JPH11176089A - 再生装置及び方法、記録媒体、並びに信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

再生装置及び方法、記録媒体、並びに信号処理装置及び信号処理方法

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JPH11176089A
JPH11176089A JP9340250A JP34025097A JPH11176089A JP H11176089 A JPH11176089 A JP H11176089A JP 9340250 A JP9340250 A JP 9340250A JP 34025097 A JP34025097 A JP 34025097A JP H11176089 A JPH11176089 A JP H11176089A
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照彦 郡
Tadashi Ezaki
正 江▲崎▼
Akira Ogino
晃 荻野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 違法コピーや海賊行為等によるコンテンツ改
変に対して信頼性の高い再生制限を可能とする。 【解決手段】 再生装置10は、複数のチャンネルを有
するコンテンツについての原信号に対して、電子透かし
処理により、少なくとも2以上のチャンネルに同一の著
作権情報を重畳した重畳信号が記録された記録媒体1か
らこれら各信号を読み出す読出し手段2と、読み出した
重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成する再生手
段5と、生成した再生信号から各チャンネルの著作権情
報を検出する著作権情報検出手段7,8と、著作権情報
検出手段7,8の検出した著作権情報が2以上のチャン
ネルについて相互に同一である場合に各チャンネルの再
生信号を出力する制御手段9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置及び方
法、記録媒体、並びに信号処理装置及び信号処理方法に
関し、詳しくは違法コピー、海賊行為等に対する再生制
限の強化が図られた再生装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット、DVD(Digital Vide
o Disc)、ディジタル衛星放送等の普及により、所謂デ
ィジタル著作物についての不正なコピーによる著作権の
侵害が問題となっている。
【0003】ディジタル著作物のコピーについては、例
えばCGMS(Copy Generation Management System)
等の方式でコピーの世代制御を行うことにより対応が図
られていたが、このCGMS方式によるコピー制御信号
は容易に改変されやすいという問題があった。また、不
正コピーやいわゆる海賊行為の防止の徹底を図るために
は、記録時における記録(コピー)制限だけでなく、再
生時における再生制限をも行うことが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、近年、
ディジタルデータに何らかの情報を隠しもたせる電子透
かし処理と呼ばれる技術が注目を集めている。この電子
透かし処理は、所謂ウォーターマーク(Water Mark)と
呼ばれる透かし情報を、上記ディジタルデータに存在す
る人間の知覚上の重要でない部分に、雑音として埋め込
むものである。
【0005】この電子透かし処理によれば、埋め込んだ
ウォーターマークが除去しにくく、またこのウォーター
マークの検出はディジタルインタフェース上でもアナロ
グインタフェース上でもできるので、上記ウォーターマ
ークをコピーの世代制限に関するコピー制御情報として
利用することが可能である。
【0006】表1に、ディスク状記録媒体のメディアタ
イプと上述したCGMS方式におけるCGMS−D(Co
py Generation Management System-Digital)信号、及
びウォーターマークをコピー制御情報として利用した場
合のウォーターマーク情報との関係を示す。
【0007】
【表1】
【0008】ここで、メディアタイプについては、読出
し専用のRead Only Disc(以下、ROMデ
ィスクという。)と書き込みや書き換えが可能なRew
ritable Disc(以下、RAMディスクとい
う。)とに分けられる。
【0009】また、CGMS−D信号については、
(0,0)と、(1,1)と(1,0)の3種類の信号
があり、それぞれ2ビットで表示される。ここで、
(0,0)がコピー制限なしを、(1,1)がコピー禁
止を、(1,0)が1世代に限りコピーしてよいこと、
をそれぞれ示している。
【0010】さらに、ウォーターマーク情報について
は、「non−marked」がいかなるマークも挿入
されていない状態を示し、上記いずれのメディアタイプ
についても、かつCGMS−Dの上記(0,0)、
(1,1)、及び(1,0)のいずれについてもこのn
on−markedの状態であるディスクが存在する。
また、ウォーターマーク情報は、CGMS−Dの上記
(0,0)の状態について表示する場合には「copy
−free」とし、上記(1,0)の状態について表示
する場合には「one−copy」とする。
【0011】さらに、ウォーターマークは、CGMS−
Dの上記(1,1)の状態について表示する場合には、
ROMディスクについては「never−copy」と
して、RAMディスクについては「no−more−c
opy」とする。すなわち、「never−copy」
のウォーターマークは読み出し専用のROMディスクに
ついてのみ使用し、「no−more−copy」のウ
ォーターマークは記録可能なRAMディスクについての
み使用する。
【0012】なお、RAMディスクについての「no−
more−copy」は、このディスクが上記「one
−copy」のROMディスクあるいはRAMディスク
からコピーした状態であることを示している。すなわ
ち、「one−copy」のディスクからRAMディス
クにコピーする場合には、この「one−copy」の
ウォーターマークが「no−more−copy」に書
き換えられることを意味している。
【0013】次に、違法コピーによるディスクの例につ
いて表2に示す。
【0014】
【表2】
【0015】この表2に示すように、ROMディスクか
ら「no−more−copy」のウォーターマークが
検出された場合には、この「no−more−cop
y」がRAMディスクについてのみ使用されるウォータ
ーマークであることから、このディスクは違法コピーデ
ィスクということになる。例えば「no−more−c
opy」のウォーターマークが付されたRAMディスク
をそのままスタンピングして量産したいわゆる海賊版の
ディスクが該当する。
【0016】また、RAMディスクから「never−
copy」のウォーターマークが検出された場合には、
この「never−copy」のウォーターマークがR
OMディスクについてのみ使用されるウォーターマーク
であることから、このディスクは違法コピーディスクと
いうことになる。
【0017】そして、このようなコピー制御情報として
のウォーターマークを用いて違法コピーによるDVDデ
ィスクの再生制限を行うものとして、図4に示すような
DVD再生装置100が提案されていた。
【0018】このDVD再生装置100は、例えばパー
ソナルコンピュータのシステムとして好適に用いられる
ものであり、DVD101に記録された信号を読み出す
