JP2005058464A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】血管内への挿入が容易で、且つ血管内膜への損傷等のおそれのないカテーテルを提供すること。
【解決手段】1又は2以上のチューブ状の本体部と、該本体部の一方の端部に略同軸に延長形成されたソフトチップとを備え、該ソフトチップは吸水膨潤性樹脂からなる。該ソフトチップの吸水性は先端に向かって次第に増加していてもよい。該ソフトチップはレントゲン造影性材料粉末を含み、該ソフトチップの表面が水透過性樹脂でコーティングされていてもよい。
【選択図】図1

Description

この発明は、血管内への挿入が容易であり、血管が拍動で動いたり、血管内でカテーテルを移動させたりしても、カテーテルの先端部が血管内膜を損傷等させるおそれが少ないカテーテルに関するものである。
近年、血管内にカテーテルを挿入・留置し、カテーテルを介して血管内に薬液や栄養を注入したり、カテーテルを介して血液を採取して検査したり、カテーテルを介して血液を体外に循環させて血液を透析するなど、カテーテルを使用した医療が広く行われている。
ここで、カテーテルは単管構造のものや、2本又はそれ以上の管を複合させた構造のものなど、その医療の目的に応じて種々の構造のものが作られ、使用されている。
カテーテルは、イントロデューサーシース(案内のための薄壁の筒)を用いる方法やセルジンガー法等により血管内に挿入されている。
イントロデューサーシースを用いる方法は、予め体表から血管内にイントロデューサーシースを挿入しておき、このイントロデューサーシースを通してカテーテルを血管内に挿入する方法である。
この方法で末梢側の特定部位までカテーテルを導き入れる必要がある場合は、ガイドワイヤを併用する。すなわち、シース内にガイドワイヤを通し、ガイドワイヤを特定部位まで進めた後、ガイドワイヤに沿ってカテーテルを挿入する。この方法は主に動脈系診断や治療に使用されている。
セルジンガー法による方法は、注射針で血管を確保し、この注射針を通してガイドワイヤーを血管内に導き、ガイドワイヤーを残して注射針を取り除き、カテーテルをガイドワイヤーに被せるようにして血管内に挿入する。この方法は静脈系カテーテル挿入に多用されている。
血管には心臓の拍動の影響を受けて動いているものがあり、このような血管内にカテーテルの先端部が無理な角度で挿入されている場合等において、カテーテルの先端部が血管内膜と擦れあい、血管内膜を損傷させてしまうことがある。
また、カテーテルを血管内の所定位置に挿入・留置させた後、別の位置に移動させることがあるが、このような場合、カテーテルの先端部と血管内膜との当たり具合が悪ければ、カテーテルの先端部が血管内膜を損傷させたり、血管壁を突き破ってしまうことがある。
血管内膜にこのような損傷等を生じさせないために、カテーテルの先端部の鋭角部の湾曲を緩く形成することが考えられるが、カテーテルの先端部は小さくて肉厚も薄いので、損傷等を全く生じさせない程度には緩く形成し切れない。
また、カテーテルの先端部を軟らかい材料で形成し、カテーテルの先端部が血管内膜に強く当たらないようにして、血管内膜を損傷等させないようにすることが考えられるが、このようにするとカテーテルの先端部の腰が弱くなり、カテーテルを血管内に挿入することが困難になる。
この発明は、血管内への挿入が容易で、且つ血管内膜への損傷等のおそれのないカテーテルを提供することを目的とする。
この発明に係るカテーテルは、1又は2以上のチューブ状の本体部と、該本体部の一方の端部に略同軸に延長形成されたソフトチップとを備え、該ソフトチップは吸水膨潤性樹脂からなる。
ここで、前記ソフトチップは、該ソフトチップの先端側に向かって吸水性を次第に増加させる構造としてもよい。このような構造のソフトチップは、例えば次のような方法によって形成させることができる。
吸水性の異なる吸水膨潤性樹脂からなるリングを吸水性が先端に向かって次第に増加するように吸水性の度合いの順に配し、接着または融着して一体となし、そのままで、あるいは更に加熱賦形をして、前記ソフトチップを形成する。
疎水性ポリウレタンと吸水膨潤性ポリウレタンとのブレンド比率を変えることで、異なる吸水性合成樹脂を調整し、これをリングとなし、吸水性が先端に向かって次第に増加するように吸水性の度合いの順に配し、接着又は融着して一体となす、あるいは更に加熱賦形をして、前記ソフトチップを形成する。
疎水性合成樹脂からなる本体部に、これと相溶性のある吸水膨潤性樹脂からなるチューブ片を当接あるいはオーバーラップさせ、加熱、加圧して融着、賦形して前記ソフトチップを形成する。
また、カテーテルを、円形内腔を隔壁で2つの半月形内腔に分けた形のダブルルーメンカテーテルとし、それぞれのルーメンの先端口を、最先端とそれより手前の位置に、それぞれ先端方向に向かって開放する形で設け、手前側の開口を形成する近傍の壁のうち外周の壁の材料を吸水膨潤性樹脂で形成してもよい。
また、吸水膨潤性樹脂に硫酸バリウム等のレントゲン造影性材料の粉末を混練したもので前記ソフトチップを作り、該ソフトチップの表面を血栓やフィブリンシースが生成され難い血液適合性の良い樹脂でコーティングしてもよい。
