JP2005054923A - 空圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に車両のサスペンションとして使用可能であって、作動媒体である気体の発生するバネ力の上昇を抑制することを可能とする空圧緩衝器を提供する。
【解決手段】 隔壁部材1で区画された第1室R1と第2室R2とを連通する複数のバイパス路B1,B2を設け、一方のバイパス路B1の途中に所定の周波数以上で収縮する際にバイパス路B1を開放する常閉型の第1のバルブV1を設けるとともに、他方のバイパス路B2の途中に所定の作動速度以上で伸長する際にバイパス路B2を開放する常閉型の第2のバルブV2を設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、空圧緩衝器に関し、特に車両のサスペンションとして使用可能な空圧緩衝器の改良に関する。
従来、車両用の空圧緩衝器としては、たとえば、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されたピストンと、シリンダ内にピストンを介して移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンに設けた減衰力発生要素を備えたものが提案されている。
そして、この提案では、入力される振動の周波数が高さに応じて大きな減衰力を発生する減衰力特性を示す空圧緩衝器に、振動周波数が高い場合に流路を開放するリリーフ弁を設けて、高周波数領域での減衰力増大を防止する機構が示されている。
特開2000−104778号公報(第3頁右欄第41行目から第4頁左欄第22行目まで、図2および図3)
さて、上述のような従来の空圧緩衝器は、作動媒体を気体としているので、軽量でありエアレーションも招来しないので非常に有用であるが、そのまま車両のサスペンション等として利用するには、以下の問題がある。
すなわち、空圧緩衝器は、作動媒体に気体を用いているが、気体は油と比較して圧縮性高く、また、流路を流れる流速に限界があるので流速が高くなる空圧緩衝器の高速作動域では気体はバネとして作用するようになり、空圧緩衝器が発生する減衰力も頭打ちとなる。
そして、気体が発生するバネとしての反力も、作用面積の変化を招いて指数的に上昇し、空圧緩衝器全体としてのバネ定数が懸架バネ定数をしのぐ場合もある。
このことは、緩衝器として蓄え得るエネルギーが増大することとなるので、利点として考えることもできるが、作動速度が大きい場合には、特に車両用のサスペンション全体として、懸架バネ定数およびバネ反力が上昇することとなり、サスペンション振幅の減少、すなわち、サスペンションとしての変位が少なくなるので、車両の乗り心地を悪化させる原因になりかねない。
そして、従来の空圧緩衝器では、この車両の乗り心地の悪化に対して配慮されていない。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、特に車両のサスペンションとして使用可能であって、作動媒体である気体の発生するバネ力の上昇を抑制することを可能とする空圧緩衝器を提供することである。
本発明の第1の課題解決手段の空圧緩衝器は、隔壁部材で区画された第1室と第2室と、第1室と第2室とを連通する流路と、流路の途中に設けた減衰力発生要素とを備え、車両の車体と車軸との間に介装される空圧緩衝器において、第1室と第2室とを連通する複数のバイパス路を設け、一方のバイパス路の途中に所定の作動速度以上で収縮する際にバイパス路を開放する常閉型の第1のバルブを設けるとともに、他方のバイパス路の途中に所定の作動速度以上で伸長する際にバイパス路を開放する常閉型の第2のバルブを設けたこと特徴とする。
本発明の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、バルブシート部材を備え、当該バルブシート部材に各バイパス路の一部を成すポートをそれぞれ設け、第1のバルブをバルブシート部材の一端面に設けた一方のポートを閉じる方向に附勢された板状のバルブとし、第2のバルブをバルブシート部材の他端面に設けた他方のポートを閉じる方向に附勢された板状のバルブとしたことを特徴とする。
