JP2005063038A - データ処理装置、その方法、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 書込装置が、無線タグのメモリの記録領域内のファイルデータ領域102内の第1のアドレスAから、第2のアドレスBに向けて複数の可変サイズのファイルデータを順に書き込む。また、書込装置11は、上記複数のファイルデータの各々に対応して規定され対応するファイルデータのファイルデータ領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数のファイル属性データを第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて規定されたファイル属性領域120_nに順に書き込む。
【選択図】 図6
Description
例えば、無線タグをポスターなどに貼り付け、無線タグに記録されたファイルデータを携帯電話やPDAなどの端末装置によって無線で読み取るシステムが提案されている。
その一方、無線タグに可変サイズの複数のファイルデータを記録させたいという要請がある。
パーソナルコンピュータなどで採用されているファイルシステムを無線タグを用いたシステムに採用すれば、可変サイズのファイルデータの追加や削除を繰り返す際に発生した空き領域の断片を回収して再利用するなどの処理を行い、無線タグのメモリの記録領域を有効利用できる。
しかしながら、このようなファイルシステムを無線タグを用いたシステムに適用することは、上記端末装置の処理能力、並びに無線タグの記録容量などとの関係で困難であるという問題がある。
上述したファイルシステムを採用できない他のシステムにおいても同様の問題がある。
書き込み手段が、記録媒体の記録領域の第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データを順に書き込む。
そして、前記書き込み手段が、前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データを、前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に書き込む。
なお、前記属性データに、前記記録データを前記記録領域に書き込んでもよい。
読み出し手段が、前記第2のアドレスと前記固定サイズとを基に読み出し要求に係わる前記属性データを前記記録領域から読み出す。
そして、前記読み出し手段が、当該読み出した前記属性データが示す前記記録アドレスを基に前記読み出し要求に係わる前記記録データを前記記録領域から読み出す。
図1は、本発明の実施形態に係わるデータ配信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、データ配信システム1では、例えば、コンピュータ12が生成したHTML(Hypertext Markup Language) などの複数の可変サイズのファイルデータを書込装置11を介して無線で無線タグ10に書き込む。
そして、無線タグ10をポスター18などに貼り付ける。
そして、携帯型の端末装置15が、無線タグ10から上記ファイルデータを無線で読み出し、例えば、端末装置15のディスプレイに当該ファイルデータに応じた画像を表示する。
端末装置15は、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などである。
図2に示すメモリ35が本発明の記録媒体に対応し、図3に示す記録領域が本発明の記録領域に対応している。
また、本実施形態の図4に示すファイル領域142に記録されるファイルデータが本発明の記録データに対応している。
また、図6に示すファイル属性領域120_n(nは1以上の整数)に記録されるファイル属性データが、本発明の属性データに対応している。
また、図7に示すファイル位置指定領域121に記録されるアドレスが、本発明の記録アドレスに対応している。
また、図4に示すように、ファイル領域142に記録されるファイルデータと共に、ファイル名領域141に記録されるファイル名データが本発明の第1の識別データに対応し、ショートカットの場合に、ファイル名領域141に記録されるファイル名データが本発明の第2の識別データに対応している。ショートカットの場合には、ファイル領域142にはファイルデータは記録されない。
本実施形態において、第1のアドレスAは図6に示す上記記録領域において、その先頭アドレスから規定されたタグ管理領域101に続くファイルデータ領域102の先頭アドレスを示している。
また、第2のアドレスBは、図6に示す上記記録領域において、その末尾アドレスから順に規定されたパリティ領域114、予約領域113、空き領域指示領域112、ファイル個数領域111および分類種別領域115に続く領域の上記末尾アドレス側のアドレスを示している。
図14に示す処理部45が第4の発明の読み出し手段に対応し、図14に示すプログラムPRG2が第6の発明のプログラムに対応している。
また、図2に示すメモリ35が本発明の記録媒体に対応している。
データ配信システム1では、書込装置11が、図2に示す無線タグ10のメモリ35の図6に示す記録領域内のファイルデータ領域102内の第1のアドレスAから、第2のアドレスBに向けて複数の可変サイズのファイルデータ(本発明の記録データ)を順に書き込む。
また、書込装置11が、上記複数のファイルデータの各々に対応して規定され対応するファイルデータのファイルデータ領域102内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数のファイル属性データを第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて規定されたファイル属性領域120_nに順に書き込む。
端末装置15は、第2のアドレスBと上記固定サイズとを基に、読み出し要求に係わるファイル属性データをファイル属性領域120_nから読み出し、当該読み出したファイル属性データが示す上記記録アドレスを基に上記読み出し要求に係わるファイルデータをファイルデータ領域102から読み出す。
