JP2005064609A - 通信端末における着信保留制御方法ならびに着信保留制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】発信者に対し保留メッセージ内で応答可能予定時刻を通知する
【解決手段】着信呼保留操作を行った後に被呼者により入力された応答可能予定時刻が認識可能であるか否かを判定し、認識可能であると判定された場合にはその応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換し、この変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続する。
【選択図】 図2
【解決手段】着信呼保留操作を行った後に被呼者により入力された応答可能予定時刻が認識可能であるか否かを判定し、認識可能であると判定された場合にはその応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換し、この変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話などの通信端末における着信保留制御方法ならびに着信保留制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話などの通信端末の使用時のマナーが社会的な問題となっており、特に、電車などの車内,レストラン,ホテルのロビーといった公共の場所や、会議中や講演中などのような静かな状況下では、携帯電話の着信音や通話中の話し声などが周囲の者にとっては迷惑になるという問題が生じている。
【0003】
そこで、上述のような場所や状況下にいる被呼者は、自身の携帯電話をマナーモードに設定しておき着信音などを発しない状態にしておき、着信時には別の場所へ移動して電話を掛け直す等して上記問題を解決している。
【0004】
また、上記問題を解決する他の方法として、被呼者は、着信呼に対し保留操作を行って一旦着信呼を保留し、別の場所へ移動して電話を掛け直すといった対応を行うこともある。例えば、会議中のため着信呼に応答できない場合には、携帯電話端末への着信に対して保留ボタンを押下する等の保留操作を行って着信呼を一旦保留し、発信端末に対し「只今、電話に出ることができません。そのままお待ちになるか、暫く経ってからお掛け直しください。」等のメッセージを接続することにより、現在、被呼端末が応答できない状況にいることを発信者へ伝え、再度時間をおいて掛け直すことを発信者に促したり、場所を移動して電話を掛け直すなどの対応をしている。
【0005】
しかし、着信呼を保留操作により保留した場合であっても、発信者は相手がいつ応答可能な状態に復帰するかを知る術がないため、どれくらい後に掛け直せばよいのかが不明であり、その結果、何度も発信を繰り返すといった手間を強いられることとなる。
【0006】
そこで、発信者ができるだけ早く被呼者との連絡をとることができる方法として、次の先行技術文献に開示されている技術がある。この技術によれば、被呼端末が電源断または通話圏外にある場合、発信端末よりキャンプオン登録を行い、該当端末が電源投入または通話圏内へ入ったとき、自動的に登録者を呼び返し該当端末と接続するキャンプオン機能が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平4−337951号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法においても相手端末がいつ通話可能な状態に復帰し、キャンプオンによる呼返しがあるのかは発信者には分からないため、映画館やコンサート等のように数時間電源を切断しているような場合には、発信者は長時間に渡っていつコールバックされるかもしれないコールバック着信を待つこととなる。
【0009】
そこで本発明の目的は、被呼者が応答可能な状態となる予定の時刻である応答可能予定時刻を保留メッセージとして発信者に知らせることができる通信端末における着信保留制御方法ならびに着信保留制御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の着信保留制御方法は、着信呼保留操作を行った後に被呼者により入力された応答可能予定時刻が認識可能であるか否かを判定し、認識可能であると判定された場合にはその応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換し、この変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続するものである。
【0011】
また、本発明の着信保留制御方法として、予め被呼者により入力された応答可能予定時刻を入力し、且つ当該応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換しておき、その後に着信した場合、着信呼保留操作を行った後、変換済の応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続するようにしてもよい。
【0012】
