JP2005062414A - 画像記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 カラー画像記録装置でモノカラープリントを行う際に、カラープリントの前処理として必要な色ずれ補正処理を省いて素早く行うようにする。
【解決手段】 起動時に装置本体をチェックし、モノカラー記録が可能か否かを判別し、可能であればモノカラー記録が可能であることを報知し、続いてモノカラー記録用の画像データを受信すると、直ちにモノカラー記録を行う。一方、報知後、モノカラー記録用の画像データを受信しない場合は、カラー記録に必要な色ずれ補正処理を行い、色ずれ補正が終了した時点でフルカラー記録が可能であることを報知する。また、色ずれ補正途中でモノカラープリントの印刷命令を受信した場合には、実行中の色ずれ補正を中止してモノカラープリントを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像記録装置、制御方法、制御プログラムに関し、特に、電子写真プロセスを用いて記録媒体上にカラー画像を記録する際の色ずれ補正の制御に関する。
従来より、電子写真方式を採用した画像記録装置が幅広く利用されている中、特に近年ではカラー画像の形成が可能な電子写真方式のカラー画像記録装置が普及し始めている。
カラー画像記録装置でフルカラー画像を形成する場合には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の色材を用いて各色毎にトナー像を形成し、その形成された各色のトナー像を重ねあわせてフルカラー画像を形成する。
このフルカラー画像を得る方式としては、感光体ドラムに形成したトナー像を中間転写体に転写するという作業を各色毎、つまり4回繰り返し、中間転写体に4色のトナー像を重ねあわせた後、記録媒体である転写紙に転写してカラー画像を得るワンドラム方式や、カラー画像出力の高速化に対応した、画像記録装置内に複数の画像形成プロセスがなされる画像形成ステーションが設けられ、各色のトナー像をそれぞれ別々の感光体ドラムに形成し、中間転写体あるいは記録媒体に各色のトナー像を重ねあわせるタンデム方式のカラー画像記録装置が提案されている。
しかしながら、各色毎に形成されたトナー像を重ねあわせるという段階で、重ねあわせる位置が異なった場合、形成される画像には色ずれが発生した欠陥画像が出力されてしまうことになる。そこで、カラー画像記録装置の画像記録動作に先立って、予め色ずれを検出するための色ずれ検出用パターン(以下トナーパターンと呼ぶ)を形成し、トナーパターンをセンサによって検出することで色ずれ量を導出し、導出された色ずれ量に応じて各色毎のトナー像の位置合わせを行っている(例えば、特許文献1)。
特開2001−281956号公報
しかしながら、上記のような色ずれ検出を行って色ずれ補正を行う場合、高画質化の要求も伴って高レベルの色ずれ補正が要求されるため、色ずれ補正に時間がかかってしまうという問題がある。
すなわち、画像記録装置が色ずれ補正を行う調整状態に突入してから、調整が終了して画像記録装置が画像形成可能となるまでに相当の時間を要してしまうということになる。そして、色ずれ補正制御の必要性は、画像記録装置における個々のバラツキや、使用環境の変化や経時変化に依存しており、装置の使用開始時すなわち電源投入直後や、装置内部の温度が前回の測定値と比較して所定レベル以上変化した場合に行われるように構成されている。
そのため、一旦色ずれ補正を行う調整状態に突入した場合に、ユーザがモノカラー(モノクロ)プリントの出力を要求していても、モノカラープリントに不要な色ずれ補正時間をユーザは待たなければならず、モノカラープリントを早急に要求しているユーザの不満を招くといった問題点が挙げられる。
本発明は上記説明した従来技術の問題点を克服するためになされたものであり、その目的は、カラー画像記録装置を用いてモノカラープリントを行う場合に、モノカラープリントに不要な色ずれ補正時間を待つことなく、モノカラープリントを素早く行うことができる画像記録装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像記録装置は、以下の構成を有する。すなわち、画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置であって、前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段と、起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する第1報知手段と、前記報知後の所定時間内に、モノカラー記録用の画像データを受信すると前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記モノカラー記録用の画像データを受信しない場合には、前記色ずれ量を補正をするように前記色ずれ補正手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像記録装置は、以下の構成を有する。すなわち、画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置であって、前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段と、起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する報知手段と、前記報知後にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記報知後にカラー記録用の画像データを受信すると、前記色ずれ量を補正してからフルカラー記録をするように前記色ずれ補正手段と前記フルカラー記録手段とを制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像記録装置の制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置の制御方法であって、前記画像記録装置は、前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段を有し、起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する第1報知工程と、前記報知後の所定時間内に、モノカラー記録用の画像データを受信すると前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記モノカラー記録用の画像データを受信しない場合には、前記色ずれ量を補正をするように前記色ずれ補正手段を制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像記録装置の制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置の制御方法であって、前記画像記録装置は、前記フルカラー記録手段が、前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねて記録するときに、前記記録剤の記録位置のずれに起因して生じるずれ量を予め検出し、前記色ずれ量を補正する色ずれ補正手段を有し、起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する報知工程と、前記報知後にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記報知後にカラー記録用の画像データを受信すると、前記色ずれ量を補正してからフルカラー記録をするように前記色ずれ補正手段と前記フルカラー記録手段とを制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像記録装置を制御する制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置を制御する制御プログラムであって、前記画像記録装置は、前