JP2005050416A - ディスク記憶装置及びヘッド位置決め制御方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及びヘッド位置決め制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】HETS現象に対して有効なヘッド位置決め制御を実現して、製品の歩留まりの悪化及び使用時の性能劣化を防止できる垂直磁気記録方式のディスクドライブを提供することにある。
【解決手段】垂直磁気記録方式のディスクドライブ1が開示されている。CPU32は、データ記録時に、メモリ33からHETS現象に基づいて設定されたオフセット値330を使用して、シーク動作後の位置決め制御時にオフセット補正処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、垂直磁気記録方式のディスクドライブに関し、特に、垂直磁気記録されたサーボ情報に基づいて実行するヘッド位置決め制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、垂直磁気記録方式のディスクドライブ(ディスク記憶装置)の実用化が推進されている。垂直磁気記録方式では、一般的に、ヘッド位置決め制御に使用されるサーボ情報は、垂直磁気記録に適した単磁極ヘッド(single pole type head : SPT)と呼ばれるライトヘッドによりディスク媒体(以下ディスクと表記)上に記録される。
【0003】
サーボ情報は、周知のように、大別してディスク上のトラック(シリンダ)を識別するためのシリンダコード(トラックアドレス)と、各トラック内の位置を検出するためのサーボバースト信号(バーストデータと呼ぶ場合もある)からなる。
【0004】
ディスクドライブでは、CPUをメイン要素とするヘッド位置決め制御システムが組み込まれており、当該システムは、リードヘッド(通常では、GMR素子により構成されている)により再生されるサーボ情報に基づいて、リード/ライトヘッドをディスク上の目標位置(目標トラック位置)に位置決めする。
【0005】
サーボ情報を正確に再生できない場合には、当然ながら、正確なヘッド位置決め制御は困難となる。このため、例えばサーボ情報に含まれるサーボマークの読み取りエラーを回避する対策として、リードヘッドを構成するMR素子のセンス電流を最適化する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
また、リード/ライトヘッドは、それぞれリード動作とライト動作に適した構造を有するため、ヘッド素子間のオフセットが存在する。このため、サーボ情報と共に、予め測定したオフセット値を使用して、ヘッド位置決め動作時にオフセットさせる方法が提案されている(例えば、特許文献2,3を参照)。
【0007】
ところで、垂直磁気記録方式では、ディスク上に予め磁気記録された磁化極性とは反対極性の記録磁界が、単磁極ヘッドであるライトヘッドにより印加されると、記録された磁化状態が変化する現象が確認されている。この現象は、ハード・イージー・トランジション・シフト(hard easy transition shift、以下HETSと略す場合がある)または単にハード・トランジションと呼ばれている(例えば、非特許文献1を参照)。このHETSは、ディスク上の記録前の磁化と、反対の磁化を書き込むときに、ヘッドからの記録磁界が見かけ上強くなり、磁化変位点がシフトするものである。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−66509号公報
【0009】
【特許文献2】
米国特許第5,978,168(1999年)
【0010】
【特許文献3】
米国特許第6,067,205(2000年)
【0011】
【非特許文献1】
IEEE TRANSACTION ON MAGNETICS VOL.29, NO.6, NOVEMBER 1993, Page 4074 (200 kFRPI DATA RECORDING USING A NOVEL BI−LAYERED HEAD IN PERPENDICULAR MAGNETIC RECORDING)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、垂直磁気記録方式では、ライトヘッドにより、ディスク上に磁気記録するときに、記録磁化状態が変化するHETS現象が確認されている。
【0013】
ところで、垂直磁気記録方式のディスクドライブでは、ヘッド位置決め制御システムは、位置決め動作時に、リードヘッドにより読出されたサーボ情報から再生したシリンダコードと、目標シリンダコードとを比較する比較動作を行なう。この比較動作において、HETS現象を要因とする比較エラーの発生が、ディスクドライブの性能評価検査により確認された。特に、サーボ情報の記録密度が高くなるディスクの内周側のトラックからのシリンダコードにおいて比較エラーが多く発生した。