DVDドライバ102と、DVDドライバ102から読
み出された信号について再生処理を行う再生処理回路1
03とが専用のケーブルあるいはバスで接続されて構成
される。
【0019】DVD101には、そのデータ領域に、動
画や静止画についてのビデオ信号と音楽や音声等につい
てのオーディオ信号がMPEG(moving picture codin
g experts group)方式で圧縮されたMPEGデータと
して記録されている。そして、このDVD101では、
上記ビデオ信号については、上述したウォーターマーク
についての情報が電子透かし処理により重畳されたMP
EGデータとして記録されている。
【0020】さらに、DVD101には、サブコード情
報としてメディアタイプ情報と上述したCGMS−D信
号が記録されている。ここで、メディアタイプ情報と
は、当該ディスクが読み出し専用のROMディスクか、
あるいは記録可能なRAMディスクかについて示す情報
である。また、CGMS−D信号は、上記MPEGデー
タ中に挿入されており、ビデオ信号及びオーディオ信号
の双方から検出できるようになっている。
【0021】DVDドライバ102は、図示しない光ピ
ックアップ等を備えてなり、DVD101から上述した
MPEGデータ及びメディアタイプ情報をビットストリ
ーム信号として読み出して、再生処理回路103に供給
する。このビットストリーム信号は、上記MPEGデー
タ及びメディアタイプ情報がCSS(Contents Scrambl
e System)によるスクランブルをかけられた状態で再生
処理回路103に伝送される。
【0022】ここで、再生処理回路103は、CSSデ
コーダ104と、MPEGデコード部105と、メディ
アタイプデコーダ106と、ウォーターマーク(WM)
検出/リエンコード部107と、出力制御部108と、
スイッチ111,112等が備えられており、これら各
ブロックがいわゆるPCカード等に内蔵されて構成され
る。
【0023】そして、ビットストリーム信号が入力され
た再生処理回路103では、CSSデコーダ104が暗
号鍵を用いて所定の認証処理を行う。ここで、正しく認
証されなかった場合には、上記CSSのスクランブルが
解読されず、これ以降の再生処理が行われないことにな
る。そして、CSSデコーダ104は、暗号鍵を用いた
上記認証が正しく行われた場合には、CSSのスクラン
ブルをデコードし、上記MPEGデータ,メディアタイ
プ情報を取り出して、それぞれMPEGデコード部10
5,メディアタイプデコーダ106に供給する。
【0024】MPEGデコード部105は、入力したM
PEGデータをデコードして、オーディオデータとウォ
ーターマークが重畳されたビデオデータとに分離する。
MPEGデコード部105は、オーディオデータについ
てはD/A変換等の処理を行った後にスイッチ111に
出力し、ウォーターマークが重畳されたビデオデータ
(以下、重畳ビデオデータという。)についてはWM検
出/リエンコード部107に出力する。
【0025】WM検出/リエンコード部107は、この
重畳ビデオデータからウォーターマークを検出し、上述
した「non−marked」、「copy−fre
e」、「never−copy」、「no−more−
copy」、及び「one−copy」のいずれである
かについての情報を出力制御部108に出力する。ま
た、WM検出/リエンコード部107は、上述のように
ウォーターマークを検出した結果、このウォーターマー
クが「one−copy」であった場合に、このウォー
ターマークを「no−more−copy」とするよう
に上記ビデオデータに対するリエンコード処理を行い、
処理後の信号をD/A変換してスイッチ112に供給す
る。なお、このウォーターマークが「one−cop
y」以外の場合には、WM検出/リエンコード部107
は、リエンコード処理を行わずに、重畳ビデオデータを
D/A変換してスイッチ112に供給する。
【0026】一方、メディアタイプデコーダ106は、
上記メディアタイプ情報をデコードし、再生するDVD
101がROMディスクであるかRAMディスクである
かについての情報を出力制御部108に出力する。
【0027】出力制御部108は、メディアタイプデコ
ーダ106及びWM検出/リエンコード部107から入
力される各情報に基づいて、スイッチ111,112の
ON/OFFを制御する。具体的には、出力制御部10
8は、メディアタイプデコーダ106及びWM検出/リ
エンコード部107からの各情報に基づき、DVD10
1のメディアタイプが「ROMディスク」でウォーター
マークが「no−more−copy」の場合、または
このメディアタイプが「RAMディスク」でウォーター
マークが「never−copy」の場合に、違法コピ
ーとみなして各スイッチ111,112をOFFにする
よう制御して、オーディオ信号及び重畳ビデオ信号を出
力しないようにする。
【0028】しかしながら、このようなDVD再生装置
100においては、以下のような問題点が指摘されてい
た。すなわち、ウォーターマークの改変は絶対に不可能
なものではないため、例えばDVDドライバ102の再
生信号をバスを介して取り出してウォーターマークの情
報を改変することにより、このウォーターマークが「n
on−marked」の状態にされた場合に、DVD再
生装置100においては、その改変を検知する手段がな
いという問題があった。
【0029】また、DVD再生装置100においては、
上述のようにウォーターマークの情報しか参照していな
いので、上記海賊行為による改変についての攻撃に対し
て弱く、違法コピーによるDVD101がそのまま再生
されてしまう虞が強いという問題点があった。
【0030】さらに、DVD再生装置100において
は、出力されるオーディオ信号にはウォーターマークが
重畳されていないので、例えば映画のコンテンツが記録
されたDVD101を再生する場合には、サウンドトラ
ックの違法コピーが行われたり、権利者の意図に反した
オーディオアフレコによってBGVソフトが作成される
虞があった。
【0031】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであって、違法コピーや海賊行為等によるコン
テンツ改変に対して信頼性の高い再生制限を可能とした
再生装置及び方法、記録媒体、並びに信号処理装置及び
信号処理方法を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生装置
は、上記課題を解決するため、複数のチャンネルを有す
るコンテンツについての原信号に対して、電子透かし処
理により、少なくとも2以上のチャンネルに同一の著作
権情報を重畳した重畳信号が記録された記録媒体から重
畳信号を読み出す読出し手段と、読み出した重畳信号か
ら各チャンネルの再生信号を生成する再生手段と、生成
した再生信号から各チャンネルの著作権情報を検出する
著作権情報検出手段と、著作権情報検出手段の検出した
著作権情報が2以上のチャンネルについて相互に同一で
ある場合に各チャンネルの再生信号を出力する制御手段
とを備える。
【0033】再生装置においては、制御手段が、著作権
情報検出手段の検出した著作権情報が2以上のチャンネ
ルについて相互に同一である場合に、各チャンネルの再
生信号を出力する。
【0034】本発明に係る再生方法は、上記課題を解決
するため、複数のチャンネルを有するコンテンツについ
ての原信号に対して、電子透かし処理により、少なくと
も2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳した重