また、上記目的を達成するために、本発明の着信保留制御システムは、通常保留メッセージの音声データと、予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを予め格納する音声メッセージ格納部と、発信端末に対し接続する保留メッセージを、前記音声メッセージ格納部に格納済の音声データの中から選択する音声メッセージ選択部と、操作部からキー入力された応答可能予定時刻が認識できるか否かを判定する入力予定時刻判定部と、前記入力予定時刻判定部により認識可能と判定された応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換する応答可能予定時刻データ変換部と、前記音声メッセージ格納部に格納された予定時刻通知用基本メッセージの音声データと、前記応答可能予定時刻データ変換部にて変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータとを合成し、応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する前記音声メッセージ合成部と、発信端末に対し、前記音声メッセージ合成部にて作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージを接続するように制御する制御部と、を有する構成としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る通信端末における着信保留制御システムについて、図面を参照して説明する。
【0014】
[着信保留制御システムの構成]
まず、本実施形態に係る通信端末における着信保留制御システムの構成を、図1を参照して説明する。図1は、携帯電話端末に内蔵されている着信保留制御システムの概略構成図であるが、この携帯電話端末は図1の如く、アンテナ10を介して外部とのデータの送受信を行う通信部1と、テンキーや通話開始キー,保留キー等のようなキー入力による入力操作を行うための操作部2と、入力予定時刻判定部3と、応答可能予定時刻データ変換部4と、音声メッセージ格納部5と、音声メッセージ選択部6と、音声メッセージ合成部7と、タイマー8と、前記の各部1〜8の制御を司る制御部9と、を有している。
【0015】
ここで、前記入力予定時刻判定部3は、前記操作部2から入力された時刻が認識できるか否かを判定する機能を有している。例えば、入力時の手違いで、「15時90分」や「30時30分」等のように入力されてしまった場合には、予定時刻を認識できないとの判定がなされることとなる。
【0016】
また、前記応答可能予定時刻データ変換部4は、被呼者が応答可能な状態となるであろうと思われる時刻(応答可能予定時刻)を前記操作部2からキー入力した際に、その入力時刻データを音声メッセージに変換する機能を有している。
【0017】
また、前記音声メッセージ格納部5は、「只今、電話に出ることができません。そのままお待ちになるか、暫く経ってからお掛け直しください。」等のような通常の保留メッセージの音声データと、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」等のように応答可能予定時刻を知らせる保留メッセージの内、○○時××分以外の部分に相当する予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを予め格納している。
【0018】
また、前記音声メッセージ選択部6は、発信端末に対し接続する保留メッセージを、前記音声メッセージ格納部5に格納済の音声データの中から選択する機能を有している。
【0019】
また、前記音声メッセージ合成部7は、前記音声メッセージ格納部5に格納された上述の予定時刻通知用基本メッセージの音声データ(例えば、「15時30分」という音声データ)と、前記応答可能予定時刻データ変換部4にて変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータとを合成し、例えば「只今、電話に出ることができません。15時30分以降にお掛け直しください。」等のような応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する機能を有している。
【0020】
また、前記タイマー8は、前記操作部2における保留キーが押下される等の着信呼保留操作がなされた時に始動するものである。さらにこのタイマー8には、入力処理を行うことのできる入力許容時間を予め設定登録しておくことができ、この入力許容時間内に応答可能予定時刻データが入力し且つ登録されない場合には、前記制御部9に対して入力許容時間内での入力操作不可の信号を発する機能を有している。そして、制御部9が入力操作不可の信号を受けると、後述の如く、前記音声メッセージ合成部7により合成処理された応答可能予定時刻通知保留メッセージではなく、通常の保留メッセージが接続されることとなる。
【0021】
[着信保留制御システムによる処理手順]
次に、以上のような構成の着信保留制御システムを具備する携帯電話端末における着信保留の際の処理手順について、図2を参照して以下説明する。図2は、上記構成の着信保留制御システムによる保留メッセージの接続処理のフローチャートである。
【0022】
まず、携帯電話端末がアンテナ10を介し通信部1にて着信すると(ステップST1)、被呼者は着信呼を保留するため保留キー押下等の着信呼保留操作を行う(ステップST2)。この時、着信呼保留操作と同時にタイマー8が始動する(ステップST3)。そして、着信呼保留操作の後、被呼者が応答可能となる予定の時刻を操作部2から入力し且つ設定する(ステップST4)。
