JP2005051881A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構成で、誘導電動機などの回転電機の絶縁劣化箇所の十分な絶縁回復処理を行なう。
【解決手段】フレーム10を、固定子鉄心11の軸方向端面11a付近で第1フレーム1と第2フレーム4に分割し、第1フレーム1と第2フレーム4の軸方向端面同士を、締結ねじ7を介して取り外し可能に連結する。また、ブラケット6と第2フレーム4の軸方向端面同士を、締結ねじ8を介して取り外し可能に連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】フレーム10を、固定子鉄心11の軸方向端面11a付近で第1フレーム1と第2フレーム4に分割し、第1フレーム1と第2フレーム4の軸方向端面同士を、締結ねじ7を介して取り外し可能に連結する。また、ブラケット6と第2フレーム4の軸方向端面同士を、締結ねじ8を介して取り外し可能に連結する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導電動機などの回転電機に係り、特にそのフレーム構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、誘導電動機の固定子コイルが絶縁劣化した場合の対処方法として、気吹き、洗浄、ワニス処理という工程で進める絶縁回復処理が行われている。この絶縁回復処理では、特に、外気に曝されて特に絶縁劣化が激しい箇所、例えばコイルエンドや固定子コイルのスロット入り口を重点的に処理する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−169451号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような絶縁回復処理は、ブラケットを取り外し、ロ一タを引き抜いた上で、ロータの軸方向に沿った方向から行なう必要がある。この場合、フレームとコイルエンドとの隙間が狭いと、絶縁劣化箇所であるコイルエンド外周面やスロット入り口の絶縁回復処理が行ないにくい。このため、コイルエンド外周面やスロット入り口において、絶縁回復処理が不十分となる箇所が発生する可能性がある。一方、絶縁回復処理を行ない易くするためにフレームとコイルエンド間の距離を大きくする、つまりフレーム直径を大きくすることが考えられる。このようにすると誘導電動機全体の質量が増えて大重量化されてしまう。誘導電動機には、例えば、エレベータのかごの昇降制御に用いる誘導電動機のように、例えば精密機器に用いられるそれと比較して重いものが存在する。前述のように誘導電動機がさらに重量化されると、ブラケットの着脱ならびにロータの挿入および引き抜きがさらに困難になってしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、比較的簡単な構成で絶縁劣化箇所の十分な絶縁回復処理を行うことができる回転電機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係わる回転電機は、円筒状のフレームと、このフレームの内周面に沿って配設され、その内周面に軸方向に沿って形成される複数のスロットを有する円筒状の固定子鉄心と、前記各スロットに収納され、前記固定子鉄心の軸方向端面より延出するコイルエンドを備えた固定子コイルとを具備し、前記フレームを、前記固定子鉄心の軸方向端面近傍又は前記コイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたことを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、フレームを、コイルエンドの外周近傍で分割して、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたことにより、フレームを取り外した状態において、コイルエンドの外周およびスロットの端部近くの絶縁回復処理を十分に行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、誘導電動機では、円筒状のフレーム10の内周面に沿って、円筒状の固定子鉄心11が配設される。
【0009】
この固定子鉄心11は、その内周面に、軸方向に沿って複数のスロット2が貫通して形成される。各スロット2には、所望の磁極を構成するように固定子コイルが収納される。
また、スロット2に収納された固定子コイルは、その一部分が固定子鉄心11の軸方向端面11aより外側に延出された部分(コイルエンド3)を有する。
【0010】
前述したフレーム10は、固定子鉄心11の軸方向端面11a付近で、第1フレーム1と第2フレーム4とに、軸方向に直交する周方向に沿って分割されている。
【0011】