【0014】
一般的に、シリンダコードの比較エラーが発生するトラックは、製造時に欠陥トラックとして登録して、データの記録には使用しないように処理する、いわゆる代替トラック処理がなされる。しかしながら、規定以上の欠陥トラックが発生するドライブは不良品として取り扱われる。
【0015】
従って、シリンダコードの比較エラーが多く発生すると、ディスクドライブの製造歩留まりが悪化する。また、製品出荷後に、シリンダコードの比較エラーが発生すると代替トラック処理が必要になるため、ライト動作のパーフォマンスが劣化する等の性能劣化が発生する。
【0016】
そこで、本発明の目的は、HETS現象に対して有効なヘッド位置決め制御を実現して、製品の歩留まりの悪化及び使用時の性能劣化を防止できる垂直磁気記録方式のディスクドライブを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の観点は、垂直磁気記録方式のディスクドライブにおいて、データ記録時に、HETSに基づいて設定されたオフセット値を使用したオフセットを実行させるヘッド位置決め制御を行なうディスクドライブを提供することにある。
【0018】
本発明の観点に従ったディスクドライブは、垂直磁気記録によりサーボ情報が記録されたディスク媒体に対して、データの記録又は再生を行なうヘッドと、前記サーボ情報の垂直磁気記録時に、ハード・イージー・トランジション・シフト(HETS)現象に基づいて発生するオフセットを補正するためのオフセット値を保存するメモリと、データ記録時において、前記サーボ情報及び前記オフセット値を使用して前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標位置に位置決めする制御手段とを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
図1から図3は、本実施形態に関する垂直磁気記録方式のディスクドライブの構成を説明するための図である。
【0021】
(ディスクドライブの構成)
図3は、主としてディスクドライブの機構の外観を示す図である。ディスクドライブ1は、垂直磁気記録媒体であるディスク10と、当該ディスク10に対してデータのリード/ライトを実行するヘッド11と、当該ディスク10を回転させるスピンドルモータ15と、ヘッド11を搭載しているアクチュエータ(キャリッジ)13とを有する。
【0022】
ヘッド11は、垂直磁気記録の適した単磁極ヘッドからなるライトヘッド(11W)と、GMR(giant magnetoresistive)素子からなるリードヘッド(11R)とが分離して同一スライダ上に実装された磁気ヘッドである。アクチュエータ13は、ボイスコイルモータ(VCM)とアームとからなり、当該VCMの駆動力によりヘッド11をディスク10の半径方向に移動させる。
【0023】
図1は、主としてディスクドライブ1の制御及び電子回路系の構成を示すブロック図である。また、図1は、主としてヘッド位置決め制御システムの構成を説明するための図であり、特にデータ記録動作に関係するライトチャネル等の構成要素については省略している。
【0024】
ディスクドライブ1は、プリアンプ(リードアンプ)12と、リードチャネル20と、ディスクコントローラ(HDC)30と、マイクロプロセッサ(CPU)32とを有する。
【0025】
プリアンプ12は、ヘッド11のリードヘッド11Rにより読出されたデータ信号(再生信号)を増幅して、リードチャネル20に送出する。リードチャネル20はPRML方式の信号処理回路であり、AGC(自動ゲイン制御)機能を有するAGCアンプ21と、ローパスフィルタ(LPF)22とを有する。
【0026】
AGCアンプ21は、再生信号の振幅を一定値に調整するためのアンプである。LPF22は、ノイズ低減及びアナログ波形等化用のアナログフィルタである。
【0027】
さらに、リードチャネル20は、ディジタルイコライザ23と、データ復号器(以下デコーダと表記する)24と、グレーコード復号器(以下GCデコーダと表記する)25と、サーボバースト信号復号器(以下SBデコーダと表記する)26とを有する。
【0028】
ディジタルイコライザ23はA/Dコンバータを含み、LPF22から出力されるアナログ信号波形をデータ復号化のためにディジタル等化処理を行なう。デコーダ24は、ビタビ復号器(Viterbi decoder)等を含み、データ信号からディジタルデータであるユーザデータを復号化(復調)し、HDC30に送出する。
【0029】
一方、LPF22から出力されるアナログ信号波形は、サーボデコーダに入力されて、サーボ情報が復号化させる。当該サーボデコーダは、GCデコーダ25と、SBデコーダ26とを有する。GCデコーダ25は、ディスク10上に記録されている符号化されたアナログのデータ信号から、ディジタル信号のグレーコードデータを復号化する。また、SBデコーダ26は、アナログのサーボバースト信号のピーク値またはピーク値に相当するエリア積分信号を、ディジタル値であるバーストデータ(A,B,C,D)に変換して出力する。
