JP2005064319A - コイル部品およびそれを搭載した電子機器 - Google Patents

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理 下村
Toshiyuki Nakada
俊之 中田
Tsuneji Imanishi
恒次 今西
Shusuke Uematsu
秀典 植松
Kiyoshi Takagi
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Abstract

【課題】部品点数を削減して実装面積を低減し、小型化を図ることのできるコイル部品およびそれを搭載した電子機器を提供することを目的としている。
【解決手段】磁性材料を粉末にして表面を絶縁皮膜で覆い、結合剤を混ぜて加圧成形した磁心11と、この磁心11に埋設したコイル12と、このコイル12に接続または延設し、磁心11より突出させた端子部13とを備え、コイル12を磁心11に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させ、各々のコイル12が単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させた構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器等に用いるコイル部品およびそれを搭載した電子機器に関するものである。
以下、従来のコイル部品およびそれを搭載した電子機器について図面を参照しながら説明する。
図13は従来のコイル部品の断面図、図14は同コイル部品を搭載した電子機器のブロック図、図15は同コイル部品のマルチフェーズ回路の等価回路図である。
従来のコイル部品は、図13に示すように、磁性材料を粉末にして表面を絶縁皮膜で覆い、結合剤を混ぜて加圧成形した磁心1と、この磁心1に埋設した1つのコイル2と、このコイル2の両端を延設し、磁心1より突出させて形成した端子部3とを備えている。
上記のコイル部品は、例えば、図14に示すように、情報端末装置に用いるCPU4の駆動電源回路に用いる。この駆動電源回路は、CPU4を動作するための電力を供給するために、複数のDC−DC回路5を有するマルチフェーズ回路6からなり、各々のDC−DC回路5にチョークコイル7用として上記のコイル部品を用いている。CPU4の消費電流には数十アンペア程度の大電流が必要なので、複数のDC−DC回路5を調整して大電流を得ている。
各々のコイル部品に埋設されたコイル2は単独で各々のDC−DC回路5における電圧変換用部品として機能している。
マルチフェーズ回路6の等価回路は図15に示す通りである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−252120号公報
上記構成では、1個のCPU4の駆動のために、複数のDC−DC回路5によって大電流を得ており、コイル部品もDC−DC回路5の数だけ必要となる。複数のコイル部品を用いるので、コイル部品の総数の実装面積はそれだけ多く必要となり、上記構成では、実装面積を低減することができず、小型化を図れないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点を解決し、部品点数を削減して実装面積を低減し、小型化を図ることのできるコイル部品およびそれを搭載した電子機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有する。
本発明の請求項1記載の発明は、特に、複数のDC−DC回路を有するマルチフェーズ回路において、前記コイルは、前記磁心に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させ、各々の前記コイルが単独で各々の前記DC−DC回路における電圧変換用部品として機能するとともに、温度特性および回路効率は、複数の前記磁心に単体で埋設した各々の前記コイルが前記DC−DC回路における電圧変換用部品として機能する場合の温度特性および回路効率と略同等とした構成である。
上記構成により、コイルは磁心に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させているので、複数のDC−DC回路において、一つの磁心に一つのコイルを埋設して複数のコイル部品を使用していた従来に比べ、一つのコイル部品で複数のコイル部品の機能を得ることができ、コイル部品の使用員数を減らして、実装面積を低減できる。
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、複数の前記コイルは、隣接する前記コイルの結合係数が0.157以下になる位置に配置した構成である。