これら第1フレーム1と第2フレーム4は、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ7を介して取り外し可能に連結されるようになっている。締結ねじ7を挿通できるように第2フレーム4の周壁で軸方向に貫通する貫通孔4aが形成され、また、第2フレーム4と当接する第1フレーム1の周壁の端面には、締結ねじ7を螺合するための雌ねじ孔1aが形成される。つまり、第1フレーム1と第2フレーム4は、4本の締結ねじ7が第2フレーム4の貫通孔4aにそれぞれ挿通され、これら挿通された締結ねじ7を例えば右回転させて第1フレーム1の雌ねじ孔1aにそれぞれ螺合させることで連結されている。
【0012】
また、これら連結された第1フレーム1と第2フレーム4は、第1フレーム1の雌ねじ孔1aに螺合されていた4本の締結ねじ7を左回転させて緩めることで螺合を解き、これらの締結ねじ7を第2フレーム4の貫通孔4aから引き抜くことで分離される。
【0013】
固定子鉄心11の中空部には、軸と一体の回転子鉄心とコイルからなるロータ5が配設される。このロータ5の軸は、軸受け(図示せず)を介してブラケット6により回転可能に支持されている。
【0014】
ブラケット6と第2フレーム4は、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ8により取り外し可能に連結されるようになっている。つまり、第2フレーム4とブラケット6は、ブラケット6の軸方向端面の外周付近で軸方向に貫通するように形成された貫通孔6aに4本の締結ねじ8をそれぞれ挿通させ、これら挿通された締結ねじ8を例えば右回転させて、ブラケット6と当接する第2フレーム4の周壁の端面に形成された雌ねじ孔4bに螺合させることで連結されている。この連結状態では、ブラケット6の軸方向端面61は、第2フレーム4の軸方向端面41を閉塞する。
【0015】
また、これら連結された第2フレーム4とブラケット6は、第2フレーム4の雌ねじ孔4bに螺合されていた4本の締結ねじ8を緩めて螺合を解き、これらの締結ねじ8をブラケット6の貫通孔6aから引き抜くことで分離される。
【0016】
また、図1〜図3に示したように、ブラケット6の軸方向端面において、第1フレーム1と第2フレーム4とを連結する締結ねじ7の取り付け箇所に対応する位置およびその周辺には切り欠き部6bが形成されている。これにより、第2フレーム4とブラケット6が連結されているか否かに関係なく、第2フレーム4の貫通孔4aに締結ねじ7を挿通させ、この締結ねじ7を雌ねじ孔1aに螺合させることができる。
【0017】
以上説明した誘導電動機において、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口に対する気吹き、洗浄、またはワニス処理などの絶縁回復処理を行なう際の工程について説明する。
【0018】
まず、第1の例として、図1に示したような、第1フレーム1、第2フレーム4およびブラケット6が連結された状態から、締結ねじ8を全て取り外して、第2フレーム4とブラケット6を分離する。そして、ブラケット6に支持されたロータ5を固定子鉄心11の中空部から引き抜く。次に、締結ねじ7を全て取り外して、第1フレーム1と第2フレーム4を分離する。
【0019】
第1フレーム1と第2フレーム4を分離すると、第1フレーム1のコイルエンド3の外周面が図4に示したように露出する。また、スロット2の入り口も露出する。この露出した状態では、図1に示した矢印Bの示す方向からコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口に対する絶縁回復処理を十分に行なうことができる。この絶縁回復処理の終了後は、第1フレーム1と第2フレーム4を締結ねじ7により連結し、ロータ5を固定子鉄心11の中空部に配設し、このロータ5を支持するブラケット6を締結ねじ8により第2フレーム4と連結する。
【0020】
また、第2の例として、図1に示したような、第1フレーム1、第2フレーム4およびブラケット6が連結された状態から、第2フレーム4とブラケット6を分離させずに、ブラケット6の切り欠き部6bを介して露出する締結ねじ7を全て取り外して、第1フレーム1と第2フレーム4を分離し、ロータ5を固定子鉄心11の中空部から引き抜いた上でコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁回復処理を行ない、この絶縁回復処理の終了後、ロータ5を第1フレーム1の固定子鉄心11の中空部に配設し、第1フレーム1と第2フレーム4を締結ねじ7により連結する工程としてもよい。
【0021】
つまり、ブラケット6に切り欠き部6bを設けない場合と比較して、締結ねじ8を取り外す工程を省略できるので、絶縁回復処理に要する作業工程を短縮することができる。
【0022】
なお、前述したブラケット6に切り欠き部6bを設けずに、図5に示すように、第2フレーム4の周壁の軸方向端面に切り欠き部4cを形成し、この切り欠き部4cにおける軸方向端面から周壁を軸方向に貫通する貫通孔4aを形成し、締結部材7により第1フレーム1と第2フレーム4を取り外し可能に連結した構造としてもよい。
【0023】
