JP2005049562A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Yasuhiro Kojima
康弘 小島
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Abstract

【課題】液晶表示装置の筐体内に実装される液晶表示パネルの端子形成部や、前記端子形成部のリード端子に電気的に接続されて搭載されたICチップ等を、前記筐体との衝突による衝撃等から保護することができ、さらには、前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することができる積層構造を有する液晶表示装置を提供する。
【解決手段】端子形成部7が形成された透明基板3側における液晶表示パネル2と筐体11との間隙に、スペーサ部材13の一端縁部分を前記端子形成部7と対向させるようにして当該スペーサ部材13を配設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体と液晶表示パネルとの間に緩衝材としてのスペーサ部材を配設する積層構造を採用した液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一対の透明基板間に液晶を封止してなり、前記一対の透明基板の所定の部分に選択的に電界を与えて特定の図形や文字等の情報を表示する液晶表示パネルが内蔵された液晶表示装置が、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の表示装置として多く用いられている。
【0003】
このような液晶表示装置は、当該液晶表示装置の筐体内に、電気回路系等を組み込んだ液晶表示パネルを、その表示領域が前記筐体の窓部に位置するようにして配設させる構成とされており、一般に、前記液晶表示パネルの視認側における当該液晶表示パネルと筐体との間隙には、前記筐体の窓部から塵埃が侵入することを阻止したり、前記液晶表示パネルに働く外力を緩衝することを目的としてスペーサ部材を配設するモジュールの組立構造が採用されている。
【0004】
図9は、従来の液晶表示装置1における要部断面図である。
【0005】
この図に示す前記液晶表示パネル2は、互いに対向する面に図示しない透明電極が積層形成された一対の透明基板3,4を、この透明基板3,4の周辺部に塗布された図示しないシール材により一体に貼り合わせ、これら各透明基板3,4の間に図示しないギャップ材や液晶を注入密封した後、各透明基板3,4の外側部分に偏光板5,6を貼着することにより構成されている。
【0006】
前記液晶表示パネル2は、一方の透明基板3の一端縁部分を他方の透明基板4の端縁より突出させて形成されており、この突出する部分の上面(当該液晶表示パネルにおいて内向する面)には、前記透明電極から引き出された多数のリード端子(図示せず)が所定ピッチで配列された端子形成部7とされている。
【0007】
そして、前記液晶表示パネル2の端子形成部7のリード端子上には、液晶駆動用LSIなどのチップ部品としてのICチップ8が、その回路面を前記リード端子と対向させるようにして搭載されている。そして、当該透明基板3における前記ICチップ8を搭載した部位(以下、チップ搭載部という。)の裏面には、前記ICチップ8の回路面に入射した光がICチップに作用して誤動作を生じさせることを防止するための遮光テープ9が貼設されている。
【0008】
また、前記端子形成部7のリード端子には、前記ICチップ8に信号を供給するためのフレキシブル配線基板10の一端部が電気的に接続されている。
【0009】
なお、筐体内にはさらに、バックライト方式やフロントライト方式の図示しないライトユニットが組み込まれている。
【0010】
このように構成された液晶表示パネル2を実装する液晶表示装置1の筐体11は、例えば、金属等の剛性材料からなり、筐体11の上面中央部には、当該液晶表示装置1の窓部となる矩形状の切欠き部12が形成されている。
【0011】
そして、前記液晶表示パネル2は、その表示領域が前記切欠き部12に位置するようにして配置されており、前記液晶表示パネル2の視認側に位置することとなる透明基板3とこれに対向する筐体11の内側表面との間には、剛性の大きい材料からなる筐体11との接触により液晶表示パネル2が損傷を受けることを防止するとともに接着性を高めるために、例えばウレタンフォーム等のような緩衝性の大きい材料からなるスペーサ部材13が配設されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来における前記スペーサ部材13は、図9に示すように、前記液晶表示パネル2の表示領域を配置させる開口部14が形成された枠状とされ、前記液晶表示パネル2の前記端子形成部7を除いた前記一対の透明基板3,4が貼り合わされた領域と前記筐体11の内側表面との間に配設されていた。
【0013】
つまり、前記端子形成部7やこの端子形成部7のチップ搭載部に搭載されたICチップ8などは、筐体11内においては、何ら被覆されるなどして保護されておらず、露出状態となっていた。
【0014】
しかしながら、前記端子形成部7は、前述したように1枚の透明基板3の突出部分であり、2枚の透明基板3,4を液晶を介して貼り合わせた前記表示領域と比べて、衝撃や筐体との接触等に対して脆弱であるため、他の部位と同様か、それ以上に保護することが望ましい。
【0015】
特に、図9に示すように、前記液晶表示パネル2が、端子形成部7が形成された透明基板3を当該液晶表示装置1の視認側に位置するようにして筐体11内に実装された場合、前記端子形成部7が前記筐体11と近接するため、前記端子形成部7が前記筐体11との接触により破損する可能性が高くなる。
【0016】
また逆に、前記液晶表示パネル2が、端子形成部7が形成された透明基板3を当該液晶表示装置1の反視認側に位置するようにして筐体11内に実装された場合、リード端子と電気的に接続させて搭載されたICチップ8が前記筐体11と近接するため、前記ICチップ8が前記筐体11との接触により破損する可能性が高くなる。