ここで、前記ソフトチップのコーティングに用いる合成樹脂としては、水透過性の良い樹脂が好ましく、更には、ソフトチップを形成している吸水膨潤性樹脂と同じ組成の樹脂が好ましい。
この発明に係るカテーテルは、血管内へ挿入させる際は硬くて強度を持っているので血管内への挿入が容易であり、血管内へ挿入させた後は、カテーテルの先端部が血液中の水分で膨潤し、軟らかくなるので、血管が拍動で動いたり、カテーテルを移動させたりしても、カテーテルの先端部が血管内膜を損傷等させるおそれが少ないという効果がある。
この発明に係るカテーテルは、血管内へ挿入させた後、先端のソフトチップが血液中の水分で膨潤して大きくなり、この膨潤に伴ってソフトチップの開口部が広がり、血液の流通が良好になるので、挿入時は先端を細くして血管内に挿入し易くすることができ、挿入後は開口部が広がり、血液の流通が良好になるという効果がある。
また、この発明に係るカテーテルは、ソフトチップの吸水性を先端に向かって次第に増加させるようにした場合、ソフトチップの途中の強度を先端の強度より大きく保てるので、途中の折れまがりを心配することなく先端側の吸水性を高めることができ、従って、カテーテルの先端部をできるだけ軟らかくし、血管内壁の損傷等を生じ難くすることができるという効果がある。
また、この発明に係るカテーテルは、吸水膨潤性樹脂に硫酸バリウム等のレントゲン造影性材料の粉末を混練したもので前記ソフトチップを作り、該ソフトチップの表面を合成樹脂でコーティングした場合、レントゲン造影性材料粉末の血液中への脱落・混入が防止されるので、ソフトチップの表面から脱落して血液中に混入したレントゲン造影性材料粉末によって血栓が生成されるのを防止することができるという効果がある。
また、この発明に係るカテーテルは、前記ソフトチップを水透過性樹脂でコーティングした場合、コーティングが水分の透過を阻害しないので、血液中の水分がコーティングを通ってソフトチップに浸透し、該ソフトチップの膨潤が血液中において円滑に進むという効果がある。
また、この発明に係るカテーテルは、前記ソフトチップを吸水膨潤性樹脂でコーティングした場合、コーティングがソフトチップと一緒に膨潤するので、該ソフトチップの膨潤が血液中において円滑に進むという効果がある。
図1はこの発明の第一の実施の形態に係るカテーテルの説明図、図2はこの発明の第二の実施の形態に係るカテーテルの説明図である。
これらの図に示すように、カテーテル10は、1又は2以上の筒状の本体部12と、本体部12の一方の端部(先端部)に略同軸に延長形成されたソフトチップ14とからなる。ここで、本体部12は疎水性樹脂からなり、ソフトチップ14は体液中の水分を吸収して膨潤する吸水膨潤性樹脂からなる。
本体部12を形成する疎水性樹脂としては、例えば、疎水性ポリウレタンを使用することができる。疎水性ポリウレタンとしては、化1に示すような、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートをハードセグメントとし、ポリオキシテトラメチレングリコールと1,4−ブタンジオールをソフトセグメントとするものを使用することができる。
Figure 2005058464
ソフトチップ14を形成する吸水膨潤性樹脂としては、例えば、ハードセグメントが疎水性ポリウレタンのハードセグメントと共通で、ソフトセグメントが吸水膨潤性ポリウレタンからなるものを使用することができる。すなわち、吸水膨潤性樹脂としては、化2に示すような、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートをハードセグメントとし、ポリエチレングリコールと1,4−ブタンジオールをソフトセグメントとするものを使用することができる。
Figure 2005058464
ソフトチップ14は、全ての場所の吸水性が同じようになっている場合だけでなく、図3に示すように、先端側(同図では右側)に向かって吸水性が次第に増加するようにしてもよい。
また、吸水性の異なる吸水膨潤性樹脂からなるリングを吸水性が先端に向かって次第に増加するように吸水性の度合いの順に配し、接着または融着して一体となし、そのままで、あるいは更に加熱賦形をして、図4に示すようなソフトチップ14を形成し、これを使用してもよい。
また、疎水性ポリウレタンと吸水膨潤性ポリウレタンとのブレンド比率を変えることで、異なる吸水性合成樹脂を調整し、これをリングとなし、吸水性が先端に向かって次第に増加するように吸水性の度合いの順に配し、接着又は融着して一体となし、そのままで、あるいは更に加熱賦形をして、図4に示すようなソフトチップ14を形成し、これを使用してもよい。
また、疎水性合成樹脂からなる本体部12の内部に、これと相溶性のある吸水膨潤性樹脂からなるチューブ片を、図5(a)に示すようにオーバーラップさせた状態で挿入し、加熱、加圧して融着、賦形して、図5(b)に示すようなソフトチップ14を形成し、これを使用してもよい。
また、疎水性合成樹脂からなる本体部12に、これと相溶性のある吸水膨潤性樹脂からなるチューブ片を、図6(a)に示すように当接させ、加熱、加圧して融着、賦形して図6(b)に示すようなソフトチップ14を形成し、これを使用してもよい。
