JP2005049927A - 仲介装置、仲介装置による仲介方法、および仲介用プログラム - Google Patents

仲介装置、仲介装置による仲介方法、および仲介用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献すること。
【解決手段】商品または役務を提供する提供者が、コンテンツを制作する制作者にコンテンツの制作を依頼するための仲介を行う仲介装置(サーバ装置10)において、制作者に関する属性情報を登録する登録手段(クライアント装置14)と、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力手段(クライアント装置14)と、入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を登録手段から検索する検索手段(クライアント装置14)と、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段(クライアント装置14)と、を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、仲介装置、仲介装置による仲介方法、および仲介用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロダクションや、レコード会社が新人のアーティストを売り出そうとする場合や、既存のアーティストのレコード等の売り上げを伸ばそうとする場合には、プロモーションビデオを作成したり、街頭宣伝を行ったりする場合が多い。
【0003】
また、商品または役務(以下、単に「商品等」と称する)を提供する提供者が、新たな商品等を売り出す場合や、既存の商品等の売り上げを伸ばそうとする場合には、テレビ放送や、ラジオ放送により、当該商品等の宣伝を行う場合が多い。
【0004】
また、従来において、新たなオーディションの一形態として、新人アーティストの楽曲が録音されたCD(Compact Disk)を商品に添付して販売し、顧客からの応答を集計する考案が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
登録実用新案第3076157号公報(要約、請求の範囲)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に示すような方法は、オーディションの一形態であり、オーディションと商品の販売促進を兼ねるものである。このため、どうしてもその適用範囲が限られたものとなってしまう。
【0007】
また、従来においては、アーティストと商品を結びつける際には、商品のイメージに合った有名アーティストや有名な歌を、その商品の宣伝をする者が選び、公告媒体である商品とともに公告しているに過ぎない。すなわち、従来は、両者(アーティストと商品)を結びつけるための効率的な方法が提案されていないため、新人アーティストを売り出すとともに、商品の売り上げを増進させたいという需要が顕在化していなかった。また、例え、そのような需要があったとしても、両者の橋渡しをすることができないという問題点がある。
【0008】
また、両者の売り上げに貢献するためには、両者が有するイメージが一致または重複するとともに、商品の消費者と、アーティストの愛慕者(ファン)の範囲が一致または重複することが望ましい。しかしながら、従来においては、これらの一致を図るための方法が提案されてないという問題点がある。
【0009】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能な仲介装置、仲介装置による仲介方法、および仲介用プログラムを提供しよう、とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介装置において、制作者に関する属性情報を登録する登録手段と、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力手段と、入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を登録手段から検索する検索手段と、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段と、を有している。
【0011】
このため、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0012】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介装置において、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を登録する登録手段と、制作者に関する属性情報を入力する入力手段と、入力手段から入力された属性情報に適合する希望情報を登録手段から検索する検索手段と、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段と、を有している。
【0013】
このため、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0014】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、コンテンツは、著作物であって、提供者が提供する商品または役務に付随して提供することができるものであるようにしている。このため、価値あるコンテンツを、商品または役務に付随して提供するので、制作者にはコンテンツの発表の機会を与えるとともに、提供者には商品または役務の売り上げを増進する機会を与えることができる。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、制作者に関する属性情報は、コンテンツの種類を示す情報を有している。このため、コンテンツの種類を検索条件に設定し、所望のコンテンツを制作してくれる制作者を迅速に見つけだすことが可能になる。
【0016】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、制作者に関する属性情報は、制作者自身のイメージまたは当該制作者が制作した著作物のイメージを示す情報を有している。このため、提供者は、自己が提供しようとする商品または役務に適合する制作者を迅速かつ簡易に見つけることが可能になる。
【0017】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、制作者に関する属性情報は、制作者の愛慕者の範囲を特定するための情報を有している。このため、制作者の愛慕者(ファン)と、自己が提供しようとする商品または役務のターゲットの範囲が重なるようにすることで、より効果的に自己の商品または役務についてのプロモーションをすることができる。
【0018】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、制作者に関する属性情報は、制作者のスケジュールを示す情報を有するようにしている。このため、提供者が希望する制作者を迅速に見つけることが可能になるとともに、制作者のスケジュールについても検討することが可能になる。
【0019】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、制作者に関する属性情報は、制作者にコンテンツの制作を依頼する場合に必要な費用に関する情報を有している。このため、費用も考慮して制作者を見つけだすことが可能になる。
【0020】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、制作者に関する属性情報は、制作者が現在または過去に関係を有したことのある他の提供者を示す情報であり、検索手段は、他の提供者が、提供者の競合他社である場合には、検索対象から除外するようにしている。このため、同一の制作者は、競合他社とは契約しないという業界の慣行を踏襲することが可能になる。
【0021】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、呈示手段は、検索手段によって特定された制作者が過去に制作したコンテンツに関する情報も併せて呈示する。この結果、過去に制作したコンテンツを参照することにより、提供者は、自己の商品または役務に適合する制作者であるか否かを正確に判断することが可能になる。
【0022】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介装置において、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報を登録する登録手段と、制作者が求める商品または役務に関する希望情報を入力する入力手段と、入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を登録手段から検索する検索手段と、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段と、を有している。
【0023】
このため、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0024】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、コンテンツは、著作物であって、提供者が提供する商品または役務に付随して提供することができるものとしている。このため、価値あるコンテンツを、商品または役務に付随して提供するので、制作者にはコンテンツの発表の機会を与えるとともに、提供者には商品または役務の売り上げを増進する機会を与えることができる。
【0025】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、商品または役務の種類を示す情報を有している。このため、制作者は、商品または役務の種類を考慮した上で、目的の提供者を迅速に見つけることが可能になる。
【0026】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、商品または役務のイメージを示す情報を有している。このため、制作者は、自己のコンテンツに適合する提供者を迅速かつ簡易に見つけることが可能になる。
【0027】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、商品または役務の需要者の範囲を特定するための情報を有している。このため、制作者は、自己の愛慕者と範囲が一致する商品または役務を簡易かつ迅速に見つけることが可能になる。
【0028】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、提供者のスケジュールを示す情報を有している。このため、制作者が希望する提供者を迅速に見つけることが可能になるとともに、提供者のスケジュールについても検討することが可能になる。
【0029】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、提供者の予算に関する情報を有している。このため、予算も考慮して、希望する提供者を見つけだすことが可能になる。
【0030】
また、他の発明は、上述の発明に加えて、提供者に関する属性情報は、商品または役務の種類を示す情報を有し、検索手段は、制作者が現在または過去に関係を有したことがある他の提供者が、同一または類似の種類の商品または役務を提供している場合には、当該他の提供者については、検索対象から除外するようにしている。このため、同一の制作者は、競合他社とは契約しないという業界の慣行を踏襲することが可能になる。
【0031】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を仲介装置により行う仲介方法において、制作者に関する属性情報を登録する登録ステップと、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力ステップと、入力ステップから入力された希望情報に適合する属性情報を登録ステップから検索する検索ステップと、検索ステップによる検索結果を呈示する呈示ステップと、を有している。
【0032】
このため、本方法によれば、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0033】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を仲介装置により行う仲介方法において、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を登録する登録ステップと、制作者に関する属性情報を入力する入力ステップと、入力ステップから入力された属性情報に適合する希望情報を登録ステップから検索する検索ステップと、検索手段による検索結果を呈示する呈示ステップと、を有している。
【0034】
