JP2005051626A - 記録装置、記録方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像データや音声データを複製する際的確な複製制御を行うことができないことがあった。
【解決手段】 映像検出窓を利用して映像複製許可情報の検出を行い、音声検出窓を利用して音声複製許可情報の検出を行う映像電子透かし検出手段2、音声電子透かし検出手段3であって、映像検出窓と音声検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、映像電子透かし検出手段2、音声電子透かし検出手段3と、(1)映像信号の、判断の対象となった映像検出窓の開始点からつぎの映像検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)音声信号の、判断の対象となった音声検出窓の開始点からつぎの音声検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う制御手段4とを備えた記録装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば映像信号や音声信号などの複数の信号から成る一連のコンテンツを複製する際に、それぞれの信号に電子透かし技術などによって埋め込まれた付加情報を利用して複製制御を行う記録装置、記録方法、プログラム、および記録媒体に関するものである。
近年AV機器のディジタル化が進むに伴い、品質を劣化させることなくコンテンツを複製することが可能になった。しかし、著作権のあるコンテンツを無制限に複製することは著作権保持者の権利を侵害する恐れがある。AV機器としても適切な著作権保護機能を持つことが要望されている。
オーディオ機器は1980年代以降CD、DAT、MDなどのディジタル機器が発売され、これに伴い、著作権保護のための複製制御機能が開発された。
ディジタルオーディオ機器の複製制御としては、1980年代から、シリアルコピーマネジメントシステム(以下SCMSと略称する)が広く使用されている。SCMSは、CD、MDや放送電波などのメディアにコンテンツとともに複製制御情報を記録しておき、同一筐体内、あるいは、異なる機器間をディジタルインターフェイスを介して接続してコンテンツを複製する場合に、記録器機が被複製コンテンツの複製制御情報に従って複製の可否制御を行うものである。SCMSはMDなどの民生用録音機器では一定の効果を上げている。
しかし、SCMSでは複製制御情報をコンテンツと独立したディジタルデータとして持つ。このため、アナログ伝送の場合には複製制御情報が伝送できず、複製制御もできない。また、パーソナルコンピュータなどを用いると容易に複製制御情報を無効化できる。
このようなSCMSの問題点を踏まえて、DVDやSD(Secure Digital)メモリカード用オーディオ規格(以下SDオーディオと省略する)の著作権保護システムであるContent Protection for Prerecorded Media規格、及びContent Protection for Recordable Media規格(以下CPPM、CPRMと省略する)では、オーディオ用電子透かしを利用した複製制御方式が採用されている。また、音楽業界、コンピュータ業界、民生エレクトロニクス業界などが参加して決めたSDMI(Secure Digital Music Initiative)規格でも同様のオーディオ用電子透かしを用いた複製制御・再生制御方式が採用されている。
電子透かしは、これを埋めこんだ信号を再生した場合でも、通常の視聴では原信号との違いが認識できず、コンテンツの品質を損なわない。電子透かしはコンテンツに直接埋め込まれるため、アナログ伝送でも複製制御情報が伝送できる。また、通常のオーディオ圧縮・伸張(MP3など)を経ても複製制御情報が保持されるという耐久力もある。さらに、特別な埋め込み装置と特別な解読装置とを用いないと読み書きできない。コンテンツ自体の暗号化と組み合わせることによりSCMSなどよりも強力な複製制御を実現できる。
CPPM、CPRM、SDMIで用いられているオーディオ用電子透かし技術は、リニアPCM形式のディジタルオーディオデータに12ビットの情報を電子透かしとして埋め込むことができる。このうち複製制御に用いられるのは2ビットで、「複製自由」、「一世代複製可」および「複製禁止」の3つの状態を示す。2ビットであるから4状態を示すことができるが、残りの1つは使用禁止となっている。
以上は、主にオーディオ用の電子透かしを利用した複製制御・再生制御方式であるが、同様にオーディオおよびビデオの両方で構成されるAVコンテンツにおいて、ビデオ信号にも電子透かしを導入して、複製制御を行うことが検討されている。
従来の電子透かしを用いたAVコンテンツの複製制御としては著作権保護方式がある(たとえば、特許文献1参照)。
図7は、電子透かし(ウォーターマーク、WMと略称する)を埋め込まれたアナログ映像信号、アナログ音声信号の供給を受けて、これらを記録媒体100に記録する、従来の記録装置を説明するためのブロック図である。この従来の記録装置において、記録媒体100は、書き換え可能なDVDなどのディスクである。
図7に示すように、この従来の記録装置は、アナログ映像信号の入力端子51、A/D変換部52、映像用WM検出部53、映像信号検出部54、映像用圧縮処理部55、照合部56、アナログ音声信号の入力端子57、A/D変換部58、音声用WM検出部59、音声信号検出部60、音声用圧縮処理部61、WMリマーク部62、マルチプレックス部63、書き込み部64、判定部65、警告情報発生部66、合成部67、D/A変換部68、アナログ信号の出力端子69、ディジタル信号の入力端子70、ディジタルインターフェース71を備えている。
アナログ映像信号Vdaは、図7に示した従来の記録装置の入力端子51を通じてA/D変換部52に供給される。A/D変換部52は、アナログ映像信号Vdaをディジタル映像信号Vddに変換し、これを映像用WM検出部53と、映像信号検出部54とに供給する。
映像用WM検出部53は、映像信号Vddをそのまま映像用圧縮処理部55に供給するとともに、映像信号Vddに電子透かし情報として重畳されている映像用付加情報FVを検出し、検出した映像用付加情報FVを照合部56と判定部65とに供給する。
映像用WM検出部53を介して、映像用圧縮処理部55に供給された映像信号Vddは、映像用圧縮処理部55において例えばMPEG方式でデータ圧縮された後にマルチプレックス部63に供給される。
そして、映像用WM検出部53においては、以下に説明するように映像信号Vddに電子透かし情報として重畳されている映像用付加情報FVを検出する。図8は、この従来の記録装置の映像用WM検出部53を説明するためのブロック図である。この従来の映像用WM検出部53は、図8に示すように、タイミング制御部531、PN発生部532、逆拡散部533、WM判定部534を備えている。
そして、A/D変換部52からの映像信号Vddは、前述したように、映像用WM検出部53を介して、そのまま映像用圧縮処理部55に供給するようにされるとともに、映像用WM検出部53のタイミング制御部531と、逆拡散部533に供給される。
映像用WM検出部53のタイミング制御部531は、映像信号Vddに含まれる情報から、垂直同期のタイミング、水平同期のタイミングを検出し、これらのタイミングを基準信号として用いて、PN符号リセットタイミング信号RE、PN発生イネーブル信号EN、PNクロック信号PNCLKなどの各種のタイミング信号を生成する。
