JP2005060468A - 発光装置及び表明装置ならびに画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 350−415nmの光を発生する励起源と蛍光体を組み合わせ、かつ、高い発光強度で良好な色純度を有する発光装置を提供する。
【構成】 350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体を含有してなることを特徴とする発光装置。
Figure 2005060468

(上記一般式[1]において、MはEu及びCa以外の金属元素を表し、XはPO4以外
の一価のアニオン基を表す。また、aは、0<a<5、bは、(5−a)×0.5≦b≦5−a、cは、2.7≦c≦3.3、dは、0.9≦d≦1.1を満足する数である。)
【選択図】 なし

Description

本発明は発光装置に関し、詳しくは、電力源により紫外光から可視光領域の光を発光する第1の発光体と、その紫外光から可視光領域にある光を吸収し長波長の可視光を発する母体化合物が発光中心イオンを含有する蛍光体を有する波長変換材料しての第2の発光体とを組み合わせることにより、使用環境によらず色純度が良く、かつ、高強度の発光を発生させることのできる発光装置に関する。
青、赤、緑の混色により、白色その他の様々な色を、高輝度にかつ色純度良く発生させるために、LEDやLDの発光色を蛍光体で色変換させた発光装置が提案されている。例えば、米国特許第6,294,800号明細書において、LEDからの光に代表される330〜420nm領域の光の照射を受けて白色発光を発生しうる物質として、Ca8Mg
(SiO44Cl2:Eu2+,Mn2+を含む緑色発光体と赤色蛍光体と青色蛍光体を組み
合わせた物質が開示されており、その青色蛍光体として(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Eu2+やBaMg2Al1627:Eu2+が挙げられている。
しかしながら、今までのところ、LED等の第1の発光体に対し、LED光の青色可視光への変換材料もしくは第2の発光体として米国特許第6,294,800号明細書や米国特許第6,466,135号明細書に記載されている(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Eu2+を組み合わせたような発光装置では発光強度や色純度が充分とは言えず、
ディスプレイやバックライト光源、信号機などの発光源としてさらなる改良が求められている。
また、一般に、A5(PO43Cl(Aはアルカリ土類金属)の結晶の中のAサイトに
Eu2+等の他の2価の発光金属イオンが置換し得て、その置換体が、波長254nmのHg共鳴紫外線で励起され発光することを利用して、蛍光ランプ用蛍光体として使用され得ることは知られている。また、最近、A5(PO43Clが、LEDからの360−42
0nm付近の光の励起によって青く発光することが記載された特許が出願されており、米国特許第6,294,800号明細書においては、(Sr,Ba,Ca)5(PO43
l:Euを使用することが記載されているが、アルカリ土類金属とEuの組成に関する記載はない。また、米国特許第6,466,135号明細書において、一般式(Sr,Ba,Ca)5-xEux(PO43Clにおいて、Srを多く含有するものを使用することが記載されており、具体的には(Sr1-y-zBayCaz5-xEu2+ x(PO43Cl(0.0
1≦x≦0.2、0≦y≦0.1、0≦z≦0.1)で示される組成が記載されているが、このような組成物では、CIE色度座標におけるy値が小さいため、十分な輝度が得られなかった。
米国特許第6,294,800号明細書 米国特許第6,466,135号明細書
本発明は、前述の従来技術に鑑み、発光強度が極めて高く色純度の良好な発光装置を開発すべくなされたものであって、従って、本発明は、製造が容易であると共に、発光強度が高く、色純度が高いダブル発光体型発光装置を比較的安価に得ることを提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、A5(PO43Cl(Aはアル
カリ土類金属)系において特定の組成範囲において、400nm付近の光の励起によって強い発光強度、及びCIE色度座標における適切なy値を示し高色純度となる結果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、上記第2の発光体として下記特定の化学組成を有する結晶相を含有する蛍光体を用いると、前記蛍光体が350−415nm付近の光の照射を受け、高色純度および高強度で可視光の発光を起こす結果、前記目的を達成できること、具体的には、Ca5(PO43Cl:Eu2+を基本的な組成とする結晶相を使用すること
によって前記目的が達成できることを見い出し本発明に到達した。よって本発明は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体を含有してなることを特徴とする発光装置をその要旨とする。
Figure 2005060468
