JP2005055743A - 画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画面上の画像配置の意味するところの直感的な把握を可能にし、もって画像探索の効率化を図る画像表示方法を提供する。
【解決手段】 表示制御部が、各表示対象画像の属性を取得し、各属性値について画面上の中心点を設定する。互いの中心点は画面内に散らばるように配置される。そして、表示制御部は、表示対象画像のサムネイル画像を、その画像の属性値に係る中心点の近傍に配置する。これにより同じ属性値のサムネイル画像がかたまって配置される。サムネイル画像群は、枚数の多いものほど画面中心の近くに配置される。タイムシーケンス表示処理が開始されると、表示制御部は、古い期間の画像から新しいものへと、数秒ごとに、表示対象画像を順次切り替えていく。そうすると、各画像群が、時系列的な枚数変化にしたがって、画面上を移動する。
【選択図】 図9

Description

本発明はデジタル画像データを画像表示装置の画面上で再生する為の画像表示方法に関するものである。
デジタルハイビジョン放送が開始され、ハイビジョン対応のテレビ受信装置の普及により、従来よりも高画質で迫力のある映像を家庭で楽しめるようになってきている。一方電子スチルカメラの普及により、電子化した静止画および動画をパソコンだけでなく、テレビのモニタ画面に表示して楽しむユーザーも増えてきている。
テレビ受信装置にて静止画や動画を見る場合には、ユーザーはモニタ画面に表示されたサムネイル画像の一覧を見て、そのサムネイル画像を選択することで、再生データを選択するのが一般的である。
一方、近年記憶容量を飛躍的に増大させたメモリの利用が可能になっており、これに伴い記憶できる画像の数も飛躍的に増大している。例えば、メモリカードは500枚を超えるデジタル写真を記憶することができるようになってきている。
このような大量の画像データの中から、ユーザーが所望の画像データを探し出すことは容易なことではない。
大量のデータオブジェクトを効率よく画面に配置し、ユーザー自身の目で容易に選択できるようにする技術としては、次のものが知られている。柿本らは、特許文献1において、日時が近いものや類似した画像を集めて2次元画面を構成し、かつ、情報の密度を変えて奥行き方向に複数の画面を並べることによって、視点を3次元的に移動させることで所望のデータを探索できるようにする技術を開示している。また、松浦らは、特許文献2において、現実空間に似せた仮想的な情報空間の中に情報を関連付けて表示する方法を提案している。
特開平9−259130号公報 特開平7−84746号公報
しかしながら、柿本らの提案手法を用いて大量のデジタル画像を表示したとしても、3次元空間のどの位置にどのような属性の画像が配置されているのかを直感的に把握することが難しい場合が多い。しかも、最上層の画面から実際に画像が配置されている最下層の画面までたどり着くには、所望の画像の属性を正確に把握していなければならない。それゆえ、撮影した日時や場所などの記憶があいまいであると、所望の画像を見つけるために3次元空間内をくまなく探索しなければならなくなり、逆に効率が悪くなってしまう。
一方、松浦らの提案手法は、デジタル写真の取り扱いには向いていない。なぜなら、写真には、撮影した日時・場所、撮影したカメラ、写っている人、誰からもらった写真か、などの種々の属性が付随し、その中には、現実空間に似せた情報空間上へのマッピングが不可能なものもあるからである。すなわち、撮影した場所であれば、地図画像を背景画像とした情報空間の中に写真をマッピングすることも考えられようが、たとえば、「写っている人」「その写真をくれた人」「撮影したカメラ」などの属性は、現実の空間とは異なる概念であるため、情報空間上にマッピングすることはできないのである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、画面上の画像配置の意味するところの直感的な把握を可能にし、もって画像探索の効率化を図る画像表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、以下に述べる画像表示方法を採用する。
本発明の画像表示方法は、複数の表示対象画像の属性を取得する属性取得工程と、取得された属性を基にして、複数の属性値にそれぞれ係わる複数の基準位置が画面内に離散するように、画面上の複数の基準位置を設定する基準位置設定工程と、表示対象画像の縮小画像を、その表示対象画像の属性値に係る基準位置の近傍に配置する縮小画像配置工程と、縮小画像が選択されたときに、その縮小画像に対応する表示対象画像を表示する画像表示工程と、を含む。
また、抽出条件を所定時間ごとに変化させることによって、表示対象画像を順次切り替えてもよい。このとき、所定時間ごとに、異なる抽出条件で抽出された表示対象画像に対して、属性取得工程、基準位置設定工程、縮小画像配置工程などが繰り返されることになる。
また、基準位置設定工程では、各属性値に対応する画像数に基づいて基準位置を決定することが好ましい。このとき、画像数の多い属性値に係る基準位置ほど画面中心の近くに配置するとさらに好ましい。
また、縮小画像配置工程では、表示対象画像が属性値を複数有する場合に、その縮小画像をその複数の属性値に対応する複数の基準位置の間に配置するとよい。
以上詳記したように、本発明の画像表示方法によれば、表示対象画像が大量に存在する場合であっても、それらの縮小画像が属性値ごとにまとめられ、各画像群が画面内に散らばるように配置される。したがって、画面上の画像配置の意味するところの直感的な把握が可能となり、その結果、ユーザーは効率的に所望の画像を見つけることができるようになる。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本実施形態の画像表示方法が適用されるデジタルテレビ受信装置100の構成を示した図である。