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段を有し、前記制御プログラムは、起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する第1報知工程のプログラムコードと、前記報知後の所定時間内に、モノカラー記録用の画像データを受信すると前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記モノカラー記録用の画像データを受信しない場合には、前記色ずれ量を補正をするように前記色ずれ補正手段を制御する制御工程のプログラムコードと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像記録装置を制御する制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置を制御する制御プログラムであって、前記画像記録装置は、前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段を有し、前記制御プログラムは、起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する報知工程と、前記報知後にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記報知後にカラー記録用の画像データを受信すると、前記色ずれ量を補正してからフルカラー記録をするように前記色ずれ補正手段と前記フルカラー記録手段とを制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明のカラー画像記録装置を用いてモノカラープリントを行う場合に、ユーザがモノカラープリントに不要な色ずれ補正に要する時間を待つことなく、モノカラープリントを素早く行うことができる画像記録装置及びその制御方法を提供できる。
以上説明したように本発明は様々な態様によって実施されるが、これらの態様のおのおのは、さらに具体的に言えば、以下のような構成を持つことが望ましい。
ここで、例えば、前記第1報知手段は前記モノカラー記録が可能か否かを判別し、前記モノカラー記録が可能であれば、モノカラー記録が可能であることを報知することが好ましい。
ここで、例えば、前記補正の処理が終了すると、カラー記録が可能であることを報知する第2報知手段を更に有することが好ましい。
ここで、例えば、前記制御手段は、前記補正の処理中にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記補正の処理を中止し、モノカラー記録するように前記色ずれ補正手段と前記モノカラー記録手段とを制御することが好ましい。
ここで、例えば、前記制御手段は、前記補正の処理中にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記補正の処理を中断して補正処理中の内容を記憶手段に記憶してからモノカラー記録を行い、前記モノカラー記録終了後に前記中断した補正処理を完了するように、前記色ずれ補正手段と前記モノカラー記録手段とを制御することが好ましい。
ここで、例えば、環境状態の変化を検出する検出手段を更に有し、前記第2報知手段がカラー記録が可能であることを報知したあとで、前記検出手段による環境状態の変化が検出された場合には、前記制御手段は、前記報知を中止し、前記補正を再度行うように、前記第2報知手段と前記色ずれ補正手段とを制御することが好ましい。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態では、画像記録装置の一例として、タンデム方式のカラー画像記録装置を中心にして説明する。
[第1の実施形態]
以下の説明では、最初に、本発明の概要を説明し、次に、本画像記録装置の構成および色ずれ補正方法について、図10,14,15,2,5,3,4,6,7,8、9A、9Bを用いて説明し、最後に、起動時における色ずれ補正処理方法について説明する。
<第1実施形態の概要>
本実施形態のカラー画像記録装置では、起動時に、直ちにモノカラープリントを行うことができるように制御されている。そのため、起動直後にモノカラープリントの印刷命令を受信すると、モノカラープリントに不要な色ずれ補正処理を待つことなく、素早くモノカラープリントを行うことができる。また、起動直後にモノカラープリントの印刷命令を受信しない場合には、フルカラープリントを行う前に必要な色ずれ補正を開始するよう制御されているので、色ずれ補正が終了した時点では、モノカラープリントとフルカラープリントの印刷が可能となる。また、上記の色ずれ補正の途中でモノカラープリントの印刷命令を受信した場合には、実行中の色ずれ補正を中止してモノカラープリントを行うように制御されている。そのため、色ずれ補正の途中でモノカラープリントの印刷命令を受信しても、モノカラープリントを素早く行うことができるため、カラー画像記録装置でモノカラープリントする際に印刷時間が長くかかるというユーザの不満を解消することができる。
<画像記録装置の構成および色ずれ補正方法>
次に、本画像記録装置の構成および色ずれ補正方法について、図10,14,15,2,5,3,4,6,7,8、9A、9Bを用いて説明する。
<タンデム方式のカラー画像記録装置:図10>
図10に本発明が対象とするタンデム方式のカラー画像記録装置の構成を示す。
本方式では、搬送ベルト30に沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色ごとに感光体ドラム18を配置し、搬送ベルト30によって転写材である転写紙34を搬送して各色の像を順次転写する。タンデムタイプの画像記録装置は、黒画像(Bk),イエロー画像(Y),マゼンタ画像(M),シアン(C)画像の各色ごとに画像形成部を設けている。
それぞれの画像形成部には、感光体ドラム18、感光体ドラムを一様に帯電するための一次帯電器16、レーザ光13を照射して感光体ドラム上に潜像を形成するスキャナユニット11、潜像を現像して可視像とする現像器14、現像器内の現像剤を感光体ドラムに送り出すスリーブローラ17、可視像を転写紙に転写する転写器19、感光体の残留トナーを除去するクリーニング装置15等がある。12はクリーニングと一次帯電を行うブロックである。
転写材である転写紙34は、普通紙用カセット22または手差しトレイ28から給紙される。普通紙用カセット22からの給紙は、カセット給紙用ピックアップローラ20aによって行われる。手差しトレイ28からの給紙は、手差し給紙用ピックアップローラ20bによって行われる。給紙された転写紙34は、画像形成部とタイミングをとるために、レジストローラ21で待機する。
また、レジストローラ21の近傍には、給紙された転写紙34の先端を検知するための第1レジセンサ24が設けてある。画像形成部を制御する画像形成制御部は第1レジセンサ24の検出結果により、紙の先端がレジストローラ21に到達したタイミングを検知し、1色目(図の例ではイエロー色)の像を、像担持体である感光体ドラム18上に形成するとともに、定着器23のヒータ(図示しない)温度を所定の温度になるよう制御する。29は吸着ローラであり、このローラの軸に吸着バイアスを印可し、転写紙を搬送ベルト30上に静電的に吸着させる。
レジストローラ21で待機した転写紙34は、第1レジセンサ24の検出結果と像形成プロセスとのタイミングをとって、各色画像形成部を貫通するように配置された転写ベルト30上を搬送されるとともに、転写器19により1色目の画像が転写紙34の上に転写される。転写ベルト30は搬送ベルト支持ローラ31、32によって支持され、周回運動を行う構成となっている。
同様に、2色目(図の例ではマゼンタ)の像は、第2レジセンサ25の検出結果と、2色目像形成プロセスとのタイミングを取って、転写ベルト30上を搬送される転写紙34の上の、1色目の像の上に重畳転写される。以降同様に、3色目(図の例ではシアン)の像は第3レジセンサ26を,4色目(図の例では黒色)の像は第4レジセンサ27の検出結果をもとに、各像形成プロセスとのタイミングを取って、転写紙34の上に順次重畳転写される。なお、モノカラー(モノクロ)画像を形成する場合には、上記の4個のレジセンサのうち1個のレジセンサの検出結果と像形成プロセスとのタイミングをとって、転写器19によって転写紙34上に画像が転写される。