このため、本方法によれば、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0035】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者が、コンテンツを制作する制作者にコンテンツの制作を依頼するための仲介を仲介装置により行う仲介方法において、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報を登録する登録ステップと、制作者が求める商品または役務に関する希望情報を入力する入力ステップと、入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を登録ステップから検索する検索ステップと、検索手段による検索結果を呈示する呈示ステップと、を有している。
【0036】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者が、コンテンツを制作する制作者にコンテンツの制作を依頼するための仲介を行う仲介処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラムにおいて、コンピュータを、制作者に関する属性情報を登録する登録手段、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力手段、入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を登録手段から検索する検索手段、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段、として機能させるようにしている。
【0037】
このため、本プログラムをインストールすれば、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0038】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラムにおいて、コンピュータを、提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を登録する登録手段、制作者に関する属性情報を入力する入力手段、入力手段から入力された属性情報に適合する希望情報を登録手段から検索する検索手段、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段、として機能させるようにしている。
【0039】
このため、本プログラムをインストールすれば、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0040】
また、本発明は、商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラムにおいて、コンピュータを、提供者が提供する商品または役務に関する属性情報を登録する登録手段、制作者が求める商品または役務に関する希望情報を入力する入力手段、入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を登録手段から検索する検索手段、検索手段による検索結果を呈示する呈示手段、として機能させるようにしている。
【0041】
このため、本プログラムをインストールすれば、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0043】
図1は、本発明の実施の形態に係る仲介装置を含む仲介システムの構成例を示す図である。この図に示すように、仲介システムは、仲介装置であるサーバ装置10、クライアント装置11〜14、LAN(Local Area Network)15およびインターネット16によって構成されている。
【0044】
ここで、サーバ装置10は、サーバマシンまたはワークステーション等によって構成され、仲介業者の社内に設置されており、LAN15を介して社内のクライアント装置11と接続されている。また、サーバ装置10は、インターネット16に接続されており、クライアント装置11〜14からのアクセスを受け付ける。なお、この例では、サーバ装置10は、インターネット16に直接接続されているが、例えば、ファイアウォール等を介して接続し、外部からの進入または攻撃を回避してセキュリティを向上させることも可能である。
【0045】
クライアント装置11〜14は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話等によって構成されており、インターネット16を介してサーバ装置10にアクセスすることにより、所定の情報を得ることができる。
【0046】
ここで、クライアント装置11は、仲介業者が所有しており、サーバ装置10に情報を登録したり、登録されている情報を削除する場合に操作される。
【0047】
クライアント装置12は、商品または役務を提供する提供者が有しており、サーバ装置10にアクセスして、所望の制作者を募ることができる。なお、本明細書中において商品とは、商取引の目的たりうべきものをいい、電子データを含む。また、役務とは、他人のために行う労務または便益であって、独立して商取引の目的たりうべきものをいい、電子データの提供も含む。また、提供者とは、主に、商品を製造する製造者、商品を販売する販売者、役務を提供する提供者等をいう。
【0048】
クライアント装置13は、コンテンツを制作したり、実演したりする制作者が有しており、サーバ装置10にアクセスして、所望の提供者を募ることができる。なお、本明細書中において、コンテンツとは、主に著作物をいい、例えば、言語の著作物、音楽の著作物、絵画等の美術の著作物、図形の著作物、映画の著作物、写真の著作物、映画の著作物をいう。また、制作者とは、主に、アーティスト(著作者たる作曲家および作詞家等ならびに実演家たる歌手、演奏家、および演技者等)、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者、およびプロダクションも含むものである。よって、以下では、「制作」の語句には、本来の意味の他にアーティストによる実演や企業による制作、放送等も含めるものとする。
【0049】
クライアント装置14は、クライアント装置13と同様に、コンテンツを制作したり、実演したりする制作者が有しており、サーバ装置10にアクセスして、所望の提供者を募ることができる。
【0050】
LAN15は、仲介業者の社内に敷設されたローカルなネットワークであり、サーバ装置10とクライアント装置11とを電気的に接続して、これらの間で情報の授受を可能とする。なお、この例では、クライアント装置11は、1台のみとされているが、複数のクライアント装置を接続することも可能である。また、クライアント装置12も1台のみとなっているが、複数の提供者がインターネット16に接続し、サーバ装置10にアクセス可能とされる。同様に、クライアント装置13,14も3台以上とでき、複数の制作者がインターネット16に接続し、サーバ装置10にアクセス可能である。
【0051】
インターネット16は、複数のコンピュータを相互に接続した世界的なネットワーク群の総称であり、個々の通信機器に付与されたIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、情報をパケット化して双方向に伝送する。
【0052】
図2は、図1に示すサーバ装置10およびクライアント装置11〜14の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10およびクライアント装置11〜13は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)33、ビデオ回路34、I/F(Interface)35、バス36、表示装置37、入力装置38、および外部記憶装置39によって構成されている。
【0053】
CPU30は、HDD33または外部記憶装置39に格納されているプログラムに従って、各種演算処理等を実行するとともに、装置の各部を制御する処理装置である。
【0054】
ROM31は、CPU30が実行する基本的なプログラムおよびデータを格納するメモリである。RAM32は、CPU30が実行途中のプログラムおよび演算途中のデータを一時的に格納するメモリである。
【0055】
HDD33は、CPU30が実行する各種プログラムを格納するとともに、演算処理によって生じた各種データを格納する記憶装置である。ビデオ回路34は、CPU30から供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して出力する回路である。
【0056】
I/F35は、入力装置38から出力された信号の表現形式を変換するとともに、外部記憶装置39およびインターネット16との間で情報を授受する際に、信号の表現形式の変換を行う回路である。
【0057】
バス36は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD33、ビデオ回路34、およびI/F35を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能にする信号線群である。
【0058】
表示装置37は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モニタまたはLCD(Liquid Crystal Display)モニタによって構成されており、ビデオ回路34から出力された映像信号に対応する画像を表示する装置である。
【0059】
入力装置38は、例えば、キーボードまたはマウスによって構成され、ユーザの操作に応じた信号を出力する装置である。外部記憶装置39は、例えば、MO(Magneto−Optical disk)ドライブや、DVD−RAM(Digital Versatile Disk RAM)ドライブによって構成されており、MOディスクやDVD−RAMディスクにデータを記録するとともに、これらに記録されているデータを読み出して出力する装置である。
【0060】
図3は、図1に示すサーバ装置10のHDD33に記憶されているソフトウエアと、CPU30、ROM31、RAM32等のハードウエアとが協働することにより実現される機能を示す図である。この図に示すように、サーバ装置10の機能としては、送受信管理モジュール40、基本制御モジュール41、DB(Data Base)管理モジュール42、およびDB43がある。
【0061】
送受信管理モジュール40は、LAN14またはインターネット16を介して情報を授受する際に、プロトコルの変換処理等を実行する。呈示手段であり、入力手段である基本制御モジュール41は、例えば、OS(Operating System)等を仲介として実現されるモジュールであり、サーバ装置10における基本的な処理を実行する。
【0062】
検索手段であるDB管理モジュール42は、DB43に格納されているデータを管理するモジュールである。登録手段であるDB43は、提供者または制作者に関する情報を格納している。
【0063】
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0064】
まず、動作の概略について説明する。この実施の形態において、仲介システムを利用するためには、提供者または制作者がサーバ装置10に自己の属性情報を登録する。そして、提供者は、自己が提供しようとする商品等に適合するコンテンツを制作したり、実演したり等してくれると考えられる制作者を、サーバ装置10を利用して検索し、適合する制作者が見つかった場合には、コンテンツの制作や実演等を依頼する。また、逆に、制作者は、自己が提供するコンテンツに適合する商品等を提供している提供者または商品や役務をサーバ装置10を利用して検索し、適合する提供者等が見つかった場合には、コンテンツの制作や実演等の依頼を受ける。
【0065】
図4は、図1に示す仲介システムに対して、制作者が自己に関する属性情報を登録する際の処理を説明するフローチャートである。ここで、属性情報は、主に、制作者の氏名、性別等の情報の他、ファンの範囲や、制作者自身の有するイメージ、または、制作者が制作したり、実演したりするコンテンツの有するイメージをいうものとする。なお、この実施の形態では、制作者は、軽音楽の作曲家兼実演家であるとし、クライアント装置13を操作して登録を行うものとする。
【0066】
ステップS10:クライアント装置13から登録の依頼がなされると、基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、登録画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図5に示すような画面60が表示されることになる。なお、テキストボックス62〜73は、空白状態となっている。
【0067】
この表示例では、画面60の最上部には、タイトル61として「登録」が表示されている。また、その下には、テキストボックス62〜73が表示され、最下部にはボタン74,75が表示されている。ここで、テキストボックス62には、制作者の氏名が制作者側の者により入力される。テキストボックス63には、制作者の性別が入力される。テキストボックス64には、制作者の年齢が入力される。テキストボックス65には、制作者の出身地が入力される。テキストボックス66には、制作者の所属プロダクションが入力される。テキストボックス67には、制作者の契約レコード会社が入力される。
