JP2005045518A - インターネット電話アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 発呼側から電話番号が入力されてから相手側電話機を呼び出すまでの時間を短縮し、ユーザに不快感のないVoIPシステムを提供することができるインターネット電話アダプタを得る。
【解決手段】 発呼側の電話機100の受話器のオフフックにより公衆回線103に接続し、ダイヤルトーンを受信してから着呼側の電話機110の電話番号が1桁ずつ入力されたとき、入力のつど、それまでに入力された桁数の数値に基づき電話番号IPアドレス変換表を用いて桁数の数値に対応するIPアドレスを探索し、IPアドレスが取得できた場合には、公衆回線103との通信を切断してIPネットワーク104を経由する呼制御を行い、IPアドレスが取得できない場合には、入力された数値を公衆回線103に送出するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、相手側の電話機を呼び出すまでの時間を短縮し、快適なVoIPシステムを提供するインターネット電話アダプタに関するものである。
最近、コンピュータネットワークであるインターネットやイントラネット上に音声データをIP(Internet Protocol)パケットを送受信することで、従来の公衆回線を利用した電話に代わるインターネット電話が利用されるようになってきている。このための技術がVoice Over Internet Protocol(以降VoIPと称する)と呼ばれている。このインターネット電話を実現する装置として一般的なものが、インターネット電話アダプタと呼ばれるものやゲートウェイと呼ばれるものであるが、本明細書ではそれらを総称してインターネット電話アダプタとして呼ぶこととする。インターネット電話アダプタでは、ユーザから入力された電話番号がIPネットワークで接続できる場合は、安価なIPネットワーク経由で相手側電話機を呼び出し、IPネットワーク経由で接続できない場合は、従来の公衆回線を選択して相手側電話機を呼び出すような構造となっている。
従来の技術を、特許文献1に照らして説明する。特許文献1では、二つの電話機間の通話について説明している。電話をかける側(発呼側)の電話機及びこれに接続されたインターネット電話アダプタは、IPネットワークまたは公衆回線により通話する。すなわち、IPアドレスが得られる場合にはIPネットワークにより、それ以外のときは、公衆回線により接続され、電話を受ける側(着呼側)の電話機及びこれに接続されたインターネット電話アダプタと通話が行われる。
次に、特許文献1の動作について説明する。
まず、発呼側のインターネット電話アダプタは、接続されている電話機の受話器が取られてオフフックしているかどうかの確認を行う。このとき受話器がオフフックしていなければ同じ状態を継続するが、受話器がオフフックしていた場合、インターネット電話アダプタは、電話機に対して電話番号入力状態になったことを知らせるトーン(ダイヤルトーン)を送り、電話番号が入力されるのを確認する。入力された電話番号は、発呼側のインターネット電話アダプタ内の電話番号IPアドレス変換表によって相手先電話機のIPアドレスを求める。IPアドレスが正しく求められれば、IPネットワークでの通信ができると判断でき、発呼側のインターネット電話アダプタは、IPネットワークでの通信を開始する。一方、電話番号IPアドレス変換表によってIPアドレスが正しく求められなければ、公衆回線を経由して通常の公衆回線での電話接続を開始する。
特開2001−160866号公報(第6〜10頁、図1)
ところで、上述した従来のインターネット電話アダプタでは、電話機において電話番号が入力されてから相手側の電話機を呼び出すまで時間がかかるという問題点がある。発呼側の電話機では、まず受話器をオフフックし、インターネット電話アダプタからのダイヤルトーンを待つ。相手の電話機の電話番号を入力すると、発呼側のインターネット電話アダプタでは、入力された電話番号を正しく認識するために、続けて電話番号の入力がないかタイムアウトを待つ必要がある。このタイムアウトは、2〜5秒程度の時限であることが一般的になっている。タイムアウトを確保すると、発呼側のインターネット電話アダプタでは、内部の電話番号IPアドレス変換表に基づき相手先のIPアドレスを求める。正しく相手先のIPアドレスが求められた場合は、IPネットワークを経由して着呼側のインターネット電話アダプタに対して呼制御を開始する。着呼側のインターネット電話アダプタでは呼制御を受信し、電話機に呼出音を鳴らす。