【0023】
ここで、着信呼保留操作が行われてから上述の入力許容時間が経過するまでに応答可能予定時刻データが入力し且つ登録されない場合には(ステップST5)、前記タイマー8は前記制御部9に対して入力許容時間内での入力操作不可の信号を発し、その信号を受信した制御部9からの指令により、前記音声メッセージ選択部6が通常保留メッセージを選択し、当該通常保留メッセージが接続される(ステップST11)。以上のようにして、この着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0024】
これに対し、上述の入力許容時間内に応答可能予定時刻データの入力及び設定処理がなされた場合には(ステップST5)、制御部9が前記タイマー8を停止させてカウントした時間をリセットし(ステップST6)、操作部2から入力された時刻が認識できるか否かを入力予定時刻判定部3が判定する(ステップST7)。
【0025】
ここで、入力された時刻が認識できないと判定した場合には、音声メッセージ選択部6が通常保留メッセージを選択し、当該通常保留メッセージが接続される(ステップST11)。こうしてこの着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0026】
これに対し、入力された時刻が認識可能と判定した場合には、まず応答可能予定時刻データ変換部4が、入力された応答可能予定時刻データの音声メッセージ変換を行う(ステップST8)。そして、音声メッセージ選択部6が、音声メッセージ格納部5から予定時刻通知用基本メッセージを選択し、続いて音声メッセージ合成部7が、変換された応答可能予定時刻の音声データと予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」等のような応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する(ステップST9)。
【0027】
こうして作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージは、制御部9からの指令に基づき、通信部1を介して発信端末に対して接続され(ステップST10)、この着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0028】
以上のような処理が行われることにより、発信者は、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」のような応答可能予定時刻通知保留メッセージを聞くことができるため、発信者は保留メッセージにて通知された時刻以降に掛け直せばよく、従来のように何度も該当携帯電話端末へ発信を繰り返すような煩わしさがなくなる。
【0029】
[第二実施形態]
尚、上記実施形態に係る着信保留制御システムでは、着信してから応答可能予定時刻を入力,設定しているが、着信保留制御システムを以下のような構成とすることで、着信前に応答可能予定時刻を予め入力,設定しておくこともできるようになる。
【0030】
[構成]
第二実施形態に係る着信保留制御システムは、図1の同様の構成であるが、第二実施形態に係る着信保留制御システムと上記第一実施形態に係る着信保留制御システムとは、具体的に次の点で構成上相違する。
【0031】
まず、前記入力予定時刻判定部3は、前記操作部2から入力された時刻が認識できるか否かを判定するのみならず、現在時刻と入力済の時刻との比較を行い、入力済の時刻が既に経過していないか否かを判定する機能をも有するものとする。
【0032】
また、前記応答可能予定時刻データ変換部4は、被呼者が応答可能な状態となるであろうと思われる時刻(応答可能予定時刻)を前記操作部2から入力した際に、その入力時刻データを音声データに変換し、音声メッセージ格納部5に格納する機能を有するものとする。
【0033】
また、前記音声メッセージ格納部5は、通常の保留メッセージの音声データや予定時刻通知用基本メッセージの音声データ以外に、応答可能予定時刻データ変換部4にて変換された応答可能予定時刻の音声データをも格納する。
【0034】
そして、上記各部以外の構成要素については、第一実施形態に係る着信保留制御システムと同様のものである。
【0035】
[処理手順]
次に、以上のような構成の第二実施形態に係る着信保留制御システムを具備する携帯電話端末における着信保留の際の処理手順について、図3を参照して以下説明する。
【0036】
まず、被呼者は予めが応答可能となる予定の時刻を操作部2から入力し且つ設定する(ステップST21)。すると、入力予定時刻判定部3が、入力された時刻が認識できるか否かを判定し(ステップST22)、認識できると判定した場合には、応答可能予定時刻データ変換部4が、入力された応答可能予定時刻データの音声メッセージ変換を行い、変換済の応答可能予定時刻の音声メッセージを音声メッセージ格納部5に格納する(ステップST23)。
【0037】
尚、ステップST22において認識できないと判定した場合には、処理は終了となる。そして、この状態で着信した場合には、予め応答可能予定時刻が入力,設定されていない状態なので、上記第一実施形態における手順に従って保留メッセージ接続処理が行われることとなる。
【0038】