【0030】
HDC30は、デコーダ24により復号化されたユーザデータと共に、サーボデコーダから出力されるグレーコードデータ及びバーストデータを入力し、後述するように、ヘッド位置決め動作に必要なサーボ処理の一部を実行する。HDC30は、リードチャネル20から入力されるグレーコードデータを、元のシリンダコードに復号化するためのデコーダを有する。
【0031】
また、HDC30は、リードチャネル20からのユーザデータであるシリアルデータをパラレルデータに変換したり、ホストシステム2と間でリード/ライトデータやコマンドの交換を実行する。また、HDC30は、ディスク10から再生したデータ(リードデータ)や、ホストシステム2から転送されたライトデータを一時的にバッファRAM31に格納し、ホストシステム2間のデータ転送を制御する。
【0032】
CPU32は、フラッシュEEPROM(FROM)33に格納されているプログラムに従って、本実施形態に関係するヘッド位置決め制御や、データのリード/ライト制御などを実行する。CPU32は、HDC30との通信を実行しながら、ヘッド位置決め制御に必要な情報や信号、またはホストシステム2から発行されたコマンドを取得する。
【0033】
(ディスクフォーマット)
ディスク10には、図4に示すように、多数のトラック100が構成されている。各トラックは、図5(A)に示すように、ほぼ等間隔の角度で分割された複数のセクタ110からなる。図5(B)に示すように、各セクタ110は、サーボエリア120とデータエリア(データセクタ)111に大別される。データエリア111は、ユーザデータが記録される記録領域である。
【0034】
サーボエリア120は、ヘッド11の位置決め動作に使用されるサーボ情報が記録されている。サーボエリア120には、図5(C)に示すように、AGC用データ121、サーボマーク(SM)122、グレーコードデータ123、サーボバーストデータ(バーストデータA〜D)124が記録される。
【0035】
グレーコードデータ123は、ディスク10上の回転方向の位置を示すセクタコード、及び半径方向の位置を示すシリンダコード(トラックアドレス)から構成されている。グレーコードデータ123及びバーストデータ124は、図6に示すような配置関係にある。
【0036】
CPU32は、バーストデータA(以下単にバーストA)を再生したときの振幅値と、バーストデータB(以下単にバーストB)を再生したときの振幅値とが同じになるように、ヘッド11の位置を制御することで、トラック中心線60上にヘッド11を位置決めする。なお、符号61は、トラック境界線を意味する。
【0037】
また、CPU32は、グレーコードデータ123に含まれるシリンダコード(HDC30により復号化される)を使用して、ヘッド11を位置決めするトラックを識別する。即ち、CPU32は、サーボ情報から得られたシリンダコードに基づいて、ヘッド11を目標トラックまで移動させるシーク動作を実行する。
【0038】
(ヘッド位置決め制御動作)
以下、図1、図2、図7及び図11のフローチャートを参照して本実施形態のヘッド位置決め制御動作を説明する。
【0039】
まず、図1に示すように、ホストシステム2からライトコマンドが発行されると、CPU32は、当該ライトコマンドに付属しているディスク10上の目標アドレスに対して、ヘッド11(ライトヘッド11W)の位置決め制御を実行する。
【0040】
HDC30は、ホストシステム2からライトコマンドを受信すると、当該ライトコマンドと共に、目標アドレス情報をレジスタに保持する。CPU32は、HDC30に内蔵されているレジスタをアクセスし、コマンドや目標アドレス情報を取得できる。
【0041】
通常では、目標アドレスは、ホストシステム2からCHS形式で送られてくる。Cはシリンダコード(目標トラックアドレス)を意味する。また、Hはヘッド番号で、Sはセクタ番号である。HDC30は、図2に示すように、ホストシステム2から送られる目標シリンダコードを保持するレジスタ(目標CLレジスタ)302を有する。また、HDC30は、リードチャネル20に含まれるGCデコーダ25により復号化されたシリンダコードを保持するレジスタ(GCレジスタ)301を有する。当該シリンダコードは、ヘッド11が位置する現在トラックアドレスである。さらに、HDC30は、SBデコーダ26から出力されるバーストデータ(A〜D)を保持するレジスタ300を有する。
【0042】
HDC30は、目標CLレジスタ302にセットされた目標シリンダコードと、GCレジスタ301にセットされた現在シリンダコードとを比較するコンパレータ303を有する。CPU32は、ヘッド11を目標トラック(目標シリンダ)まで移動させる移動方向及び目標速度を決定し、シーク動作を実行する。
【0043】
