JP2005049070A - 排熱回収熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス流路2中に設けられ該ガス流路を一方向に流れるガスと熱交換を行うことにより該ガス中に含まれる熱を回収する熱交換器3と、ガス流路中に熱交換器の上流側に位置するように設けられ燃料を燃焼させて高温ガスを発生させる燃焼器4とを備え、必要応じて燃焼器に燃料を供給し、燃焼器で発生した高温ガスの熱を熱交換器で回収するようにした排熱回収熱交換器において、燃焼器による熱エネルギーを必要としない場合においてもガスが熱交換器を通過する。
【解決手段】 ガス流路中を流れるガスの少なくとも一部を熱交換器を迂回させて下流側に導くバイパス通路8と、このバイパス通路を通過するガスの量を制御する制御弁9とを設け、ガス流路を低温ガスが流れる際には、その少なくとも一部がバイパス通路を通るようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ガス流路中を流れるガスの少なくとも一部を熱交換器を迂回させて下流側に導くバイパス通路8と、このバイパス通路を通過するガスの量を制御する制御弁9とを設け、ガス流路を低温ガスが流れる際には、その少なくとも一部がバイパス通路を通るようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は燃料電池システム等に用いられる排熱回収熱交換器に関する。
図7は従来のこの種の排熱回収熱交換器の一例の概略構成図である。この排熱回収熱交換器は、配管材等により形成されたガス流路101中に設けられ該ガス流路101を一方向に流れるガスと熱交換を行うことにより該ガス中に含まれる熱を回収する熱交換器102と、ガス流路101中に熱交換器102の上流側に位置するように設けられ燃料を燃焼させて高温ガスを発生させる燃焼器103と、燃料を貯える燃料タンク104と、この燃料タンク104の燃料を燃焼器103に導く燃料供給通路105と、この燃料供給通路105に設けられた開閉弁106とをを備えている。
通常、ガス流路101には常温のガスが流入しているが、熱エネルギーを必要とする際には開閉弁106を開いて燃焼器103に燃料を供給し、燃焼器103で発生した高温ガスの熱を熱交換器102で回収して燃料電池システム等に供給する。
この種の排熱回収熱交換器においては、燃焼器103による熱エネルギーを必要としない場合でもガスが熱交換器102を通過するが、熱交換器102はフィン等を有していて通風抵抗が高いため、圧力損失が大きく、システムの稼働効率を低下させる要因となっていた。
解決しようとする問題点は、燃焼器103による熱エネルギーを必要としない場合においてもガスが熱交換器102を通過する点である。
本発明は、ガス流路中を流れるガスの少なくとも一部を熱交換器を迂回させて下流側に導くバイパス通路と、このバイパス通路を通過するガスの量を制御する制御手段とを設け、ガス流路2を低温ガスが流れる際には、その少なくとも一部がバイパス通路8を通るようにしたことを主要な特徴とする。
本発明によれば、燃焼器による熱エネルギーを必要としない場合には、ガス流路中を流れるガスの少なくとも一部がバイパス通路を通るため、通風抵抗による圧力損失が低減し、システムの稼働効率が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の排熱回収熱交換器の概略構成図である。
図1に示す排熱回収熱交換器1は、配管材等により形成されたガス流路2中に設けられ該ガス流路2を一方向に流れるガスと熱交換を行うことにより該ガス中に含まれる熱を回収する熱交換器3と、ガス流路2中に熱交換器3の上流側に位置するように設けられ燃料を燃焼させて高温ガスを発生させる燃焼器4と、燃料を貯える燃料タンク5と、この燃料タンク5の燃料を燃焼器4に導く燃料供給通路6と、この燃料供給通路6に設けられた開閉弁7とを備えている。
通常、ガス流路2には常温のガスが流入しているが、熱エネルギーを必要とする際には開閉弁7を開いて燃焼器4に燃料を供給し、燃焼器4で発生した高温ガスの熱を熱交換器3で回収して燃料電池システム等に供給する。
そして、本発明では、ガス流路2中を流れるガスを熱交換器3を迂回させて下流側に導くバイパス通路8と、このバイパス通路8を通過するガスの量を制御する制御手段としての制御弁9とを設けている。なお、バイパス通路8は、ガス流路2中を流れるガスの全部が流れるようにしても良いし、ガス流路2中を流れるガスの一部のみが流れるようにしてもよい。
本発明の排熱回収熱交換器1は、例えば図6に示すような燃料電池システムに適用される。同図において、51は燃料電池スタック、52は圧縮水素を貯留するタンク、53は純粋タンク、54は加湿器、55はラジエータである。そして、実線(細線)は空気、実線(太線)は純水、一点鎖線は水素、破線は冷却水の流れ方向を示している。この場合、タンク52が図1の燃料タンク5となり、水素供給ラインに設けられた弁56が図1の開閉弁7となる。
本発明の排熱回収熱交換器1は、燃料電池スタック51による発電後に余った空気等を排出する経路中に配置され、通常は燃料電池スタック51より出てくる空気が通過する。また、燃料電池スタック51の異常等で燃料電池スタック51から水素が排出されてしまった場合には燃焼器4にて水素を燃焼させて排出させる。この際、水素の燃焼により高温となった排ガスは、安全のために排熱回収熱交換器1により冷却されて排出される。
燃料電池システムにおいては、起動時等にスタック等の暖気に熱量が必要となるが、その際には弁56を開き、直接タンク52から燃焼器4へ水素を供給し、その燃焼熱を熱交換器3により回収し、冷却水を温め、これを用いてシステム暖気を行う。
図2は第1実施例の制御弁の断面図である。この制御弁9は、バイパス通路8への入口10を完全に塞ぐことができるように形成されたシール部11と、このシール部11を入口10に対して接離可能に支持する可変金属12とから成っている。
可変金属12は、バイメタル、膨張金属、形状記憶合金等から成り、通常は図2(a)に示す如くシール部11が入口10を塞ぐように収縮しているが、ガス温度が低温となると伸長し、図2(b)に示す如く、入口10を開放する。このような可変金属12を用いることにより、駆動源を必要とせずにバイパス通路8を開閉できるという利点が有る。
したがって、燃焼器5による熱エネルギーを必要としない低温のガスの場合には、ガス流路2を流れるガスがバイパス通路8を通過して熱交換器3を迂回するため、ガスの通風抵抗による圧力損失が低減し、システムの稼働効率が向上する。
次に、本発明の第2実施例を説明する。図3は第2実施例の制御弁の断面図である。なお、以下の各実施例において、第1実施例と同一又は類似の部分には同一符号を付してあり、重複する説明を省略してある。