また、本発明の第3の課題解決手段は、第2の課題解決手段において、第1室と第2室がシリンダとシリンダ内に摺動自在に挿入したピストンにより隔成されるとともに、当該ピストンに接続され当該ピストンを介してシリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドを設け、ピストンロッドに、ピストンロッドの先端側から開口する中空部と、当該中空部とピストンロッドの側部とを連通する孔と、ピストンロッドの先端に接続され上記バルブシート部材を保持する中空なバルブシート保持部材とを設け、バイパス路が、上記中空部と孔とバルブシート保持部材内と上記各ポートとで形成されたことを特徴とする。
さらに、第4の課題解決手段は、第3の課題解決手段において、上記中空部および孔の両方または一方がバルブシート保持部材内の空圧に応答遅れを生じさせる周波数特性を備えていることを特徴とする。
各請求項の発明によれば、空圧緩衝器が所定の作動速度以上の作動速度領域で伸縮しても第1室内および第2室内の圧力上昇が抑制されるので、ガスの圧縮性に起因するバネ反力の上昇を効果的に抑制する事ができる。
したがって、この空圧緩衝器では、伸長時および収縮時のどちらでもガスの圧縮性に起因するバネ反力の上昇を抑制でき、このことは同時に懸架バネ定数の上昇を抑制することを意味するので、車両における乗り心地を飛躍的に向上することができるのである。
また、上述のバイパス路を開放して、過剰なバネ反力を抑制することは、同時に、この空圧緩衝器にあっては、所定の作動速度以上の作動速度で伸長する場合、すなわち、車両における乗り心地を悪化するようなバネ反力をガスが発生してしまうような作動速度領域では、バイパス路が開放されるので、伸長する側の第2室内の圧力低下を抑制することとなり、この空圧緩衝器がその状態から収縮すると、第2室内の圧力上昇が早期に達成されるから、より大きな減衰力が早期に得られることとなり、逆に、空圧緩衝器が収縮してから伸長する場合においても、同様の結果を得ることができる。この現象を換言すれば、減衰力の応答性を高めることができるということであり、サスペンションとしての機能を向上させることができる。
そして、本発明の空圧緩衝器にあっては、その作動速度が所定の作動速度以下の場合ではバイパス路が遮断状態となるので、作動速度が低い場合であっても、充分な減衰力を発生できる。すなわち、本発明の空圧緩衝器を車両に適用した際には、車両のサスペンションの動作し始めの振動抑制も可能であるから、車両における姿勢変化を抑制しえることとなる。
さらに、請求項2の発明によれば、圧力によりバルブを作動させてバイパス路を開放するので、空圧緩衝器の大型化が避けられ、さらに、外部に電源や空圧源を設けなくて済み、車両のパワーソースを消費しなくてよいので経済的である。
また、請求項3の発明によれば、ピストンロッドの先端に第1および第2のバルブとバイパス路が具現化されており、バルブシート保持部材の外径をシリンダの内径近くまでの大きなものとすることができるので、これによりバルブシート部材およびバルブシート部材に形成される板状のバルブも比較的大きな形状とすることができ、設計の自由度が高まる利点があると同時に、バイパス路および板状のバルブがシリンダ内に全て納められるので、空圧緩衝器の外部にバイパス路および第1、第2のバルブを設ける場合に比較して、空圧緩衝器をコンパクトなものとすることができる。
さらに、請求項4の発明によれば、第4の課題解決手段によれば、中空孔および孔の両方または一方が周波数特性を有しているので、空圧緩衝器の伸縮時の振動が早くなる、すなわち、振動周波数が高くなる時に、バルブシート保持部材内の空圧に応答遅れを発生させることができる。したがって、たとえば、この空圧緩衝器に単発的な衝撃、いわゆる、作動速度の大きい過渡的な収縮方向の振動が入力されると、バルブシート保持部材内の空圧は中空孔および孔の両方または一方の周波数特性により応答遅れが生じ、振動入力の初期には第1のバルブが一方のポートを開放せず、空圧緩衝器は大きなバネ反力を発生する。その後、僅かに遅れてバルブシート保持部材内が減圧され第1のバルブを移動させ一方のポートを開放するようになる。このことから、この空圧緩衝器にあっては、上記振動入力初期では空圧緩衝器は大きなバネ反力でしっかり車体を支え、僅かに遅れて車体をやわらかく支えることができ、衝撃エネルギーの蓄積量を増大させ乗り心地を向上することができるのである。また、上述の伸長方向の過渡的な入力があった場合には、やはり、バルブシート保持部材内の圧力に応答遅れが生じるので、振動入力初期には第2のバルブが他方のポートを遮断し、その後僅かに遅れて他方のポートを開放するので同様の結果を得ることができる。