CPU32は、当該処理をサーボセクタ120毎に繰り返し、移動方向及び目標速度に基づいて制御操作値(ディジタル値)を算出して、VCMドライバ32に送出する。VCMドライバ32は、当該制御操作値に従った駆動電流をVCM(アクチュエータ13)に供給する。このようなシーク動作により、ヘッド11(ライトヘッド11W)は目標トラックまで移動することになる。
【0044】
CPU32は、ヘッド11が目標トラックに到達すると、バーストデータを使用する位置制御(トラック追従制御)に移行する。この制御動作では、CPU32は、HDC30のレジスタ300からバーストAとバーストBの各振幅値(ディジタル値)を読出し、位置誤差演算を実行する(ステップS1,S2,S3)。CPU32は、概略的には、目標トラックの中心線に対するヘッド11の位置誤差(A−Bの絶対値)を算出し、当該位置誤差値が0になるような位置制御を実行する。この位置制御には、制御系を安定化させるための処理も含まれる。
【0045】
ここで、CPU32は、目標トラックに位置決めしたライトヘッド11Wにより、ホストシステム2から送られたデータを書き込むときに、ライトヘッド11Wが現在位置しているシリンダコードと、目標シリンダコードとが一致しているか否かを判定する。この比較は、前述したように、HDC30のコンパレータ303により実行される。
【0046】
HDC30は、比較結果が一致しているときに、コンパレータ303から書込み許可を意味する出力信号をCPU32に送出する。これにより、CPU32は、目標トラック内に位置決めしたヘッド11のライトヘッド11Wにより、データの書込み動作を実行する。
【0047】
ここで、図6は、サーボ情報の理想的な記録状態を示す。これに対して、図7は、実際の垂直磁気記録により、ディスク10上のサーボエリア120に記録されるサーボ情報の記録状態の一例を示す。
【0048】
即ち、実際上では、図7に示すように、前述のHETS現象の影響を受けて、サーボ情報に含まれるシリンダコード123は、ビットが隣接するトラックとは異なる部分(71)では、トラック境界61からサーボライト方向70とは逆方向(幅方向)にS0量だけシフトして記録される。
【0049】
また、バーストデータ124は、トラックの中心線60の近傍で、バーストAまたはバーストBのビットがシフト量に相当する幅S0で連結するような記録状態となる(符号72を参照)。このようなサーボ情報の記録状態では、バーストAとバーストBの各振幅値が同一(位置誤差が0)となるように、リードヘッド11Rを位置決めすると、トラックの中心線60(目標位置)からS1(S0/2)分だけシフトしまう。
【0050】
一方、シリンダコードはシフト量S0だけシフトして記録されている。このため、位置誤差を解消(バーストA−バーストB=0)するように位置決めすると、リードヘッド11Rは、後からサーボライトした隣接のシリンダコードの一部(シフト量S1の相当分)を読取ることになる。但し、隣接トラックの読出すデータ量は、リードヘッド11Rの再生トラック幅に依存している。
【0051】
通常では、ディスク10上のシリンダアドレスは、外周側が小さく(例えば0シリンダ)、内周に向かって大きくなるように割り当てられる。従って、サーボライト方向が内周から外周への方向の場合には、シリンダコードは内周側にシフトして記録されているため、リードヘッド11Rは、位置決めされたトラックのシリンダコードに対して「−1」側の隣接トラックのシリンダコードの一部を読出すことになる。また、逆に、サーボライト方向が外周から内周への方向の場合には、リードヘッド11Rは、位置決めされたトラックのシリンダコードに対して「+1」側(内周側)の隣接トラックのシリンダコードの一部を読出すことになる。
【0052】
これにより、リードチャネル20のGCデコーダ25では、シリンダコードの復号化ミス(シリンダコードの再生エラー)が発生し易くなる。このため、ヘッド11が目標シリンダコードに対応するトラックに位置決めされていても、HDC30は、コンパレータ303により目標シリンダコードと、リードヘッド11Rにより読出されたシリンダコード(隣接トラックのシリンダコードの一部を含む)とが不一致であると判定する。従って、HDC30は、シリンダ比較エラーが発生しているとして、CPU32に対してデータの書込み動作を禁止するライトフォルトを発生することになる。
【0053】
本実施形態のCPU32は、位置誤差演算を実行した後に、当該演算結果(位置誤差値)に、メモリ33に保存されているオフセット値330を加える補正処理を実行する(ステップS4)。CPU32は、当該オフセット補正した後の位置誤差値に基づいて制御操作値を算出し、VCMドライバ32に送出する(ステップS5,S6)。
【0054】
オフセット値330は、図7に示すように、シフト量S1分に相当する大きさで、サーボライト方向70とは逆の方向にヘッド11がシフトするように調整するための補正値である。このようなオフセット補正処理を伴なうことで、ヘッド11(リードヘッド11R)は、本来のトラック中心線60からシフト量S0分だけシフトし、シリンダコードのシフト分(S0)と同じになる。従って、リードヘッド11Rは、隣接トラックからのシリンダコードを読取ることなく、位置決めされたトラックのシリンダコードを正確に読取る。