この構造において、第2フレーム4とブラケット6を連結した状態で、第1フレーム1と第2フレーム4を分離するには、軸方向に直交した方向から、締結ねじ7の頭部に工具を嵌合させて、この締結ねじ7を緩める必要があるので、締結ねじ7の頭部を、工具と嵌合できる形状、例えば六角形状に加工する。そして、第2フレーム4とブラケット6を連結した状態で、第1フレーム1と第2フレーム4を分離できるように、切り欠き部4cの高さを、雌ねじ孔1aの長さに締結部材7の頭部の高さを加えた寸法以上とする。
【0024】
また、フレーム10は、固定子鉄心11の軸方向端面11a付近に限らず、コイルエンド3の外周近傍で、第1フレーム1と第2フレーム4とに、軸方向に直交する方向に沿って分割してもよい。
【0025】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図6〜図8を参照して説明する。
ここでは、図1〜図3に示される実施形態の構成要素と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、第1の実施形態で説明した第2フレーム4とブラケット6の軸方向端面同士を固着させて一体型の構造としている。以下、第2フレーム4とブラケット6を固着させた部材を一体型ブラケット13と称して説明する。
【0026】
一体型ブラケット13と第1フレーム1は、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ14を介して取り外し可能に連結されるようになっている。また、締結ねじ14を挿通できるように一体型ブラケット13の周壁で軸方向に貫通する貫通孔13aが形成され、また、一体型ブラケット13の軸方向端面と当接する第1フレーム1の周壁の端面には、締結ねじ14を螺合するための雌ねじ孔1bが形成される。つまり、一体型ブラケット13と第1フレーム1は、4本の締結ねじ14が一体型ブラケット13の貫通孔13aにそれぞれ挿通され、これら挿通された締結ねじ14が例えば右回転されて第1フレーム1の雌ねじ孔1bにそれぞれ螺合されることで連結されている。
【0027】
また、これら連結された一体型ブラケット13と第1フレーム1は、第1フレーム1の雌ねじ孔1bに螺合されていた4本の締結ねじ14を緩めて螺合を解きこれら締結ねじ14を一体型ブラケット13の貫通孔13aから引き抜くことで分離される。
【0028】
このような構造の誘導電動機でコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁回復処理を行なう際には、まず、締結ねじ14を全て取り外して、第1フレーム1と一体型ブラケット13を分離し、ロータ5を引き抜く。すると、第1の実施形態で説明したように、コイルエンド3の外周面とスロット2の入り口が露出する。
【0029】
つまり、第1の実施形態と比較して、用いる締結ねじの数を少なくできるので、絶縁回復処理を行なうための作業工程を短縮させることができる。
【0030】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図9〜図11を参照して説明する。
ここでは、図1〜図8に示される実施形態の構成要素と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態にしたがった誘導電動機では、第2の実施形態で説明した一体型ブラケット13の周壁のうち、貫通孔13aの形成部分を除いた部分を軸方向に沿って切り欠いたブラケット21を第1フレームに取り外し可能に連結し、この切り欠き部分に、当該切り欠き部分と同一の形状をもつフレーム22をそれぞれ嵌合させて、これらのフレーム22を第1フレーム1に取り外し可能に連結させた構造としている。
【0031】
ブラケット21と第1フレーム1は、第2の実施形態で説明した一体型ブラケット13と同様に、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ14により取り外し可能に連結される。また、フレーム22と第1フレーム1は、その軸方向端面同士がそれぞれ2本づつの締結ねじ24により取り外し可能に連結されるようになっている。つまり、各フレーム22と第1フレーム1は、フレーム22の周壁で軸方向に貫通するように形成された貫通孔22aに2本の締結ねじ24がそれぞれ挿通され、これら締結ねじ24が例えば右回転されて、フレーム22と当接する第1フレーム1の周壁の端面に形成された雌ねじ孔1cに螺合されることで連結されている。
【0032】
また、これら連結されたフレーム22と第1フレーム1は、第1フレーム1の雌ねじ孔1cに螺合された2本の締結ねじ24を緩めて螺合を解き、これらの締結ねじ24をフレーム22の貫通孔22aから引き抜くことで分離される。
【0033】
このような構造の誘導電動機で、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の一部分の絶縁回復処理を行なう際には、複数のフレーム22のうち、絶縁回復処理を行なうコイルエンド3の外周面を覆うフレーム22とフレーム1を連結する締結ねじ24を2本とも取り外して、第1フレーム1とフレーム22を分離する。
【0034】