【0017】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、一方の透明基板の一端縁部分が他方の透明基板の端縁より突出する端子形成部として形成された液晶表示パネルの前記端子形成部や前記端子形成部のリード端子に電気的に接続されて搭載されたICチップ等を筐体との衝突による衝撃等から保護することができ、さらには、前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することができる積層構造を有する液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に記載した液晶表示装置は、液晶表示装置を構成する筐体内に、一対の透明基板間に液晶を封止してなり、一方の透明基板の一端縁部分が他方の透明基板の端縁より突出する端子形成部として形成された液晶表示パネルが、その表示領域を前記筐体の窓部に位置させて配設された液晶表示装置であって、少なくとも前記端子形成部が形成された透明基板側における当該液晶表示パネルと筐体との間隙に、スペーサ部材の一端縁部分を前記端子形成部と対向させるようにして当該スペーサ部材を配設する積層構造を有する。
【0019】
本発明の液晶表示装置によれば、前記透明基板の端子形成部と対向させるようにして配設される前記スペーサ部材が、前記端子形成部と筐体の内側表面との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、1枚の透明基板の突出部である端子形成部を破損から保護することができる。
【0020】
また、請求項2に記載した液晶表示装置は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記端子形成部には、当該端子形成部に形成されたリード端子と接続させてICチップが搭載されており、前記スペーサ部材は、当該スペーサ部材の一端縁部分を、少なくとも当該透明基板における前記ICチップが搭載された部位の裏面に対向させるようにして配設されている。
【0021】
本発明の液晶表示装置によれば、前記透明基板における前記ICチップが搭載された部位の裏面に対向させるようにして配設される前記スペーサ部材が、前記ICチップが搭載された前記端子形成部と筐体の内側表面との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記ICチップや1枚の透明基板の突出部である端子形成部を破損から保護することができる。
【0022】
さらに、請求項3に記載した液晶表示装置は、請求項2に記載の液晶表示装置において、前記スペーサ部材には遮光性が付与されている。
【0023】
本発明の液晶表示装置によれば、前記ICチップの反搭載面側に配設され、遮光性が付与されたスペーサ部材が、緩衝材として作用して前記端子形成部を破損から保護すると共に、遮光部材としても作用して、前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することで、前記ICチップの誤動作等を防止することができる。
【0024】
そして、請求項4に記載した液晶表示装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液晶表示装置において、前記スペーサ部材は、前記液晶表示パネルの表示領域を配置させる開口部が形成された枠状とされ、一端縁部分を前記液晶表示パネルの前記端子形成部に対向させて配設可能に延在させて形成されている。
【0025】
本発明の液晶表示装置によれば、前記形状とされたスペーサ部材を前記液晶表示パネルの視認側における当該液晶表示パネルと筐体との間隙に、前記開口部に前記液晶表示パネルの表示領域を配置させ、前記一端縁部分を前記液晶表示パネルの前記端子形成部に対向させて配設することで、簡単且つ確実に、前記スペーサ部材が前記端子形成部と筐体の内側表面との接触を緩衝する緩衝材として作用する構成とすることができ、1枚の透明基板の突出部分である端子形成部を保護することができる。また、前記スペーサ部材を前記液晶表示パネルの反視認側における当該液晶表示パネルと筐体との間隙に配設する場合においても、前記一端縁部分を前記液晶表示パネルの前記端子形成部に対向させて配設することで、簡単且つ確実に、前記スペーサ部材が前記端子形成部と筐体の内側表面との接触を緩衝する緩衝材として作用する構成とすることができ、1枚の透明基板の突出部分である端子形成部を保護することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。なお、以下では、既述の構成と同一の構成については、図面中に同一の符号を付し、その詳しい説明を一部省略する。
【0027】
図1乃至図4は、端子形成部が形成された透明基板を液晶表示装置における視認側に位置させて、液晶表示パネルを筐体内部に実装する場合の各実施形態を示している。なお、図1乃至図4中には、筐体の底壁の図示を省略する。
【0028】
図1は、本発明の液晶表示装置1の第1実施形態を示す要部断面図である。本実施形態の液晶表示装置1における液晶表示パネル2の端子形成部7には、図示しない透明電極から引き出された多数のリード端子(図示せず)が所定ピッチで配列されており、前記リード端子には、TCP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip On Film )、またはFFC(Flexible Flat Cable)やヒートシールなどのフレキシブル配線基板10の一端部が電気的に接続されている。
【0029】
そして、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記端子形成部7が形成された透明基板3側における当該液晶表示パネル2と筐体11との間、つまり、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に、スペーサ部材13が、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして配設されている。前記液晶表示パネル2の視認側に配設される前記スペーサ部材13は、前記液晶表示パネル2の表示領域を配置させる開口部14が形成された枠状とされ、一端縁部分が前記液晶表示パネル2の前記端子形成部7に対向させて配設可能に延在させて形成されている。
