示データの表示例を示す。デジタルテレビ110の制御部112は描画制御部115を通じてこうした表示を表示デバイス118に表示する一方、リモコン制御部116を通じてユーザの操作入力を受け付ける。例えば、図21においてDVC100の再生を示す再生ボタンにユーザのフォーカスがあることをボタンのハイライト表示で示し、リモコン操作に応答してフォーカス位置を変更する。この動作をファーカスナビゲーションと呼ぶ。また、フォーカスのあるボタンに対して選択のリモコン操作に応答してボタンの表示を解放状態のビットマップ表示から押し下げ状態のビットマップ表示に切り替える動作を行う。
図2に説明を戻すと、ボタンの押し下げ等、表示要素ごとに許容されたユーザアクションを検知すると、デジタルテレビ110の制御部112は、User_Actionコマンドを発行して、DVC100の制御部102に通知する(ステップ212)。制御部102は、あらかじめ定められたユーザアクションに対応する制御をDVC本体部104に対して行う。表示データ発生器103はDVC本体部104の動作状態の変化を反映し、表示データに変化がある場合には、変化のあった表示データをデジタルテレビ110へAsynchronous serial bus connectionによって転送する(ステップ213)。
DVC本体部104への制御によっては、Isochronous connectionを通じて新たなストリームデータの転送が開始される(ステップ214)。フォーカスナビゲーションを行い、ユーザの操作入力をユーザアクションとして被リモート制御装置に通知する一連の動作をユーザインタラクションを呼ぶ。
以上が被リモート制御装置であるDVC100からリモート操作のための表示データ(GUIデータ)をリモート制御装置であるデジタルテレビ100に転送し、ユーザに対してリモート操作環境を提供するシステムの構成と動作の手順である。
次に、各リモート制御装置の特性を考慮し、これにあった表示データの一部をインタネットサイト130からダウンロードして表示することによりリモート制御装置に適した操作環境をユーザに提供する手順を説明する。
図22は、デジタルテレビ110の情報格納メモリ122が保持している接続履歴情報である。図中のNo.とは被リモート制御装置の接続個数や識別に用いるシーケンシャルナンバー、機器IDとは1394機器の製造者及び製品を識別できる個別IDで、IEEE1394規格においてはConfiguration ROM内のBus_Info_BlockフィールドにおけるNode_Vendor_IDやRoot_DirectoryフィールドにおけるModule_Vendor_IDやModule_Spec_ID等の値がこれに該当する。デジタルテレビ110の制御部112は、被リモート制御装置が接続されると(又はバスリセットが発生されると)、各装置のConfiguration ROMから機器IDを読み出し情報格納メモリ122内のテーブルと比較し、過去に接続経験があるか否かを判断する。また、図中のファイルリンクとは被リモート制御装置から受信した特性情報ファイルの実態が格納されている場所を示すものである。実態はメモリ上であっても良いし、またリモート制御装置によっては装備しているHDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置内であっても良い。特性情報ファイルについての詳細は後述する。
図23は、被リモート制御装置の持つリモート操作のための表示データの一部を他の手段で獲得したデータで置き換えるための手順を含む、表示データ(GUIデータ)の転送と表示、及びリモート制御の手順について説明する図である。図2における説明と同一の動作を行う部分には同じ符号を付与し、ここでは説明を省略する。
デジタルテレビ110の制御部112はGUI_Update(start)コマンドを発行してGUIデータの転送の開始を指示し(ステップ205)、次にPush_GUI_dataコマンドを発行してDVC100のGUIデータの転送を指示する(ステップ206)が、このとき機器IDよりリモート制御装置は被リモート制御装置がはじめて接続された機器であると判断した場合、GUIデータ以外に特性情報ファイルの要求を行う。要求の仕方は、Push_GUI_dataコマンドのindicatorのFBに1を指定することで完了する。また、levelには、00(itself)を指定する。
