JP2005049864A - 走査型レーザ顕微鏡及びレーザ走査方法 - Google Patents

走査型レーザ顕微鏡及びレーザ走査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005049864A
JP2005049864A JP2004210507A JP2004210507A JP2005049864A JP 2005049864 A JP2005049864 A JP 2005049864A JP 2004210507 A JP2004210507 A JP 2004210507A JP 2004210507 A JP2004210507 A JP 2004210507A JP 2005049864 A JP2005049864 A JP 2005049864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
unit
scanning
delay time
time information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004210507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4827389B2 (ja
Inventor
Akinori Akitani
昭典 顕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004210507A priority Critical patent/JP4827389B2/ja
Publication of JP2005049864A publication Critical patent/JP2005049864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827389B2 publication Critical patent/JP4827389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

【課題】複数の調光部を用いても照射位置を正確に制御できる走査型レーザ顕微鏡及びレーザ走査方法を提供すること。
【解決手段】本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光源と、前記各レーザ光源から出射される各レーザ光を調整する複数の調光部(206a,206b,206c)と、前記各調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶する記憶部(202)と、前記複数の調光部のうち選択された調光部の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する信号生成部(204)と、から構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、走査型レーザ顕微鏡及びレーザ走査方法に関する。
走査型レーザ顕微鏡は、生きた細胞や組織などの試料を傷つけることなく、光学的にスライスして2次元断層像を得て、複数の2次元断層像から3次元画像を得ることを可能とするものである。
生物試料を観察する走査型レーザ顕微鏡では、試料に導入した蛍光試薬または蛍光蛋白にレーザ光を照射し、そこからの蛍光を測定し画像化する。このとき、試料に複数種の蛍光試薬または蛍光蛋白を導入することで、細胞内の複数の化学物質を観察することが可能になる。これら複数種の蛍光物質を励起するために、複数の波長の励起レーザ光が必要となる。
一方、蛍光物質からの蛍光量は、励起光の照射時間に伴い減少する退色現象を生じる。このため従来では、走査型レーザ顕微鏡において、不要な励起光を遮断し、退色を極力防止する方法が提案されている。
例えば、光路中にシャッターや光学フィルタを機械的に挿入したり、非文献文献1に記載されている、図9に示すような音響光学素子(AOTF、AOD、AOMなど)や、EOMなどを挿入したりすることで、照射位置に応じてレーザ光の強度調整及び波長の選択を設定された手順で行い、所望の部分にのみ所望の波長と強度のレーザ光を照射することが可能になる。音響光学素子は、図9に示すように外部からの電気信号により素子中に音波を発生させ、素子内に屈折率変化を作り出すことができる。この屈折率変化により、入射光の透過率の制御等を可能にする。
AKIS P.GOUTZOULIS and DENNIS R.PAPE, DESIGN AND FABRICATION OF ACOUSTO-OPTIC DEVICES, Marcel Dekker, Inc., 1994, pp.246-259
複数のレーザ波長を用いて時系列的にデータを得る場合、複数の調光部を用いて制御する必要がある。ところがそうした場合、複数の調光部を単一の同期信号で駆動させると、音響光学素子の種類の違いによって、電気信号を音響光学素子に与えてからその機能(屈折率の変化)が発現するまでの応答時間、つまり遅延時間に違いが生じる。その結果、図10に示すように、ユーザーが照射したいレーザ照射位置81に対して、実際のレーザ照射位置82が調光部ごとにずれる。
本発明の目的は、複数の調光部を用いても照射位置を正確に制御できる走査型レーザ顕微鏡及びレーザ走査方法を提供することにある。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光源と、前記各レーザ光源から出射される各レーザ光を調整する複数の調光部と、前記各調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶する記憶部と、前記複数の調光部のうち選択された調光部の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する信号生成部と、から構成されている。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光源と、前記各レーザ光源から出射される各レーザ光を調整する複数の調光部と、前記複数の調光部のうち所定の調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶する第1の記憶部と、前記所定の調光部以外の各調光部の入出力に係る遅延時間情報と前記第1の記憶部に記憶されている遅延時間情報との各差分を記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている遅延時間情報と前記第2の記憶部に記憶されている前記差分とを基に、選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する信号生成部と、から構成されている。