本実施形態において、書込装置11および端末装置15は、第1のアドレスAおよび第2のアドレスBに関する情報を取得している。
また、ファイル属性データは第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて記録され、しかも固定サイズであるため、後述する端末装置15は、従来技術で説明したコンピュータなどに採用される複雑なファイルシステムを使用しなくても、ファイル属性データのアドレスを簡単な処理で特定し、当該特定したファイル属性データを基にファイルデータのアドレスを簡単な処理で特定できる。
そのため、データ配信システム1によれば、従来に比べて、ファイル管理に伴う処理量、並びにそれに必要なデータ量を削減できる。
図2は、図1に示す無線タグ10の構成図である。
図2に示すように、無線タグ10は、例えば、アンテナ31、RF(Radiop Freqency)
部32、電力制御部33、メモリアクセス部34およびメモリ35を有する。
RF部32は、アンテナ31を介して受信したファイルデータやファイル属性データなどの信号に復調などの処理を施してメモリアクセス部34に出力する。
また、RF部32は、メモリ35から読み出したファイルデータや属性データなどの信号に変調などの処理を施してアンテナ31に出力する。
電力制御部33は、アンテナ31を介して受信した信号による電磁結合などによって得られた電力(エネルギ)をメモリアクセス部34等に供給する。
メモリアクセス部34は、電力制御部33から受けた電力によって駆動され、メモリ35に対してのデータ書き込み動作および読み出し動作を行う。
メモリアクセス部34の動作は、例えば、書込装置11および端末装置15によって制御される。
メモリ35は、後述するファイルデータおよびファイル属性データなどのデータを記録する。
メモリ35は、記録データの消去を記録領域全体に対しての一括消去によって行われる例えば、スマートラベルやEEPROMなどの記録媒体である。
メモリ35は、OS(Operating System)や、無線タグ10の製造コード、バージョン、メモリ35の記録領域のサイズ、当該記録領域へのアクセス単位などの情報が記録されている一部の記録領域を除き、外部からのアクセスが許可されている。
図3に示すように、メモリ35の記録領域は、例えば、タグ管理領域101、ファイルデータ領域102およびファイルテーブル領域103を有する。
タグ管理領域101は、無線タグ10に固有のデータが記録されている。
ファイルデータ領域102は、上記アドレス空間において、タグ管理領域101とファイルテーブル領域103との間に規定されている。
ファイルデータ領域102は、タグ管理領域101に続く第1のアドレスAから、メモリ35のアドレス空間の第2のアドレスBに向けて規定されている。
ファイルデータ領域102には、書込装置11によって、第1のアドレスAから第2のアドレスBに向けて連続したアドレスに、図4に示すように、HTMLの複数のファイルデータのファイル名データおよびファイルデータの実体が順に書き込まれる。
すなわち、ファイルデータ領域102内のファイル名領域141にファイル名データが記録され、ファイル領域142にファイルデータが記録される。
ここで、個々のファイル名データおよびファイルデータは、可変サイズのデータである。
ファイルデータ領域102のサイズは、記録されるファイルデータの数およびデータ量によって変動する。
この場合に、ファイル名領域141と圧縮ファイル領域153との間に記録サイズ領域151および圧縮種別領域152が規定される。
記録サイズ領域151には、圧縮ファイル領域153に記録された圧縮ファイルデータのサイズ(データ長)が記録される。
圧縮種別領域152には、上記圧縮ファイルデータの生成に用いられた圧縮方法の識別データが記録される。
圧縮手法としては、ランレングス法、ハフマン法、LZ77法、LZ78法、ブロックソート法、MTF法、算術圧縮法、レンジコーダー法などが用いられる。
ファイルテーブル領域103には、ファイルテーブルが記録される。
図6は、図3に示すファイルテーブル領域103の詳細な構成を説明するための図である。
図6に示すように、ファイルテーブル領域103は、例えば、ファイル個数領域111、空き領域指示領域112、予約領域113、パリティ領域114、分類種別領域115、並びに単数または複数のファイル属性領域120_n(nは1以上の整数)を有する。 ファイルテーブル領域103では、例えば、メモリ35のメモリ空間の末尾アドレスから順にパリティ領域114、予約領域113、空き領域指示領域112、ファイル個数領域111、分類種別領域115が規定されている。
また、第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて複数のファイル属性領域120_nが順に規定されている。
なお、ファイルテーブル領域103内の領域111〜115および120_nの各々は、固定サイズである。
すなわち、メモリ35には、タグ管理領域101に続く第1のアドレスAから第2のアドレスBに向けて複数のファイルデータ等が順に記録され、当該複数のファイルデータにそれぞれ対応する複数のファイル属性データが第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて複数のファイル属性領域120_nに順に記録される。
なお、ファイルデータの実体ではなく、ファイル名データなどのファイルデータに関する情報をファイルデータ領域102に記録する場合にも、ファイル個数にカウントする。
空き領域指示領域112は、ファイルデータ領域102において、次に新たなファイルデータを書き込む先頭アドレスを示す。
予約領域113は、将来的に何らかのデータを記録するために予約された領域である。 パリティ領域114は、ファイル個数領域111、空き領域指示領域112および予約領域113の正当性を検証するためのパリティデータを記録する。
分類種別領域115は、個々の無線タグ10に用途がある場合に、その用途に応じた分類を示すデータを記録する。