定着器23は、4色のトナー像を転写された転写紙34を、搬送させながら溶融定着させるものであり、図10に示すように転写紙34を加熱する定着ローラ35と、転写紙34を定着ローラ35に圧接させるための加圧ローラ36とを備えている。定着ローラ35は中空状に形成され、内部に転写紙を加熱するためのヒータが内蔵されている。
すなわち、4色のトナー像を転写された転写紙34は、定着ローラ35と加圧ローラ36とにより搬送され、熱と圧力を加えられることによりトナーが転写紙34の表面に定着される。その後、トナー定着された転写紙34は機外に排出され、画像形成動作を終了する。トナー検出センサ33は、搬送ベルト30の端に配置されている。
<中間転写体を用いたカラー画像記録装置:図14>
次に、中間転写体を用いたカラー画像記録装置の構成の一例を図14に記載し、以下でその説明を行う。中間転写体としては中間転写ベルト、中間転写ドラム等があり、本従来例では中間転写ドラムを用いたカラー画像記録装置について説明を行う。
図14において、感光体ドラム1400上にスキャナユニット1407でTOP信号を基準に各色毎に送出される画像情報により潜像を形成し、形成された潜像は各色現像器保持体1408内の現像器Dy(イエロー),Dc(シアン)、Dbk(ブラック),Dm(マゼンタ)により順次現像され、中間転写体1403に複数回転写されて、中間転写体1403上に多色画像が形成される。
その後、普通紙用カセット1481〜1484より選択抽出された転写紙Pを中間転写体1403と転写及び搬送ベルト1450の間に搬送させ、転写紙Pに中間転写体1403上の多色画像を転写させる。転写紙P上に転写させた多色画像は、定着器1404で転写紙Pに熱定着させる。その後、転写紙Pは排紙部1405より、上部トレイ部1406または下部排紙トレイ部1415に排出される。
次に、上記カラーLBPの動作について具体的に説明する。
まず、一次帯電器1411によって感光体ドラム1400が所定の極性に均一に帯電(例えば−600V)され、TOP信号を基準にコントローラから送出される画像データにしたがって、レーザビーム光Lによる露光により潜像が形成され、例えばM(マゼンタ)色現像器Dmにより感光体ドラム1400上の潜像が現像され、感光体ドラム1400上に現像剤像が形成される。一方、所定のタイミングで現像剤像と反対極性(例えばプラス極性)の1次転写高圧(例えば+200V)が中間転写体1403に印加され、該感光体ドラム上の第1の現像剤像が中間転写体1403に転写される。
その後、感光体ドラム1400上に残留する第1の現像剤はクリーナ1412によって除去され、次の潜像形成及び現像工程に備える。第1の現像色が終了したのち、該感光体ドラム1400上にレーザビーム光Lにより、第2色(例えばシアン)の潜像が形成され、第2の現像器により現像剤像が形成される。そして、この第2の現像剤像は、先に中間転写体1403に転写された第1の現像剤像の先端位置に合わせて中間転写体1403に前述と同様に転写を行う。同様にして第3(例えばイエロー)、第4(例えばブラック)の潜像が感光体ドラム1400上に順次形成され、それぞれが第3、第4の現像器によって順次現像され、中間転写体1403に先に転写された現像剤像と位置を合わせて、第3、第4の各現像剤像が順次転写され、かくして、中間転写体1403上に4色の現像剤像が重なった状態で形成されることになる。
この後、4色の現像剤像が重畳転写された中間転写体1403の画像先端部が転写材転写位置に近づくと、転写及び搬送ベルト1450に高圧(例えば+2kV)を印加して、転写及び搬送ベルト1450を中間転写体1403に接触させる。その後、中間転写体1403と転写及び搬送ベルト1450間に普通紙用カセット1481、1482、1483又は1484のいずれかからピックアップした転写紙を、現像材像の先端位置に合わせて搬送させ転写を行う。
さらに転写及び搬送ベルト1450後部に配置した除電針の1451に、転写及び搬送ベルト1450に印加したバイアスの逆極性(例えば−1kV)もしくは接地させ、転写紙Pの後端が転写及び搬送ベルト1450を離れるまで作動し、転写紙P上の残留電荷を除去する。なお、転写紙Pの後端が転写終了位置(中間転写体1403と転写及び搬送ベルト1450が形成するニップ部の出口)に達したとき、中間転写体1403に印加する1次転写高圧をオフ(接地電位)にする。
さらに、転写紙Pの後端が転写及び搬送ベルト1450から搬送されたとき、転写及び搬送ベルト1450及び除電針1451に印加していた高圧をオフにする。
またこの時、転写及び搬送ベルト1450は中間転写体1403より離間させる。次に、転写及び搬送ベルト1450より分離した転写紙Pは定着器1404に搬送され、ここで転写紙P上の現像剤像を熱定着され、下部排紙トレイ1415もしくは上部排紙トレイ1405上に排出される。
なお、中間転写体1403から転写紙Pへの転写が始まり、転写後の転写部の先端がクリーニングローラ1430に近づくと、クリーニングローラは中間転写体1403に接触させる。前記クリーニングローラ1430には、前記転写及び搬送ベルト1450と同極性のバイアスを印加させ、中間転写体1403上の逆極性の転写残現像剤をクリーニングローラ1430に引き寄せてクリーニングを行い、また同極性に極性転換したのち転写残現像材へは、さらに極性を強めることで感光体ドラム1400へ戻し、中間転写体1403の次の印字シーケンスに備える。
転写材に両面印字を行う際は、手差しトレイ1460に前述の印字シーケンスを終えた転写紙Pを定着した面を裏面にして載せて前述の印字シーケンスを再び行うか、普通紙用カセット1481〜1484のいずれかに前述の印字シーケンスを終えた転写紙Pを定着した面を表面にして載せて前述の印字シーケンスを再び行う。
もしくは前述した印字シーケンスの転写紙P上における現像剤像を定着後、両面ユニット1490側へ転写紙Pを搬送し、両面ユニットのスイッチバックローラ1470を紙送り方向に回転させることにより転写紙Pを保持し、転写紙Pの後端がスイッチバックローラに差し掛かる前にスイッチバックローラを前述の逆方向に回転させ、定着器1404下部の両面ユニット1490内の転写材搬送経路1480へ転写紙Pを搬送する。
その後、両面ユニットより転写材をピックアップして、前述の印字シーケンスを行った後、両面に現像剤画像を定着させた転写紙Pは、下部排紙トレイ1415もしくは上部排紙トレイ1405上に排出され、両面印字された転写紙Pが形成される。
<中間転写体:図15>
図15は、中間転写体の概略図である。中間転写体1503はアルミシリンダ1502の外周を中抵抗スポンジや中抵抗ゴムなどの弾性層1501により被覆したもので、中間転写体1503の周囲には、画像形成開始位置検出センサ(TOPセンサ)a、給紙開始タイミングセンサ(RSセンサ)b、およびトナー像検出センサcが設けられている。
トナー像検出センサcは、用紙へ画像の転写を開始することに先立ち、所定の色ずれ量測定パターンを中間転写体1503の表面へ転写させるため、色ずれ量測定パターン発生手段の目的で設けられている。トナー像検出センサcは、カラー画像におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色の間の色ずれをなくし、適正な画像を得るために中間転写体1503上に色ずれ量検出用の色ずれ量測定パターンを試験用に形成し、その検出結果を基に各色の画像の書き出しタイミングを調整するために使用する。
<色ずれ補正方法:図2>
図2にトナー検出センサ33の配置を示す。カラー画像記録装置はカラー画像を形成することに先立ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色間の色ずれを除去するために、各色間の色ずれ補正を行う。