一方、電話番号IPアドレス変換表に基づき相手先のIPアドレスを取得できなかった場合は、公衆回線側での接続を開始する。発呼側のインターネット電話アダプタは、公衆回線に対してオフフックを行い、交換機から公衆回線を経由して返送されるダイヤルトーンを待つ。その上で、相手の電話機を呼び出す上での必要な桁数のダイヤルを送出するが、この際、ある桁のダイヤル送出と次の桁のダイヤル送出間においてミニマムポーズと呼ばれる区間を空けて送出する必要がある。また、電話回線のような公衆回線ではダイヤルの送出時間にも相応の時間が必要となる。
ミニマムポーズ及びダイヤル送出時間は、国及び方式により異なるが、日本の電気通信端末機器審査協会が定める押しボタンダイヤル式(以下、PB方式)では、1桁を送出するミニマムポーズとダイヤル送出時間の和が120ms以上と決められているため、4桁送出には480ms以上を必要とする。また、市外局番は、10桁であることが多いが、10桁の場合は1.2秒を必要とする。またダイヤル式(以下、DP方式)の10ppsでは1ダイヤルを送出するのに100ms〜1秒(平均500msとする)、ミニマムポーズとして600msが必要とされるため、4桁送出するには4.4秒、10桁送出するには11秒が必要になる。
すなわち、ユーザが電話機にダイヤルを入力してから相手先電話機が呼び出されるまでの時間として、インターネット電話アダプタを介して公衆回線で電話を接続する場合、通常の公衆回線直結の場合と比べて余計に時間を要することになる。余計にかかる時間としては、タイムアウトの2〜5秒、10桁押下する上で1.2〜11秒となることから合計3.2秒〜16秒余計に必要となるということになり、ユーザに対して快適なVoIPシステムを提供しているとは言えない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、発呼側から電話番号が入力されてから相手側電話機を呼び出すまでの時間を短縮し、ユーザに不快感のないVoIPシステムを提供することができるインターネット電話アダプタを得ることを目的とする。
この発明に係わるインターネット電話アダプタにおいては、電話番号とIPアドレスを対応付けた電話番号IPアドレス変換表を備え、通話先の電話機がIPアドレスを有するときはIPネットワークを介して、またIPアドレスを有しないときは公衆回線を介して通信するように構成されたインターネット電話アダプタにおいて、接続された電話機の受話器がオフフックの状態になると公衆回線に接続し、オフフックに続いて呼び出そうとする電話機の電話番号が1桁ずつ入力されると、入力のつど、それまでに入力された桁数の数値に基づき電話番号IPアドレス変換表を用いて桁数の数値に対応するIPアドレスを探索し、探索の結果、対応するIPアドレスが取得できない場合には入力された数値を公衆回線に送出し、対応するIPアドレスが取得できた場合には公衆回線との通信を切断してIPネットワークを経由する呼制御を行うものである。
この発明は、以上説明したように、電話番号とIPアドレスを対応付けた電話番号IPアドレス変換表を備え、通話先の電話機がIPアドレスを有するときはIPネットワークを介して、またIPアドレスを有しないときは公衆回線を介して通信するように構成されたインターネット電話アダプタにおいて、接続された電話機の受話器がオフフックの状態になると公衆回線に接続し、オフフックに続いて呼び出そうとする電話機の電話番号が1桁ずつ入力されると、入力のつど、それまでに入力された桁数の数値に基づき電話番号IPアドレス変換表を用いて桁数の数値に対応するIPアドレスを探索し、探索の結果、対応するIPアドレスが取得できない場合には入力された数値を公衆回線に送出し、対応するIPアドレスが取得できた場合には公衆回線との通信を切断してIPネットワークを経由する呼制御を行うので、公衆回線経由で電話機を呼び出す場合においても、公衆回線直結の場合と同等の時間で相手側電話機を呼び出すことができ、快適なVoIPシステムを提供することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるインターネット電話アダプタの例を示す構成図である。
図1において、電話機100、110は、それぞれ屋内電話線101、111を介してインターネット電話アダプタ102、112に接続されている。電話回線などの公衆回線103は、インターネット電話アダプタ102とインターネット電話アダプタ112を接続している。データ通信網の一つであるIPネットワーク104、114には、インターネット電話アダプタ102、112がそれぞれ接続されている。ルータ105、115は、それぞれIPネットワーク104、114と、インターネットあるいはイントラネット106との間に配置され、IPネットワーク104、114とインターネットあるいはイントラネット106との間の制御を行っている。以下の説明では、電話機100及びインターネット電話アダプタ102は、電話をかける側(発呼側)を形成し、電話機110及びインターネット電話アダプタ112は、電話を受ける側(着呼側)を形成するものとしている。
図2は、この発明の実施の形態1によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。
