JP2005063734A - バルブソケット及びそのバルブソケットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数及び工程数を削減する。
【解決手段】 ターミナル12は、一端にバルブ接続部12Aを有するとともに、他端にコネクタ接続部12Bを有し、両接続部12A,12Bは、剛性が低下された構造の中継部12Cを介して一体に連成されている。ソケット本体11には、ターミナル挿通路15が設けられ、ソケット本体11におけるターミナル挿通路15の孔壁には、屈曲ガイド部15Aが設けられている。ターミナル12がターミナル挿通路15に挿通されると、コネクタ接続部12Bの先端部が屈曲ガイド部15Aに変向案内されてコネクタ挿入口14A側に臨むようになっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バルブソケット及びそのバルブソケットの製造方法に関する。
従来、バルブソケットとしては、以下の特許文献1に開示されたものがある。このバルブソケットは、バルブを装着するバルブ装着部と給電コネクタを装着するコネクタ装着部とが一体に連設されて全体としてL字状をなすソケット本体を備えている。ソケット本体には、バルブに接続されるバルブ用端子と給電用コネクタに接続されるコネクタ用端子とが、それぞれ別部品として組み付けられ、両端子の端部同士を接続させて全体をL字状としている。また、ソケット本体の外面には、凹部が切り欠き形成されている。ここで、バルブ用端子をバルブ装着部に、コネクタ用端子をコネクタ装着部に、それぞれ挿入して接続した後、凹部内に絶縁性の充填材を充填することで両端子の接続部分を被覆保護している。
実開平1−86085号公報
ところが、上記従来のバルブソケットでは、端子としてバルブ用端子とコネクタ用端子とを別々に用意しておく必要があるため、コスト高となる懸念があった。また、ソケット本体内で両端子の接続作業を行った上さらに凹部内に充填材を充填する作業を行う必要があることから、作業上手間がかかるとともに工程数が増加して作業性があまり良くなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数及び工程数を削減することを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数及び工程数を削減することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、バルブ挿入口を有する筒状のバルブ装着部とコネクタ挿入口を有する筒状のコネクタ装着部とが略L字状をなすソケット本体と、一端にバルブと接続されるバルブ接続部を有するとともに他端にコネクタと接続されるコネクタ接続部を有して両接続部が一体連成されたターミナルと、前記ソケット本体内において前記バルブ挿入口側と前記コネクタ挿入口側とに連通してなるターミナル挿通路とを備え、前記ソケット本体における前記ターミナル挿通路の孔壁には、前記バルブ挿入口側から挿入される前記コネクタ接続部の先端部と摺接しつつこの先端部を前記コネクタ挿入口側へ向けて変向案内する屈曲ガイド部が設けられているところに特徴を有する。 請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ターミナルのうち前記バルブ接続部と前記コネクタ接続部との間には、剛性低下部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記コネクタ装着部の筒内には、前記コネクタ挿入口側から矯正部材が装着され、この矯正部材は、前記ターミナルの挿入過程で前記コネクタ接続部の先端部を支持してこの先端部を相手側端子と対応する位置に姿勢矯正するように設定されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記矯正部材は、前記コネクタ装着部の先端部を貫通保持する矯正孔を有するとともに、前記コネクタ装着部の筒内に液密状に装着されるシール部材よりなるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、バルブ挿入口を有する筒状のバルブ装着部とコネクタ挿入口を有する筒状のコネクタ装着部