まず、色ずれ量を測定するためのトナーパターン203(以下、トナーパターンと呼ぶ)を搬送ベルト30表面に形成する。トナーパターン203は転写紙34の搬送方向、走査方向に関して別個のパターンを有し、搬送方向の色ずれを検出するためのトナーパターン501、走査方向の色ずれを検出するためのトナーパターン502が例として挙げられる。(図5)
トナーパターン203は、搬送ベルト30の最も定着器23側、搬送ベルト30の画像形成領域の端に設置されたトナー検出センサ33によって検出される。トナー検出センサ33は発光素子LEDと受光素子PDによって構成され、LEDによって搬送ベルト30表面に照射された光の反射光をPDによって検出し、その反射光量をもってトナー位置を検出する。
トナー検出センサ33は、各色トナーパターンを光センサ等により光強度分布波形として検出し、電圧信号として出力する。その電圧信号がCPU201に送られ、CPU201はその電圧信号から色ずれ量を算出、色ずれ補正値としてRAM323に送信し、RAM323に保存された色ずれ補正値をもとに各色の書き出しタイミングを再設定して各色間の色ずれが起こりづらくしている。
<色ずれ補正の動作:図3、図4>
色ずれ補正の動作について、図3、図4を用いて以下で詳しく説明する。
ステップ001:クリーニングシーケンス実行
まず、各色間の色ずれ検出を正確に行うために、搬送ベルト30の上に残留付着したトナーを除去する。搬送ベルト30をクリーニングするためには、例えば、搬送ベルト30上ににクリーナブレード37を設けておき、搬送ベルト30が回転することで付着したトナーをこすり落として除去する。除去されたトナーは、クリーニングブレード37下部に設けられた廃トナー容器38に蓄えられる。
ステップ002:LED光量一定制御
さらに色ずれ検出を正確に行うため、搬送ベルト表面30に光を照射するLED301の光量を一定にする必要がある。LED301の発光量を一定にするために、LED301に近接する形でPD303が設置されている。LED301で照射した光はPD303で受光後、受光光量に比例した電流がPD303に流れる。(図6)PD303に電流が流れることによって、PD303と直列に接続された抵抗R2の両端に電流値に比例した電圧値があらわれる。その電圧値は増幅器305を介して電圧値V1に増幅され、V1は光量制御回路310に入力される。光量制御回路310内には、光量を一定にするための電圧値V0があらかじめ設定されている。光量制御回路310は入力されたV1とV0を比較し、V1>V0である場合にはロー信号を出力し、V1<V0である場合にはハイ信号を出力する。ロー信号、およびハイ信号はLED電流制御回路311に入力され、ロー信号が入力された場合にはLED301に流れる電流を減少するように、また、ハイ信号が入力された場合にはLED301に流れる電流を増大するように働くことになる。この光量一定制御はループ制御となっていて、常にLED301の光量を監視し、光量が一定になるように働く。
ステップ003:トナーパターン検出
各色間の色ずれ量を検出するために、搬送ドラム上30に色ずれ量測定パターン203(以下、トナーパターンと呼ぶ)を形成し、そのトナーパターン203の位置をトナー検出センサ33で検出し、その結果をもって色ずれ量を検出する。
トナー検出センサ33は発光素子LEDと受光素子PDによって構成され、LEDによって搬送ベルト30表面に照射された光の反射光をPDによって検出し、その反射光量をもってトナー位置を検出するものである。
<トナーパターンの検出方法:図7、図8>
ここで図7、図8を用いて、トナーパターンの検出方法について説明する。
図7のように、搬送ベルト30上に形成されたトナーパターン203を、トナー検出センサ33で検出する。図8の801に示されるように、搬送ベルト30上にトナーがのっていない時、増幅器304から出力される電圧値はVaである。しかし、搬送ベルト30が回転しトナーパターン203がトナー検出センサ33の下面(光を照射しているポイント)に達すると徐々に増幅器304から出力される電圧値が減少し、ついには電圧値Vbに収束する。増幅器304から出力された電圧波形V2は、反射光量判定回路306に入力される。反射光量判定回路306には、反射光量を測定するためのしきい値TH1が設定されている。反射光量判定回路306に入力された電圧値V2が、V2>TH1であるときはローを、V2<TH1であるときにはハイをCPU321にA/D変換して入力する。結果的に、搬送ベルト30が回転してトナー検出センサ33の下をトナーパターン203が通過することで、CPU321には図8の802に示されるようなパルス波形Aが入力される。このパルス波形Aの立ち上がり時刻t1と立ち下がり時刻t2の中心tmをCPU321で演算し、その時刻tmをトナー位置として認識する。
ステップ004:色ずれ量算出
トナーパターンは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色について所定の間隔で、搬送ベルト30上に形成される。トナーパターン例を図5に示す。501は搬送方向色ずれ検出パターンの一例、502は走査方向色ずれパターンの一例である。
まず、搬送ベルト30の搬送方向の各色間色ずれを検出方法の一例を説明する。検出するためのトナーパターンは501を使用する。色ずれ検出用のトナーパターン501はまず基準色を設定し(例えばシアン)、基準色と検出色(シアン以外のどれか一色)のトナーパターン501を搬送ベルト30上に同時に形成する。そして、トナー検出センサ33によって基準色を検出したときの時刻と、検出色を検出したときの時刻の時間間隔から色ずれ量を求める。色ずれが起こらない場合の時間間隔をREFV(例えば、工場出荷時に設定された値)とし、実際に測定された時間間隔をΔVとする。色ずれ量は、次式のように時間として求まる。
色ずれ量=ΔV−REFV
次に走査方向の各色間色ずれ量の検出方法の一例を説明する。検出するためのトナーパターンは502を使用する。そして、搬送方向の色ずれ検出と同様に、色ずれ検出用のトナーパターン502として基準色を設定し(例えばシアン)、基準色と検出色(シアン以外のどれか一色)のトナーパターン502を搬送ベルト上30上に同時に形成する。そして、トナー検出センサ33によって検出した基準色の斜線部分の時間間隔ΔH1と、検出色の斜線部分の時間間隔ΔH2との間の時間間隔の差から色ずれ量を求める。実際に測定された基準色の時間間隔をREFH(ΔH1)とし、実際に測定された検出色の時間間隔をΔVとすると、色ずれ量は、次式のようにで時間として求まる。(図9参照)
色ずれ量=(ΔH2−REFH)/2(但し、REFH=ΔH1)
ステップ005:色ずれ補正値設定
ステップ004で求めた走査方向の色ずれ量算出結果はコントローラに送られ、搬送方向の色ずれ量の算出結果はRAM323に送信される。ここで、現在RAM323に設定されている各色画像形成のタイミングに、搬送方向の色ずれ量の算出結果(時間差)が差し引かれ、新たな各色画像形成タイミングが設定されて記憶される。次回の画像形成時、あるいは色ずれ検出シーケンス実行時には、RAM323で新たに設定された画像形成タイミングで行う。
<起動時の色ずれ補正処理:図1>
次に、上記説明した本実施形態の画像記録装置を用いて、起動時に行われる色ずれ補正処理について、図1を参照して以下詳細に説明する。図1の処理は、画像記録装置が電源OFFで停止状態にあり、電源ONで本体へ電力が投入された直後に行う色ずれ補正処理である。なお、図1の処理は、CPU321がカラー画像記録装置内にある不図示のROMに格納された制御プログラムに基づいて、不図示のRAMを用いながら図16に示す各部を制御しながら実行するものである。
ステップS101において、画像記録装置本体Aへ電源が投入されると、本体内のCPU321が起動し、まず初めにプリント動作上、本体に問題が無いかどうか各種センサ出力のチェックが行われる。
例えば、画像記録装置本体Aに設置された開閉ドア部の開閉動作に伴ってON/OFFされるドア検出用センサ330、画像記録装置本体A内に滞留した転写紙34の有無を検出する滞留紙検出用センサ331、普通紙用カセット22の転写紙34の有無を検出するカセット紙有無センサ332等の出力状態をチェックし、画像記録装置本体Aの開閉ドアはきちんと閉じられているか、画像記録装置本体A内に転写紙34は滞留していないか、普通紙用カセット22に転写紙34は入っているか等をそれぞれバス1、バス2、バス3を介してチェックされる。