上記構成により、容易に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができ、温度特性および回路効率も、複数の磁心に単体で埋設した各々のコイルがDC−DC回路における電圧変換用部品として機能する場合の温度特性および回路効率と略同等にすることができる。
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、前記磁心に埋設した複数の前記コイル間には、前記磁心の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサを介在させた構成である。
上記構成により、各々のコイルに相互作用する磁束量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、前記磁心に巻線した複数の前記コイル間には、前記磁心の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサを介在させた構成である。
上記構成により、各々のコイルに相互作用する磁束量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、前記磁心は、複数の前記コイルを各々単体で埋設する単体磁心を組み合わせて形成した構成である。
上記構成により、容易で的確に、コイルを磁心に複数埋設し、互いに並列接続せずに独立させることができる。
本発明の請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、特に、前記単体磁心間には、前記単体磁心の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサを介在させた構成である。
上記構成により、各々のコイルに相互作用する磁束量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、特に、前記単体磁心間には、前記単体磁心の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサを介在させた構成である。
上記構成により、各々のコイルに相互作用する磁束量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項8記載の発明は、請求項3または請求項6記載の発明において、特に、前記スペーサは前記磁心の両端と接触し、前記スペーサの端部と前記磁心の端部との間にギャップ部を形成していない構成である。
上記構成により、各々のコイルに相互作用する磁束量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項9記載の発明は、請求項4または請求項7記載の発明において、特に、前記スペーサは前記磁心の両端と接触せず、前記スペーサの端部と前記磁心の端部との間にギャップ部を形成した構成である。
上記構成により、各々のコイルに相互作用する磁束量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明において、特に、複数の前記コイルは、巻軸方向を同方向にして配置した構成である。
上記構成により、各々のコイルから生じる磁束の向きを同一方向にそろえることができ、発生する磁束のバランスをとりやすい。互いのコイルに相互作用する磁束の量も均等に減少させやすくなって、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、特に、複数の前記コイルは、積層した構成である。
上記構成により、互いのコイルに相互作用する磁束の量を減少させつつ、各々のコイルを積層するので実装面積も小さくし、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明において、特に、複数の前記コイルは、巻軸が同一直線状に位置するようにした構成である。
上記構成により、互いのコイルに相互作用する磁束の量を減少させつつ、巻軸が同一直線状に位置するように各々のコイルを積層するので、より実装面積も小さくし、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項13記載の発明は、請求項11記載の発明において、特に、前記コイルの端子部は、相対する方向に接続または延設して前記磁心より突出させるとともに、隣接する前記コイルの端子部とは千鳥状になるように配置した構成である。
上記構成により、端子部が隣接する上下のコイル間において、互いに邪魔になることが少なく端子部の加工や実装性を向上できる。
本発明の請求項14記載の発明は、請求項11記載の発明において、特に、隣接する前記コイルの極性は、逆極性になるようにした構成である。
上記構成により、各々のコイルから生じる磁束は打ち消し合うように働くので、互いのコイルに相互作用する磁束の量も減少させやすくなって、各々のコイルを単独で各々のDC−DC回路における電圧変換用部品として機能させることができる。