とが略L字状をなすソケット本体と、一端にバルブと接続されるバルブ接続部を有するとともに他端にコネクタと接続されるコネクタ接続部を有して両接続部が一体連成されたターミナルと、前記ソケット本体内において前記バルブ挿入口側と前記コネクタ挿入口側とに連通してなるターミナル挿通路とを備えたバルブソケットの製造方法であって、前記ターミナルを前記バルブ挿入口側から前記ターミナル挿通路内に挿入し、前記コネクタ接続部の先端部を前記ターミナル挿通路の孔壁に設けられた屈曲ガイド部に当接させ、次いで前記ターミナルを押し込むことで前記コネクタ接続部の先端部を前記屈曲ガイド部に沿って摺動させつつ前記コネクタ挿入口側へ向けて変向案内させる構成としたところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項5の発明>
ターミナルは、バルブ挿入口側からソケット本体内のターミナル挿通路に挿入されることにより、コネクタ接続部の先端部がターミナル挿通路の孔壁に設けられた屈曲ガイド部と摺接してコネクタ挿入口側へ向けて変向案内され、もって該先端部がコネクタ挿入口側に臨むようになっているから、従来と違ってバルブ用端子とコネクタ用端子とを別部品とすることなく一体として取り扱うことができ、部品点数を削減できる。また、ターミナルは、屈曲ガイド部との係合に基づいて屈曲変形されるようになっているから、従来と違ってバルブ用端子とコネクタ用端子とを接続してその接続部分を被覆保護するといった工程が不要となり、工程数を削減することができる。
ターミナルは、バルブ挿入口側からソケット本体内のターミナル挿通路に挿入されることにより、コネクタ接続部の先端部がターミナル挿通路の孔壁に設けられた屈曲ガイド部と摺接してコネクタ挿入口側へ向けて変向案内され、もって該先端部がコネクタ挿入口側に臨むようになっているから、従来と違ってバルブ用端子とコネクタ用端子とを別部品とすることなく一体として取り扱うことができ、部品点数を削減できる。また、ターミナルは、屈曲ガイド部との係合に基づいて屈曲変形されるようになっているから、従来と違ってバルブ用端子とコネクタ用端子とを接続してその接続部分を被覆保護するといった工程が不要となり、工程数を削減することができる。
<請求項2の発明>
ターミナルのうちバルブ接続部とコネクタ接続部との間には剛性低下部が形成されているから、ターミナルは、剛性低下部から円滑に屈曲変形される。
ターミナルのうちバルブ接続部とコネクタ接続部との間には剛性低下部が形成されているから、ターミナルは、剛性低下部から円滑に屈曲変形される。
<請求項3の発明>
ターミナルのコネクタ接続部の先端部は、矯正部材に支持されることで相手側端子と対応する位置に姿勢矯正されるようになっているから、相手側端子との間に確実な接続を取ることができる。
ターミナルのコネクタ接続部の先端部は、矯正部材に支持されることで相手側端子と対応する位置に姿勢矯正されるようになっているから、相手側端子との間に確実な接続を取ることができる。
<請求項4の発明>
コネクタ装着部の筒内には、シール部材が液密状に装着されているから、ソケット本体内のシール性を確保することができる。
コネクタ装着部の筒内には、シール部材が液密状に装着されているから、ソケット本体内のシール性を確保することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施形態に係るバルブソケット10は、合成樹脂製で略L字状に一体成形されたソケット本体11と、ソケット本体11内に横並び状態で収容される一対のターミナル12とを備えている。ソケット本体11は、図1における上方に開口するバルブ装着部13と、同図における右方に開口するコネクタ装着部14とから構成されている。各ターミナル12は、後に詳述するように、ソケット本体11内への挿入過程で屈曲変形されることにより、一端がバルブ装着部13に、他端がコネクタ装着部14に、それぞれ収容されるようになっている。
本実施形態に係るバルブソケット10は、合成樹脂製で略L字状に一体成形されたソケット本体11と、ソケット本体11内に横並び状態で収容される一対のターミナル12とを備えている。ソケット本体11は、図1における上方に開口するバルブ装着部13と、同図における右方に開口するコネクタ装着部14とから構成されている。各ターミナル12は、後に詳述するように、ソケット本体11内への挿入過程で屈曲変形されることにより、一端がバルブ装着部13に、他端がコネクタ装着部14に、それぞれ収容されるようになっている。