すなわち、タイミング制御部531は、映像信号Vddに対し、映像用付加情報FVをスペクトラム拡散したときと同じタイミングを提供するリセット信号RE、イネーブル信号EN、クロック信号PNCLKを生成し、これらのタイミング信号をPN発生部532に供給する。
PN発生部532は、リセット信号RE、イネーブル信号EN、クロック信号PNCLKに基づいて、映像信号Vddに対して、映像用付加情報FVがスペクトラム拡散されたときと同じタイミングで同じPN符号列PSを発生させ、これを逆拡散部533に供給する。
逆拡散部533は、PN発生部532からのPN符号列PSを映像信号Vddに掛け合わせるようにして逆スペクトラム拡散を行い、映像信号Vddに電子透かし情報として重畳されている映像用付加情報列を抽出し、これを電子透かし情報判定部(WM判定部)534に供給する。
WM判定部534は、逆拡散部533からの映像用付加情報列を積算するようにし、8ビットの映像用付加情報FVを判別するようにする。そして、判別した映像用付加情報FVを照合部56と、判定部65に供給する。このとき、この従来例においては、WM判定部534は、映像用付加情報FVの検出の確からしさをも検出し、この確からしさを示す情報をも判定部65に供給する。
ここで、映像用付加情報の検出の確からしさを示す情報は、映像用付加情報FVが、安定に検出されたか、不安定に検出されたかを示す情報である。図10、図11は、映像用付加情報FVの検出の確からしさについて説明するための図である。
この実施の形態において、WM判定部534は、逆拡散部533においての逆スペクトラム拡散の結果得られた情報を積算していくことにより、図10に示すように、除々に検出レベルが向上し、映像用付加情報FVが、常時安定に検出することができた場合には、映像用付加情報FVの検出の確からしさは高く、映像用付加情報FVは、良好かつ正確に検出されたものであると判断し、これを判定部65に通知する。
また、逆拡散部533においての逆スペクトラム拡散の結果得られた情報を積算していくことにより、図11に示すように、検出レベルが上下し、時々にしか(不安定にしか)映像用付加情報FVが検出されないような場合には、映像用付加情報FVの検出の確からしさは低く、誤検出である可能性があると判断し、これを判定部65に通知する。
また、A/D変換部52からのディジタル映像信号Vddの供給を受ける映像信号検出部54は、供給される信号のレベルを監視し、映像信号Vddが真に供給されたか、それとも供給されていないのかを検出し、その検出結果を判定部65に通知する。
このように、映像信号検出部54を設けることによって、映像用付加情報FVが検出されない場合に、映像信号が供給されたにもかかわらず、その供給された映像信号に映像用付加情報FVが重畳されていないために映像用付加情報が検出されないのか、あるいは、映像信号が供給されないために映像用付加情報が検出されないのかを確認することができるようにしている。
一方、アナログ音声信号Avaは、図7に示した従来の記録装置の入力端子57を通じてA/D変換部58に供給される。A/D変換部58は、アナログ音声信号Auaをディジタル音声信号Audに変換し、これを音声用WM検出部59、音声信号検出部60に供給する。
音声用WM検出部59は、音声信号Audを音声用圧縮処理部61に供給するとともに、音声信号Audに電子透かし情報として重畳されている音声用付加情報FAを検出し、検出した映像用付加情報FAを照合部56と判定部65に供給する。
音声用WM検出部59を介して、音声用圧縮処理部61に供給された音声信号Audは、音声用圧縮処理部61において例えばMPEGオーディオ方式でデータ圧縮された後に電子透かし情報リマーク部(WMリマーク部)62に供給される。
そして、音声用WM検出部59においては、以下に説明するように音声信号Audに電子透かし情報として重畳されている音声用付加情報FAを検出する。図9は、この従来の記録装置の音声用WM検出部59を説明するためのブロック図である。この従来の音声用WM検出部59は、図9に示すように、MDCT演算部591、電子透かし情報抽出部(WM抽出部)592を備えている。
音声用WM検出部59のMDCT演算部591は、供給された音声信号Audに対しMDCT演算を行って、MDCT係数を求める。求めたMDCT係数は、WM抽出部592に供給される。
WM抽出部592は、電子透かし情報とされた音声用付加情報FAが重畳されている部分のMDCT係数から電子透かし情報を抽出し、これを積算するようにして、電子透かし情報として音声信号Aud重畳されている音声用付加情報FAを抽出する。そして、抽出した音声用付加情報FAを照合部56と判定部65に供給する。
また、この音声用WM検出部59のWM抽出部592は、映像用WM検出部53のWM判定部534と同様に、音声信号Audに電子透かし情報として重畳されている音声用付加情報FAの検出の確からしさを判別して、判別結果を判定部65に供給する。
すなわち、音声用WM検出部59のWM抽出部592もまた、音声信号Audに電子透かし情報として重畳されている音声用付加情報FAが、図10に示したように、安定に検出された場合には、検出の確からしさは高く、図11に示したように、不安定に検出された場合(安定に検出されない場合)には、検出の確からしさは低いと判別する。
また、A/D変換部58からのディジタル音声信号Audの供給を受ける音声信号検出部60は、供給される音声信号のレベルを監視し、音声信号Audが真に供給されたか、それとも供給されていないのかを検出し、その検出結果を判定部65に通知する。
このように、音声信号検出部60を設けることによって、音声用付加情報FAが検出されない場合に、音声信号Audが供給されたにもかかわらず、その供給された音声信号Audに音声用付加情報FAが重畳されていないために音声用付加情報FAが検出されないのか、あるいは、音声信号Audが供給されないために音声用付加情報FAが検出されないのかを確認することができるようにしている。
そして、この実施の形態においては、前述したセットトップボックス2のデマルチプレックス部35において映像信号から抽出したCGMS情報が、ディジタルインターフェース36、ディジタル信号の出力端子37を介して出力される。このセットトップボックス2から出力されたCGMS情報が、従来の記録装置のディジタル信号の入力端子70、ディジタルインターフェース71を通じて従来の記録装置に受け付けられ、これが判定部65に供給される。
そして、前述したように、映像用WM検出部53において検出された映像用付加情報FVと、音声用WM検出部59において検出された音声用付加情報FAとの供給を受ける照合部56は、映像用付加情報FVの関連付け情報RSと、音声用付加情報FAの関連付け情報RSとを照合する。そして、照合部56は、映像用付加情報FVと音声用付加情報FAとの両方の関連付け情報が同じであり、両付加情報の関連付けがされたか否かを示す照合結果を判定部65に供給する。
そして、判定部65は、照合部56からの照合結果と、映像用WM検出部53からの映像用付加情報FVとその検出の確からしさを示す情報、音声用WM検出部59からの音声用付加情報FAとその検出の確からしさを示す情報、映像信号検出部54からの映像信号の有無を通知する情報、音声信号検出部60からの音声信号の有無を検出する情報に基づいて、従来の記録装置に供給された映像信号Vdaと音声信号Auaとは記録媒体100に複製可能なものであるか否かを、図12に示されているような規則を利用して総合的に判定する。なお、図12は、複製制御や再生制御を行うための映像信号に重畳された複製制御情報と音声信号に重畳された複製制御情報との論理関係(組み合わせ)の図である。