【0030】
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間にも、スペーサ部材13が、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして配設されている。
【0031】
なお、本実施形態のように、前記端子形成部7が形成された透明基板3を当該液晶表示装置1における視認側に位置させる構成の液晶表示装置1においては、前記液晶表示パネル2の反視認側に配設されるスペーサ部材13を省略することも可能である。例えば、実装するライトユニットの方式としてバックライト方式を採用する液晶表示装置1の場合には、前記液晶表示パネル2の反視認側、つまり、前記液晶表示パネル2の背面側には前記バックライト方式のライトユニットが配設されることとなるため、前記液晶表示パネル2の反視認側に配設されるスペーサ部材13は省略する。
【0032】
なお、前記スペーサ部材13は、例えばウレタンフォーム、プラスチックフォーム、ゴムスポンジ等の発泡材のように、緩衝性の大きい材料からなるものが使用に適している(本発明の各実施形態において同じ。)。
【0033】
そして、このようなモジュールの組立構造を有する液晶表示装置1によれば、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に配設された前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7と筐体11(上壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、1枚の透明基板3の突出部である端子形成部7を破損から保護することができる。
【0034】
また、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間にも、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにしてスペーサ部材13を配設すれば、前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7と筐体11(底壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記端子形成部7を、より確実に破損から保護することができる。
【0035】
図2は、本発明の液晶表示装置1の第2実施形態を示す要部断面図である。本実施形態の液晶表示装置1における液晶表示パネル2の端子形成部7には、図示しない透明電極から引き出された多数のリード端子(図示せず)が所定ピッチで配列されており、前記リード端子上には、ICチップ8が、その回路面を前記リード端子と対向させるようにして搭載されている。そして、当該透明基板3における前記チップ搭載部の裏面には、前記ICチップ8の回路面に入射した光がICチップ8に作用して誤動作を生じさせることを防止するための遮光テープ9が貼設されている。さらに、前記リード端子には、前記ICチップ8に信号を供給するためのフレキシブル配線基板10の一端部が電気的に接続されている。
【0036】
そして、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記端子形成部7が形成された透明基板3側における当該液晶表示パネル2と筐体11との間、つまり、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に、スペーサ部材13が、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7において、少なくとも前記チップ搭載部の裏面(遮光テープ9の貼設部分)に対向するようにして配設されている。前記液晶表示パネル2の視認側に配設される前記スペーサ部材13は、前記液晶表示パネル2の表示領域を配置させる開口部14が形成された枠状とされ、一端縁部分が前記液晶表示パネル2の前記端子形成部7に対向させて配設可能に延在させて形成されている。
【0037】
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間にも、スペーサ部材13が、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7において、少なくとも前記チップ搭載部と対向させるようにして配設されている。
【0038】
なお、本実施形態において、前記液晶表示パネル2の反視認側に配設されるスペーサ部材13を省略する場合があることは、前記第1実施形態と同様であり、その説明を省略する。
【0039】
そして、このようなモジュールの組立構造を有する液晶表示装置1によれば、その一端縁部分を前記透明基板3のチップ搭載部の裏面と対向させるようにして前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に配設された前記スペーサ部材13が、前記ICチップ8が搭載された前記端子形成部7と筐体11(上壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記ICチップ8や1枚の透明基板3の突出部である端子形成部7を破損から保護することができる。
【0040】
また、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間にも、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにしてスペーサ部材13を配設すれば、前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7やICチップと筐体11(底壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記端子形成部7やICチップを、より確実に、破損から保護することができる。