次に、ステップS102において、CPU321は各種センサの出力をチェックした結果、プリント動作上で特に問題がない場合には、バス4を介してコントローラ340にモノカラープリントレディ信号を送信し、画像記録装置本体Aはモノカラープリントレディ状態へと移行する。
次に、ステップS102Aにおいて、画像記録装置Aがモノカラープリントレディ状態で、コントローラ340が外部に接続されたPC等からモノカラープリントコマンドを受理した場合は、ステップS102Bに進み画像記録装置本体Aはモノカラープリント動作を実行するが、モノカラープリントコマンドを受理しない場合は、何もしないでステップS103に進む。
ステップS103では、画像記録装置本体Aは電源投入後に色ずれ補正が行われていないために、この状態でフルカラープリントされた場合には色ずれの生じた画像が出力される恐れがある。そのため、画像記録装置本体Aはモノカラープリントレディ状態になった後、モノカラープリント動作をせずにスタンバイ状態にある場合には、フルカラープリントレディへ移行するために色ずれ補正の実行を開始する(図4参照)。
次に、ステップS104〜ステップS108について説明する。
画像記録装置本体Aは、色ずれ補正が実行開始されてから終了するまでの間(数分間)、絶えず外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが入力されていないかどうかチェックを行い(ステップS104)、色ずれ補正が終了するまでに、外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが受理された場合には、即座に色ずれ補正を中止し(ステップS105)、モノカラープリント動作を実行し(ステップS106)、モノカラープリントの処理が終了すると、ステップS105で中止した色ずれ補正を再度実行開始するためにステップ103へ移行する。
一方、ステップS104において、画像記録装置Aは、色ずれ補正が実行開始された後に外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが入力されなかった場合あるいは外部からコントローラ340へフルカラープリントコマンドが入力された場合には、色ずれ補正を中止することなく終了し(ステップS107)、CPU321はバス5を介してコントローラ340にフルカラープリントレディ信号を送信し、画像記録装置本体Aはフルカラープリントレディ状態へと移行する(ステップS108)。
以上説明したように、本実施形態のカラー画像記録装置では、起動時に直ちにモノカラープリントを行えるようになっており、モノカラープリントを直ちに行うことにより、モノカラープリントに不要な色ずれ補正時間を待つことなく、モノカラープリントを素早く行うことができる。
また、起動直後にモノカラープリントの要求がない場合には、フルカラープリントに必要な色ずれ検出を行って色ずれ補正を行うようになっており、色ずれ補正終了後は、モノカラープリントおよびフルカラープリントのいずれも行うことができる。
またさらに、フルカラープリントに必要な色ずれ補正を行っている途中にユーザからモノカラープリントの要求があると、直ちに色ずれ補正処理を終了し、モノカラープリントを実行することができる。そのため、ユーザは、モノカラープリントに不要な色ずれ補正時間を待つことなく、モノカラープリントを素早く行うことができるので、従来のようなカラー画像記録装置を用いてモノカラープリントする際の印刷時間が長くかかるといったようなユーザの不満を解消することができる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態の画像記録装置を用いて、起動時に行われる色ずれ補正処理について、図11を参照して以下詳細に説明する。なお、第2の実施形態の画像記録装置は、先に説明した第1の実施形態の画像記録装置と基本的な構成は同じであるのでその説明は重複するので省略し、以下の説明では、第2の実施形態の画像記録装置が第1の実施形態の画像記録装置と異なる点についてのみ説明する。
<第2の実施形態の概要>
第2の実施形態の画像記録装置を用いて行われる起動時の色ずれ補正処理が第1の実施形態の画像記録装置で行われる補正処理と異なる点は、画像記録装置本体Aに電力を投入してから色ずれ補正を行うタイミングの違いである。すなわち、第2の実施形態の画像記録装置は、フルカラープリントコマンドを受理した時点で色ずれ補正を行うように設定されている。そのため、第1の実施形態の画像記録装置のように色ずれ補正を行っている途中でモノカラープリントコマンドが受理されることがないために、色ずれ補正を中断する必要がない。
<起動時の色ずれ補正処理:図11>
図11の処理は、CPU321がカラー画像記録装置内にある不図示のROMに格納された制御プログラムに基づいて、不図示のRAMを用いながら図16に示す各部を制御しながら実行するものである。
ステップS201において、画像記録装置本体Aへ電源が投入されると、本体内のCPU321が起動し、まず初めにプリント動作上、本体に問題が無いかどうか各種センサ出力のチェックが行われる。
例えば、画像記録装置本体Aに設置された開閉ドア部の開閉動作に伴ってON/OFFされるドア検出用センサ330、画像記録装置本体A内に滞留した転写紙34の有無を検出する滞留紙検出用センサ331、普通紙用カセット22の転写紙34の有無を検出するカセット紙有無センサ332等の出力状態をチェックし、画像記録装置本体Aの開閉ドアはきちんと閉じられているか、画像記録装置本体A内に転写紙34は滞留していないか、普通紙用カセット22に転写紙34は入っているか等をそれぞれバス1、バス2、バス3を介してチェックされる。 次に、ステップS202において、CPU321は各種センサの出力をチェックした結果、プリント動作上で特に問題がない場合には、バス4を介してコントローラ340にモノカラープリントレディ信号を送信し、画像記録装置本体Aはモノカラープリントレディ状態へと移行する。
次に、ステップS202Aにおいて、画像記録装置Aがモノカラープリントレディ状態で、コントローラ340が外部に接続されたPC等からモノカラープリントコマンドを受理した場合は、ステップS202Bに進み画像記録装置本体Aはモノカラープリント動作を実行するが、モノカラープリントコマンドを受理しない場合は、ステップS203に進む。
次に、ステップS203〜ステップS207について説明する。
ステップS203において、画像記録装置本体Aは、外部からコントローラ340へフルカラープリントコマンドを受理しない場合は、ステップS202に戻り、外部からコントローラ340へフルカラープリントコマンドが送信されるまでの間、モノカラープリントのみ出力可能なモノカラープリントレディ状態を維持する。
一方、ステップS203において、外部からコントローラ340へフルカラープリントコマンドが送信されると、ステップS204に進み、ここで初めて、フルカラープリントレディへ移行するために色ずれ補正の実行を開始する。なお、色ずれ補正の具体的な補正方法はすでに説明したので、ここでの説明は、重複するので省略する。
次にステップS205において、色ずれ補正が終了すると、ステップS206に進み、画像記録装置本体Aはフルカラープリントレディ状態になり、次にステップS207に進み、ステップS203で受理したフルカラープリントを実行し出力する。
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態の画像記録装置を用いて、起動時に行われる色ずれ補正処理について、図12を参照して以下詳細に説明する。なお、第3の実施形態の画像記録装置は、先に説明した第1の実施形態の画像記録装置と基本的な構成は同じであるのでその説明は重複するので省略し、以下の説明では、第3の実施形態の画像記録装置が第1の実施形態の画像記録装置と異なる点についてのみ説明する。