図1において、不図示のアンテナにより受信された信号はチューナ部101に入力される。チューナ部101は、入力された信号に対して、復調、誤り訂正等の処理を施し、トランスポートストリーム(TS)と呼ばれる形式のデジタルデータを生成する。チューナ部101は更に、生成したTSデータに対しデスクランブル解除処理を行い、処理後のTSデータをデマルチプレクサ部102に出力する。
デマルチプレクサ部102は、チューナ部101より入力された複数チャンネル分の映像、音声データ、および電子番組ガイド(EPG)データ、データ放送データ等が時分割多重化されているTSデータの中から、映像データおよび音声データを取り出し、映像・音声デコーダ部103に出力する。映像・音声デコーダ部103で処理された映像データはビデオメモリ107に書き込まれ、表示合成部108を介して、表示器112へと出力
される。一方、音声データは音声出力部104にて出力される。
カードスロット109は、リムーバブルメモリカード等が接続されるスロットであり、本実施形態においてはデジタルカメラとのデータのやり取りを行うために使用される。画像データ入力部105は、カードスロット109に接続されたメモリカードからデジタル画像データを読み込む。画像処理部106は、画像データ入力部105で入力したデジタル画像データに対して画像処理を施し、その画像データをビデオメモリ107に書き込む。
表示制御部110は、画像データ入力部105に対する画像読込の指示、画像処理部106に対する処理実行の指示、ビデオメモリ107への表示データの書き込み、表示合成部108に対する合成処理の指示、記憶部113に対する情報の記憶指示を行う。また、表示制御部110は、ユーザー入力部111を介してリモコン114から入力データを取得する。さらに、表示制御部110は、画像データ入力部105を介して、デジタル画像データに付与された属性情報の取得も行う。
リモコン114の例を図2に示す。ただし、図2は、説明の便宜上、本実施形態の画像表示方法を実行するために必要な操作ボタンのみを示すものであり、実際のデジタルテレビ受信装置用リモコンに必要な操作ボタン全てを示すものではない。
発光部201は、リモコン114と図1のユーザー入力部111の間の赤外線通信を行う部分である。電源キー202は、デジタルテレビ受信装置100の電源のON/OFFを切り替えるためのボタンである。カーソル&決定キー203は、上下左右ボタンとそれらのボタンの真中に配された決定キーからなる。また、Upキー204とDownキー205の2つのキーからなるアップダウンキー、1〜9および0の数字がマトリクス状に並べられた数字キー206、青,赤,緑,黄の4色のボタンが横一列に並べられたカラーキー207が設けられている。メニューキー208はデジタルテレビ受信装置100の機能メニューを表示するためボタンであり、ビューワキー209は画像ビューワ機能を呼び出すためのボタンである。
本実施形態において用いたデジタル画像はデジタルカメラにて撮影された静止画データおよび動画データである。静止画データはデジタルカメラにてJPEG圧縮処理を施された後、静止画像データファイルとしてメモリカードに記録されたものを用いている。また、動画データも同様にデジタルカメラにてフレーム単位でJPEG圧縮処理された画像群を動画像データファイルとしてメモリカードに記録されたものを用いている。以降の説明では、静止画像データファイルと動画像データファイルを総称して「画像ファイル」という。また、画像ファイルを単に「画像」ということもある。
画像記憶手段たるメモリカードには、複数の画像ファイルがその属性情報とともに記憶されている。画像ファイルの属性情報には、たとえば、撮影時(もしくは作成時)に付与された属性、画像ファイルの送受信時に記録された属性、撮影後(もしくは作成後)にユーザーにより付与された属性などが含まれる。
撮影時に付与された属性とは、デジタルカメラで撮影したときにデジタルカメラの機能によって自動的に付与される属性である。たとえば、撮影日時(日付だけの場合も含む)、画像の解像度情報、画像のインデックス情報(サムネイル画像など)、カメラ機種名などがある。
画像ファイルの送受信時に記録された属性とは、電子メールや画像転送などの手段により画像ファイルをやり取りしたときに記録される属性である。たとえば、画像ファイルの
送信者の名称(画像をもらった人)、送信元のメールアドレス、送信先のメールアドレス、送信日時などがある。
また、ユーザーにより付与された属性としては、たとえば「太郎」や「花子」といった画像に写っている人物の名称(写っている人)、撮影場所などがある。
(処理動作説明)
まず、本実施形態のデジタルテレビ受信装置100におけるデジタル画像の一覧表示機能(画像ビューワ機能)について説明する。図3、図4はデジタルテレビ受信装置100における画像一覧表示機能の動作について、表示制御部110の処理を中心に示したフローチャートである。以下、これらの図を使って表示制御部110の処理を説明する。
ユーザーがカードスロット109にメモリカードを装着し、リモコン114のビューワキー209を操作すると、画像一覧表示機能(画像ビューワ機能)が呼び出され、以下の処理が実行される。
表示制御部110はまず、画像データ入力部105を介してカードスロット109に装着されているメモリカード内の画像ファイルリストを取得し(S301)、さらに画像ファイルの属性情報の読み出しを行う(S302)。そして表示制御部110は画像処理部106に対してサムネイル画像のデコード処理を指示すると共に、画面上に画像の撮影日時順でサムネイル画像を表示するようにビデオメモリ107への配置(描画)制御を行う(S303)。このときの一覧表示の様子を図5(a)に示す。