まずソケット本体11について説明すると、ソケット本体11のバルブ装着部13にはウエッジベースタイプのバルブ(図示せず)が、コネクタ装着部14には給電側コネクタ(図示せず)が、それぞれ嵌合可能となっている。バルブは、バルブ装着部13の開口端を構成するバルブ挿入口13Aから、給電側コネクタは、コネクタ装着部14の開口端を構成するコネクタ挿入口14Aから、それぞれ対応する装着部13,14に挿入される。
バルブ装着部13は、全体として略円筒状に形成されており、その外周には円環状のフランジ13Bが形成されるとともに、このフランジ13Bとの間に所定間隔を開けて複数の係止突起13Cが形成されている(図5参照)。バルブ装着部13の内部において中心を挟んだ対向位置には、ターミナル12を収容する一対のターミナル収容溝13Dが設けられている(図6参照)。ターミナル収容溝13Dの外側には、ターミナル収容溝13Dと平行してガイド溝13Eが設けられ、ガイド溝13Eの溝壁には、ターミナル12の食い込み片12J(後述する)が食い込み可能となっている。そして、バルブ装着部13の底面には、ターミナル収容溝13Dに連通しつつ図1における下方へ延出される一対のターミナル挿通路15が設けられている。このターミナル挿通路15には、ターミナル12が遊嵌状態で収容可能となっている。
また、コネクタ装着部14は、略楕円筒状に形成されており、コネクタ挿入口14Aを開口してなるコネクタ収容部14Bと、その奥方に配されたシール部材収容部14Cと、その奥端面から図1における左方へ延出される一対のターミナル挿通路15とを備えている。シール部材収容部14Cには、シール部材17(後述する)が液密状に嵌着可能とされ、その奥端面には、シール部材17を当て止めする係合段部14Dが形成されている。
また、ターミナル挿通路15は、バルブ装着部13側のターミナル挿通路15とソケット本体11内で連通しており、ソケット本体11におけるターミナル挿通路15の孔壁のうち双方のターミナル挿通路15が交差する部分には、バルブ装着部13側からコネクタ装着部14側にかけて円弧をなす屈曲ガイド部15Aが設けられている。ターミナル挿通路15に挿入されたターミナル12の先端部は、屈曲ガイド部15Aと摺動しつつコネクタ挿入口14A側へ向けて変向案内されるようになっている。そして、コネクタ装着部13側のターミナル挿通路15とコネクタ収容部14Bと間には、段部16が設けられ、この段部16からはターミナル挿通路15に挿通されたターミナル12の先端部がコネクタ収容部14B内にて斜め下方に突出した状態で配されるようになっている(図3参照)。
次に、ターミナル12について説明すると、ターミナル12は、図7に示すように、導電性金属板を折り曲げて形成され、一端にバルブを保持しつつバルブと電気的に接触可能なバルブ接続部12Aを有するとともに、他端に給電側コネクタの相手側端子と嵌合可能なコネクタ接続部12Bを有し、両接続部12A,12Bが剛性の低下した中継部12C(本発明の剛性低下部)を介して一体に連成されている。図7に示すターミナルは、バルブ接続部12A、中継部12C、及びコネクタ接続部12Bが、それぞれ同軸上に並んだ状態で配されているが、ソケット本体11内にて屈曲ガイド部15Aとの係合により中継部12Cが屈曲変形されると、バルブ接続部12Aとコネクタ接続部12Bとが互いに略直交する方向を向いて配されるようになる。
コネクタ接続部12Bと中継部12Cとは、互いにほぼ同一幅で長尺の平板状に形成される一方、中継部12Cは、コネクタ接続部12Bの約半分ほどの板厚で形成されている。そして、中継部12Cの表裏両面には、断面略V字状をなす複数の筋12Dが幅方向に入れられ、これら筋12Dが中継部12Cの表裏両面で異なる高さ位置に配されている。このように中継部12Cは、自身の薄肉化と筋12Dの存在によって剛性が低下した構造となり、容易に屈曲変形されるようになっている。