次に、ステップST23の終了後に携帯電話端末がアンテナ10を介し通信部1にて着信すると(ステップST24)、被呼者は着信呼を保留するため保留キー押下等の着信呼保留操作を行う(ステップST25)。この時、着信呼保留操作と同時にタイマー8が始動するが、上述の入力許容時間内に応答可能予定時刻データの入力及び設定処理がなされているので、制御部9が前記タイマー8を停止させてリセットすると共に、操作部2から入力された時刻が既に経過しているか否かを入力予定時刻判定部3が判定する(ステップST26)。
【0039】
ここで、入力済の時刻が既に経過していると判定した場合には、音声メッセージ選択部6が通常保留メッセージを選択し、当該通常保留メッセージが接続される(ステップST29)。こうしてこの着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0040】
これに対し、入力済の時刻が未だ経過していないと判定した場合には、音声メッセージ選択部6が、音声メッセージ格納部5から応答可能予定時刻の音声メッセージと、予定時刻通知用基本メッセージとを選択し、続いて音声メッセージ合成部7が、変換された応答可能予定時刻の音声データと予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」等のような応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する(ステップST27)。
【0041】
こうして作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージは、制御部9からの指令に基づき、通信部1を介して発信端末に対して接続され(ステップST28)、この着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0042】
以上のような処理が行われることにより、予め応答可能予定時刻を登録しておけば、着信時に保留キーを押下する等の着信呼保留操作を行うだけで、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」のような応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信者に聞かせることができるため、発信者は保留メッセージにて通知された時刻以降に掛け直せばよく、従来のように何度も該当携帯電話端末へ発信を繰り返すような煩わしさがなくなる。
【0043】
尚、上記第一および第二実施形態では、応答可能予定時刻の入力により応答可能時刻を通知するケースを説明しているが、××分後といった応答可能となる現在からの予定時間を入力し、「只今、電話に出ることができません。××分後にお掛け直しください。」と通知するものであってもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯電話等の通信端末において着信保留する際に、発信者に対し応答可能予定時刻を通知する保留メッセージを聞かせることができる。このため、発信者は相手が着信に応答できない何らかの状態にいることを認識するのみならず、応答可能となる時刻の確認が可能となるため、何度も該当携帯端末へ発信を繰り返すようなことがなくなる。また、着信応答の不可能な通信端末に対し、発信者が何度も発信を繰り返すこともなくなるため、移動通信システム交換機の処理負荷を軽減する効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る着信保留制御システムの概略構成図である
【図2】第一実施形態に係る着信保留制御システムによる保留メッセージの接続処理のフローチャートである。
【図3】第二実施形態に係る着信保留制御システムによる保留メッセージの接続処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信部、2…操作部、3…入力予定時刻判定部、4…応答可能予定時刻データ変換部、5…音声メッセージ格納部、6…音声メッセージ選択部、7…音声メッセージ合成部、8…タイマー、9…制御部、10…アンテナ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話などの通信端末における着信保留制御方法ならびに着信保留制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話などの通信端末の使用時のマナーが社会的な問題となっており、特に、電車などの車内,レストラン,ホテルのロビーといった公共の場所や、会議中や講演中などのような静かな状況下では、携帯電話の着信音や通話中の話し声などが周囲の者にとっては迷惑になるという問題が生じている。
【0003】
そこで、上述のような場所や状況下にいる被呼者は、自身の携帯電話をマナーモードに設定しておき着信音などを発しない状態にしておき、着信時には別の場所へ移動して電話を掛け直す等して上記問題を解決している。
【0004】
また、上記問題を解決する他の方法として、被呼者は、着信呼に対し保留操作を行って一旦着信呼を保留し、別の場所へ移動して電話を掛け直すといった対応を行うこともある。例えば、会議中のため着信呼に応答できない場合には、携帯電話端末への着信に対して保留ボタンを押下する等の保留操作を行って着信呼を一旦保留し、発信端末に対し「只今、電話に出ることができません。そのままお待ちになるか、暫く経ってからお掛け直しください。」等のメッセージを接続することにより、現在、被呼端末が応答できない状況にいることを発信者へ伝え、再度時間をおいて掛け直すことを発信者に促したり、場所を移動して電話を掛け直すなどの対応をしている。