Push_GUI_dataを受信した被リモート制御装置は、この情報に従い特性情報ファイルの送信を行う。特性情報ファイルの送信を要求された場合、DVC100のパネルデータ発生器103の持つリモート制御のための表示データのうちルートとなるパネル要素に続き特性情報ファイルがAsynchronous serial bus connectionを通じてデジタルテレビ110へ転送される(ステップ207)。被リモート制御装置が特性情報ファイルを保持していない場合や何らかの障害によって送信できなかった場合については後述する。
デジタルテレビ110の制御部112では表示データメモリ114に格納されたパネル要素の持つデータにパネル特定情報があるかどうかを調べる。もしパネル特定情報が無い場合には、改めてPush_GUI_dataコマンドを発行しGUIデータの転送を指示し、図2で述べた手順に戻ってGUIデータの表示とユーザインタラクションを行う。このとき、ルートとなるパネル要素を含む全てのGUIデータを再度転送するように指定することも、また、既に得たパネル要素を解析して必要な要素を個別に転送するように指定することもいずれも可能である。
特性情報ファイルとは、被リモート制御装置が用意するファイルで、リモート制御装置の特徴である表示解像度やユーザインタフェース等の情報を解析するためのアンケート項目を記載したファイルである。被リモート制御装置は、個々のリモート制御装置の特徴に従って最適な操作環境を提供するためにリモート制御装置の特徴を把握できるこのような特性情報ファイルを保持しており、リモート制御装置からの要求に従いGUIデータ等と共に送信する。
図24に特性情報ファイルの一例を示す。ファイル内の各要素にはinfo_typeとinfo_lengthを格納している。info_typeとはその要素の内容を表す値、info_lengthとはその要素のデータ長をbyte単位で表す値である。これらの値を基に受信したリモート制御装置はファイルを解析することができる。以下図中の各要素について説明する。機器IDとは上述したConfiguration ROMから読み出す機器識別子、サイズとはインチ数で表されるリモート制御装置の表示画面サイズ、アスペクト比とは表示画面の縦横比、表示領域とは安全にリモート制御操作パネルを表示できる画素数単位の領域、解像度とは画面上に表示できる画素数を表す。アスペクト比、表示領域、及び解像度は縦横別に表記する。
また、以下はユーザインタフェースであるリモコンに関するものである。カーソル移動とはユーザがカーソルを移動させるために操作するリモコンのキーやスティック等の操作系に関する情報である。具体的には上位1byteは図25(a)に示す操作系のカーソル移動方向を、下位1byteはユーザがカーソル移動後カーソル移動とは別のアクションを伝えるために指を離すことなく押し込みができるか否かを表わすもので、図25(b)に示す値で識別される。図25(a)の全方向とはパーソナル・コンピュータのユーザインタフェースとして普及しているマウスやトラックパッドのように画面上にポインティングカーソルを表示させるような操作系のことを表わしている。
キー数とはカーソル移動手段で使用するキーを除くキーの数、数字キーとはチャネル選択のためのチャネル番号の印字されたキーや10キー等の情報を表わすもので具体的には図26に示す値で識別される。トグルボタンの個数とは一度の押し込みで押し込み状態を保持できる(離しても解放されない)トグルボタンの数を表わし、調節つまみとはボリューム等の調節やイコライザー等に用いられるつまみのことで図27に示す値で識別される。ファイル名とはリモート制御装置の機器IDを含む文字列のファイル名であり、インタネットサイト130の制御部133が特定のURLに提供するGUIデータファイルをリモート制御装置が後ほど獲得するときに自分のためのデータであると識別するためのものである。
特性情報ファイルとは上記のようなファイルであり、被リモート制御装置が保持しリモート制御装置からの送信要求に応じてこれを送信する。被リモート制御装置が過去一度でもリモート制御装置に接続されたことがあるか否かは情報格納メモリ122内の機器IDを調べることによって容易に確認できる。一度でも接続されていた場合、リモート制御装置はすでに特性情報ファイルを保持しているのでPush_GUI_dataで新たに要求することはない。
リモート制御装置であるデジタルテレビ110は、Push_GUI_dataでGUIデータと共に要求したこの特性情報ファイルを受信後、情報格納メモリ122に機器IDと共にファイルの格納場所を記述する。その後GUIデータと共に特性情報ファイルを解析し、自らの情報をファイルに格納していく。ユーザインタフェースであるリモコンは、ユーザが直前まで操作していたリモコンが対象となる。