本発明の請求項15記載の発明は、電子機器に請求項1のコイル部品を搭載した構成である。
上記構成により、コイル部品の実装面積を低減でき、低減された実装面積分だけ少なくとも電子機器の小型化を図れる。
以上のように本発明によれば、コイルは磁心に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させているので、複数のDC−DC回路において、一つの磁心に一つのコイルを埋設して複数のコイル部品を使用していた従来に比べ、一つのコイル部品で複数のコイル部品の機能を得ることができ、コイル部品の使用員数を減らして、実装面積を低減できる。
また、低減されたコイル部品の実装面積分だけ少なくとも電子機器の小型化を図れる。
以下、本発明の実施の形態を用いて、全請求項に記載の発明について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の断面図、図2は同コイル部品の透視斜視図、図3は同コイル部品に用いる端子部を延設したコイルの斜視図、図4は同コイル部品を搭載した電子機器のブロック図、図5は同コイル部品のマルチフェーズ回路の等価回路図、図6は同マルチフェーズ回路における温度特性を示す特性波形図、図7は同マルチフェーズ回路における回路効率を示す特性波形図、図8は同コイル部品における磁束の流れの状態を示す説明図である。
図1〜図3において、本発明の一実施の形態におけるコイル部品は、磁性材料を粉末にして表面を絶縁皮膜で覆い、結合剤を混ぜて加圧成形した磁心11と、この磁心11に埋設したコイル12と、このコイル12に接続または延設し、磁心11より突出させた端子部13とを備えている。
上記のコイル部品は、例えば、図4に示すように、情報端末装置に用いるCPU14の駆動電源回路に用いて電子機器に搭載される。この駆動電源回路は、CPU14を動作するための電力を供給するために、複数のDC−DC回路15を有するマルチフェーズ回路16からなり、各々のDC−DC回路15にチョークコイル17用として上記のコイル部品を用いている。CPU14の消費電流には数十アンペア程度の大電流が必要なので、複数のDC−DC回路15に入力する入力信号の位相をずらす等、調整して大電流を得ている。
複数のDC−DC回路15を有するマルチフェーズ回路16において、上記のコイル部品は、コイル12を磁心11に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させ、各々のコイル12が単独で各々のDC−DC回路15における電圧変換用部品として機能している。マルチフェーズ回路16の等価回路は図5に示す通りである。
この際、温度特性および回路効率は、複数の磁心11に単体で埋設した各々のコイル12がDC−DC回路15における電圧変換用部品として機能する場合の温度特性および回路効率と略同等である。
このコイル部品の外形寸法は、縦、横が10mm角以下で高さが7.5mm以下であり、DC−DC回路15における電圧変換用部品として機能させた場合、その温度特性および回路効率は、それぞれ図6および図7に示した通りとなる。
図6の温度特性を示す特性波形21は、出力電流の増加に伴い上昇している。
図7の効率を示す特性波形22は、出力電流の増加に伴い特定の電流域において最大を示し、その後、出力が増大するに伴い低下しており、入力電圧が15Vのときは、上側の特性波形となり、入力電圧が19Vのときは、下側の特性波形となる。この効率は(出力電圧)×(出力電流)/(入力電圧)×(入力電流)の式により算出される。
また、磁心11に埋設した複数のコイル12は、隣接するコイル12の結合係数が0.157以下になる位置に配置している。一般に、結合係数は、下記の式により求められる。
Figure 2005064319
特に、上記の結合係数の範囲では、各々のコイル12間において、結合がない、または、結合がほとんどない状態となるが、この結合係数の範囲を容易に得るために、磁心11に埋設した複数のコイル12間には、磁心11の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサ18を介在させており、このスペーサ18は磁心11の両端と接触し、スペーサ18の端部と磁心11の端部との間に、図11に示すようなギャップ部24を形成しないようにしている。
また、複数のコイル12は、図2、図3に示すように、巻軸方向(A)を垂直方向等の同方向にして積層配置し、巻軸20が同一直線状に位置するようにしている。この際、これらのコイル12の端子部13は、各々相対する方向に接続または延設して磁心11より突出させるとともに、隣接する上下のコイル12の端子部13とは千鳥状になるように配置して互いに上下で重ならないようにしている。
さらに、上下の隣接するコイル12の極性は、逆極性になるようにしている。