特開2001−36723号公報(たとえば、第18−23頁、図7、8、9、10、11、12)
しかしながら、上記従来の構成では、部分ごとに複製が許可されているかどうかを示す付加情報が所定の時間分の情報信号から検出される方法で付加され、それぞれを独立して利用可能な複数の情報信号を扱う場合、部分ごとの複製可否判断を適切なタイミングで行えず、様々な不具合が発生することがあった。
たとえば、放送受信の留守録画など複数のコンテンツを連続して記録するときに、検出に所定の時間がかかる電子透かしを複数種類使用して複製可否の付加情報を得る場合、電子透かしの検出タイミングなどを適切に管理できないため、希望のコンテンツが記録できなかったり、一部が欠けてしまうなどの不具合が発生する恐れがある。
より具体的には、オーディオ用電子透かしは所定時間長(SDMI、CPRM、CPPMの場合は15秒)のリニアPCM形式のディジタルオーディオデータを所定の信号処理することで検出される。ビデオ用電子透かしは、1フレームを静止画とみなして埋め込むことも可能であるが、複数のフレームからなる所定の時間以上の動画から検出する方式も提案されている。オーディオおよびビデオ電子透かし検出に要する時間(検出窓長)は必ずしも同じとは限らない。
たとえば、図13のようにオーディオ電子透かしの検出窓長とビデオ電子透かしの検出窓長が異なる場合、それぞれの検出窓の重なり具合によって記録の可否判定に影響が出て、記録制御における記録か破棄かを判定する判定ポイント間の時間長が頻繁に変動し、記録制御動作が不安定になることがあった。
より具体的には、図13において、映像信号の検出窓(V1)の終了時点および、音声信号の検出窓(A1)の終了時点は、ほぼ同時刻で、両信号共に「複製可」の電子透かしが検出されるので、両方の信号とも複製してよい。しかし、映像信号検出窓(V2)の終了時点は、音声信号の検出窓とずれている。このようにして、記録制御において、(1)、(4)、(5)、(8)の時間長は、(2)、(3)、(6)、(7)の時間長より大きくなってしまう。
本発明は、上記従来のこのような課題を考慮し、電子透かしによって埋め込まれた複製制御情報に基づき、映像データや音声データを複製する際に、より的確な複製制御を行うことができる記録装置、記録方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とするものである。
第1の本発明は、部分ごとの複製の許可に関する第一種の複製許可情報が付加された第一種の信号、および部分ごとの複製の許可に関する第二種の複製許可情報が付加された第二種の信号の入力を行う入力手段と、
順番に並んだ複数の第一種の検出窓を利用して前記第一種の複製許可情報の検出を行い、順番に並んだ複数の第二種の検出窓を利用して前記第二種の複製許可情報の検出を行う検出手段であって、前記複数の第一種の検出窓と前記複数の第二種の検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、検出手段と、
前記第一種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行い、前記第二種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行う判断手段と、
前記二つの判断の結果に基づき、所定のルールを利用して、(1)前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う決定手段と、
前記決定の結果に基づき、前記第一種の信号および前記第二種の信号の記録の制御を行う制御手段とを備えた記録装置である。
第2の本発明は、前記第二種の検出窓の長さは、前記第一種の検出窓の長さ以上であり、
前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の終了点は、そのつぎの前記第二種の検出窓の開始点と一致している第1の本発明の記録装置である。
第3の本発明は、前記所定のルールとは、前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分、または前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分の何れかが記録されるべきではないと判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分、および前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分はともに記録されるべきではないと決定するためのルールである第1の本発明の記録装置である。
第4の本発明は、前記所定のルールとは、前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分、または前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分の何れかが記録されるべきであると判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分、および前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分はともに記録されるべきであると決定するためのルールである第1の本発明の記録装置である。
第5の本発明は、前記所定のルールとは、(1)前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分が記録されるべきであり、前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分が記録されるべきではないと判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきであり、前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきではないと決定し、(2)前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分が記録されるべきではなく、前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分が記録されるべきであると判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきではなく、前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきであると決定するためのルールである第1の本発明の記録装置である。
第6の本発明は、前記制御とは、前記記録されるべきではない旨の決定が行われた部分の前記記録を全く行わないための制御である請求項3から5の何れかに記載の記録装置である。
第7の本発明は、前記制御とは、前記記録されるべきではない旨の決定が行われた部分の前記記録をその信号の品質を落として行うための制御である第3から第5の何れかの本発明の記録装置である。
第8の本発明は、前記第一種の信号は、映像信号であり、
前記第二種の信号は、前記映像信号とともに再生されるべき音声信号であり、
前記第一種の複製許可情報と前記第二種の複製許可情報とは、電子透かしを利用して付加されている第2の発明の記録装置である。
第9の本発明は、前記第一種の信号および/または前記第二種の信号の所定の変化に関する変化点の検出を行う変化点検出手段をさらに備え、