(上記一般式[1]において、MはEu及びCa以外の金属元素を表し、XはPO4以外
の一価のアニオン基を表す。また、aは、0<a<5、bは、(5−a)×0.5≦b≦5−a、cは、2.7≦c≦3.3、dは、0.9≦d≦1.1を満足する数である。)
本発明によれば、発光強度が高く色純度の良好な発光装置を提供することができる。
本発明は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体を含有してなることを特徴とする発光装置である。
Figure 2005060468
ここで、式[1]中の元素Mは、EuとCa以外の金属元素を表す。元素Mについては、発光強度等の面から、Ba、Mg、Sr、Zn、およびMnの合計の元素Mに占める割合を通常70mol%以上とし、中でもBa、Mg、ZnおよびSrの合計の元素Mに占める割合を70mol%以上とすることが好ましく、Ba、Mg、ZnおよびSrの合計の元素Mに占める割合を90mol%以上とすることが更に好ましく、元素MのすべてをBa、Mg、Sr、Zn、およびMnからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素とするのがさらに好ましく、元素MのすべてをBa、Mg、ZnおよびSrからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素とするのが最も好ましい。
元素M中の金属元素として上記以外の金属元素を結晶中に含有させる場合、その金属元素に特に制約はないが、Caやこれら5種金属元素と同じ価数、即ち2価の金属元素を含有させると、結晶構造を保持しやすいので、望ましい。2価の金属元素及び発光中心Eu
2+の焼成時の固体内拡散による複合酸化物の結晶化を助ける意味で、1価、3価、5価、又は6価等の金属元素を少量導入しても良い。一つの例を挙げると、Ca5(PO43
l:Eu蛍光体中のCa2+の一部を等モルのLi+とGa3+で電荷補償効果を保持しなが
ら置換することができる。増感剤となりうる金属元素を少量置換してもよい。
前記一般式[1]中のXはPO4以外の一価のアニオン基である。Xについては、発光
強度等の面から、Xのうちの50mol%以上をハロゲン原子とすることが好ましく、70mol%以上、特に90mol%以上とすることがより好ましい。ハロゲン原子としてはCl、F、Br等を挙げることができるが、好ましくはClである。Xとして、その50mol%以上をハロゲン原子とした場合、残余のアニオン基として水酸基等を含んでいてもよい。最も好ましい態様においては、アニオン基Xのうちの50mol%以上、特に70mol%以上、さらには90mol%以上をClとする。この場合、残余の基としては、他のハロゲン原子やOH基を挙げることができる。
前記一般式[1]中のEuのモル比aについては、0<a<5とし、発光強度の面から、通常は0.001以上、好ましくは0.005以上、さらに好ましくは0.01以上とするが、発光強度と色純度のバランスの面から、0.02以上、特に0.03以上とするのが最も好ましい。発光中心イオンEu2+の含有量が前記範囲未満では、発光強度が小さくなる傾向があるが、あまりにaの値が大きいと、濃度消光と呼ばれる現象により、やはり発光強度が小さくなる傾向があるので2以下が好ましく、1.5以下がより好ましく、発光強度と色純度のバランス等の面から、1以下、特に0.5以下が好ましく、0.2以下がより好ましく、0.1以下がさらに好ましく、0.1未満とするのが最も好ましい。
前記一般式[1]中のCaのモル比bについては、発光強度と色純度のバランスの観点から、通常は(5−a)×0.5≦b≦5−aとし、好ましくは(5−a)×0.6≦b≦5−a、さらに好ましくは(5−a)×0.7≦b≦5−aとするが、(5−a)×0.8≦b≦5−aとするのが最も好ましい。一般に(Sr,Ba,Ca,Mg)5(PO43Cl:Eu2+を基本的な組成とする結晶相はCaのモル比として広範な値をとりうる
が、本発明においては、上記のような比較的大きめの数値を採用することをによって顕著に高い発光強度を得ることができる。なお、a+bの値を5とし、金属元素Mを含有させないこともできる。
蛍光体の色純度の指標となるCIE色度座標におけるy値は、大きくなりすぎると、青色の色純度が小さくなるため、ディスプレイ用のバックライト光源等にy値の大きい蛍光体を使用すると、ディスプレイの色再現範囲が狭くなるなどの問題がある。一方、y値が小さくなりすぎると、青色の色純度が大きくなるため、ディスプレイの色再現範囲が広くなるものの、視感度が下がるために輝度が低下するなどの問題がある。従って、蛍光体の発光強度と色純度の指標となるy値はバランスが取れていることが重要であり、通常y値の下限は、0.02以上、好ましくは0.035以上であり、上限は0.2以下、好ましくは0.1以下、より好ましくは0.052以下である。
前記一般式[1]において、cおよびdは、2.7≦c≦3.3、0.9≦d≦1.1を満足するが、cの下限としては、2.8≦cが好ましく、2.9≦cがより好ましく、上限としては、c≦3.2が好ましく、c≦3.1がより好ましい。また、dの下限としては、0.93≦dが好ましく、0.95≦dがより好ましく、上限としては、d≦1.07が好ましく、d≦1.05がより好ましい。
