JP2005060450A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性及び保存安定性に優れ、且つ匂いの問題のない、パラフィン化合物を含有する液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)特定のグリセリルエーテル化合物、(b)特定のアルキルポリグリコシド、(c)特定のパラフィン化合物及び(d)水を含有し、(c)/(d)(質量比)と(c)+(d)(質量%)が、それぞれ特定範囲にある液体洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体洗浄剤に関する。特に硬質表面上の石鹸カス汚れ又は変性油汚れに対して優れた洗浄力を有し、且つ均質で、安定性に優れ、且つ匂いを抑えた硬質表面用として好適な液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭化水素系の溶剤は変性油脂やグリース、油などの洗浄効果が優れるため、液体洗浄剤に広く利用されている。また、このような炭化水素系の溶剤としてテルペン化合物を用いた洗浄剤が知られている。例えば、特許文献1にはテルペン化合物と界面活性剤を含有する油性汚れ除去用水分散性洗浄剤が開示されている。特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8にはテルペン化合物を含有する洗浄剤が開示されており、発明の詳細な説明や特許請求の範囲にはグリコールエーテル系溶剤を併用することが記載されている。特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12にはテルペン化合物とグリコール溶剤を含有する洗浄剤が開示されている。特許文献13、特許文献14、特許文献15にはテルペン系炭化水素と非イオン界面活性剤を含有する洗浄剤が開示されている。
【0003】
一方、アルキルグリセリルエーテル系化合物を液体洗浄剤に用いることはすでに公知である。例えば特許文献16には、炭素数が5以下のモノアルキルモノグリセリルエーテルを用いる液体洗浄剤が記載されている。特許文献17には、グリセリルエーテルの50モル%以上がジ体である、炭素数12〜18のアルコールのグリセリルエーテルを含有し、任意成分ではあるが、非界面活性剤抑泡制剤として、例えばパラフィン等の高分子量炭化水素類、脂肪酸エステル類、一価アルコール類の脂肪酸エステル類、脂肪族C18〜C40ケトン類などの化合物を含有してもよいことが記載されている。特許文献18には、炭素数1〜11のモノアルキルモノグリセリルエーテルにおいて、炭素数が異なるものの組合せないし異性体アルキルの組合せを混合して用いることでより優れた洗浄性を示す液体洗浄剤が記載されている。特許文献19には、炭素数が1〜12のアルキル基、アルケニル基、ベンジル基またはフェニル基の何れかを1つ有するモノグリセリルエーテル誘導体にテルペン系炭化水素、界面活性剤及びビルダーを含有する液体洗浄剤組成物が記載されている。また、該公報にはアルキルグリコシドを併用できることが記載されている。その他グリセリルエーテル誘導体を含有する液体洗浄剤については、特許文献20には、メチル分岐のアルキル基を有するモノアルキルモノグリセリルエーテルを配合する油汚れや皮脂汚れに対して優れた洗浄性を示す洗浄剤組成物が、特許文献21には、炭素数8〜16のモノアルキル(モノ、ジ又はトリ)グリセリルエーテルを含有する洗浄剤が記載されている。また、アルキルグリコシドを液体洗浄剤に用いる技術においても多数知られている。例えば、特許文献22、特許文献23、及び特許文献24には、アルキルグリコシド系界面活性剤と、モノテルペン又はセスキテルペン系炭化水素、及びその他成分を含有する液体洗浄剤が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−19999号公報
【特許文献2】
特開2001−98296号公報
【特許文献3】
特開2000−96086号公報
【特許文献4】
特開2000−303095号公報
【特許文献5】
特開平10−1698号公報
【特許文献6】
特開平6−336598号公報
【特許文献7】
特開平5−279699号公報
【特許文献8】
特表平9−509438号公報
【特許文献9】
特開2001−247449号公報
【特許文献10】
特開2001−342500号公報
【特許文献11】
特開平7−310099号公報
【特許文献12】
特開平5−320694号公報
【特許文献13】
特開2001−247899号公報
【特許文献14】
特開平9−59695号公報
【特許文献15】
特開平9−310100号公報
【特許文献16】
特開平7−3289号公報
【特許文献17】
特表平7−500861号公報
【特許文献18】
特開平11−189796号公報
【特許文献19】
特開平11−256200号公報
【特許文献20】
特開昭57−133200号公報
【特許文献21】
米国特許第4,430,237号明細書
【特許文献22】
特開平2−182793号公報
【特許文献23】
特開平2−32197号公報
【特許文献24】