前記複数の第一種の検出窓の内の所定の検出窓の開始点およびその所定の検出窓と同じ順番の前記第二種の検出窓の開始点は、前記変化点が検出された場合には、その検出された変化点に改めて設定される第8の本発明の記録装置である。
第10の本発明は、前記変化点の検出は、前記音声信号の所定時間以上の略無音期間の検出として行われる第9の本発明の記録装置である。
第11の本発明は、前記変化点の検出は、前記音声信号のモノラル、ステレオ、および二音声の切り替わりの検出として行われる第9の本発明の記録装置である。
第12の本発明は、前記変化点の検出は、前記第一種の信号および/または前記第二種の信号の入力形式の切り替わりの検出として行われる第9の本発明の記録装置である。
第13の本発明は、前記変化点の検出は、予め指定された時間経過の検出として行われる第9の本発明の記録装置である。
第14の本発明は、前記変化点の検出は、予め指定された時刻の検出として行われる第9の本発明の記録装置である。
第15の本発明は、部分ごとの複製の許可に関する第一種の複製許可情報が付加された第一種の信号、および部分ごとの複製の許可に関する第二種の複製許可情報が付加された第二種の信号の入力を行う入力ステップと、
順番に並んだ複数の第一種の検出窓を利用して前記第一種の複製許可情報の検出を行い、順番に並んだ複数の第二種の検出窓を利用して前記第二種の複製許可情報の検出を行う検出ステップであって、前記複数の第一種の検出窓と前記複数の第二種の検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、検出ステップと、
前記第一種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行い、前記第二種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行う判断ステップと、
前記二つの判断の結果に基づき、所定のルールを利用して、(1)前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う決定ステップと、
前記決定の結果に基づき、前記第一種の信号および前記第二種の信号の記録の制御を行う制御ステップとを備えた記録方法である。
第16の本発明は、第15の本発明の記録方法の、部分ごとの複製の許可に関する第一種の複製許可情報が付加された第一種の信号、および部分ごとの複製の許可に関する第二種の複製許可情報が付加された第二種の信号の入力を行う入力ステップと、順番に並んだ複数の第一種の検出窓を利用して前記第一種の複製許可情報の検出を行い、順番に並んだ複数の第二種の検出窓を利用して前記第二種の複製許可情報の検出を行う検出ステップであって、前記複数の第一種の検出窓と前記複数の第二種の検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、検出ステップと、前記第一種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行い、前記第二種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行う判断ステップと、前記二つの判断の結果に基づき、所定のルールを利用して、(1)前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う決定ステップと、前記決定の結果に基づき、前記第一種の信号および前記第二種の信号の記録の制御を行う制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
第17の本発明は、第16の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
本発明は、電子透かしによって埋め込まれた複製制御情報に基づき、映像データや音声データを複製する際に、より的確な複製制御を行うことができるという長所を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
なお、複製制御情報は、一般的に「複製禁止」、「一世代複製可」、「複製自由」の3状態があり、電子透かしの場合は、さらに電子透かし未検出という状態もある。また、仕様によっては「複製禁止」が「これ以上の複製禁止」と「絶対複製禁止」の2状態に分かれるものもある。以下の実施の形態では、説明を簡単にするために「一世代複製可」「複製自由」と電子透かし未検出とをまとめて「複製可」と扱う。また、「複製禁止」も1状態だけとする。しかし、記録媒体にコンテンツを複製するときには、記録器機や媒体の仕様に応じて「一世代複製可」と「複製自由」を区別する必要などがあることは言うまでもない。
(実施の形態1)
はじめに、図1を主として参照しながら、本実施の形態の記録装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による記録装置の構成を示すブロック図である。
1は音声付きビデオコンテンツを入力するコンテンツデータ入力端子であり、2はコンテンツデータの映像部分から電子透かしの検出を行い複製制御情報を抽出する映像電子透かし検出手段であり、3はコンテンツデータの音声部分から電子透かしの検出を行い複製制御情報を抽出する音声電子透かし検出手段であり、4は映像電子透かし検出手段2および音声電子透かし検出手段3の検出開始を制御するとともに、映像電子透かし検出手段2および音声電子透かし検出手段3で検出された複製制御情報に基づき一時記憶部と記録媒体への書き込みを制御する制御手段であり、5は入力コンテンツデータを一時的に記憶する一時記憶手段であり、6は入力コンテンツデータを記録媒体に記録する記録手段であり、7はコンテンツデータを記録する記録媒体である。
なお、本実施の形態においては、音声信号の電子透かし検出窓(Ax)は、映像信号の電子透かし検出窓(Vx)に比べて長いとする(もちろん、これに限らず、たとえば、映像信号の電子透かし検出窓(Vx)が、音声信号の電子透かし検出窓(Ax)に比べて長くてもよい)。
また、本実施の形態においては、音声信号の電子透かし検出窓(Ax)の終了点は、そのつぎの音声信号の電子透かし検出窓(Ax)の開始点と一致しているとする(もちろん、これに限らず、たとえば、音声信号の電子透かし検出窓(Ax)の終了点が、そのつぎの音声信号の電子透かし検出窓(Ax)の開始点と一致していなくてもよい)。
なお、コンテンツデータ入力端子1は本発明の入力手段に対応し、映像電子透かし検出手段2、音声電子透かし検出手段3を含む手段は本発明の検出手段に対応し、制御手段4は本発明の判断手段、決定手段、および制御手段を含む手段に対応する。また、本実施の形態の映像信号は本発明の第一種の信号に対応し、本実施の形態の音声信号は本発明の第二種の信号に対応する。
つぎに、本実施の形態の記録装置の動作について説明する。なお、本実施の形態の記録装置の動作について説明しながら、本発明の記録方法の一実施の形態についても説明する(その他の実施の形態についても同様である)。
以下、コンテンツデータの記録動作について説明する。
入力コンテンツは一時記憶手段5に蓄積される。
同時に映像電子透かし検出手段2にて検出窓単位に映像信号の電子透かし検出が行われ、音声電子透かし検出手段3にて音声信号の検出窓単位に音声信号の電子透かし検出が行われ、複製制御情報が抽出される。このタイミングの一例を図2に示す。
電子透かしの埋め込み形態によっては、入力コンテンツは電子透かし検出のために何らかの前処理が必要となる場合もある。たとえば、入力コンテンツがMPEG2形式であり、音声用電子透かしがリニアPCM形式のデータからでないと検出できない場合には、MPEG2をデコードしてリニアPCM形式に変換する必要がある。特に図示しないが、このような処理が必要に応じて実施される。
