JP2005048566A - 木造建築の床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 根太に床通気路用の貫通孔を穿設しなくても、床通気路が形成できる木造建築の床構造を提供する。
【解決手段】 大引18の上に外壁20と平行に所定間隔で配設された根太13と、前記根太13の上面に張られた断熱ボード8を備えた床板11により、床下に床下空気通路が設けられた木造建築の床構造において、
前記外壁20と最短距離の根太17が、前記外壁20と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路12と前記外壁20に形成された外壁空気通路4に連通する隙間16が形成される構成とした。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
産業上の利用分野
本発明は、木造建築の床構造に係り、特に床構造を二重床にして換気に好適な木造建築の床構造に関する。
近年、家庭用木造住宅においては、冷暖房における熱効率の向上や省エネ、或いは自然エネルギーを利用するために、外壁や床を二重構造にし、この二重構造の壁の間に空気を循環させる換気構造を備える建物が見られるようになってきた。(例えば、特許文献1参照)。この建物は、屋根、床、及び外壁の内側に所定の形態からなる断熱ボードを備えた高気密性建物において、各室の室内空間と、前記各室の二重床の床通通気路と、外壁通気路と、間仕切壁通気路と、屋根裏の屋根裏空間を空気が連通する構成とする建物であって、前記各室の一部に外気導入の吸気口を設けるとともに、前記各室の室内空間に導入した空気を、各室の仕上の床板の面に設けた複数箇所の開口部から前記床通気路を介し、前記外壁通気路及び間仕切壁通気路を通って前記屋根裏の屋根裏空間に集められた空気を、前記屋根裏に設置した強制排出装置を介して外部へ排出するようにしたものである。
特開2002−88939号公報(第1頁、図1)
しかしながら、上述した特許文献1の換気構造を備える建物においては、図に示すように、床下の通気を確保するためには、床板用根太に複数の貫通孔を穿設し、床通気路を確保するものである。この床通気路は、根太の本数が多くなればなるほど、その手間がかかり大変な作業となるものである。さらに、貫通孔の数や大きさは、強度上の問題から限界があった。
本発明は、上述した従来の問題に鑑みなされたもので、根太に床通気路用の貫通孔を穿設しなくても、床通気路が形成できる木造建築の床構造を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するため、大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられた木造建築の床構造において、
前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の木造建築の床構造は、床および外壁に断熱ボードを備えた高気密性建物であって、前記床には、大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられ、前記外壁には外側壁材と内側壁材により二重構造に形成され縦方向に空気の流通する外壁空気通路が設けられ、前記外壁の外側壁材により前記床下空気通路が端部が塞がれている木造建築の床構造において、前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成されていることを特徴としている。
また、本発明の木造建築の床構造は、床および外壁に断熱ボードを備えた高気密性建物であって、前記床には、大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられ、前記外壁には外側壁材と内側壁材により二重構造に形成され縦方向に空気の流通する外壁空気通路が設けられ、前記外壁の外側壁材により前記床下空気通路の端部が塞がれている木造建築の床構造において、前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成され、前記内側壁材の各部屋に接する面には換気孔が形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明の木造建築の床構造における前記隙間寸法は、45〜60mmであることを特徴とするものである。
本発明に係る木造建築の床構造の実施の形態を図を参照して説明する。
図1は本発明の木造建築の床構造を示す一部破断の斜視図、図2は図1の木造建築の床構造の要部を示す断面図、図3は図1の木造建築の床構造を使用した建物の断面図、図4は図1の建物に使用する外壁パネルを示す斜視図である。
図3は、本発明に係る木造建築の床構造を備えた建物を示すもので、この建物1は、軸組工法またはパネル工法によって建築された木造建物であり、部屋2の床11、部屋2の外壁20、屋根3の内側には断熱ボード8が施された高気密建物である。外壁20は外壁材22と内壁材23により二重構造に形成されており、外壁空気通路4が形成されている。また、床下には、床下空気通路12が形成されており、外壁空気通路4と床下空気通路12は空気連通路16で連通されている。そして、屋根3の上には、換気のための開口部5が設けられている。
この建物1の各部屋2には、後述するように、外壁20の内壁材23に設けられた換気孔29,30があり、この部屋2の空気は外壁20の外壁空気通路4と連通している。そのため、換気孔30から流入した空気は、部屋2の内部を循環し、換気孔29から排出され、外壁空気通路4を通して天井の内部空間6に集まり、屋根3に設置した開口部5から外部へ排出することで、建物全体の換気を行うものである。即ち、この建物全体で自然の空気の循環を行うものである。
この建物1の外壁20は、図4に示すように、パネル構造となっており、枠体21により構成されている。この枠体21の外側には外側壁材22が貼られており、内側には内側壁材23が貼られている。枠体21は、構造部材として、周囲の縱枠24、横枠25、横方向の複数の中横枠26と縦方向の中縦枠27から構成されており、横枠25と中横枠26には縦方向に空気の流通ができるように切り欠き28が形成されている。そして、前述したように、内側壁材23の上部と下部にはそれぞれ貫通孔29,30が形成されており、この外壁20に形成された外壁空気通路4と外部に空気の流通ができるようになっている。
この建物1の床構造は、図1に示すように、大引18の上に外壁20と平行に所定間隔(300〜600mm)で根太13が配設されており、この根太13の上面には断熱ボード8を備えた床板11が張られている。また、床下には空気が流通する床下空気通路12が設けられた木造建築の床構造になっている。
また、この床構造は、図2に示すように、通常は内側壁材23に密着固定される根太13の端部の端根太17と内壁面の間に隙間16が形成されており、根太13で区画された隣接の床下空気通路12の空気が外壁空気通路4と自由に通過できるように構成されている。この隙間16の寸法は、45〜60mmである。この隙間16の間隔寸法は、大きい方が空気の流通からは効果的であるが、大きすぎると床の強度に悪影響をあたえるので、この程度が適切である。
このように構成された木造建築の床構造は、根太13の端部に設けられた隙間により空気の流通がスムーズに行われるので、床下の換気が効率良く行われ、二重に形成された外壁20の換気とともに建物全体の空気の循環が好適となり、結露などによる土台の腐食を防止し、室内におけるカビやダニの発生も防止できるものである。さらに、屋根3に設置した開口部5から空気を外部へ排出することができるので、長期間締め切りの建物でも、常時建物の空気を循環することが可能となる。
発明の効果
以上説明したように、本発明に係る木造建築の床構造は、大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられた木造建築の床構造において、前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成されていることにより、上根太の端部に設けられた隙間により空気の流通がスムーズに行われるので、床下の換気が効率良く行われ、二重に構成された壁の換気とともに建物全体の空気の循環が好適となり、結露などによる土台の腐食を防止し、室内におけるカビやダニの発生も防止できるものである。さらに、長期間締め切りの建物でも、常時建物の空気を循環することができるという効果を奏するものである。
本発明の木造建築の床構造を示す一部破断の斜視図である 図1の木造建築の床構造の要部を示す断面図である。 図1の木造建築の床構造を使用した建物の断面図である。 図の建物の外壁パネルを示す斜視図である。
符号の説明
1 建物
2 部屋
3 屋根
4 外壁空気通路
5 開口部
6 内部空間
8 断熱ボード
10 二重床
11 上側床板
12 床下空気通路
13 根太
16 隙間
17 端根太
18 大引
20 外壁
21 枠体
22 外側壁材
23 内側壁材
24 縦枠
25 横枠
26 中横枠
27 中縦枠
28 切り欠き
29 換気孔
30 換気孔