図28にリモコンから送信されるワイヤレス信号のフォーマットを示す。本実施形態のリモコンはキーコードの他にリモコンのタイプを識別するリモコンIDを含むワイヤレス信号を送信する。デジタルテレビ110の制御部112はこのワイヤレス信号を受信すると、そのリモコンIDを認識し更に後述する情報格納メモリ122内のリモコン識別テーブルよりそのリモコンIDに対応した情報を引き出しこのリモコンに適した処理系に変更する。デジタルテレビ110は、リモコン識別テーブル及び送信されたワイヤレス信号内のリモコンIDよりユーザの操作しているリモコンの詳細な情報を認識することができ、その認識したリモコン情報を特性情報ファイルに格納する。
図29に情報格納メモリ122に保持しているリモコン識別テーブルの内容を示す。図中のリモコンIDは上述したリモコンを判別するための識別子、その他は特性情報ファイルの内容と同等のものが格納されている。デジタルテレビ110は使われる可能性のあるリモコンについてリモコン識別テーブルに示したような情報を予め保持している。もし仮にリモコン識別テーブルにないような最新のリモコンからの入力があった場合、受信したリモコンIDを基にインタネットサイト130へ情報を取りに行くことも可能である。
デジタルテレビ110の制御部112は表示データメモリ114に格納されたパネル要素の持つデータからパネル特定情報を調べ、ここに記載されているサーバにネットワークI/F121を通じて特性情報ファイルをアップロードする。
本実施形態におけるパネルデータ特定情報は、パネルの実データが格納されるURLである。URLは指定された実データを含むファイルを有するインタネットサイトのアドレスと、このサイトにおける実データや特性情報ファイルをやり取りする場所としてのディレクトリが記されている。上記のように、本実施形態のURLはFTPサイトを示しており、ネットワークI/F121はこのURLに基づいてインタネット2にアクセスして(ステップ208)、情報の格納された特性情報ファイルをFTPを使用してアップロードする(ステップ209)。
インタネットサイト130の制御部133は、常に特性情報ファイルのアップロードされるディレクトリを監視しており、アップロードが完了すると、ディレクトリよりファイルを取り出し解析を始める。パネルデータ・データベース131はパネルエレメントの内容に加え、リンク先の各エレメントデータ及び実データを複数保持している。制御部133は、このファイルの解析の結果、複数用意されている同じIDのエレメントの内、特性に適していると思われるエレメントを選択、決定する。例えば解像度の大きい表示装置を有するリモート制御装置に対しては高画質な背景を持った実データを選択、また、カーソル移動を上下2方向のキーで操作するリモコンを有するリモート制御装置に対してはエレメントが縦方向に並んだエレメント群を選択する、というように解析結果に従い動的にGUIデータを構築することでユーザの操作環境であるリモート制御装置の特徴に適した操作環境を提供することができる。解析結果による操作パネルの詳細は後述する。
制御部133は、ユーザに提供するエレメント群及び実データ群を決定後これらのデータを一つのファイルとしてまとめる。このとき付けられるファイル名として特性情報ファイルで指定されたファイル名が用いられる。まとめられるデータは図19で言うところのitselfを除いた全データ群である。このようにして作成されたGUIデータファイルを特性情報ファイルがアップロードされたディレクトリに格納する。
リモート制御装置はパネルデータ特定情報で指定されたURLにインタネットサイト130が提供するデータ群のファイルを獲得しに行く(ステップ230)。獲得のタイミングは、特定情報ファイルアップロード後、定期的にURLを調べ、自らの機器IDの記載されたファイルがあった場合、このファイルのダウンロードを行う(ステップ231)。上記のデータ群をインタネットサイト130より受信すると、それ以前に受信していたルートとなるパネル要素を表示データメモリ114より取り出し、これらを組み合わせる。こうすることでこのデジタルテレビ110に適したGUIデータ及び操作環境が完成する。
デジタルテレビ110の制御部112は合成されたGUIデータを表示データメモリ114から取り出して描画制御部115へ送り、表示デバイス118に表示してユーザインタラクションを行う。以降の動作は図2で説明したとおりである。
上述したような方法で提示された操作パネルを利用してリモート操作を行っていたユーザが操作途中で何らかの理由によりリモート制御装置のリモコンを変更した場合や操作するユーザが替わりそれに伴いリモコンが変更された場合、今までの操作パネルでは操作し難いという問題が生じる可能性がある。