電子透かしの検出窓開始は、制御手段4によって映像電子透かし検出手段2および音声電子透かし検出手段3に指示される。本実施の形態では音声信号の電子透かし検出窓(Ax)が映像信号の電子透かし検出窓(Vx)より長いので、音声信号の電子透かし検出窓のタイミングで映像信号の電子透かし検出窓を開始させればよい。電子透かしの実装によっては所定の電子透かし検出窓分の時間が経過すると、電子透かし検出手段から検出が終了したことを通知し、引き続き次の電子透かし検出窓の処理を実施する場合もある。このような実装の場合、映像電子透かし検出手段2は音声電子透かし検出窓の途中で映像電子透かし検出が終了したことを通知し、引き続き次の映像電子透かし検出窓の処理を実施する。制御手段4は、音声電子透かし検出手段3からの音声電子透かし終了通知を受けた後、映像電子透かし検出手段2に映像電子透かし検出開始の指示を送ることにより、映像および音声の電子透かしを同時に検出開始することができる。
電子透かしの方式によっては、一つ一つの検出窓で独立した検出をする方式もあれば、前の検出窓の結果も加味して検出を行う方式もある。映像電子透かし検出手段2が前の検出窓の結果を加味する方式の場合、音声信号の電子透かし検出窓のタイミングで映像の検出窓を開始する場合には、前の検出窓の結果を加味するよう電子透かし検出手段を制御する。
制御手段4は音声電子透かし検出窓単位に通知されてくる音声の複製制御情報、および映像の複製制御情報の両方が「複製禁止」であった場合には一時記憶手段5に蓄積されていたコンテンツデータを破棄し、通知されてくる複製制御情報のどちらか一方でも「複製可」もしくは「未検出」であった場合には、一時記憶手段5によって、コンテンツデータを記録手段6に書き出す制御を行う。なお、映像電子透かし検出手段2、および音声電子透かし検出手段3が複製制御情報を制御手段4に通知するときに一時記憶手段5に蓄積されているコンテンツデータは、電子透かし検出を実行した検出窓のコンテンツデータと一致する。
上記のように記録動作を行ったときに、コンテンツデータ内に埋め込まれた複製制御情報と記録媒体に記録されるコンテンツデータとの関係を図2を用いて説明する。
時間は、同図において左から右へ経過していく。
入力コンテンツは、最初複製制御情報が「複製可」であり、その後一旦「複製禁止」となり、その後再び「複製可」となっている。
この入力コンテンツを映像電子透かし検出手段2、および音声電子透かし検出手段3に入力して電子透かしを検出し複製制御情報を取得する。前述の通り、電子透かしの検出は映像、音声それぞれの検出窓毎に出力される。音声電子透かし検出窓(A1)では、映像および音声検出窓に含まれる電子透かしについて「複製可」が検出され、下向きの矢印で示したタイミングでそれぞれ検出結果が得られる。同様に検出窓(A2)、(A3)では「複製禁止」、検出窓(A4)では再び「複製可」が検出され、下向きの矢印で示したタイミングでそれぞれの検出結果が得られる。検出結果が得られたタイミングでは、丁度当該検出窓分のコンテンツデータが一時記憶手段5に蓄積されているので、同図のように検出結果にしたがって蓄積されたデータを「記録」または「破棄」する。
このように制御することで、電子透かしによって「複製可」が指定されているコンテンツデータ部分に関し、記録媒体7に記録される。
なお、入力コンテンツデータを圧縮して記録媒体7に記録する場合は、一時記憶手段5の前段に圧縮手段を配置する。制御内容は基本的に図1の構成の場合と同じである。
また、コンテンツデータを暗号化して記録媒体に記録する場合は、コンテンツ暗号化部を一時記憶手段5の前段に配しても後段に配しても良いが、コンテンツ暗号化部を一時記憶手段5の後段に配すれば、「複製禁止」から「複製可」に遷移した際に暗号鍵を変更し、トラック(論理的なトラックである、以下同様)を分割して記録することが可能になる。
なお、もし映像信号または音声信号のどちらか一方の複製制御が「複製禁止」、もう一方の複製制御情報が「複製可」(「未検出」も含む)であった場合、電子透かしの仕様によっては当該部分のコンテンツを「複製禁止」として破棄してもよい。すなわち、電子透かしが「一世代複製可」、「複製可」の2状態を「複製禁止」に誤検出する確率が十分に低くなるよう設計されている場合、「複製禁止」を優先するという考え方である。また、ディジタル的には複製が禁止されている高音質の音声コンテンツ(たとえば、DVDオーディオのコンテンツ)をアナログ経由でAVコンテンツとしてディジタルメディアにコピーする事を防ぐために、音声信号の電子透かしだけを検出して複製制御をすることがある。このような場合には、あえて映像電子透かしを無視することもある。
また、もし映像信号または音声信号のどちらか一方の複製制御が「複製禁止」、もう一方の複製制御情報が「複製可」(「未検出」も含む)であった場合、「複製可」であった信号のみを複製するようにしてもよい。たとえば、音声信号のみが「複製可」であれば、映像はブルーバックにして記録する。逆に映像信号のみが「複製可」であれば、音声をミュートした状態で記録する。
あるいは、もし映像信号または音声信号のどちらか一方の複製制御が「複製禁止」、もう一方の複製制御情報が「複製可」(「未検出」も含む)であった場合、「複製禁止」であった信号のみ品質を劣化させて記録してもよい。たとえば、音声信号が「複製禁止」出会った場合通常は44.1kHzサンプリング、16ビット、ステレオ記録するところを、16kHzサンプリング、16ビット、モノラル記録に、品質を下げて記録する。
また、本実施の形態では、電子透かしの検出窓が固定長の場合について説明したが、所定の長さ以上の時間で、電子透かし検出の内部状態が所定の基準を満たした場合、検出が完了するという方式もある。たとえば、検出条件として、基準値以上のレベルの信号が基準時間以上継続し、その中で特定の値の電子透かしを検出する割合が規定以上であれば電子透かし検出が完了する、と見なす方式である。このような場合には、映像電子透かし検出手段、音声電子透かし検出手段が電子透かしを検出するタイミングは所定の時間以上であるが、厳密な意味では一定でない。しかし、本実施の形態で示した記録方式はそのまま適用可能である。
また、本発明と従来のSCMSやCPRMとを組み合わせて実施することも可能である。たとえば、SCMSと組み合わせた場合、SCMSの複製制御情報を監視し、もしSCMSで複製禁止情報が検出されれば、それを信用し、もし、SCMSで複製可が検出された場合にはさらに電子透かしの検出を行うようにする。SCMSは一般に電子透かしに比べ検出時間がかからないので、このような制御を行う場合、機器動作が早くなる。
(実施の形態2)
つぎに、図3を主として参照しながら、本実施の形態の映像音声記録装置の構成について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2による記録装置の構成を示すブロック図である。図3において、図1と同じ構成要素には同じ番号を付与した。
8は入力コンテンツの変化点を検出する変化点検出手段である。
なお、変化点検出手段8は、本発明の変化点検出手段に対応する。
つぎに、本実施の形態の記録装置の動作について説明する。
以下、コンテンツデータの記録動作について説明する。
入力コンテンツは一時記憶手段5に蓄積される。
同時に映像電子透かし検出手段2にて検出窓単位に映像信号の電子透かし検出が行われ、音声電子透かし検出手段3にて音声信号の検出窓単位に音声信号の電子透かし検出が行われ、複製制御情報が抽出される。このタイミングの一例を図4に示す。