【0068】
テキストボックス68には、制作者のタイアップ情報(過去にタイアップしたことがある会社名等の情報)が入力される。テキストボックス69には、制作者の作品情報が入力される。この例では、作品情報として、制作者が制作した楽曲を録音したファイルの名前が入力されている。テキストボックス70には、制作者が過去に参加したイベントに関する情報が入力される。テキストボックス71には、制作者のスケジュールが入力される。この例では、スケジュールが格納されたファイルの名前が入力されている。テキストボックス72には、制作者の制作する著作物のジャンル(種類)が入力される。テキストボックス73には、制作者が制作した著作物を、例えば、CD等に複製して販売する場合の1枚あたりのコストが入力される。なお、1枚あたりの製造コストではなく、例えば、運送費まで含めたコストとしてもよい。
【0069】
ボタン74は、入力された情報を登録する場合に操作される。また、ボタン75は、入力された情報の登録をキャンセルする場合に操作される。これらのボタンやテキストボックス以外に、他のテキストボックス等を加えたり、上述のテキストボックス等の一部を削除したりしてもよい。加えるテキストボックスとしては、実演のみか否か、作詞作曲が可能か否か、および制作者として売り込みたいイメージ等が存在する。
【0070】
ステップS11:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン74が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS12に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0071】
ステップS12:基本制御モジュール41は、画面60において入力された情報を、クライアント装置13から送受信管理モジュール40を介して受信し、DB43に一時的に格納する。
【0072】
ステップS13:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、制作者のファン(愛慕者)に関する情報を入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図6に示すような画面80であって未チェックの画面80が表示されることになる。
【0073】
この表示例では、画面80の最上部には、タイトル81として「ファン」が表示されている。また、その下には、チェックボックス82〜84が表示されている。最下部には、ボタン85,86が表示されている。
【0074】
ここで、チェックボックス82には、主たるファンの性別が入力される。男性が主たるファンである場合には、「男性」側のチェックボックスがチェックされ、女性が主たるファンである場合には、「女性」側のチェックボックスがチェックされ、両方が主たるファンである場合には「男性」と「女性」の双方のチェックボックスがチェックされる。
【0075】
チェックボックス83には、ファンの年齢層が入力される。この例では、「10歳未満」、「10〜20歳」、「21〜30歳」、「31〜40歳」、「41〜50歳」、「51〜60歳」、「61〜70歳」、「80歳以上」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。
【0076】
チェックボックス84には、ファンが多く居住する地域が入力される。この例では、「北海道」、「東北」、「関東」、「甲信越」、「北陸」、「東海」、「近畿」、「中国」、「四国」、「九州」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。なお、チェックボックス84中に、世界各地等、例えば、東アジア、西アジア、北米、南米、西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、北アフリカ、南アフリカ等をさらに入れ込むようにしてもよい。
【0077】
ボタン85は、入力された情報を登録する場合に操作される。ボタン86は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0078】
ステップS14:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン85が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS15に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0079】
ステップS15:基本制御モジュール41は、画面80において入力された情報を、送受信管理モジュール40を介して受信し、DB43に一時的に格納する。
【0080】
ステップS16:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、制作者自身のイメージまたは制作者が制作する著作物のイメージを入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図7に示すような画面90が表示されることになる。
【0081】
この表示例では、画面90の最上部には、タイトル91として「イメージ」が表示されている。また、その下には、スライダ92〜100が表示されている。最下部には、ボタン101,102が表示されている。
【0082】
ここで、スライダ92では、対立するイメージ「明るい」および「暗い」を対極とした場合に、制作者自身が有するイメージまたは制作者が作成する著作物が有するイメージに対応する位置につまみ(黒塗りの三角形)を移動させることにより、当該イメージを数値化する。具体的には、つまみの位置が中央である場合には、「明るい」および「暗い」のいずれのイメージも有しないことを示し、つまみを左に移動させる程、「明るい」イメージが強くなり、つまみを右に移動させる程、「暗い」イメージが強くなる。なお、つまみが中央に位置する場合は“0”を、つまみが左端に位置する場合は“+10”を、つまみが右端に位置する場合には“−10”を示すものとする。
【0083】
スライダ93では、対立するイメージ「軽い」および「重い」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ94では、対立するイメージ「静かな」および「騒がしい」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ95では、対立するイメージ「幸福な」および「不幸な」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ96では、対立するイメージ「元気な」および「落ち着いた」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ97では、対立するイメージ「清々しい」および「憂鬱な」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ98では、対立するイメージ「甘い」および「辛い」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ99では、対立するイメージ「夏の」および「冬の」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ100では、対立するイメージ「春の」および「秋の」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。これらのイメージの項目は、一例であり、これらの一部のみを採用したり、これら以外にも、例えば、理知的な、上昇志向的な、異文化的な等の項目を加えるようにしてもよい。
【0084】
ボタン101は、入力された情報を登録する場合に操作される。ボタン102は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。なお、各スライダ52〜100は、初期設定としては、それぞれ中央に位置した状態となっており、表示装置37に表示された当初は、全て中央部に位置している。
【0085】
ステップS17:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン101が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS18に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0086】
ステップS18:基本制御モジュール41は、画面90において入力された情報を、送受信管理モジュール40を介して受信し、DB43に一時的に格納する。
【0087】
ステップS18:基本制御モジュール41は、ステップS12、ステップS15、およびステップS18において取得された情報を、DB43に登録する。図8は、このときDB43に登録される情報の一例を示す図である。この例では、図5、図6、および図7において入力された情報が各項目毎に枠内に表示されている。なお、このような情報は、各制作者を単位として、DB43に登録されることになる。
【0088】
以上の処理により、制作者のサーバ装置10への登録が終了する。
【0089】
つぎに、図9を参照して、提供者が、サーバ装置10にアクセスし、自己の商品等に適合する制作者を検索する処理について説明する。なお、提供者は、ソフトドリンクの製造業者であり、クライアント装置12を操作して、サーバ装置10にアクセスするものとする。
【0090】
ステップS30:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、検索画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図10に示すような画面120であって未入力状態の画面120が表示されることになる。
【0091】
この表示例では、画面120の最上部には、タイトル121として「検索」が表示されている。また、その下には、テキストボックス122〜127が表示されている。最下部には、ボタン128,129が表示されている。
【0092】
ここで、テキストボックス122には、提供者の会社名が入力される。テキストボックス123には、制作者とタイアップしてプロモーションを行おうとする商品の商品名が入力される。テキストボックス124には、制作者とタイアップしようとする商品のジャンルが入力される。テキストボックス125には、商品の予定販売数(または、プロモーションの対象となる商品の個数)が入力される。テキストボックス126には、商品に投入可能な予算の額が入力される。テキストボックス127には、商品のプロモーション開始時期が入力される。
【0093】
ボタン128は、入力された情報を登録する場合に操作される。ボタン129は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0094】
ステップS31:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否かを判定し、すなわち、ボタン128が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS32に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0095】
ステップS32:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40を介して、クライアント装置12から図10に示す画面120より入力された情報を取得する。
【0096】
ステップS33:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、プロモーションの対象となるターゲットに関する情報を入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図11に示すような画面130であって、未チェックの状態の画面130が表示されることになる。
【0097】
この表示例では、画面130の最上部には、タイトル131として「ターゲット」が表示されている。また、その下には、チェックボックス132〜134が表示されている。最下部には、ボタン135,136が表示されている。
【0098】
ここで、チェックボックス132には、プロモーションにおいてターゲットとする需要者の性別が入力される。男性をメインのターゲットとしたい場合には、「男性」側のチェックボックスがチェックされ、女性をメインのターゲットとしたい場合には、「女性」側のチェックボックスがチェックされ、両方をターゲットとしたい場合には「男性」と「女性」の双方のチェックボックスがチェックされる。
【0099】