そこで、リモコンより受信したワイヤレス信号内に含まれるリモコンIDが直前に受信したものと異なる場合、リモート制御装置はリモコンが変更されたと判断する。そして、情報格納メモリ122に格納されているリモコン識別テーブルより新たに受信したリモコンの情報を調べ、更に同じく情報格納メモリ122に格納されている特性情報ファイルのリモコンに関する情報のみを書き換える。こうして作成された新しい特性情報ファイルをインタネットサイト130へアップロードする。以降は上述したとおりの手順を踏むことで、新たなリモコンに適した操作パネルを獲得することができる。
上述した手順に従ってリモート制御装置の特性に合った操作環境をユーザに提供することができるが、仮に被リモート制御装置側に特性情報ファイルがなかった場合においてはデフォルトで用意されている操作環境(操作パネル)を提供することができる。リモート制御装置はPush_GUI_dataにてルートパネルと共に特性情報ファイルを要求するが、このファイルを用意していない被リモート制御装置はルートパネルのみを転送する。ルートパネルを受信したリモート制御装置は特性情報ファイルの送信を行うことなく、ここに記載されているURLにパネルを獲得しに行く。URLにはデフォルトで用意されたGUIデータファイルが有り、これを受信する。このような手順で、特定情報ファイルがない場合でもリモート制御装置は操作パネルをユーザに提供することができる。
また、特性情報ファイルをアップロードし、定期的にインタネットサイト130より提供されるGUIデータファイルを獲得しに行くが、もしリモート制御装置毎に設定されたタイムアウトを過ぎてもデータが供給されなかった場合、特性情報ファイルがなかった場合同様デフォルトで用意されたGUIデータを獲得する。ルートパネルにパネルデータ特定情報が記載されていなかった場合は前記したとおりである。
以下では、特性情報の解析結果に従って表示する操作パネルを変更する例を簡略のためリモート制御装置のリモコンの特性に特化して説明する。図30はデジタルテレビ110に予め標準装備されているリモコン120を詳しく示したものである。図中の401はデジタルテレビ110のリモコン制御部116に対してキーコードを表わす信号を出力するワイヤレス信号送信部、402はデジタルテレビ110の電源ON/OFFを制御する電源制御キー、403は音声出力部119に対して音量の調節を指示する音量調節キー、404は3×4に配列されたキーアレイであり、ボタン表面に1〜12まで印字されたテレビ放送選局用のチャネル選択キー、及び405は被リモート制御装置のリモート制御等に使用されることを想定して作られた上下左右4方向のカーソル移動キー及び決定キーである。
図31は被リモート制御装置であるDVC100の操作パネルの一例である。図31の操作パネルのように選択可能なエレメントが横方向一列に配置されている場合、フォーカス(選択されているエレメントに対するハイライト表示)の移動は左右2方向のキーのみで十分である。上記リモコン120でフォーカスの移動を操作する場合、例えば現在選択されている"stop"キーから"rew."キーにフォーカスを移動させるためには"stop"->"pause"->"FF"->"play"->"rew."と左キーを4回押下しなければならない(或いは右キーを5回押下しなければならない)。GUIデータのFocus Navigationに依存するが、一般的には図32に示すようなフォーカスの動きになることが予想される。この動きでは選択までに最大4回のキー操作を強いられる場合が生じ、リモコン120の上下左右4方向カーソル移動キーのメリットを享受できていない。
このようなリモコン120を使用している場合、本実施形態によればリモート制御装置であるデジタルテレビ110は被リモート制御装置より受信する特性情報ファイルにリモコンの特性を含むリモート制御装置の特性を格納し、インタネットサイト130にアップロードする。図33に本例の場合にアップロードする特性情報ファイルを示す。この特性情報ファイルを受信したインタネットサイト130の制御部133は、カーソル移動キーが上下左右4方向のものであることを判断し、パネルデータ・データベース131より図34に示すようなGUIデータを選択・構築しディレクトリに格納する。このような操作パネルを提供されたユーザは、先程のような"stop"から"rew."にフォーカスを移動させる場合"上キー"->"左キー"又は"左キー"->"上キー"の2回で移動を行うことができ、図31の操作パネルに比べると半分のキー操作で所望のボタンを選択できることになる。
逆に、リモコン120に左右2方向カーソル移動キーのリモコンを採用した場合、この情報が記載された特性情報ファイルを受信したインタネットサイト130の制御部133は、図31のような操作パネルを選択しユーザに提供する。図31のように一次元的にエレメントの配置された操作パネルの方が2方向カーソル移動キー搭載リモコンではより視覚的・直感的に選択操作が可能となるからである。