【0005】
しかし、着信呼を保留操作により保留した場合であっても、発信者は相手がいつ応答可能な状態に復帰するかを知る術がないため、どれくらい後に掛け直せばよいのかが不明であり、その結果、何度も発信を繰り返すといった手間を強いられることとなる。
【0006】
そこで、発信者ができるだけ早く被呼者との連絡をとることができる方法として、次の先行技術文献に開示されている技術がある。この技術によれば、被呼端末が電源断または通話圏外にある場合、発信端末よりキャンプオン登録を行い、該当端末が電源投入または通話圏内へ入ったとき、自動的に登録者を呼び返し該当端末と接続するキャンプオン機能が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平4−337951号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法においても相手端末がいつ通話可能な状態に復帰し、キャンプオンによる呼返しがあるのかは発信者には分からないため、映画館やコンサート等のように数時間電源を切断しているような場合には、発信者は長時間に渡っていつコールバックされるかもしれないコールバック着信を待つこととなる。
【0009】
そこで本発明の目的は、被呼者が応答可能な状態となる予定の時刻である応答可能予定時刻を保留メッセージとして発信者に知らせることができる通信端末における着信保留制御方法ならびに着信保留制御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の着信保留制御方法は、着信呼保留操作を行った後に被呼者により入力された応答可能予定時刻が認識可能であるか否かを判定し、認識可能であると判定された場合にはその応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換し、この変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続するものである。
【0011】
また、本発明の着信保留制御方法として、予め被呼者により入力された応答可能予定時刻を入力し、且つ当該応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換しておき、その後に着信した場合、着信呼保留操作を行った後、変換済の応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続するようにしてもよい。
【0012】
また、上記目的を達成するために、本発明の着信保留制御システムは、通常保留メッセージの音声データと、予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを予め格納する音声メッセージ格納部と、発信端末に対し接続する保留メッセージを、前記音声メッセージ格納部に格納済の音声データの中から選択する音声メッセージ選択部と、操作部からキー入力された応答可能予定時刻が認識できるか否かを判定する入力予定時刻判定部と、前記入力予定時刻判定部により認識可能と判定された応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換する応答可能予定時刻データ変換部と、前記音声メッセージ格納部に格納された予定時刻通知用基本メッセージの音声データと、前記応答可能予定時刻データ変換部にて変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータとを合成し、応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する前記音声メッセージ合成部と、発信端末に対し、前記音声メッセージ合成部にて作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージを接続するように制御する制御部と、を有する構成としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る通信端末における着信保留制御システムについて、図面を参照して説明する。
【0014】
[着信保留制御システムの構成]
まず、本実施形態に係る通信端末における着信保留制御システムの構成を、図1を参照して説明する。図1は、携帯電話端末に内蔵されている着信保留制御システムの概略構成図であるが、この携帯電話端末は図1の如く、アンテナ10を介して外部とのデータの送受信を行う通信部1と、テンキーや通話開始キー,保留キー等のようなキー入力による入力操作を行うための操作部2と、入力予定時刻判定部3と、応答可能予定時刻データ変換部4と、音声メッセージ格納部5と、音声メッセージ選択部6と、音声メッセージ合成部7と、タイマー8と、前記の各部1〜8の制御を司る制御部9と、を有している。
【0015】
ここで、前記入力予定時刻判定部3は、前記操作部2から入力された時刻が認識できるか否かを判定する機能を有している。例えば、入力時の手違いで、「15時90分」や「30時30分」等のように入力されてしまった場合には、予定時刻を認識できないとの判定がなされることとなる。