また、バルブ接続部12Aは、図7における上下方向に長い方形状の基板部12Eと、この基板部12Eの下部の両側縁から一側に直角曲げされるとともに基板部12Eに沿って延出された一対の立板部12Fと、これら立板部12Fのうち図7における右側の立板部12Fの下端から内向きに直角曲げされて中継部12Cと連結される連結板部12Gとから構成されている。
基板部12Eの上端部の両側縁には、一対の翼片12Hが突設されている。両翼片12Hは、立板部12Fの折り曲げ方向となる一側へ斜めに折り曲げられている。両翼片12Hは、基板部12Eがガイド溝13Eの溝内に挿入されたときに、溝壁と干渉することでターミナル12の厚み方向へのガタ付きを規制している(図6参照)。また、基板部12Eにおいて両翼片12Hの下方には、左右一対の食い込み片12Jが突設されている。両食い込み片12Jは、基板部12Eがガイド溝13Eの溝内に挿入されたときに、対向するガイド溝13Eの溝壁に食い込むことでターミナル12を抜け止め状態で保持している。
基板部12Eの上端部の両側縁には、一対の翼片12Hが突設されている。両翼片12Hは、立板部12Fの折り曲げ方向となる一側へ斜めに折り曲げられている。両翼片12Hは、基板部12Eがガイド溝13Eの溝内に挿入されたときに、溝壁と干渉することでターミナル12の厚み方向へのガタ付きを規制している(図6参照)。また、基板部12Eにおいて両翼片12Hの下方には、左右一対の食い込み片12Jが突設されている。両食い込み片12Jは、基板部12Eがガイド溝13Eの溝内に挿入されたときに、対向するガイド溝13Eの溝壁に食い込むことでターミナル12を抜け止め状態で保持している。
両立板部12Fは、その下部側が基板部12Eに連結される一方、その上部側が自由端部とされており、この自由端部がバルブに接触する左右夫々のバルブ接触片12Kとなっている。両バルブ接触片12Kは、互いに近接する方向へ折り曲げられた後、互いに離間する方向へ折り返されて延出端がラッパ状に拡開している。両バルブ接触片12Kは、互いに接近または離間する方向へ撓み変形可能とされており、もってバルブに弾性的に当接可能となっている。
また、シール部材17は、ゴム製で軸方向に短い略円筒状をなし、その内部に矯正孔17Aを保有している。ここで、ターミナル挿通路15に挿通されたターミナル12のコネクタ接続部12Bの先端部がシール部材17の矯正孔17Aに貫通保持され、その状態でシール部材17がコネクタ装着部14のシール部材収容部14Cに嵌着されると、その嵌合過程でコネクタ接続部12Bが相手側端子と整合可能な正規位置へと姿勢矯正されるようになっている。また、シール部材17は、その外周に形成された外周リップ17Bがシール部材収容部14Cの孔壁に密着されてこの間を液密状とするとともに、その内周に形成された内周リップがコネクタ接続部12Bの先端部に密着されてこの間を液密状とする。
次に、ソケット本体11へのターミナル12の組付け手順と本実施形態の作用を説明する。
まず、コネクタ接続部12Bを先に向けたターミナル12をソケット本体11のバルブ挿入口13A側からターミナル挿通路15内へ差し入れ、コネクタ接続部12Bの先端部がソケット本体11内の屈曲ガイド部15Aと当接する位置に至るようにする(図2に示す左側の二点鎖線参照)。続いてターミナル12を下方へ押し込み、その押し込み力でもってターミナル12の中継部12Cを屈曲変形させ、コネクタ接続部12の先端部がコネクタ挿入口14A側へ向くようにする(図2に示す右側の二点鎖線参照)。バルブ接続部12Aがバルブ装着部13の奥端面に当て止めされてそれ以上の押し込みが規制される押し込み完了位置に至ると、ターミナル12は、バルブ接続部12Aの食い込み片12Jがガイド溝13Eの溝壁に食い込んで抜け止め状態で保持されるとともに、コネクタ接続部12Bの先端部がコネクタ収容部14B内にて斜め下方に突出した状態で配されるようになる。
まず、コネクタ接続部12Bを先に向けたターミナル12をソケット本体11のバルブ挿入口13A側からターミナル挿通路15内へ差し入れ、コネクタ接続部12Bの先端部がソケット本体11内の屈曲ガイド部15Aと当接する位置に至るようにする(図2に示す左側の二点鎖線参照)。続いてターミナル12を下方へ押し込み、その押し込み力でもってターミナル12の中継部12Cを屈曲変形させ、コネクタ接続部12の先端部がコネクタ挿入口14A側へ向くようにする(図2に示す右側の二点鎖線参照)。バルブ接続部12Aがバルブ装着部13の奥端面に当て止めされてそれ以上の押し込みが規制される押し込み完了位置に至ると、ターミナル12は、バルブ接続部12Aの食い込み片12Jがガイド溝13Eの溝壁に食い込んで抜け止め状態で保持されるとともに、コネクタ接続部12Bの先端部がコネクタ収容部14B内にて斜め下方に突出した状態で配されるようになる。
