JP2005061308A - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建設機械の冷却装置において、エンジンルーム内のレイアウトを現状通りに維持しつつ、冷却ファンにより吸入される冷却風の各コアに対する配分を所定の配分に制御できるようにする。
【解決手段】 エンジンルームと、冷却ファン25と、冷却ファン25に対しファン軸流方向上流側に所定の間隔をあけて配設されたクーリングパッケージ22とをそなえ、クーリングパッケージ22が、エンジンルーム幅方向Xに複数のコアが並置されてなる並置型のクーリングパッケージである、建設機械の冷却装置において、冷却ファン25により吸引される冷却風の該各コアに対する流量配分が所定の配分となるように、クーリングパッケージ22と冷却ファン25との間に該冷却風を案内するガイド部材24がそなえられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンルームの内部に形成される冷却風通路に冷却ファンにより冷却風を流通させ、エンジンルーム幅方向に並置された複数のコアからなる並置型のクーリングパッケージに冷却風を通過させる、建設機械の冷却装置に関する。
建設機械は、ダム,トンネル,河川,道路等における岩石の掘削やビル,建築物の取り壊し等、一般に厳しい環境下で使用されるが、このような環境下ではエンジンや油圧ポンプ等の機器類に加わる負荷が高く、エンジン温度の上昇や作動油の油温の上昇を招きやすい。
このため、これら建設機械では、図5に示すように、エンジン105により駆動される冷却ファン104の作動により、吸気開口部101からエンジンルーム100内に外気が冷却風として取り込まれる。そして、この冷却風の流路となるラジエータルーム100aに、比較的大容量のラジエータ102aやオイルクーラ102bなどのコアからなるクーリングパッケージ102がそなえられており、これらクーリングパッケージ102によってエンジン冷却水や図示しないオイルポンプの作動油が冷却される。クーリングパッケージ102は、ファン104との間に配設されたシュラウド103内に嵌め込まれるようにして設置されている。
クーリングパッケージには、ラジエータやオイルクーラなどのコアが冷却風の流通方向に対して直列配置されるタイプと、並列配置されるタイプとがあるが、このクーリングパッケージ102は図5に示すように並列配置タイプとして構成されている。
以下、図6を参照して、この並列配置タイプのクーリングパッケージ102について説明する。クーリングパッケージ102を構成するラジエータ102a及びオイルクーラ102bは、矢印A1〜A3で示す冷却風の流れに対して並列に配設されている。冷却風は、ラジエータ102a及びオイルクーラ102bのそれぞれに流れる冷却風の圧力損失(ラジエータ102a及びオイルクーラ102bを通過する冷却風の通過前通過後の圧力差)が等しくなるように、ラジエータ102a側とオイルクーラ102b側とに自然に分かれて流れることとなる。
このように冷却風はラジエータ102a側とオイルクーラ102b側との何れかのコアを通過するが、各コア102a,102bではこの通過する空気によって冷却が行なわれることから、通過風量が各コア102a,102bにおける冷却性能に大きく左右する。
ところが、各々のコア102a,102bの面積や、コア102a,102b間の冷却風通過抵抗差、シュラウド103の形状、冷却ファン104とクーリングパッケージ103とのオフセット量、コア102a,102bの周辺の装置の影響、この他レイアウト上の制約などから、各々のコア102a,102bに対する冷却風の通過風量の割合を最適に設定できないことがある。
ラジエータ/オイルクーラに対する冷却ファンの位置を変更したり、各コアに対する冷却風の通過風量の割合がそれぞれ最適値となるようにコアの形状(大きさ・厚みなど)やシュラウドの形状を変更したりすると、エンジンルーム内の全機器のレイアウトを現状から大幅に変更しなければならず、多大な労力が必要となる。
また、建設機械の機種が異なれば、エンジンルーム及びエンジンルーム内の各種機器の形状や大きさが変化したり、エンジンルーム内のレイアウトが変化したりするので、各コアに対する冷却風の通過量の割合が変化するようになるが、上記の通過量の割合を最適なものとすべく、建設機械の機種に応じてエンジンルーム内のレイアウトを変更するには膨大な検討が必要となり現実的ではない。