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光源と、前記レーザ光を前記試料上で二次元走査する走査部と、前記試料に照射されるレーザ光の強度と波長の少なくとも一方を調整する複数の調光部と、前記走査部により走査されるレーザ光の走査位置に対する前記レーザ光の強度と波長の少なくとも一方の調整値を、レーザ光照射情報として設定する設定部と、前記複数の調光部の入出力にかかる遅延時間情報を記憶する記憶部と、前記設定部で設定されたレーザ光照射情報に基いて、使用するレーザ光の波長に対応する前記調光部の駆動信号を生成する信号生成部と、を含み、前記信号生成部は、前記走査部によるレーザ光の走査と同期し、かつ前記調光部を前記遅延時間情報分だけ早く駆動する駆動信号を生成するよう構成されている。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光照射手段と、前記各レーザ光照射手段から出射される各レーザ光を調整する複数の調光手段と、前記各調光手段の入出力に係る遅延時間情報を記憶する記憶手段と、前記複数の調光手段のうち選択された調光手段の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光手段を駆動する駆動信号を生成する信号生成手段と、から構成されている。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光照射手段と、前記各レーザ光照射手段から出射される各レーザ光を調整する複数の調光手段と、前記複数の調光手段のうち所定の調光手段の入出力に係る遅延時間情報を記憶する第1の記憶手段と、前記所定の調光手段以外の各調光手段の入出力に係る遅延時間情報と前記第1の記憶手段に記憶されている遅延時間情報との各差分を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている遅延時間情報と前記第2の記憶手段に記憶されている前記差分とを基に、選択された調光手段を駆動する駆動信号を生成する信号生成手段と、から構成されている。
本発明の走査型レーザ顕微鏡は、少なくとも1つのレーザ光照射手段と、前記レーザ光を前記試料上で二次元走査する走査手段と、前記試料に照射されるレーザ光の強度と波長の少なくとも一方を調整する複数の調光手段と、前記走査手段により走査されるレーザ光の走査位置に対する前記レーザ光の強度と波長の少なくとも一方の調整値を、レーザ光照射情報として設定する設定手段と、前記複数の調光手段の入出力にかかる遅延時間情報を記憶する記憶手段と、前記設定手段で設定されたレーザ光照射情報に基いて、使用するレーザ光の波長に対応する前記調光手段の駆動信号を生成する信号生成手段と、を含み、前記信号生成手段は、前記走査手段によるレーザ光の走査と同期し、かつ前記調光手段を前記遅延時間情報分だけ早く駆動する駆動信号を生成するよう構成されている。
本発明のレーザ走査方法は、少なくとも1つのレーザ光源からそれぞれ出射される複数のレーザ光を複数の調光部で調整し、前記各調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶し、前記複数の調光部のうち選択された調光部の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する。
本発明のレーザ走査方法は、少なくとも1つのレーザ光源からそれぞれ出射される複数のレーザ光を複数の調光部で調整し、前記複数の調光部のうち所定の調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶し、前記所定の調光部以外の各調光部の入出力に係る遅延時間情報と前記記憶されている遅延時間情報との各差分を記憶し、前記記憶されている遅延時間情報と前記記憶されている差分とを基に、選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する。
本発明によれば、複数の調光部を用いても照射位置を正確に制御できる走査型レーザ顕微鏡及びレーザ走査方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の構成を示す図である。この走査型レーザ顕微鏡は、励起光の光量及び波長を変化させるための複数種の音響光学素子を有する。
複数のレーザ光源(レーザ光照射手段)101a,101b,101cは、各々が励起用光源となる。各レーザ光源101a,101b,101cから出射されたレーザ光は、それぞれ複数のレーザ調光器102a,102b,102cの1つに個別に入射する。各レーザ調光器102a,102b,102cは、レーザ光の走査位置に応じて、試料に照射されるレーザ光の光量(強度)と波長の一方または両方を変化させることができる。各レーザ調光器102a,102b,102cは、例えば音響光学素子(AOTF)やシャッターとフィルタの組み合わせなどからなる。
各レーザ調光器102a,102b,102cから出射されたレーザ光は、複数の光結合器110で1つのレーザ光に結束され、光学ユニット103のスキャナー部108(走査部)に入射する。光学ユニット103は、スキャナー部108と受光素子109からなる。スキャナー部108は、光結合器110で結束されたレーザ光を用いて、試料104を二次元走査する。受光素子109は、試料104からの蛍光を検出し、その電圧信号を制御ユニット106へ出力する。
制御ユニット106は、受光素子109からの電圧信号を画像データに変換する。この画像データは、制御ユニット106から表示装置107へ送られ、表示される。また、制御ユニット106は、各レーザ調光器102a,102b,102cと光学ユニット103を制御する。入力ユニット105では、制御ユニット106への指示が入力される。
図2は、図1に示した走査型レーザ顕微鏡の一部の構成を詳細に示す図である。図2では、入力された信号に応じて生成される駆動信号により、調光器(ここでは音響光学素子206a,206b,206cとする)を駆動する。
図2の構成は、入力部(設定部)201、制御回路207、セレクター部205、及び複数の音響光学素子206a,206b,206cからなる。制御回路207は、遅延時間記憶部202、パルス生成部203、及び駆動信号生成部204からなる。制御回路207とセレクター部205は、図1の制御ユニット106に含まれる。音響光学素子206a,206b,206cは、図1のレーザ調光器102a,102b,102cに相当する。入力部201は、図1の入力ユニット105に相当する。