電子透かしの埋め込み形態によっては、入力コンテンツは電子透かし検出のために何らかの前処理が必要となる場合もある。たとえば、入力コンテンツがMPEG2形式であり、音声用電子透かしがリニアPCM形式のデータからでないと検出できない場合には、MPEG2をデコードしてリニアPCM形式に変換する必要がある。特に図示しないが、このような前処理が必要に応じて実施される。
電子透かしの検出窓開始は、制御手段4によって映像電子透かし検出手段2および音声電子透かし検出手段3に指示される。本実施の形態では音声信号の電子透かし検出窓(Ax)が映像信号の電子透かし検出窓(Vx)より長いので、音声信号の電子透かし検出窓のタイミングで映像信号の電子透かし検出窓を開始させればよい。電子透かしの実装によっては所定の電子透かし検出窓分の時間が経過すると、電子透かし検出手段から検出が終了したことを通知し、引き続き次の電子透かし検出窓の処理を実施する場合もある。このような実装の場合、映像電子透かし検出手段2は音声電子透かし検出窓の途中で映像電子透かし検出が終了したことを通知し、引き続き次の映像電子透かし検出窓の処理を実施する。制御手段4は、音声電子透かし検出手段3からの音声電子透かし終了通知を受けた後、映像電子透かし検出手段2に映像電子透かし検出開始の指示を送ることにより、映像および音声の電子透かしを同時に検出開始することができる。
同時に、変化点検出手段8によってコンテンツの変化点が検出される。以下、変化点検出手段8について説明する。
コンテンツの変化点として、ここでは音声信号の所定時間以上の略無音期間を検出するものとする。
図5に略無音期間を検出する変化点検出手段8のブロック図を、図6に変化点検出手段8の動作タイミングを示す波形図を示す。
図5で、81は入力波形の絶対値を求める絶対値化手段、82は波形の絶対値を平滑化する平滑化手段、83は平滑化された波形と予め決められた基準値とを比較する比較手段である。
変化点検出手段8はリニアPCM信号を処理する。入力コンテンツは必要に応じてリニアPCM信号にデコードされているものとする。また、音声電子透かし検出手段3にデコード処理が含まれる場合、音声電子透かし検出手段3からデコード結果のリニアPCM信号を入手しても構わない。
リニアPCM信号は絶対値化手段81で絶対値化される。絶対値信号は平滑化手段82で平滑化される。平滑化手段としては遮断周波数の低い低域通過フィルタを用いればよい。平滑化信号は、概略としては、図6の信号の上側の包絡線と見なせる。
比較手段83は、平滑化信号が予め決められた基準値より小さくなると、そこを起点として時間を計り始める(図6のt)。基準値は、たとえば最大レベルに対して−40dB〜−60dB程度に設定することができる。所定の時間、たとえば2秒程度、基準値以下の信号区間が続くと無音区間開始とみなす(図6のt)。その後も信号の比較を継続し、基準値より大きな信号が到来すると無音区間終了とみなす(図6のt)。
変化点としては、たとえば無音区間の開始(図6のt)とすればよい。この場合無音の区間が所定時間続いた後なので、それ以前のコンテンツが一区切りついたと見なせる。また、これに加えて、基準値より大きな信号が再び到来した時点(図6のt)も変化点としてもよい。これにより、たとえば放送受信において新たな番組が始まった時点を変化点と認識することも可能である。なお、この場合頭切れを防ぐ目的で、再び基準値より大きな信号が到来した時点(図6のt)より少しさかのぼった時点を変化点としてもよい。ただし、このさかのぼった時間が無音区間の開始(図6のt)とほぼ同時、あるいはそれよりも前になる場合は、無音区間の開始とまとめて一つの変化点として扱ってもよい。
変化点検出手段8は変化点を検出すると、制御手段4に変化点を通知する。以下制御手段4について説明する。
制御手段4は音声電子透かし検出窓単位に通知されてくる音声の複製制御情報、および映像の複製制御情報の両方が「複製禁止」であった場合には一時記憶手段5に蓄積されていたコンテンツデータを破棄し、通知されてくる複製制御情報のどちらか一方でも「複製可」もしくは「未検出」であった場合には、一時記憶手段5によって、コンテンツデータを記録手段6に書き出す制御を行う。なお、映像電子透かし検出手段2、および音声電子透かし検出手段3が複製制御情報を制御手段4に通知するときに一時記憶手段5に蓄積されているコンテンツデータは、電子透かし検出を実行した検出窓のコンテンツデータと一致する。
また、制御手段4は変化点検出手段8からの変化点の通知に応じて、映像電子透かし検出手段2、および音声電子透かし検出手段3に電子透かし検出を新たに開始させるように制御する。
電子透かしの方式によっては、一つ一つの検出窓で独立した検出をする方式もあれば、前の検出窓の結果も加味して検出を行う方式もある。後者の前の検出窓の結果を加味する方式の場合、変化点を検出した時には、前の検出窓の結果を加味せず、全く新たに検出を行うよう電子透かし検出手段を制御する。
上記のように記録動作を行ったときに、コンテンツデータ内に埋め込まれた複製制御情報と記録媒体に記録されるコンテンツデータとの関係を図4を用いて説明する。
時間は、同図において左から右へ経過していく。
入力コンテンツは、最初複製制御情報が「複製可」であり、その後一旦「複製禁止」となり、その後再び「複製可」となっている。
この入力コンテンツを映像電子透かし検出手段2、および音声電子透かし検出手段3に入力して電子透かしを検出し複製制御情報を取得する。前述の通り、電子透かしの検出は映像、音声それぞれの検出窓毎に出力される。映像電子透かし検出窓(V1)では、映像に含まれる電子透かしについて「複製可」が検出され、下向きの矢印で示したタイミングで検出結果が得られる。
制御手段4は、変化点検出手段8から、図4の変化点(1)において変化点を通知される。変化点(1)において、制御手段4は、映像電子透かし検出手段2、音声電子透かし検出手段3に対して改めて電子透かし検出を開始するよう制御する。この結果、映像電子透かし検出手段2では検出窓(V2)が開始され、音声電子透かし検出手段3では検出窓(A1)が中断されて新たに検出窓(A2)が開始される。
音声の検出窓(A1)は中断されるので検出窓(A1)に対する検出結果は得られず、音声電子透かしは未検出とみなす。また映像の検出窓(V1)は既に検出を完了し、「複製可」の電子透かしが検出されている。よって、検出窓(A1)の変化点(1)までに対応するコンテンツは「複製可」である。このタイミングでは、当該部分のコンテンツデータが一時記憶手段5に蓄積されているので、記録手段6は検出結果にしたがって蓄積されたデータを記録媒体7に記録する。
変化点(1)までは記録媒体7に記録されるので、この部分の尻切れは発生しない。
映像の検出窓(V2)、音声の検出窓(A2)は両方とも規定の時間の検出を行い、両方から「複製禁止」の電子透かしが検出される。よって、この部分は記録媒体7に記録されない。
映像の検出窓(V3)は規定の時間の検出を行い、「複製禁止」の電子透かしが検出される。しかし、音声の検出窓(A3)の途中で、変化点検出手段8から変化点(2)が通知される。このため、音声の検出窓(A3)は中断され、検出結果は未検出となる。検出窓(A1)の変化点(2)までの部分は、映像電子透かしは「複製禁止」、音声透かしは未検出である。よって、両者が「複製禁止」ではないため「複製可」とみなし、記録手段6は記録媒体7に当該部分を記録する。
なお、検出窓が変化点通知により中断された場合には、そのコンテンツは変換点までは連続した複製制御情報をもっていたと考えて、その前検出窓の検出結果を中断された検出窓に適用する、としてもよい。この場合には、検出窓(A1)の変化点(2)までの部分は、「複製禁止」となり、記録手段6は記録媒体7に当該部分を記録しない。