【0055】
従って、HETS現象によるシリンダコードの再生エラーの発生を抑制できるため、HDC30のコンパレータ303から目標シリンダとの一致を示す比較結果に基づいて、CPU32は、位置決めしたヘッド11に含まれるライトヘッド11Wにより、目標トラックにデータを書込むことができる。
【0056】
図10は、オフセット値(×トラックピッチTp/256)と、シリンダ比較エラー(シリンダコードの再生エラー)との関係を示す。図10は、ディスク10上の約4000シリンダの区間を測定した結果である。
【0057】
オフセット値が0の場合には、全比較セクタエラー数200Aが250近くある。この中で、−1方向にエラーしているエラー数200Cは、約140程度ある。オフセット値の増大に伴なって、−1のエラー数200Cは減少していく。しかし、逆にオフセット値を大きく過ぎると、+1にエラーするエラー数200Bが増大するため、全エラー数200Aは増加傾向となる。従って、この例では、オフセット値としては、20〜25(トラックピッチTpの10%程度)が最適といえる。
【0058】
以上のように本実施形態によれば、ヘッド位置決め制御時に、オフセット値を位置誤差に加えるオフセット補正処理により、具体例としてはシリンダ比較エラー(シリンダコードの再生エラー)を約1/3に減少できる。特に、−1方向ののシリンダコードの再生エラーだけを考慮した場合には、約1/10に減少できる効果がある。シリンダ比較エラーが発生するセクタはデータの記録ができない欠陥セクタ(ディフェクトセクタ)として登録されて、ディフェクトセクタ数が規定値を超えるディスクドライブテは不良品として取り扱われる。
【0059】
従って、本実施形態によるオフセット値を使用したヘッド位置決め制御を実行するディスクドライブであれば、結果として不良品の発生率を低減できるため、製造歩留まりを向上できる。また、ディスクドライブの製品出荷後においても、シリンダ比較エラーの発生を抑制してライトフォルトの発生を抑制できるため、特にライト動作のパフォーマンスの低下を防止できる。
【0060】
(HETS現象とオフセット値の測定)
ここで、図8、図9、及び図12のフローチャートを参照して、本実施形態に関係するHETS現象と、ディスクドライブ1のメモリ33に設定するオフセット値の測定方法を説明する。
【0061】
まず、図8に示すように、垂直磁気記録方式では、ディスク上に予め磁気記録された磁化極性(80S)とは反対極性の記録磁界が、単磁極ヘッドであるライトヘッド11Wにより印加されると、記録された磁化状態が変化する現象がHETS現象である。
【0062】
具体的には、ディスク上の記録前の磁化(80N)と、同一極性の記録磁界が印加された場合には、当該ヘッド11Wの形状に相当する磁化(81N)が記録される。一方、記録前の磁化(80S)と反対の磁化(81N)を書き込むときに、ヘッドからの記録磁界が見かけ上強くなり、磁化変位点がシフトして、記録される磁化(82N)の形状はヘッドの形状より大きくなる。
【0063】
図9は、ライトヘッド11Wにより、HETS現象を伴なうサーボバーストデータを書込む動作を時系列的(矢印が書込み時間順序を示す)に示す。図9(B),(D)は、オーバーライトによる同極性の磁化(90S)を記録した状態を示す。
【0064】
次に、図12のフローチャートを参照して、オフセット値の測定方法を説明する。
【0065】
まず、本測定は、ディスクドライブ1の製造工程に含まれる工程であり、専用の検査装置(ホストシステム2に相当するコンピュータがメイン要素)を使用する。検査装置は、ディスクドライブ1に対して、ヘッド11をディスク10上の測定用シリンダまでシークさせる(ステップS11)。次に、検査装置は、オフセット値の初期化を実行した後に、ディスクドライブ1に対してオフセット命令を発行する(ステップ12,S13)。
【0066】
ディスクドライブ1では、CPU32は、前述のヘッド位置決め動作により、ヘッド11をオフセット命令によるオフセット値だけ移動する。検査装置は、ディスクドライブ1に対して、測定用シリンダのアドレス(シリンダコード)の読出し命令を発行する(ステップ14)。そして、検査装置は、予め設定した測定用シリンダの目標シリンダコードと、ドライブ1のヘッド11(リードヘッド11R)により読出されて、リードチャネル20により再生されたシリンダコードとを比較する。
【0067】
検査装置は、比較結果が不一致の場合をエラーとしてエラー数をカウントし、当該エラーカウント値を内部メモリに保存する(ステップ15,S16)。ここで、検査装置は、シリンダコードの比較処理を行う代わりに、データの記録を実行させたときのライトフォルトの数をカウントする処理でもよい。この場合は、ドライブ1のHDC30が、ハードウェアのコンパレータ303により目標シリンダコードと、現在シリンダコードとの比較を実行し、一致してないとライトフォルトを発生する。検査装置は、ドライブ1から当該ライトフォルト情報を入手することにより、シリンダ比較エラーを測定する。次に、検査装置は、測定用のオフセット値を更新させて、規定のオフセット範囲で前記の動作を繰り返す(ステップS17,S18のNO)。