特開平3−269097号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、パラフィン化合物と水を含有する液体洗浄剤組成物に関し分離や白濁などの安定性上の問題が無く、且つ、パラフィン化合物の親油性と界面活性剤の界面活性能の両方の性質を十分に引き出した、優れた洗浄力を有する液体洗浄剤組成物を提供することにあり、更には匂いが抑制された液体洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)下記一般式(1)で示される化合物〔以下、(a)成分という〕0.1〜30質量%、(b)下記一般式(2)で示されるアルキルポリグリコシド型界面活性剤〔以下、(b)成分という〕0.1〜30質量%、(c)JIS K 2254による蒸留試験において50%留出する温度が150〜360℃のパラフィン化合物〔以下、(c)成分という〕0.1〜10質量%、及び(d)水〔以下、(d)成分という〕を含有し、(c)/(d)=0.5/99.5〜40/60(質量比)、(c)+(d)=50〜99質量%である液体洗浄剤組成物を提供する。
【0007】
【化2】
Figure 2005060450
【0008】
〔式中、R1aは2−エチルヘキシル基、イソノニル基、イソデシル基から選ばれるアルキル基である。〕
2a−(OR2b (2)
〔式中、R2aは直鎖の炭素数8〜18のアルキル基、R2bは炭素数2〜4のアルキレン基、Gは還元糖に由来する残基、aは平均値0〜6の数、bは平均値1〜3の数を示す。〕
【0009】
【発明の実施の形態】
<(a)成分>
本発明の(a)成分は下記一般式(1)で示される分岐構造を有するアルキルグリセリルエーテル化合物である
【0010】
【化3】
Figure 2005060450
【0011】
〔式中、R1aは2−エチルヘキシル基、イソノニル基、イソデシル基から選ばれるアルキル基である。〕
【0012】
一般式(1)の化合物は、R1aOHで表されるアルコール化合物とエピハロヒドリンやグリシドール等のエポキシ化合物をBF等のルイス酸触媒を用いて反応させて製造することができる。この反応には、国際出願98/50389号公報に記載のアルミニウム触媒を使用することもできる。
【0013】
本発明では特にR1aOHとしては、特に2−エチル−1−ヘキサノールが最も好ましい。
【0014】
本発明では、上記R1aOHに上記触媒を用いてエピハロヒドリンやグリシドール等のエポキシ化合物を付加させる。一般にエポキシ化合物はR1aOHに対して1〜5モル倍過剰に用いて反応するが、一般式(1)の化合物以外に一般式(1)の化合物にさらにエポキシ化合物が付加した多量体も生成する。本発明では多量体の共存を否定するものではないが、最も好ましい安定化条件として後述している(a)/(b)質量比の範囲に限り多量体は少ない方が良いことを見出している。すなわち、多量体/(a)成分(質量比)を0.3以下、更には0.1以下、特には0.05以下になるように調整することが好適である。このような多量体の含有量の調整は、国際出願98/50389号パンフレットに記載の触媒を用いる方法や、蒸留などの精製操作を行うなどの方法で達成できる。また、多量体の質量比はガスクロマトグラフィーを用いて求めることが可能である。
【0015】
本発明では、洗浄効果及び組成物の安定性の点から、一般式(1)中のR1aは2−エチルヘキシル基、イソノニル基、イソデシル基から選ばれる1種のアルキル基であり、特に2−エチルヘキシル基が最も好ましい。
【0016】
(a)成分は、組成物中で、(c)成分を、親油性、すなわち油に対する溶解性や膨潤能等の性質を変えることなく、均一に分散させることを可能とする。
【0017】
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、下記一般式(2)のアルキルポリグリコシド型界面活性剤である。
2a−(OR2b (2)
〔式中、R2aは直鎖の炭素数8〜18、好ましくは8〜16、特に好ましくは9〜14のアルキル基、R2bは炭素数2〜4のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、特にエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基、aは平均値0〜6の数、好ましくは0〜3、特に好ましくは0の数であり、bは平均値1〜3、好ましくは1〜2の数を示す。〕
【0018】
Gは還元糖に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。
【0019】
一般式(2)の化合物は上記還元糖とR2a−(OR2b−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
【0020】
本発明では、洗浄効果及び組成物の安定性の点から、一般式(2)で表される化合物のうち平均縮合度が1.2〜1.4のアルキルポリグルコシドが好ましい。
【0021】
(b)成分は、(c)成分の親油性の性質を損なうことなく、且つ(a)成分の配合濃度が低くとも安定な状態を形成することを可能とする。また、(a)成分と併用することで、従来は(c)成分のミセル内部に可溶化し、阻害されていた(c)成分自体の親油性能も回復することができ、優れた洗浄力を得ることが出来るようになる。
【0022】
<(c)成分>