本実施形態においては、特性情報ファイルに記録したデータを外部ネットワークであるインタネットサイトに送信し、ここで解析を行うとしたが、特性情報ファイルの記録データを被リモート制御装置に送り返し、被リモート制御装置の制御部で解析し、リモート制御装置の特徴にあった操作環境を提供するといった構成にすることも可能である。
また、本実施形態においては、特性情報ファイルはリモート制御装置の特性調査項目を記載したファイルでこれをインタネットサイト130にアップロードし、インタネットサイト130の制御部133にて解析を行うとしたが、特性情報ファイルがスクリプト言語等で記述されたファイルでリモート制御装置内にて解析を行い、その結果のみをアップロードするといった構成にすることも可能である。
また、本実施形態においては、リモート制御装置が指定されたURLにインタネットサイトの制御部の構築したGUIデータファイルを獲得しに行くとしたが、リモート制御装置にFTPサーバの機能を追加させ、特性情報ファイルのファイル名の替わりに受信するリモート制御側の受信領域を指し示すURLを指定することによってインタネットサイトから構築したGUIデータをそのURLにアップデートするといった構成にすることも可能である。
また、本実施形態においては、説明の簡略化のためリモート制御装置の特性をリモコンに特化して説明したが、表示スクリーンの特性に従い提供する操作パネルを替えるような状況においてもその手順はリモコンの場合と同等である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、上記第1の実施形態でも説明した特性情報ファイルをインタネットサーバより獲得する点に異なる特徴を有するものである。以下、第1の実施形態との相違点についてのみを説明し、第1の実施形態と同一の構成や同一の動作には同一の符号を付与すものとする。
図35にリモート制御システムのリモート制御のための表示データ(GUIデータ)の転送と表示、及びリモート制御の手順について示す。リモート制御装置は被リモート制御装置が接続されると、第1の実施形態と同様ステップ201から205のリモート制御のための手順を踏み、後にPush_GUI_data(ステップ206)を発行しGUIデータの要求を行う。ルートとなるパネル及び特性情報ファイルの要求を行うので、Push_GUI_dataコマンドのindicatorのFBを1にセットし、levelには00(itself)を指定する。GUIデータを受信した(ステップ232)リモート制御装置であるデジタルテレビ110の制御部112では表示データメモリ114に格納されたパネル要素の持つデータにパネル特定情報があるかどうかを調べる。もしパネル特定情報が無い場合には、改めてPush_GUI_dataコマンドを発行しGUIデータの転送を指示し、図2で述べた手順に戻ってGUIデータの表示とユーザインタラクションを行う。
このパネル特定情報には特性情報ファイルの格納されているURLが記載されている。デジタルテレビ110のネットワークI/F121はこのURLに基づいてインタネットにアクセスして(ステップ233)、特性情報ファイルをFTPを使用してダウンロードする(ステップ234)。デジタルテレビ110は、この特性情報ファイルを受信後、情報格納メモリ122に機器IDと共にファイルの格納場所を記述する。その後特性情報ファイルを解析し、自らの情報をファイルに格納していく。
特性情報ファイルへの書き込みを終えた制御部112はインタネットサイト130の制御部133にこのファイルをネットワークI/F121を通じアップロードする(ステップ209)。受信したインタネットサイト130の制御部133は、このファイル結果を解析し、複数用意されている同じIDのエレメントの内、特性に適していると思われるエレメントを選択、決定する。その後これらのデータを、特性情報ファイルのファイル名で指定された名前でURLに格納する。リモート制御装置はパネルデータ特定情報で指定されたURLにインタネットサイト130が提供するデータ群のファイルを獲得しに行く(ステップ230)。獲得のタイミングは、特定情報ファイルアップロード後、定期的にURLを調べ、自らの機器IDの記載されたファイルが合った場合、このファイルのダウンロードを行う(ステップ231)。上記のデータ群をインタネットサイトより受信すると、それ以前に受信していたルートとなるパネル要素を表示データメモリ114より取り出し、これらを組み合わせる。こうすることでこのデジタルテレビ110に適したGUIデータ及び操作環境が完成する。