入力部201では、ユーザーが、レーザ照射範囲を示すレーザ照射範囲データ(レーザ光照射情報)と、レーザ走査方法を示すレーザ走査同期信号と、選択する音響光学素子206a,206b,206cの情報を示す音響光学素子データとを入力する。
遅延時間記憶部202には、各音響光学素子206a,206b,206c固有の入出力の遅延時間データ、つまり電気信号による駆動開始から機能発現までの応答時間のデータが記憶されている。入力部201から入力される音響光学素子データによって、遅延時間記憶部202に記憶されている遅延時間データのうち、どの遅延時間データを使用すればよいかが決まる。すなわち、音響光学素子206a,206b,206cごとに必要な遅延時間データが、遅延時間記憶部202から選択的に呼び出される。
パルス生成部203では、入力部201からのレーザ照射範囲データ及びレーザ走査同期信号と、遅延時間記憶部202から呼び出された遅延時間データとから、トリガパルスを生成する。
駆動信号生成部204では、入力部201からのレーザ照射範囲データ及びレーザ走査同期信号と、パルス生成部203からのトリガパルスとから、対応する音響光学素子206a,206b,206cを駆動する駆動信号を生成する。
セレクター部205では、駆動信号生成部204からの駆動信号を、入力部201からの音響光学素子データに応じて、入力時に指定された1つの音響光学素子206a,206b,206cに導く。制御回路207は、後述するように時系列的に音響光学素子(調光部)206a,206b,206cを制御する。
図3は、入力された信号から駆動信号を得るために必要な各信号のタイミングチャートである。以下、図3を基に音響光学素子駆動信号303を得るまでの手順を説明する。
まず、ユーザーが入力部(設定部)201を用いて、使用したい1つの音響光学素子206a,206b,206cまたはレーザ波長またはレーザ光源を示す情報(いずれかを音響光学素子データとする)と、レーザ走査同期信号301と、レーザ照射範囲データ信号302とを入力する。
ユーザーがレーザ照射範囲データ信号302を入力する場合、たとえば、表示装置107に表示される予め取得した観察画像上で、入力部201のマウスなどにより所望の領域を指定することで、音響光学素子データの示す波長を有するレーザ光の照射範囲を指定するようにしてもよい。また、レーザ光の照射範囲の指定を行うときに、入力部201を用いて、照射するレーザ光の強度を指定するようにしてもよい。すなわちユーザーは、スキャナー部108により走査されるレーザ光の走査位置に対する前記レーザ光の強度と波長の少なくとも一方の調整値を、入力部201から設定する。この調整値はレーザ光照射情報として設定される。このように、特定の照射範囲に対して、特定の強度および/または特定の波長のレーザ光を照射する旨を示すレーザ光照射情報を設定することで、レーザ光の走査位置に応じて、レーザ光の強度と波長の少なくとも一方を調光器によって変更することができる。
入力部201から出力された音響光学素子データは、遅延時間記憶部202に入力される。遅延時間記憶部202には、音響光学素子206a,206b,206cごとの遅延時間が記憶されている。遅延時間記憶部202から、ユーザーが選択した1つの音響光学素子206a,206b,206cの遅延時間データ信号304が選択される。入力部201から出力されたレーザ走査同期信号301とレーザ照射範囲データ信号302は、パルス生成部203に入力される。
パルス生成部203は、レーザ走査同期信号301の立ち下がりまたは立ち上がりからカウントを始め、レーザ照射範囲データ信号302の開始時点でカウントを終了し、パルスα306を生成する。またパルス生成部203は、生成したパルスα306と遅延時間記憶部202から出力された遅延時間データ信号304との差から、トリガパルス305を生成する。パルス生成部203から出力されたトリガパルス305は、駆動信号生成部204に入力される。
駆動信号生成部204は、レーザ走査同期信号301の立ち下がりまたは立ち上がりに同期して、パルス生成部203からのトリガパルス305の動作を開始し、トリガパルス305が終了した時点で、レーザ照射範囲データ信号302の動作を開始することで、音響光学素子駆動信号303を生成する。これにより、レーザ照射範囲データ信号302に対して、音響光学素子206a,206b,206cを遅延時間分だけ時間的に早く駆動させることが可能になる。
セレクター部205は、入力部201から出力された音響光学素子データを入力して、使用する1つの音響光学素子206a,206b,206cを選択し、駆動信号生成部204から出力された音響光学素子駆動信号303を、ユーザーが選択した1つの音響光学素子206a,206b,206cへ出力する。この駆動信号303により、対応する音響光学素子206a,206b,206cが駆動される。
図4は、レーザ走査の状態と照射したい個所にレーザを照射する状態とを、信号と合わせて示した図である。まず、試料面の画像取り込み区間701において、各波長のレーザ光が矢印の方向へ時系列的に走査702(走査A)されてゆく。個所703は、画像取り込み可能な区間の中で照射を要する部分である。複数のレーザ走査702の中で走査A704に注目すると、レーザ照射範囲データを示す信号は、302のようになる。
例えばレーザ照射範囲データ信号302で音響光学素子を駆動させた場合、図10の照射したいレーザ照射位置81とは異なる実際のレーザ照射位置82を照射してしまうが、本実施の形態では音響光学素子駆動信号303で音響光学素子を駆動させることにより、照射したいレーザ照射位置81にレーザを照射することができる。
本第1の実施の形態によれば、複数の音響光学素子の入出力に係る遅延時間の情報を用いて、各音響光学素子を駆動する駆動信号を補正している。すなわち、レーザ照射範囲データを音響光学素子固有の遅延時間分シフトすることで、同一のレーザ走査同期信号で複数種の音響光学素子を駆動させたときに生じる音響光学素子ごとの照射領域のずれを補正することが可能になる。よって、複数種の波長域のレーザを使用した場合に、各レーザー照射位置が一致し、各レーザでユーザーが照射したい領域に正しく照射することが可能になる。すなわち、音響光学素子ごとに光応答時間の違いがあっても、各レーザー照射位置は、ずれることなく一致する。