本実施例では、可変金属12が入口10を完全に塞ぐことができるように形成されると共に一端側を支点として入口10から離間する方向に撓むことができるように形成されている。通常は図3(a)に示す如く可変金属12が入口10を塞いでいるが、ガス温度が低温となると入口10から離間する方向に撓み、図3(b)に示す如く、入口10を開放する。
したがって、燃焼器5による熱エネルギーを必要としない低温のガスの場合には、ガス流路2を流れるガスがバイパス通路8を通過して熱交換器3を迂回するため、ガスの通風抵抗による圧力損失が低減し、システムの稼働効率が向上する。
次に、本発明の第3実施例を説明する。図4は第3実施例の制御弁の断面図である。
本実施例では、バイパス通路8と公差する方向に移動してバイパス通路8を開閉するシール部11と、バイパス通路8の外に突出したシール部11の一端と固定物13とを接続する可変金属12とから成っている。通常は図4(a)に示す如くシール部11がバイパス通路8を塞いでいるが、ガス温度が低温となると可変金属12が変形してシール部11が開方向に移動し、図4(b)に示す如く、バイパス通路8を開放する。
したがって、燃焼器5による熱エネルギーを必要としない低温のガスの場合には、ガス流路2を流れるガスがバイパス通路8を通過して熱交換器3を迂回するため、ガスの通風抵抗による圧力損失が低減し、システムの稼働効率が向上する。
次に、本発明の第4実施例を説明する。図5は第4実施例の要部縦断面図である。
本実施例では、熱交換器3のコア14がケース15内に挿入され、コア14とケース15との間の間隙によりバイパス通路8が形成されている。このバイパス通路8は垂直面内においてU字形を成すように形成され、ガス流路2から流れ込んだガスはコア14の下方を迂回して流れ、ガス流路12に戻る。制御弁9はバイパス通路8の入口部8aに設けられている。
このようにコア14を収納するケース15を利用してバイパス通路8を形成するようにしたことで、構造が簡素となり、部品点数が低減する。また、バイパス通路8の入口部8aがガスを鉛直下向きに案内するように形成されているため、ガス温度が変化することにより生じる凝縮水等をバイパス通路8へ誘導することになり、凝縮水の排出を行うことができるという利点が有る。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施例に種々の変形を施すことができる。
1 排熱回収熱交換器
2 ガス流路
3 熱交換器
4 燃焼器
5 燃料タンク
6 燃料供給路
7 開閉弁
8 バイパス通路
9 制御弁(制御手段)
10 入口
11 シール部
12 可変金属
13 固定物
14 コア
15 ケース
2 ガス流路
3 熱交換器
4 燃焼器
5 燃料タンク
6 燃料供給路
7 開閉弁
8 バイパス通路
9 制御弁(制御手段)
10 入口
11 シール部
12 可変金属
13 固定物
14 コア
15 ケース
Claims (4)
- ガス流路(2)中に設けられ該ガス流路(2)を一方向に流れるガスと熱交換を行うことにより該ガス中に含まれる熱を回収する熱交換器(3)と、ガス流路(2)中に熱交換器(3)の上流側に位置するように設けられ燃料を燃焼させて高温ガスを発生させる燃焼器(4)とを備え、必要に応じて燃焼器(4)に燃料を供給し、燃焼器(4)で発生した高温ガスの熱を熱交換器(3)で回収するようにした排熱回収熱交換器であって、ガス流路(2)中を流れるガスの少なくとも一部を熱交換器(3)を迂回させて下流側に導くバイパス通路(8)と、このバイパス通路(8)を通過するガスの量を制御する制御手段(9)とを設け、ガス流路(2)を低温ガスが流れる際には、その少なくとも一部がバイパス通路(8)を通るようにしたことを特徴とする排熱回収熱交換器。
- 制御手段(9)は熱により形状が変化する素材により形成された弁であることを特徴とする請求項1記載の排熱回収熱交換器。
- 熱交換器(3)のコア(14)がケース(15)内に挿入され、このケース(15)とコア(14)との間に生じる間隙によりバイパス通路(8)が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1は請求項2記載の排熱回収熱交換器。
- バイパス通路(8)の入口部(8a)がガスを下向きに案内するように形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の排熱回収熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003283828A JP2005049070A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 排熱回収熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003283828A JP2005049070A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 排熱回収熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005049070A true JP2005049070A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34268601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003283828A Pending JP2005049070A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 排熱回収熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005049070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009016077A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置 |
WO2009096442A1 (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-06 | Calsonic Kansei Corporation | 超臨界冷凍サイクル |
US8092953B2 (en) | 2007-08-28 | 2012-01-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel cell system and method of operating the fuel cell system |
-
2003
- 2003-07-31 JP JP2003283828A patent/JP2005049070A/ja active Pending
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