このような構造とすれば、第1フレーム1とブラケット21を分離してロータを固定子鉄心11から引き抜くことなく、フレーム22を第1フレームから取り外すだけでコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁回復処理を行なうことができるので、第1の実施形態と比較して、絶縁回復処理に要する作業工程を短縮させることができ、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁状態を確認することも容易になる。
【0035】
また、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の一部分のみの絶縁回復処理を行なう際には、この処理対象のコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口を覆うフレーム22を第1フレームから取り外す工程のみでよいので、作業工程がより短縮される。
【0036】
以上説明した実施形態では、本発明を誘導電動機に適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、回転電機のコイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレームを取り外し可能に連結した構造であれば、誘導電動機以外の電動機および発電機などにも適用可能であることは勿論である。
【0037】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フレームを、コイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたので、比較的簡単な構成で絶縁劣化箇所の絶縁回復処理を十分に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にしたがった誘導電動機の構造の一形態を示す正面図。
【図2】図1に示した誘導電動機のブラケットの軸方向端面を示す図。
【図3】図1に示した誘導電動機の斜視図。
【図4】図1に示した誘導電動機のブラケットおよび第2フレームを取り外した状態を示す図。
【図5】図1に示した誘導電動機の構造の変形例。
【図6】本発明の第2の実施形態にしたがった誘導電動機の構造の一例を示す正面図。
【図7】図6に示した誘導電動機のブラケットの軸方向端面を示す図。
【図8】図6に示した誘導電動機の斜視図。
【図9】本発明の第3の実施形態にしたがった誘導電動機の構造の一例を示す図。
【図10】図9に示した誘導電動機のブラケットの軸方向端面を示す図。
【図11】図9に示した誘導電動機の斜視図。
【符号の説明】
1…フレーム、1a,1b,1c…雌ねじ孔、2…スロット、3…コイルエンド、4…第2フレーム、4a…貫通孔、4b…雌ねじ孔、5…ロータ、6…ブラケット、6a…貫通孔、7,8…締結ねじ、10…フレーム、11…固定子鉄心、13…一体型ブラケット、13a…貫通孔、14…締結ねじ、21…ブラケット、22…フレーム、22a…貫通孔、24…締結ねじ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導電動機などの回転電機に係り、特にそのフレーム構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、誘導電動機の固定子コイルが絶縁劣化した場合の対処方法として、気吹き、洗浄、ワニス処理という工程で進める絶縁回復処理が行われている。この絶縁回復処理では、特に、外気に曝されて特に絶縁劣化が激しい箇所、例えばコイルエンドや固定子コイルのスロット入り口を重点的に処理する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−169451号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような絶縁回復処理は、ブラケットを取り外し、ロ一タを引き抜いた上で、ロータの軸方向に沿った方向から行なう必要がある。この場合、フレームとコイルエンドとの隙間が狭いと、絶縁劣化箇所であるコイルエンド外周面やスロット入り口の絶縁回復処理が行ないにくい。このため、コイルエンド外周面やスロット入り口において、絶縁回復処理が不十分となる箇所が発生する可能性がある。一方、絶縁回復処理を行ない易くするためにフレームとコイルエンド間の距離を大きくする、つまりフレーム直径を大きくすることが考えられる。このようにすると誘導電動機全体の質量が増えて大重量化されてしまう。誘導電動機には、例えば、エレベータのかごの昇降制御に用いる誘導電動機のように、例えば精密機器に用いられるそれと比較して重いものが存在する。