【0068】
以上の測定処理により、検査装置は、内部メモリに保存したエラーカウント値に基づいて、シリンダ比較エラー数が最小となるオフセット値、即ち最適オフセット値を選択する(ステップS19)。検査装置は、当該最適オフセット値をドライブ1のメモリ33に保存させる(ステップ20)。
【0069】
ここで、検査装置は、ディスク媒体10上の半径位置(トラック毎)または記録ゾーン毎に最適オフセット値を求めて、メモリ33に保存する。記録ゾーンとは、例えば半径方向の多数のトラックを外周、中周、内周のそれぞれで分割した記録範囲を意味する。
【0070】
これにより、製品出荷後のディスクドライブ1において、CPU32は、メモリ33から読出したオフセット値330を使用してヘッド位置決め制御動作を実行する。従って、HETS現象に伴なうシリンダコードの比較エラー、換言すればシリンダコードの再生エラーの発生を防止することができる。
【0071】
(他の実施形態)
図13は、他の実施形態に関するHDCの要部を示すブロック図である。
【0072】
本実施形態のHDCは、GCレジスタ301、目標CLレジスタ302及びコンパレータ303以外に、デコーダ250、減算器304及びオア(OR)ゲート305を含む。
【0073】
GCレジスタ301には、リードチャネル20のGCデコーダ25から出力されるグレイコード130GCがセットされる。デコーダ250は、当該グレイコード130GCを、元のシリンダコード130CLに復号化する。デコーダ250により復号化されたシリンダコード130CLは、減算器304の一方に入力される。このシリンダコード130CLは、ヘッド11が現在位置するトラックのアドレスを示す現在シリンダコードである。
【0074】
一方、目標CLレジスタ302には、ホストシステム2により目標シリンダコード131CLがセットされる。減算器304は、目標シリンダコード131CLとシリンダコード130CLとを減算し、減算結果をコンパレータ303に出力する。
【0075】
コンパレータ303は、当該減算結果と基準値(0または1)とを比較し、比較結果が「0」のときには信号132を真(論理レベル“1”)にし、比較結果が「1」のときには信号133を真(論理レベル“1”)にする。ORゲート305は、信号132,133の一方が真(論理レベル“1”)であれば、真(論理レベル“1”)の信号134をCPU32に出力する。CPU32は、真(論理レベル“1”)の信号134を受信すると、目標トラックに対するデータの書込み許可がなされと判定し、ライトヘッド11Wにより書込み動作を実行させる。
【0076】
以上要するに、本実施形態のHDCは、目標シリンダコード(131CL)と現在シリンダコード(130CL)との減算結果が「0」または「1」のときに、シリンダアドレスの比較が一致したと見なして、ORゲート305から書込み許可信号134をCPU32に出力する。
【0077】
本実施形態の構成であれば、以下のような場合に、HETS現象に伴なうシリンダアドレス比較エラーを回避することができる。
【0078】
HETS現象で発生するシリンダアドレスエラーは、ディスク10上にサーボ情報を記録するときのサーボライト方向に関連している(図7を参照)。即ち、ディスク10上の内周から外周に向かってサーボライトしている場合には、外周側のシリンダコードの読取りエラーが発生するという特性がある。
【0079】
通常では、ディスク10上のシリンダアドレスは、外周側が小さく(例えば0シリンダ)、内周に向かって大きくなるように割り当てられる。従って、サーボライト方向が内周から外周への方向の場合には、「−1」にシリンダアドレスの読取りエラーが発生する。また、逆に、サーボライト方向が外周から内周への方向の場合には、「+1」にシリンダアドレスの読取りエラーが発生する。
【0080】
具体例としては、例えば目標シリンダコードが「3」の場合に、実際に位置決めされたヘッド11により読出されるシリンダコードは、その外側に隣接するシリンダコード「2」となることがある。本実施形態のHDCは、目標シリンダコード「3」と現在シリンダコード「2」との減算結果が「1」の場合には、シリンダアドレスの比較が一致していると見なす。換言すれば、ヘッド11は目標シリンダコード「3」の位置に位置決めされていると見なし、データの書込み許可を行なう。
【0081】
(変形例)
図14は、他の実施形態の変形例に関するブロック図である。
【0082】