変化点(2)において、制御手段4は、映像電子透かし検出手段2、音声電子透かし検出手段3に対して改めて電子透かし検出を開始するよう制御する。この結果、映像電子透かし検出手段2では検出窓(V4)が開始され、音声電子透かし検出手段3では検出窓(A3)が中断されて新たに検出窓(A4)が開始される。
映像の検出窓(V4)、音声の検出窓(A4)は両方とも規定の時間の検出を行い、両方から「複製可」の電子透かしが検出される。よって、この部分は記録媒体7に記録される。
映像の検出窓(V4)、音声の検出窓(A4)は変化点の通知によって識別されるのでコンテンツは先頭から記録される。
以上のように制御することで、電子透かしによって「複製可」が指定されているコンテンツデータ部分に関し、記録媒体7に記録される。
なお、入力コンテンツデータを圧縮して記録媒体7に記録する場合は、一時記憶手段5の前段に圧縮手段を配置する。制御内容は基本的に図3の構成の場合と同じである。
また、コンテンツデータを暗号化して記録媒体に記録する場合は、コンテンツ暗号化部を一時記憶手段5の前段に配しても後段に配しても良いが、コンテンツ暗号化部を一時記憶手段5の後段に配すれば、「複製禁止」から「複製可」に遷移した際に暗号鍵を変更し、トラック(論理的なトラックである、以下同様)を分割して記録することが可能になる。
なお、もし映像信号または音声信号のどちらか一方の複製制御が「複製禁止」、もう一方の複製制御情報が「複製可」もしくは「未検出」で合った場合、電子透かしの仕様によっては当該部分のコンテンツを「複製禁止」として破棄してもよい。すなわち、電子透かしが「一世代複製可」、「複製可」の2状態を「複製禁止」に誤検出する確率が十分に低くなるよう設計されている場合、「複製禁止」を優先するという考え方である。
本実施の形態では、変化点検出手段が略無音期間を検出する方式について述べたが、音声信号のモノラル/ステレオ/二音声の切り替わりを検出してもよい。
入力信号として、テレビ信号を扱う場合、モノラル/ステレオ/二音声の区別は、水平同期周波数fhの3.5倍付近(55.125kHz)の搬送多重制御信号をAM検波して得られる信号の周波数によって判別できる。AM検波出力が、922.5Hzなら二音声、952.5Hzならモノラル、982.5kHzならステレオである。変化点検出手段8がこのAM検波出力を監視し、周波数が変化した点を変化点とする。
また、変化点検出手段は入力信号の切り替えを検出してもよい。たとえば、テレビ信号を扱う場合、入力チャンネルが切り替えられたことを検知して、これを変化点とする。また、複数の入力端子をもつ記録機器であれば、入力切り替え操作を検知して、変化点としてもよい。
また、変化点検出手段はSCMSなどのディジタル付加情報の切り替えを検出してもよい。
また、変化点検出手段は、予め指定された時間を経過した場合、この時点を変化点としてもよい。たとえば、15分単位で変化点を設けてもよい。
また、変化点検出手段は予め指定された時刻を検出してもよい。たとえば、テレビ信号を扱う場合、毎正時を基準に15分ごとを変化点としてもよい。このタイミングは番組の開始と一致する事が多い。
なお、本発明のプログラムは、上述した本発明の記録方法の全部または一部のステップ(または、工程、動作、作用等)の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明の記録方法の全部または一部のステップ(または、工程、動作、作用等)の全部または一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する記録媒体である。
なお、本発明の上記「一部のステップ(または、工程、動作、作用等)」とは、それらの複数のステップの内の、一つまたは幾つかのステップを意味する。
また、本発明の上記「ステップ(または、工程、動作、作用等)の動作」とは、前記ステップの全部または一部の動作を意味する。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる記録装置、記録方法、プログラム、および記録媒体は、電子透かしによって埋め込まれた複製制御情報に基づき、映像データや音声データを複製する際に、より的確な複製制御を行うことができ、有用である。
本発明の実施の形態1による記録装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1による電子透かし検出のタイミングの一例を示す図 本発明の実施の形態2による記録装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2による電子透かし検出のタイミングの一例を示す図 変化点検出手段8のブロック図 変化点検出手段8の動作タイミングを示す波形図 従来の記録装置のブロック図 従来の記録装置の映像用WM検出部53のブロック図 従来の記録装置の音声用WM検出部59のブロック図 電子透かし情報の安定検出状態の図 電子透かし情報の不安定検出状態の図 複製制御や再生制御を行うための映像信号に重畳された複製制御情報と音声信号に重畳された複製制御情報との論理関係(組み合わせ)の図 従来の電子透かし検出のタイミングの一例を示す図
符号の説明
1 コンテンツデータ入力端子
2 映像電子透かし検出手段
3 音声電子透かし検出手段
4 制御手段
5 一時記憶手段
6 記録手段
7 記録媒体
8 変化点検出手段

Claims (17)

  1. 部分ごとの複製の許可に関する第一種の複製許可情報が付加された第一種の信号、および部分ごとの複製の許可に関する第二種の複製許可情報が付加された第二種の信号の入力を行う入力手段と、
    順番に並んだ複数の第一種の検出窓を利用して前記第一種の複製許可情報の検出を行い、順番に並んだ複数の第二種の検出窓を利用して前記第二種の複製許可情報の検出を行う検出手段であって、前記複数の第一種の検出窓と前記複数の第二種の検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、検出手段と、
    前記第一種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行い、前記第二種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行う判断手段と、
    前記二つの判断の結果に基づき、所定のルールを利用して、(1)前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う決定手段と、
    前記決定の結果に基づき、前記第一種の信号および前記第二種の信号の記録の制御を行う制御手段とを備えた記録装置。
  2. 前記第二種の検出窓の長さは、前記第一種の検出窓の長さ以上であり、
    前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の終了点は、そのつぎの前記第二種の検出窓の開始点と一致している請求項1記載の記録装置。
  3. 前記所定のルールとは、前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分、または前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分の何れかが記録されるべきではないと判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分、および前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分はともに記録されるべきではないと決定するためのルールである請求項1記載の記録装置。