畳信号が記録された記録媒体から重畳信号を読み出し、
読み出された重畳信号から各チャンネルの再生信号を生
成し、生成した再生信号から各チャンネルの著作権情報
を検出し、検出した著作権情報が2以上のチャンネルに
ついて相互に同一である場合に各チャンネルの再生信号
を出力する。
【0035】再生方法においては、記録媒体から読み出
された重畳信号から複数チャンネルの再生信号を生成
し、生成した再生信号から複数の著作権情報が検出さ
れ、これら著作権情報が相互に同一である場合に各チャ
ンネルの再生信号が出力される。
【0036】本発明に係る記録媒体は、上記課題を解決
するため、複数のチャンネルを有するコンテンツについ
ての原信号に対して、電子透かし処理により、少なくと
も2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳した重
畳信号を記録したことを特徴とする。
【0037】また、本発明に係る記録媒体は、上記課題
を解決するため、複数のチャンネルを有するコンテンツ
についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
ことを示すID情報を重畳した重畳信号を記録したこと
を特徴とする。
【0038】また、本発明に係る再生装置は、上記課題
を解決するため、複数のチャンネルを有するコンテンツ
についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
ことを示すID情報を重畳した重畳信号が記録された記
録媒体から重畳信号を読み出す読出し手段と、読み出し
た重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成する再生
手段と、生成した再生信号から各チャンネルのID情報
を検出するID検出手段と、ID検出手段の検出したI
D情報が2以上のチャンネルについて相互に同一である
場合に各チャンネルの再生信号を出力する制御手段とを
備える。
【0039】再生装置においては、制御手段が、ID検
出手段の検出したID情報が2以上のチャンネルについ
て相互に同一である場合に各チャンネルの再生信号を出
力する。
【0040】また、本発明に係る再生方法は、上記課題
を解決するため、複数のチャンネルを有するコンテンツ
についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
ことを示すID情報を重畳した重畳信号が記録された記
録媒体から重畳信号を読み出し、読み出した重畳信号か
ら各チャンネルの再生信号を生成し、生成した再生信号
から各チャンネルのID情報を検出し、検出したID情
報が2以上のチャンネルについて相互に同一である場合
に各チャンネルの再生信号を出力する。
【0041】再生方法においては、記録媒体から読み出
された重畳信号から複数チャンネルの再生信号を生成
し、生成した再生信号から複数のID情報が検出され、
これらID情報が相互に同一である場合に各チャンネル
の再生信号が出力される。
【0042】本発明に係る信号処理装置は、上記課題を
解決するため、複数のチャンネルを有するコンテンツに
ついての原信号に対して、電子透かし処理により、少な
くとも2以上のチャンネルに同一の複製制御情報を重畳
した重畳信号を入力する入力手段と、入力した重畳信号
から各チャンネルの再生信号を生成する再生手段と、生
成した再生信号から各チャンネルの著作権情報を検出す
る著作権情報検出手段と、著作権情報検出手段の検出し
た著作権情報が2以上のチャンネルについて相互に同一
である場合に各チャンネルの再生信号を出力する制御手
段とを備える。
【0043】信号処理装置においては、制御手段が、著
作権情報検出手段の検出した著作権情報が2以上のチャ
ンネルについて相互に同一である場合に、各チャンネル
の再生信号を出力する。
【0044】本発明に係る信号処理方法は、上記課題を
解決するため、複数のチャンネルを有するコンテンツに
ついての原信号に対して、電子透かし処理により、少な
くとも2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳し
た重畳信号を入力し、入力した重畳信号から各チャンネ
ルの再生信号を生成し、生成した再生信号から各チャン
ネルの著作権情報を検出し、検出した著作権情報が2以
上のチャンネルについて相互に同一である場合に各チャ
ンネルの再生信号を出力する。
【0045】信号処理方法においては、入力した重畳信
号から複数チャンネルの再生信号を生成し、生成した再
生信号から複数の複製制御情報が検出され、これら複製
制御情報が相互に同一である場合に各チャンネルの再生
信号が出力される。
【0046】また、本発明に係る信号処理装置は、上記
課題を解決するため、複数のチャンネルを有するコンテ
ンツについての原信号に対して、電子透かし処理によ
り、少なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツ
であることを示すID情報を重畳した重畳信号を入力す
る入力手段と、入力した重畳信号から各チャンネルの再
生信号を生成する再生手段と、生成した再生信号からI
D情報を検出するID検出手段と、ID検出手段の検出
したID情報が2以上のチャンネルについて相互に同一
である場合に各チャンネルの再生信号を出力する制御手
段とを備える。
【0047】信号処理装置においては、制御手段が、I
D検出手段の検出したID情報が2以上のチャンネルに
ついて相互に同一である場合に、各チャンネルの再生信
号を出力する。
【0048】さらに、本発明に係る信号処理方法は、上
記課題を解決するため、複数のチャンネルを有するコン
テンツについての原信号に対して、電子透かし処理によ
り、少なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツ
であることを示すID情報を重畳した重畳信号を入力
し、入力した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生
成し、生成した重畳信号からID情報を検出し、検出し
たID情報が2以上のチャンネルについて相互に同一で
ある場合に入力した重畳信号を出力する。
【0049】信号処理方法においては、入力した重畳信
号から複数チャンネルの再生信号を生成し、生成した再
生信号から複数のID情報が検出され、これらID情報
が相互に同一である場合に各チャンネルの再生信号が出
力される。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき図面を
参照しながら詳細に説明する。図1に示すDVD再生装
置10は、ウォーターマークを用いて違法コピーによる
DVDの再生制限を行うものであり、DVD1に記録さ
れた信号を読み出すDVDドライバ2と、DVDドライ
バ2から読み出された信号について再生処理を行う再生
処理回路3とが専用のケーブルあるいはバスで接続され
て構成される。
【0051】DVD1には、そのデータ領域に、動画や
静止画についてのビデオ信号と音楽や音声等についての
オーディオ信号がMPEG(moving picture coding ex
perts group)方式で圧縮されたMPEGデータとして
記録されている。そして、このDVD1では、上記ビデ
オ信号及びオーディオ信号のそれぞれについて、上記表
1に示したコピー世代情報としてのウォーターマークに
ついての情報が電子透かし処理により重畳されている。
【0052】DVD1では、上記ビデオ信号とオーディ
オ信号のそれぞれについて、同一のウォーターマークに
ついての情報が重畳されている。すなわち、ビデオ信号