<第3の実施形態の概要>
第3の実施形態は、画像記録装置本体Aへ電力が投入され、第1および第2実施形態で説明した色ずれ補正も行われ、フルカラー及びモノカラー共にプリント出力可能な状態であるが、画像記録装置が、環境状態の変化(例えば、画像記録装置本体Aの周囲温度の変化、連続プリントによる機内温度の上昇等)によって色ずれ補正を再度行われなければ適正なカラープリント画像が得られない場合の処理である。
なお、本実施形態は、一度、フルカラープリントレディ状態となった後での色ずれ補正の方法であるため、第1の実施形態及び第2の実施形態と本実施形態とを組み合わせて処理することが可能である。
<フルカラープリントレディ状態後の色ずれ補正処理:図12>
まず、ステップS301について説明する。モノカラープリント及びフルカラープリント共にレディ状態にある中、画像記録装置本体Aの使用環境状態の変化(例えば周囲温度の変化、連続プリントによる機内温度の上昇等)によって再び色ずれ補正が行われなければ適正なカラープリント画像が得られない状況に陥ることが考えられる。例えば、画像記録装置本体Aの機内又は機外に設置された温度センサ350等により、バス8を介してCPU321へ入力された温度情報が所定の温度に到達した場合などである。
このような場合には、ステップS301において、CPU321からバス6を介してコントローラ340へフルカラープリントレディキャンセルの信号が送られる。フルカラープリントレディキャンセル信号を受け取ったコントローラ340は、モノカラープリントのみ可能でフルカラープリントは不可能な状態になる。
次に、ステップS302において、フルカラープリントレディがキャンセルされた時点で、画像記録装置本体Aがプリント中であるのか、スタンバイ中(スリープ中)であるのかチェックが行われる。画像記録装置本体Aがスタンバイ中である場合には、即座に色ずれ補正を行うことが可能であるため、ステップS303に進み、第1の実施形態、2で説明したのと同様の方法で色ずれ補正の実行が開始され、ステップS304に進む。なお、ステップS303における色ずれ補正の具体的な説明は、第1の実施形態で説明した通りであり重複するので、ここでの説明は省略する。
ステップS304では、画像記録装置本体Aは、色ずれ補正が実行開始されてから終了するまでの間(数分間)、絶えず外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが入力されていないかどうかチェックを行う。ステップS304において、色ずれ補正が終了するまでに、外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが受理された場合には、ステップS305に進み、即座に色ずれ補正を中止してからステップS306に進む。
ステップS306において、画像記録装置Aはモノカラープリント動作を開始し、モノカラープリントコマンドの処理が終了すると、ステップS303に戻り、ステップS305で中止した色ずれ補正を再度実行開始する。
一方、ステップS304において、画像記録装置Aは、外部からコントローラ340へフルカラープリントコマンドが入力された場合、あるいは色ずれ補正が実行開始された後に外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが入力されなかった場合には、ステップS307に進み、色ずれ補正を中止することなく継続して行うことにより色ずれ補正を終了してからステップS308に進む。
ステップS308では、CPU321はバス5を介してコントローラ340にフルカラープリントレディ信号を送信し、画像記録装置本体Aはフルカラープリントレディ状態としてから、一連の作業を終了する。
一方、ステップS302において、フルカラープリントレディがキャンセルされた時点で、画像記録装置本体Aがプリント中である場合には、ステップS309に進み、現在行っているプリントがモノカラープリントなのか、そうでないのかの判定を行う。
ステップS309において、現在行っているプリントがモノカラープリントである場合には、直ぐに色ずれ補正を行う必要がないので、ステップS310に進み、そのままモノカラープリントを継続し、現在行っているモノカラープリントコマンドの処理が終了した後に、ステップS303に進み、色ずれ補正を実行開始する。
一方、ステップS309において、現在行っているプリントがフルカラープリントである場合には、この状態でフルカラープリントされると色ずれの生じた画像が出力される恐れがあるため、直ぐに色ずれ補正を行う必要がある。そこで、ステップS311に進み、色ずれ補正を実行する。
ステップS311の色ずれ補正に関しては、現在行っているフルカラープリント動作はまだ途中であり、プリント動作を中断して色ずれ補正を行っている状態である。そのため、画像記録装置本体Aがステップ311の色ずれ補正中にモノカラープリントコマンドを受理したとしても、そのモノカラープリントコマンドは保留し、ステップS312に進み、色ずれ補正を終了させ、フルカラープリントレディ状態へ移行する。
次に、ステップS313に進み、フルカラープリントレディ状態となった後で、中断していたフルカラープリント動作を再開してフルカラープリントが終了する。
[第4の実施形態]
次に本発明の第4の実施形態の画像記録装置を用いて、起動時に行われる色ずれ補正処理について、図13を参照して以下詳細に説明する。なお、第4の実施形態の画像記録装置は、先に説明した第1の実施形態の画像記録装置と基本的な構成は同じであるのでその説明は重複するので省略し、以下の説明では、第4の実施形態の画像記録装置が第1の実施形態の画像記録装置と異なる点についてのみ説明する。
<第4の実施形態の概要>
第1の実施形態の画像記録装置では、起動直後にモノカラープリントの印刷命令を受信しない場合には、直ちに、フルカラープリントに必要な色ずれ補正を開始するが、色ずれ補正の途中でモノカラープリントの印刷命令を受信した場合には、実行中の色ずれ補正を中止し、モノカラープリントが終了した時点で、再度、色ずれ補正をやり直していた。しかしながら、第4の実施形態の画像記録装置では、第1の実施形態の画像記録装置と異なり、色ずれ補正の途中でモノカラープリントの印刷命令を受信した場合には、実行中の色ずれ補正を色ずれ補正を中断し、色ずれ補正の進行状況をRAMに保存し、モノカラープリントコマンドの処理を終了後に、RAMに保存した情報を呼びだすことにより、先に行っていた色ずれ補正を中断したところから再開することができる。そのため、第4の実施形態の画像記録装置は第1の画像記録装置に比べて色ずれ補正にかかる時間を短縮でき、ユーザに、さらなる利便性を提供できる。
<起動時の色ずれ補正処理:図13>
図13の処理は、CPU321がカラー画像記録装置内にある不図示のROMに格納された制御プログラムに基づいて、不図示のRAMを用いながら図16に示す各部を制御しながら実行するものである。
ステップS401において、画像記録装置本体Aへ電源が投入されると、本体内のCPU321が起動し、まず初めにプリント動作上、本体に問題が無いかどうか各種センサ出力のチェックが行われる。
例えば、画像記録装置本体Aに設置された開閉ドア部の開閉動作に伴ってON/OFFされるドア検出用センサ330、画像記録装置本体A内に滞留した転写紙34の有無を検出する滞留紙検出用センサ331、普通紙用カセット22の転写紙34の有無を検出するカセット紙有無センサ332等の出力状態をチェックし、画像記録装置本体Aの開閉ドアはきちんと閉じられているか、画像記録装置本体A内に転写紙34は滞留していないか、普通紙用カセット22に転写紙34は入っているか等をそれぞれバス1、バス2、バス3を介してチェックされる。
次に、ステップS402において、CPU321は各種センサの出力をチェックした結果、プリント動作上で特に問題がない場合には、バス4を介してコントローラ340にモノカラープリントレディ信号を送信し、画像記録装置本体Aはモノカラープリントレディ状態へと移行する。