本発明の(c)成分はJIS K 2254による蒸留試験において50%留出する温度が150〜360℃、好ましくは170〜330℃のパラフィン化合物であり、この留出温度がこの範囲にある化合物は匂いの問題がないだけでなく、安定性の点でも良好であり、且つ洗浄効果にも優れている。また、炭素数10〜20のノルマルパラフィン、炭素数10〜20のイソパラフィンが好ましく、特にイソパラフィンが匂いの点から最も好ましい。具体的には、新日本石油化学(株)製のノルマルパラフィンSL(商標)、ノルマルパラフィンL(商標)、ノルマルパラフィンM(商標)、ノルマルパラフィンH(商標)、日鉱石油化学(株)製のN−10(商標)、N−11(商標)、N−12(商標)、N−13(商標)、N−14(商標)、などのノルマルパラフィン、新日本石油化学(株)製のアイソゾール300(商標)、アイソゾール400(商標)、出光石油化学(株)製のIPソルベント1620(商標)、IPソルベント2028(商標)、IPソルベント2835(商標)、シェルジャパン社製のシェルゾール70(商標)、シェルゾール71(商標)、シェルゾール72(商標)などのイソパラフィンを挙げることができる。
【0023】
(c)成分は、油の性質に近いものであり、当然、水よりも油汚れに対して優れた洗浄力を有する。具体的に(c)成分のみで油汚れの洗浄を行う場合、変性油汚れを溶解することができ、対象表面からの除去を容易にすることができる。しかしながら(c)成分のみでの洗浄剤は、(c)成分自体が洗浄表面に残留するという問題があり、更には引火などの安全性、また経済性においても不利である。そこで、界面活性剤を用いて(c)成分を分散させた系が考えられるが、(c)成分を安定に配合するためには、(c)成分の配合量が限られる。また、単に界面活性剤で分散させただけでは、(c)成分の性質が変わってしまい本来の洗浄性力を発揮することができない。本発明は(c)成分の親油性の性質を阻害せずに、水系の洗浄剤組成物を完成したところに意義がある。
【0024】
<(d)成分>
本発明の(d)成分は水であり、水に存在する微量の金属成分を除去したイオン交換水や蒸留水、もしくは次亜塩素酸塩や塩素で滅菌した滅菌水などを用いることができる。
【0025】
<その他の成分>
本発明では洗浄力を向上させる目的から本発明の効果を妨げない程度に(b)成分以外の界面活性剤〔以下、(e)成分という〕を含有することが好ましい。
(e)成分としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤を挙げることができる。
【0026】
陰イオン界面活性剤としては、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸エステル塩、炭素数10〜18のα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数10〜18の炭化水素基を有するα−スルホ脂肪酸塩又はα−スルホ脂肪酸(炭素数10〜18)低級アルキル(炭素数1〜3)エステル塩である。
【0027】
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、洗剤用界面活性剤市場に一般に流通しているものの中で、アルキル鎖の平均炭素数が10〜16のものであればいずれも用いることができ、例えば花王(株)製のネオペレックスF25、Shell社製のDobs102等を用いることができる。また、工業的には、洗剤用原料として広く流通しているアルキルベンゼンをクロルスルホン酸、亜硫酸ガス等の酸化剤を用いてスルホン化して得ることもできる。アルキル基の平均炭素数は10〜14が好ましい。また、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩としては、平均炭素数10〜18の直鎖もしくは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールに、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)を1分子当たり平均0.5〜5モル付加させ、これを例えば特開平9−137188号記載の方法を用いて硫酸化して得ることができる。アルキル基の平均炭素数は10〜16が好ましい。アルキル硫酸エステル塩としては炭素数10〜16、好ましくは10〜14の直鎖もしくは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールをSO又はクロルスルホン酸でスルホン化し、中和して得ることができる。α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜18の−アルケンをSOでスルホン化し、水和/中和を経て成することができ、炭化水素基中にヒドロキシ基が存在する化合物と不飽和結合が存在する化合物の混合物である。また、α−スルホ脂肪酸低級アルキルエステル塩としてはアルキル基の炭素数は10〜16が好ましく、メチルエステル又はエチルエステルが洗浄効果の点から好ましい。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルカノールアミン塩、アンモニウム塩が好適であり、洗浄効果の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。
【0028】
本発明では、洗浄効果の点からアルキル基の炭素数10〜14、EO平均付加モル数1〜3のポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、及び炭素数11〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩が特に良好である。
【0029】
陽イオン界面活性剤としては、下記一般式(3)〜(5)の化合物から選ばれる1種以上を用いることが、洗浄効果及び除菌効果の点から好ましい。