なお、図1の構成の変形例として、図5に示すように、レーザ光源101を1つとし、レーザ調光器102a,102b,102cを複数とする場合もある。この場合、1つのレーザ光源101は複数の波長のレーザ光を出射し、この複数の波長のレーザ光を光分離器111にて各波長に分離する。分離された各レーザ光は、各レーザ調光器102a,102b,102cに導かれる。それ以降の処理は、上述した第1の実施の形態と同様である。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、各音響光学素子206a,206b,206cごとの各遅延量を、制御回路207の内部に設けた遅延時間記憶部202に記憶させ、必要な遅延データを選択的に読み出し、その遅延データを基に音響光学素子駆動信号303を生成し、時系列で1つの音響光学素子206a,206b,206cを駆動していた。
本第2の実施の形態では、図2に示した制御回路207を各音響光学素子206a,206b,206cごとに備え、各制御回路207の遅延時間記憶部202に、対応する音響光学素子206a,206b,206cの遅延時間を記憶し、時系列で1つの音響光学素子206a,206b,206cを駆動する。なお、走査型レーザ顕微鏡の構成は第1の実施の形態と同様であるため、説明は省略する。
図6は、本第2の実施の形態の走査型レーザ顕微鏡の一部の構成を詳細に示す図である。図6では、入力された信号に応じて生成される駆動信号により、音響光学素子406a,406b,406cを駆動する。
図6の構成は、入力部401、セレクター部402、複数の制御回路407a,407b,407c、及び複数の音響光学素子406a,406b,406cからなる。各制御回路407a,407b,407cは、各々1つの音響光学素子406a,406b,406cに対応している。各制御回路407a,407b,407cは、遅延時間記憶部403、パルス生成部404、及び駆動信号生成部405からなる。遅延時間記憶部403、パルス生成部404、駆動信号生成部405、及びセレクター部402は、図1の制御ユニット106に含まれる。
入力部401では、ユーザーが、レーザ照射範囲を示すレーザ照射範囲データと、レーザ走査方法を示すレーザ走査同期信号と、選択する音響光学素子406a,406b,406cの情報を示す音響光学素子データとを入力する。
セレクター部402では、入力部401からの音響光学素子データに応じて、指定された1つの音響光学素子406a,406b,406cを駆動する制御回路407a,407b,407cへ、レーザ走査同期信号とレーザ照射範囲データを出力する。
パルス生成部404では、セレクター部402からのレーザ照射範囲データ及びレーザ走査同期信号と、遅延時間記憶部403から呼び出された遅延時間データから、トリガパルスを生成する。遅延時間記憶部403には、制御回路407a,407b,407cが動作させる音響光学素子406a,406b,406cの遅延時間データが記憶されている。
駆動信号生成部405では、セレクター部402からのレーザ照射範囲データ及びレーザ走査同期信号と、パルス生成部404からのトリガパルスとから、対応する音響光学素子406a,406b,406cを駆動する駆動信号を生成する。制御回路407a,407b,407cは、この駆動信号により、対応する音響光学素子(調光部)406a,406b,406cを後述するように時系列的に制御する。
以下、図3と図6を基に音響光学素子駆動信号303を得るまでの手順を説明する。
まず、ユーザーが入力部401を用いて、使用したい1つの音響光学素子406a,406b,406cまたはレーザ波長またはレーザ光源を示す情報(いずれかを音響光学素子データとする)と、レーザ走査同期信号301と、レーザ照射範囲データ信号302とを入力する。
入力部401から出力された音響光学素子データは、セレクター部402に入力される。セレクター部402は、指定された1つの音響光学素子406a,406b,406cを駆動させる制御回路407a,407b,407cへ、レーザ走査同期信号301とレーザ照射範囲データ信号302を出力する。
対応するパルス生成部404は、セレクター部402から出力されたレーザ走査同期信号301とレーザ照射範囲データ信号302を入力すると、遅延時間記憶部403へ遅延時間データ信号304を要求する。遅延時間記憶部403は、要求された遅延時間データ信号304をパルス生成部404へ出力する。
なお、パルス生成部404におけるトリガパルス305の生成方法は第1の実施の形態と同様である。また、セレクター部402からのレーザ走査同期信号301及びレーザ照射範囲データ信号302と、パルス生成部404で生成されたトリガパルス305とから、駆動信号生成部405で音響光学素子駆動信号303を生成する方法は、第1の実施の形態と同様である。駆動信号生成部405から出力された駆動信号303により、対応する音響光学素子406a,406b,406cが駆動される。
本第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、各レーザ光源101a,101b,101cと各レーザ調光器102a,102b,102cが各々一つのユニットをなし、それぞれ複数個設けられていた。
本第3の実施の形態では、図7に示すように、図1に示したレーザ光源101a,101bとレーザ調光器102a,102bとが1つずつ一体となっている素子(すなわち、101aと102a,101bと102b)、例えばLD(レーザダイオード)112a,112bを使用して、第1の実施の形態と同様の制御を行う。
本第3の実施の形態の構成では、上記の通り図1に示した1つのレーザ光源101a,101bとそれに対応する1つのレーザ調光器102a,102bとが、1つのユニットになっている。それ以外の構成は、第1の実施の形態と同様である。なお図7に示すように、LD112a,112bのようなレーザ光源とレーザ調光器とが一体になったユニットと、別体をなすレーザ光源101cとレーザ調光器102cとが混在する構成としても、第1の実施の形態と同様の制御により、各レーザでユーザーが照射したい領域に正しく照射することが可能になる。
本第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
(第4の実施の形態)
第1、2の実施の形態では、遅延時間記憶部202,403に記憶してある遅延データとレーザ走査同期信号及びレーザ照射範囲データとから、音響光学素子駆動信号を生成し、時系列で音響光学素子を駆動していた。