前記一般式[1]の基本結晶EuaCab5-a-b(PO4cdにおいては、格子欠損が多少生じていても本目的の蛍光性能に大きな影響がないので、上記a,b,c,dの不等式の範囲で使用することができる。
一般にA5(PO43Cl(Aはアルカリ土類金属)の結晶は、六方晶構造をとり、そ
の空間群はP63/mである。
本発明における蛍光体の結晶構造は、通常上記に示した化学組成式A5(PO43Cl
で表されるアパタイト構造である。Ca5(PO43ClのCaサイトには、Ba、Sr
、Mg、Zn、Mn等の2価金属を広い組成範囲で置換させることができる。また、少量であれば、NaやLa等の価数の異なる金属も置換させうる。そのClサイトには、F、Br、OH等のアニオン種を置換させることができ、その構造が保たれる。本発明においては、これら置換体のうち、通常カチオン種としてCaを用いた置換体を母体とし、更にカチオンサイトにEu2+を付活剤として置換させた結晶相に対応する。
本発明で使用する蛍光体は、第1の発光体からの350−415nmの光によって励起され、可視光を発生する。上記蛍光体は、350−415nmの光の励起によって非常に強い発光強度の可視光を発生する。
本発明で使用する蛍光体は、前記一般式[1]に示されるようなM源、X源、PO4
の化合物、Ca源の化合物、及び、発光中心イオン(Eu)の元素源化合物を、ハンマーミル、ロールミル、ボールミル、ジェットミル等の乾式粉砕機を用いて粉砕した後、リボンブレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェルミキサー等の混合機により混合するか、或いは、混合した後、乾式粉砕機を用いて粉砕する乾式法、又は、水等の媒体中にこれらの化合物を加え、媒体攪拌式粉砕機等の湿式粉砕機を用いて粉砕及び混合するか、或いは、これらの化合物を乾式粉砕機により粉砕した後、水等の媒体中に加え混合することにより調製されたスラリーを、噴霧乾燥等により乾燥させる湿式法により、調製した粉砕混合物を、加熱処理して焼成することにより製造することができる。
これらの粉砕混合法の中で、特に、発光中心イオンの元素源化合物においては、少量の化合物を全体に均一に混合、分散させる必要があることから液体媒体を用いるのが好ましく、又、他の元素源化合物において全体に均一な混合が得られる面からも、後者湿式法が好ましく、又、加熱処理法としては、アルミナや石英製の坩堝やトレイ等の耐熱容器中で、通常700〜1500℃、好ましくは900〜1300℃の温度で、大気、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の気体の単独或いは混合雰囲気下、10分〜24時間、加熱することによりなされる。尚、加熱処理後、必要に応じて、洗浄、乾燥、分級処理等がなされる。
尚、前記加熱雰囲気としては、発光中心イオンの元素が発光に寄与するイオン状態(価数)を得るために必要な雰囲気が選択される。本発明における2価のEu等の場合には、一酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の中性若しくは還元雰囲気下が好ましいが、大気、酸素等の酸化雰囲気下も条件さえ選べば可能である。
又、ここで、M源、X源、Ca源、およびEu源の化合物としては、M、X、Ca、およびEuの各酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、蓚酸塩、カルボン酸塩、ハロゲン化物等が挙げられ、PO4源の化合物としては、元素M、NH4等のリン酸水素塩、リン酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、P25、PX3、PX5、M2PO4X、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸等が挙げられ、X源の化合物としては、MX、NH4X、HX、M2PO4X等が挙げられ、これらの中から、化学組成、反応性、及び、焼成時におけるNOx 、SOx等の非発生性等を考慮して選択される。
Caに対して好ましいとするCa源化合物を具体的に例示すれば、CaO、Ca(OH)2、CaCO3、Ca(NO32、Ca(OCO)2・H2O、Ca(OCOCH32・0
.5H2O、CaCl2等が挙げられる。
金属元素群M中のBa、Mg、Sr、Zn、またはMnの合成原料用化合物を具体的に例示すれば、Ba源化合物としては、BaO、Ba(OH)2・8H2O、BaCO3、B
a(NO32、BaSO4、Ba(OCO)2・2H2O、Ba(OCOCH32、BaC
2等が、又、Mg源化合物としては、MgO、Mg(OH)2、MgCO3、Mg(OH
2・3MgCO3・3H2O、Mg(NO32・6H2O、Mg(OCO)2・2H2O、Mg(OCOCH32・4H2O、MgCl2等が、又、Sr源化合物としては、SrO、Sr(OH)2、SrCO3、Sr(NO32・4H2O、Sr(OCO)2・H2O、Sr(