【0041】
図3は、本発明の液晶表示装置1の第3実施形態を示す要部断面図である。本実施形態の液晶表示装置1は、前記第2実施形態の液晶表示装置1の構成と略同一であり、前記チップ搭載部の裏面に貼設した遮光テープ9が省略され、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に配設されるスペーサ部材13に遮光性が付与されている点で異なる構成とされている。
【0042】
つまり、本実施形態においては、前記スペーサ部材13として、前述のように、緩衝性の大きい材料からなり、遮光性を付与すべく、暗色に着色されているものを使用する。
【0043】
なお、本実施形態において、前記液晶表示パネル2の反視認側に配設されるスペーサ部材13を省略する場合があることは、前述の各実施形態と同様である。
【0044】
そして、このようなモジュールの組立構造を有する液晶表示装置1によれば、その一端縁部分を前記透明基板3のチップ搭載部の裏面と対向させるようにして、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に配設されたスペーサ部材13が、前記ICチップ8が搭載された前記端子形成部7と筐体11(上壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記ICチップ8や1枚の透明基板3の突出部である端子形成部7を破損から保護することができる。
【0045】
さらに、本実施形態においては、遮光性が付与されたスペーサ部材13が、前記遮光テープ9の代わりに遮光部材として作用して、前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することで、前記ICチップの誤動作等を防止することができる。また、液晶表示パネル2に遮光テープ9を貼設する工程を削除することができる。
【0046】
また、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間にも、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにしてスペーサ部材13を配設すれば、前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7やICチップと筐体11(底壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記端子形成部7やICチップを、より確実に破損から保護することができる。
【0047】
なお、本実施形態の液晶表示装置1においては、図4に示すように、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間に配設されたスペーサ部材13の前記透明基板3の端子形成部7と対向する一端縁部分を、前記端子形成部7におけるチップ搭載部の裏面を被覆するように当該透明基板3に貼設させて、前記スペーサ部材13の遮光部材としての作用を確実に発揮させうる構成とすることも可能である。その場合、前記スペーサ部材13と前記端子形成部7のチップ搭載部の裏面とを接着させる接着剤として、例えば黒等、光を遮断する暗色系に着色された接着剤を用いることで、より確実に前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することができる。
【0048】
また、図5乃至図8は、端子形成部7が形成された透明基板3を液晶表示装置1における反視認側に位置させて、液晶表示パネル2を筐体11内部に実装する場合の各実施形態を示している。
【0049】
図5は、本発明の液晶表示装置1の第4実施形態を示す要部断面図である。本実施形態の液晶表示装置1における液晶表示パネル2の端子形成部7には、図示しない透明電極から引き出された多数のリード端子(図示せず)が所定ピッチで配列されており、前記リード端子には、TCP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip On Film )、またはFFC(Flexible Flat Cable)やヒートシールなどのフレキシブル配線基板10の一端部が電気的に接続されている。
【0050】
そして、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記端子形成部7が形成された透明基板3側における当該液晶表示パネル2と筐体11との間、つまり、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に、スペーサ部材13が、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして配設されている。
【0051】
前記液晶表示パネル2の反視認側に配設される前記スペーサ部材13は、一端縁部分が前記液晶表示パネル2の前記端子形成部7に対向させて配設可能に延在させて形成されている。なお、前記液晶表示パネル2の反視認側に配設される前記スペーサ部材13として、既述の前記液晶表示パネル2の表示領域を配置させる開口部14が形成された枠状のスペーサ部材13を用いることも可能である。
【0052】
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間にも、前記液晶表示パネル2の表示領域を配置させる開口部14が形成された枠状とされ、その一端縁部分が前記液晶表示パネル2の前記端子形成部7に対向させて配設可能に延在させて形成されたスペーサ部材13が、前記一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして配設されている。
【0053】