ここで、ユーザーがリモコン114のカーソル&決定キー203を操作して、サムネイル画像を選択すると(S304)、表示制御部110はサムネイル画像に対応する画像が画面上に単独表示されるように制御を行う(S305)。
一方、ユーザーがリモコン114のメニューキー208を操作した場合には(S306)、表示制御部110は図5(b)に示すように属性情報に含まれる個々の属性を一覧にした属性リストを表示する(S307)。ユーザーがカーソル&決定キー203を操作して、このリストの中で「もらった人」という属性を選択すると(S308)、表示制御部110は図4に示す処理を開始する。
図4では、「もらった人」という属性が指定された場合の画像一覧表示機能の処理シーケンスが示されている。
(画像抽出・属性取得処理)
表示制御部110はまず、メモリカードに記録されている複数の画像の中から、「もらった人」という属性を有する画像を表示対象画像として抽出する(S401)。ここでは、42枚の表示対象画像が抽出されたものとする。次に、表示制御部110は各表示対象画像の「もらった人」属性を取得する。ここでは、「もらった人」属性として「T彦」、「Y子」、「A子」、「K太郎」(いずれも人名)の4種類の属性値が取得され、各属性値に対応する画像数は図6(a)に示すように5枚、12枚、9枚、16枚のような枚数分布をもっていたものとする。なお、本実施形態において「もらった人」属性は電子メールを介して画像を受け取った際に自動的に記録されたものを想定しているが、ユーザーが個々の画像に対して自ら設定したものであってもよい。
(中心点・背景画決定処理)
表示制御部110は「もらった人」属性を持つ画像を抽出し、各画像の属性値を取得すると、次に、取得された各属性値について中心点(基準位置)の設定を行うとともに、背景
画像の決定を行う(S402)。ここでは、表示制御部110は、各属性値に対応する画像数に基づいて、互いの中心点が画面内に散らばる(離散する)ように、各属性値に係る中心点を設定する。さらに、画像数の多い属性値に係る中心点ほど画面中心の近くに配置されるようにする。
詳しくは、まず、表示制御部110が各属性値に対応する画像数に基づいて属性値「T彦」、「Y子」、「A子」、「K太郎」を複数(3つ)のグループに分ける(S421)。ここでは、各属性値に対応する画像数の枚数分布を考慮することによって、ほぼ同じ画像数の属性値が同一のグループに分けられるようにする。たとえば、枚数分布として画像数の最小値と最大値を用いることとし、最小値から最大値までの値域をグループ数(3つ)で均等に分割することによって各グループの値域を決定する。そして、各グループの値域と属性値の画像数とから、その属性値の属するグループを決定するのである。
図6(a)の例で具体的に説明する。画像数には最小値5枚から最大値16枚までの枚数分布がある。よって、(16−5+1)÷3=4 となり、各グループの値域は、
グループA: 13〜16枚
グループB: 9〜12枚
グループC: 5〜 8枚
と定まる。よって、属性値「T彦」、「Y子」、「A子」、「K太郎」をそれぞれの画像数に応じて割り振ると、
T彦: グループC
Y子: グループB
A子: グループB
K太郎:グループA
というグループ分けとなる。このように、グループC、B、Aの順に、そこに属する属性値の画像数が多くなっていく。
属性値のグループ分けが決定したら、続いて表示制御部110は、背景画像と画面領域分割テンプレートを決定する。背景画像は、サムネイル画像を画面上に配置する際の背景となるものであり、画面を各グループに対応する領域に視覚的に分割するためのものである。つまり、背景画像は、領域ごとに異なる色や模様が描かれていたり、領域と領域の間に境界線が描かれているようなラスターデータである。一方、画面領域分割テンプレートは、各属性値に係る中心点を決定する処理に用いるデータであり、背景画像に対応したマスクデータのようなものである。中心点を決定する際の計算を容易化するために、画面領域分割テンプレートは各領域を関数やベクトルで定義しているベクターデータであることが好ましい。
本実施形態では、各領域の相対的な大きさが異なる、複数種類の背景画像および画面領域分割テンプレートがあらかじめ用意されている。表示制御部110は各グループに属する画像数の相関(比率)に応じて、適切な画面領域分割テンプレートと背景画像を選択する(S422)。
上記の例では、各グループに属する画像数は、グループAが16枚(属性値「K太郎」の16枚)、グループBが21枚(「Y子」の12枚+「A子」の9枚)、グループCが5枚(「T彦」の5枚)となる。そして、表示制御部110は、各グループに属する画像数の比率に応じて、次の条件選択処理を行って画面領域分割テンプレートおよび背景画像を決定する。
・以下の条件以外の場合・・・テンプレートA、背景画像A
・グループAの画像数が全体(表示対象画像の数)の80%以上の場合・・テンプレー
トB、背景画像B
・グループBの画像数が全体の80%以上の場合・・・テンプレートC、背景画像C
・グループCの画像数が全体の80%以上の場合・・・テンプレートD、背景画像D
・グループBの画像数が0枚の場合・・・テンプレートE、背景画像E
なお、本実施形態では、各属性値に対応する画像数の枚数分布に基づいてグループ分けを行っているため、グループA、Cの画像数が0になることはない。