なお、ファイル属性領域120_nは、ショートカットに関するものである場合には、ファイルデータ領域102に記録されているファイル名データに対応したファイル属性データを記録する。
図7は、図6に示すファイル属性領域120_nの構成図である。
図7に示すように、ファイル属性領域120_nは、例えば、ファイル位置指定領域121、ファイル種別領域122、ファイル作成時刻領域123、ファイル名サイズ領域124、ファイルサイズ・参照領域125、予約領域126およびパリティ領域127を有する。
ファイル位置指示領域121には、ファイル属性領域120_nに対応するファイルデータ、あるいはファイル名データがファイルデータ領域102に記録されているアドレス(本発明の記録アドレス)を記録する。
ファイル作成時刻領域123には、ファイル属性領域120_nに対応するファイルデータあるいはファイル名データがファイルデータ領域102に記録された時刻を示す時刻データを記録する。
ファイル名サイズ領域124には、ファイルデータ領域102に記録されているファイル名データのサイズ(データ長)を記録する。
ファイルサイズ・参照領域125には、ファイルデータ領域102に対応するファイルデータが記録されている場合には当該ファイルデータのサイズを記録する。
ファイルサイズ・参照領域125には、図5に示すように圧縮ファイル領域153に圧縮ファイルデータが記録されている場合には、圧縮前のファイルデータのサイズを記録する。
なお、前述したように、図5に示す記録サイズ領域151には、圧縮ファイルデータのサイズが記録される。これにより、端末装置15は、ファイルサイズ・参照領域125および記録サイズ領域151から、圧縮ファイルデータの圧縮前後のサイズを知ることができ、圧縮ファイルデータの取り扱いに利用できる。
ファイルサイズ・参照領域125は、上記ショートカットである場合には、参照するファイルデータのファイル番号データ(本発明の参照データ)を記録する。当該ファイル番号データは、例えば、メモリ35に最初に記録されるファイルデータに関して「1」を示し、その後記録されるファイルデータに関して順に1づつインクリメントした値を示す。
パリティ領域127は、ファイル位置指定領域121、ファイル種別領域122、ファイル作成時刻領域123、ファイル名サイズ領域124、ファイルサイズ・参照領域125および予約領域126のデータの正当性を検証するためのパリティデータを記録する。
書込装置11は、図3〜図7を基に上述したフォーマットで無線タグ10のメモリ35にデータを書き込む。
すなわち、書込装置11は、図2に示す無線タグ10のメモリ35の図6に示す記録領域内のファイルデータ領域102内の第1のアドレスAから、第2のアドレスBに向けて複数の可変サイズのファイルデータおよびファイル名データを順に書き込む。
また、書込装置11は、上記複数のファイルデータの各々に対応して規定され対応するファイルデータのファイルデータ領域102内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数のファイル属性データを第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて規定されたファイル属性領域120_nに順に書き込む。
これにより、端末装置15は、メモリ35の記録領域内のファイル属性データが記録されているアドレスを、可変サイズのファイルデータ等の影響を受けずに特定できる。
また、上記記録領域内のファイルデータ等が記録されているアドレスは、図7に示すファイル位置指定領域121に記録されたアドレスから特定できる。
また、書込装置11は図6に示すように、ファイルテーブル領域103内のファイル個数領域111にファイル個数データを記録し、ファイル属性領域120_nのサイズは固定であるため、端末装置15はファイルテーブル領域103を構成するアドレスを容易に特定できる。
また、書込装置11は、ファイル名サイズ領域124にファイル名データのサイズを指定し、図4および図5に示すファイルデータ領域102内でのファイル名領域141のサイズを可変にすることで、ファイル名データのサイズをファイル名サイズ領域124のビット数によって規定される範囲内で自由に設定できる。例えば、書込装置11は、ファイル名サイズ領域124を8ビットとした場合に、最大255バイトまでのファイル名データをファイルデータ領域102に書き込める。
そのため、書込装置11は、例えば、端末装置15の機種に応じて異なる「/HTML4.0/index.html 」や「 /cHTML/index.html」といった木構造のファイル名データをファイルデータ領域102に書き込むことができる。
また、上述したショートカットを用いることで、異なる複数のファイル名データに対して単数のファイルデータをファイルデータ領域102に書き込めばよく、メモリ35の記録領域を効率的に利用できる。
図8に示すように、書込装置11は、例えば、インタフェース21、RF部22、アンテナ23、メモリ24および処理部25を有し、これらがデータ線20を介して接続されている。
インタフェース21は、図1に示すコンピュータ12との間でデータ授受を行う。
RF部22は、アンテナ23を介して無線タグ10との間で無線によるデータ授受を行う。
メモリ24は、処理部25の処理を規定するプログラムPRG1、並びに処理部25の処理に用いられる種々のデータを記録する。
処理部25は、プログラムPRG1を基に、上述あるいは後述する書込装置11の処理を統括的に制御する。
なお、以下の動作例において、処理部25と無線タグ10との通信は、図8に示すRF部22およびアンテナ23を介して行う。
また、処理部25による無線タグ10のメモリ35への書き込みおよび読み出しは、処理部25が無線タグ10のメモリアクセス部34に指示を出すことで行われる。
図9は、書込装置11による無線タグ10の初期化動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