【0016】
また、前記応答可能予定時刻データ変換部4は、被呼者が応答可能な状態となるであろうと思われる時刻(応答可能予定時刻)を前記操作部2からキー入力した際に、その入力時刻データを音声メッセージに変換する機能を有している。
【0017】
また、前記音声メッセージ格納部5は、「只今、電話に出ることができません。そのままお待ちになるか、暫く経ってからお掛け直しください。」等のような通常の保留メッセージの音声データと、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」等のように応答可能予定時刻を知らせる保留メッセージの内、○○時××分以外の部分に相当する予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを予め格納している。
【0018】
また、前記音声メッセージ選択部6は、発信端末に対し接続する保留メッセージを、前記音声メッセージ格納部5に格納済の音声データの中から選択する機能を有している。
【0019】
また、前記音声メッセージ合成部7は、前記音声メッセージ格納部5に格納された上述の予定時刻通知用基本メッセージの音声データ(例えば、「15時30分」という音声データ)と、前記応答可能予定時刻データ変換部4にて変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータとを合成し、例えば「只今、電話に出ることができません。15時30分以降にお掛け直しください。」等のような応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する機能を有している。
【0020】
また、前記タイマー8は、前記操作部2における保留キーが押下される等の着信呼保留操作がなされた時に始動するものである。さらにこのタイマー8には、入力処理を行うことのできる入力許容時間を予め設定登録しておくことができ、この入力許容時間内に応答可能予定時刻データが入力し且つ登録されない場合には、前記制御部9に対して入力許容時間内での入力操作不可の信号を発する機能を有している。そして、制御部9が入力操作不可の信号を受けると、後述の如く、前記音声メッセージ合成部7により合成処理された応答可能予定時刻通知保留メッセージではなく、通常の保留メッセージが接続されることとなる。
【0021】
[着信保留制御システムによる処理手順]
次に、以上のような構成の着信保留制御システムを具備する携帯電話端末における着信保留の際の処理手順について、図2を参照して以下説明する。図2は、上記構成の着信保留制御システムによる保留メッセージの接続処理のフローチャートである。
【0022】
まず、携帯電話端末がアンテナ10を介し通信部1にて着信すると(ステップST1)、被呼者は着信呼を保留するため保留キー押下等の着信呼保留操作を行う(ステップST2)。この時、着信呼保留操作と同時にタイマー8が始動する(ステップST3)。そして、着信呼保留操作の後、被呼者が応答可能となる予定の時刻を操作部2から入力し且つ設定する(ステップST4)。
【0023】
ここで、着信呼保留操作が行われてから上述の入力許容時間が経過するまでに応答可能予定時刻データが入力し且つ登録されない場合には(ステップST5)、前記タイマー8は前記制御部9に対して入力許容時間内での入力操作不可の信号を発し、その信号を受信した制御部9からの指令により、前記音声メッセージ選択部6が通常保留メッセージを選択し、当該通常保留メッセージが接続される(ステップST11)。以上のようにして、この着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0024】
これに対し、上述の入力許容時間内に応答可能予定時刻データの入力及び設定処理がなされた場合には(ステップST5)、制御部9が前記タイマー8を停止させてカウントした時間をリセットし(ステップST6)、操作部2から入力された時刻が認識できるか否かを入力予定時刻判定部3が判定する(ステップST7)。
【0025】
ここで、入力された時刻が認識できないと判定した場合には、音声メッセージ選択部6が通常保留メッセージを選択し、当該通常保留メッセージが接続される(ステップST11)。こうしてこの着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0026】
これに対し、入力された時刻が認識可能と判定した場合には、まず応答可能予定時刻データ変換部4が、入力された応答可能予定時刻データの音声メッセージ変換を行う(ステップST8)。そして、音声メッセージ選択部6が、音声メッセージ格納部5から予定時刻通知用基本メッセージを選択し、続いて音声メッセージ合成部7が、変換された応答可能予定時刻の音声データと予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」等のような応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する(ステップST9)。
【0027】
こうして作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージは、制御部9からの指令に基づき、通信部1を介して発信端末に対して接続され(ステップST10)、この着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0028】