に「one−copy」についてのウォーターマークが
重畳されている場合には、オーディオ信号にも「one
−copy」についてのウォーターマークが重畳されて
いることになる。
【0053】なお、ビデオ信号とオーディオ信号のそれ
ぞれについて、同一のウォーターマークについての情報
を重畳する場合、互いに異なる方式で重畳するようにす
る。このようにすることで、DVD1からの再生信号に
改変を加えるいわゆる海賊行為に対しても、ビデオとオ
ーディオの2種類のウォーターマークの攻略法を考え出
さなければならないので、ビデオ信号のみにウォーター
マークについての情報を重畳した従来のDVD101と
比較して、改変行為に対する強度が格段に向上する。
【0054】さらに、DVD1には、サブコード情報と
してメディアタイプ情報と上述したCGMS−D信号が
記録されている。ここで、メディアタイプ情報とは、当
該ディスクが読み出し専用のROMディスクか、あるい
は記録可能なRAMディスクかについて示す情報であ
る。また、CGMS−D信号は、上記MPEGデータ中
に挿入されており、ビデオ信号及びオーディオ信号の双
方から検出できるようになっている。
【0055】DVDドライバ2は、図示しない光ピック
アップ等を備えてなり、DVD1から上述したMPEG
データ及びメディアタイプ情報をビットストリーム信号
として読み出して、再生処理回路3に供給する。このビ
ットストリーム信号は、上記MPEGデータ及びメディ
アタイプ情報がCSS(Contents Scramble System)に
よるスクランブルをかけられた状態で再生処理回路3に
伝送される。
【0056】ここで、再生処理回路3は、CSSデコー
ダ4と、MPEGデコーダ5と、メディアタイプデコー
ダ6と、ビデオ信号についてのウォーターマーク(W
M)検出/リエンコード部7と、オーディオ信号につい
てのWM検出/リエンコード部8と、出力制御部9と、
スイッチ11,12等が備えられており、これら各ブロ
ックがいわゆるPCカード等に内蔵されて構成される。
【0057】そして、ビットストリーム信号が入力され
た再生処理回路3では、CSSデコーダ4が暗号鍵を用
いて所定の認証処理を行う。ここで、正しく認証されな
かった場合には、上記CSSのスクランブルが解読され
ず、これ以降の再生処理が行われないことになる。そし
て、CSSデコーダ4は、暗号鍵を用いた上記認証が正
しく行われた場合には、CSSのスクランブルをデコー
ドし、上記MPEGデータ,メディアタイプ情報を取り
出して、それぞれMPEGデコーダ5,メディアタイプ
デコーダ6に供給する。
【0058】MPEGデコーダ5は、入力したMPEG
データをデコードして、ウォーターマークが重畳された
ビデオデータ(以下、重畳ビデオデータという。)とウ
ォーターマークが重畳されたオーディオデータ(以下、
重畳オーディオデータという。)とに分離する。MPE
Gデコーダ5は、重畳ビデオデータについてはWM検出
/リエンコード部7に出力し、重畳オーディオデータに
ついてはWM検出/リエンコード部8に出力する。
【0059】WM検出/リエンコード部7は、この重畳
ビデオデータからウォーターマークを検出し、上述した
「non−marked」、「copy−free」、
「never−copy」、「no−more−cop
y」、及び「one−copy」のいずれであるかにつ
いての情報を出力制御部9に出力する。また、WM検出
/リエンコード部7は、上述のようにウォーターマーク
を検出した結果、このウォーターマークが「one−c
opy」であった場合に、このウォーターマークを「n
o−more−copy」とするように上記ビデオデー
タに対するリエンコード処理を行い、処理後の信号をD
/A変換してスイッチ12に供給する。なお、このウォ
ーターマークが「one−copy」以外の場合には、
WM検出/リエンコード部7は、リエンコード処理を行
わずに、重畳ビデオデータをD/A変換してスイッチ1
2に供給する。
【0060】WM検出/リエンコード部8は、上述した
WM検出/リエンコード部7と同様の処理を行う。すな
わち、WM検出/リエンコード部8は、重畳オーディオ
データからウォーターマークを検出し、上述した「no
n−marked」、「copy−free」、「ne
ver−copy」、「no−more−copy」、
及び「one−copy」のいずれであるかについての
情報を出力制御部9に出力する。また、WM検出/リエ
ンコード部8は、ウォーターマークを検出した結果、こ
のウォーターマークが「one−copy」であった場
合に、このウォーターマークを「no−more−co
py」とするように上記オーディオデータに対するリエ
ンコード処理を行い、処理後の信号をD/A変換してス
イッチ11に供給する。なお、このウォーターマークが
「one−copy」以外の場合には、WM検出/リエ
ンコード部8は、リエンコード処理を行わずに、重畳オ
ーディオデータをD/A変換してスイッチ11に供給す
る。
【0061】メディアタイプデコーダ6は、上記メディ
アタイプ情報をデコードし、再生するDVD1が上記R
OMディスクであるかRAMディスクであるかについて
の情報を出力制御部9に出力する。
【0062】出力制御部9は、メディアタイプデコーダ
6、WM検出/リエンコード部7、及びWM検出/リエ
ンコード部8から入力される各情報に基づいて、スイッ
チ11,12のON/OFFを制御する。具体的には、
出力制御部9は、メディアタイプデコーダ6、WM検出
/リエンコード部7、及びWM検出/リエンコード部8
からの各情報に基づき、DVD1のメディアタイプが
「ROMディスク」でウォーターマークが「no−mo
re−copy」の場合、またはこのメディアタイプが
「RAMディスク」でウォーターマークが「never
−copy」という表2に示した組み合わせの場合に、
違法コピーとみなして各スイッチ11,12をOFFに
するよう制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビデオ
信号を出力しないようにする。
【0063】また、出力制御部9は、WM検出/リエン
コード部7、及びWM検出/リエンコード部8からの各
情報に基づき、検出されたウォーターマークが相互に異
なる場合には、違法コピーとみなして各スイッチ11,
12をOFFにするよう制御し、オーディオ信号及び重
畳ビデオ信号を出力しないようにする。例えば、ビデオ
についてのウォーターマークが「non−marke
d」でオーディオについてのウォーターマークが「no
−more−copy」の場合などが該当し、この場合
には、ビデオのウォーターマークについて改変行為があ
ったものと認められるからである。
【0064】そして、出力制御部9は、WM検出/リエ
ンコード部7及びWM検出/リエンコード部8からの各
情報に基づき、DVD1のメディアタイプとウォーター
マークとが表2に示した組み合わせに該当せず、かつ検
出されたウォーターマークが相互に同じである場合に限
り、各スイッチ11,12をONにするよう制御して、
重畳オーディオ信号及び重畳ビデオ信号を外部に出力す
る。
【0065】このように、再生処理回路3においては、
表2に示したいわゆる海賊版についての判定に加えて、
「ビデオとオーディオのウォーターマークが一致するか
?」という判定項目が追加されており、オーディオ、ビ
デオのウォーターマークのそれぞれが表1に示す様な合
法的な組み合わせであっても、それぞれのウォーターマ
ークが異なる場合には、再生制限が働き、オーディオ及
びビデオのそれぞれの信号が出力されないので、違法行
為に対する再生制限の強化が図れる。