デジタルテレビ110の制御部112は合成されたGUIデータを表示データメモリ114から取り出して描画制御部115へ送り、表示デバイス118に表示してユーザインタラクションを行う。以降の動作は図2で説明したとおりである。
上記したような手順を取ることによる主なメリットとして以下の二点が挙げられる。まず一点目は、特定情報ファイルをインタネットサイト130内に保持させているので被リモート制御装置のROM内に格納していた場合と比較し、そのファイル容量の上限に余裕ができることである。従って特定情報ファイルの内容はより詳細なものとすることができ、これに伴いより個々のリモート制御装置に適した操作環境をユーザに提供することが可能となる。二点目は、同じく特定情報ファイルをインタネットサイト130内に保持させているので、特定情報ファイルを提供する被リモート制御装置のベンダは、このファイルを随時アップグレードさせることが可能となることである。被リモート制御装置のベンダは新たなリモート制御装置におけるユーザインタフェースの登場の際、これに合うような特性情報を追加したファイルをインタネットサーバにアップロードする。以降新たなリモート制御装置を使用しているユーザに対しては、新たな特性情報ファイルにより、よりそのユーザインタフェースに適した操作環境を提供できることになる。
以上説明したように、操作パネルの画像データを含む操作情報をネットワークに接続された被リモート制御装置から送信し、表示器を備えたリモート制御装置がこれを受信して操作者に対して操作パネル画像を表示すると同時に、操作者の操作入力に基づく操作情報を被リモート制御装置へ送信して、被リモート制御装置の制御を行うネットワークシステムにおいて、リモート制御装置の表示器やユーザインタフェースの特徴を解析し、この結果を被リモート制御装置が供給する操作環境に反映させることで個々のリモート制御装置の様様な特徴を考慮した操作パネルをユーザに提供することができる。
これにより、被リモート制御装置はリモート制御装置の特徴にあった操作環境をユーザに提供することができるようになり、表示器の特徴にあったパネル画像の出力による見栄えの向上やリモコンでの様様な操作における操作性の向上が可能となる。また、ユーザの嗜好の多様化によりリモート制御装置におけるリモコンもデフォルトのものでは満足できず、より自らの嗜好に適したリモコンを新たに用意することも十分考えられるが、かかる状況にあってもリモコン毎に処理系及び操作パネルを複雑な設定無しに切り替えることができ、リモート操作システムの利便性、多様性を更に向上させることが可能となる。
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
リモート制御システムの全体構成を表わすブロック図である。 リモート制御のための表示データの転送と表示、及びリモート制御の手順について説明するための図である。 リモート制御のための制御コマンドを説明するための図である。 操作環境の要素とその必須データ及び選択データを説明するための図である。 操作環境の要素が取り得るユーザアクションを説明するための図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データのデータ構造を示す図である。 表示データに格納するタイプ・コードを説明するための図である。 リモート制御のための表示データのデータ構成の一例を木構造で示す図である。 表示データのうちパネル要素のデータ例を示す図である。 リモート制御のための表示データの表示例を示す図である。 リモート制御装置の情報格納メモリが保持している接続履歴情報を示す図である。 第1の実施形態におけるリモート制御のための表示データの転送と表示、及びリモート制御の手順について説明するための図である。 特性情報ファイルの一例を示す図である。 特性情報ファイルに格納するタイプ・コードを説明するための図である。 特性情報ファイルに格納するタイプ・コードを説明するための図である。 特性情報ファイルに格納するタイプ・コードを説明するための図である。 リモコンから送信されるワイヤレス信号のフォーマットを示す図である。 リモート制御装置の情報格納メモリが保持しているリモコン識別テーブルの内容を示す図である。 リモート制御装置に装備されているリモコンの一例を示す図である。 被リモート制御装置であるDVCの操作パネルの一例を示す図である。 フォーカス移動の一例を説明するための図である。 リモコンの特性を解析した結果の一例を説明するための図である。 特性情報ファイルを解析した結果インタネットサイトより送信される操作パネルの一例を示す図である。 第2の実施形態におけるリモート制御のための表示データの転送と表示、及びリモート制御の手順について説明するための図である。 従来のリモート制御システムの全体構成を表わすブロック図である。