図3は、この発明の実施の形態1によるインターネット電話アダプタの公衆回線での接続を示す図である。
次に、動作について説明する。
図2は、電話機100から電話機110に対して発呼してIPネットワーク経由で接続されるまでのフローを示している。図2において、まずユーザは、電話機100の受話器をオフフックする。インターネット電話アダプタ102では、まずこのオフフック状態を公衆回線103に通知し、交換機から公衆回線103を経由して返ってくるダイヤルトーンを電話機100に対して中継する。ユーザは、このダイヤルトーンを受けてから電話機100に対して着呼先の電話機110の電話番号(図2の例では4桁の“1234”)を1桁ずつ押下する。
インターネット電話アダプタ102では、ユーザが1桁目の電話番号の押下(図2の例では“1”)すると、この1桁目と一致するIPアドレスがあるかを電話番号IPアドレス変換表で確認し、IPアドレスが取得できなかった場合は、公衆回線103に対して1桁目の電話番号(図2の例では“1)を送出する。次にユーザが2桁目の電話番号(図2の例では“2”)を押下した段階で、この入力された2桁の番号(図2の例では“12”)と一致するIPアドレスがあるかどうかを電話番号IPアドレス変換表で確認し、IPアドレスが取得できなかった場合は、公衆回線103に対して2桁目の電話番号(図2の例では“2”)を送出する。この手順でユーザが電話機100に対して電話番号を押下する度に、インターネット電話アダプタ102では電話番号IPアドレス変換表との一致を確認し、一致がない場合はその都度公衆回線103に対して電話番号を送出する。
図2では、ユーザが4桁目を押下した段階で電話番号IPアドレス変換表にてIPアドレスが取得できたことを示しているが、このIPアドレスが取得できた段階で、インターネット電話アダプタ102は、IPネットワークでの通信を始めるため、4桁目の電話番号を公衆回線103に送出せずに公衆回線103に対してオンフック処理を行い、公衆回線103との通信を終了する。公衆回線103との通信を終了し、インターネット電話アダプタ102は、IPネットワーク104を経由しての呼制御を開始する。
次に、図3について、電話機100から電話機110に対して発呼して公衆回線経由で接続されるまでのフローについて説明する。
図3では、ユーザが電話機110を呼び出すために必要な電話番号を1桁ずつ押下する。すべての番号が、押下(図3の例では“1234”)しても電話番号IPアドレス変換表にてIPアドレスが取得できなかった場合、電話番号は公衆回線103側に送出されているため、公衆回線を介して相手側の電話機110が呼び出されることになる。
従来の技術では、ユーザがすべての電話番号を押下して、タイムアウトを待ってから公衆回線103側にミニマムポーズとダイヤル送出時間を確保しながら1桁ずつ送出していたため、公衆回線経由での電話機呼出時には通常の公衆回線直結の場合に比べて電話機を呼び出すまでの時間が、3.2〜16秒ほど余計に時間がかかるという問題点があった。実施の形態1では、ユーザが電話番号を1桁押下するたびに、公衆回線側にダイヤルを送出するため、公衆回線経由で電話機を呼び出す場合においても、公衆回線直結の場合と同等の時間で相手側電話機を呼び出すことができ、快適なVoIPシステムを提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では各インターネット電話アダプタが、それぞれ電話番号IPアドレス変換表を保有する小規模なVoIPシステムを例にしたが、大規模なVoIPシステムでは、ゲートキーパやロケーションサーバと呼ばれる機器を外部装置として配置し、その外部装置にて電話番号からIPアドレスの照会を行う。以後、外部装置を総称してゲートキーパと記載する。
図4は、この発明の実施の形態2によるゲートキーパを有するインターネット電話アダプタの例を示す構成図である。
図4において、100〜106、110〜112、114、115は図1におけるものと同一のものである。ゲートキーパ120が、ルータ105に接続されている。
図5は、この発明の実施の形態2によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。
図6は、この発明の実施の形態2によるインターネット電話アダプタの公衆回線での接続を示す図である。
実施の形態2では、このようにゲートキーパ120が配置された場合においても実施の形態1と同様に相手側電話機の呼出までの時間を短縮するものである。
次に、動作について説明する。
図5は、電話機100から電話機110に対してIPネットワーク経由で接続されるまでのフローを示している。図5において、ユーザは、まず電話機100の受話器をオフフックする。インターネット電話アダプタ102では、このオフフック状態を公衆回線103に通知し、交換機から公衆回線103を経由して返ってきたダイヤルトーンを電話機100に対して中継する。電話機100では、着呼先の電話機110の電話番号(図5の例では4桁の“1234”)を1桁ずつ押下する。