図7に各画面領域分割テンプレートおよび背景画像の例を示す。どのテンプレート(背景画像)も画面中央にグループAに対応する領域(以下、「グループA領域」という。)が配置され、画面の中央から離れるにしたがってグループB領域、グループC領域の順に配置されていることがわかる。つまり、画像数の多い属性値が属するグループ領域ほど、画面中心の近くに配置されているのである。
次に、表示制御部110は、属性値に係る中心点をその属性値が属するグループ領域内に配置する(S423)。このとき、上述したグループ分けの結果と決定した画面領域分割テンプレート(背景画像)とを参照する。
上記の例であれば、S421の処理にて属性値「K太郎」がグループA、「Y子」と「A子」がグループB、「T彦」がグループCに割り当てられ、S422の処理にて画面領域分割テンプレートAが選択される(図8(a)参照)。よって、属性値「K太郎」の中心点は画面中心に近いグループA領域に、属性値「Y子」と「A子」のそれぞれの中心点はグループA領域よりも少し中心から離れたグループB領域に、属性値「T彦」の中心点は画面中心からもっとも離れたグループC領域に配置されることになる。
なお、1つのグループに複数の属性値が属する場合には(ここではグループBが該当する。)、各属性値の中心点がそのグループ領域の中で散らばるように、各中心点を設定する。このときも、属性値の画像数が多いものほど画面中心に近い位置に配置されるようにする。以上の処理によって、各属性値の互いの中心点(基準位置)が画面内に散らばることになる。
背景画像と中心点が決定すると、表示制御部110は決定した背景画像を画面に表示する(S403)。
そして、表示制御部110は、表示対象画像のサムネイル画像を、その画像の属性値に係る中心点の近傍に配置する(S404)(図8(b)参照)。このとき、同一の属性値を有する画像のサムネイル画像が重ねて表示されるようにする。併せて、中心点の近傍に属性値も表示される。なお、中心点の近傍とは、当該中心点からの距離が他のいずれの中心点からの距離よりも短くなる位置から構成される領域(範囲)をいう。そして、その領域に各画像の少なくとも一部が又は全部が含まれるように(重なるように)に、同一の属性値を有する複数の画像が配置される。
かかる配置処理によって、同一の属性値を有する画像のサムネイル画像が、その属性値の中心点の周りにかたまって表示され、サムネイル画像群を形成する。そのサムネイル画像群の大きさ(画像数の多さ)は、画面中心ほど大きく、画面中心から離れるほど小さくなる。
また、表示制御部110は、画面の端に、タイムシーケンス開始ガイドを表示し(S405)、タイムシーケンス表示処理(表示対象画像の切替処理)の開始の指示がユーザーから入力されるのを待つ(S406)。ここでは、タイムシーケンス表示処理を開始する
ために必要な操作、つまり、対応するリモコン114のボタン(赤ボタン)をユーザーに提示している。
図8(b)のごとく画面にサムネイル画像が表示されている状態において、ユーザーのリモコン操作によりいずれかのサムネイル画像が選択されたときには、表示制御部110はそのサムネイル画像に対応する画像を画面上に単独で表示する(S414,S415)。
ここまでの表示制御部110の処理により得られる作用効果について説明する。
S401において、表示制御部110は、メモリカードに記録された大量の画像の中から、ユーザーが選んだ属性条件に合致する画像のみを表示対象画像として抽出する。よって、ユーザーは、属性リストから所望の属性を選択するという簡単な操作で、表示対象画像の大まかな絞り込みを行うことができる。
S402において、表示制御部110は、S401にて取得された各属性値について、互いの中心点が画面内に散らばるように、画面上の基準位置を設定する。そして、S404において、表示制御部110は、表示対象画像のサムネイル画像を、その画像の属性値に係る中心点の近傍に配置する。よって、表示対象画像が大量に存在する場合であっても、それらのサムネイル画像が属性値ごとに分類され、各属性値のサムネイル画像群が画面内に散らばるように配置される。したがって、画面内の画像配置の意味するところの直感的な把握が可能となり、その結果、ユーザーは効率的に所望の画像を見つけることができるようになる。
所望の画像が見つかった場合には、そのサムネイル画像を選択するという簡単な操作で、対応する画像が画面上に拡大表示され、詳細に閲覧することができる。
また、S402において、表示制御部110は、各属性値に対応する画像数に基づいて中心点を決定する。これにより、各サムネイル画像群が重ならないように、適切に各中心点を画面内に配置することができる。また、画像数の多い/少ないは、サムネイル画像群の大きさに直接反映され、視覚的に捉えやすい。よって、画像数に基づき中心点の配置の仕方を工夫すれば、画面内の画像配置の意味の直感的な把握を容易化することができる。
S402においては、画像数の多い属性値に係る中心点ほど画面中心の近くに配置することによって、ユーザーによる直感的な把握を助けている。ユーザーは、個々の画像の属性を正確に記憶していることは稀であるが、「誰某からは、たくさん画像をもらったはず」「誰某からもらった画像は少なかった」「何月頃にはたくさんの画像を撮影した気がする」というように、画像数の多い/少ないについては案外感覚的に憶えているものである。上記処理は、この傾向に着目したものであり、ユーザーの感覚的な記憶に基づく画像探索を可能にするものである。
また、S402において、表示制御部110は、各属性値に対応する画像数に基づいて属性値を3つのグループに分け、背景画像および画面領域分割テンプレートを決定し、属性値の中心点をその属性値が属するグループ領域内に配置する。これにより、各中心点が画面内に良好に散らばるとともに、ほぼ同じ画像数のサムネイル画像群が同一領域内に配置されることとなるので、ユーザーによる画面配置の意味把握の一層の容易化を図ることができる。