本第4の実施の形態では、複数種の音響光学素子の中で、遅延時間の最も長い音響光学素子に対して、それを駆動する制御回路により第1,2の実施の形態と同様の動作で音響光学素子駆動信号を生成する。その他の音響光学素子については、レーザ走査同期信号を用いずに、前記駆動信号を用いて各音響光学素子の駆動信号を生成し、時系列で各音響光学素子を駆動する。なお、走査型レーザ顕微鏡の構成は第1の実施の形態と同様であるため、説明は省略する。
図8は、本第4の実施の形態の走査型レーザ顕微鏡の一部の構成を詳細に示す図である。図8では、入力された信号に応じて生成される駆動信号により、音響光学素子を駆動する。
図8の構成は、入力部501、1つの制御回路A512,複数の制御回路B513a,513b、セレクター部505、1つの基準音響光学素子510、及び複数の音響光学素子511a,511bからなる。制御回路A512は、遅延時間記憶部502、パルス生成部503、及び駆動信号生成部504からなる。制御回路B513a,513bは、A/D変換部506、FIFOメモリ507、差分遅延時間記憶部508、及びD/A変換部509からなる。制御回路A512の遅延時間記憶部502、パルス生成部503、及び駆動信号生成部504は、図1の制御ユニット106に含まれる。また、制御回路B513a,513bのA/D変換部506、FIFOメモリ507、差分遅延時間記憶部508、及びD/A変換部509は、図1の制御ユニット106に含まれる。制御回路B513a,513bは、基準音響光学素子510以外の各音響光学素子511a,511bに1つずつ対応して備えられている。
入力部501では、ユーザーが、レーザ照射範囲を示すレーザ照射範囲データと、レーザ走査方法を示すレーザ走査同期信号と、選択する音響光学素子510,511a,511bの情報を示す音響光学素子データとを入力する。
制御回路A512のパルス生成部503では、入力部501から出力されたレーザ照射範囲データと、レーザ走査同期信号と、基準音響光学素子510の遅延時間データを記憶している遅延時間記憶部502から呼び出した遅延時間データとから、トリガパルスを生成する。
駆動信号生成部504では、入力部501からのレーザ照射範囲データ及びレーザ走査同期信号と、パルス生成部503からのトリガパルスとから、対応する音響光学素子510,511a,511bを駆動する駆動信号を生成する。
セレクター部505では、駆動信号生成部504で生成された駆動信号と入力部501からの音響光学素子データに応じて、指定された1つの音響光学素子510,511a,511bに駆動信号を出力する。
制御回路B513a,513bのA/D変換部506では、セレクター部505からの駆動信号をA/D変換する。差分遅延時間記憶部508には、基準音響光学素子510の遅延時間と実際に動作させる音響光学素子511a,511bの遅延時間との差分を示す差分遅延時間データが記憶されている。
FIFOメモリ507では、A/D変換部506で変換されたデジタルデータと差分遅延時間記憶部508からの差分遅延時間データとから、駆動信号データを生成する。D/A変換部509では、FIFOメモリ507からの駆動信号データをD/A変換し、対応する音響光学素子511a,511bを駆動する駆動信号を生成する。制御回路B513a,513bは、この駆動信号により、対応する音響光学素子(調光部)511a,511bを後述するように時系列的に制御する。
以下、図3と図8を基に音響光学素子駆動信号303を得るまでの手順を説明する。
まず、ユーザーが入力部501を用いて、使用したい1つの音響光学素子510,511a,511bまたはレーザ波長またはレーザ光源を示す情報(いずれかを音響光学素子データとする)と、レーザ走査同期信号301と、レーザ照射範囲データ信号302とを入力する。
入力部501から出力されたレーザ走査同期信号301とレーザ照射範囲データ信号302がパルス生成部503と駆動信号生成部504に入力される。その後、パルス生成部503と駆動信号生成部504により音響光学素子駆動信号303を生成する方法は、第1,2の実施の形態と同様である。
入力部501から出力された音響光学素子データと駆動信号生成部504から出力された駆動信号303とは、セレクター部505に入力される。セレクター部505は、指定された音響光学素子511a,511bを駆動させる制御回路B513a,513bまたは基準音響光学素子510へ、駆動信号303を導く。基準音響光学素子510に駆動信号303が導かれた場合、その駆動信号303により基準音響光学素子510が駆動される。
セレクター部505から制御回路B513a,513bに導かれた駆動信号303は、A/D変換部506でデジタルデータに変換される。このデジタルデータは、A/D変換部506からFIFOメモリ507へ出力される。FIFOメモリ507にデジタルデータが入力されると、FIFOメモリ507は差分遅延時間記憶部508から差分記憶時間データを読み出す。FIFOメモリ507は、入力したデジタルデータを差分記憶時間分遅らせ、そのデジタルデータをD/A変換部509へ出力する。D/A変換部509は、入力したデジタルデータを対応する音響光学素子511a,511bの駆動信号に変換する。この駆動信号により、対応する音響光学素子511a,511bが駆動される。
本第4の実施の形態によれば、レーザ走査同期信号を用いずに第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、制御回路B513a,513bではレーザ走査同期信号を用いずに駆動信号を生成することができるため、レーザ発振器と調光器ユニットの後付けが容易となる。
また、第3の実施の形態において図6の制御回路407a,407b,407cの数が制限されている場合に、本第4の実施の形態を適用し、1つの制御回路407a,407b,407cを同様の制御回路A512に置き換えることによって、さらに多くの音響光学素子を制御することができる。
なお、本発明は上記各実施の形態のみに限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。例えば、各制御回路はソフトウエアで実現してもよい。また、音響光学素子(調光部)は、電気光学素子(EOM)、液晶シャッター、フィルタ等とシャッターの組み合わせを代用してもよい。音響光学素子は、例えばLD(レーザダイオード)などの場合、電気信号により出力強度変換を行ってもよい。遅延時間記憶部は、PCやDIPスイッチや可変抵抗などを用いて記憶または入力をさせてもよい。また、上記走査型レーザ顕微鏡において、入出力遅延時間のない音響光学素子(調光部)の場合は、制御回路を介さずに直接音響光学素子(調光部)を駆動させてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
