JP2005048476A - 風向制御装置 - Google Patents

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Masao Ikeda
雅雄 池田
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Abstract

【課題】 隧道工事現場において、換気用送風管からの風の方向を制御することで、送風を止めることなく常時換気するとともに掘削による粉塵を上手く拡散して、隧道工事現場における安全性と作業性の両立を計る。
【解決手段】 隧道工事現場において、坑口外から切羽近傍まで延長して設置される換気用送風管10の送風口3前方に設置され、前記送風口3面に対して平行となる角度から垂直となる角度の範囲で回転して所望の角度に調整される邪魔板6と、当該邪魔板6の回転角度を遠隔操作により制御する手段とを備え、前記送風口3からの風向を制御する風向制御装置1としている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、隧道工事現場において換気用送風管からの風向を制御する装置に関する。
周知の通り、隧道工事現場では常に新鮮な空気を坑口から送り込み、作業者の安全を図っている。そのために、坑口から切羽近傍まで送風管を延長設置し、この送風管に送風機からの圧搾空気を送り込んでいる。また、掘削による切羽周囲の粉塵をこの送風により拡散し、掘削機後方に設置した集塵機によりこの粉塵を収集除去する。
坑口から切羽まで長い距離に渡って空気を供給するためには大きな風量を必要とする。したがって、送風口からは強い風が吹き出されることになる。たとえば、自由断面掘削機によって掘削作業を行う場合、掘削箇所が随時変わるため、粉塵を上手く拡散することができない。
また、人手による作業時に送風を止めるれば空気がよどむことから、常時送風しておく必要がある。しかしその送風により粉塵が舞い、作業性が低下する。さらに、気泡を切羽面に吹き付けたり、気泡を切羽面後方にエアカーテン状に展開することによって粉塵を制御する工法を採用している場合、送風によって気泡が飛ばされ防塵効果が減少する。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、隧道工事現場における安全性と作業性の両立を計る装置を提供することにある。そして、その基本となる発明は、隧道工事現場において、坑口外から切羽近傍まで延長して設置される換気用送風管の送風口前方に設置され、前記送風口面に対して平行となる角度から垂直となる角度の範囲で回転して所望の角度に調整される邪魔板と、当該邪魔板の回転角度を遠隔操作により制御する手段とを備え、前記送風口からの風向を制御する風向制御装置としている。また、隧道天井に架設されたワイヤに沿って隧道延長方向に移動可能に吊設するための手段を備えた風向制御装置としてもよい。
本発明の風向制御装置は、隧道工事における換気用送風管の送風前方に配置されるとともに、遠隔操作により回転する邪魔板を備えており、換気用送風管からの風向を自在に制御することができる。そのため、常時送風して換気しながら掘削による粉塵を上手く拡散することができる。したがって、作業者の安全と作業性を両立させることができる。
===風向制御装置の構造===
図1に本発明の実施例における風向制御装置の外観図を示した。この図では風向制御装置を上前方から見ている。そして、送風管の切羽側先端にこの風向制御装置1を取りつけるようになっている。図2に風向制御装置1を送風管に取りつけた状態を示した。
風向制御装置1において、中空2段円筒部2の前端は送風口3であり、後部の径の小さい円筒部2bが送風管10に挿入されることで、送風管10に取りつけられる。前方の円筒部2aの側面には、円筒2を上下から挟持するように矩形板状の軸受4が送風口3の前方に延長するようにして取りつけられている。上下に対向する軸受4の前端近傍には回転軸5が軸支され、軸5が上下に刺し渡される。回転軸5には矩形板状の邪魔板6が取りつけられている。邪魔板6は、遠隔操作によりこの軸5を中心に左右方向に回転し、送風口3から吹き出される風の方向を制御する。図3に邪魔板6の回転状態を示した。
===遠隔操作による風向制御===
図4(A)〜(C)に邪魔板の回転動作を遠隔操作する機構の概略を例示した。
この例では、邪魔板6と同じ回転軸を共有する歯車(従動歯車)20bとこれを駆動する歯車(駆動歯車)20aとによるギア20と、駆動歯車20aを遠隔操作により回転させるための操作棒30とにより構成されている。駆動歯車20aの中心部は、円形の孔とその孔の両端に描成されたスリット状の溝とによって凹部21が形成されている(A)。操作棒30は、先端34から直線的に延長する部分31とクランク状の部分32とがある(B)。操作棒30の先端部34には、棒30の直径方向に対象に延長するフラップ状突起35が形成され、操作棒30の先端34における円形とこの2つの突起35とによる断面形状が駆動ギア20aの円形孔と溝とによる凹部21の断面形状に一致する(C)。