それから、コネクタ接続部12Bの先端部を手指で摘んでおおよそ水平姿勢となるようし(図3に示す二点鎖線参照)、次いでシール部材17をコネクタ挿入口14Aからコネクタ装着部14の筒内に挿入するとともにシール部材17の矯正孔17Aにコネクタ接続部12Bの先端部を貫通保持させ、その状態でシール部材17をコネクタ装着部14のシール部材収容部14Cに嵌着させる。すると、コネクタ接続部12Bの先端部は、シール部材17の嵌合動作に連動して相手側端子と対応する位置へと姿勢矯正されてコネクタ挿入口14A側に臨むようになる(図4参照)。こうして、ソケット本体11に対するターミナル12の組付けが完了した後、バルブ装着部13にはバルブが、コネクタ装着部14には給電側コネクタが、それぞれ嵌合される。
このように本実施形態によれば、ターミナル12がバルブ挿入口13A側からソケット本体11内のターミナル挿通路15に挿入されることにより、コネクタ接続部12の先端部がターミナル挿通路15の孔壁に設けられた屈曲ガイド部15Aと摺接してコネクタ挿入口14A側へ向けて変向案内され、もって該先端部がコネクタ挿入口14A側に臨むようになっているから、従来と違ってバルブ用端子とコネクタ用端子とを別部品とすることなく一体として取り扱うことができ、部品点数を削減できる。また、ターミナル12は、屈曲ガイド部15Aとの係合に基づいて屈曲変形されるようになっているから、従来と違ってバルブ用端子とコネクタ用端子とを接続してその接続部分を被覆保護するといった工程が不要となり、工程数の削減により作業性が向上する。
また、ターミナル12のうちバルブ接続部12Aとコネクタ接続部12Bとの間には、剛性が低下した構造の中継部12Cが介設されているから、ターミナル12は、中継部12Cから円滑に屈曲変形される。
さらに、ターミナル12のコネクタ接続部12Bの先端部は、シール部材17に支持されることで相手側端子と対応する位置に姿勢矯正されるようになっているから、相手側端子との間に確実な接続を取ることができる。しかも、シール部材17は、コネクタ装着部14の筒内に液密状に装着されているから、ソケット本体11内のシール性を確保することができる。
さらに、ターミナル12のコネクタ接続部12Bの先端部は、シール部材17に支持されることで相手側端子と対応する位置に姿勢矯正されるようになっているから、相手側端子との間に確実な接続を取ることができる。しかも、シール部材17は、コネクタ装着部14の筒内に液密状に装着されているから、ソケット本体11内のシール性を確保することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明においては、コネクタ接続部の先端部を支持してその先端部を相手側端子と対応する位置に誘導可能な矯正部材がコネクタ装着部の筒内に装着されていればよく、シール部材として設けられる必要はない。また、場合によっては、矯正部材(シール部材)は無くても構わない。
(2)本発明においては、ターミナルは、ターミナル挿通路への押し込み過程で屈曲変形可能であればよく、剛性を低下した構造の中継部として設けられる必要はない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明においては、コネクタ接続部の先端部を支持してその先端部を相手側端子と対応する位置に誘導可能な矯正部材がコネクタ装着部の筒内に装着されていればよく、シール部材として設けられる必要はない。また、場合によっては、矯正部材(シール部材)は無くても構わない。
(2)本発明においては、ターミナルは、ターミナル挿通路への押し込み過程で屈曲変形可能であればよく、剛性を低下した構造の中継部として設けられる必要はない。
10…バルブソケット
11…ソケット本体
12…ターミナル
12A…バルブ接続部
12B…コネクタ接続部
12C…中継部(剛性低下部)
13…バルブ装着部
13A…バルブ挿入口
14…コネクタ装着部