【0030】
【化4】
Figure 2005060450
【0031】
〔式中、R3a及びR4aは炭素数5〜16、好ましくは6〜14のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルキル基であり、R3c、R3dは炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Aは−COO−、OCO−、−CONH−、−NHCO−、
【0032】
【化5】
Figure 2005060450
【0033】
である。cは0又は1の数である。R3bは、炭素数1〜6のアルキレン基、又は−(O−R3f−である。ここでR3fはエチレン基もしくはプロピレン基、好ましくはエチレン基であり、dは1〜10、好ましくは1〜5の数である。R3eは炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。また、R5a、R5b、R5c、R5dはこれらの内2つ以上(好ましくは2つ)は炭素数8〜12のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。さらにZは陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。〕
【0034】
本発明の最も好ましい陽イオン界面活性剤としては下記のものを挙げることができる。
【0035】
【化6】
Figure 2005060450
【0036】
両性界面活性剤としては下記一般式(6)で表される化合物及び一般式(7)で表される化合物から選ばれる化合物を含有することが洗浄効果の点から好ましい。また、特にパラフィン化合物を含有すると泡立ちが大幅に低下するために一般式(6)又は一般式(7)から選ばれる化合物を含有することが好ましい。
【0037】
【化7】
Figure 2005060450
【0038】
〔式中、R6aは炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R6c、R6dは炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。R6bは炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、eは0又は1の数である。〕
【0039】
【化8】
Figure 2005060450
【0040】
〔式中、R7aは炭素数9〜23、好ましくは9〜17、特に好ましくは9〜15のアルキル基又はアルケニル基であり、R7bは炭素数1〜6、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Dは−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、fは0又は1の数である。R7c、R7dは、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R7eはヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。Eは−COO、−SO 、−OSO から選ばれる基である。〕
【0041】
本発明では(e)成分として一般式(3)の陽イオン界面活性剤及び一般式(7)の両性界面活性剤が好ましい。
【0042】
なお、本発明において、(b)成分以外の非イオン界面活性剤は、(a)成分との関係上、安定性を低下させるおそれがあり、配合時には十分注意すべきである。
【0043】
本発明では、洗浄効果を向上させる目的によりグリコール系溶剤(以下(f)成分という)を併用することが好ましい。具体的には、下記一般式(8)の化合物を挙げることができる。
8a−(OR8b−OH (8)
〔式中、R8aは炭素数1〜8、好ましくは2〜5の炭化水素基であり、gは1〜5、好ましくは1〜4の数であり、R8bは炭素数2又は3のアルキレン基である。〕
【0044】
具体的に好ましい化合物としては以下のものを挙げることができる。
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシプロピレン(平均付加モル数3〜5)モノメチルエーテル、ポリオキシプロピレン(平均付加モル数3〜5)モノエチルエーテル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜5)モノフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜5)モノベンジルエーテル
本発明では特にジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
【0045】
本発明では洗浄力をさらに向上させる目的から金属イオン封鎖剤〔以下(g)成分という〕を含有することが好ましい。本発明に用いられる金属イオン封鎖剤としては、
(1)フィチン酸などのリン酸系化合物またはこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩
(2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸などのホスホン酸またはこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩
(3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸などのホスホノカルボン酸またはこれのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩
(4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンなどのアミノ酸またはこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩
(5)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸。ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエンコル酸、アルキルグリシン−N,N−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸、セリン−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、エチレンジアミンコハク酸などのアミノポリ酢酸またはこれらの塩、好ましくはアルカリ金属塩、もしくはアルカノールアミン塩
(6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキメチル酒石酸などの有機酸またはこれらのアルカリ金属塩、もしくはアルカノールアミン塩
(7)ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカリ金属塩またはアルカノールアミン塩
(8)アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、またはポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしくはアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩
を挙げることができる。
【0046】
これらの中で、上記(2)、(5)、(6)及び(7)からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、上記(5)及び(6)からなる群より選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。
【0047】
本発明ではアルカリ剤〔以下、(h)成分という〕を含有することが洗浄力の点から好ましい。アルカリ剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、ジエチレントリアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン等が挙げられる。本発明で用いるアルカリ剤は特にモノエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール及びモルホリンが良好である。
【0048】
本発明の液体洗浄剤組成物は、20℃におけるpHが2〜12、更に3〜11であることが、洗浄効果の点から好ましい。pH調整剤としては塩酸や硫酸など無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの酸剤や、上記アルカリ剤を、単独もしくは複合して用いることが好ましく、特に塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムあるいは上記のアミン化合物から選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましい。また、使い勝手の点から本発明の組成物は20℃における粘度は1〜100mPa・s、好ましくは1〜50mPa・sが良好である。ここで本発明でいう粘度は20℃の恒温槽で試料を30分間熟成させた後、TOKIMEC.INC製B型粘度計モデルBMを用いて測定したものである。
【0049】
本発明では貯蔵安定性を向上させる目的でハイドロトロープ剤を含有することが好ましく、具体的に好ましい化合物としては炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換したベンゼンスルホン酸又はその塩を挙げることができる。より具体的に好ましい例としては、p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、p−クメンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸であり、塩を用いる場合にはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が良好である。
【0050】
また、本発明の組成物には、ゲル化防止のためのポリアルキレングリコールを配合してもよい。ゲル化防止としてのポリアルキレングリコールの具体例としては、ポリエチングリコールを標準としたときのゲルクロマトグラフィーによって求められた重量平均分子量が500〜20000のポリプロピレングリコール、及びポリエチレングリコールが好ましい。
【0051】
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記成分の他、更に必要に応じて、通常の分散剤、キレート剤、香料、染料、顔料、防腐剤等を本発明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
【0052】
<液体洗浄剤組成物>