チェックボックス133には、ターゲットの年齢層が入力される。この例では、「10歳未満」、「10〜20歳」、「21〜30歳」、「31〜40歳」、「41〜50歳」、「51〜60歳」、「61〜70歳」、「80歳以上」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。
【0100】
チェックボックス134には、プロモーションのターゲットとなる地域が入力される。この例では、「北海道」、「東北」、「関東」、「甲信越」、「北陸」、「東海」、「近畿」、「中国」、「四国」、「九州」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。このチェックボックス134は、前述のように、世界各地を入れ込むようにしてもよい。
【0101】
ボタン135は、入力された情報を登録する場合に操作される。ボタン136は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0102】
ステップS34:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否かを判定し、すなわち、ボタン135が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS35に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0103】
ステップS35:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40を介して、クライアント装置12から図11に示す画面130より入力された情報を取得する。
【0104】
ステップS36:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、提供者がタイアップしようとする制作者自身に求めるイメージ、または制作者の制作するコンテンツに求めるイメージを入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図12に示すような画面140であって、各スライダ142〜150が中央に位置している状態の画面140が表示されることになる。
【0105】
この表示例では、画面140の最上部には、タイトル141として「イメージ」が表示されている。また、その下には、スライダ142〜150が表示されている。最下部には、ボタン151,152が表示されている。
【0106】
ここで、スライダ142では、対立するイメージ「明るい」および「暗い」を対極とした場合に、提供者がタイアップしようとする制作者自身に求めるイメージ、または制作者の制作するコンテンツに求めるイメージに対応する位置につまみ(黒塗りの三角形)の位置を移動させることにより、当該イメージを数値化する。具体的には、つまみの位置が中央である場合には、「明るい」および「暗い」のいずれのイメージも有しないことを示し、つまみを左に移動させる程、「明るい」イメージが強くなり、つまみを右に移動させる程、「暗い」イメージが強くなる。なお、つまみが中央に位置する場合は“0”を、つまみが左端に位置する場合は“+10”を、つまみが右端に位置する場合には“−10”を示すものとする。
【0107】
スライダ143では、対立するイメージ「軽い」および「重い」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ144では、対立するイメージ「静かな」および「騒がしい」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ145では、対立するイメージ「幸福な」および「不幸な」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ146では、対立するイメージ「元気な」および「落ち着いた」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ147では、対立するイメージ「清々しい」および「憂鬱な」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ148では、対立するイメージ「甘い」および「辛い」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ149では、対立するイメージ「夏の」および「冬の」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。スライダ150では、対立するイメージ「春の」および「秋の」を対極とした場合のイメージが数値として入力される。
【0108】
このイメージ項目としては、制作者側が入力する際のイメージ項目と同様に、他の項目を追加したり、他の項目に変えたりしてもよい。なお、提供者側が入力するこのイメージ項目と制作者側が入力するイメージ項目とは、一致させるのが好ましいが、類似の項目としたり、全く異なる項目としたりしてもよい。ただし、いずれの場合も制作者側が入力するイメージ項目と一定の関係を数値的にもたせるようにするのが好ましい。
【0109】
ボタン151は、入力された情報を登録する場合に操作される。ボタン152は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0110】
ステップS37:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否かを判定し、すなわち、ボタン151が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS38に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0111】
ステップS38:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40を介して、クライアント装置12から図12に示す画面140より入力された情報を取得する。
【0112】
ステップS39:基本制御モジュール41は、ステップS32、ステップS35、およびステップS38において入力された情報に適合する制作者を、DB43から検索する処理を実行する。
【0113】
図13は、ステップS39に示す検索処理の詳細を説明するための図である。この処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0114】
ステップS60:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、DB43から制作者の登録情報(図8参照)を1つ取得する。
【0115】
ステップS61:基本制御モジュール41は、登録情報からタイアップ情報を取得する。
【0116】
ステップS62:基本制御モジュール41は、ステップS61において取得したタイアップ情報に示される、現在または過去にタイアップしたことがある提供者が提供する商品のジャンル(この例では、ソフトドリンク)と、図10のテキストボックス124に入力された商品のジャンルとを比較し(ステップS62)、これらが一致するか、または、類似しない場合には、ステップS63に進み、それ以外の場合にはステップS72に進む。なお、このように、現在または過去のタイアップ歴を検討の対象とするのは、すでに他の企業(特に、競業他社)の同一または類似の商品に起用された制作者は、起用しないという業界の慣行に基づくものである。なお、商品が類似するか否かの判断は、類似する商品を示すテーブルを準備しておき、このテーブルを参照することで判断できる。なお、提供者と、当該提供者が提供している商品のジャンルとを対応付けしたテーブルを準備しておき、タイアップ情報として、商品のジャンルではなく、提供者の名称が登録されている場合には、このテーブルを利用することにより、商品のジャンルが同一または類似であるか否かを判定することができる。
【0117】
ステップS63:基本制御モジュール41は、登録情報からコスト情報を取得する。
【0118】
ステップS64:基本制御モジュール41は、ステップS63において取得したコスト情報と、図10のテキストボックス126に入力された予算とを比較し、予算の範囲であるか否かを判定し、予算の範囲である場合にはステップS65に進み、それ以外の場合にはステップS72に進む。具体的には、この例では、コストは、1枚あたり20円であり、販売予定数は50万本であるので、必要な費用は1千万円(=20円×50万)である。したがって、予算の1億円の範囲内であるので、ステップS65に進む。
【0119】
ステップS65:基本制御モジュール41は、登録情報からスケジュール情報を取得する。この例では、スケジュール情報として格納されているファイル名に対応するファイルが取得され、その内容が取得される。
【0120】
ステップS66:基本制御モジュール41は、ステップS65において取得したスケジュール情報と、図10のテキストボックス127に入力された商品のプロモーション開始時期とを比較し、プロモーション開始時期、または、その前後に制作者のスケジュールが空いているか否かを判断する。そして、スケジュールが空いている場合には、ステップS67に進み、それ以外の場合にはステップS72に進む。
【0121】
ステップS67:基本制御モジュール41は、登録情報からファン情報を取得する。
【0122】
ステップS68:基本制御モジュール41は、ステップS67において取得したファン情報と、図11に示すターゲット情報を比較し、例えば、これらが所定の項目数以上一致しているか否かを判定し、一致している場合にはステップS69に進み、それ以外の場合にはステップS72に進む。具体的には、図11においてチェックされた項目と同一の項目が図6においてチェックされているかを判定し、所定数以上一致している場合には、ファン層が一致していると判定して、ステップS69に進む。なお、各チェックボックス132〜134に優先順位を設けて判断することも可能である。例えば、チェックボックス132の性別が一致する場合には一致度がより高いと判定することができる。
【0123】
ステップS69:基本制御モジュール41は、登録情報からイメージ情報を取得する。
【0124】
ステップS70:基本制御モジュール41は、ステップS69において取得したイメージ情報と、図12において入力されたイメージ情報を、評価式を用いて一致度を評価する。
【0125】
具体的には、図7に示す画面90のスライダ92〜100を操作して入力されたそれぞれの値をy〜yとし、図12に示す画面140のスライダ142〜150を操作して入力されたそれぞれの値をx〜xとし、また、それぞれの項目に対する評価の重みをa〜aとし、これらを以下の式(1)に代入し、これらの評価値Vを算出する。
【数1】
Figure 2005049927
【0126】
なお、式(1)は、各評価項目の評価値のズレを累積加算した結果を評価値Vとして求めるものである。提供者が求めるイメージと、制作者自身のイメージまたは制作者が制作するコンテンツのイメージの一致度が高いほど、評価値Vの値が小さくなる。なお、重みa〜aは、その項目を評価しない場合には、“0”とする。また、その項目を大きく評価する場合には、大きい値を設定し、小さく評価する場合には小さい値を設定する。
【0127】
ステップS71:基本制御モジュール41は、登録情報と、評価値Vとを関連付けし、候補としてDB43に登録する。
【0128】
ステップS72:基本制御モジュール41は、全ての登録情報についての検索処理が完了したか否かを判定し、完了していない場合には、ステップS60に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には元の処理に復帰する。
【0129】
図9に戻って、以上に示すステップS39の処理が完了すると、ステップS40に進む。
【0130】
ステップS40:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、検索結果画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図14に示すような画面170が表示されることになる。
【0131】
この表示例では、画面170の最上部には、タイトル171として「検索結果」が表示されている。また、その下には、ホットテキスト172〜176、適合率177〜181、ボタン182〜186、およびボタン187〜191が表示されている。
【0132】
ここで、ホットテキスト172〜176としては、検索の結果、候補として選択された制作者の氏名であって、当該制作者の属性情報(図15に示す情報)にハイパーリンクが張られたテキストが、適合率が高い順に表示されている。なお、適合率は、式(1)における評価結果に基づいて算出された値であり、例えば、式(1)により得られる評価値Vが“0”である場合には適合率が100%と判断され、評価値Vが“100”以上である場合には適合率が0%と判断される。
【0133】