14A…コネクタ挿入口
15…ターミナル挿通路
15A…屈曲ガイド部
17…シール部材
17A…矯正孔
11…ソケット本体
12…ターミナル
12A…バルブ接続部
12B…コネクタ接続部
12C…中継部(剛性低下部)
13…バルブ装着部
13A…バルブ挿入口
14…コネクタ装着部
14A…コネクタ挿入口
15…ターミナル挿通路
15A…屈曲ガイド部
17…シール部材
17A…矯正孔
Claims (5)
- バルブ挿入口を有する筒状のバルブ装着部とコネクタ挿入口を有する筒状のコネクタ装着部とが略L字状をなすソケット本体と、一端にバルブと接続されるバルブ接続部を有するとともに他端にコネクタと接続されるコネクタ接続部を有して両接続部が一体連成されたターミナルと、前記ソケット本体内において前記バルブ挿入口側と前記コネクタ挿入口側とに連通してなるターミナル挿通路とを備え、
前記ソケット本体における前記ターミナル挿通路の孔壁には、前記バルブ挿入口側から挿入される前記コネクタ接続部の先端部と摺接しつつこの先端部を前記コネクタ挿入口側へ向けて変向案内する屈曲ガイド部が設けられていることを特徴とするバルブソケット。 - 前記ターミナルのうち前記バルブ接続部と前記コネクタ接続部との間には、剛性低下部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブソケット。
- 前記コネクタ装着部の筒内には、前記コネクタ挿入口側から矯正部材が装着され、この矯正部材は、前記ターミナルの挿入過程で前記コネクタ接続部の先端部を支持してこの先端部を相手側端子と対応する位置に姿勢矯正するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブソケット。
- 前記矯正部材は、前記コネクタ装着部の先端部を貫通保持する矯正孔を有するとともに、前記コネクタ装着部の筒内に液密状に装着されるシール部材よりなることを特徴とする請求項3に記載のバルブソケット。
- バルブ挿入口を有する筒状のバルブ装着部とコネクタ挿入口を有する筒状のコネクタ装着部とが略L字状をなすソケット本体と、一端にバルブと接続されるバルブ接続部を有するとともに他端にコネクタと接続されるコネクタ接続部を有して両接続部が一体連成されたターミナルと、前記ソケット本体内において前記バルブ挿入口側と前記コネクタ挿入口側とに連通してなるターミナル挿通路とを備えたバルブソケットの製造方法であって、
前記ターミナルを前記バルブ挿入口側から前記ターミナル挿通路内に挿入し、前記コネクタ接続部の先端部を前記ターミナル挿通路の孔壁に設けられた屈曲ガイド部に当接させ、次いで前記ターミナルを押し込むことで前記コネクタ接続部の先端部を前記屈曲ガイド部に沿って摺動させつつ前記コネクタ挿入口側へ向けて変向案内させることを特徴とするバルブソケットの製造方法。
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---|---|---|---|
JP2003289985A JP2005063734A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | バルブソケット及びそのバルブソケットの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092483A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Honda Motor Co Ltd | レゾルバのコネクタ構造 |
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2003
- 2003-08-08 JP JP2003289985A patent/JP2005063734A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092483A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Honda Motor Co Ltd | レゾルバのコネクタ構造 |
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