先にも述べたが、界面活性剤〔(b)成分〕を用いて、少量のパラフィン化合物〔(c)成分〕を水性組成物中で安定に配合することは可能である。しかしながら、その洗浄力は、極めて低減されたものとなり、(b)成分や(c)成分から期待される洗浄力を得ることができない。本発明は、(c)成分を、その性質を損なわないように水溶液中に配合するために、前記2−エチルへキシル基、イソノニル基及びイソデシル基から選ばれる1種のアルキル基を有する特定の化合物〔(a)成分〕を用いることでこれらの問題を解決するに至ったのである。(a)成分の化合物は、通常の界面活性剤と異なり、(c)成分を、その親油性の性質を低下させることなく安定に配合する能力を有する。この作用機作は明確ではないが、(a)成分は通常の界面活性剤と異なり、その疎水性と親水性の程度と分岐の構造から、(c)成分を内部に閉じこめた構造の強固なミセルを形成しにくく、例えばバイコティニュアス構造のような(c)成分の連続層を形成していることが考えられる。
【0053】
特開平6−306400号公報には、▲1▼トリエチレングリコールモノヘキシルエーテル等の両親媒性溶剤、▲2▼炭化水素などの非極性溶剤ないし弱極性溶剤、及び▲3▼水等の極性溶剤から構成される近三臨界点組成物を洗浄剤として用いることが開示されているが、該公報技術の実施例に用いられているトリエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテルなどの化合物は、均一相を形成するために添加量が多くなって非極性溶剤に溶解し、非極性溶剤の性質を変化させるため、期待される効果を得ることができない。また、特開2002−20791号公報には、バイコンティニュアス相を形成する液体洗浄剤が開示されている。しかしながら、使用している疎水性成分の極性が高く、十分な洗浄力を得ることができない。
【0054】
本発明における(c)成分と(d)成分の比率は、質量比で(c)/(d)=0.5/99.5〜40/60、好ましくは、1/99〜30/70、より好ましくは2/98〜10/90、且つ(c)成分と、(d)成分の合計(c)+(d)=50〜99質量%、好ましくは55〜98質量%、65〜98質量%である。また、本発明の液体洗浄剤組成物は、水を主溶媒とする組成物である。本発明の液体洗浄剤組成物は、(d)成分の溶媒中に(c)成分のパラフィン化合物を疎水性溶剤としての性質を損なうことなく、安定に配合するものであり、(a)成分が、安定化の為に配合される。しかしながら、(a)成分のみで安定化させるためには(a)成分の配合量を増やす必要があり、また洗浄力も不十分であった。本発明では更に(b)成分を併用することで、(a)成分の配合量を少なくし、(b)成分の洗浄力も発揮することができるようになる。なお(c)成分は(b)成分でミセル可溶化させることができるが、(c)成分のパラフィン化合物の洗浄力が十分発揮できず、また界面活性剤自体の洗浄力も低下する。
【0055】
本発明の液体洗浄剤組成物中の具体的な各成分の濃度は、(a)成分は好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.1〜20質量%、最も好ましくは0.1〜10質量%、(b)成分は好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.1〜20質量%、最も好ましくは0.1〜10質量%、(c)成分は好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜8質量%、最も好ましくは0.5〜5質量%、及び(d)成分は好ましくは30〜98質量%、より好ましくは35〜90質量%、最も好ましくは60〜90質量%である。
【0056】
更に本発明の液体洗浄剤組成物において、パラフィン化合物の分離・白濁などを抑制し、しかも洗浄効果を高める目的から(a)/(b)=10/90〜60/40(質量比)、特には20/80〜50/50(質量比)であり、〔(a)+(b)〕/(c)=80/20〜50/50(質量比)、特には80/20〜60/40が好ましい。
【0057】
本発明において(e)成分は洗浄効果を高める目的から含有することが好ましく、組成物中に好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.05〜7質量%が好適である。しかしながら、このような範囲を超えるような(e)成分の多量配合はパラフィン化合物の洗浄効果を低下させる場合があるため避けるべきである。
【0058】
本発明では、(f)成分を、洗浄効果を高める目的から含有することが好ましく、組成物中に1〜20質量%、より好ましくは3〜15質量%が好適である。
【0059】
また、本発明の組成物は、(g)成分を好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは1〜8質量%、(h)成分を好ましくは0.05〜10質量%、特に好ましくは0.1〜8質量%、それぞれ含有することが、洗浄効果の点から好適である。
【0060】
本発明ではハイドロトロープ剤やゲル化防止剤などのその他成分は、使用目的、安定性、使い勝手などを考慮して適宜設定することができる。
【0061】