また、サムネイル画像の背景として、同心円状の模様を持った背景画像を配置することで、画面の「中心付近」とその他の領域をユーザーに明確に示すことができるようになる
。さらに、各領域に配置すべきサムネイル画像数の比率に応じて背景画像を適宜選択することによって、各領域の相対的な大きさを変えている。したがって、たとえば、中心付近の領域(グループA領域)に表示するサムネイル画像の枚数が極端に多い場合であっても、その表示エリアが不足し、画像群同士が近づきすぎたり、重なってしまったりするような事態を回避することができる。
しかも、表示制御部110は、同一の属性値のサムネイル画像を重ねて表示するようにしたので、画像群としてのまとまりが生まれ、ユーザーによる意味把握が容易になる。また、画像群の広がりが小さくなるので、画像群同士が干渉しないように、余裕をもって配置することができる。
(タイムシーケンス表示)
次にユーザーがタイムシーケンス表示処理の開始の指示を入力した場合の処理を説明する。
タイムシーケンス表示処理は、簡単に言えば、所定時間ごとに表示対象画像を順次切り替え、各段階の表示対象画像に対して、前述の背景画像・中心点決定処理(S402)、背景画像表示処理(S403)およびサムネイル画像配置処理(S404)と同様の処理(S408〜S410)を繰り返す処理である。
図8(b)の画面が表示された状態で、ユーザーが画面下端のガイドに従ってリモコン114の特定ボタン(この例では赤ボタン)を操作すると、タイムシーケンス機能が呼び出され、以下の処理が実行される(S406)。
初回のループでは、表示制御部110は、まず表示対象画像の抽出条件を決定する。抽出条件としては、画像が撮影又は作成された期間に関するものを用い、具体的には「3ヶ月間」とする。表示制御部110は、S401で抽出された画像を母集団として、それらの母集団画像の中で最も古い画像の撮影年月(又は作成年月)を調べる。そして、その年月を含む3ヶ月の期間を、タイムシーケンス表示処理の初回のループの抽出条件に決定する。今、母集団画像に、2002年1月から2002年6月までの画像が含まれており、それぞれの撮影日時の分布が図6(b)のようになっているとすると、初回のループの抽出条件は、2002年1月〜3月の期間となる。
表示制御部110は、母集団画像から、上記抽出条件に合致する3ヶ月間の画像を表示対象画像として抽出するとともに、それらの属性を取得する(S407)。初回は、属性値「T彦」の画像が5枚、属性値「Y子」の画像が6枚、属性値「K太郎」の画像が7枚の計18枚の表示対象画像が抽出されることになる。
続いて、表示制御部110は、抽出された表示対象画像に対して、背景画像・中心点決定処理(S408)、背景画像表示処理(S409)、サムネイル画像配置処理(S410)を行う。これらの処理は、上述したものと同じであるため説明を省略する。
そして、表示制御部110は、一定時間(たとえば3秒)待機した後で(S411)、抽出条件を古い期間から新しい期間へと1ヶ月ずらして、再び、S407の画像抽出処理に戻る(S413)。したがって、2回目のループでは、2002年2月〜4月の期間が抽出条件となり、S407〜S409の処理が実行される。また一定時間後に、2002年3月〜5月の期間の画像に対して同様の処理(S407〜S409)が実行され、さらに一定時間後に、2002年4月〜6月の期間の画像に対しても同様の処理(S407〜S409)が実行される。
このように、表示制御部110は、所定時間(数秒)ごとに古い期間から新しい期間へと1ヶ月ずつ抽出条件を順に変化させることによって、表示対象画像を時系列的に切り替えていき、その度に該当する表示対象画像に対して、背景画像・中心点決定処理等を実施する。
なお、表示制御部110は、S412において、タイムシーケンス表示処理の停止の指示がユーザーから入力されたか否かを確認する。ユーザーがリモコン操作でタイムシーケンス表示処理の停止要求をした場合、または、最後の抽出条件まで処理を終えた場合には、タイムシーケンス表示処理は終了する。
タイムシーケンス表示処理が終了して画面にサムネイル画像が表示されている状態において、ユーザーのリモコン操作によりいずれかのサムネイル画像が選択されたときには、表示制御部110はそのサムネイル画像に対応する画像を画面上に単独で表示する(S414,S415)。
以上説明した表示制御部110のタイムシーケンス表示処理により得られる作用効果について説明する。
図9(a)〜(d)は、タイムシーケンス表示処理による画像一覧表示画面の変化を示した図である。
図9(a)に示すように、「2002年1月〜3月」の期間には、K太郎からもらった画像が最も多いので画面中心に配置される。Y子からもらった画像はそれよりもやや少ないため、画面中心から少し離れた領域に配置される。また、T彦からもらった画像は最も少ないので、画面端部の領域に配置されている。
図9(b)の「2月〜4月」の期間には、少ないながらA子からもらった画像があるため、中心から離れた領域にA子の画像が配置される。また、Y子からもらった画像の数がK太郎のものと同じになり、Y子の画像群が画面中心の領域に移動してくる。それに伴い、画面中心のグループA領域が広がり、相対的にグループB領域が狭くなっていることがわかる。
図9(c)の「3月〜5月」の期間には、T彦からもらった画像は表示されなくなる。K太郎、Y子、A子のそれぞれの画像数が同じであるため、全て画面中心のグループA領域に表示されることとなる。それに伴い、グループA領域が非常に広がっていることがわかる。