このため、従来では、冷却風の通過風量の割合が最適値よりも低く設定されてしまうコアに対しても必要な通過風量が得られるように、冷却ファンを吸い込み容量を設定したり、エンジンルームに設ける冷却風の吸引用開口の面積及び/又は排出用開口の面積を設定したりしている。
しかし、これは本来必要なものよりも、吸い込み容量の大きな冷却ファンを採用したり、冷却風の吸引用開口の面積及び/又は排出用開口の面積を大きく設定したりすることとなり、このような冷却ファンの採用は、ファン騒音の増大や、コストの増大や、ファン設置スペースの増大ひいてはエンジンルーム内のレイアウトの現状からの大幅な変更を招いてしまい、このような開口面積の設定は、ファン音のエンジンルーム外への漏洩即ち騒音の増大を招いてしまう。
また、通過風量の割合が最適値よりも高く設定されるコアを一部塞いで強制的に通過風量を減少させるようなことも行なわれているが、この場合も、冷却風の圧力損失を増大させてしまい、冷却ファンのハイスペック化ひいてはコストの増大を招いてしまう。
そこで、特許文献1には、冷却風の流れに対し並列配置されたコア(ラジエータ及びオイルクーラ)に対する冷却風の通過量の割合を適宜調整できるようにした作業機械(建設機械)の冷却装置が開示されている。この技術では、ラジエータ及びオイルクーラの前方(冷却風流れ上流側)に左右方向に傾斜可能な分配板がそなえられており、この分配板の傾斜角度を調整することで、ラジエータ及びオイルクーラに対する冷却風の通過風量を最適化できるようにしている。
特開平10−280959号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示された従来技術には、ラジエータ及びオイルクーラの前方に分配板を配設するためのスペースが必要となってしまう。ラジエータ及びオイルクーラの前方には、アフタークーラや、バッテリーや、エアフィルタなど機器が配置されており、上記の分配板を配置するためには、やはり、これらの機器の配置を変更しなければならい。
本発明はこのような課題に鑑み創案されたもので、エンジンルーム内のレイアウトを現状通りに維持しつつ、冷却ファンにより吸入される冷却風の各コアに対する配分を所定の配分に制御できるようにした、建設機械の冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の建設機械の冷却装置は、内部が冷却風通路として機能するエンジンルームと、該エンジンルーム内に設置され冷却風を流通させる冷却ファンと、該エンジンルーム内に配設され該冷却ファンに対しファン軸流方向上流側に所定の間隔をあけて配設されたクーリングパッケージとをそなえ、該クーリングパッケージが、該ファン軸流方向と直交するエンジンルーム幅方向に複数のコアが並置されてなる並置型のクーリングパッケージである、建設機械の冷却装置において、該冷却ファンにより吸引される冷却風の該各コアに対する流量配分が所定の配分となるように、該クーリングパッケージと該冷却ファンとの間に該冷却風を案内するガイド部材がそなえられたことを特徴としている。
請求項2記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項1記載の建設機械の冷却装置において、 該冷却ファンと該クーリングパッケージとの間にシュラウドが設置され、
該ガイド部材を、該シュラウドに支持させたことを特徴としている。
請求項3記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項1又は2記載の建設機械の冷却装置において、該ガイド部材が、該エンジンルーム幅方向に複数並設されたことを特徴としている。
請求項4記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の建設機械の冷却装置において、上記の複数のコアとして2つのコアがそなえられ、該エンジンルーム幅方向に対し、該冷却ファンの回転中心が上記の2つのコアの配置中心から外れるように該冷却ファンがオフセットして配置され、該各ガイド部材は、短冊型に形成されると共に、上記の2つのコアの内、該エンジンルーム幅方向に対し該冷却ファンの回転中心から外れたコアの側から冷却風を案内するように、配置及び該ファン軸流方向に対する傾斜姿勢が設定されたことを特徴としている。