前述のように誘導電動機がさらに重量化されると、ブラケットの着脱ならびにロータの挿入および引き抜きがさらに困難になってしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、比較的簡単な構成で絶縁劣化箇所の十分な絶縁回復処理を行うことができる回転電機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係わる回転電機は、円筒状のフレームと、このフレームの内周面に沿って配設され、その内周面に軸方向に沿って形成される複数のスロットを有する円筒状の固定子鉄心と、前記各スロットに収納され、前記固定子鉄心の軸方向端面より延出するコイルエンドを備えた固定子コイルとを具備し、前記フレームを、前記固定子鉄心の軸方向端面近傍又は前記コイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたことを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、フレームを、コイルエンドの外周近傍で分割して、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたことにより、フレームを取り外した状態において、コイルエンドの外周およびスロットの端部近くの絶縁回復処理を十分に行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、誘導電動機では、円筒状のフレーム10の内周面に沿って、円筒状の固定子鉄心11が配設される。
【0009】
この固定子鉄心11は、その内周面に、軸方向に沿って複数のスロット2が貫通して形成される。各スロット2には、所望の磁極を構成するように固定子コイルが収納される。
また、スロット2に収納された固定子コイルは、その一部分が固定子鉄心11の軸方向端面11aより外側に延出された部分(コイルエンド3)を有する。
【0010】
前述したフレーム10は、固定子鉄心11の軸方向端面11a付近で、第1フレーム1と第2フレーム4とに、軸方向に直交する周方向に沿って分割されている。
【0011】
これら第1フレーム1と第2フレーム4は、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ7を介して取り外し可能に連結されるようになっている。締結ねじ7を挿通できるように第2フレーム4の周壁で軸方向に貫通する貫通孔4aが形成され、また、第2フレーム4と当接する第1フレーム1の周壁の端面には、締結ねじ7を螺合するための雌ねじ孔1aが形成される。つまり、第1フレーム1と第2フレーム4は、4本の締結ねじ7が第2フレーム4の貫通孔4aにそれぞれ挿通され、これら挿通された締結ねじ7を例えば右回転させて第1フレーム1の雌ねじ孔1aにそれぞれ螺合させることで連結されている。
【0012】
また、これら連結された第1フレーム1と第2フレーム4は、第1フレーム1の雌ねじ孔1aに螺合されていた4本の締結ねじ7を左回転させて緩めることで螺合を解き、これらの締結ねじ7を第2フレーム4の貫通孔4aから引き抜くことで分離される。
【0013】
固定子鉄心11の中空部には、軸と一体の回転子鉄心とコイルからなるロータ5が配設される。このロータ5の軸は、軸受け(図示せず)を介してブラケット6により回転可能に支持されている。
【0014】
ブラケット6と第2フレーム4は、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ8により取り外し可能に連結されるようになっている。つまり、第2フレーム4とブラケット6は、ブラケット6の軸方向端面の外周付近で軸方向に貫通するように形成された貫通孔6aに4本の締結ねじ8をそれぞれ挿通させ、これら挿通された締結ねじ8を例えば右回転させて、ブラケット6と当接する第2フレーム4の周壁の端面に形成された雌ねじ孔4bに螺合させることで連結されている。この連結状態では、ブラケット6の軸方向端面61は、第2フレーム4の軸方向端面41を閉塞する。
【0015】
また、これら連結された第2フレーム4とブラケット6は、第2フレーム4の雌ねじ孔4bに螺合されていた4本の締結ねじ8を緩めて螺合を解き、これらの締結ねじ8をブラケット6の貫通孔6aから引き抜くことで分離される。
【0016】
また、図1〜図3に示したように、ブラケット6の軸方向端面において、第1フレーム1と第2フレーム4とを連結する締結ねじ7の取り付け箇所に対応する位置およびその周辺には切り欠き部6bが形成されている。これにより、第2フレーム4とブラケット6が連結されているか否かに関係なく、第2フレーム4の貫通孔4aに締結ねじ7を挿通させ、この締結ねじ7を雌ねじ孔1aに螺合させることができる。
【0017】
以上説明した誘導電動機において、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口に対する気吹き、洗浄、またはワニス処理などの絶縁回復処理を行なう際の工程について説明する。
【0018】
まず、第1の例として、図1に示したような、第1フレーム1、第2フレーム4およびブラケット6が連結された状態から、締結ねじ8を全て取り外して、第2フレーム4とブラケット6を分離する。そして、ブラケット6に支持されたロータ5を固定子鉄心11の中空部から引き抜く。次に、締結ねじ7を全て取り外して、第1フレーム1と第2フレーム4を分離する。
【0019】