なお、本実施形態のように、前記端子形成部7が形成された透明基板3を当該液晶表示装置1における反視認側に位置させる構成の液晶表示装置1においては、前記液晶表示パネル2の視認側に配設されるスペーサ部材13を省略することも可能である。
【0054】
そして、このようなモジュールの組立構造を有する液晶表示装置1によれば、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に配設された前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7と筐体11(底壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、1枚の透明基板3の突出部である端子形成部7を破損から保護することができる。
【0055】
また、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間にも、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにしてスペーサ部材13を配設すれば、前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7と筐体11(上壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記端子形成部7を、より確実に、破損から保護することができる。
【0056】
図6は、本発明の液晶表示装置1の第5実施形態を示す要部断面図である。本実施形態の液晶表示装置1における液晶表示パネル2の端子形成部7には、図示しない透明電極から引き出された多数のリード端子(図示せず)が所定ピッチで配列されており、前記リード端子上には、ICチップ8が、その回路面を前記リード端子と対向させるようにして搭載されている。そして、当該透明基板3における前記チップ搭載部の裏面には、前記ICチップ8の回路面に入射した光がICチップに作用して誤動作を生じさせることを防止するための遮光テープ9が貼設されている。さらに、前記リード端子には、前記ICチップ8に信号を供給するためのフレキシブル配線基板10の一端部が電気的に接続されている。
【0057】
そして、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記端子形成部7が形成された透明基板3側における当該液晶表示パネル2と筐体11との間、つまり、液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に、スペーサ部材13が、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7において、少なくとも前記チップ搭載部の裏面(遮光テープの貼設部分)に対向するようにして配設されている。
【0058】
また、本実施形態の液晶表示装置1においては、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間にも、前記液晶表示パネル2の表示領域を配置させる開口部14が形成された枠状とされ、その一端縁部分が前記液晶表示パネル2の前記端子形成部7に対向させて配設可能に延在させて形成されたスペーサ部材13が、前記一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにして配設されている。
【0059】
なお、本実施形態において、前記液晶表示パネル2の視認側に配設されるスペーサ部材13を省略する場合があることは、前記第4実施形態と同様である。
【0060】
そして、このようなモジュールの組立構造を有する液晶表示装置1によれば、その一端縁部分を前記透明基板3のチップ搭載部の裏面と対向させるようにして、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に配設された前記スペーサ部材13が、前記ICチップが搭載された前記端子形成部7と筐体11(底壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記ICチップ8や1枚の透明基板3の突出部である端子形成部7を破損から保護することができる。
【0061】
また、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間にも、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにしてスペーサ部材13を配設すれば、前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7やICチップ8と筐体11(上壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記端子形成部7やICチップを、より確実に破損から保護することができる。
【0062】
図7は、本発明の液晶表示装置1の第6実施形態を示す要部断面図である。本実施形態の液晶表示装置1は、前記第5実施形態の液晶表示装置1の構成と略同一であり、前記チップ搭載部の裏面に貼設した遮光テープ9が省略され、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に配設されるスペーサ部材13に遮光性が付与されている点で異なる構成とされている。
【0063】
つまり、本実施形態においては、前記スペーサ部材13として、前述のように、緩衝性の大きい材料からなり、遮光性を付与すべく、暗色に着色されているものを使用する。
【0064】
なお、本実施形態において、前記液晶表示パネル2の視認側に配設されるスペーサ部材13を省略する場合があることは、前述の各実施形態と同様である。
【0065】
そして、このようなモジュールの組立構造を有する液晶表示装置1によれば、その一端縁部分を前記透明基板3のチップ搭載部の裏面と対向させるようにして、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に配設されたスペーサ部材13が、前記ICチップ8が搭載された前記端子形成部7と筐体11(底壁内面)との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記ICチップ8や1枚の透明基板3の突出部である端子形成部7を破損から保護することができる。