図9(d)の「4月〜6月」の期間には、A子からもらった画像の枚数が、Y子からもらった枚数を超えたため、Y子の画像群が画面中心から少し離れた領域に移動し、反対にA子の画像群が画面中心に近い位置に移動している(図中矢印参照)。
たとえば、このユーザーが2002年の4月にA子と知り合い、その後画像を頻繁にやり取りするようになったケースを想定する。その場合、本実施形態によれば、2002年の1月〜3月の表示においてはA子からもらった画像は表示されず、2002年の2月〜4月の表示でA子の画像群が画面の端に表示されるようになり、3月〜5月、4月〜6月と時系列的に表示が切り替わるにつれ、A子の画像群が画面の中心に移動してくることになる。つまり、過去のある期間に「誰と主に付き合ったか?」「誰と主に画像をやり取りしたか?」という記憶と合うように、画像の送り主に対応する中心点の位置が移動するのである。
このように、本実施形態に示した画像表示方法によれば、ユーザーは頻繁にやり取りした記憶を持っている友人からもらった画像を探す場合は、画面の中心付近の画像群に注目して探索を行えばよく、逆にあまりやり取りをしていなかった友人からもらった画像を探す場合には画面の中心から離れた領域の画像群に注目して探索を行えばよいことになる。また、上記A子の例のように、ある時期から急に頻繁にやり取りをするようになったことを記憶している場合には、タイムシーケンスにおいて中心点が画面中央に移動してくる画像群に注目すれば、容易に所望の写真を探すことができるようになる。
また、表示制御部110は、タイムシーケンスにおける画面遷移を次のように制御するとよい。すなわち、本実施形態では、抽出期間を3ヶ月間、更新期間を1ヶ月ごとにしているため、切替前と切替後の両方の表示対象画像に2ヶ月分の同一の画像が含まれることとなり、その画像のサムネイル画像は切替後にも画面上に残ることになる。この場合に、表示制御部110は、そのサムネイル画像を、切替前の位置から切替後の位置までアニメーション移動させることが好ましい。つまり、画面遷移の際に、瞬間的に移動させるのでなく、なめらかに(連続的に)画面上を移動させるのである。これにより、ユーザーは、画像群の動きを把握しやすくなり、所望の画像を効率的に探し出せるようになる。
なお、本実施形態においては、説明を簡便にするため、42枚の画像を対象にして処理の流れを説明したが、上記画像表示方法は、数枚のオーダーから数百枚のオーダーまで、あるいはさらに大量の画像に対しても適用可能である。
また、本実施形態では、3つのグループ・領域に分割した例を説明したが、この分割数についても自由に設定可能である。
また、背景画像・画面領域分割テンプレートの構成は、同心円に限られることなく、画面を複数の領域に分割するものであれば種々のものを採用可能である。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態で用いるデジタルテレビ受信装置の構成は図1と同じであるので説明は省略する。また、本実施形態で用いるデジタル画像についても、前述した第1の実施形態と同様のものを用いる。
本実施形態では、「写っている人」という属性を用いて処理を行う。この属性は、画像の撮影後もしくは作成後にユーザーにより画像ファイルに記録されたものであり、属性値として画像(写真)に写っている人の名前をとるものである。
(処理動作説明)
本実施形態のデジタルテレビ受信装置100におけるデジタル画像の一覧表示は、先の実施形態と同様に、ユーザーがカードスロット109にメモリカードを装着し、リモコン操作によって画像ビューワ機能を呼び出すことよって開始される。
また、表示制御部110は、先の実施形態と同様に、図3に示すシーケンスにしたがって画像の一覧を表示した後、ユーザーによってリモコン114のメニューキー208を操作されると属性リストを表示する。ユーザーがこのリストの中で「写っている人」という属性を選択すると、表示制御部110は図10に示す処理を開始する。
図10では、「写真に写っている人」という属性が指定された場合の画像一覧表示機能の処理シーケンスが示されている。
(画像抽出・属性取得処理)
表示制御部110はまず、メモリカードに記録されている複数の画像の中から、「写っている人」という属性を有する画像を表示対象画像として抽出する(S901)。ここでは、16枚の表示対象画像が抽出されたものとする。次に、表示制御部110は各表示対象画像の「写っている人」属性を取得する。ここでは、「写っている人」属性として「太郎」、「花子」、「パパ」、「ママ」(いずれも人名)の4種類の属性値が取得されたものとする。2人以上の人が写っている画像に関しては複数の属性値を持つことも可能である。図11は本実施形態で使用した画像に付与された「写っている人」属性の属性値および「撮影年」属性の属性値を示した表である。
(中心点決定処理)
表示制御部110は「写っている人」属性を持つ画像を抽出し、各画像の属性値を取得すると、次に、取得された各属性値について中心点(基準位置)の設定を行う(S902)。ここでは、表示制御部110は、各属性値に対応する画像数に基づいて、互いの中心点が画面内に散らばるように、各属性値に係る中心点を設定する。特に本実施形態では、複数の属性値を有する画像の枚数に応じて各属性値の中心点の相対的な位置関係を決定する。
詳しくは、まず、表示制御部110は全属性値から2つの属性値を選び出す組み合わせを生成する。本実施形態では、組み合わせ数は42=6通りである。この6通りの組み合わせのぞれぞれについて、両方の属性値をもつ画像の枚数を調べる。そして、画像数の最も多い2つの組み合わせを選び出す。
たとえば図11のような属性値を持っている場合であれば、
・太郎と花子が写っている画像:3枚
・太郎とママが写っている画像:1枚
・太郎とパパが写っている画像:1枚
・花子とママが写っている画像:4枚