邪魔板6の角度を変える場合には、操作棒30の先端34を駆動歯車20aの凹部21に挿入して係合させ、クランク部32をハンドルにして棒の後端33を操作棒先端34から直線的に延長する棒部分31を中心にして回転させる。この棒30の回転に連動して駆動歯車20aと従動歯車20bが回転し、邪魔板6が回転する。もちろん、モータを用いてギア20を回転させ、そのモータの駆動停止スイッチを作業者の手元まで延長するようにしてもよい。もちろん、モータ近傍に無線信号によって遠隔操作できるスイッチを設置しておいてもよい。なお、左右方向に限らず上下方向に邪魔板が回転するような風向制御装置としてもよいし、左右・上下に回転する2つの邪魔板を送風方向に対して直列に配置することもできる。複数のルーバーによって邪魔板を構成し、ブラインドと同様の機構によってこれら複数のルーバーを一括して同じ方向に回転させるようにしてもよい。
===風向制御装置の応用例===
図5、6に風向制御装置の使用例として、隧道内における各種機器の配置図を示した。なお、これらの図における(A)と(B)は、それぞれ隧道を側面から見たときの配置図と上面から見たときの配置図である。ここでは、掘削機60が切羽面52に対面して掘削作業を行っているとともに、隧道の天井51中央に沿って坑口から延長する送風管10の先端に風向制御装置1が取り付けられている。そして、隧道断面に対して左右一方の側面53側に集塵装置71を備えた車両70が配置され、その粉塵吸入口72が切羽面52に対向している。
図5では、送風口3に対して邪魔板6が斜めに角度調整されている。この例では、送風口3から吹き出された風が、集塵装置71とは反対側の隧道側面53bに沿って切羽52方向へ向かい、その流れが切羽面52で隧道内の側面形状に沿って切羽面52と平行に流れる。そして、集塵装置71側の側面53aで送風方向と逆の流れとなってその流れの先にある集塵装置71の粉塵級入口72へと向かう。それによって、設置掘削箇所に直接風が当たって粉塵が舞うことが無く、粉塵を効率よく集塵装置71の粉塵吸入口72へと案内することができる。
図6では、送風口3に対して邪魔板6が平行に角度調整されている。また、集塵装置71の粉塵吸入口72に延長ダクト73が取りつけてあり、このダクト73が隧道の側面53a上部、切羽面52近傍に開口している。この場合、切羽面52に直接風が当たらず、切羽面52近傍の粉塵が集塵ダクト開口74近辺の負圧によりこのダクト73に吸入され集塵装置71に捕集される。例えば、切羽面52に気泡を吹き付ける工法を採用している場合では、この気泡が風によって飛ばされず、この工法による防塵効果を最大現に発揮できる。
===風向制御装置の移動設置機構===
風向制御装置は、切羽面からの相対位置を一定にして配置される。そのため、隧道工事の進捗に伴い風向制御装置を隧道内で逐次移動させる必要がある。図7にその移動機構を示した。この例では、風向制御装置1上方に滑車41を取りつけ、隧道内の天井面51には隧道の延長方向に沿ってワイヤ40を架設している。そして、そのワイヤ40に滑車41を懸架している。この滑車41が回動しながらワイヤ40架設方向に移動する。それによって、風向制御装置1を容易に隧道延長方向に移動させることができる。
本発明の実施例における風向制御装置の外観図である。 上記風向制御装置を送付管に取りつけたときの外観図である。 上記風向制御装置による風向制御状態を示す概略図である。 上記風向制御装置における邪魔板の遠隔操作機構の概略図である。 上記風向制御装置の使用例を示す概略図である。 上記風向制御装置のその他の使用例を示す概略図である。 上記風向制御装置のその他の使用例を示す概略図である。
符号の説明
1 風向制御装置
6 邪魔板
10 送風管
20 ギア
30 遠隔操作棒

Claims (2)

  1. 隧道工事現場において、坑口外から切羽近傍まで延長して設置される換気用送風管の送風口前方に設置され、前記送風口面に対して平行となる角度から垂直となる角度の範囲で回転して所望の角度に調整される邪魔板と、当該邪魔板の回転角度を遠隔操作により制御する手段とを備え、前記送風口からの風向を制御することを特徴とする風向制御装置。
  2. 隧道天井に架設されたワイヤに沿って隧道延長方向に移動可能に吊設するための手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の風向制御装置。
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