また、中空孔および孔の口径、軸方向長さの設定によりその周波数特性を調整して、バルブシート保持部材内に圧力が伝播し得なくなる空圧緩衝器の振動周波数を車両におけるバネ下共振周波数より僅かに低く設定しておけば、車両におけるバネ下共振周波数領域では各ポートは遮断されたままとなるので、流路の途中に設けた減衰力発生要素のみで減衰力を発生することとなるので、空圧緩衝器は高い減衰力を発生することが可能となる。ここで、減衰力発生要素を車両におけるバネ下共振周波数領域で充分な減衰力が得られるよう設定しておけば、振動周波数に逆比例して減衰力が低下する空圧緩衝器にあっても、車両におけるバネ下部材たるタイヤの振動を効率よく抑制することが可能となる。
以下、本発明の空圧緩衝器を図1および図2に基づいて説明する。図1は、第1の実施の形態における空圧緩衝器を原理的に示す概略断面図である。図2は、第1の実施の形態における空圧緩衝器のピストン部の概略断面図である。
以下、詳細に説明すると、本実施の形態における空圧緩衝器は、図1に示すように、円筒状のシリンダ3と、第1室R1および第2室R2とに区画する隔壁画部材たるピストン1と、シリンダ3内にピストン1を介して移動自在に挿入されたピストンロッド2と、上記第1室R1と第2室R2とを連通する複数のバイパス路B1,B2と、バイパス路B1,B2の途中に設けたバルブV1,V2と、ピストン1に設けた流路L1,L2と、各流路L1,L2の途中にそれぞれ設けた減衰力発生要素11,12とで構成され、シリンダ3内にはガスが封入されている。なお、空圧緩衝器に封入されるガス圧についてであるが、具体的には、この空圧緩衝器が適用される車種に応じて、その車両に最適となる減衰力を発揮するように設定すればよい。
以下、各部材について詳細に説明すると、シリンダ3内には、摺動自在に隔壁部材たるピストン1が挿入され、ピストン1の図1中上端には、ピストンロッド2の先端が接続されている。そして、ピストン1には各流路L1,L2およびバイパス路B1,B2が設けられ、流路L1,L2にはそれぞれ減衰力発生要素11,12が設けられるとともに、バイパス路B1,B2の途中にはそれぞれバルブV1,V2が設けられている。そして、シリンダ3の図1中上端は、ピストンロッド2を摺動自在に支持するロッドガイド6とシール部材Sで封止されるとともに、その下端はやはりボトム部材Cで封止されており、シリンダ3内は密封状態とされている。また、ロッドガイド6は、シリンダ3の端部に固着されるが、ストップリング7でシリンダ3から脱落することが防止されている。
そして、上記バルブV1は、附勢バネ39で附勢され、第2室R2から第1室R1へと向うガスの流れのみを許容し、かつ、バイパス路B1を常時遮断する常閉型に設定されるとともに、第2室R2内の圧力が、空圧緩衝器が所定の作動速度で収縮したときに発生する開弁圧となるとバイパス路B1を開放するようになっている。また、バルブV2は、附勢バネ40で附勢され、第1室R1から第2室R2へと向うガスの流れのみを許容し、かつ、バイパス路B1を常時遮断する常閉型に設定されるとともに、第1室R1内の圧力が、空圧緩衝器が所定の作動速度で伸長したときに発生する開弁圧となるとバイパス路B2を開放するようになっている。したがって、ガスは、この空圧緩衝器が収縮する場合であって、第2室R2内の圧力が開弁圧に達するときにバイパス路B1を通過することができるが、それ以外の状態ではバイパス路B1およびバイパス路B2を通過することができず、他方、この空圧緩衝器が伸長する場合であって、第1室R1内の圧力が開弁圧に達するときにバイパス路B2を通過することができるが、それ以外の状態ではバイパス路B1およびバイパス路B2を通過することはできない。すなわち、この実施の形態においては、一方のバイパス路はバイパス路B1とされ、第1のバルブはバルブV1とされ、他方のバイパス路はバイパス路B2とされ、第2のバルブはバルブV2とされている。そして、図示したところでは、空圧緩衝器の伸長時と収縮時にガスが通過しうるバイパス路をそれぞれ1つずつ設けているが、少なくとも、空圧緩衝器の伸長時と収縮時にガスが通過しうるバイパス路をそれぞれ1つ以上設けてあればよいので、複数ずつ設けるとしてもよい。
なお、図示したところでは、バイパス路B1は、その途中でバイパス路B2に合流するようになっているが、バイパス路B1とバイパス路B2とをそれぞれ別々に設けるとしてもよいし、また、バルブV1およびバルブV2の上流側と下流側で合流するようにしてもよい。