符号の説明
1 ネットワーク
2 インタネット
100 DVC
101 1394I/F
102 制御部
103 表示データ発生器
104 DVC本体部
110 デジタルテレビ
111 1394I/F
112 制御部
113 デコーダ
114 表示データメモリ
115 描画制御部
116 リモコン制御部
117 画像合成部
118 表示デバイス
119 音声出力部
120 リモコン
121 ネットワークI/F
122 情報格納メモリ
130 インタネットサイト
131 パネルデータ・データベース
132 ネットワークI/F
133 制御部

Claims (17)

  1. 表示画像情報を含む操作情報を送信し、受信した制御情報による制御に応じたサービスを提供する被リモート制御装置と、
    表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置へ送信するリモート制御装置とがネットワークに接続されて構成されるリモート制御システムであって、
    前記被リモート制御装置は、前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信し、
    前記リモート制御装置は、受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信し、
    前記データ供給装置は、受信した前記特性情報の記録に基づいて操作環境を構築して提供することを特徴としたリモート制御システム。
  2. 前記データ供給装置は、前記被リモート制御装置自体であることを特徴とする請求項1に記載のリモート制御システム。
  3. 前記データ供給装置は、前記被リモート制御装置以外の前記リモート制御装置に接続されたネットワークデバイスであることを特徴とする請求項1に記載のリモート制御システム。
  4. 前記特性情報は、少なくとも表示スクリーンに関する項目が記されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  5. 前記特性情報は、少なくとも前記リモート制御装置にユーザ操作入力するためのリモコンに関する項目が記されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  6. 前記リモート制御装置は、受信した前記特性情報を前記被リモート制御装置を識別する記号と共に記憶装置に格納することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  7. 前記リモート制御装置は、ユーザ操作入力するためのリモコンから受信する信号によりリモコンを特定し、ユーザの使用するリモコンが変更されたことを検知することができることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  8. 前記リモート制御装置は、ユーザの使用するリモコンが変更された場合、記憶装置に格納されている前記特性情報を書き換え、前記データ供給装置に再び送信することを特徴とする請求項7に記載のリモート制御システム。
  9. 前記データ供給装置は、受信する前記特性情報の記録に従って前記リモート制御装置に供給する操作環境を動的に変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  10. 前記リモート制御装置は、前記特性情報の所在を示す情報を受け取った場合、指定された場所より前記特性情報を受信することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  11. 前記被リモート制御装置は、保持している前記特性情報を随時書き換えることにより最新の操作情報を前記リモート制御装置に提供することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のリモート制御システム。
  12. ネットワークに接続されたリモート制御装置に表示画像情報を含む操作情報を送信し、前記リモート制御装置において前記操作情報に基づいて提供される操作環境を通じて入力される制御情報を前記リモート制御装置から受信し、前記制御情報に応じたサービスを提供する被リモート制御装置であって、
    前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信する手段を備えたことを特徴とする被リモート制御装置。