OCOCH32・H2O、SrCl2等が、又、Zn源化合物としては、ZnO、Zn(OH)2、ZnCO3、Zn(NO32・6H2O、Zn(OCO)2、Zn(OCOCH32、ZnCl2等が、又、Mn源化合物としては、MnO2、Mn23、Mn34、MnO、Mn(OH)2、MnCO3、Mn(NO32、Mn(OCOCH32・2H2O、Mn(
OCOCH33・nH2O、MnCl2・4H2O等がそれぞれ挙げられる。
更に、発光中心イオンの元素として好ましいとする前記Euについて、その元素源化合物を具体的に例示すれば、Eu23、Eu(OCOCH33・4H2O、EuCl3・6H2O、Eu2(OCO)3・6H2O等が挙げられる。
本発明において、前記蛍光体に光を照射する第1の発光体は、波長350−415nmの光を発生する。好ましくは波長350−415nmの範囲にピーク波長を有する光を発生する発光体を使用する。第1の発光体の具体例としては、発光ダイオード(LED)またはレーザーダイオード(LD)等を挙げることができる。消費電力がより少ない点でレーザーダイオードが好ましい。その中で、GaN系化合物半導体を使用した、GaN系LEDやLDが好ましい。なぜなら、GaN系LEDやLDは、この領域の光を発するSiC系LED等に比し、発光出力や外部量子効率が格段に大きく、前記蛍光体と組み合わせることによって、非常に低電力で非常に明るい発光が得られるからである。例えば、20mAの電流負荷に対し、通常GaN系はSiC系の100倍以上の発光強度を有する。GaN系LEDやLDにおいては、AlXGaYN発光層、GaN発光層、またはInXGaYN発光層を有しているものが好ましい。GaN系LEDにおいては、それらの中でInX
GaYN発光層を有するものが発光強度が非常に強いので、特に好ましく、GaN系LD
においては、InXGaYN層とGaN層の多重量子井戸構造のものが発光強度が非常に強いので、特に好ましい。なお、上記においてX+Yの値は通常0.8〜1.2の範囲の値である。GaN系LEDにおいて、これら発光層にZnやSiをドープしたものやドーパント無しのものが発光特性を調節する上で好ましいものである。GaN系LEDはこれら発光層、p層、n層、電極、および基板を基本構成要素としたものであり、発光層をn型とp型のAlXGaYN層、GaN層、またはInXGaYN層などでサンドイッチにしたヘテロ構造を有しているものが発光効率が高く、好ましく、さらにヘテロ構造を量子井戸構造にしたものが発光効率がさらに高く、より好ましい。
本発明においては、面発光型の発光体、特に面発光型GaN系レーザーダイオードを第1の発光体として使用することは、発光装置全体の発光効率を高めることになるので、特に好ましい。面発光型の発光体とは、膜の面方向に強い発光を有する発光体であり、面発光型GaN系レーザーダイオードにおいては、発光層等の結晶成長を制御し、かつ、反射層等をうまく工夫することにより、発光層の縁方向よりも面方向の発光を強くすることができる。面発光型のものを使用することによって、発光層の縁から発光するタイプに比べ、単位発光量あたりの発光断面積が大きくとれる結果、第2の発光体の蛍光体にその光を照射する場合、同じ光量で照射面積を非常に大きくすることができ、照射効率を良くすることができるので、第2の発光体である蛍光体からより強い発光を得ることができる。
第1の発光体として面発光型のものを使用する場合、第2の発光体を膜状とするのが好ましい。その結果、面発光型の発光体からの光は断面積が十分大きいので、第2の発光体をその断面の方向に膜状とすると、第1の発光体からの蛍光体への照射断面積が蛍光体単位量あたり大きくなるので、蛍光体からの発光の強度をより大きくすることができる。
また、第1の発光体として面発光型のものを使用し、第2の発光体として膜状のものを用いる場合、第1の発光体の発光面に、直接膜状の第2の発光体を接触させた形状とするのが好ましい。ここでいう接触とは、第1の発光体とと第2の発光体とが空気や気体を介さないでぴたりと接している状態をつくることを言う。その結果、第1の発光体からの光が第2の発光体の膜面で反射されて外にしみ出るという光量損失を避けることができるので、装置全体の発光効率を良くすることができる。
本発明の発光装置の一例における第1の発光体と第2の発光体との位置関係を示す模式的斜視図を図1に示す。図1中の1は、前記蛍光体を有する膜状の第2の発光体、2は第1の発光体としての面発光型GaN系LD、3は基板を表す。相互に接触した状態をつくるために、LD2と第2の発光体1とそれぞれ別個にをつくっておいてそれらの面同士を接着剤やその他の手段によって接触させても良いし、LD2の発光面上に第2の発光体をを製膜(成型)させても良い。これらの結果、LD2と第2の発光体1とを接触した状態とすることができる。