・花子とパパが写っている画像:2枚
・ママとパパが写っている画像:1枚
となるので、「太郎と花子」、「花子とママ」という2つの組み合わせが選ばれることになる。
表示制御部110は、この2組のそれぞれに関して、2つの属性値に係る中心点の間隔が狭くなるように(距離が近くなるように)、中心点を決定する。つまり、「太郎」と「花子」、「花子」と「ママ」が近くなるよう、図12(a)に示すような配置で中心点を決定する。このとき、画像数がより多い「花子」と「ママ」の間隔のほうが狭くなるようにする。なお、残りの属性値「パパ」については、他の中心点との間隔が、上記2つの組み合わせの間隔よりも広くなるように中心点を配置する。
中心点が決定すると、表示制御部110は、表示対象画像のサムネイル画像を、その画像の属性値に係る中心点の近傍に配置する(S403)。但し、「写っている人」属性の属性値を2つ以上持っている画像の場合は、そのサムネイル画像をその複数の属性値に対応する複数の中心点の間(おおよそ中間の位置が好ましい。)に配置する。
図12(b)はこのときの画面上の表示の様子を表した図である。
(タイムシーケンス表示)
次にユーザーがタイムシーケンス表示処理の開始の指示を入力した場合の処理を説明す
る。
本実施形態のタイムシーケンス表示処理は、簡単に言えば、所定時間ごとに表示対象画像を順次切り替え、各段階の表示対象画像に対して、前述の中心点決定処理(S902)およびサムネイル画像配置処理(S903)と同様の処理(S907、S908)を繰り返す処理である。
図12(b)の画面が表示された状態で、ユーザーが画面下端のガイドに従ってリモコン114の特定ボタン(この例では赤ボタン)を操作すると、タイムシーケンス機能が呼び出され、以下の処理が実行される(S904)。
なお、タイムシーケンス表示処理の大まかな流れは、第1の実施形態のものと同様である。本実施形態では、抽出条件を1年間、更新条件を1年ごとに設定している。
表示制御部110は各画像の撮影日時情報を基に、最も古い写真の撮影年から、1年ごとに、数秒間表示していく。
今、前述のメモリカードには図11に示すような画像が入っているとすると、表示制御部110は初めに撮影日が2000年の画像のみに対して(S906)、前述の中心点決定処理を行い(S907)、サムネイル画像を配置する(S908)。そして、一定時間後に(S909)、2001年の画像に対して同様の処理を行う(S906〜911)。
このようにタイムシーケンス表示では、表示制御部110は数秒ごとに1年ずつ表示対象画像を時系列的に切り替えていき、その度に該当する表示対象画像に対して中心点決定処理を実施する。
なお、表示制御部110は、S910において、タイムシーケンス表示処理の停止の指示がユーザーから入力されたか否かを確認する。ユーザーがリモコン操作でタイムシーケンス表示処理の停止要求をした場合、または、最後の抽出条件まで処理を終えた場合には、タイムシーケンス表示処理は終了する。
タイムシーケンス表示処理が終了して画面にサムネイル画像が表示されている状態において、ユーザーのリモコン操作によりいずれかのサムネイル画像が選択されたときには、表示制御部110はそのサムネイル画像に対応する画像を画面上に単独で表示する(S905,S912)。
以上説明した表示制御部110のタイムシーケンス表示処理により得られる作用効果について説明する。
図13(a)(b)は、タイムシーケンス表示処理による画像一覧表示画面の変化を示した図である。
図13(a)に示すように、「2000年」の期間には「太郎と花子」が写っている画像がもっとも多いことから、太郎と花子の中心点がお互いに近づいた状態で画面中心に配置されている。そして図13(b)に示すように、「2001年」の期間になると「太郎と花子」が写っている画像は無くなるため、お互いの中心点は遠ざかるように移動表示される。反対に「花子とママ」が一緒に写っている画像が増えるため、「花子」の中心点と「ママ」の中心点が近づくように移動表示される。
一般に、同じ組み合わせの人物が写っている画像が多いということは、それらの人物が
同じ時期に一緒に旅行やイベントを体験していたといえる。つまり、本実施形態の画像表示方法によれば、中心点もしくはサムネイル画像群の時系列的な移動(遷移)によって、そのときの人と人との交友関係をも表すことができる。
したがって、ユーザーは探している画像の正確な撮影時期を記憶していなくても、中心点の動きにより、人との交友関係の記憶から大体の時期を推測して、所望の画像を探すことができるようになる。
例えば、花子がある画像についての記憶として、「太郎が留学した後に、初めて太郎抜きで家族旅行に行ったときの画像だった」という記憶を持っていた場合、正確な撮影年月などを指定しなくても、タイムシーケンス機能を用いて、太郎の中心点が花子から離れていった直後にシーケンスを止めることで、所望の画像を探し出すことができるようになる。
また、本実施形態では、画像が属性値を複数有する場合(複数の人物が写っている場合)に、そのサムネイル画像を各人物の中心点の間に配置しているので、画面上のサムネイル画像の位置を見れば、その画像の属性(誰が写っているか)を容易に把握することができる。
本発明の実施形態においては、縮小画像として、撮影時に付与された属性としての、画像のインデックス情報であるサムネイル画像を利用することを例に挙げて説明した。サムネイル画像が本発明にはより好適であるが、本発明に用いられる縮小画像は、これに限定されることはなく、撮影された画像の構成画素をその都度間引いて縮小した画像であってもよく、詳細に表示すべき多画素数(高解像度の)画像と同内容で、画素数が少ない(低解像度)の画像であればよい。