なお、上述のようにバルブV1,V2は、空圧緩衝器の伸縮時の作動速度が所定の作動速度以上となったときに、それぞれ各バイパス路B1,B2を開放するようになっているが、詳しくは、所定の作動速度となったときの第1室R1内および第2室R2内生じる圧力で各バルブV1,V2が開弁する。そして、この開弁圧は附勢バネ39,40のバネ荷重により決定され、当該開弁圧を生じさせる所定の作動速度の値は、ガスの圧縮性に起因して高速作動域で発生するバネ反力を考慮して、この空圧緩衝器が搭載されるであろう車両における乗り心地を悪化させることがないように、その車両の車重等から適切な値が選択される。
ちなみに、このバルブV1,V2およびバイパス路B1,B2は、具体的な実施の形態にあっては、図2に示すように、ピストン1に配在されるのではなく、このピストン1に連設されるピストンロッド2、特に、ピストン1を連設させるピストンロッド2における先端部あるいは先端近傍部に配在されてもよく、また、図示はしないが、シリンダ3の外方に設けられるとされてもよい。
図2に示すように、ピストンロッド2の先端部には、その先端側から開口する中空部2bが設けられており、この中空部2bとピストンロッド2の側部とを連通する孔2aが設けられている。また、ピストンロッド2の先端が縮径されて段部2cが設けられ、この縮径された部位には、バルブストッパ20と、減衰力発生要素たるリーフバルブ32と、ピストン1と、減衰知力発生要素たるリーフバルブ33と、バルブストッパ21が挿入されている。そして、図2中下方からバルブシート保持部材35をピストンロッド2の先端に螺合することによって、バルブストッパ20、リーフバルブ32、ピストン1、リーフバルブ33、およびバルブストッパ21がピストンロッド2の段部2cとバルブシート保持部材Kとで挟持されてピストンロッド2に固定されている。
そして、ピストン1には流路L1および流路L2が設けられ、流路L1の図2中上端は、リーフバルブ32の図2中下面に当接しているが、その図2中下端は、リーフバルブ33には当接せずに、リーフバルブ33との間に若干隙間を有している。他方、流路L2の図2中下端は、リーフバルブ33の図2中上面に当接しているが、その図2中上端は、リーフバルブ32には当接せずに、リーフバルブ33との間に若干隙間を有している。これにより、流路L1は、空圧緩衝器の伸長行程時には第1室R1内の圧力が高まるのでリーフバルブ32により遮断されるが、収縮行程時には、第2室R2内の圧力が高まりリーフバルブ32が撓みリーフバルブ32とピストン1との間に隙間を生じ、ガスはこの隙間を通過することができるので、開放される。他方、流路L2は、空圧緩衝器の収縮行程時には第2室R2内の圧力が高まるのでリーフバルブ33により遮断されるが、伸長行程時には、第1室R1内の圧力が高まりリーフバルブ33が撓みリーフバルブ33とピストン1との間に隙間を生じ、ガスはこの隙間を通過することができるので、開放される。そして、ガスが流路L1を通過する場合には、リーフバルブ32で生じる圧力損失により減衰力が発生し、他方、流路L2を通過する場合には、リーフバルブ33で生じる圧力損失により減衰力が発生する。
このように、減衰力発生要素11,12をリーフバルブとしてもよいし、他に公知の減衰力発生要素を適用してもよい。なお、上述したところでは、各流路を隔壁部材たるピストン1に、バイパス路B1,B2を隔壁部材たるピストン1もしくはピストンロッド2の先端に設けるとしているが、シリンダ3の外方に各流路およびバイパス路B1,B2を設けてもよいことは上述したとおりである。また、ピストン1の外周にはピストンリング70が嵌合されており、ピストン1はこのピストンリング70を介して摺動自在にシリンダ3内に挿入されている。
さらに、バルブシート保持部材Kは、ピストンロッド2の先端外周に螺合可能なように内周に螺子部(付示せず)を有する小径の基端部35と、基端部より延設される大径の筒部34とで構成され、上述のように、その基端部がピストンロッド2の外周に螺合され、ピストン1等の各部材をピストンロッド2に固定する役割を有していると同時に、その筒部34の先端内周側で、円盤状のバルブシート部材36を保持しており、バルブシート部材36をピストンロッド2に連結する役割をも有している。なお、本実施の形態においては、筒部34の図2中下端をカシメてバルブシート部材36の保持するとしているが、螺合、圧入、溶接といった方法が採用されても良い。また、バルブシート保持部材K内の空間Aは、ピストンロッド2の中空部2bおよび孔2aと連通していることから、第1室R1と連通している。