書込装置11の処理部25は、RF部22およびアンテナ23を介して、無線タグ10と無線通信が可能か否かを判断し、可能であると判断するとステップST2に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
ステップST2:
処理部25は、メモリ35に記録されたタグデータを読み出す。
当該タグデータは、例えば、メモリ35内の書き換え禁止領域に記録され、無線タグ10のタグの製造コード、バージョン、メモリ35の記録領域のサイズ、当該記録領域へのアクセス単位などの情報を含んでいる。
処理部25は、ステップST2で入力したタグデータを基に、図6に示すタグ管理領域101のサイズおよびフォーマットを決定する。
これにより、無線タグ10の特性に応じてタグ管理領域101を規定できる。
そして、処理部25は、無線タグ10の図6に示すタグ管理領域101に所定のタグ管理データを書き込む。
ステップST4:
処理部25は、図6に示す処理部25の記録領域内の第2のアドレスBから所定のサイズのファイルテーブル領域103を規定する。
ステップST5:
処理部25は、ステップST4で規定したファイルテーブル領域103内の図6に示すファイル個数領域111、空き領域指示領域112、予約領域113、パリティ領域114および分類種別領域115の各々に初期データを書き込む。
処理部25は、ステップST5の書き込みが成功したか否かを判断し、成功した場合には処理を終了し、不成功の場合にはステップST7に進む。
ステップST7:
処理部25は、ステップST5の書き込みが所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST5に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
図10および図11は、書込装置11によるファイルデータ等の無線タグ10への書き込み動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
書込装置11の処理部25は、インタフェース21を介してコンピュータ12から書き込み指示と共に入力したファイル名データが有効であるか否かを判断し、有効であると判断するとステップST12に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部25は、例えば、識別子として「.html」が付されていないファイル名を受けると、それを有効ではないと判断する。
処理部25は、無線タグ10のメモリ35のファイルテーブル領域103の全ての図7に示すファイル属性領域120_nのファイル位置指定領域121に記録されたアドレスを基に、図4および図5に示すファイルデータ領域102内のファイル名領域141に記録されたファイル名データを読み出す。
このとき、処理部25は、図6に示す第2のアドレスBと、ファイル個数領域111が示すファイル数と、ファイル属性領域120_nのサイズ等を基に、ファイル属性領域120_n内のファイル位置指定領域121を特定する。
ステップST13:
処理部25は、ステップST12で読み出したファイル名データのなかに、ステップST11で指定されたファイル名データと同じものがあるか否かを判断し、同じものがないと判断するとステップST14に進み、同じものがあると判断するとエラー処理を行う。
処理部25は、無線タグ10のメモリ35の図6に示すファイル個数領域111に記録されたファイル数データが、例えば、図9に示す処理で得たタグデータによって規定される最多ファイル数未満であるか否かを判断し、最多ファイル数未満であると判断するとステップST15に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
ステップST15:
処理部25は、図8に示すインタフェース21を介してコンピュータ12から入力したファイルデータを、所定の圧縮手法で圧縮して圧縮ファイルデータを生成する。
ステップST16:
処理部25は、ステップST15において生成した圧縮ファイルデータが、圧縮前のファイルデータよりサイズが小さいか否かを判断し、サイズが小さいと判断するとステップST17に進み、そうでない場合にはステップST18に進む。
処理部25は、無線タグ10のメモリ35のファイルデータ領域102に記録するデータとしてステップST15で生成した圧縮ファイルデータを選択する。
ステップST18:
処理部25は、無線タグ10のメモリ35のファイルデータ領域102に記録するデータとしてステップST15の圧縮前のファイルデータを選択する。
処理部25は、ステップST17あるいはST18で選択した圧縮ファイルデータあるいはファイルデータを無線タグ10のファイルデータ領域102に記録する場合に必要な記録容量を計算する。
ステップST20:
処理部25は、無線タグ10のメモリ35の例えば図6に示すファイル個数領域111および空き領域指示領域112から読み出したファイル個数データおよびアドレスから、メモリ35の空き容量を特定する。
ステップST21:
処理部25は、ステップST19で計算した記録容量が、ステップST20で特定した空き容量以下であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップST22に進み、そうでないと判断するとエラー処理を行う。
ステップST22:
処理部25は、圧縮前のファイルデータあるいは圧縮後のファイルデータ等を無線タグ10のメモリ35に書き込む。
処理部25は、例えば、圧縮前のファイルデータをメモリ35に書き込む場合に、メモリ35の図6に示す空き領域指示領域112から読み出したアドレスから第2のアドレスBに向けて、図4に示すように、先ずステップST11で入力したファイル名データを書き込み、続いて圧縮前のファイルデータを書き込む。
一方、処理部25は、例えば、圧縮ファイルデータを無線タグ10のメモリ35に書き込む場合に、メモリ35の図6に示す空き領域指示領域112から読み出したアドレスから第2のアドレスBに向けて、図5に示すように、先ずステップST11で入力したファイル名データを書き込み、続いて記録サイズ領域151に圧縮ファイルデータのサイズを書き込み、続いて圧縮種別領域152に圧縮手法を書き込み、続いて圧縮ファイル領域153に圧縮ファイルデータを書き込む。