【0066】なお、上述の例では、DVD1について、
上記表1に示したコピー世代情報としてのウォーターマ
ークについての情報を電子透かし処理により上記ビデオ
信号及びオーディオ信号のそれぞれについて重畳するこ
ととしたが、このウォーターマークについての情報に加
えて、同一コンテンツであることを示すID情報を電子
透かし処理により重畳することとしてもよい。
【0067】すなわち、DVD1について、上記ID情
報を電子透かし処理により上記ビデオ信号及びオーディ
オ信号のそれぞれについて重畳することにより、再生処
理回路3において、さらに、「ビデオとオーディオのI
D情報が一致するか?」という判定項目が追加されるの
で、より確実な再生制限が可能となる。
【0068】さらには、DVD1のオーディオ信号が5
−1ステレオ等のマルチチャンネルを有する場合には、
その各チャンネルについて上記コピー世代情報としての
ウォーターマークについての情報及び/又は上記ID情
報を電子透かし処理により重畳することとしてもよい。
この場合には、WM検出/リエンコード部8は、各チャ
ンネル毎に上述したウォーターマークの検出等の処理を
行うようにすれば良い。
【0069】本発明の他の実施の形態につき図2を参照
して説明する。なお、図1と同一の部分には同一の符号
を付している。図2に示すDVD再生装置20は、上述
したDVD再生装置10と同様にウォーターマークを用
いて違法コピーによるDVDディスクの再生制限を行う
ものであり、DVD1に記録された信号を読み出すDV
Dドライバ2と、DVDドライバ2から読み出された信
号について再生処理を行う再生処理回路3Aとが専用の
ケーブルあるいはバスで接続されて構成される。
【0070】ここで、DVD1、DVDドライバ2につ
いては、図1に示したDVD1、DVDドライバ2と同
一のものであり、その説明を省略する。
【0071】再生処理回路3Aは、CSSデコーダ4
と、MPEGデコーダ5と、メディアタイプデコーダ6
と、ビデオ信号についてのWM検出/リエンコード部7
と、オーディオ信号についてのWM検出/リエンコード
部8と、ビデオ信号についてのCGMS−Dデコーダ1
3と、オーディオ信号についてのCGMS−Dデコーダ
14と、出力制御部15と、スイッチ11,12が備え
られており、これら各ブロックがいわゆるPCカード等
に内蔵されて構成される。
【0072】CSSデコーダ4、メディアタイプデコー
ダ6、WM検出/リエンコード部7、及びWM検出/リ
エンコード部8については、図1に示したものと同一で
あるため、その説明を省略する。
【0073】MPEGデコーダ5は、入力したMPEG
データをデコードして、重畳ビデオデータと重畳オーデ
ィオデータとに分離する。このMPEGデコーダ5は、
重畳ビデオデータについてはWM検出/リエンコード部
7及びCGMS−Dデコーダ13に出力し、重畳オーデ
ィオデータについてはWM検出/リエンコード部8及び
CGMS−Dデコーダ14に出力する。
【0074】CGMS−Dデコーダ13は、入力した重
畳ビデオデータからCGMS−Dについての情報をデコ
ードし、上述した(0,0)、(1,1)、(1,0)
のいずれであるかについての情報を出力制御部15に供
給する。同様に、CGMS−Dデコーダ14も、入力し
た重畳オーディオデータからCGMS−Dについての情
報をデコードし、上述した(0,0)、(1,1)、
(1,0)のいずれであるかについての情報を出力制御
部15に供給する。
【0075】出力制御部15は、メディアタイプデコー
ダ6、WM検出/リエンコード部7、WM検出/リエン
コード部8、CGMS−Dデコーダ13、及びCGMS
−Dデコーダ14から入力される各情報に基づいて、ス
イッチ11,12のON/OFFを制御する。具体的に
は、出力制御部9は、メディアタイプデコーダ6、WM
検出/リエンコード部7、及びWM検出/リエンコード
部8からの各情報に基づき、DVD1のメディアタイプ
が「ROMディスク」でウォーターマークが「no−m
ore−copy」の場合、またはこのメディアタイプ
が「RAMディスク」でウォーターマークが「neve
r−copy」という表2に示した組み合わせの場合
に、違法コピーとみなして各スイッチ11,12をOF
Fにするよう制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビ
デオ信号を出力しないようにする。
【0076】また、出力制御部15は、WM検出/リエ
ンコード部7及びWM検出/リエンコード部8からの各
情報に基づき、検出されたウォーターマークが相互に異
なる場合、例えばビデオについてのウォーターマークが
「non−marked」でオーディオについてのウォ
ーターマークが「no−more−copy」の場合に
は、違法コピーとみなして各スイッチ11,12をOF
Fにするよう制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビ
デオ信号を出力しないようにする。
【0077】さらに、出力制御部15は、CGMS−D
デコーダ13、及びCGMS−Dデコーダ14からの各
情報に基づき、ビデオについてのCGMS−Dとオーデ
ィオについてのCGMS−Dとが相互に異なる場合に
は、違法コピーとみなして各スイッチ11,12をOF
Fにするよう制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビ
デオ信号を出力しないようにする。
【0078】さらにまた、出力制御部15は、WM検出
/リエンコード部7,8、CGMS−Dデコーダ13,
14からの各情報に基づき、CGMS−Dとウォーター
マークとの対応関係を照合し、この両者の整合性がない
場合、例えばCGMS−Dが(0,0)でウォーターマ
ークが「one−copy」のような場合には、違法コ
ピーとみなして各スイッチ11,12をOFFにするよ
う制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビデオ信号を
出力しないようにする。
【0079】そして、出力制御部15は、上述の各処理
により、DVD1のメディアタイプとウォーターマーク
とが表2に示した組み合わせに該当せず、ウォーターマ
ークが相互に同じで、かつCGMS−Dも相互に同じで
あり、さらにはウォーターマークとCGMS−Dとの整
合性がある場合に限り、各スイッチ11,12をONに
するよう制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビデオ
信号を外部に出力する。
【0080】このように、再生処理回路3Aにおいて
は、図1に示した再生処理回路3による判定項目に加え
て、「CGMS−Dが相互に一致するか?」、「ウォー
ターマークとCGMS−Dとの整合性があるか?」とい
う判定項目がさらに追加されているので、CGMS−D
に対する改変行為も検出することができるとともに、ウ
ォーターマークやCGMS−Dに対する改変行為に対し
て一層強くなる。
【0081】なお、この実施の形態においても、DVD
1について、上記表1に示したコピー世代情報としての
ウォーターマークについての情報を電子透かし処理によ
り上記ビデオ信号及びオーディオ信号のそれぞれについ
て重畳することとしたが、このウォーターマークについ
ての情報に代えて、或いは当該情報に加えて、同一コン
テンツであることを示すID情報を電子透かし処理によ
り重畳することとしてもよい。
【0082】さらには、DVD1のオーディオ信号が5
−1ステレオ等のマルチチャンネルを有する場合には、
その各チャンネルについて上記コピー世代情報としての