第1フレーム1と第2フレーム4を分離すると、第1フレーム1のコイルエンド3の外周面が図4に示したように露出する。また、スロット2の入り口も露出する。この露出した状態では、図1に示した矢印Bの示す方向からコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口に対する絶縁回復処理を十分に行なうことができる。この絶縁回復処理の終了後は、第1フレーム1と第2フレーム4を締結ねじ7により連結し、ロータ5を固定子鉄心11の中空部に配設し、このロータ5を支持するブラケット6を締結ねじ8により第2フレーム4と連結する。
【0020】
また、第2の例として、図1に示したような、第1フレーム1、第2フレーム4およびブラケット6が連結された状態から、第2フレーム4とブラケット6を分離させずに、ブラケット6の切り欠き部6bを介して露出する締結ねじ7を全て取り外して、第1フレーム1と第2フレーム4を分離し、ロータ5を固定子鉄心11の中空部から引き抜いた上でコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁回復処理を行ない、この絶縁回復処理の終了後、ロータ5を第1フレーム1の固定子鉄心11の中空部に配設し、第1フレーム1と第2フレーム4を締結ねじ7により連結する工程としてもよい。
【0021】
つまり、ブラケット6に切り欠き部6bを設けない場合と比較して、締結ねじ8を取り外す工程を省略できるので、絶縁回復処理に要する作業工程を短縮することができる。
【0022】
なお、前述したブラケット6に切り欠き部6bを設けずに、図5に示すように、第2フレーム4の周壁の軸方向端面に切り欠き部4cを形成し、この切り欠き部4cにおける軸方向端面から周壁を軸方向に貫通する貫通孔4aを形成し、締結部材7により第1フレーム1と第2フレーム4を取り外し可能に連結した構造としてもよい。
【0023】
この構造において、第2フレーム4とブラケット6を連結した状態で、第1フレーム1と第2フレーム4を分離するには、軸方向に直交した方向から、締結ねじ7の頭部に工具を嵌合させて、この締結ねじ7を緩める必要があるので、締結ねじ7の頭部を、工具と嵌合できる形状、例えば六角形状に加工する。そして、第2フレーム4とブラケット6を連結した状態で、第1フレーム1と第2フレーム4を分離できるように、切り欠き部4cの高さを、雌ねじ孔1aの長さに締結部材7の頭部の高さを加えた寸法以上とする。
【0024】
また、フレーム10は、固定子鉄心11の軸方向端面11a付近に限らず、コイルエンド3の外周近傍で、第1フレーム1と第2フレーム4とに、軸方向に直交する方向に沿って分割してもよい。
【0025】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図6〜図8を参照して説明する。
ここでは、図1〜図3に示される実施形態の構成要素と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、第1の実施形態で説明した第2フレーム4とブラケット6の軸方向端面同士を固着させて一体型の構造としている。以下、第2フレーム4とブラケット6を固着させた部材を一体型ブラケット13と称して説明する。
【0026】
一体型ブラケット13と第1フレーム1は、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ14を介して取り外し可能に連結されるようになっている。また、締結ねじ14を挿通できるように一体型ブラケット13の周壁で軸方向に貫通する貫通孔13aが形成され、また、一体型ブラケット13の軸方向端面と当接する第1フレーム1の周壁の端面には、締結ねじ14を螺合するための雌ねじ孔1bが形成される。つまり、一体型ブラケット13と第1フレーム1は、4本の締結ねじ14が一体型ブラケット13の貫通孔13aにそれぞれ挿通され、これら挿通された締結ねじ14が例えば右回転されて第1フレーム1の雌ねじ孔1bにそれぞれ螺合されることで連結されている。
【0027】
また、これら連結された一体型ブラケット13と第1フレーム1は、第1フレーム1の雌ねじ孔1bに螺合されていた4本の締結ねじ14を緩めて螺合を解きこれら締結ねじ14を一体型ブラケット13の貫通孔13aから引き抜くことで分離される。
【0028】
このような構造の誘導電動機でコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁回復処理を行なう際には、まず、締結ねじ14を全て取り外して、第1フレーム1と一体型ブラケット13を分離し、ロータ5を引き抜く。すると、第1の実施形態で説明したように、コイルエンド3の外周面とスロット2の入り口が露出する。
【0029】
つまり、第1の実施形態と比較して、用いる締結ねじの数を少なくできるので、絶縁回復処理を行なうための作業工程を短縮させることができる。
【0030】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図9〜図11を参照して説明する。