処理部25は、ステップST22の書き込みが成功したか否かを判断し、成功した場合にはステップST25に進み、不成功の場合にはステップST24に進む。
ステップST24:
処理部25は、ステップST22の書き込みが所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST22に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部25は、ステップST22でファイルデータ領域102に書き込んだファイルデータに対応するファイル属性データを図6に示すファイル属性領域120_nに書き込む。
このとき、処理部25は、図6に示す第2のアドレスBと、ファイル個数領域111から読み出したファイル個数データと、ファイル属性領域120_nのサイズ等とを基に、メモリ35内の次にファイル属性領域120_nを書き込むアドレスを計算する。
処理部25は、ステップST25の書き込みが成功したか否かを判断し、成功した場合には処理を終了し、不成功の場合にはステップST27に進む。
ステップST27:
処理部25は、ステップST25の書き込みが所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST25に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
そのため、無線タグ10のメモリ35の記録領域を、ファイルデータ等の不確定な可変サイズの影響を受けずに、常に効率的に利用できる。これにより、無線タグ10のメモリ35に記録するファイルデータのデータ量を大きくできる。
また、ファイル属性データは第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて記録され、しかも固定サイズであるため、後述する端末装置15は、従来技術で説明したコンピュータなどに採用される複雑なファイルシステムを使用しなくても、第2のアドレスBおよびファイル属性データの固定サイズとを基に、ファイル属性データのアドレスを簡単な処理で特定し、当該特定したファイル属性データを基にファイルデータのアドレスを簡単な処理で特定できる。
そのため、データ配信システム1によれば、従来に比べて、ファイル管理に伴う処理量、並びにそれに必要なデータ量を削減できる。
また、上述した実施形態では、図4および図5に示すファイル名領域141を可変サイズにしたことで、複数の端末装置15のそれぞれが規定する固有のファイル名データに容易に対応できる。
また、データ配信システム1によれば、書込装置11が、ファイルデータを圧縮して無線タグ10のメモリ35に書き込むことで、端末装置15がメモリ35からファイルデータを短時間で読み出すことができる。
図12および図13は、書込装置11によるショートカットの無線タグ10への書き込み動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
書込装置11の処理部25は、インタフェース21を介してコンピュータ12からショートカットの書き込み指示と共に入力したショートカットで使用されるファイル名データ(本発明の第2の識別データ)が有効であるか否かを判断し、有効であると判断するとステップST32に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部25は、無線タグ10のメモリ35のファイルテーブル領域103の全ての図7に示すファイル属性領域120_nのファイル位置指定領域121に記録されたアドレスを基に、図4および図5に示すファイルデータ領域102内のファイル名領域141に記録されたファイル名データを読み出す。
このとき、処理部25は、図6に示す第2のアドレスBと、ファイル個数領域111が示すファイル数と、ファイル属性領域120_nのサイズ等を基に、ファイル属性領域120_n内のファイル位置指定領域121を特定する。
処理部25は、インタフェース21を介してコンピュータ12からショートカットの書き込み指示と共に入力したショートカットの対象となる実体であるファイルデータのファイル名データ(本発明の第1の識別データ)が、ステップST32で読み出されたファイル名データのなかに存在するか否かを判断し、存在すると判断するとステップST34に進み、存在しないと判断するとエラー処理を行う。
ステップST34:
処理部25は、ステップST32で読み出したファイル名データのなかに、ステップST11で指定されたファイル名データと同じものがあるか否かを判断し、同じものがないと判断するとステップST35に進み、同じものがあると判断するとエラー処理を行う。
処理部25は、無線タグ10のメモリ35の図6に示すファイル個数領域111に記録されたファイル数データが、例えば、図9に示す処理で得たタグデータによって規定される最多ファイル数未満であるか否かを判断し、最多ファイル数未満であると判断するとステップST36に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
ステップST36:
処理部25は、上記ショートカットに係わるファイル名データを無線タグ10のファイルデータ領域102に記録する場合に必要な記録容量を計算する。
ステップST37:
処理部25は、無線タグ10のメモリ35の例えば図6に示すファイル個数領域111および空き領域指示領域112から読み出したファイル個数データおよびアドレスから、メモリ35の空き容量を特定する。
ステップST38:
処理部25は、ステップST36で計算した記録容量が、ステップST37で特定した空き容量以下であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップST39に進み、そうでないと判断するとエラー処理を行う。
ステップST39:
処理部25は、ショートカットに係わるファイル名データを無線タグ10のメモリ35に書き込む。
ステップST40:
処理部25は、ステップST39の書き込みが成功したか否かを判断し、成功した場合にはステップST42に進み、不成功の場合にはステップST41に進む。
ステップST41:
処理部25は、ステップST39の書き込みが所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST39に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部25は、ステップST39でファイルデータ領域102に書き込んだファイル名データに対応するファイル属性データを図6に示すファイル属性領域120_nに書き込む。
このとき、処理部25は、図6に示す第2のアドレスBと、ファイル個数領域111から読み出したファイル個数データと、ファイル属性領域120_nのサイズ等とを基に、メモリ35内の次にファイル属性領域120_nを書き込むアドレスを計算する。
処理部25は、ステップST42の書き込みが成功したか否かを判断し、成功した場合には処理を終了し、不成功の場合にはステップST44に進む。
ステップST44:
処理部25は、ステップST42の書き込みが所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST42に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
そのため、メモリ35に、複数のファイル名データのそれぞれに対応した複数のファイルデータを記録する必要がなく、メモリ35の記録領域を効率的に利用できる。
このことは、端末装置15の機種によって、同じファイルデータに付すファイル名データが異なる場合に効果的である。
端末装置15は、図3〜図7を基に上述したフォーマットで無線タグ10のメモリ35に書き込まれたデータを読み出す。
すなわち、端末装置15は、無線タグ10のメモリ35の図6に示すファイル属性領域120_nに記録された固定サイズのファイル属性データを、当該固定サイズおよび図6に示す第2のアドレスB等を基に読み出す。
続いて、端末装置15は、上記読み出したファイル属性データ内に規定されたアドレスを基に、ファイルデータ領域102に記録されたファイルデータあるいは圧縮ファイルデータを読み出す。
すなわち、端末装置15は、メモリ35の記録領域内のファイル属性データが記録されているアドレスを、可変サイズのファイルデータ等の影響を受けずに特定できる。
また、上記記録領域内のファイルデータ等が記録されているアドレスは、図7に示すファイル位置指定領域121に記録されたファイル属性データを構成するアドレスから特定できる。
図14に示すように、端末装置15は、例えば、ディスプレイ41、RF部42、アンテナ43、メモリ44および処理部45を有し、これらがデータ線40を介して接続されている。
ディスプレイ41は、処理部45からの表示信号を基に、無線タグ10に記録されたファイルデータに応じた画像(例えば、広告画像)を表示する。
RF部42は、アンテナ43を介して無線タグ10との間で無線によるデータ授受を行う。
メモリ44は、処理部45の処理を規定するプログラムPRG2、並びに処理部45の処理に用いられる種々のデータを記録する。
処理部45は、プログラムPRG2を基に、上述あるいは後述する端末装置15の処理を統括的に制御する。
図15および図16は、図1および図14に示す端末装置15による無線タグ10からの読み出し動作例を説明する。
なお、以下に示す動作例において、図14に示す端末装置15の処理部45は、RF部42およびメモリ44を介して、無線タグ10のメモリ35からデータを読み出す。
また、処理部45は、無線タグ10のメモリアクセス部34に対して読み出し指示を出す。
ステップST51:
図14に示す端末装置15の処理部45は、例えば、プログラムPRG2の実行に応じて、予め決められたファイル名データと共に読み出し指示を受ける。
処理部45は、当該ファイル名データが有効であるか否かを判断し、有効であると判断するとステップST52に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部45は、例えば、識別子として「.html」が付されていないファイル名を受けると、それを有効ではないと判断する。
処理部45は、無線タグ10のメモリ35のファイルテーブル領域103の全ての図7に示すファイル属性領域120_nのファイル位置指定領域121に記録されたアドレスを基に、図4および図5に示すファイルデータ領域102内のファイル名領域141に記録されたファイル名データを読み出す。
このとき、処理部45は、図6に示すファイル個数領域111が示すファイル数と、ファイル属性領域120_nのサイズとを基に、ファイル属性領域120_n内のファイル位置指定領域121を特定する。
ステップST53:
処理部45は、ステップST52で読み出したファイル名データのなかに、ステップST51で受けたファイル名データと同じものがあるか否かを判断し、同じものがあると判断するとステップST54に進み、同じものがないと判断するとエラー処理を行う。
処理部45は、ステップST51で受けたファイル名データに対応するファイル属性データを、無線タグ10のメモリ35の図6に示すファイル属性領域120_nから読み出す。
ステップST55:
処理部45は、ステップST54の読み出しが成功したか否かを判断し、成功した場合にはステップST57に進み、不成功の場合にはステップST56に進む。
ステップST56:
処理部45は、ステップST54の読み出しが所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST54に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部45は、ステップST54で読み出した図7に示すファイル属性データにおける図7に示すファイル種別領域122から読み出したファイル種別データを基に、ステップST51で指定されたファイル名データがショートカットに関するものであるか否かを判断し、ショートカットに関するものであると判断するとステップST54に戻り、そうでない場合には、ステップST58に進む。