  13. ネットワークに接続された被リモート制御装置から表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置に送信して、前記被リモート制御装置において前記制御情報に応じたサービスを提供させるリモート制御装置であって、
    前記被リモート制御装置に対して前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を要求する手段と、
    前記被リモート制御装置から前記特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を受信する手段と、
    受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信する手段と、
    前記データ供給装置から前記特性情報の記録に基づいて構築された操作環境の提供を受ける手段とを備えたことを特徴とするリモート制御装置。
  14. 表示画像情報を含む操作情報を送信し、受信した制御情報による制御に応じたサービスを提供する被リモート制御装置と、
    表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置へ送信するリモート制御装置とがネットワークに接続されて構成されるネットワークを利用したリモート制御方法であって、
    前記被リモート制御装置が、前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信する手順と、
    前記リモート制御装置が、受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信する手順と、
    前記データ供給装置が、受信した前記特性情報の記録に基づいて操作環境を構築して提供する手順とを有することを特徴としたリモート制御方法。
  15. ネットワークに接続されたリモート制御装置に表示画像情報を含む操作情報を送信し、前記リモート制御装置において前記操作情報に基づいて提供される操作環境を通じて入力される制御情報を前記リモート制御装置から受信し、前記制御情報に応じたサービスを提供する被リモート制御装置を制御するためのプログラムであって、
    前記操作情報と共に前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を送信する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. ネットワークに接続された被リモート制御装置から表示画像情報を含む操作情報を受信し、前記操作情報に基づいて前記表示画像情報を表示器に表示することを含む操作環境をユーザに提供し、前記操作環境を通じて入力される制御情報を前記被リモート制御装置に送信して、前記被リモート制御装置において前記制御情報に応じたサービスを提供させるリモート制御装置を制御するためのプログラムであって、
    前記被リモート制御装置に対して前記リモート制御装置の特徴を調べるための項目を記した特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を要求する処理と、
    前記被リモート制御装置から前記特性情報或いは前記特性情報の所在を示す情報を受信する処理と、
    受信した前記特性情報に基づいて装置の特徴を記録して、その記録した特性情報をデータ供給装置に送信する処理と、
    前記データ供給装置から前記特性情報の記録に基づいて構築された操作環境の提供を受ける処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項15又は16に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007267102A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Pioneer Electronic Corp 入力信号表示装置、信号出力装置、入力信号表示システム、及び、遠隔操作方法
KR100837703B1 (ko) 2006-09-29 2008-06-13 한국전자통신연구원 Tv 포탈 서비스에서 제공하는 개별 서비스를 위한 리모컨 키값 할당방법
JP2015088936A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 リコーイメージング株式会社 操作端末装置、外部記憶媒体及び無線通信制御システム

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