図15は、ホットテキスト172〜176が操作された場合に表示される画面の一例を示す図である。この例では、画面210の最上部には、タイトル211として「候補」が表示されている。また、その下には、テキスト212〜223が表示され、最下部にはボタン224が表示されている。ここで、テキスト212〜223は、制作者である「特許太郎」に関する属性情報(図5に示す画面60で入力された情報)が表示されている。なお、テキスト219,221は、ハイパーリンクが張られており、これを操作することにより、制作者の作品情報やスケジュールを表示する画面(図示せず)が表示される。また、ボタン224は、この画面210を閉じる場合に操作される。なお、作品情報としては、「シングルCD1枚」等の表示を行うようにしてもよい。
【0134】
図14に戻って、ボタン182〜186は、それぞれの制作者が過去に制作したコンテンツを試聴する際に操作される。すなわち、これらのボタン182〜186が操作されると、図5に示すテキストボックス69において入力されたファイル名に対応するファイルが読み出されて再生されることになる。
【0135】
ボタン187〜191は、それぞれの制作者に発注を行う場合に操作されるボタンである。これらのボタンが操作されると、発注を行うための画面(図示せず)が表示され、それぞれの制作者にコンテンツの作成を発注することが可能になる。
【0136】
なお、直ちに発注を行うのではなく、例えば、2〜3の制作者に絞って、さらに評価を行い、最終的に発注を行うようにしてもよい。また、絞られた複数の制作者に発注し、発注した結果、できあがってきたコンテンツを評価し、その結果に基づいて最終的に採用するコンテンツを決定するようにしてもよい。
【0137】
発注が行われると、制作者は、提供者がプロモーションしようとする商品のイメージに適合したオリジナルなコンテンツを作成する。コンテンツとしては「インストゥルメンタル音楽」、「ボーカル音楽」、「オリジナルな映像と音楽」、「朗読と音楽または/および映像」等とする。提供者が、当該コンテンツに納得した場合には、当該コンテンツを、例えば、CDに録音し、提供する商品にノベルティ品、景品、または、プレミアム品として添付等して販売することになる。
【0138】
以上の実施の形態によれば、制作者が自己に関する情報および自己のイメージもしくは自己の作品に関するイメージに係る情報をサーバ装置10に登録しておき、提供者が自己の商品または役務に関する情報およびそのイメージに関する情報に基づいて、適合する制作者を検索するようにしたので、提供者は、自己の商品または役務の持つイメージに適合する制作者を簡易かつ迅速に見つけることが可能になる。一方、制作者は、オリジナルなコンテンツを売り出すとともに、公衆に自己のコンテンツを公表する機会を得ることができる。なお、各入力作業を制作者側や提供者側がそれぞれ行うのではなく、このシステムを運用する者(仲介業者)に紙媒体等でデータを渡し、システム運用者がクライアント装置11を介して入力するようにしてもよい。
【0139】
以上の実施の形態では、制作者等が自己の情報をサーバ装置10に登録しておき、提供者等が自己の商品等に適合する制作者を検索するようにしたが、提供者が自己の商品等に関する情報をサーバ装置10に登録しておき、制作者が自己のコンテンツに適合する商品等を提供する提供者を検索するようにしてもよい。以下では、そのような場合の実施の形態について説明する。
【0140】
図16は、提供者側が自己の商品等に関する情報をサーバ装置10に登録しておき、制作者側が自己のコンテンツに適合する商品等を提供する提供者を検索する場合の動作の流れを説明するためのフローチャートである。このフローチャートが開始されると、以下のステップが開始される。なお、以下では、提供者がクライアント装置12を操作してサーバ装置10にアクセスし、自己に関する情報を登録する場合を例に挙げて説明する。
【0141】
ステップS90:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、登録画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図17に示すような画面240であっても未入力状態の画面240が表示されることになる。
【0142】
この表示例では、画面240の最上部には、タイトル241として「登録」が表示されている。また、その下には、テキストボックス242〜250が表示され、最下部にはボタン251,252が表示されている。
【0143】
ここで、テキストボックス242には、商品名が入力される。テキストボックス243には、商品のジャンルが入力される。テキストボックス244には、製造元の名称が入力される。テキストボックス245には、商品の販売元の名称が入力される。テキストボックス246には、商品の価格(単価)が入力される。テキストボックス247には、当該商品の現在の主なユーザ層が入力される。テキストボックス248には、商品の販売開始時期(またはプロモーション開始時期)が入力される。テキストボックス249には、商品のプロモーションに投資することが可能な予算が入力される。テキストボックス250には、商品の販売予定個数(または、プロモーションの対象個数)が入力される。
【0144】
ボタン251は、入力された情報をサーバ装置10に登録する場合に操作される。ボタン252は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0145】
ステップS91:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン251が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS92に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0146】
ステップS92:基本制御モジュール41は、画面240において入力された情報を、送受信管理モジュール40を介して受信し、DB43に一時的に格納する。
【0147】
ステップS93:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、商品のプロモーションのターゲットに関する情報を入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図18に示すような画面270であって、未チェックの画面270が表示されることになる。
【0148】
この表示例では、画面270の最上部には、タイトル271として「ターゲット」が表示されている。また、その下には、チェックボックス272〜274が表示されている。最下部には、ボタン275,276が表示されている。
【0149】
ここで、チェックボックス272には、ターゲットの性別が入力される。男性がメインのターゲットである場合には、「男性」側のチェックボックスがチェックされ、女性がメインのターゲットである場合には、「女性」側のチェックボックスがチェックされ、両方がターゲットである場合には「男性」と「女性」の双方のチェックボックスがチェックされる。
【0150】
チェックボックス273には、ターゲットの年齢層が入力される。この例では、「10歳未満」、「10〜20歳」、「21〜30歳」、「31〜40歳」、「41〜50歳」、「51〜60歳」、「61〜70歳」、「80歳以上」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。
【0151】
チェックボックス274には、ターゲットとなる地域が入力される。この例では、「北海道」、「東北」、「関東」、「甲信越」、「北陸」、「東海」、「近畿」、「中国」、「四国」、「九州」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。なお、チェックボックス274に、世界各地域を入れ込むようにしてもよい。
【0152】
ボタン275は、入力された情報を登録する場合に操作される。ボタン276は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0153】
ステップS94:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン275が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS95に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0154】
ステップS95:基本制御モジュール41は、画面270において入力された情報を、送受信管理モジュール40を介して受信し、DB43に一時的に格納する。
【0155】
ステップS96:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、提供者が、制作者自身または制作者が制作するコンテンツに求めるイメージを入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置12に送信する。その結果、クライアント装置12の表示装置37には、図19に示すような画面300であって、各スライダが中央に配置されている初期画面となる画面300が表示されることになる。
【0156】
この表示例では、画面300の最上部には、タイトル301として「イメージ」が表示されている。また、その下には、スライダ302〜310が表示されている。最下部には、ボタン311,312が表示されている。
【0157】
なお、画面300に表示されている内容は、図7の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0158】
ステップS97:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン311が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS98に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0159】
ステップS98:基本制御モジュール41は、画面300において入力された情報を、送受信管理モジュール40を介して受信し、DB43に一時的に格納する。
【0160】
ステップS99:基本制御モジュール41は、ステップS92、ステップS95、およびステップS98において取得された情報を、DB43に登録する。図20は、このときDB43に登録される情報の一例を示す図である。この例では、図17〜図18において入力された情報が各項目毎に枠内に表示されている。なお、このような情報は、商品毎にDB43に登録される。
【0161】
以上の処理により、提供者に関する情報のサーバ装置10への登録が終了する。
【0162】
つぎに、図21を参照して、制作者が、サーバ装置10にアクセスし、自己のコンテンツに適合する商品を検索する場合の処理について説明する。なお、制作者は、ハードロック系のアーティストであり、クライアント装置13を操作して、サーバ装置10にアクセスするものとする。
【0163】
ステップS120:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、検索画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図22に示すような画面330であって、未入力の画面330が表示されることになる。
【0164】
この表示例では、画面330の最上部には、タイトル331として「検索」が表示されている。また、その下には、テキストボックス332〜343が表示されている。最下部には、ボタン344,345が表示されている。
【0165】
テキストボックス332には、制作者の氏名が入力される。テキストボックス333には、制作者の性別が入力される。テキストボックス334には、制作者の年齢が入力される。テキストボックス335には、制作者の出身地が入力される。テキストボックス336には、制作者の所属プロダクションが入力される。テキストボックス337には、制作者の契約レコード会社が入力される。
【0166】
テキストボックス338には、制作者のタイアップ情報(過去にタイアップしたことがある会社名または当該会社が提供する商品等に関する情報)が入力される。テキストボックス339には、制作者の作品情報が入力される。この例では、作品情報として、制作者が制作した楽曲を録音したファイルの名前が入力されている。テキストボックス340には、制作者が過去に参加したイベントに関する情報が入力される。テキストボックス341には、制作者のスケジュールが入力される。この例では、スケジュールが格納されたファイルの名前が入力されている。テキストボックス342には、制作者の制作する著作物のジャンルが入力される。テキストボックス343には、制作者が制作した著作物を、例えば、CD等に複製する場合の1枚あたりの製造コストが入力される。なお、製造コストではなく、輸送費等を含めたトータルのコストとすることもできる。
【0167】
ボタン344は、入力された情報を登録する場合に操作される。また、ボタン345は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0168】