本発明の第1の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の構成を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の一部の構成を詳細に示す図。 本発明の各実施の形態に係る入力された信号から駆動信号を得るために必要な各信号のタイミングチャート。 本発明の第1の実施の形態に係るレーザ走査の状態と照射したい個所にレーザを照射する状態とを、信号と合わせて示した図。 本発明の第1の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の変形例の構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の一部の構成を詳細に示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の構成を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る走査型レーザ顕微鏡の一部の構成を詳細に示す図。 従来例に係る音響光学素子を示す図。 従来例に係るレーザ照射位置に関する図。
符号の説明
101,101a,101b,101c…レーザ光源 102a,102b,102c…レーザ調光器 103…光学ユニット 104…試料 105…入力ユニット 106…制御ユニット 107…表示装置 108…スキャナー部 109…受光素子 110…光結合器 111…光分離器 112,112a,112b…LD 201…入力部 202…遅延時間記憶部 203…パルス生成部 204…駆動信号生成部 205…セレクター部 206a,206b,206c…音響光学素子 207…制御回路 401…入力部 402…セレクター部 403…遅延時間記憶部 404…パルス生成部 405…駆動信号生成部 406a,406b,406c…音響光学素子 407a,407b,407c…制御回路 501…入力部 502…遅延時間記憶部 503…パルス生成部 504…駆動信号生成部 505…セレクター部 506…A/D変換部 507…FIFOメモリ 508…差分遅延時間記憶部 509…D/A変換部 510…基準音響光学素子 511a,511b…音響光学素子 512…制御回路A 513a,513b…制御回路B

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのレーザ光源と、
    前記各レーザ光源から出射される各レーザ光を調整する複数の調光部と、
    前記各調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶する記憶部と、
    前記複数の調光部のうち選択された調光部の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する信号生成部と、
    を具備したことを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  2. 前記調光部は音響光学素子からなることを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  3. 前記信号生成部は、前記少なくとも1つのレーザ光源からの各レーザ光を前記複数の調光部により時系列的に照射する前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  4. 前記信号生成部で生成された駆動信号を前記選択された調光部に出力するセレクター部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  5. 前記信号生成部は、前記遅延時間情報とレーザ照射範囲を示す情報とを基に前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  6. 前記信号生成部は、前記レーザ照射範囲を示す情報に対して、前記選択された調光部を前記遅延時間情報分だけ時間的に早く駆動する前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項5に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  7. 前記記憶部及び前記信号生成部を、前記各調光部ごとに備えることを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  8. 1つの前記レーザ光源とそれに対応する1つの前記調光部が一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  9. 前記レーザ光源と前記調光部とは一体となりレーザダイオードをなすことを特徴とする請求項8に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  10. 少なくとも1つのレーザ光源と、
    前記各レーザ光源から出射される各レーザ光を調整する複数の調光部と、
    前記複数の調光部のうち所定の調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記所定の調光部以外の各調光部の入出力に係る遅延時間情報と前記第1の記憶部に記憶されている遅延時間情報との各差分を記憶する第2の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている遅延時間情報と前記第2の記憶部に記憶されている前記差分とを基に、選択された調光部を駆動する駆動信号を生成する信号生成部と、
    を具備したことを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  11. 前記調光部は音響光学素子からなることを特徴とする請求項10に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  12. 前記信号生成部は、前記少なくとも1つのレーザ光源からの各レーザ光を前記複数の調光部により時系列的に照射する前記駆動信号を生成することを特徴とする請求項10に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  13. 少なくとも1つのレーザ光源と、