そして、バルブシート部材36は、円盤状であって、図2中上下に貫通するポートP1,P2が設けられるとともに、その軸心部にはバルブストッパ50が挿入される孔36cが設けられている。また、バルブシート部材36の図2中上面には弁座36aが設けられ、この弁座36aに着座する中心に孔37aを備えた第1のバルブV1たる環状の板バルブ37をバルブシート部材36の図2中上面に当接させてあり、他方、バルブシート部材36の図2中下面には弁座36bが設けられ、この弁座36bに着座する中心に孔38aを備えた第2のバルブV2たる環状の板バルブ38をバルブシート部材36の図2中下面に当接させてある。他方、バルブシート部材36を貫通するバルブストッパ50は、複数の段部51,52を備えた円柱形状の部材であって、その図2中下端側面には螺子部(付示せず)が設けられている。
そして、このバルブストッパ50は、バルブシート部材36の孔36cに挿入されナット60でバルブシート部材36に固定されるが、バルブストッパ50とバルブシート部材36の図2中上面との間には、附勢バネ39と板バルブ37が介装され、さらに、バルブシート部材36の図2中下面とナット60との間には、板バルブ38と、円筒状のスペーサ42と、軸方向薄肉円筒状のバルブストッパ41と、附勢バネ40とが介装される。詳しくは、板バルブ37の内周側がバルブストッパ50の段部52とバルブシート部材36の図2中上面とで挟持され、さらに、附勢バネ39がバルブストッパ50の段部51と板バルブ37との間に介装されている。また、板バルブ38の内周側がバルブシート部材36の図2中下面とスペーサ42とで挟持され、附勢バネ40の内径は、スペーサ42の外周径より大きく設定され、スペーサ42と同軸となるように配置されるとともに、板バルブ38とバルブストッパ41との間に介装されている。したがって、バルブストッパ50とナット60で、附勢バネ39、板バルブ37、板バルブ38、スペーサ42、バルブストッパ41、および附勢バネ40の各部材が挟持されバルブシート部材36に固定されている。また、附勢バネ39は圧縮されて介装されているので、そのバネ力により板バルブ37は弁座36aに向けて附勢されており、他方、附勢バネ40も圧縮されて介装されており、そのバネ力により板バルブ38は弁座36bに向けて附勢されている。
そして、ポートP1の図2中上方は、板バルブ37が附勢されて弁座36aに着座しているので遮断されているが、その図2中下端は、板バルブ38には当接せずに、板バルブ38との間に若干隙間を有し開放されている。他方、ポートP2の図2中下方は、板バルブ38が附勢されて弁座36bに着座しているので遮断されているが、その図2中上端は、板バルブ37には当接せずに、板バルブ37との間に若干隙間を有し開放されている。
そして、ポートP1は、空圧緩衝器の伸長行程時には第1室R1内の圧力が高まり、この第1室R1と連通している空間A内の圧力が高まるので板バルブ37により遮断されるが、収縮行程時には、第2室R2内の圧力が高まると板バルブ37が附勢バネ39のバネ力に抗して図2中上方に撓んで板バルブ37と弁座36aとの間に隙間を生じ、ガスはこの隙間を通過することができるが、このとき板バルブ37が弁座36aから離座する、すなわち、板バルブ37が開弁するときの圧力は、所定の作動速度で空圧緩衝器が収縮したときに生じる圧力に設定されている。他方、ポートP2は、空圧緩衝器の収縮行程時には第2室R2内の圧力が高まるので板バルブ38により遮断されるが、伸長行程時には、第1室R1内の圧力が高まり空間Aの圧力が高まるので板バルブ38が附勢バネ40のバネ力に抗して図2中下方に撓んで板バルブ38と弁座36bとの間に隙間を生じ、ガスはこの隙間を通過することができるのがこのとき板バルブ38が弁座36bから離座する、すなわち、板バルブ38が開弁するときの圧力は、所定の作動速度で空圧緩衝器が伸長したときに生じる圧力に設定されている。すなわち、上述したところでは、一方のポートはポートP1とされ、他方のポートはポートP2とされている。そして、図示したところでは、空圧緩衝器の伸長時と収縮時にガスが通過しうるポートをそれぞれ1つずつ設けているが、少なくとも、空圧緩衝器の伸長時と収縮時にガスが通過しうるポートをそれぞれ1つ以上設けてあればよいので、複数ずつ設けるとしてもよい。
したがって、具体的なバルブV1,V2を備えた空圧緩衝器にあっては、緩衝器の伸縮時の作動速度が所定の作動速度以上となったときに、それぞれ各ポートP1,P2を開放するようになっており、このばあい、各ポートP1,P2、空間A、中空部2bおよび孔2aがバイパス路となる。そして、この場合においても、所定の作動速度により生じる開弁圧の値は附勢バネ39,40のバネ荷重により決定される。