本発明の実施形態におけるデジタルテレビ受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるデジタルテレビ受信装置のリモコンを示すブロック図である。 第1の実施形態における表示制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態における表示制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態における画面表示例を示す図である。 第1の実施形態にて用いた画像の属性値の分布を示す図である。 第1の実施形態にて用いた画面領域分割テンプレートおよび背景画像の例を示す図である。 (a)は画面領域分割テンプレート(背景画像)の例を示す図であり、(b)は第1の実施形態におけるサムネイル画像の画面表示例を示す図である。 第1の実施形態におけるタイムシーケンス表示処理による画像一覧表示画面の変化を示した図である。 第2の実施形態における表示制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態にて用いた画像の属性値の分布を示す図である。 (a)は第2の実施形態における中心点決定処理を説明するための図であり、(b)は第2の実施形態におけるサムネイル画像の画面表示例を示す図である。 第2の実施形態におけるタイムシーケンス表示処理による画像一覧表示画面の変化を示した図である。
符号の説明
100 デジタルテレビ受信装置
101 チューナ部
102 デマルチプレクサ部
103 映像・音声デコーダ部
104 音声出力部
105 画像データ入力部
106 画像処理部
107 ビデオメモリ
108 表示合成部
109 カードスロット
110 表示制御部
111 ユーザー入力部
112 表示器
113 記憶部
114 リモコン
201 発光部
202 電源キー
203 カーソル&決定キー
204 Upキー
205 Downキー
206 数字キー
207 カラーキー
208 メニューキー
209 ビューワキー

Claims (12)

  1. 複数の表示対象画像の属性を取得する属性取得工程と、
    取得された属性を基にして、複数の属性値にそれぞれ係わる複数の基準位置が画面内に離散するように、画面上の複数の基準位置を設定する基準位置設定工程と、
    表示対象画像の縮小画像を、その表示対象画像の属性値に係る基準位置の近傍に配置する縮小画像配置工程と、
    縮小画像が選択されたときに、その縮小画像に対応する表示対象画像を表示する画像表示工程と、
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
  2. 抽出条件を所定時間ごとに変化させることによって、表示対象画像を順次切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像表示方法。
  3. 前記抽出条件は画像が撮影又は作成された期間に関するものであり、古い期間から新しい期間へと抽出条件を順に変化させることによって、表示対象画像を時系列的に切り替えることを特徴とする請求項2記載の画像表示方法。
  4. 切替前と切替後の両方の表示対象画像に同一の画像が含まれている場合に、前記縮小画像配置工程では、その画像の縮小画像を、切替前の位置から切替後の位置まで画面上で移動させることを特徴とする請求項2または3記載の画像表示方法。
  5. 表示対象画像の切替処理の開始/停止の指示をユーザーインターフェースから入力する工程をさらに含むことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項記載の画像表示方法。
  6. 前記基準位置設定工程では、各属性値に対応する画像数に基づいて基準位置を決定することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の画像表示方法。
  7. 前記基準位置設定工程では、画像数の多い属性値に係る基準位置ほど画面中心の近くに配置することを特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
  8. 前記基準位置設定工程では、
    各属性値に対応する画像数に基づいて属性値を複数のグループに分け、
    画面を各グループに対応する領域に分割するための背景画像を決定し、
    属性値に係る基準位置をその属性値が属するグループに対応する領域内に配置することを特徴とする請求項6または7記載の画像表示方法。
  9. 前記基準位置設定工程では、
    各領域に配置すべき縮小画像数の比率に応じて、背景画像の各領域の相対的な大きさを変えることを特徴とする請求項8記載の画像表示方法。
  10. 前記縮小画像配置工程では、表示対象画像が属性値を複数有する場合に、その縮小画像をその複数の属性値に対応する複数の基準位置の間に配置することを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項記載の画像表示方法。
  11. 前記基準位置設定工程では、間に配置される縮小画像の数が多くなる基準位置の対ほど間隔が狭くなるように各基準位置を設定することを特徴とする請求項10記載の画像表示方法。
  12. 前記属性は、撮影時もしくは作成時に画像に付与された属性、画像の送受信時に記録された属性、または、撮影後もしくは作成後に付与された属性であることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1項記載の画像表示方法。
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