    前記レーザ光を前記試料上で二次元走査する走査部と、
    前記試料に照射されるレーザ光の強度と波長の少なくとも一方を調整する複数の調光部と、
    前記走査部により走査されるレーザ光の走査位置に対する前記レーザ光の強度と波長の少なくとも一方の調整値を、レーザ光照射情報として設定する設定部と、
    前記複数の調光部の入出力にかかる遅延時間情報を記憶する記憶部と、
    前記設定部で設定されたレーザ光照射情報に基いて、使用するレーザ光の波長に対応する前記調光部の駆動信号を生成する信号生成部と、を含み、
    前記信号生成部は、前記走査部によるレーザ光の走査と同期し、かつ前記調光部を前記遅延時間情報分だけ早く駆動する駆動信号を生成することを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  14. 1つの前記レーザ光源とそれに対応する1つの前記調光部が一体化されていることを特徴とする請求項13に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  15. 前記調光部は音響光学素子からなることを特徴とする請求項13に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  16. 少なくとも1つのレーザ光照射手段と、
    前記各レーザ光照射手段から出射される各レーザ光を調整する複数の調光手段と、
    前記各調光手段の入出力に係る遅延時間情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の調光手段のうち選択された調光手段の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光手段を駆動する駆動信号を生成する信号生成手段と、
    を具備したことを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  17. 少なくとも1つのレーザ光照射手段と、
    前記各レーザ光照射手段から出射される各レーザ光を調整する複数の調光手段と、
    前記複数の調光手段のうち所定の調光手段の入出力に係る遅延時間情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記所定の調光手段以外の各調光手段の入出力に係る遅延時間情報と前記第1の記憶手段に記憶されている遅延時間情報との各差分を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている遅延時間情報と前記第2の記憶手段に記憶されている前記差分とを基に、選択された調光手段を駆動する駆動信号を生成する信号生成手段と、
    を具備したことを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  18. 少なくとも1つのレーザ光照射手段と、
    前記レーザ光を前記試料上で二次元走査する走査手段と、
    前記試料に照射されるレーザ光の強度と波長の少なくとも一方を調整する複数の調光手段と、
    前記走査手段により走査されるレーザ光の走査位置に対する前記レーザ光の強度と波長の少なくとも一方の調整値を、レーザ光照射情報として設定する設定手段と、
    前記複数の調光手段の入出力にかかる遅延時間情報を記憶する記憶手段と、
    前記設定手段で設定されたレーザ光照射情報に基いて、使用するレーザ光の波長に対応する前記調光手段の駆動信号を生成する信号生成手段と、を含み、
    前記信号生成手段は、前記走査手段によるレーザ光の走査と同期し、かつ前記調光手段を前記遅延時間情報分だけ早く駆動する駆動信号を生成することを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  19. 少なくとも1つのレーザ光源からそれぞれ出射される複数のレーザ光を複数の調光部で調整し、
    前記各調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶し、
    前記複数の調光部のうち選択された調光部の前記遅延時間情報を基に、前記選択された調光部を駆動する駆動信号を生成することを特徴とするレーザ走査方法。
  20. 少なくとも1つのレーザ光源からそれぞれ出射される複数のレーザ光を複数の調光部で調整し、
    前記複数の調光部のうち所定の調光部の入出力に係る遅延時間情報を記憶し、
    前記所定の調光部以外の各調光部の入出力に係る遅延時間情報と前記記憶されている遅延時間情報との各差分を記憶し、
    前記記憶されている遅延時間情報と前記記憶されている差分とを基に、選択された調光部を駆動する駆動信号を生成することを特徴とするレーザ走査方法。
JP2004210507A 2003-07-17 2004-07-16 走査型レーザ顕微鏡 Active JP4827389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004210507A JP4827389B2 (ja) 2003-07-17 2004-07-16 走査型レーザ顕微鏡

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003198461 2003-07-17
JP2003198461 2003-07-17
JP2004210507A JP4827389B2 (ja) 2003-07-17 2004-07-16 走査型レーザ顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005049864A true JP2005049864A (ja) 2005-02-24
JP4827389B2 JP4827389B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=34277360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004210507A Active JP4827389B2 (ja) 2003-07-17 2004-07-16 走査型レーザ顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4827389B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080024A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Nikon Corp 走査型顕微鏡