すなわち、上述したところでは、ピストンロッド2の先端に第1および第2のバルブV1,V2とバイパス路が具現化されており、バルブシート保持部材Kの外径をシリンダ3の内径近くまでの大きなものとすることができるので、これによりバルブシート部材36およびバルブシート部材36に形成される板バルブ37,38も比較的大きな形状とすることができ、設計の自由度が高まる利点があると同時に、バイパス路B1,B2および板バルブ37,38がシリンダ3内に全て納められるので、空圧緩衝器の外部にバイパス路B1,B2および第1、第2のバルブV1,V2を設ける場合に比較して、空圧緩衝器をコンパクトなものとすることができる。なお、シリンダ3の外方にバルブシート部材36を保持可能なバルブケース設けて、第1、第2のバルブV1,V2を形成する場合には、空圧緩衝器がバイパス路を開放するときの所定の作動速度を附勢バネを交換することにより調節することができることから、シリンダ内に第1,第2のバルブV1,V2を形成する場合に比較して、空圧緩衝器自体を分解することなく附勢バネを交換することができるようになるので、空圧緩衝器の減衰特性の調整が容易となる利点がある。
さて、上述のように構成された空圧緩衝器の作用について図1に基づいて説明する。ピストンロッド2がシリンダ3内から退出する、すなわち、空圧緩衝器が伸長する場合には、第1室R1が収縮するので第1室R1内の空圧が高まり、第1室R1内のガスはピストン1に設けた流路L2およびバイパス路B2を通過して第2室R2に流入しようとする。そして、流路L2に設けた減衰力発生要素12で減衰力が発生されるが、このとき、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が遅く、空圧緩衝器の伸長時の作動速度が所定の作動速度より低い場合には、バイパス路B2の途中に設けられた第2のバルブV2は、第1室R1内の圧力が開弁圧に達しないので、バイパス路B2を遮断したままとなる。具体的には、図2中第1室R1の圧力が高まり、それに伴い、空間A内の圧力も高まるが、バルブ38は、附勢バネ40のバネ力で附勢されているので、弁座36bに着座したままとなり、結果的にポートP2は遮断されたままの状態となる。すると、空圧緩衝器の伸長時の作動速度が所定の値以下の場合には、減衰力発生要素12にて減衰力が発生されることとなる。
さらに、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が速くなり、空圧緩衝器の伸長時の作動速度が所定の値以上に高くなると、今度は、第1室R1内の圧力が第2のバルブV2の開弁圧に達し、第2のバルブV2は、空圧によって押圧され附勢バネ40のバネ力に抗して、バイパス路B2を連通することとなる。具体的には、図2中空間A内の圧力によりバルブ38が附勢バネ40のバネ力に抗して撓んで弁座36bから離座しポートP2を開放する。したがって、空圧緩衝器の伸長時の作動速度が所定の値以上の場合には、減衰力発生要素12のみならず第2のバルブV2によっても減衰力が発生されるが、このとき、バイパス路B2も開放されるので、空圧緩衝器の伸長時の作動速度が所定の値以下のときの高ゲインの減衰力に比較して、作動速度が所定の値以上となったときの方が、ガスの流路面積はバイパス路B2が開放される分大きくなるので、その発生減衰力は、低ゲインとなる。ここで、ゲインとは、発生減衰力を振動数で除したものを指し、振動数に対する減衰力の変化割合を示す。
逆に、ピストンロッド2がシリンダ3内に侵入する、すなわち、空圧緩衝器が収縮する場合には、第2室R2が収縮するので第2室R2内の空圧が高まり、第2室R2内のガスはピストン1に設けた流路L1およびバイパス路B1を通過して第1室R1に流入しようとする。そして、流路L1に設けた減衰力発生要素11で減衰力が発生されるが、このとき、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が遅く、空圧緩衝器の収縮時の作動速度が所定の作動速度より低い場合には、バイパス路B1の途中に設けられた第1のバルブV1は、第2室R2内の圧力が開弁圧に達しないので、バイパス路B1を遮断したままとなる。具体的には、図2中第2室R2の圧力が高まるが、バルブ37は、附勢バネ39のバネ力で附勢されているので、弁座36aに着座したままとなり、結果的にポートP1は遮断されたままの状態となる。すると、空圧緩衝器の収縮時の作動速度が所定の値以下の場合には、減衰力発生要素11にて減衰力が発生されることとなる。
