JP2005047669A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄いあるいは柔軟な平板状のワークを接触、衝突あるいは落下させることなく非接触にて搬送する。
【解決手段】ワークGを懸垂保持する空気を噴出することにより非接触にて吸引保持する保持吸着具1の吸着面を同高に配列し、該保持吸着具1に保持されているワークGの先端部を支持し、ワークGの進行速度に合わせてワークGを支持しながら進行する支持吸着具2を設け、ワークGのの進行時にワークGの先端部の垂れ下がりを防止し、ワークGを保持吸着具1に保持させることにより解決する。
【選択図】図1









Description

本発明は、薄いあるいは柔軟な平板状のワークを非接触にて搬送する搬送装置に関するものである。
従来、平板状のワークを、空気を噴出することにより非接触にて吸引保持する保持吸着具を配列し、保持吸着具上を非接触にて走行させ搬送する搬送装置がある。
ワークを非接触にて搬送する場合において、保持吸着具の吸着面が上側に向いていて、吸着面の上面をワークが走行する搬送装置の場合は、、ワーク先端部の垂れ下がりによる保持吸着具への接触あるいは衝突を回避するため、保持吸着具の搬送方向の配列間隔を小さくしている。
また保持吸着具の吸着面が下側を向いており、吸着面の下面をワークがを走行する搬送装置の場合は、ワーク先端部が垂れ下がるため、この場合も保持吸着具の搬送方向の配列間隔を小さくすることにより、ワーク先端部の垂れ下がりによる落下を防いでいる。
しかしながら、薄いワークあるいは柔軟なワークでは吸着具の配列間隔をさらに小さくする必要がある。
そのため保持吸着具の設置数量が非常に多くなる。
従って、装置費用が高くなり、そのうえ空気消費量が過大になり、運転費用も高くなる。
また、ワークが非常に薄い場合あるいは柔軟な場合は、搬送装置の製作が不可能な場合もある。
特願H05−75120号公報
解決しようとする問題点は、薄いワークあるいは柔軟なワークを接触、落下させることなく、保持吸着具の数量を少なくした装置価格および運転費用を低くした非接触の搬送装置を提供することである。、
平板状のワークを搬送する手段において、空気を噴出することによりワークを非接触にて吸引保持する保持吸着具の吸着面を同高に配列してワークを保持し、該ワークの先端部を支持し、前期ワークの進行に合わせて走行する支持吸着具を設けたことを特徴とする搬送装置により解決できる。
本発明の搬送装置は、ワークの先端部を支持した支持吸着具が、ワークの進行速度にあわせて走行するため、先端部の垂れ下がらせることなく、ワークを確実に保持吸着具に保持させることが可能であるため、薄いワークあるいは柔軟なワークでも接触、落下および保持吸着具に衝突させることなく確実に搬送することが可能である。
また保持吸着具の設置数量が非常に少なくてすむため、低価格の搬送装置を提供することが可能になり、また消費空気量も減少するので運転費用が低くなる。
薄いワークあるいは柔軟なワークを先端部の垂れ下がりを無くして、設置する保持吸着具の数量を少量にするという目的を、ワーク先端部を支持し、ワークの進行速度と合わせて走行する支持吸着具を設けることにより実現した。
図1は、本発明装置の1実施例の搬送装置Aの上平面図であって、図2は図1のア視図である。
フレーム8に懸架されているバー4に、保持吸着具1の吸着面を同高にかつ、上向きにして取り付けられた保持吸着具1、1,・・・、1の上方に、フレーム9上に搬送装置Aの全長を走行可能な1軸ロボット3を設け、該1軸ロボット3には保持吸着具1に距離を隔てて、対向して支持吸着具2を吸着面を下に向けて取り付けたブラケット5を装着している。
保持吸着具1の両側面には、ワークGの端部に接触してワークGを進行させるローラ6を設けて、搬送装置Aを構成している。
保持吸着具1および支持吸着具2は、空気を噴出することによりワークを非接触状態にて吸引保持する機構のものである。
ワークGは搬送装置AのJ端より進入し、K端より搬出される。