請求項5記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項1〜4の何れか一項に記載の建設機械の冷却装置において、該ガイド部材が、水平方向に旋回可能に構成されたことを特徴としている。
本発明の建設機械の冷却装置によれば、クーリングパッケージと冷却ファンとの従来からある空間に、冷却風を案内するガイド部材がそなえられていることから、エンジンルーム内のレイアウトを現状通りに維持しつつ、クーリングパッケージを形成するエンジンルーム幅方向に並置された複数のコアに対する冷却風の配分を所定の配分に制御できる利点がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
なお、図1〜図4における図中の矢印Xはエンジンルーム幅方向(建設機械の前後方向)を示し、図中の矢印Yはファン軸流方向(建設機械の左右方向)を示す。
また、以下の実施形態では、本発明を建設機械として油圧ショベルに適用した例を説明する。
図4は建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図であり、図4を参照して本発明の一実施形態にかかる建設機械について説明する。
建設機械は、下部走行体1と、下部走行体1の上側に旋回可能に設置された上部旋回体2と、上部旋回体2に取り付けられ種々の作業を行う作業装置3とをそなえて構成されている。このうち上部旋回体2には、その機体後方にカウンタウェイト2Aが配置され、カウンタウェイト2Aの機体前方にはエンジンルーム2Bが配置されている。
次いで、図1及び図2を参照して本発明の一実施形態としての建設機械の冷却装置について説明する。図1はクーリングパッケージ及び冷却ファンの周辺を示す模式的な斜視図、図2はエンジンルーム2Bの平面視による模式的な断面図である。エンジンルーム2Bには、エンジン26がそのクランク軸を機体左右方向Yに向けて設置されており、図2中でエンジン26の上側に軸流式の冷却ファン25が配設されている。この冷却ファン25は、その軸流方向が機体左右方向Yに一致するような姿勢で設置されており、外気を、吸気口21から吸引して冷却風として、エンジンルーム2Bの内部空間により形成される冷却風通路に流通させるようになっている(ここでは、図2中で下側に冷却風を送り出すようになっている)。なお、この冷却ファン25はエンジンクランク軸に機械的に連結されたエンジン駆動式であるが、これに限定されず、油圧駆動式でも良い。
冷却ファン25のファン軸流方向Yで上流側(図2中上側)には、所定の間隔をあけてクーリングパッケージ22が設置されており、クーリングパッケージ22は複数のコア(ここではラジエータ22a及びオイルクーラ22bの2つのコア)をそなえて構成されている。また、エンジン26のファン軸流方向Yで下流側(図2中下側)には、エンジンクランク軸に機械的に連結された油圧ポンプ27が設置されている。
なお、エンジンルーム2Bの内部は、クーリングパッケージ22,エンジン26及び油圧ポンプ27の各相互間で仕切られており、ラジエータ22a(クーリングパッケージ22)が設置されたラジエータルーム2Ba、エンジン26や冷却ファン25が設置されたメインルーム(以下メインエンジンルームという)2Bb、油圧ポンプ27が設置されたポンプルーム2Bcに分割された構成となっている。
また、冷却ファン25とこの冷却ファン25の前方の(ファン軸流方向上流側の)クーリングパッケージ22との間にはシュラウド23が設置されている。このシュラウド23は、冷却ファン25の外周を囲むような四辺形の外縁を有している。そして、クーリングパッケージ22は、シュラウド23にはめ込まれるようにして取り付けられている。
ここで、レイアウト上の制約から、冷却ファン25は、エンジンルーム幅方向Xに対しクーリングパッケージ22にオフセットして配置されている。つまり、冷却ファン25は、クーリングパッケージ22のラジエータ22aとオイルクーラ22bとの配置中心CLCから、その回転中心CLFを左側に外して配置されているのである。
そして、冷却ファン25とクーリングパッケージ22との間には、冷却ファン25に面して、ファン回転中心CLFよりもコア配置中心CLC側に、短冊型のブレード(ガイド部材)24が、所定の間隔をあけてエンジンルーム幅方向Xに複数(ここでは3個)並べられており、これらの各ブレード24は上下をシュラウド23の内壁面によりそれぞれ固定されている。また、上述したように冷却ファン25がクーリングパッケージ22に対し左側にオフセットして配置されており、各ブレード24は、図2に示すように平面視において、ファン軸流方向Yに対し、ファン軸流方向上流側に向けて冷却ファン回転中心CLFからコア配置中心CLCに傾斜したような姿勢(ここではファン軸流方向上流側に向けて右に傾斜した姿勢)に設定されている。