ウォーターマークについての情報及び/又は上記ID情
報を電子透かし処理により重畳し、又その各チャンネル
について上記CGMS−Dについての情報を挿入しても
よい。この場合には、WM検出/リエンコード部8が各
チャンネル毎に上述したウォーターマークの検出等の処
理を行い、CGMS−Dデコーダ14が各チャンネル毎
に上述したCGMS−Dについてのデコードを行えば良
い。
【0083】上述した各実施の形態は、記録媒体として
DVDを用いたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)など
の他の種類の光ディスクや光磁気ディスクを用いてもよ
いことは勿論である。
【0084】また、上述した各実施の形態では、DVD
の再生装置について説明したが、本発明はDVDの記録
時の記録制限にも適用することができる。以下、本発明
を適用した記録装置の実施の形態について説明する。
【0085】図3に示す記録装置30は、WM検出/リ
エンコード部7,8と、スイッチ11,12と、出力制
御部31と、記録部32とを備えている。また、記録装
置30は、DVD1を再生して重畳ビデオデータと重畳
オーディオデータとを出力する光ディスク再生装置12
0と接続されている。
【0086】WM検出/リエンコード部7は、光ディス
ク再生装置120から入力される重畳ビデオデータから
ウォーターマークを検出し、上述した「non−mar
ked」、「copy−free」、「never−c
opy」、「no−more−copy」、及び「on
e−copy」のいずれであるかについての情報を出力
制御部31に出力する。また、WM検出/リエンコード
部7は、上述のようにウォーターマークを検出した結
果、このウォーターマークが「one−copy」であ
った場合に、このウォーターマークを「no−more
−copy」とするように上記ビデオデータに対するリ
エンコード処理を行い、処理後の信号をD/A変換して
スイッチ12に供給する。なお、このウォーターマーク
が「one−copy」以外の場合には、WM検出/リ
エンコード部7は、リエンコード処理を行わずに、重畳
ビデオデータをD/A変換してスイッチ12に供給す
る。
【0087】WM検出/リエンコード部8は、上述した
WM検出/リエンコード部7と同様の処理を行う。すな
わち、WM検出/リエンコード部8は、光ディスク再生
装置120から入力される重畳オーディオデータからウ
ォーターマークを検出し、上述した「non−mark
ed」、「copy−free」、「never−co
py」、「no−more−copy」、及び「one
−copy」のいずれであるかについての情報を出力制
御部31に出力する。また、WM検出/リエンコード部
8は、ウォーターマークを検出した結果、このウォータ
ーマークが「one−copy」であった場合に、この
ウォーターマークを「no−more−copy」とす
るように上記オーディオデータに対するリエンコード処
理を行い、処理後の信号をD/A変換してスイッチ11
に供給する。なお、このウォーターマークが「one−
copy」以外の場合には、WM検出/リエンコード部
8は、リエンコード処理を行わずに、重畳オーディオデ
ータをD/A変換してスイッチ11に供給する。
【0088】出力制御部31は、WM検出/リエンコー
ド部7及びWM検出/リエンコード部8から入力される
各情報に基づいて、スイッチ11,12のON/OFF
を制御する。具体的には、出力制御部31は、WM検出
/リエンコード部7及びWM検出/リエンコード部8か
らの各情報に基づき、ウォーターマークが相互に一致す
るか否かを判定し、一致しない場合には違法コピーとみ
なして各スイッチ11,12をOFFにするよう制御し
て、重畳オーディオ信号及び重畳ビデオ信号を記録部3
2に出力しないようにする。ウォーターマークが相互に
一致する場合には、出力制御部31は、当該ウォーター
マークの種類が「never−copy」、「no−m
ore−copy」の場合にスイッチ11,12をOF
Fにするよう制御して、重畳オーディオ信号及び重畳ビ
デオ信号を記録部32に出力しないようにする。
【0089】そして、出力制御部31は、当該ウォータ
ーマークの種類が「non−marked」、「cop
y−free」、または「one−copy」の場合に
各スイッチ11,12をONにするよう制御する。これ
により、重畳オーディオ信号及び重畳ビデオ信号が記録
部32に供給される。
【0090】記録部32は、スイッチ11,12を介し
て供給されるWM検出/リエンコード部7,8からの出
力信号に所定の信号処理を行って、RAMタイプの光デ
ィスクに対して処理後の信号を記録する。
【0091】このような構成とすることにより、記録装
置30は、入力信号に基づいてウォーターマークの同一
性についての判定を行うことにより、記録制限を行うこ
とができる。
【0092】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る再生装置によれば、制御手段が、著作権情報検出手段
の検出した著作権情報が2以上のチャンネルについて相
互に同一である場合に、各チャンネルの再生信号を出力
するので、記録媒体が不正コピーによるものであるか否
かについての検出を容易に行うことができる。また、再
生装置によれば、読出し手段からの信号について改変行
為を行おうとする者は複数のチャンネルについての著作
権情報を改変しなければならないことから、このような
改変行為に対して強くなる。
【0093】本発明に係る再生方法によれば、記録媒体
から読み出された重畳信号から複数チャンネルの再生信
号を生成し、生成した再生信号から複数の著作権情報が
検出され、これら著作権情報が相互に同一である場合に
各チャンネルの再生信号が出力されるので、記録媒体が
不正コピーによるものであるか否かについての検出を容
易に行うことができる。また、再生方法によれば、コン
テンツについての信号について改変行為を行おうとする
者は複数のチャンネルについての著作権情報を改変しな
ければならないことから、このような改変行為に対して
強くなる。
【0094】本発明に係る記録媒体は、複数のチャンネ
ルを有するコンテンツについての原信号に対して、電子
透かし処理により、少なくとも2以上のチャンネルに同
一の著作権情報を重畳した信号が記録されているので、
コンテンツ再生に際してこの著作権情報の同一性を判定
することにより、不正コピーされたものであるかを容易
に検出することができる。また、この記録媒体の再生信
号についての改変行為を行おうとする者は複数のチャン
ネルについての著作権情報を改変しなければならないこ
とから、記録媒体によれば、このような改変行為に対し
て強くなる。
【0095】本発明に係る記録媒体は、複数のチャンネ
ルを有するコンテンツについての原信号に対して、電子
透かし処理により、少なくとも2以上のチャンネルに同
一のコンテンツであることを示すID情報を重畳した信
号が記録されているので、コンテンツ再生に際してこの
ID情報の同一性を判定することにより、不正コピーさ
れたものであるかを容易に検出することができる。ま
た、この記録媒体の再生信号についての改変行為を行お
うとする者は複数のチャンネルについてのID情報を改
変しなければならないことから、記録媒体によれば、こ
のような改変行為に対して強くなる。
【0096】本発明に係る再生装置によれば、制御手段
が、ID検出手段の検出したID情報が2以上のチャン
ネルについて相互に同一である場合に各チャンネルの再
生信号を出力するので、記録媒体が不正コピーによるも
のであるか否かについての検出を容易に行うことができ