また、疎水性合成樹脂からなる本体部12に、これと相溶性のある吸水膨潤性樹脂からなるチューブ片をオーバーラップさせた状態で当接させて形成したソフトチップ14(図7参照)、これを更に加熱、加圧して融着させて形成したソフトチップ14(図8参照)、これを更に賦形して形成したソフトチップ14(図9参照)を使用してもよい。
図10はこの発明の第三の実施の形態に係るカテーテルの説明図であり、カテーテル10を、円形内腔を隔壁で2つの半月形内腔に分けた形のダブルルーメンカテーテルとし、それぞれのルーメンの先端口を、最先端とそれより手前の位置に、それぞれ先端方向に向かって開放する形で設け、手前側の開口を形成する近傍の壁のうち外周の壁の材料を吸水膨潤性樹脂で形成してもよい。
また、吸水膨潤性樹脂に硫酸バリウム等のレントゲン造影性材料の粉末を混練したものでソフトチップ14を作り、ソフトチップ14の表面を血液適合性の良い合成樹脂でコーティングしてもよい。
ここで、ソフトチップ14のコーティングに用いる合成樹脂としては、水透過性の良い合成樹脂が好ましく、更には、ソフトチップ14を形成している吸水膨潤性樹脂と同じ組成の合成樹脂が好ましい。
次に、血管内におけるこのカテーテルの挙動について説明する。
まず、このカテーテル10を、イントロデューサーシースを用いて、又はセルジンガー法で血管内に挿入する。このカテーテル10は血管内に挿入する時点では硬いので、血管内に容易に挿入される。
次に、このカテーテル10は、血管内の所定位置に挿入・留置された後、先端のソフトチップ14が血液中の水分を吸収して次第に膨潤し、軟らかくなる。このため、この状態で血管が拍動で動いたり、カテーテル10の留置位置を変えたりして、カテーテル10の先端部が血管内壁に当たっても、カテーテル10の先端部が膨潤で軟らかくなっているので、血管内壁は損傷を受けない。
また、このカテーテル10は先端部が血液中の水分を吸収して膨潤することにより大きくなり、先端部の開口の内径も膨潤に伴って大きくなる。このため、血流の隘路になっていた先端部の開口を通る血流が増加し、ひいては開口が血栓やフィブリンスリーブ等により閉塞する問題がなくなる。
この発明の第一の実施の形態に係るカテーテルの説明図である。 この発明の第二の実施の形態に係るカテーテルの説明図である。 ソフトチップの吸水性の一例を示す説明図である。 ソフトチップの吸水性の他の例を示す説明図である。 ソフトチップの形成方法の一例を示す説明図である。(内挿) ソフトチップの形成方法の他の例を示す説明図である。(当接) ソフトチップの形成方法の他の例を示す説明図である。(外挿) ソフトチップの形成方法の他の例を示す説明図である。(融着) ソフトチップの形成方法の他の例を示す説明図である。(賦形) この発明の第三の実施の形態に係るカテーテルの説明図である。
符号の説明
10 カテーテル
12 本体部
14 ソフトチップ

Claims (8)

  1. 1又は2以上のチューブ状の本体部と、該本体部の一方の端部に略同軸に延長形成されたソフトチップとを備え、該ソフトチップは吸水膨潤性樹脂からなることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記ソフトチップの吸水性が先端に向かって次第に増加していることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 吸水性の異なる吸水膨潤性樹脂からなるリングを吸水性が先端に向かって次第に増加するように吸水性の度合いの順に配し、接着または融着して一体となし、そのままで、あるいは更に加熱賦形をして、前記ソフトチップを形成したことを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  4. 疎水性ポリウレタンと吸水膨潤性ポリウレタンとのブレンド比率を変えることで、異なる吸水性材料を調整し、これをリングとなし、吸水性が先端に向かって次第に増加するように吸水性の度合いの順に配し、接着又は融着して一体となし、そのままで、あるいは更に加熱賦形をして、前記ソフトチップを形成したことを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  5. 疎水性材料からなる本体部に、これと相溶性のある吸水膨潤性樹脂からなるチューブ片を当接あるいはオーバーラップさせて、加熱、加圧して融着、賦形して前記ソフトチップを形成したことを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  6. 円形内腔を隔壁で2つの半月形内腔に分けた形のダブルルーメンカテーテルで、それぞれのルーメンの先端口が、最先端位置とそれより手前の位置に、それぞれ先端方向に向かって開放する形で設けられ、手前の位置の先端口の外周部を吸水膨潤性樹脂で形成したことを特徴とするカテーテル。
  7. 前記ソフトチップがレントゲン造影性材料粉末を含み、該ソフトチップの表面が水透過性樹脂でコーティングされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカテーテル。
  8. 前記水透過性樹脂が吸水膨潤性樹脂であることを特徴とする請求項7に記載のカテーテル。
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