つまり、コア22a,22bの内、エンジンルーム幅方向Xに対しファン回転中心CLFから外れたコア22bの側から冷却風を案内するように、ブレード24の配置及びファン軸流方向Yに対する傾斜姿勢が設定されているのである。
このような構成において、冷却ファン25を作動させることにより、エンジンルーム2B(冷却風通路)へ冷却風として取り込まれた外気は、シュラウド23に組み付けられたブレード24により案内されて各コア22a,22bを通過し、この際に冷却水及び油圧ポンプ27の作動油を冷却するようになっている。
つまり、本建設機械の冷却装置が、冷却風通路(エンジンルーム2B),クーリングパッケージ22,シュラウド23,ブレード24及び冷却ファン25をそなえて構成されているのである。
本発明の一実施形態としての建設機械の冷却装置は、このように構成されており、以下、図3を参照してその作用・効果を説明する。
図3はエンジンルーム2B内の冷却風の流れをシミュレーションにより解析した結果を示す図であってエンジンルーム要部の平面視による模式的断面図に対し冷却風の流れを破線で示す図であり、(a)は冷却ファンとクーリングパッケージとの間にブレードを取り付けない構成について示す図、(b)は冷却ファンとクーリングパッケージとの間にブレードを取り付けた構成(本実施形態の構成)について示す図である。
図3中の各破線は同じ量の冷却風の流れを示しており、ここでは、各コア22a,22bにおいて必要な冷却性能を確保するのために、それぞれ5本の破線で示す冷却風が順次各コア22a,22bを通過することが必要とされる。
図3(a)に示すように、冷却ファン25が、ラジエータ22a側に寄って配置されているため、ブレード24がないと、ラジエータ22aには、6本の破線で示す流量の冷却風が順次流入することとなり冷却風量過多となる一方、オイルクーラ22bには、4本の破線で示す流量しか冷却風が順次流入せず冷却風量不足となる。
これに対し、本冷却装置では、図3(b)に示すように、ファン軸流方向上流側に向けて冷却ファン回転中心CLFからコア配置中心CLCに傾斜したブレード24により冷却風が案内される結果、図3(a)に示すブレード24のない場合に較べ、コア配置中心CLC側、即ちオイルクーラ22b側から多くの冷却風が冷却ファン25に吸引されるようになり、各コア22a,22bに対し5本の破線で示す流量の冷却風が順次流入するようになる。つまり、ブレード24により、冷却ファン25の作動によりクーリングパッケージ22を通過する冷却風の各コア22a,22bに対する配分比率を適正なものに(ここでは均等に)制御することができ、この結果、オイルクーラ22bに対し必要な冷却性能を維持するために必要なだけの冷却風通過量が確保されるようになる。
本エンジン冷却装置によれば、このように、クーリングパッケージ22と冷却ファン25との間の従来からある空間Sにブレード24を設けることにより、ラジエータルーム2Ba内に配置される図示しない機器(アフタークーラや、バッテリーや、エアフィルタなど)のレイアウトを現状から変更することなく、冷却風の各コアに対する配分比率を所定の比率に制御することができるようになる利点がある。
また、ラジエータ22aの全体に均等に冷却風を流入させることが可能となり、同様にオイルクーラの22b全体に均等に冷却風を流入させることが可能となる。
また、エンジンルーム2B内のレイアウトを現状通りとすることができるので、エンジンルーム2B内の冷却風の流れの特性を維持することができ、この従来からの冷却風の流れの特性を利用して冷却性能を確保しやすい利点がある。
また、ブレード24を取り付けるだけなので必要な作業(ブレードの取付作業)も少なく、エンジンルーム2B内のレイアウトを現状から変更するのに比べ低いコストで冷却風の各コア22a,22bに対する配分比率を所定の比率に制御することができるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、クーリングパッケージ22を形成するコアを2つとしたが、3つ以上のコアが並置された場合においても、ブレード24を適宜配置することにより冷却風の各コアに対する配分比率を所定の比率に制御することができる。