第1の発光体からの光や第2の発光体からの光は通常四方八方に向いているが、第2の発光体の蛍光体の粉を樹脂中に分散させると、光が樹脂の外に出る時にその一部が反射されるので、ある程度光の向きを揃えられる。従って、効率の良い向きに光をある程度誘導できるので、第2の発光体として、前記蛍光体の粉を樹脂中へ分散したものを使用するのが好ましい。また、蛍光体を樹脂中に分散させると、第1の発光体からの光の第2の発光体への全照射面積が大きくなるので、第2の発光体からの発光強度を大きくすることができるという利点も有する。この場合に使用できる樹脂としては、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等各種のものが挙げられるが、蛍光体粉の分散性や安定性が良い点で好ましくはシリコン樹脂、もしくはエポキシ樹脂である。第2の発光体の粉を樹脂中に分散させる場合、当該第2の発光体の粉と樹脂の全体に対するその粉の重量比は、通常10〜95%、好ましくは20〜90%、さらに好ましくは30〜80%である。蛍光体が多すぎると粉の凝集により発光効率が低下することがあり、少なすぎると今度は樹脂による光の吸収や散乱のため発光効率が低下することがある。
本発明の発光装置は、波長変換材料としての前記蛍光体と、350−415nmの光を発生する発光素子とから構成されてなり、前記蛍光体が発光素子の発する350−415nmの光を吸収して、使用環境によらず演色性が良く、かつ、高強度の可視光を発生させることのできる発光装置であり、バックライト光源、信号機などの発光源、又、カラー液晶ディスプレイ等の画像表示装置や面発光等の照明装置等の光源に適している。
本発明の発光装置を図面に基づいて説明すると、図2は、第1の発光体(350−415nm発光体)と第2の発光体とを有する発光装置の一実施例を示す模式的断面図であり、4は発光装置、5はマウントリード、6はインナーリード、7は第1の発光体(350−415nmの発光体)、8は第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部、9は導電性ワイヤー、10はモールド部材である。
本発明の一例である発光装置は、図2に示されるように、一般的な砲弾型の形態をなし、マウントリード5の上部カップ内には、GaN系発光ダイオード等からなる第1の発光体(350−415nm発光体)7が、その上に、蛍光体をシリコン樹脂、エポキシ樹脂
やアクリル樹脂等のバインダーに混合、分散させ、カップ内に流し込むことにより第2の発光体として形成された蛍光体含有樹脂部8で被覆されることにより固定されている。一方、第1の発光体7とマウントリード5、及び第1の発光体7とインナーリード6は、それぞれ導電性ワ
イヤー9で導通されており、これら全体がエポキシ樹脂等によるモールド部材10で被覆、保護されてなる。
又、この発光素子1を組み込んだ面発光照明装置11は、図3に示されるように、内面を白色の平滑面等の光不透過性とした方形の保持ケース12の底面に、多数の発光装置13を、その外側に発光素子13の駆動のための電源及び回路等(図示せず。)を設けて配置し、保持ケース12の蓋部に相当する箇所に、乳白色としたアクリル板等の拡散板14を発光の均一化のために固定してなる。
そして、面発光照明装置11を駆動して、発光素子13の第1の発光体に電圧を印加することにより350−415nmの光を発光させ、その発光の一部を、第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部における前記蛍光体が吸収し、可視光を発光し、一方、蛍光体に吸収されなかった青色光等との混色により演色性の高い発光が得られ、この光が拡散板14を透過して、図面上方に出射され、保持ケース12の拡散板14面内において均一な明るさの照明光が得られることとなる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
塩化カルシウム2水和物;0.0141モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00014モルを秤取り20mlの水に溶解させた。この水溶液に85%リン酸をリン酸として0.00854モル添加し、混合溶液を磁性皿に移し全溶液量を30〜40mlにした。この溶液を、攪拌下、加熱、乾燥させた。乾燥後の固体を回収し、メノウ乳鉢で粉砕した。この粉砕品の一部をアルミナ製坩堝に移し、4%の水素を含む窒素ガス流下、1000℃で2時間焼成して蛍光体Ca4.95Eu0.05(PO43Cl(第2の発光体に用いる蛍光体)を製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶
構造的に一致しており、目的の結晶相が生成していることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.01426モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00007モル、85%リン酸をリン酸として0.00863モルとしたこと以外は、実施例1と同様にして表−1に示す化学組成の蛍光体を製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成し
ていることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.01436モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00003モル、85%リン酸をリン酸として0.00862モルとしたこと以外は、実施例1と同様にして表−1に示す化学組成の蛍光体を製造した。この蛍光体のX線回折パター
ンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成し
ていることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.0131モル、塩化マグネシウム2水和物;0.00146モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00007モルを秤取り20mlの水に溶解させた。この水溶液に85%リン酸をリン酸として0.00877モル添加し、混合溶液を磁性皿に移し全溶液量を30〜40mlにした。この溶液を、攪拌下、加熱、乾燥させた。乾燥後の固体を回収し、メノウ乳鉢で粉砕した。この粉砕品の一部をアルミナ製坩堝に移し、4%の水素を含む窒素ガス流下、1000℃で2時間焼成して蛍光体Ca 4.475Mg0.5Eu0.025(PO43Clを製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5
(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成していることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.0138モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.000283モル、85%リン酸をリン酸として0.00847モルとしたこと以外は、実施例1と同様にして表−1に示す化学組成の蛍光体を製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成し
ていることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.01327モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.000552モル、85%リン酸をリン酸として0.00828モルとしたこと以外は、実施例1と同様にして表−1に示す化学組成の蛍光体を製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成
していることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.01171モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00130モル、85%リン酸をリン酸として0.00781モルとしたこと以外は、実施例1と同様にして表−1に示す化学組成の蛍光体を製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成し
ていることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
塩化カルシウム2水和物;0.00949モル、硝酸ユーロピウム6水和物;0.00
237モル、85%リン酸をリン酸として0.00713モルとしたこと以外は、実施例1と同様にして表−1に示す化学組成の蛍光体を製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Ca5(PO43Clのそれと結晶構造的に一致しており、目的の結晶相が生成し
ていることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
(比較例1)
BaCO3;0.0103モル、塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0103
モル)、及びγ−Al23;0.0570モル、並びに発光中心イオンの元素源化合物としてEu23;0.00057モルを純水と共に、アルミナ製容器及びビーズの湿式ボールミル中で粉砕、混合し、乾燥後、ナイロンメッシュを通過させた後、得られた粉砕混合物をアルミナ製坩堝中で、4%の水素を含む窒素ガス流下、1500℃で2時間、加熱することにより焼成した。引き続いて、水洗浄、乾燥、及び分級処理を行うことにより青色発光の蛍光体Ba0.9Eu0.1MgAl1017を製造した。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
(比較例2)
塩化カルシウム2水和物;0.00077モル、塩化バリウム2水和物;0.0070モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00004モルを秤取り20mlの水に溶解させた。この水溶液に85%リン酸をリン酸として0.00469モル添加し、混合溶液を磁性皿に移し全溶液量を30〜40mlにした。この溶液を、攪拌下、加熱、乾燥させた。乾燥後の固体を回収し、メノウ乳鉢で粉砕した。この粉砕品の一部をアルミナ製坩堝に移し、4%の水素を含む窒素ガス流下、1000℃で2時間焼成して蛍光体Ca0.5Ba4.475Eu0.025(PO43Clを製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、(Ba4.99