  4. 前記所定のルールとは、前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分、または前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分の何れかが記録されるべきであると判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分、および前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分はともに記録されるべきであると決定するためのルールである請求項1記載の記録装置。
  5. 前記所定のルールとは、(1)前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分が記録されるべきであり、前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分が記録されるべきではないと判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきであり、前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきではないと決定し、(2)前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分が記録されるべきではなく、前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分が記録されるべきであると判断された場合には、前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきではなく、前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分は記録されるべきであると決定するためのルールである請求項1記載の記録装置。
  6. 前記制御とは、前記記録されるべきではない旨の決定が行われた部分の前記記録を全く行わないための制御である請求項3から5の何れかに記載の記録装置。
  7. 前記制御とは、前記記録されるべきではない旨の決定が行われた部分の前記記録をその信号の品質を落として行うための制御である請求項3から5の何れかに記載の記録装置。
  8. 前記第一種の信号は、映像信号であり、
    前記第二種の信号は、前記映像信号とともに再生されるべき音声信号であり、
    前記第一種の複製許可情報と前記第二種の複製許可情報とは、電子透かしを利用して付加されている請求項2記載の記録装置。
  9. 前記第一種の信号および/または前記第二種の信号の所定の変化に関する変化点の検出を行う変化点検出手段をさらに備え、
    前記複数の第一種の検出窓の内の所定の検出窓の開始点およびその所定の検出窓と同じ順番の前記第二種の検出窓の開始点は、前記変化点が検出された場合には、その検出された変化点に改めて設定される請求項8記載の記録装置。
  10. 前記変化点の検出は、前記音声信号の所定時間以上の略無音期間の検出として行われる請求項9記載の記録装置。
  11. 前記変化点の検出は、前記音声信号のモノラル、ステレオ、および二音声の切り替わりの検出として行われる請求項9記載の記録装置。
  12. 前記変化点の検出は、前記第一種の信号および/または前記第二種の信号の入力形式の切り替わりの検出として行われる請求項9記載の記録装置。
  13. 前記変化点の検出は、予め指定された時間経過の検出として行われる請求項9記載の記録装置。
  14. 前記変化点の検出は、予め指定された時刻の検出として行われる請求項9記載の記録装置。
  15. 部分ごとの複製の許可に関する第一種の複製許可情報が付加された第一種の信号、および部分ごとの複製の許可に関する第二種の複製許可情報が付加された第二種の信号の入力を行う入力ステップと、
    順番に並んだ複数の第一種の検出窓を利用して前記第一種の複製許可情報の検出を行い、順番に並んだ複数の第二種の検出窓を利用して前記第二種の複製許可情報の検出を行う検出ステップであって、前記複数の第一種の検出窓と前記複数の第二種の検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、検出ステップと、
    前記第一種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行い、前記第二種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行う判断ステップと、
    前記二つの判断の結果に基づき、所定のルールを利用して、(1)前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う決定ステップと、
    前記決定の結果に基づき、前記第一種の信号および前記第二種の信号の記録の制御を行う制御ステップとを備えた記録方法。
  16. 請求項15記載の記録方法の、部分ごとの複製の許可に関する第一種の複製許可情報が付加された第一種の信号、および部分ごとの複製の許可に関する第二種の複製許可情報が付加された第二種の信号の入力を行う入力ステップと、順番に並んだ複数の第一種の検出窓を利用して前記第一種の複製許可情報の検出を行い、順番に並んだ複数の第二種の検出窓を利用して前記第二種の複製許可情報の検出を行う検出ステップであって、前記複数の第一種の検出窓と前記複数の第二種の検出窓とは同じ順番の検出窓同士が同じ開始点をもつ、検出ステップと、前記第一種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第一種の信号の前記第一種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行い、前記第二種の複製許可情報の検出結果に基づいて前記第二種の信号の前記第二種の検出窓に対応する部分を記録するべきかどうかの判断を行う判断ステップと、前記二つの判断の結果に基づき、所定のルールを利用して、(1)前記第一種の信号の、前記判断の対象となった前記第一種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第一種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行い、(2)前記第二種の信号の、前記判断の対象となった前記第二種の検出窓の開始点からそのつぎの前記第二種の検出窓の開始点までの部分を記録するべきかどうかの決定を行う決定ステップと、前記決定の結果に基づき、前記第一種の信号および前記第二種の信号の記録の制御を行う制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 請求項16記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009103883A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Dainippon Printing Co Ltd ネットワーク接続装置

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