また、上記実施形態では、ブレード24をシュラウド23に固定しており、冷却風の流れ方向に対するブレード24の傾斜姿勢が一定とされたが、ブレードを例えばシュラウド23に軸支して水平方向に旋回可能に構成しても良い。これにより、冷却風の流れ方向に対するブレード24の傾斜姿勢を変更して冷却風の各コアに対する配分比率を調整できるようになり、建設機械毎の冷却風の流れ特性に差異があったり、経年変化による冷却風の流れ特性が変化したりとしても、上記配分比率を容易に適切なものに調整できるようになる。また、油圧ポンプの負荷が大きい作業状況下では、オイルクーラ22bへの冷却風量の配分を増やすなど、その作業状況に応じて各コアへの冷却風量の配分を調整することが可能となる。
本発明の一実施形態にかかるシュラウドに取り付けられるブレードの構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態としての建設機械の冷却装置の全体構成を示す平面視による模式的な断面図である。 シミュレーションによるエンジンルーム2B内の冷却風の流れの解析結果を示す図であって、(a)は冷却ファンとクーリングパッケージとの間にブレードを取り付けない構成について示す図、(b)は冷却ファンとクーリングパッケージとの間にブレードを取り付けた構成について示す図である。 本発明の一実施形態にかかる建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。 従来の建設機械の冷却装置の全体構成を示す平面視による模式的な断面図である。 従来の建設機械の冷却装置の要部構成を示す模式的な斜視図である。
符号の説明
1 下部走行体
2 上部旋回体
2A カウンタウェイト
2B エンジンルーム
2Ba ラジエータルーム
2Bb メインエンジンルーム
2Bc ポンプルーム
3 作業装置
21 給気開口
22 並置型クーリングパッケージ
22a ラジエータ(コア)
22b オイルクーラ(コア)
23 シュラウド
24 ブレード(ガイド部材)
25 冷却ファン
26 エンジン
27 油圧ポンプ

Claims (5)

  1. 内部が冷却風通路として機能するエンジンルームと、該エンジンルーム内に設置され冷却風を流通させる冷却ファンと、該エンジンルーム内に配設され該冷却ファンに対しファン軸流方向上流側に所定の間隔をあけて配設されたクーリングパッケージとをそなえ、該クーリングパッケージが、該ファン軸流方向と直交するエンジンルーム幅方向に複数のコアが並置されてなる並置型のクーリングパッケージである、建設機械の冷却装置において、
    該冷却ファンにより吸引される冷却風の該各コアに対する流量配分が所定の配分となるように、該クーリングパッケージと該冷却ファンとの間に該冷却風を案内するガイド部材がそなえられた
    ことを特徴とする、建設機械の冷却装置。
  2. 該冷却ファンと該クーリングパッケージとの間にシュラウドが設置され、
    該ガイド部材を、該シュラウドに支持させた
    ことを特徴とする、請求項1記載の建設機械の冷却装置。
  3. 該ガイド部材が、該エンジンルーム幅方向に複数並設された
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の建設機械の冷却装置。
  4. 上記の複数のコアとして2つのコアがそなえられ、
    該エンジンルーム幅方向に対し、該冷却ファンの回転中心が上記の2つのコアの配置中心から外れるように該冷却ファンがオフセットして配置され、
    該各ガイド部材は、短冊型に形成されると共に、上記の2つのコアの内、該エンジンルーム幅方向に対し該冷却ファンの回転中心から外れたコアの側から冷却風を案内するように、配置及び該ファン軸流方向に対する傾斜姿勢が設定された
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の建設機械の冷却装置。
  5. 該ガイド部材が、水平方向に旋回可能に構成された
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の建設機械の冷却装置。
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