ステップS121:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン344が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS122に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0169】
ステップS122:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40を介して、クライアント装置13から図22に示す画面330より入力された情報を取得する。
【0170】
ステップS123:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、制作者のファンに関する情報を入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図23に示すような画面360であって未チェックの状態の画面360が表示されることになる。
【0171】
この表示例では、画面360の最上部には、タイトル361として「ファン」が表示されている。また、その下には、チェックボックス362〜364が表示されている。最下部には、ボタン365,366が表示されている。
【0172】
ここで、チェックボックス362には、制作者の現時点における主たるファンの性別が入力される。男性が主たるファンの場合には、「男性」側のチェックボックスがチェックされ、女性が主たるファンである場合には、「女性」側のチェックボックスがチェックされ、両方が主たるファンである場合には「男性」と「女性」の双方のチェックボックスがチェックされる。
【0173】
チェックボックス363には、主たるファンの年齢層が入力される。この例では、「10歳未満」、「10〜20歳」、「21〜30歳」、「31〜40歳」、「41〜50歳」、「51〜60歳」、「61〜70歳」、「80歳以上」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。
【0174】
チェックボックス364には、ファンが主に居住している地域が入力される。この例では、「北海道」、「東北」、「関東」、「甲信越」、「北陸」、「東海」、「近畿」、「中国」、「四国」、「九州」が表示されており、該当するチェックボックスがチェックされる。
【0175】
ボタン365は、入力された情報をする場合に操作される。ボタン366は、入力された情報をキャンセルする場合に操作される。
【0176】
ステップS124:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン365が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS125に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0177】
ステップS125:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40を介して、クライアント装置13から図23に示す画面360より入力された情報を取得する。
【0178】
ステップS126:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、制作者自身が有するイメージまたは制作者が制作したコンテンツが有するイメージを入力する画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図24に示すような画面380であって、スライダが全て中央に位置する画面380が表示されることになる。
【0179】
この表示例では、画面380の最上部には、タイトル381として「イメージ」が表示されている。また、その下には、スライダ382〜391が表示されている。最下部には、ボタン392,393が表示されている。
【0180】
なお、図24の表示内容は、図7の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0181】
ステップS127:基本制御モジュール41は、入力が終了したか否か、すなわち、ボタン392が操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS128に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0182】
ステップS128:基本制御モジュール41は、送受信管理モジュール40を介して、クライアント装置13から図24に示す画面380より入力された情報を取得する。
【0183】
ステップS129:基本制御モジュール41は、ステップS122、ステップS125、およびステップS128において入力された情報に適合する提供者を、DB43から検索する処理を実行する。
【0184】
図25は、ステップS129に示す検索処理の詳細を説明するための図である。この処理が開始されると、以下のステップが実行される。
【0185】
ステップS150:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、DB43から提供者の登録情報(図20参照)を1つ取得する。
【0186】
ステップS151:基本制御モジュール41は、登録情報から商品のジャンルに関する情報を取得する。
【0187】
ステップS152:基本制御モジュール41は、ステップS151において取得した商品のジャンルと、制作者が現在または過去にタイアップしたことがある提供者が提供する商品のジャンルとを比較し、これらが同一であるか、または、類似する場合には、ステップS153に進み、それ以外の場合にはステップS162に進む。なお、このような処理を実行するのは、前述の場合と同様に、同一または類似のジャンルの商品には、同一の制作者は起用しないという業界の慣行に基づくものである。
【0188】
ステップS153:基本制御モジュール41は、登録情報から予算に関する情報を取得する。
【0189】
ステップS154:基本制御モジュール41は、ステップS153において取得した予算に関する情報と、図22のテキストボックス343に入力されたコストとを比較し、予算の範囲であるか否かを判定し、予算の範囲である場合にはステップS155に進み、それ以外の場合にはステップS162に進む。具体的には、この例では、コストは、1枚あたり15円であり、販売予定数は50万本であるので、必要な費用は750万円(=15円×50万)である。したがって、予算の1億円の範囲内であるので、ステップS155に進む。
【0190】
ステップS155:基本制御モジュール41は、登録情報から販売開始時期(または、プロモーション開始時期)に関する情報を取得する。
【0191】
ステップS156:基本制御モジュール41は、ステップS155において取得した販売開始時期情報と、図22のテキストボックス341に入力された制作者のスケジュールとを比較し、販売開始時期、または、その前後に制作者のスケジュールが空いているか否かを判断する。そして、スケジュールが空いている場合には、ステップS157に進み、それ以外の場合にはステップS162に進む。
【0192】
ステップS157:基本制御モジュール41は、登録情報からターゲット情報を取得する。
【0193】
ステップS158:基本制御モジュール41は、ステップS157において取得したターゲット情報と、図23に示すファン情報を比較し、例えば、これらが所定の項目以上一致しているか否かを判定し、一致している場合にはステップS159に進み、それ以外の場合にはステップS162に進む。具体的には、図23においてチェックされた項目と同一の項目が図18においてチェックされているかを判定し、所定数以上一致している場合には、ファン層とターゲット層が一致していると判定して、ステップS159に進む。なお、各チェックボックス362〜364に優先順位を設けて判断することも可能である。例えば、チェックボックス362の性別が一致する場合には一致度がより高いと判定することも可能である。
【0194】
ステップS159:基本制御モジュール41は、登録情報からイメージ情報を取得する。
【0195】
ステップS158:基本制御モジュール41は、ステップS159において取得したイメージ情報と、図24において入力されたイメージ情報を、評価式を用いて一致度を評価する。
【0196】
具体的には、図19に示す画面300のスライダ302〜310を操作して入力されたそれぞれの値をy〜yとし、図24に示す画面380のスライダ382〜391を操作して入力されたそれぞれの値をx〜xとし、また、それぞれの項目に対する評価の重みをa〜aとし、これらを前述の式(1)に代入し、評価値Vを算出する。
【0197】
なお、前述のように、式(1)は、各評価項目の評価値のズレを累積加算した結果を評価値Vとして求めるものである。提供者が求めるイメージと、制作者自身が有するイメージまたは制作者が制作するコンテンツの有するイメージの一致度が高いほど、評価値Vの値が小さくなる。なお、重みa〜aは、その項目を評価しない場合には、“0”とする。また、その項目を大きく評価する場合には、大きい値を設定し、小さく評価する場合には小さい値を設定する。
【0198】
ステップS161:基本制御モジュール41は、登録情報と、評価値Vとを関連付けし、候補としてDB43に登録する。
【0199】
ステップS162:基本制御モジュール41は、全ての登録情報についての検索処理が完了したか否かを判定し、完了していない場合には、ステップS150に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には元の処理に復帰する。
【0200】
図21に戻って、以上に示すステップS129の処理が完了すると、ステップS130に進む。
【0201】
ステップS130:基本制御モジュール41は、DB管理モジュール42を制御して、検索結果画面を表示するための情報をDB43から取得し、送受信管理モジュール40を介して、要求を行ったクライアント装置13に送信する。その結果、クライアント装置13の表示装置37には、図26に示すような画面410が表示されることになる。
【0202】
この表示例では、画面410の最上部には、タイトル411として「検索結果」が表示されている。また、その下には、ホットテキスト412〜416、適合率417〜421、ボタン422〜426、およびボタン427〜432が表示されている。
【0203】
ここで、ホットテキスト412〜416としては、検索の結果、候補として選択された商品名であって、当該商品の属性情報(図27に示す情報)にハイパーリンクが張られたテキストが、適合率が高い順に表示されている。なお、適合率は、式(1)における評価結果に基づいて算出された値であり、例えば、式(1)により得られる評価値Vが“0”である場合には適合率が100%と判断され、評価値Vが“100”以上である場合には適合率が0%と判断される。
【0204】
図27は、ホットテキスト412〜416が操作された場合に表示される画面の一例を示す図である。この例では、画面450の最上部には、タイトル451として「候補」が表示されている。また、その下には、テキスト452〜460が表示され、最下部にはボタン461が表示されている。ここで、テキスト452〜460は、商品「○×ドリンク」に関する属性情報(図17に示す画面240で入力された情報)が表示されている。ボタン461は、この画面450を閉じる場合に操作される。
【0205】
ボタン422〜426は、ホットテキスト412〜416がそれぞれ操作された場合と同様の画面が表示される。ボタン427〜431は、それぞれの提供者に申し込みを行う場合に操作されるボタンである。これらのボタンが操作されると、申し込みを行うための画面(図示せず)が表示され、それぞれの提供者にコンテンツの作成を申し込むことが可能になる。
【0206】
なお、申込みが複数の制作者からなされた場合には、申込みを受け付けた提供者は、これら複数の制作者の中から、自己の商品に最も適合した制作者を選択し、発注を行う。
【0207】
発注がなされると、制作者は、コンテンツを制作し、提供者に供給する。提供者は、制作者から供給されたオリジナルなコンテンツを、例えば、CDやDVD等のメディアに複製し、自己の商品等に添付等して販売することになる。
【0208】
以上の実施の形態によれば、提供者が、制作者に求める情報をサーバ装置10に登録しておき、制作者が自己のコンテンツに関する情報およびそのイメージに関する情報に基づいて、適合する提供者を検索するようにしたので、制作者は、自己のイメージに適合する提供者を簡易かつ迅速に見つけることが可能になる。一方、制作者は、オリジナルなコンテンツを売り出すとともに、公衆に自己のコンテンツを公表する機会を得ることができる。
【0209】
この各実施の形態では、いずれの場合にもCD、DVD等は、商品や製品に貼付されたり、抽選でプレゼントされたりする方法で消費者に届けられる。商品や製品や役務の価格は全く変更なく、ベタ付け景品とされたり、ノベルティとされたり、プレミアムとされたりして、消費者にプレゼントされる。しかし、このような方法以外で、CD、DVD等を消費者に配布してもよい。
【0210】