次に、ステップS402Aにおいて、画像記録装置Aがモノカラープリントレディ状態で、コントローラ340が外部に接続されたPC等からモノカラープリントコマンドを受理した場合は、ステップS402Bに進み画像記録装置本体Aはモノカラープリント動作を実行するが、モノカラープリントコマンドを受理しない場合は、何もしないでステップS403に進む。
ステップS403では、画像記録装置本体Aは電源投入後に色ずれ補正が行われていないために、この状態でフルカラープリントされた場合には色ずれの生じた画像が出力される恐れがある。そのため、画像記録装置本体Aはモノカラープリントレディ状態になった後、モノカラープリント動作をせずにスタンバイ状態にある場合には、フルカラープリントレディへ移行するために色ずれ補正の実行を開始する(図4参照)。
次に、ステップS404〜ステップS410について説明する。
画像記録装置本体Aは、色ずれ補正が実行開始されてから終了するまでの間(数分間)、絶えず外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが入力されていないかどうかチェックを行い(ステップS404)、色ずれ補正が終了するまでに、外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが受理された場合には、現在進行中の色ずれ補正データを、CPU321は一旦RAM323にバス9を介して書き込んで記憶しておく(ステップS405)。
その後、画像記録装置本体Aは色ずれ補正を中断し(ステップS406)、モノカラープリント動作を開始する(ステップ407)。画像記録装置Aは、モノカラープリントコマンドの処理を終了すると、ステップ406で中断した色ずれ補正を中断したところから再開するために、CPU321はRAM323にバス9を介してアクセスし、先に書き込んでおいた情報を読み出し、(ステップS408)、読み出した情報をもとに、色ずれ補正を再度実行開始するためにステップS403へ移行する。
一方、ステップS404において、画像記録装置Aは、色ずれ補正が実行開始された後に外部からコントローラ340へモノカラープリントコマンドが入力されなかった場合あるいは外部からコントローラ340へフルカラープリントコマンドが入力された場合には、色ずれ補正を中止することなく終了し(ステップS409)、CPU321はバス5を介してコントローラ340にフルカラープリントレディ信号を送信し、画像記録装置本体Aはフルカラープリントレディ状態へと移行する(ステップS410)。
以上説明したように、本実施形態では、色ずれ補正の途中でモノカラープリントの印刷命令を受信した場合には、実行中の色ずれ補正を色ずれ補正を中断し、色ずれ補正の進行状況をRAMに保存し、モノカラープリントコマンドの処理を終了後に、RAMに保存した情報を呼びだすことにより、先に行っていた色ずれ補正を中断したところから再開することができる。そのため、色ずれ補正にかかる時間を短縮でき、ユーザに、さらなる利便性を提供できる。
[第5の実施形態]
第1の実施形態〜第4の実施形態の画像記録装置では、像担持体に潜像を形成し、その潜像を現像して得られる複数色のトナー像を、搬送ベルトによって搬送される転写材上に順次重ねあわせて転写し、カラー画像を形成しているタンデム方式のカラー画像記録装置を例にとって説明した。
しかし、本発明は搬送ベルトを用いたカラー画像記録装置に限るものではなく、例えば、像担持体に潜像を形成し、該潜像を現像して得られる複数色のトナー像を、中間転写材上に順次重ねあわせて転写してカラー画像を形成する中間転写体を用いたカラー画像記録装置においても同様に適用することができる。
また、中間転写体はベルト方式、ドラム方式どちらであっても問題はない。中間転写体を用いたカラー画像記録装置の構成の一例を図14に示す。
なお、第5の実施形態の画像記録装置が第1〜第4の実施形態の画像記録装置と異なる点は、第1〜第4の実施形態の画像記録装置が搬送ベルトを用いたカラー画像記録装置であるのに対して、第5の実施形態の画像記録装置が中間転写体を用いたカラー画像記録装置である点のみであり、それ以外の内容は、第1〜第4の実施形態で説明した搬送ベルトを用いたカラー画像記録装置の場合と同様に行うことができる。そのため、第5の実施形態の画像記録装置の説明は重複するのでその説明は省略する。
なお、上記説明した第1〜第5の実施形態の画像記録装置は露光方式としてレーザビームを用いるレーザビームプリンタを例に記述した。しかし、露光方式としてLEDを用いるLEDプリンタにも応用可能であることは言うまでもない。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図1、4、11、12、および/または図13に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
このように、本実施形態のカラー画像記録装置は、モノカラープリントを随時受付可能な状態とし、ユーザはモノカラープリントに不要な色ずれ補正に要する時間を待つことなく、モノカラープリントを素早く入手できる。また、このカラー画像記録装置は、コストアップさせることなく提供することができる。
本発明の第1の実施形態の起動時の処理を説明するフローチャートである。 トナー検出センサの設置位置を説明する図である。 トナー検出センサを用いた色ずれ補正の構成を説明するブロック図である。 トナー検出センサを用いて色ずれ補正を行う処理を説明するフローチャートである。 色ずれを検出するための、色ずれ検出用パターンの例である。 トナー検出センサの受光部(PD)で受光した光量と、そのときにPDに流れる電流値との関係の一例を説明する図である。 搬送ベルト上に形成されたトナーパターンをトナー検出センサで検出する場合のイメージ図である。 トナー検出センサでトナーパターンを検出したときの検出波形V1と、その検出波形からつくりだしたパルス波形Aの図である。 色ずれ補正を説明するための図である。 色ずれ補正を説明するための図である。 本発明の第1〜第4の実施形態に係るタンデム方式のカラー画像記録装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の起動時の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の環境変化を生じたときの処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の起動時の処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施形態で用いる、中間転写体を用いたカラー画像記録装置の概略構成を示す図である。 カラー画像記録装置内の中間転写体の概略図である。 本発明の第1〜第4実施形態に係る画像記録装置内のCPU周りの構成を示すブロック図である。
符号の説明
A 画像記録装置本体
L レーザビーム光
P 転写紙
a 画像形成開始位置検出センサ(TOPセンサ)
b 給紙開始タイミングセンサ(RSセンサ)
c トナー像検出センサ
11 スキャナユニット
12 クリーニングと一次帯電を行うブロック
13 レーザ光
14 現像器
15 クリーニング装置
16 一次帯電器
17 スリーブローラ
18 感光体ドラム
19 転写器
20 ピックアップローラ
21 レジストローラ
22 普通紙用カセット
23 定着器
24 第1レジセンサ
25 第2レジセンサ
26 第3レジセンサ
27 第4レジセンサ
28 手差しトレイ
29 吸着ローラ
30 搬送ベルト
31,32 搬送ベルト支持ローラ
33 トナー検出センサ
34 転写紙
35 定着ローラ
36 加圧ローラ
37 クリーニングブレード
38 廃トナー容器
203 トナーパターン
301 LED
302,303 PD(フォトダイオード)
304,305 増幅器
306 反射光量判定回路
310 光量制御回路(V0)
311 LED電流制御回路
321 CPU
323 RAM
501 搬送方向色ずれ検出用パターン
502 走査方向色ずれ検出用パターン
1400 感光体ドラム
1403 中間転写体
1404 定着器
1405 排紙部
1406 上部トレイ部