Claims (4)

  1. 大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられた木造建築の床構造において、
    前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成されていることを特徴とする木造建築の床構造。
  2. 床および外壁に断熱ボードを備えた高気密性建物であって、前記床には、大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられ、前記外壁には外側壁材と内側壁材により二重構造に形成され縦方向に空気の流通する外壁空気通路が設けられ、前記外壁の外側壁材により前記床下空気通路の端部が塞がれている木造建築の床構造において、
    前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成されていることを特徴とする木造建築の床構造。
  3. 床および外壁に断熱ボードを備えた高気密性建物であって、前記床には、大引の上に外壁と平行に所定間隔で配設された根太と、前記根太の上面に張られた断熱ボードを備えた床板により、床下に床下空気通路が設けられ、前記外壁には外側壁材と内側壁材により二重構造に形成され縦方向に空気の流通する外壁空気通路が設けられ、前記外壁の外側壁材により前記床下空気通路が端部が塞がれている木造建築の床構造において、
    前記外壁と最短距離の根太が、前記外壁と所定間隔で隔てられて配設され、前記床下空気通路と前記外壁に形成された外壁空気通路に連通する隙間が形成され、前記内側壁材の各部屋に接する面及び/または天井板面には換気孔が形成されていることを特徴とする木造建築の床構造。
  4. 前記隙間寸法は45〜60mmであることを特徴とする請求項1乃至は請求項3に記載の木造建築の床構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102852247A (zh) * 2012-08-27 2013-01-02 辽宁自然冰科技有限公司 温控中空呼吸墙体系统

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