処理部45は、ステップST54に戻ると、ステップST54で前回読み出したファイル属性データにおける図7に示すファイルサイズ・参照領域125から読み出したファイル番号(参照データ)に対応するファイルデータ(ショートカットの実体)のファイル属性データを無線タグ10のメモリ35から読み出す。
ステップST58:
処理部45は、図14に示すメモリ44の一部を構成するバッファメモリに、ファイルデータを無線タグ10から読み出すための記録容量を確保する。
ステップST59:
処理部45は、ステップST58においてバッファメモリに記録容量を確保できたか否かを判断し、確保できたと判断するとステップST60に進み、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部45は、ステップST54で読み出したファイル属性データにおける図7に示すファイル位置指定領域121から読み出されたファイルデータ領域102内のアドレスからファイルデータを読み出してメモリ44に記録する。
ステップST61:
処理部45は、ステップST60の読み出しが成功したか否かを判断し、成功したと判断するとステップST63に進み、そうでない場合にはステップST62に進む。
ステップST62:
処理部45は、ステップST60の読み出しが行われた回数が所定の再処理回数以下であるか否かを判断し、所定の再処理回数以下であると判断するとステップST60に戻り、そうでない場合にはエラー処理を行う。
処理部45は、ステップST60で無線タグ10のメモリ35から読み出したファイルデータが圧縮ファイルデータであるか否かを判断し、圧縮ファイルデータであると判断するとステップST64に進み、そうでない場合には処理を終了する。その後、処理部45は、ユーザからの指示に応じて、メモリ44から読み出したファイルデータを再生し、それに応じた画像をディスプレイ41に表示する。
ステップST64:
処理部45は、ステップST60において圧縮ファイルデータと共に図5に示す圧縮種別領域152から読み出した圧縮種別が示す圧縮方法に対応する伸張方法で、ステップST60で読み出した圧縮データを伸張する。
ステップST65:
処理部45は、ステップST64の伸張処理が成功したか否かを判断し、成功したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはエラー処理を行う。
データ配信システム1では、無線タグ10のメモリ35では、ファイル属性データは第2のアドレスBから第1のアドレスAに向けて記録され、しかも固定サイズである。
そのため、端末装置15は、従来技術で説明したコンピュータなどに採用される複雑なファイルシステムを使用しなくても、第2のアドレスBおよびファイル属性データの固定サイズとを基に、ファイル属性データのアドレスを簡単な処理で特定し、当該特定したファイル属性データを基にファイルデータのアドレスを簡単な処理で特定できる。これにより、メモリ35からのデータ読み出しに伴う端末装置15の処理量を少なくできる。
また、端末装置15によれば、メモリ35からファイルデータを読み出した後に、それに対応するファイル属性データを読み出すので、ファイルデータの読み出し中に当該読み出しが失敗した場合でも、ファイル属性データは読み出されていないため、ファイル属性データを基にファイルデータが不適切に処理されることを回避できる。
また、端末装置15によれば、読み出し要求で用いるファイル名データが無線タグ10のメモリ35においてショートカットとして規定されている場合でも、それに対応するファイルデータを適切に読み出すことができる。
例えば、上述した実施形態では、本発明の記録データとして、HTMLのファイルデータを例示したが、当該記録データは、HTMLのファイルデータ以外のデータであってもよい。
また、上述した実施形態では、書込装置11および端末装置15と、無線タグ10との間のデータ授受を無線で行う場合を例示したが、当該データ授受を有線で行ってもよい。
また、上述した実施形態では、書込装置11および端末装置15が書き込みおよび読み出しを行う記録媒体として、無線タグ10のメモリ35を例示したが、それ以外のコンピュータや通信機器で使用されるメモリに対する書き込みおよび読み出しに対して本発明を適用してもよい。
また、本発明では、図5に示す記録サイズ領域151をファイル属性領域120_nの一部として規定してもよいし、図7に示すファイルサイズ領域125をファイルデータ領域102の一部として規定してもよい。
Claims (15)
- 記録媒体の記録領域の第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データを順に書き込み、前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データを、前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に書き込む書き込み手段
を有するデータ処理装置。 - 前記書き込み手段は、前記記録領域に既に記録されている第1の識別データによって識別される前記記録データを、前記第1の識別データとは異なる第2の識別データによってさらに識別するために、前記第2の識別データと前記記録データに対しての参照データとを対応付けて前記記録領域に書き込む
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記書き込み手段は、前記記録データあるいは前記属性データの一部として、当該記録データが圧縮されているか否かを示す圧縮有無データを前記記録領域に書き込む
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記書き込み手段は、前記記録データが圧縮されている場合に、前記記録データあるいは前記属性データの一部として、前記圧縮する前の前記記録データのサイズと前記圧縮した後の前記記録データのサイズとを前記記録領域に書き込む