WO2013122169A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 オリンパス株式会社 レーザ走査型観察装置
JP2014232286A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 オリンパス株式会社 顕微鏡システム
WO2017109815A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 オリンパス株式会社 光走査型観察装置、及び、パルス状レーザ光の照射パラメータ調整方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08122650A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Nikon Corp 走査型顕微鏡
JP2002131645A (ja) * 2000-10-30 2002-05-09 Olympus Optical Co Ltd 走査型レーザ顕微鏡
JP2003050354A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Olympus Optical Co Ltd 走査型レーザ顕微鏡

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08122650A (ja) * 1994-10-20 1996-05-17 Nikon Corp 走査型顕微鏡
JP2002131645A (ja) * 2000-10-30 2002-05-09 Olympus Optical Co Ltd 走査型レーザ顕微鏡
JP2003050354A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Olympus Optical Co Ltd 走査型レーザ顕微鏡

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080024A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Nikon Corp 走査型顕微鏡
WO2013122169A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 オリンパス株式会社 レーザ走査型観察装置
JPWO2013122169A1 (ja) * 2012-02-15 2015-05-18 オリンパス株式会社 レーザ走査型観察装置
US9347871B2 (en) 2012-02-15 2016-05-24 Olympus Corporation Laser scanning type observation apparatus having a delay circuit unit, a multi-stage delay setting unit and a decision unit
JP2014232286A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 オリンパス株式会社 顕微鏡システム
WO2017109815A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 オリンパス株式会社 光走査型観察装置、及び、パルス状レーザ光の照射パラメータ調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4827389B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6717723B2 (en) Scanning laser microscope
EP1681589B1 (en) Scanning microscope and specimen image obtaining method
US6614031B2 (en) Method for examining a specimen, and confocal scanning microscope
EP1840558A1 (en) Multiphoton-excitation observation apparatus
JP2006235420A (ja) 共焦点顕微鏡
JP2006189741A (ja) 全反射蛍光顕微鏡
JP2014112122A (ja) 光学装置
EP1855141A1 (en) Laser-scanning microscope and microscope observation method
US7253950B2 (en) Scanning laser microscope
EP2498116A1 (en) Microscope apparatus
CN108351502A (zh) 图像取得装置、图像取得方法以及空间光调制单元
EP1265092B1 (en) Method and Apparatus for ROI-Scan with High Temporal Resolution
JP4827389B2 (ja) 走査型レーザ顕微鏡
JP2008026885A (ja) 光刺激用照明装置および顕微鏡装置
JP5771371B2 (ja) レーザ走査型顕微鏡
JP2006084960A (ja) 3次元共焦点顕微鏡システム
JP4803974B2 (ja) 共焦点観察システム、光照射方法、及び光照射プログラム
JP4869749B2 (ja) 走査型顕微鏡
JP2005283659A (ja) 走査型共焦点顕微鏡
JP6177007B2 (ja) 顕微鏡システム
JP6278707B2 (ja) 光学装置
JP5988676B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2006215177A (ja) 走査型レーザ顕微鏡装置
JP4242627B2 (ja) レーザ顕微鏡
JP2007132794A (ja) 多光子励起型観察装置および多光子励起型観察用光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4827389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250