また、上述の各実施の形態では、アーティスト(制作者)は、露出の機会を増加させ、新たなファンを獲得できる。しかも、レコード会社等やプロダクションは、新人アーティストの強力な宣伝となる。一方、提供者側は商品等の価値を上げることができるとともに、商品等の拡販につながる。
【0211】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。例えば、以上の実施の形態では、サーバ装置10をインターネット16に接続し、提供者および制作者がクライアント装置12〜14を介してサーバ装置10にアクセスし、所望のコンテンツまたは商品を検索するようにしたが、インターネット16を介さずに、例えば、LAN15または図示せぬ他のLANを介してアクセスするようにしたり、サーバ装置10自体を直接操作して、検索ができるようにしてもよい。また、各種のデータの入力や検索をこのシステムを運用する者(仲介業者)が行うようにしてもよい。
【0212】
また、図28および図29に示すように、インターネット16を使用しない方法を採用することができる。なお、図28に示す方法において、上述した実施の形態で採用している方法も併用することができる。
【0213】
図28の例では、まず、提供者502がプロモーションしようとする商品(この例では、ワイン506)に合致する曲のイメージについて、提供者502と仲介業者501が話し合い、その結果を制作者500に対して伝える。例えば、ワイン506の場合は、恋人と一緒に飲む場面で聞くような曲を想定し、商品を楽しむ雰囲気を演出することができる曲のイメージを制作者500に伝える。
【0214】
仲介業者501は、制作者500から提供された商品をイメージしたオリジナル曲504に基づいて、オリジナルCD505を製造し、提供者502に納品する。なお、オリジナルCD505は、主に、8cmサイズのCDか、または、カード型のCDとする。そして、大量生産により、1枚あたりの製造コストを、100円以下に抑え、提供者502の広告費が膨らまないようにする。
【0215】
提供者502は、仲介業者501から納品されたオリジナルCD505を、図29に示す包装用紙520に包装して、店舗503に納入する。ここで、包装用紙520は、オリジナルCD505を格納する袋状の下部521bと、ワイン506のビンの首にぶら下げるための孔523を有する上部521aとからなる袋体521によって構成されている。上部521aには、商品名を示すタイトル522として「○×ワイン」と、特許太郎のシングルCDが添付されていることを示すメッセージ524として「特許太郎のシングルCD付き」が表示されている。
【0216】
なお、オリジナルCD505として、8cmのものを使用するのは、清涼飲料の1リットルサイズのボトルの幅とCDの幅がほぼ等しいので、陳列棚に配置する場合であっても、オリジナルCD505が配列の邪魔にならないからである。なお、500ミリリットルサイズのボトルの場合には、カード型のCDを使用すればよい。CDの幅がボトルの幅とほぼ等しいからである。
【0217】
このようにして、オリジナルCD505が添付されたワイン506は、店舗503で陳列されて販売される。顧客(図示せず)は、ワイン506を購入し、添付されているオリジナルCD505を袋体521から取り出し、再生装置で再生することにより、録音されている曲を試聴する。また、顧客は、袋体521に記載されているメッセージ524により、この曲を作曲(または演奏)しているアーティストが「特許太郎」であることを知ることができる。したがって、このようにワイン506にオリジナルCD505を添付して販売することにより、アーティストの宣伝を行うことができる。
【0218】
また、顧客がワイン506を知らない場合であっても、ある程度周知であるアーティスト「特許太郎」のオリジナルCD505が添付されていることを知った場合には、ワイン506の購買意欲を高揚させることができる。このため、ワイン506の拡販を図ることが可能になる。
【0219】
また、以上の実施の形態では、ファンに関する情報、およびイメージに関する情報については、制作者または提供者が自分で入力するようにしたが、客観性を担保するために、例えば、仲介業者が所定の基準に基づいて評価を行い、その結果を登録するようにしてもよい。そのような方法によれば、データの妥当性と客観性を高めることができる。なお、客観的な情報(例えば、氏名、性別等)については、制作者または提供者が自分で入力するようにしてもよい。
【0220】
また、図19に示す画面300では、提供者が制作者自身に求めるイメージまたは制作者が制作したコンテンツに求めるイメージを入力するようにしたが、例えば、提供者が提供する商品が有するイメージを入力するようにしてもよい。また、図24に示す画面380では、制作者自身が有するイメージまたは制作者が制作したコンテンツが有するイメージを入力するようにしたが、制作者が求めている商品のイメージを入力するようにすることも可能である。
【0221】
また、以上の実施の形態で示した、ファンに関する情報、およびイメージに関する情報として列挙した評価項目は、一例であって、本発明がこのような場合に限定されるものではない。
【0222】
また、以上の実施の形態では、商品を例に挙げて説明したが、役務についても本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【0223】
また、以上の実施の形態では、制作者によって制作されたコンテンツが記録されたCD等を商品に添付して販売する場合を例に挙げて説明したが、CDではなく、例えば、DVDまたはMD(Mini Disk)等の光記録媒体、または、FD(Flexible Disk)等の磁気記録媒体とすることも可能である。さらに、商品に添付するのは、パスワード等の情報のみとしておき、これを利用してインターネット16を介して所定のサーバ装置にアクセスすることにより、制作者によって制作されたコンテンツを電子情報としてダウンロードできるようにしてもよい。また、プログラムをサーバ装置に格納しておき、プログラムを実行することにより発揮される機能のみを提供するようにしてもよい。
【0224】
また、以上の実施の形態では、イメージの適合性については、式(1)を用いて評価するようにしたが、これ以外にも、例えば、以下に示す式(2)を用いるようにしてもよい。なお、この式(2)では、絶対値により、各評価値の距離を求めている。
【数2】
Figure 2005049927
【0225】
また、以上の実施の形態では、検索の結果を表示するようにしたが、適合するものが存在しない場合には、検索画面において入力された情報を登録しておき、適合するものが登録された時点で、通知を行うようにしてもよい。
【0226】
また、提供者にコンテンツが納入された後に、提供者が制作者を評価し、その評価内容をDB43に登録し、つぎに検索を行う場合に参照するようにしてもよい。
【0227】
また、オークションまたは逆オークション形式として、提供者が制作者を選択する場合には最もコストが安い者を優先的に選択し、一方、制作者が提供者を選択する場合には最もコストが高い者を優先的に選択するようにしてもよい。
【0228】
また、登録された情報を後発的に変更することができるようにしてもよい。例えば、コストまたは予算については、他の制作者または他の提供者との関係で、適切な金額を設定し直しできるようにすることも可能である。
【0229】
また、以上の実施の形態では、イメージについては、図7,12,19,24に示すような画面から入力するようにしたが、例えば、これらをキーワード形式で登録しておき、検索の際にはキーワードが一致するか否かによって候補を選択するようにしてもよい。例えば、制作者自身が有するイメージまたは制作者が制作するコンテンツの有するイメージについては、複数のキーワードで表現(例えば、「爽快な、アップテンポな、軽やかな」として登録しておき、検索する際には、例えば、「爽快な、アップテンポな」等を入力し、該当するキーワードが所定数以上含まれている場合には、適合すると判断するようにしてもよい。
【0230】
なお、そのような場合には、類語辞典をサーバ装置10に準備しておき、入力されたキーワードと同義のキーワードについても検索の対象とすれば、個人間の表現力の相違による検索漏れを防止することができる。具体的には、「軽快な」については、「軽やかな」についても検索する、といった具合である。
【0231】
また、仲介業者側で、使用可能なキーワードの範囲を予め決定し、決められた範囲から選択することにより、客観性を担保することも可能である。
【0232】
また、以上の実施の形態では、サーバ装置10において全ての処理を実行するようにしたが、例えば、クライアント装置11〜14側に少なくとも一部の処理を分担するようにしてもよい。そのような方法によれば、サーバ装置10にかかる負担を軽減させることが可能になる。
【0233】
なお、以上の処理機能を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MOなどがある。
【0234】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0235】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0236】
以上のように、本発明は、オリジナルのコンテンツ等によって、商品の価値を高め、一方、コンテンツの制作者側は、新人アーティスト等のプロモーションを大々的に行うことができる。また、現在、1曲入りのCDは、売り上げが激減しており、複数曲が入ったアルバムCDに駆逐されつつある。このような状況下、1曲入りのCDは無料化し、商品のプレミアムやノベルティとして扱うことは、従来の発想を大きく転換するものである。このため、本発明は、1曲程度の楽曲入りのCDを商品に付けて販売する場合に最も好適となる。
【0237】
【発明の効果】
本発明によれば、商品または役務を提供する提供者と、コンテンツを制作する制作者とを結びつけ、両者の売り上げ増進に貢献することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーバ装置を含む仲介システムの構成例を示す図である。
【図2】図1に示すサーバ装置およびクライアント装置の詳細な構成例を示す図である。
【図3】図2に示すHDDに格納されているソフトウエアと、CPU、ROM、RAM、HDDが協働することにより実現される処理機能の一例を示す図である。
【図4】図1に示すサーバ装置に新たな制作者に関する情報を登録する際に実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示すフローチャート中の登録画面表示のステップが実行される場合に表示され、制作者に関する情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【図6】図4に示すフローチャート中のファン情報入力画面表示のステップが実行される場合に表示され、制作者のファンに関する情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【図7】図4に示すフローチャート中のイメージ情報入力画面表示のステップが実行される場合に表示され、制作者自身または制作者が制作したコンテンツが有するイメージに関する情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【図8】図4に示すフローチャートによる処理により、サーバ装置に登録される情報の一例を示す図である。
【図9】図4に示すフローチャートによる処理により、サーバ装置に登録された制作者に関する情報の中から、提供者が自己の商品に適合する者を検索する場合に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に示すフローチャートの検索画面表示のステップが実行された場合に表示される検索画面の一例を示す図である。
【図11】図9に示すフローチャートのターゲット入力画面表示のステップが実行された場合に表示されるターゲットを入力するための画面の一例を示す図である。
【図12】図9に示すフローチャートのイメージ入力画面表示のステップが実行された場合に表示されるイメージを入力するための画面の一例を示す図である。
【図13】図9に示すフローチャート中の検索画面表示のステップの詳細を説明するためのフローチャートである。
【図14】図13に示すフローチャートによる処理の結果得られた検索結果を表示するための画面の一例である。
【図15】図14に示すホットテキスト「1.特許太郎」が操作された場合に表示される画面の一例である。