上述の構成において、J端より進入したワークGは、J端にて待機していた支持吸着具2によりワークG前部上面を非接触状態にて懸垂支持される。
同時にワークGは、保持吸着具1により下面を非接触状態にて保持される。
この状態でワークGは、ワークGの両側端部下面に接触したローラ6の回転によりK端に向かって推進される。
1軸ロボット3に装着されたブラケット5に取り付けられた支持吸着具2は、ワークGの先端部を懸垂支持し、保持吸着具1に非接触状態にて保持されているワークGの進行に合わせて、常にワークGの先端を支持して進行する。
ローラ6の駆動により推進されるワークGの進行につれて、保持吸着具1の上面に到達したワークGの部所は、順次該保持吸着具1に非接触にて保持される。
ワークGは、常に先端部を支持吸着具2により懸垂保持されて進行するため、ワークGの先端部は垂れ下がることはない。
従って、ワークGの垂れ下がりによる前方の保持吸着具1に接触あるいは衝突することなく、進行に応じて保持吸着具1に順次吸引保持され搬送される。
また図3に示すように、保持吸着具1の下方に支持吸着具2を走行させる別の搬送装置Bも好例である。
搬送装置Bは、上方にある保持吸着具1によりワークGの上面を懸垂保持し、ワークG先端部下面を支持吸着具2により支持し、搬送装置全長を走行可能な1軸ロボット3により支持吸着具2をワークGの進行に合わせて走行させる。
ローラ6の駆動により推進されるワークGの先端部は、支持吸着具2に支持されて走行するため、垂れ下がること無く進行に応じて到達した保持吸着具1に非接触状態にて順次吸引保持され搬送される。
したがって、ワークG先端部の垂れ下がりがないため保持吸着具1に確実に保持され、そのためワークGの落下がない。
搬送装置Bの支持吸着具2に替えて、単に空気を噴出させワークGを浮上させる形態のもの、空気噴出の機構を有しない単なる棒状体、板状体にてワークGを支持する形態のものを使用することも好例である。
図4は、平板状のワークGを縦て搬送する搬送装置Cの側面図、図5は、図4の左側面図である。
プレート11に保持吸着具1の吸着面を同高に配設し、該保持吸着具1の前方に、吸着面を対向にして搬送装置全長を走行可能な1軸ロボット9にて走行するブラケット12に装着された支持吸着具2設ける。
搬送装置Cの後端部に縦て進入してきたワークGは、ワークGの先端部表面を支持吸着具2に非接触状態にて吸引保持され、ワークG裏面を保持吸着具1に非接触状態にて保持されてローラ10により推進されて前方へ進行する。
ワークGの進行に合わせて、支持吸着具2はワークG先端部表面を非接触状態にて吸引支持して進行する。
保持吸着具2より突出しているワークGの先端部は支持吸着具2に支持されているため、曲がりや撓むことなく保持吸着具1の吸着面と平行に走行するため保持吸着具1に接触あるいは衝突したり、倒れるようなことはない。
また搬送装置Cは、傾斜を設けて設置することも可能であり、そのためワークGは垂直搬送以外に任意の角度を設けて搬送することも可能である。
搬送装置A,B,Cの支持吸着具2は、ワークGの表、裏面側を走行させることも可能であるし、またワークGの両面に設置し、走行させることも好例である。
図6は、本発明の別の実施例の積み取り装置Dの平面図を示し、図7は側面図を示す。
フレーム15、15間に懸架するバー4に、吸着面を同高にかつ、下向きにして取り付けられた保持吸着具1、1,・・・、1の外側に1軸ロボット3を設け、該1軸ロボット3には保持吸着具1に距離を隔てて、対向して吸着面を上にした支持吸着具2を設けたブラケット5を装着している。
支持吸着具2は、保持吸着具1に保持されているワークG先端部を保持し、ワークGの進行に合わせて走行する。
バー4の前方部に、保持吸着具1,・・・、1に保持され進行してきたワークGの進行を停止させるストッパー18が設けられている。
保持吸着具1の下方にはワークGを積層する整列台19があり、該整列台19には落下してきたワークG位置決めする止め板17・17が設けられており、前記整列台19の上部に搬送されてきたワークGの端面を押して整列させる整列板16・16が設けられている。
整列板16は、シリンダー20に装着されており、前後進運動が可能である。