インターネット電話アダプタ102では、ユーザが1桁目の電話番号を押下(図5の例では“1”)するとこの1桁目と一致するIPアドレスがあるかをゲートキーパ120に確認し、IPアドレスが取得できなかった場合は、公衆回線103に対して1桁目の電話番号(図5の例では“1”)を送出する。次に、ユーザが2桁目の電話番号(図5の例では“2”)を押下した段階でこの入力された2桁の番号(図5の例では“12”)と一致するIPアドレスがあるかどうかをゲートキーパ120に確認し、IPアドレスが取得できなかった場合は、公衆回線103に対して2桁目の電話番号(図5の例では“2”)を送出する。この手順でユーザが電話機100に対して電話番号を押下する度にインターネット電話アダプタ102ではゲートキーパ120に対してIPアドレスの問合せを行い、一致がない場合は、その都度公衆回線103に対して電話番号を送出する。
図5では、ユーザが4桁目を押下した段階でゲートキーパ120から対応するIPアドレスを取得できたことを示しているが、このIPアドレスが取得できた段階で、インターネット電話アダプタ102は、4桁目の電話番号を公衆回線103に送出せずに、公衆回線103に対してオンフック処理を行い、公衆回線103との通信を終了する。公衆回線103との通信を終了してインターネット電話アダプタ102は、IPネットワーク104に対して呼制御を開始する。
次に、図6について、電話機100から電話機110に対して発呼して公衆回線経由で接続されるまでのフローについて説明する。
図6では、ユーザが電話機110を呼び出すため必要な電話番号を1桁ずつ押下する。すべての番号を押下(図6の例では“1234”)しても、ゲートキーパ120からIPアドレスが取得できなかった場合、電話番号は、公衆回線103側に送出されているため、公衆回線103を介して相手側の電話機110が呼び出されることになる。
このように実施の形態2では、中規模なVoIPシステムにおいてゲートキーパなどがIPアドレス変換表を管理する場合においても、実施の形態1と同様に相手側電話機を呼び出すまでの時間を短縮し、快適なVoIPシステムを提供することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、ユーザが電話機に対して1ダイヤル押下する毎にゲートキーパにIPアドレスの問合せを実施していたが、ゲートキーパに登録されている電話番号は桁数が固定であったり、最小桁数などが定義できる場合が多い。例えばゲートキーパに接続されている電話番号が、すべて4桁以上と保証されている場合は、ユーザが4桁の電話番号を押下するまではゲートキーパへの問い合わせを実施する必要がない。実施の形態3は、このような場合についてのものである。
図7は、この発明の実施の形態3によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。
次に、図7により、実施の形態3の動作について説明する。
図7は、電話機100から電話機110に対して発呼してIPネットワーク経由で接続されるまでのフローを示している。図7において、ユーザは、電話機100の受話器をオフフックする。インターネット電話アダプタ102では、まずこのオフフック状態を公衆回線103に通知し、交換機から公衆回線103を経由して返ってくるダイヤルトーンを電話機100に対して中継する。電話機100では、着呼先の電話機110の電話番号(図7の例では4桁の“1234”)を1桁ずつ押下する。
実施の形態3では、すべての電話番号が例えば4桁以上の桁数を保有すると定義されている場合を想定すると、ユーザが4桁目を押下するまではゲートキーパ120にIPアドレスの問合せを行う必要がない。そこでインターネット電話アダプタ102では、ユーザが1桁目の電話番号を押下(図7の例では“1”)すると公衆回線103に対して1桁目の電話番号(図7の例では“1”)を送出する。次に、ユーザが2桁目の電話番号(図7の例では“2”)を押下すると、公衆回線103に対して2桁目の電話番号(図7の例では“2”)を送出する。この手順でユーザが電話機100に対して電話番号を押下して、ある桁数以上の電話番号(図7の例では4桁)(所定の桁数)が押下された段階で、初めてゲートキーパ120に対してIPアドレスの問合せを行う。この問合せの後の処理は、実施の形態2と同じである。
このように、ゲートキーパが保有する最小電話番号桁数に到達するまではゲートキーパにIPアドレスの問合せを行わないことによって、実施の形態3では実施の形態2と同様に相手側電話機を呼び出すまでの時間を短縮することができると共にゲートキーパへの無駄な問合せをなくし、IPネットワーク上の負荷を軽減することができる。
実施の形態4.