【図16】図1に示すサーバ装置に商品に関する情報を登録する際に実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】図16に示すフローチャート中の登録画面表示のステップが実行される場合に表示され、提供者に関する情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【図18】図16に示すフローチャート中のターゲット情報入力画面表示のステップが実行される場合に表示され、提供者が販売しようとする商品のターゲットに関する情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【図19】図16に示すフローチャート中のイメージ情報入力画面表示のステップが実行される場合に表示され、商品が有するイメージに関する情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【図20】図16に示すフローチャートによる処理により、サーバ装置に登録される情報の一例を示す図である。
【図21】図16に示す処理によって、サーバ装置に登録された商品に関する情報の中から、制作者が自己のコンテンツに適合する商品を検索する場合に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図22】図21に示すフローチャート中の検索画面表示のステップが実行された場合に表示される検索画面の一例を示す図である。
【図23】図21に示すフローチャート中のファン入力画面表示のステップが実行された場合に表示されるファンを入力するための画面の一例を示す図である。
【図24】図21に示すフローチャート中のイメージ入力画面表示のステップが実行された場合に表示されるイメージを入力するための画面の一例を示す図である。
【図25】図21に示すフローチャート中の検索処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図26】図21に示すフローチャート中の検索処理のステップにより得られた検索結果を表示するための画面の一例である。
【図27】図26に示すホットテキスト「1.○×ドリンク」が操作された場合に表示される画面の一例である。
【図28】本発明の他の実施の形態の一例を示す図である。
【図29】図28に示すオリジナルCDを包装する包装用紙の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 サーバ装置
11〜14 クライアント装置
15 LAN
16 インターネット
40 送受信管理モジュール
41 基本制御モジュール(入力手段、呈示手段)
42 DB管理モジュール(検索手段)
43 DB(登録手段)

Claims (24)

  1. 商品または役務を提供する提供者が、コンテンツを制作する制作者にコンテンツの制作を依頼するための仲介を行う仲介装置において、
    上記制作者に関する属性情報を登録する登録手段と、
    上記提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力手段と、
    上記入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を上記登録手段から検索する検索手段と、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示手段と、
    を有することを特徴とする仲介装置。
  2. 商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介装置において、
    上記提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を登録する登録手段と、
    上記制作者に関する属性情報を入力する入力手段と、
    上記入力手段から入力された属性情報に適合する希望情報を上記登録手段から検索する検索手段と、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示手段と、
    を有することを特徴とする仲介装置。
  3. 前記コンテンツは、著作物であって、前記提供者が提供する商品または役務に付随して提供することができるものであることを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  4. 前記制作者に関する属性情報は、前記コンテンツの種類を示す情報を有していることを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  5. 前記制作者に関する属性情報は、前記制作者自身のイメージまたは当該制作者が制作した著作物のイメージを示す情報を有していることを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  6. 前記制作者に関する属性情報は、前記制作者の愛慕者の範囲を特定するための情報を有していることを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  7. 前記制作者に関する属性情報は、前記制作者のスケジュールを示す情報を有していることを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  8. 前記制作者に関する属性情報は、前記制作者にコンテンツの制作を依頼する場合に必要な費用に関する情報を有していることを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  9. 前記制作者に関する属性情報は、前記制作者が現在または過去に関係を有したことのある他の提供者を示す情報であり、
    前記検索手段は、上記他の提供者が、前記提供者の競合他社である場合には、検索対象から除外する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の仲介装置。
  10. 前記呈示手段は、前記検索手段によって特定された制作者が過去に作成したコンテンツに関する情報も併せて呈示することを特徴とする請求項1記載の仲介装置。
  11. 商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介装置において、
    上記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報を登録する登録手段と、
    上記制作者が求める商品または役務に関する希望情報を入力する入力手段と、
    上記入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を上記登録手段から検索する検索手段と、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示手段と、
    を有することを特徴とする仲介装置。
  12. 前記コンテンツは、著作物であって、前記提供者が提供する商品または役務に付随して提供することができるものであることを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  13. 前記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、前記商品または役務の種類を示す情報を有していることを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  14. 前記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、前記商品または役務のイメージを示す情報を有していることを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  15. 前記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、前記商品または役務の需要者の範囲を特定するための情報を有していることを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  16. 前記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、前記提供者のスケジュールを示す情報を有していることを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  17. 前記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報は、前記提供者の予算に関する情報を有していることを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  18. 前記提供者に関する属性情報は、商品または役務の種類を示す情報を有し、
    前記検索手段は、前記制作者が現在または過去に関係を有したことがある他の提供者が、同一または類似の種類の商品または役務を提供している場合には、当該他の提供者については、検索対象から除外する、
    ことを特徴とする請求項11記載の仲介装置。
  19. 商品または役務を提供する提供者が、コンテンツを制作する制作者にコンテンツの制作を依頼するための仲介を仲介装置により行う仲介方法において、
    上記制作者に関する属性情報を登録する登録ステップと、
    上記提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力ステップと、
    上記入力ステップから入力された希望情報に適合する属性情報を上記登録ステップから検索する検索ステップと、
    上記検索ステップによる検索結果を呈示する呈示ステップと、
    を有することを特徴とする仲介装置による仲介方法。
  20. 商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を仲介装置により行う仲介方法において、
    上記提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を登録する登録ステップと、
    上記制作者に関する属性情報を入力する入力ステップと、
    上記入力ステップから入力された属性情報に適合する希望情報を上記登録ステップから検索する検索ステップと、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示ステップと、
    を有することを特徴とする仲介方法。
  21. 商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を仲介装置により行う仲介方法において、
    上記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報を登録する登録ステップと、
    上記制作者が求める商品または役務に関する希望情報を入力する入力ステップと、
    上記入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を上記登録ステップから検索する検索ステップと、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示ステップと、
    を有することを特徴とする仲介装置による仲介方法。
  22. 商品または役務を提供する提供者が、コンテンツを制作する制作者にコンテンツの制作を依頼するための仲介を行う仲介処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記制作者に関する属性情報を登録する登録手段、
    上記提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を入力する入力手段、
    上記入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を上記登録手段から検索する検索手段、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラム。
  23. 商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記提供者が求めるコンテンツに関する希望情報を登録する登録手段、
    上記制作者に関する属性情報を入力する入力手段、
    上記入力手段から入力された属性情報に適合する希望情報を上記登録手段から検索する検索手段、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラム。
  24. 商品または役務を提供する提供者から、コンテンツを制作する制作者がコンテンツの制作を受注するための仲介を行う仲介処理をコンピュータに機能させるコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記提供者が提供する商品または役務に関する属性情報を登録する登録手段、
    上記制作者が求める商品または役務に関する希望情報を入力する入力手段、
    上記入力手段から入力された希望情報に適合する属性情報を上記登録手段から検索する検索手段、
    上記検索手段による検索結果を呈示する呈示手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な仲介用プログラム。
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