本変形例のHDCは、第1のコンパレータ306と第2のコンパレータ309とを有する。第1のコンパレータ306は、デコーダ250により復号化された現在シリンダコード130CLと、目標CLレジスタ302にセットされた目標シリンダコード131CLとを比較する。一方、第2のコンパレータ309は、現在シリンダコード130CLと、減算器307により目標シリンダコード131CLから「−1」を減算した減算結果136とを比較する。減算結果136は、減算器307から出力されて、レジスタ308に保持される
ORゲート305は、第1のコンパレータ306または第2のコンパレータ309の比較結果が一致の場合に、シリンダアドレスの比較が一致したと見なして、真(論理レベル“1”)の信号134(書込み許可信号)をCPU32に出力する。
【0083】
第1のコンパレータ306は、現在シリンダコード130CLと目標シリンダコード131CLとが一致した場合に、真(論理レベル“1”)の信号135を出力する。一方、第2のコンパレータ309は、現在シリンダコード130CLと、目標シリンダコード131CLの「−1」のシリンダコードとが一致した場合に、真(論理レベル“1”)の信号137を出力する。
【0084】
従って、本変形例の場合も、結果としては、目標シリンダコード(131CL)と現在シリンダコード(130CL)との比較結果が「0」または「1」のときに、シリンダアドレスの比較が一致したと見なして、ORゲート305から書込み許可信号134をCPU32に出力する。
【0085】
なお、他の実施形態及びその変形例の場合に、現在シリンダコードが、読取りエラーではなく、実際に「−1」または「+1」のシリンダコードであるか否かは、バーストデータ(A〜D)を参照することで判断が可能である。即ち、シフトされたバーストデータA,Bを使用する位置誤差演算の結果が「0」の場合には、位置決めされたヘッド11により読出された「−1」または「+1」のシリンダコードは、目標シリンダコードであると判断される。
【0086】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、垂直磁気記録方式のディスクドライブにおいて、HETS現象に対して有効なヘッド位置決め制御を実現して、製品の歩留まりの悪化及び使用時の性能劣化を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関するディスクドライブの構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関するディスクコントローラの要部を示すブロック図。
【図3】本実施形態に関するディスクドライブの外観を示す図。
【図4】本実施形態に関するディスクドライブのディスクのフォーマットを示す図。
【図5】本実施形態に関するディスクフォーマットの詳細を示す図。
【図6】本実施形態に関するサーボ情報を説明するための図。
【図7】本実施形態に関するHETS現象の影響を受けたサーボ情報を説明するための図。
【図8】本実施形態に関するHETS現象を説明するための図。
【図9】本実施形態に関するサーボバーストデータの書込み動作を説明するための図。
【図10】本実施形態に関するオフセット値とエラー数との関係を説明するための図。
【図11】本実施形態に関するヘッド位置決め制御動作を説明するためのフローチャート。
【図12】本実施形態に関するオフセット値の測定方法を説明するためのフローチャート。
【図13】他の実施形態に関するディスクコントローラの要部を示すブロック図。
【図14】他の実施形態の変形例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ、2…ホストシステム、10…ディスク、
11…ヘッド、12…プリアンプ、13…アクチュエータ、
14…VCMドライバ、15…スピンドルモータ、20…リードチャネル、
21…AGCアンプ、22…LPF、23…ディジタルイコライザ、
24…データ復号器、25…グレーコード復号器(GCデコーダ)、
26…サーボバースト信号復号器(SBデコーダ)、
30…ディスクコントローラ(HDC)、31…バッファRAM、
32…マイクロプロセッサ(CPU)、33…フラッシュEEPROM。

Claims (12)

  1. 垂直磁気記録によりサーボ情報が記録されたディスク媒体に対して、データの記録又は再生を行なうヘッドと、
    前記サーボ情報の垂直磁気記録時に、ハード・イージー・トランジション・シフト(HETS)現象に基づいて発生するオフセットを補正するためのオフセット値を保存するメモリと、
    データ記録時において、前記サーボ情報及び前記オフセット値を使用して前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標位置に位置決めする制御手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 前記サーボ情報は、前記ディスク媒体上に構成されるトラックを識別するためのシリンダコードと、当該トラック内の位置を検出するためのサーボバーストデータとを含み、