このような電子機器に搭載されたコイル部品の磁束19の流れは図8に示すようになる。すなわち、複数のコイル12より生じる磁束19は、互いにスペーサ18によって分離され、各々のコイル12によって生じた磁束19は隣接する上下のコイル12に相互作用しにくくなり、コイル12間における結合係数が小さくなる。
上記構成により、コイル12は磁心11に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させているので、複数のDC−DC回路15において、一つの磁心11に一つのコイル12を埋設して複数のコイル部品を使用していた従来に比べ、一つのコイル部品で複数のコイル部品の機能を得ることができ、コイル部品の使用員数を減らして、実装面積を低減できる。
特に、隣接するコイル12の結合係数が0.157以下になる位置に、各々のコイル12を配置するので、容易に、各々のコイル12を単独で各々のDC−DC回路15における電圧変換用部品として機能させることができる。温度特性および回路効率も、複数の磁心11に単体で埋設した各々のコイル12がDC−DC回路15における電圧変換用部品として機能する場合の温度特性および回路効率と略同等にすることができる。
この際、磁心11に埋設した複数のコイル12間には、磁心11の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサ18を介在させているので、このスペーサ18によって、各々のコイル12に相互作用する磁束19の量を減少させ、互いの結合係数を小さくし、容易で的確に、上記効果を得ることができる。
また、複数のコイル12は、巻軸方向(A)を垂直方向等の同方向にして配置しているので、各々のコイル12から生じる磁束19の向きを同一方向にそろえることができ、発生する磁束19のバランスをとりやすい。互いのコイル12に相互作用する磁束19の量も均等に減少させやすくなって、各々のコイル12を単独で各々のDC−DC回路15における電圧変換用部品として機能させることができる。
特に、複数のコイル12を積層し、巻軸20を同一直線状に位置するようにすれば、実装面積を小さくできるとともに、コイル12の極性を逆極性にすれば、各々のコイル12から生じる磁束19は打ち消し合うように働くので、より一層上記効果を得ることができる。
さらに、コイル12の端子部13は、相対する方向に接続または延設して磁心11より突出させるとともに、隣接するコイル12の端子部13とは千鳥状になるように配置しているので、端子部13が隣接する上下のコイル12間において、互いに邪魔になることが少なく端子部13の加工や実装性を向上できる。このような構成は、例えば、図9や図10に示すようなものもあり、要は、隣接する上下のコイル12間において、互いに端子部13が重なり合わなければよい。
そして、このようなコイル部品を用いれば、コイル部品の実装面積を低減でき、低減された実装面積分だけ電子機器の小型化も図れる。
このように本発明の一実施の形態によれば、コイル12は磁心11に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させているので、複数のDC−DC回路15において、一つの磁心11に一つのコイル12を埋設して複数のコイル部品を使用していた従来に比べ、一つのコイル部品で複数のコイル部品の機能を得ることができ、コイル部品の使用員数を減らして、実装面積を低減できる。
また、低減されたコイル部品の実装面積分だけ少なくとも電子機器の小型化を図れる。
なお、本発明の一実施の形態では、磁心11に巻線した複数の前記コイル12間には、磁心11の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサ18を、磁心11の両端と接触させ、スペーサ18の端部と磁心11の端部との間にギャップ部24を形成しないように介在させたが、図11に示すように、このスペーサ18は磁心11の両端と接触させず、スペーサ18の端部と磁心11の端部との間にギャップ部24を形成してもよい。特に、スペーサ18を空気層とする場合は、スペーサ18は磁芯の両端と接触させず、スペーサ18の端部と磁心11の端部との間にギャップ部24を形成した方がよい。
一方、磁心11の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサ18を介在させる替わりに、磁心11の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサ18を介在させてもよい。
磁心11の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサ18を介在させる場合、スペーサ18は磁心11の両端と接触させず、スペーサ18の端部と磁心11の端部との間にギャップ部24を形成したり、スペーサ18は磁心11の両端と接触させ、スペーサ18の端部と磁心11の端部との間にギャップ部24を形成しないようにしたりしてもよい。