さらに、ピストン1のシリンダ3に対する移動速度が速くなり、空圧緩衝器の収縮時の作動速度が所定の値以上に高くなると、今度は、第2室R2内の圧力が第1のバルブV1の開弁圧に達し、第1のバルブV1は、空圧によって押圧され附勢バネ39のバネ力に抗して、バイパス路B1を連通することとなる。具体的には、図2中第2室R2内の圧力によりバルブ37が附勢バネ39のバネ力に抗して撓んで弁座36aから離座しポートP1を開放する。したがって、空圧緩衝器の収縮時の作動速度が所定の値以上の場合には、減衰力発生要素11のみならず第1のバルブV1によっても減衰力が発生されるが、このとき、バイパス路B1も開放されるので、空圧緩衝器の収縮時の作動速度が所定の値以下のときの高ゲインの減衰力に比較して、作動速度が所定の値以上となったときの方が、ガスの流路面積はバイパス路B1開放される分大きくなるので、その発生減衰力は、低ゲインとなる。
なお、空圧緩衝器が伸縮する際にシリンダ3内で過不足となるピストンロッド2がシリンダ3内に対して侵入もしくは退出する体積分は、ガスには圧縮性があるので、その分ガスが圧縮もしくは膨張して補償されることとなるので、特に、補償室を形成する必要は無い。
上記したように、空圧緩衝器の伸縮時の作動速度が低い場合には、バイパス路B1,B2は遮断され、伸縮時の作動速度が所定の作動速度以上となる場合にはバイパス路B1,B2のいずれか一方は開放される。ここで、作動媒体のガスは気体であるので、油等の液体に比較して圧縮性が極めて高いので、空圧緩衝器の伸縮時の作動速度が大きくなればなるほどバネとしての反力も指数的に上昇するが、この空圧緩衝器にあっては、所定の作動速度以上の作動速度で伸長する場合、すなわち、車両における乗り心地を悪化するようなバネ反力をガスが発生してしまうような作動速度領域では、バイパス路B2が開放されるので、例えば、収縮する側の第1室R1内のガスは流路L2のみならずバイパス路B2をも通過して拡大する側の第2室R2内へ流入することとなり、車両における乗り心地を悪化するようなバネ反力をガスが発生してしまうような周波数領域での第1室R1内の圧力上昇を抑制する事ができる。逆に、空圧緩衝器が収縮する場合においても、ガスの流れが上記とは反対となるが、同じように、第2室R2内の圧力上昇を抑制する。
すると、空圧緩衝器が所定の作動速度以上の作動速度領域で伸縮しても第1室R1内および第2室R2内の圧力上昇が抑制されるので、ガスの圧縮性に起因するバネ反力の上昇を効果的に抑制する事ができる。
したがって、この空圧緩衝器では、伸長時および収縮時のどちらでもガスの圧縮性に起因するバネ反力の上昇を抑制でき、このことは同時に懸架バネ定数の上昇を抑制することを意味するので、車両における乗り心地を飛躍的に向上することができるのである。
また、上述のバイパス路を開放して、過剰なバネ反力を抑制することは、同時に、この空圧緩衝器にあっては、所定の作動速度以上の作動速度で伸長する場合、すなわち、車両における乗り心地を悪化するようなバネ反力をガスが発生してしまうような作動速度領域では、バイパス路B2が開放されるので、伸長する側の第2室R2内の圧力低下を抑制することとなり、この空圧緩衝器がその状態から収縮すると、第2室R2内の圧力上昇が早期に達成されるから、より大きな減衰力が早期に得られることとなり、逆に、空圧緩衝器が収縮してから伸長する場合においても、同様の結果を得ることができる。この現象を換言すれば、減衰力の応答性を高めることができるということであり、サスペンションとしての機能を向上させることができる。
また、本発明の空圧緩衝器にあっては、その作動速度が所定の作動速度以下の場合ではバイパス路が遮断状態となるので、作動速度が低い場合であっても、充分な減衰力を発生できる。すなわち、本発明の空圧緩衝器を車両に適用した際には、車両のサスペンションの動作し始めの振動抑制も可能であるから、車両における姿勢変化を抑制しえることとなる。
