JP2005054712A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧縮機構を組み立てる際に必要以上の締結力が作用し、締結歪によって性能低下や異常音の発生等の要因となる。
【解決手段】 締結ボルトのうち主端板とシリンダを締結するボルトの数に対して補助端板とシリンダを締結するボルトの数を1本以上少なくする構成とすることで、締結歪が緩和され、またボルトの本数が減るため部品点数および組立て工数を減らすことができる。以上のことより、締結歪の少ない高効率な密閉型圧縮機を提供するとともに部品点数および組立て工数が少ない安価な圧縮機提供することができる
【選択図】 図1
Description
本発明は、空気調和装置あるいは冷蔵庫などに用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
従来のロータリ型の圧縮機では、主端板と補助端板はシリンダに設けられたネジ部に同数のボルトを用いて締結されている(例えば、特許文献1参照)。
図2に従来のロータリー型圧縮機の縦断面図を示す。図2に示すように、密閉容器101の内部に圧縮機構102を駆動する電動機113が固定され、この電動機に圧縮機構102を駆動するクランク軸103が結合されている。圧縮機構102は、クランク軸103によって駆動されるローラ104と、ローラ104を収納する円筒状気筒であるシリンダ105と、ローラ104に当接してシリンダ105内を仕切る仕切り板106、およびシリンダ105の両端面を保持する端板により構成されている。端板は主端板107及び補助端板108からなり、クランク軸103を保持し、かつ軸受けとしての機能も兼ね、圧縮機構をはさみ込むように配設され、主端板107の外周で密閉容器101に溶接固定されている。シリンダ105には吸入孔109が具備され、吸入孔109に圧入された吸入接続管110より圧縮するガスをシリンダ105内に導く。また、主端板107と補助端板108はシリンダ105に設けられたネジ部に同数のボルト111、112を用いて締結されている。
特開2002−98075号公報
上記に述べた従来の圧縮機では、精密に組み立てられた圧縮機構102の吸入孔109に吸入接続管110を圧入する際に主端板107に対してシリンダ105を横方向にずらそうとする大きな圧入荷重が発生する。そこで主端板107とシリンダ105を締結する際には、軸受け負荷とともにこの圧入荷重耐えられるように締結力を設定する事が重要である。
一方で、補助端板108とシリンダ105の締結においては、前記の圧入荷重は作用せず軸受け負荷のみを考慮すれば良いため、主端板107とシリンダ105の締結力よりも弱く設定する事が可能となるにもかかわらず、端板107と108を締結しているボルト111、112の数は同じであり、補助端板側には必要以上の締結力が作用していることになる。また、必要以上の締結力によって生じる歪が性能低下や異常音の発生等の要因となることは容易に予測できる。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、締結歪の少ない高効率な密閉型圧縮機を提供するとともに部品点数および組立て工数が少ない安価な密閉型圧縮機提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、締結ボルトのうち主端板とシリンダを締結するボルトの数に対して補助端板とシリンダを締結するボルトの数を1本以上少なくする構成とした。
本発明は、締結ボルトのうち主端板とシリンダを締結するボルトの数に対して補助端板とシリンダを締結するボルトの数を1本以上少なくする構成とするもので、この構成によれば、締結歪の少ない高効率な密閉型圧縮機を提供するとともに部品点数および組立て工数が少ない安価な圧縮機提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、ロータリ型の密閉型圧縮機では、密閉容器1の内部に圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6が結合されている。
図1に示すように、ロータリ型の密閉型圧縮機では、密閉容器1の内部に圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6が結合されている。
圧縮機構2は、クランク軸6によって駆動されるローラ7と、円筒状気筒であるシリンダ8とローラ7に当接してシリンダ8内を仕切る仕切り板9およびシリンダ8の両端面を保持する端板にて構成されている。ここで端板はクランク軸6を保持する軸受けも兼ねる主端板10と補助端板11とにより上下から挟み込むように配設され、主端板10の外周で密閉容器1に溶接固定されている。シリンダ8には吸入孔12が具備され、吸入孔12に圧入された吸入接続管13より圧縮するガスをシリンダ8内に導く。また、主端板10と補助端板11はシリンダ8に設けられたネジ部にボルト14、15を用いて締結されている。
ここで、主端板10とシリンダ8を締結するボルト14の数に対して補助端板11とシリンダ10を締結するボルト15の数が1本以上少なく構成されている。これにより、補助端板11とシリンダ8の締結力は主端板10とシリンダ8との締結力より低下するため、締結歪が緩和される。また、ボルトの本数が減るため、部品点数および組立て工数を減らすことができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、締結歪の少ない高効率な密閉型圧縮機を提供するとともに部品点数および組立て工数が少ない安価な圧縮機提供することが可能となるので、空気調和装置や冷蔵庫等の冷凍機器に適用できる。
1 密閉容器
3 電動機
8 シリンダ
10 主端板
11 補助端板
14、15 ボルト
3 電動機
8 シリンダ
10 主端板
11 補助端板
14、15 ボルト
Claims (1)
- 密閉容器内に電動機と、この電動機によって駆動されるクランク軸と、クランク軸にて駆動されるローラと、このローラを収納するシリンダと、このシリンダとローラに当接しシリンダ内を仕切る仕切り板と、前記シリンダの両端面を複数のボルトにて締結されるとともに前記クランク軸を保持する軸受けを兼ねる主端板と補助端板とを有し、前記ボルトのうち前記主端板と前記シリンダを締結するボルトの数に対して前記補助端板と前記シリンダを締結するボルトの数が1本以上少なく構成された密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003287545A JP2005054712A (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003287545A JP2005054712A (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005054712A true JP2005054712A (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=34366500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003287545A Pending JP2005054712A (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005054712A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104728112A (zh) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 气缸及压缩机 |
-
2003
- 2003-08-06 JP JP2003287545A patent/JP2005054712A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104728112A (zh) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 气缸及压缩机 |
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