ここでは、図1〜図8に示される実施形態の構成要素と同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態にしたがった誘導電動機では、第2の実施形態で説明した一体型ブラケット13の周壁のうち、貫通孔13aの形成部分を除いた部分を軸方向に沿って切り欠いたブラケット21を第1フレームに取り外し可能に連結し、この切り欠き部分に、当該切り欠き部分と同一の形状をもつフレーム22をそれぞれ嵌合させて、これらのフレーム22を第1フレーム1に取り外し可能に連結させた構造としている。
【0031】
ブラケット21と第1フレーム1は、第2の実施形態で説明した一体型ブラケット13と同様に、その軸方向端面同士が4本の締結ねじ14により取り外し可能に連結される。また、フレーム22と第1フレーム1は、その軸方向端面同士がそれぞれ2本づつの締結ねじ24により取り外し可能に連結されるようになっている。つまり、各フレーム22と第1フレーム1は、フレーム22の周壁で軸方向に貫通するように形成された貫通孔22aに2本の締結ねじ24がそれぞれ挿通され、これら締結ねじ24が例えば右回転されて、フレーム22と当接する第1フレーム1の周壁の端面に形成された雌ねじ孔1cに螺合されることで連結されている。
【0032】
また、これら連結されたフレーム22と第1フレーム1は、第1フレーム1の雌ねじ孔1cに螺合された2本の締結ねじ24を緩めて螺合を解き、これらの締結ねじ24をフレーム22の貫通孔22aから引き抜くことで分離される。
【0033】
このような構造の誘導電動機で、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の一部分の絶縁回復処理を行なう際には、複数のフレーム22のうち、絶縁回復処理を行なうコイルエンド3の外周面を覆うフレーム22とフレーム1を連結する締結ねじ24を2本とも取り外して、第1フレーム1とフレーム22を分離する。
【0034】
このような構造とすれば、第1フレーム1とブラケット21を分離してロータを固定子鉄心11から引き抜くことなく、フレーム22を第1フレームから取り外すだけでコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁回復処理を行なうことができるので、第1の実施形態と比較して、絶縁回復処理に要する作業工程を短縮させることができ、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の絶縁状態を確認することも容易になる。
【0035】
また、コイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口の一部分のみの絶縁回復処理を行なう際には、この処理対象のコイルエンド3の外周面およびスロット2の入り口を覆うフレーム22を第1フレームから取り外す工程のみでよいので、作業工程がより短縮される。
【0036】
以上説明した実施形態では、本発明を誘導電動機に適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、回転電機のコイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレームを取り外し可能に連結した構造であれば、誘導電動機以外の電動機および発電機などにも適用可能であることは勿論である。
【0037】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フレームを、コイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたので、比較的簡単な構成で絶縁劣化箇所の絶縁回復処理を十分に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にしたがった誘導電動機の構造の一形態を示す正面図。
【図2】図1に示した誘導電動機のブラケットの軸方向端面を示す図。
【図3】図1に示した誘導電動機の斜視図。
【図4】図1に示した誘導電動機のブラケットおよび第2フレームを取り外した状態を示す図。
【図5】図1に示した誘導電動機の構造の変形例。
【図6】本発明の第2の実施形態にしたがった誘導電動機の構造の一例を示す正面図。
【図7】図6に示した誘導電動機のブラケットの軸方向端面を示す図。
【図8】図6に示した誘導電動機の斜視図。
【図9】本発明の第3の実施形態にしたがった誘導電動機の構造の一例を示す図。
【図10】図9に示した誘導電動機のブラケットの軸方向端面を示す図。
【図11】図9に示した誘導電動機の斜視図。
【符号の説明】
1…フレーム、1a,1b,1c…雌ねじ孔、2…スロット、3…コイルエンド、4…第2フレーム、4a…貫通孔、4b…雌ねじ孔、5…ロータ、6…ブラケット、6a…貫通孔、7,8…締結ねじ、10…フレーム、11…固定子鉄心、13…一体型ブラケット、13a…貫通孔、14…締結ねじ、21…ブラケット、22…フレーム、22a…貫通孔、24…締結ねじ。
Claims (5)
- 円筒状のフレームと、
このフレームの内周面に沿って配設され、その内周面に軸方向に沿って形成される複数のスロットを有する円筒状の固定子鉄心と、