本発明の液体洗浄剤組成物は、変性油脂やグリース、油などの疎水性汚れに高い洗浄効果を示すものであり、工業用途あるいは一般家庭用途のいずれにおいても使用することが可能であり、特に一般家庭用の浴室洗浄剤として、浴室の皮脂やシリコーン汚れなどを対象とした洗浄剤、台所洗浄剤として、レンジ廻りや換気扇などの変性汚れなどを対象とした洗浄剤に有効である。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、特に硬質表面上の石鹸カス汚れ又は変性油汚れに対して優れた洗浄力を有し、且つ均質で、安定性に優れ、且つ匂いを抑えた硬質表面用として好適な液体洗浄剤組成物が得られる。
【0063】
【実施例】
<配合成分>
・a−1:2−エチル−1−ヘキサノールにグリシドールを1モル付加させた後、蒸留精製したもの。
・a−2:イソデカノールにa−1と同様にグリシドールを付加させた後、蒸留精製したもの。
・a−3:3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノールにa−1と同様にグリシドールを付加させた後、蒸留精製したもの。
・a’−1:1−オクタノールにa−1と同様にグリシドールを付加させた後、蒸留精製したもの。
・b−1:アルキルポリグルコシド(アルキル基の炭素数12、グルコース平均縮合度1.3)
・b’−1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(EO平均付加モル数7)
・c−1:IPソルベント2028(商標、出光石油化学社製、蒸留試験(JIS K 2254)による50%留出温度233℃)
・c−2:ノルマルパラフィンL(商標、新日本石油化学社製、蒸留試験(JIS K 2254)による50%留出温度206℃)
・c’−1:IPソルベント1016(商標、出光石油化学社製、蒸留試験(JIS K 2254)による50%留出温度110℃)
・e−1:N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン
・e−2:N−オクチル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロリド
・f−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
・g−1:クエン酸
・h−1:水酸化ナトリウム
・h−2:モノエタノールアミン
【0064】
実施例1
表1〜2の液体洗浄剤組成物を調製し、下記の評価方法により匂い、安定性及び洗浄力を調べた。結果を表1〜2に示す。なお、比較品の一部は、便宜的にa’−1を(a)成分、b’−1を(b)成分、c’−1を(c)成分として(a)/(b)、(a)/(c)を算出した。
【0065】
<評価方法>
(1−1)匂い
○:パラフィン臭がしない
×:パラフィン臭がする
【0066】
(1−2)安定性
○;室温(10〜30℃)で1ヶ月以上静置しても相分離や白濁をおこすことなく、安定な透明溶液である。
×:同条件において相分離、白濁、沈殿をおこす。
【0067】
(1−3)洗浄力(石鹸カス洗浄力)
3ヶ月間、実際に使用して石鹸カスが固着している洗面器(ポリプロピレン製)を、評価用の液体洗浄剤組成物を含ませたポリウレタン製のスポンジに約500gの荷重をかけて5往復こすった。この操作を20回行い、20回の平均値で表示した。
5:汚れ落ちが非常に良好
4:汚れ落ちが良好
3:汚れ落ちにムラがある
2:若干汚れが落ちる程度
1:殆ど汚れが落ちない
【0068】
(1−4)洗浄力(変性油汚れ洗浄力)
天ぷら油10gを鉄板に均一に塗布し、180℃の温度30分間焼き付けた後、更に室温で3ヶ月間放置することにより殆ど乾いた膜を形成してモデル汚染板とした。液体洗浄剤組成物約0.5mLを水平に固定したモデル汚染板に滴下し、1分間放置した。その後、浮き上がった汚れを脱脂綿で軽く除去した。この操作を計20回行い、それぞれの洗浄の程度を目視により観察して下記の基準により評価し、20回の平均値で表示した。
5:完全な汚れ落ち
4:60%から80%程度の汚れ落ち
3:50%から60%程度の汚れ落ち
2:30%から50%程度の汚れ落ち
1:30%程度までの汚れ落ち
0:まったく汚れが落ちない
【0069】
【表1】
Figure 2005060450
【0070】
【表2】
Figure 2005060450
【0071】
実施例2
本発明の液体洗浄剤組成物の配合例を表3に示す。
【0072】
【表3】
Figure 2005060450

Claims (2)

  1. (a)下記一般式(1)で示される化合物0.1〜30質量%、(b)下記一般式(2)で示されるアルキルポリグリコシド型界面活性剤0.1〜30質量%、(c)JIS K 2254による蒸留試験において50%留出する温度が150〜360℃のパラフィン化合物0.1〜10質量%、及び(d)水を含有し、(c)/(d)=0.5/99.5〜40/60(質量比)、(c)+(d)=50〜99質量%である液体洗浄剤組成物。
    Figure 2005060450
    〔式中、R1aは2−エチルヘキシル基、イソノニル基、イソデシル基から選ばれるアルキル基である。〕
    2a−(OR2b (2)
    〔式中、R2aは直鎖の炭素数8〜18のアルキル基、R2bは炭素数2〜4のアルキレン基、Gは還元糖に由来する残基、aは平均値0〜6の数、bは平均値1〜3の数を示す。〕
  2. (a)/(b)=10/90〜60/40(質量比)、〔(a)+(b)〕/(c)=80/20〜50/50(質量比)である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
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