    前記制御手段は、前記シリンダコードに基づいて前記目標位置まで前記ヘッドを移動させるシーク動作を実行し、前記サーボバーストデータに基づいて前記ヘッドを前記目標位置に位置決めするときに前記オフセット値を使用することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記オフセット値は、ディスク媒体上の半径位置または記録ゾーン毎に設定されることを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記オフセット値は、前記ディスク媒体上に前記サーボ情報を記録するときのサーボライト方向とは逆方向に発生するオフセットを測定した測定結果に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記サーボ情報は、前記ディスク媒体上に構成されるトラックを識別するためのシリンダコードと、当該トラック内の位置を検出するためのサーボバーストデータとを含み、
    前記制御手段は、前記シリンダコードに基づいて前記ヘッドを前記目標位置まで移動させるシーク動作を実行し、
    当該シーク動作の実行後に、前記サーボバーストデータを使用した位置誤差演算を実行し、当該位置誤差演算結果に前記オフセット値を加えて前記ヘッドを前記目標位置に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記サーボ情報は、前記ディスク媒体上に構成されるトラックを識別するためのシリンダコードと、当該トラック内の位置を検出するためのサーボバーストデータとを含み、
    前記制御手段により前記目標位置に位置決めされた後に、前記ヘッドにより読出された前記シリンダコードと、前記目標位置に対応する目標シリンダコードとを比較判定する手段をさらに有することを特徴とする請求項1項に記載のディスク記憶装置。
  7. シリンダコードとサーボバーストデータとを含むサーボ情報が、垂直磁気記録により記録されたディスク媒体に対して、データの記録又は再生を行なうヘッドと、
    前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標位置に位置決めするための位置決め手段と、
    前記目標位置を指定する目標シリンダコードをセットする第1のレジスタ手段と、
    前記目標位置に位置決めされた前記ヘッドにより読出されたシリンダコードをセットする第2のレジスタ手段と、
    前記目標シリンダコードと前記シリンダコードとの比較結果が、前記サーボ情報の書込み方向に基づいて決定される+1または−1を含む一致であるか否かを判定する判定手段と、
    前記比較結果が一致の場合には、前記ヘッドにより前記目標位置にデータを書き込むデータ書込み手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  8. 前記判定手段は、前記比較結果が一致の場合には書込み許可信号を出力することを特徴とする請求項7項に記載のディスク記憶装置。
  9. 前記ディスク媒体上には、外周から内周に向けてシリンダ番号が順次増加するように前記シリンダコードが割り当てられており、
    前記比較結果の一致の中には、前記サーボ情報の書込み方向が内周から外周への方向の場合には−1を含み、当該書込み方向がその逆の外周から内周の方向の場合には+1を含むことを特徴とする請求項7に記載のディスク記憶装置。
  10. シリンダコードとサーボバーストデータとを含むサーボ情報が垂直磁気記録により記録されたディスク媒体と、データの記録又は再生を行なうヘッドと、前記サーボ情報の垂直磁気記録時に、ハード・イージー・トランジション・シフト(HETS)現象に基づいて発生するオフセットを補正するためのオフセット値を保存するメモリとを有する垂直磁気記録方式のディスクドライブに適用するヘッド位置決め制御方法であって、
    前記目標位置まで移動された前記ヘッドにより前記サーボバーストデータを読出すステップと、
    前記サーボバーストデータを使用した位置誤差演算を実行するステップと、
    前記位置誤差演算結果に前記オフセット値を加えて前記ヘッドを前記目標位置に位置決めするステップと
    を有することを特徴とするヘッド位置決め制御方法。
  11. 前記目標位置に位置決めされた後に、前記ヘッドにより読出された前記シリンダコードと、前記目標位置に対応する目標シリンダコードとを比較判定することを特徴とする請求項10項に記載のヘッド位置決め制御方法。
  12. 前記目標位置に位置決めされた後に、前記ヘッドにより読出された前記シリンダコードと目標シリンダコードとの比較結果が、前記サーボ情報の書込み方向に基づいて決定される+1または−1を含む一致であるか否かを判定し、
    前記比較結果が一致の場合には、前記ヘッドにより前記目標位置にデータを書き込むことを特徴とする請求項10項に記載のヘッド位置決め制御方法。
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