1407 スキャナユニット
1408 現像器
1410 現像器ローラ軸
1411 一次帯電器
1412 クリーナ
1415 下部排紙トレイ部
1430 クリーニングローラ
1450 搬送ベルト
1451 除電針
1460 手差しトレイ
1470 スイッチバックローラ
1480 転写材搬送経路
1481〜1484普通紙用カセット
1490 両面ユニット

Claims (11)

  1. 画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置であって、
    前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段と、
    起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する第1報知手段と、
    前記報知後の所定時間内に、モノカラー記録用の画像データを受信すると前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記モノカラー記録用の画像データを受信しない場合には、前記色ずれ量を補正をするように前記色ずれ補正手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記第1報知手段は前記モノカラー記録が可能か否かを判別し、前記モノカラー記録が可能であれば、モノカラー記録が可能であることを報知することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記補正の処理が終了すると、カラー記録が可能であることを報知する第2報知手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記補正の処理中にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記補正の処理を中止し、モノカラー記録するように前記色ずれ補正手段と前記モノカラー記録手段とを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記補正の処理中にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記補正の処理を中断して補正処理中の内容を記憶手段に記憶してからモノカラー記録を行い、前記モノカラー記録終了後に前記中断した補正処理を完了するように、前記色ずれ補正手段と前記モノカラー記録手段とを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 環境状態の変化を検出する検出手段を更に有し、前記第2報知手段がカラー記録が可能であることを報知したあとで、前記検出手段による環境状態の変化が検出された場合には、前記制御手段は、前記報知を中止し、前記補正を再度行うように、前記第2報知手段と前記色ずれ補正手段とを制御することを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  7. 画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置であって、
    前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段と、
    起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する報知手段と、
    前記報知後にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記報知後にカラー記録用の画像データを受信すると、前記色ずれ量を補正してからフルカラー記録をするように前記色ずれ補正手段と前記フルカラー記録手段とを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像記録装置。
  8. 画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置の制御方法であって、
    前記画像記録装置は、
    前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段段を有し、
    起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する第1報知工程と、
    前記報知後の所定時間内に、モノカラー記録用の画像データを受信すると前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記モノカラー記録用の画像データを受信しない場合には、前記色ずれ量を補正をするように前記色ずれ補正手段を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  9. 画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置の制御方法であって、
    前記画像記録装置は、
    前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段と、
    を有し、
    起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する報知工程と、
    前記報知後にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記報知後にカラー記録用の画像データを受信すると、前記色ずれ量を補正してからフルカラー記録をするように前記色ずれ補正手段と前記フルカラー記録手段とを制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  10. 画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置を制御する制御プログラムであって、
    前記画像記録装置は、
    前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段を有し、
    前記制御プログラムは、
    起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する第1報知工程のプログラムコードと、
    前記報知後の所定時間内に、モノカラー記録用の画像データを受信すると前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記モノカラー記録用の画像データを受信しない場合には、前記色ずれ量を補正をするように前記色ずれ補正手段を制御する制御工程のプログラムコードと、
    を有することを特徴とする画像記録装置を制御する制御プログラム。
  11. 画像データの種類に応じて、異なる種類の記録剤を複数用いて記録するフルカラー記録手段と、1種類の記録剤を用いて記録するモノカラー記録手段とのいずれかで、画像を記録する画像記録装置を制御する制御プログラムであって、
    前記画像記録装置は、
    前記フルカラー記録手段により前記異なる種類の記録剤を順次記録媒体上の略同一位置に重ねてフルカラー記録を行う際に、前記記録剤による記録位置がずれて発生する色ずれ量を予め検出し、該色ずれ量を補正する色ずれ補正手段と、
    前記制御プログラムは、
    起動時に、モノカラー記録が可能であることを報知する報知工程と、
    前記報知後にモノカラー記録用の画像データを受信すると、前記モノカラー記録手段による記録を実行するように制御し、前記報知後にカラー記録用の画像データを受信すると、前記色ずれ量を補正してからフルカラー記録をするように前記色ずれ補正手段と前記フルカラー記録手段とを制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像記録装置を制御する制御プログラム。
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