【0066】
さらに、本実施形態においては、遮光性が付与されたスペーサ部材13が、前記遮光シールの代わりに遮光部材として作用して、前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することで、前記ICチップの誤動作等を防止することができる。
【0067】
また、前記液晶表示パネル2の視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(上壁内面)との間にも、その一端縁部分を前記透明基板3の端子形成部7と対向させるようにしてスペーサ部材13を配設すれば、前記スペーサ部材13が、前記端子形成部7やICチップと、筐体11の上壁内面との接触を緩衝する緩衝材として作用することで、前記端子形成部7やICチップを、より確実に、破損から保護することができる。
【0068】
なお、本実施形態の液晶表示装置1においては、図8に示すように、前記液晶表示パネル2の反視認側における当該液晶表示パネル2と前記筐体11(底壁内面)との間に配設されたスペーサ部材13の前記透明基板3の端子形成部7と対向する一端縁部分を、前記端子形成部7におけるチップ搭載部の裏面を被覆するように当該透明基板3に貼設させて、前記スペーサ部材13の遮光部材としての作用を確実に発揮させうる構成とすることも可能である。その場合、前記スペーサ部材13と前記端子形成部7のチップ搭載部の裏面とを接着させる接着剤として、例えば黒等の光を遮断する暗色系に着色された接着剤を用いることで、より確実に、前記ICチップ8の回路面に入射する光を遮光することができる。
【0069】
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液晶表示装置は、端子形成部や前記端子形成部のリード端子に電気的に接続されて搭載されたICチップ等を、前記端子形成部と対向する一端縁部分が形成されたスペーサ部材により、筐体との衝突による衝撃等から保護することができ、さらには、前記スペーサ部材に遮光性を付与することにより、前記ICチップの回路面に入射する光を遮光することができる等、極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図2】本発明の第2実施形態における液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図3】本発明の第3実施形態における液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図4】前記第3実施形態の応用例である液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図5】本発明の第4実施形態における液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図6】本発明の第5実施形態における液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図7】本発明の第6実施形態における液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図8】前記第6実施形態の応用例である液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【図9】従来の液晶表示装置の積層構造の要部を示す拡大断面図
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 液晶表示パネル
3,4 透明基板
5,6 偏光板
7 端子形成部
8 ICチップ
9 遮光テープ
10 フレキシブル配線基板
11 筐体
12 窓部
13 スペーサ部材
14 開口部

Claims (4)

  1. 液晶表示装置を構成する筐体内に、一対の透明基板間に液晶を封止してなり、一方の透明基板の一端縁部分が他方の透明基板の端縁より突出する端子形成部として形成された液晶表示パネルが、その表示領域を前記筐体の窓部に位置させて配設された液晶表示装置であって、
    少なくとも前記端子形成部が形成された透明基板側における当該液晶表示パネルと筐体との間隙に、スペーサ部材の一端縁部分を前記端子形成部と対向させるようにして当該スペーサ部材を配設する積層構造を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記端子形成部には、当該端子形成部に形成されたリード端子と接続させてICチップが搭載されており、前記スペーサ部材は、当該スペーサ部材の一端縁部分を、少なくとも当該透明基板における前記ICチップが搭載された部位の裏面に対向させるようにして配設されている請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記スペーサ部材には遮光性が付与されている請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記スペーサ部材は、前記液晶表示パネルの表示領域を配置させる開口部が形成された枠状とされ、一端縁部分を前記液晶表示パネルの前記端子形成部に対向させて配設可能に延在させて形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011095533A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Sony Corp 電気光学装置およびその製造方法
KR101775963B1 (ko) * 2010-12-30 2017-09-08 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치

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