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記書き込み手段は、前記記録データを前記記録領域に書き込んだ後に、当該記録データに対応する前記属性データを前記記録領域に書き込む
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記書き込み手段は、前記記録媒体の前記記録領域内の連続した前記アドレスに順に前記複数の記録データを書き込み、
前記記録媒体は、前記書き込まれた記録データの消去を前記記録領域全体に対しての一括消去によって行われる記録媒体である
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記第1のアドレスは、前記記録領域の始端アドレスおよび終端アドレスのうち何れか一方のアドレスであり、
前記第2のアドレスは、前記記録領域の前記始端アドレスおよび前記終端アドレスのうち一方のアドレスである
請求項1に記載のデータ処理装置。 - 記録媒体の記録領域の第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データを順に書き込む第1の工程と、
前記第1の工程で前記記録領域に書き込んだ複数の前記記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データを、前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に書き込む第2の工程と
を有するデータ処理方法。 - 記録媒体の記録領域の第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データを順に書き込む第1の手順と、
前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データを、前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に書き込む第2の手順と
をデータ処理装置に実行させるプログラム。 - 第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データが順に記録され、前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データが前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に記録された記録媒体の記録領域から読み出しを行うデータ処理装置であって、
前記第2のアドレスと前記固定サイズとを基に読み出し要求に係わる前記属性データを前記記録領域から読み出し、当該読み出した前記属性データが示す前記記録アドレスを基に前記読み出し要求に係わる前記記録データを前記記録領域から読み出す読み出し手段
を有するデータ処理装置。 - 前記記録領域に既に記録されている第1の識別データによって識別される前記記録データを、前記第1の識別データとは異なる第2の識別データによってさらに識別するために、前記第2の識別データと、前記記録データに対しての参照データをさらに示す前記属性データとが対応付けて前記記録領域に記録されている場合に、
前記読み出し手段は、前記第2の識別データを指定した読み出し要求に応じて、当該第2の識別データに対応する前記属性データを前記記録領域から読み出し、当該読み出した属性データが示す前記参照データを基に前記記録領域から前記記録データを読み出す
請求項10に記載のデータ処理装置。 - 前記記録データあるいは前記属性データの一部として、当該記録データが圧縮されているか否かを示す圧縮有無データが前記記録領域にさらに記録されている場合に、
前記読み出し手段は、前記記録領域から読み出した前記記録データに対応する前記圧縮有無データを基に、当該読み出した記録データを伸張するか否かを決定する
請求項10に記載のデータ処理装置。 - 第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データが順に記録され、前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データが前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に記録された記録媒体の記録領域から読み出しを行うデータ処理方法であって、
前記第2のアドレスと前記固定サイズとを基に読み出し要求に係わる前記属性データを前記記録領域から読み出す第1の工程と、
前記第1の工程で読み出した前記属性データが示す前記記録アドレスを基に前記読み出し要求に係わる前記記録データを前記記録領域から読み出す第2の工程と
を有するデータ処理方法。 - 第1のアドレスから第2のアドレスに向けて複数の可変サイズの記録データが順に記録され、前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データが前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に記録された記録媒体の記録領域から読み出しを行うデータ処理装置によって実行されるプログラムであって、
前記第2のアドレスと前記固定サイズとを基に前記読み出し要求に係わる前記属性データを前記記録領域から読み出す第1の手順と、
前記第1の手順で読み出した前記属性データが示す前記記録アドレスを基に前記読み出し要求に係わる前記記録データを前記記録領域から読み出す第2の手順と
を前記データ処理装置に実行させるプログラム。 - データ処理装置によってデータが読み出される記録媒体であって、
第1のアドレスから第2のアドレスに向けて順に複数の可変サイズの記録データが順に記録され、
前記複数の記録データの各々に対応して規定され前記対応する記録データの前記記録領域内の記録アドレスをそれぞれ示し固定サイズの複数の属性データが前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに向けて順に記録された
記録媒体。
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