なお、上述したところでは、図2に示すピストンロッド2の中空孔2bおよび孔2aを単にそれぞれ空間A内に空圧を導くための通路として説明したが、上記中空孔2bおよび孔2aは、その口径、軸方向長さの影響により、いわゆる周波数特性を有している。したがって、基本的には、中空孔2bおよび孔2aは空圧緩衝器の伸縮時の振動が早くなる、すなわち、振動周波数が高くなる時に、空間A内の空圧に応答遅れを発生させることができる。したがって、たとえば、この空圧緩衝器に単発的な衝撃、いわゆる、作動速度の大きい過渡的な収縮方向の振動が入力されると、空間A内の空圧は中空孔2bおよび孔2aの周波数特性により応答遅れが生じ、振動入力の初期には板バルブ37が一方のポートたるポートP1を開放せず、空圧緩衝器は大きなバネ反力を発生する。その後、僅かに遅れて空間A内が減圧され板バルブ37を図2中上方に移動させ一方のポートたるポートP1を開放するようになる。このことから、この空圧緩衝器にあっては、上記振動入力初期では空圧緩衝器は大きなバネ反力でしっかり車体を支え、僅かに遅れて車体をやわらかく支えることができ、衝撃エネルギーの蓄積量を増大させ乗り心地を向上することができるのである。また、上述の伸長方向の過渡的な入力があった場合には、やはり、空間A内の圧力に応答遅れが生じるので、振動入力初期には板バルブ38が他方のポートたるポートP2を遮断し、その後僅かに遅れて他方のポートたるポートP2を開放するので同様の結果を得ることができる。
また、中空孔2bおよび孔2aの口径、軸方向長さの設定によりその周波数特性を調整して、空間Aに圧力が伝播し得なくなる空圧緩衝器の振動周波数を車両におけるバネ下共振周波数より僅かに低く設定しておけば、車両におけるバネ下共振周波数領域では各ポートP1,P2は遮断されたままとなるので、流路L1,L2の途中に設けた減衰力発生要素11,12のみで減衰力を発生することとなるので、空圧緩衝器は高い減衰力を発生することが可能となる。ここで、減衰力発生要素11,12を車両におけるバネ下共振周波数領域で充分な減衰力が得られるよう設定しておけば、振動周波数に逆比例して減衰力が低下する空圧緩衝器にあっても、車両におけるバネ下部材たるタイヤの振動を効率よく抑制することが可能となる。ちなみに、中空孔2bおよび孔2aの周波数特性の調整には、途中にオリフィス等の絞りを形成することも含まれる。
また、本実施の形態においては、空圧緩衝器をいわゆる片ロッド型緩衝器として説明してきたが、いわゆる両ロッド型としてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
第1の実施の形態における空圧緩衝器を原理的に示す概略断面図である。 第1の実施の形態における空圧緩衝器のピストン部の概略断面図である。
符号の説明
1 ピストン
2 ピストンロッド
2a 孔
2b 中空部
2c 段部
3 シリンダ
11,12 減衰力発生要素
36 バルブシート部材
39,40 附勢バネ
32,33 減衰力発生要素たるリーフバルブ
B1,B2 バイパス路
K バルブシート保持部材
L1,L2 流路
P1 一方のポートたるポート
P2 他方のポートたるポート
R1 第1室
R2 第2室
V1 第1のバルブ
V2 第2のバルブ

Claims (4)

  1. 隔壁部材で区画された第1室と第2室と、第1室と第2室とを連通する流路と、流路の途中に設けた減衰力発生要素とを備え、車両の車体と車軸との間に介装される空圧緩衝器において、第1室と第2室とを連通する複数のバイパス路を設け、一方のバイパス路の途中に所定の周波数以上で収縮する際にバイパス路を開放する常閉型の第1のバルブを設けるとともに、他方のバイパス路の途中に所定の周波数以上で伸長する際にバイパス路を開放する常閉型の第2のバルブを設けたこと特徴とする空圧緩衝器。
  2. バルブシート部材を備え、当該バルブシート部材に各バイパス路の一部を成すポートをそれぞれ設け、第1のバルブをバルブシート部材の一端面に設けた一方のポートを閉じる方向に附勢された板状のバルブとし、第2のバルブをバルブシート部材の他端面に設けた他方のポートを閉じる方向に附勢された板状のバルブとしたことを特徴とする請求項1に記載の空圧緩衝器。
  3. 第1室と第2室がシリンダとシリンダ内に摺動自在に挿入したピストンにより隔成されるとともに、当該ピストンに接続され当該ピストンを介してシリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドを設け、ピストンロッドに、ピストンロッドの先端側から開口する中空部と、当該中空部とピストンロッドの側部とを連通する孔と、ピストンロッドの先端に接続され上記バルブシート部材を保持する中空なバルブシート保持部材とを設け、バイパス路が、上記中空部と孔とバルブシート保持部材内と上記各ポートとで形成されたことを特徴とする請求項2に記載の空圧緩衝器。
  4. 上記中空部および孔の両方または一方がバルブシート保持部材内の空圧に応答遅れを生じさせる周波数特性を備えていることを特徴とする請求項3に記載の空圧緩衝器。
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