以上のような処理が行われることにより、発信者は、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」のような応答可能予定時刻通知保留メッセージを聞くことができるため、発信者は保留メッセージにて通知された時刻以降に掛け直せばよく、従来のように何度も該当携帯電話端末へ発信を繰り返すような煩わしさがなくなる。
【0029】
[第二実施形態]
尚、上記実施形態に係る着信保留制御システムでは、着信してから応答可能予定時刻を入力,設定しているが、着信保留制御システムを以下のような構成とすることで、着信前に応答可能予定時刻を予め入力,設定しておくこともできるようになる。
【0030】
[構成]
第二実施形態に係る着信保留制御システムは、図1の同様の構成であるが、第二実施形態に係る着信保留制御システムと上記第一実施形態に係る着信保留制御システムとは、具体的に次の点で構成上相違する。
【0031】
まず、前記入力予定時刻判定部3は、前記操作部2から入力された時刻が認識できるか否かを判定するのみならず、現在時刻と入力済の時刻との比較を行い、入力済の時刻が既に経過していないか否かを判定する機能をも有するものとする。
【0032】
また、前記応答可能予定時刻データ変換部4は、被呼者が応答可能な状態となるであろうと思われる時刻(応答可能予定時刻)を前記操作部2から入力した際に、その入力時刻データを音声データに変換し、音声メッセージ格納部5に格納する機能を有するものとする。
【0033】
また、前記音声メッセージ格納部5は、通常の保留メッセージの音声データや予定時刻通知用基本メッセージの音声データ以外に、応答可能予定時刻データ変換部4にて変換された応答可能予定時刻の音声データをも格納する。
【0034】
そして、上記各部以外の構成要素については、第一実施形態に係る着信保留制御システムと同様のものである。
【0035】
[処理手順]
次に、以上のような構成の第二実施形態に係る着信保留制御システムを具備する携帯電話端末における着信保留の際の処理手順について、図3を参照して以下説明する。
【0036】
まず、被呼者は予めが応答可能となる予定の時刻を操作部2から入力し且つ設定する(ステップST21)。すると、入力予定時刻判定部3が、入力された時刻が認識できるか否かを判定し(ステップST22)、認識できると判定した場合には、応答可能予定時刻データ変換部4が、入力された応答可能予定時刻データの音声メッセージ変換を行い、変換済の応答可能予定時刻の音声メッセージを音声メッセージ格納部5に格納する(ステップST23)。
【0037】
尚、ステップST22において認識できないと判定した場合には、処理は終了となる。そして、この状態で着信した場合には、予め応答可能予定時刻が入力,設定されていない状態なので、上記第一実施形態における手順に従って保留メッセージ接続処理が行われることとなる。
【0038】
次に、ステップST23の終了後に携帯電話端末がアンテナ10を介し通信部1にて着信すると(ステップST24)、被呼者は着信呼を保留するため保留キー押下等の着信呼保留操作を行う(ステップST25)。この時、着信呼保留操作と同時にタイマー8が始動するが、上述の入力許容時間内に応答可能予定時刻データの入力及び設定処理がなされているので、制御部9が前記タイマー8を停止させてリセットすると共に、操作部2から入力された時刻が既に経過しているか否かを入力予定時刻判定部3が判定する(ステップST26)。
【0039】
ここで、入力済の時刻が既に経過していると判定した場合には、音声メッセージ選択部6が通常保留メッセージを選択し、当該通常保留メッセージが接続される(ステップST29)。こうしてこの着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0040】
これに対し、入力済の時刻が未だ経過していないと判定した場合には、音声メッセージ選択部6が、音声メッセージ格納部5から応答可能予定時刻の音声メッセージと、予定時刻通知用基本メッセージとを選択し、続いて音声メッセージ合成部7が、変換された応答可能予定時刻の音声データと予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」等のような応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する(ステップST27)。
【0041】
こうして作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージは、制御部9からの指令に基づき、通信部1を介して発信端末に対して接続され(ステップST28)、この着信保留制御システムにおける処理は終了となる。
【0042】
以上のような処理が行われることにより、予め応答可能予定時刻を登録しておけば、着信時に保留キーを押下する等の着信呼保留操作を行うだけで、「只今、電話に出ることができません。○○時××分以降にお掛け直しください。」のような応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信者に聞かせることができるため、発信者は保留メッセージにて通知された時刻以降に掛け直せばよく、従来のように何度も該当携帯電話端末へ発信を繰り返すような煩わしさがなくなる。