る。また、再生装置によれば、読出し手段からの信号に
ついて改変行為を行おうとする者は複数のチャンネルに
ついてのID情報を改変しなければならないことから、
このような改変行為に対して強くなる。
【0097】本発明に係る再生方法によれば、記録媒体
から読み出された重畳信号から複数チャンネルの再生信
号を生成し、生成した再生信号から複数のID情報が検
出され、これらID情報が相互に同一である場合に各チ
ャンネルの再生信号が出力されるので、記録媒体が不正
コピーによるものであるか否かについての検出を容易に
行うことができる。また、再生方法によれば、コンテン
ツについての信号について改変行為を行おうとする者は
複数のチャンネルについてのID情報を改変しなければ
ならないことから、このような改変行為に対して強くな
る。
【0098】本発明に係る信号処理装置によれば、制御
手段が、著作権情報検出手段の検出した著作権情報が2
以上のチャンネルについて相互に同一である場合に、各
チャンネルの再生信号を出力するので、重畳信号につい
て改変行為を行おうとする者は複数のチャンネルについ
ての著作権情報を改変しなければならないことから、こ
のような改変行為に対して強くなる。
【0099】本発明に係る信号処理方法によれば、入力
した重畳信号から複数チャンネルの再生信号を生成し、
生成した再生信号から複数の複製制御情報が検出され、
これら複製制御情報が相互に同一である場合に各チャン
ネルの再生信号が出力されるので、重畳信号について改
変行為を行おうとする者は複数のチャンネルについての
複製制御情報を改変しなければならないことから、この
ような改変行為に対して強くなる。
【0100】また、本発明に係る信号処理装置によれ
ば、制御手段が、ID検出手段の検出したID情報が2
以上のチャンネルについて相互に同一である場合に、各
チャンネルの再生信号を出力するので、重畳信号につい
て改変行為を行おうとする者は複数のチャンネルについ
てのID情報を改変しなければならないことから、この
ような改変行為に対して強くなる。
【0101】本発明に係る信号処理方法によれば、入力
した重畳信号から複数チャンネルの再生信号を生成し、
生成した再生信号から複数のID情報が検出され、これ
らID情報が相互に同一である場合に各チャンネルの再
生信号が出力されるので、重畳信号について改変行為を
行おうとする者は複数のチャンネルについてのID情報
を改変しなければならないことから、このような改変行
為に対して強くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】DVD再生装置の他の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】記録装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】パーソナルコンピュータのシステムにおいてD
VDを再生する場合における再生制限を説明するための
ブロック図である。
【符号の説明】
10,20 DVD再生装置、1 DVD、2 DVD
ドライバ、3,3A再生処理回路、4 CSSデコー
ダ、5 MPEGデコーダ、6 メディアタイプデコー
ダ、7,8 WM検出/リエンコード部、9,15 出
力制御部、11,12 スイッチ、13,14 CGM
S−Dデコーダ、30 記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/081 (72)発明者 木村 裕司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャンネルを有するコンテンツに
    ついての原信号に対して、電子透かし処理により、少な
    くとも2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳し
    た重畳信号が記録された記録媒体から上記重畳信号を読
    み出す読出し手段と、 読み出した上記重畳信号から各チャンネルの再生信号を
    生成する再生手段と、 生成した再生信号から各チャンネルの上記著作権情報を
    検出する著作権情報検出手段と、 上記著作権情報検出手段の検出した上記著作権情報が上
    記2以上のチャンネルについて相互に同一である場合に
    各チャンネルの再生信号を出力する制御手段とを備える
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 上記読出し手段は、電子透かし処理によ
    り、少なくともビデオチャンネルとオーディオチャンネ
    ルのそれぞれに同一の複製制御情報を含む著作権情報を
    重畳した重畳信号が記録された記録媒体から当該重畳信
    号を読み出すことを特徴とする請求項1記載の再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体について再生専用であるか
    否かを検出する媒体検出手段を備え、 上記制御手段は、上記媒体検出手段及び上記著作権情報
    検出手段の検出結果に基づき、各チャンネルの再生信号
    の出力を制御することを特徴とする請求項2記載の再生
    装置。
  4. 【請求項4】 複数のチャンネルを有するコンテンツに
    ついての原信号に対して、電子透かし処理により、少な
    くとも2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳し
    た重畳信号が記録された記録媒体から上記重畳信号を読
    み出し、 読み出した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成
    し、 生成した再生信号から各チャンネルの上記著作権情報を
    検出し、 検出した上記著作権情報が上記2以上のチャンネルにつ
    いて相互に同一である場合に各チャンネルの再生信号を
    出力することを特徴とする再生方法。
  5. 【請求項5】 電子透かし処理により、少なくともビデ
    オチャンネルとオーディオチャンネルのそれぞれに同一
    の複製制御情報を含む著作権情報を重畳した重畳信号が
    記録された記録媒体から当該重畳信号を読み出すことを
    特徴とする請求項4記載の再生方法。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体について再生専用であるか
    否かを検出し、 この検出結果及び上記著作権情報の検出結果に基づき、
    各チャンネルの再生信号の出力を制御することを特徴と
    する請求項5記載の再生方法。
  7. 【請求項7】 複数のチャンネルを有するコンテンツに
    ついての原信号に対して、電子透かし処理により、少な
    くとも2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳し
    た重畳信号を記録したことを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 少なくともビデオチャンネルとオーディ
    オチャンネルのそれぞれに同一の複製制御情報を含む著
    作権情報を重畳した重畳信号を記録したことを特徴とす
    る請求項7記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 複数のチャンネルを有するコンテンツに
    ついての原信号に対して、電子透かし処理により、少な
    くとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツであるこ
    とを示すID情報を重畳した重畳信号を記録したことを
    特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 少なくともビデオチャンネルとオーデ
    ィオチャンネルのそれぞれに同一のID情報を重畳した
    重畳信号を記録したことを特徴とする請求項9記載の記
    録媒体。
  11. 【請求項11】 少なくとも2以上のチャンネルに同一
    の複製制御情報を含む著作権情報を重畳した重畳信号を
    記録したことを特徴とする請求項9記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 複数のチャンネルを有するコンテンツ
    についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
    なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
    ことを示すID情報を重畳した重畳信号が記録された記
    録媒体から上記重畳信号を読み出す読出し手段と、 読み出した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成
    する再生手段と、 生成した再生信号から各チャンネルの上記ID情報を検
    出するID検出手段と、 上記ID検出手段の検出した上記ID情報が上記2以上
    のチャンネルについて相互に同一である場合に各チャン
    ネルの再生信号を出力する制御手段とを備えることを特
    徴とする再生装置。
  13. 【請求項13】 上記読出し手段は、電子透かし処理に
    より、少なくともビデオチャンネルとオーディオチャン
    ネルのそれぞれに同一のコンテンツであることを示すI
    D情報を重畳した重畳信号が記録された記録媒体から当
    該重畳信号を読み出すことを特徴とする請求項12記載
    の再生装置。
  14. 【請求項14】 複数のチャンネルを有するコンテンツ
    についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
    なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
    ことを示すID情報を重畳した重畳信号が記録された記
    録媒体から上記重畳信号を読み出し、 読み出した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成
    し、 生成した再生信号から各チャンネルの上記ID情報を検
    出し、 検出したID情報が上記2以上のチャンネルについて相
    互に同一である場合に各チャンネルの再生信号の出力を
    制御することを特徴とする再生方法。
  15. 【請求項15】 電子透かし処理により、少なくともビ
    デオチャンネルとオーディオチャンネルのそれぞれに同
    一のコンテンツであることを示すID情報を重畳した重
    畳信号が記録された記録媒体から当該重畳信号を読み出
    すことを特徴とする請求項14記載の再生方法。
  16. 【請求項16】 複数のチャンネルを有するコンテンツ
    についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
    なくとも2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳
    した重畳信号を入力する入力手段と、 入力した上記重畳信号から各チャンネルの再生信号を生
    成する再生手段と、 生成した再生信号から各チャンネルの上記著作権情報を
    検出する著作権情報検出手段と、 上記著作権情報検出手段の検出した上記著作権情報が上
    記2以上のチャンネルについて相互に同一である場合に
    各チャンネルの再生信号を出力する制御手段とを備える
    ことを特徴とする信号処理装置。
  17. 【請求項17】 上記入力手段は、電子透かし処理によ
    り、少なくともビデオチャンネルとオーディオチャンネ
    ルのそれぞれに同一の複製制御情報を含む著作権情報を
    重畳した重畳信号を入力することを特徴とする請求項1
    6記載の信号処理装置。
  18. 【請求項18】 複数のチャンネルを有するコンテンツ
    についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
    なくとも2以上のチャンネルに同一の著作権情報を重畳
    した重畳信号を入力し、 入力した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成
    し、 生成した再生信号から各チャンネルの上記著作権情報を
    検出し、 検出した上記著作権情報が上記2以上のチャンネルにつ
    いて相互に同一である場合に各チャンネルの再生信号を
    出力することを特徴とする信号処理方法。
  19. 【請求項19】 電子透かし処理により、少なくともビ
    デオチャンネルとオーディオチャンネルのそれぞれに同
    一の複製制御情報を含む著作権情報を重畳した重畳信号
    を入力することを特徴とする請求項18記載の信号処理
    方法。
  20. 【請求項20】 複数のチャンネルを有するコンテンツ
    についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
    なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
    ことを示すID情報を重畳した重畳信号を入力する入力
    手段と、 入力した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成す
    る再生手段と、 生成した再生信号から上記ID情報を検出するID検出
    手段と、 上記ID検出手段の検出した上記ID情報が上記2以上
    のチャンネルについて相互に同一である場合に各チャン
    ネルの再生信号を出力する制御手段とを備えることを特
    徴とする信号処理装置。
  21. 【請求項21】 上記入力手段は、電子透かし処理によ
    り、少なくともビデオチャンネルとオーディオチャンネ
    ルのそれぞれに同一のコンテンツであることを示すID
    情報を重畳した重畳信号を入力することを特徴とする請
    求項20記載の信号処理装置。
  22. 【請求項22】 複数のチャンネルを有するコンテンツ
    についての原信号に対して、電子透かし処理により、少
    なくとも2以上のチャンネルに同一のコンテンツである
    ことを示すID情報を重畳した重畳信号を入力し、 入力した重畳信号から各チャンネルの再生信号を生成
    し、 生成した上記重畳信号からID情報を検出し、 検出したID情報が上記2以上のチャンネルについて相
    互に同一である場合に入力した重畳信号を出力すること
    を特徴とする信号処理方法。
  23. 【請求項23】 電子透かし処理により、少なくともビ
    デオチャンネルとオーディオチャンネルのそれぞれに同
    一のコンテンツであることを示すID情報を重畳した重
    畳信号を入力することを特徴とする請求項22記載の信
    号処理方法。
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