Eu0.01)(PO43Clのそれと結晶構造的に一致していることがわかった。焼成後の固体をメノウ乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
(比較例3)
硝酸カルシウム4水和物;0.00165モル、硝酸マグネシウム6水和物;0.01495モル、塩化ユーロピウム6水和物;0.00008モルを秤取り20mlの水に溶解させた。この水溶液に85%リン酸をリン酸として0.00994モル添加し、混合溶液を磁性皿に移し全溶液量を30〜40mlにした。この溶液を、攪拌下、加熱、乾燥させる。乾燥後の固体を回収し、メノウ乳鉢で粉砕した。この粉砕品の一部をアルミナ製坩堝に移し、4%の水素を含む窒素ガス流下、1000℃で2時間焼成して蛍光体Ca0.5
Mg4.475Eu0.025(PO43Clを製造した。この蛍光体のX線回折パターンは、Mg3(PO42のそれと結晶構造的に一致していることがわかった。焼成後の固体をメノウ
乳鉢で粉砕し、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起し、発光スペクトルを測定した。表−1にその発光ピークの波長と相対発光強度と発光スペクトルから計算される色度座標値x、yを示す。
Figure 2005060468
面発光型GaN系ダイオードに膜状蛍光体を接触させた発光装置の一例を示す模式的斜視図。 本発明の発光装置の一実施例を示す模式的断面図である。 本発明の面発光照明装置の一例を示す模式的断面図。
符号の説明
1;第2の発光体
2;面発光型GaN系LD
3;基板
4;発光装置
5;マウントリード
6;インナーリード
7;第1の発光体(350〜415nmの発光体)
8;本発明中の蛍光体を含有させた樹脂部
9;導電性ワイヤー
10;モールド部材
11;発光素子を組み込んだ面発光照明装置
12;保持ケース
13;発光装置
14;拡散板

Claims (15)

  1. 350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体を含有してなることを特徴とする発光装置。
    Figure 2005060468
    (上記一般式[1]において、MはEu及びCa以外の金属元素を表し、XはPO4以外
    の一価のアニオン基を表す。また、aは、0<a<5、bは、(5−a)×0.5≦b≦5−a、cは、2.7≦c≦3.3、dは、0.9≦d≦1.1を満足する数である。)
  2. aが、0<a≦2を満足することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. bが、(5−a)×0.6≦b≦5−aを満足することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 元素Mのうちの70mol%以上がMg、Sr、Ba及びZnからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発光装置。
  5. Xのうち50mol%以上がFまたはClであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の発光装置。
  6. 元素Mが、Mg、Sr、Ba及びZnからなる群から選ばれる少なくとも一種からなり、且つ、XがClからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の発光装置。
  7. 第1の発光体がレーザーダイオード又は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の発光装置。
  8. 第1の発光体がレーザーダイオードであることを特徴とする請求項7に記載の発光装置。
  9. 第1の発光体がGaN系化合物半導体を使用してなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の発光装置。
  10. 第1の発光体が面発光型GaN系レーザーダイオードであることを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  11. 第2の発光体が膜状であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の発光装置。
  12. 第1の発光体の発光面に、直接第2の発光体の膜面を接触させてなることを特徴とする請求項11に記載の発光装置。
  13. 第2の発光体が、蛍光体の粉を樹脂に分散させてなることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の発光装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1つに記載の発光装置を有する照明装置。
  15. 請求項1ないし13のいずれか1つに記載の発光装置を有する画像表示装置。
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