さらに、磁心11は、図12に示すように、複数のコイル12を各々単体で埋設する単体磁心11を組み合わせて形成してもよい。この場合、上記と同様に、単体磁心11間には、単体磁心11の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサ18を介在させたり、単体磁心11の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサ18を介在させてもよい。
上記に示すスペーサ18の材料等については言及していないが、各種接着材料、樹脂材料、導電材料等、その趣旨を逸脱しない範囲の材料であればよい。
本発明によれば、実装面積を低減できるという効果を有し、各種電子機器等に用いるコイル部品およびそれを搭載した電子機器に適用することができる。
本発明の一実施の形態におけるコイル部品の断面図 同コイル部品の透視斜視図 同コイル部品に用いる端子部を延設したコイルの斜視図 同コイル部品を搭載した電子機器のブロック図 同コイル部品のマルチフェーズ回路の等価回路図 同マルチフェーズ回路における温度特性を示す特性波形図 同マルチフェーズ回路における回路効率を示す特性波形図 同コイル部品における磁束の流れの状態を示す説明図 本発明の端子部を改良した他の実施の形態のコイル部品の透視斜視図 同他の実施の形態におけるコイル部品の端子部の斜視図 本発明のスペーサを改良した他の実施の形態のコイル部品の断面図 本発明の磁心を改良した他の実施の形態におけるコイル部品の断面図 従来のコイル部品の断面図 同コイル部品を搭載した電子機器のブロック図 同コイル部品のマルチフェーズ回路の等価回路図
符号の説明
11 磁心
12 コイル
13 端子部
14 CPU
15 DC−DC回路
16 マルチフェーズ回路
17 チョークコイル
18 スペーサ
19 磁束
20 巻軸
21 温度特性を示す特性波形
22 効率を示す特性波形
24 ギャップ部

Claims (15)

  1. 磁性材料を粉末にして表面を絶縁皮膜で覆い、結合剤を混ぜて加圧成形した磁心と、前記磁心に埋設したコイルと、前記コイルに接続または延設し、前記磁心より突出させた端子部とを備え、複数のDC−DC回路を有するマルチフェーズ回路において、前記コイルは、前記磁心に複数埋設するとともに、互いに並列接続せずに独立させ、各々の前記コイルが単独で各々の前記DC−DC回路における電圧変換用部品として機能するとともに、温度特性および回路効率は、複数の前記磁心に単体で埋設した各々の前記コイルが前記DC−DC回路における電圧変換用部品として機能する場合の温度特性および回路効率と略同等であるコイル部品。
  2. 複数の前記コイルは、隣接する前記コイルの結合係数が0.157以下になる位置に配置した請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記磁心に埋設した複数の前記コイル間には、前記磁心の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサを介在させた請求項1記載のコイル部品。
  4. 前記磁心に巻線した複数の前記コイル間には、前記磁心の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサを介在させた請求項1記載のコイル部品。
  5. 前記磁心は、複数の前記コイルを各々単体で埋設する単体磁心を組み合わせて形成した請求項1記載のコイル部品。
  6. 前記単体磁心間には、前記単体磁心の透磁率よりも小さい透磁率を有するスペーサを介在させた請求項5記載のコイル部品。
  7. 前記単体磁心間には、前記単体磁心の透磁率よりも大きい透磁率を有するスペーサを介在させた請求項5記載のコイル部品。
  8. 前記スペーサは前記磁心の両端と接触し、前記スペーサの端部と前記磁心の端部との間にギャップ部を形成していない請求項3または請求項6記載のコイル部品。
  9. 前記スペーサは前記磁心の両端と接触せず、前記スペーサの端部と前記磁心の端部との間にギャップ部を形成した請求項4または請求項7記載のコイル部品。
  10. 複数の前記コイルは、巻軸方向を同方向にして配置した請求項1記載のコイル部品。
  11. 複数の前記コイルは、積層した請求項10記載のコイル部品。
  12. 複数の前記コイルは、巻軸が同一直線状に位置するようにした請求項11記載のコイル部品。
  13. 前記コイルの端子部は、相対する方向に接続または延設して前記磁心より突出させるとともに、隣接する前記コイルの端子部とは千鳥状になるように配置した請求項11記載のコイル部品。
  14. 隣接する前記コイルの極性は、逆極性になるようにした請求項11記載のコイル部品。
  15. 請求項1記載のコイル部品を搭載した電子機器。
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