前記各スロットに収納され、前記固定子鉄心の軸方向端面より延出するコイルエンドを備えた固定子コイルと
を具備し、
前記フレームを、前記固定子鉄心の軸方向端面近傍又は前記コイルエンドの外周近傍で分割し、各分割フレーム同士を取り外し可能に連結した構造としたことを特徴とする回転電機。 - 円筒状のフレームと、
このフレームの内周面に沿って配設され、その内周面に軸方向に沿って形成される複数のスロットを有する円筒状の固定子鉄心と、
前記各スロットに収納され、前記固定子鉄心の軸方向端面より延出するコイルエンドを備えた固定子コイルと、
前記固定子鉄心の中空部に配設されるロータと、
このロータを回転可能に支持し、前記フレームの軸方向端面を閉塞し、かつ前記フレームに対して取り外し可能なブラケットと
を具備した回転電機において、
前記フレームを、前記固定子鉄心の軸方向端面近傍又は前記コイルエンドの外周近傍で軸方向に直交する方向に複数に分割し、前記固定子鉄心の外周壁を覆う第1のフレームと、前記スロットから延出したコイルエンドの外周を覆う第2のフレームとで構成し、
前記第1のフレームの軸方向端面と前記第2のフレームの一方の軸方向端面とを締結部材を介して取り外し可能に連結し、
前記ブラケットの軸方向端面と前記第2のフレームの他方の軸方向端面とを締結部材を介して取り外し可能に連結した構造としたことを特徴とする回転電機。 - 前記第1のフレームの軸方向端面と第2のフレームの一方の軸方向端面とを連結する締結部材は、前記第2のフレームの他方の軸方向端面と前記ブラケットの軸方向端面とが締結部材を介して連結されている状態で取り外し可能であることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
- 円筒状のフレームと、
このフレームの内周面に沿って配設され、その内周面に軸方向に沿って形成される複数のスロットを有する円筒状の固定子鉄心と、
前記各スロットに収納され、前記固定子鉄心の軸方向端面より延出するコイルエンドを備えた固定子コイルと、
前記固定子鉄心の中空部に配設されるロータと、
このロータを回転可能に支持し、前記フレームの軸方向端面を閉塞するブラケットと
を具備した回転電機において、
前記フレームを、前記固定子鉄心の軸方向端面近傍又は前記コイルエンドの外周近傍で軸方向に直交する方向に複数に分割し、前記固定子鉄心の外周壁を覆う第1のフレームと、前記スロットから延出したコイルエンドの外周を覆う第2のフレームとで構成し、
前記第1のフレームの軸方向端面と前記第2のフレームの軸方向端面とを締結部材を介して取り外し可能に連結した構造としたことを特徴とする回転電機。 - 前記第2のフレームの軸方向端面を前記ブラケットの軸方向端面で閉塞した部材を軸方向に沿って分割し、前記ロータを回転可能に支持する部分を含む部材と、前記支持部分を含まない部材とで構成し、
前記支持部分を含む部材の軸方向端面と前記第1のフレームの軸方向端面とを締結部材を介して取り外し可能に連結し、
前記支持部分を含まない部材の軸方向端面と前記第1のフレームの軸方向端面とを締結部材を介して取り外し可能に連結した構造としたことを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003204397A JP2005051881A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003204397A JP2005051881A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 回転電機 |
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Family Applications (1)
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JP2003204397A Pending JP2005051881A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 回転電機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005051881A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101640455B (zh) * | 2008-07-31 | 2012-06-20 | 上海电气集团上海电机厂有限公司 | 交交变频轧钢电机转子的磁极铁心的加工方法 |
JP2013074652A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 回転電機およびその検査方法 |
-
2003
- 2003-07-31 JP JP2003204397A patent/JP2005051881A/ja active Pending
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