【0043】
尚、上記第一および第二実施形態では、応答可能予定時刻の入力により応答可能時刻を通知するケースを説明しているが、××分後といった応答可能となる現在からの予定時間を入力し、「只今、電話に出ることができません。××分後にお掛け直しください。」と通知するものであってもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯電話等の通信端末において着信保留する際に、発信者に対し応答可能予定時刻を通知する保留メッセージを聞かせることができる。このため、発信者は相手が着信に応答できない何らかの状態にいることを認識するのみならず、応答可能となる時刻の確認が可能となるため、何度も該当携帯端末へ発信を繰り返すようなことがなくなる。また、着信応答の不可能な通信端末に対し、発信者が何度も発信を繰り返すこともなくなるため、移動通信システム交換機の処理負荷を軽減する効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る着信保留制御システムの概略構成図である
【図2】第一実施形態に係る着信保留制御システムによる保留メッセージの接続処理のフローチャートである。
【図3】第二実施形態に係る着信保留制御システムによる保留メッセージの接続処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信部、2…操作部、3…入力予定時刻判定部、4…応答可能予定時刻データ変換部、5…音声メッセージ格納部、6…音声メッセージ選択部、7…音声メッセージ合成部、8…タイマー、9…制御部、10…アンテナ。
Claims (7)
- 着信呼保留操作を行った後に被呼者により入力された応答可能予定時刻が認識可能であるか否かを判定し、認識可能であると判定された場合にはその応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換し、この変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続することを特徴とする通信端末における着信保留制御方法。
- 着信呼保留操作を行った後、予め設定登録された入力許容時間内に被呼者により応答可能予定時刻が入力されなかった場合には、通常保留メッセージを接続することを特徴とする請求項1に記載の通信端末における着信保留制御方法。
- 被呼者により入力された応答可能予定時刻が認識不可であると判定した場合には、通常保留メッセージを接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末における着信保留制御方法。
- 予め被呼者により入力された応答可能予定時刻を入力し、且つ当該応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換しておき、その後に着信した場合、着信呼保留操作を行った後、変換済の応答可能予定時刻の音声メッセージデータと、通信端末内に格納済の予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを合成して応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成し、当該応答可能予定時刻通知保留メッセージを発信端末に接続することを特徴とする通信端末における着信保留制御方法。
- 予め被呼者により入力済の応答可能予定時刻を既に経過してから着信した場合には、通常保留メッセージを接続することを特徴とする請求項4に記載の通信端末における着信保留制御方法。
- 通常保留メッセージの音声データと、予定時刻通知用基本メッセージの音声データとを予め格納する音声メッセージ格納部と、
発信端末に対し接続する保留メッセージを、前記音声メッセージ格納部に格納済の音声データの中から選択する音声メッセージ選択部と、
操作部からキー入力された応答可能予定時刻が認識できるか否かを判定する入力予定時刻判定部と、
前記入力予定時刻判定部により認識可能と判定された応答可能予定時刻の入力データを音声メッセージに変換する応答可能予定時刻データ変換部と、
前記音声メッセージ格納部に格納された予定時刻通知用基本メッセージの音声データと、前記応答可能予定時刻データ変換部にて変換された応答可能予定時刻の音声メッセージデータとを合成し、応答可能予定時刻通知保留メッセージの音声データを作成する前記音声メッセージ合成部と、
発信端末に対し、前記音声メッセージ合成部にて作成された応答可能予定時刻通知保留メッセージを接続するように制御する制御部と、
を有することを特徴とする通信端末における着信保留制御システム。 - 着信呼保留操作がなされた後に入力処理を行うことのできる入力許容時間が予め設定登録され、着信呼保留操作がなされた時に始動するタイマーを備え、
前記タイマーにより、前記入力許容時間内に応答可能予定時刻データが入力し且つ設定されない場合には、前記制御部は、通常の保留メッセージを接続するように制御することを特徴とする請求項6に記載の通信端末における着信保留制御システム。
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2003
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