上述の構成にて積み取り装置D形成されている。
積み取り装置Dの投入端Hに接続されているコンベアF上を送られてきたワークGは、積み取り装置Dの前部に送入する。
ワークGの先端部は、前部に待機していた支持吸着具2に非接触状態にて支持されると同時に、ワークGの上部の保持吸着具1に非接触状態にて保持される。
ワークGの先端部は支持吸着具2に支持され、ワークGの進行に合わせて進行すると同時に、ワークGは到達する保持吸着具1に順次保持され進行する。
かようにしてワークGがストッパー18に到達すると、保持吸着具1は空気の噴出を停止して、ワーク1を脱着する。
支持吸着具2は、そのままワークGの先端を離して進行する。
脱着したワークGは、整列板16・16を取り付けているシリンダー20の前後進運動により、止め板17・17に押し当てられ精度よく整列される。
その後、この操作が繰り返されワークGは積層台19上に整列され積層される。
本発明の積み取り装置Dにおいては、支持吸着具2が常にワークGの先端部を支持して進行するため、ワークGの先端部が垂れ下がることなく、また落下することなく保持吸着具1にワークGを懸垂保持させるため、薄いワーク、柔軟なワークを積み取ることが可能である。
また支持吸着具2は、ワークGの上側および下側を走行させることも可能であるし、またワークGの両面に設置し、走行させることも好例である。
上述の支持吸着具2には、気体を噴出することにより負圧を発生し、ワークを非接触にて吸着保持する形態のもの以外に、気体を噴出することによりワークを浮上させる形態のものが使用でき、また図8に示すように真空吸着パッド21を支持吸着具として使用もでき、挟み込み方式のチャックにてワークGの先端部を掴む機構のもの、棒状、板状のものを使用することも好例である。
支持吸着具によりワークの先端部を支持し、ワークの進行速度に合わせて走行させることにより、液晶基板、薄いフィルム、プリント基板、柔軟性のあるシートの搬送、積み取り作業の自動化が可能になる。
本発明の搬送装置Aの平面図である。(実施例1) 本発明の搬送装置Aの図1のア視図である。(実施例1) 本発明の別の搬送装置Bの側面図である。(実施例1) 本発明の搬送装置Cの側面図である。(実施例2) 本発明の搬送装置Cの図3の左側面図である。(実施例2) 本発明の積み取り装置Dの平面図である。(実施例3) 本発明の積み取り装置Dの側面図である。(実施例3) 本発明の別の支持吸着具をしめす。
符号の説明
1 保持吸着具
2 支持吸着具
3、9 1軸ロボット
4 バー
5、12 ブラケット
6、10 ローラ
7 プレート
16 整列板
17 止め板
18 ストッパー
20 シリンダー
A,B,C 搬送装置
D 積み取り装置
F コンベア
G ワーク

Claims (2)

  1. 平板状のワークを搬送する手段において、空気を噴出することによりワークを非接触にて吸引保持する保持吸着具の吸着面を同高に配列してワークを保持し、該ワークの先端部を支持し、ワークの進行に合わせて走行する支持吸着具を設けたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記<請求項1>記載の搬送装置において、該搬送装置に搬入され、前記保持吸着具に保持されているワークを脱着することにより、ワークを積層することを特徴とする積み取り装置。
JP2003281275A 2003-07-28 2003-07-28 搬送装置 Pending JP2005047669A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159406A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Ihi Corp 搬送装置
CN114772288A (zh) * 2022-06-20 2022-07-22 江苏仁利玻璃科技有限公司 一种超薄玻璃加工用进料输送装置

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