実施の形態2では、ユーザが押下した番号とIPアドレスの変換をゲートキーパに確認し、ゲートキーパからの応答を待ってから公衆回線及びIPネットワークへの処理を開始していたが、実施の形態4では、ゲートキーパの回答を待つ前に公衆回線に対して処理を行うことにより、実施の形態2よりも高速な処理で相手側電話機を呼び出すようにした。
図8は、この発明の実施の形態4によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。
次に、実施の形態4の動作について説明する。
図8は、電話機100から電話機110に対して発呼してIPネットワーク経由で接続されるまでのフローを示している。図8において、ユーザは、電話機の受話器をオフフックする。インターネット電話アダプタ102では、まずこのオフフック状態を公衆回線103に通知し、交換機から公衆回線103を経由して返ってくるダイヤルトーンを電話機100に対して中継する。電話機100では着呼先の電話機110の電話番号(図8の例では4桁の“1234”)を1桁ずつ押下する。
インターネット電話アダプタ102では、ユーザが1桁目の電話番号を押下(図8の例では“1”)すると、この1桁目と一致するIPアドレスがあるかをゲートキーパ120に確認すると同時に、公衆回線103に対して1桁目の電話番号(図8の例では“1”)を送出する。ゲートキーパ120からIPアドレスが取得できなかったとの応答を認識する。次に、ユーザが2桁目の電話番号(図8の例では“2”)を押下した段階で、この入力された2桁の番号(図8の例では“12”)と一致するIPアドレスがあるかどうかをゲートキーパ120に確認すると同時に、公衆回線103に対して2桁目の電話番号(図8の例では“2”)を送出する。ゲートキーパ120からIPアドレスが取得できなかったと応答を認識する。この手順でユーザが電話機100に対して電話番号を押下する度に、インターネット電話アダプタ102ではゲートキーパ120に対してIPアドレスの問合せを行うと同時に公衆回線103に対して電話番号送出を行う。
図8では、ユーザが4桁目を押下した段階でゲートキーパ120から対応するIPアドレスを取得できたことを示しているが、このIPアドレスが取得できた段階で、インターネット電話アダプタ102は、公衆回線103に対してオンフック処理を行い、公衆回線103との通信を終了する。公衆回線103側にはすでに4桁目の電話番号(図8の例では“4”)を送出済みであるが、一般的にゲートキーパからの応答が公衆回線での回線切替に比べて早いことから4桁目の電話番号を公衆回線103に対して送出しても、すぐにインターネット電話アダプタ102による切断処理が入るため、4桁目の電話番号が公衆回線に送出されることは問題ないと考えられる。
このように実施の形態4では、実施の形態2と比べてゲートキーパの応答を待つことなく公衆回線に対してダイヤル送出を行うため、公衆回線経由で相手側電話機を呼び出すまでの時間が実施の形態2よりさらに短縮できることになり、快適なVoIPシステムを提供することができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜実施の形態4では、ユーザの受話器オフフックにより、まず公衆回線側にオフフック処理を行い、交換機から公衆回線を経由して返ってくるダイヤルトーンの受信を待機しているが、実施の形態5では、この交換機からのダイヤルトーンの受信を待機することなく、無条件に電話機に対してダイヤルトーンを返し、ユーザに対して速やかにダイヤル押下を促し、より快適なVoIP環境を提供するようにしている。
図9は、この発明の実施の形態5によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。
次に動作について説明する。
図9は、電話機100から電話機110に対して発呼してIPネットワーク経由で接続されるまでのフローを示している。図9において、ユーザは、まず電話機100の受話器をオフフックする。インターネット電話アダプタ102では、まずこのオフフック状態を公衆回線103に通知すると共に、すぐさま電話機100に対してダイヤルトーンを返し、電話番号の入力を促す。ユーザは、ダイヤルトーンを認識して相手電話機の電話番号を押下する。インターネット電話アダプタ102では、ユーザが1桁目の電話番号を押下(図9の例では“1”)すると、この1桁目と一致するIPアドレスがあるかをゲートキーパ120に確認し、IPアドレスが取得できるかどうか確認する。この時点で、交換機から公衆回線103を経由してダイヤルトーンが返されていなければ、公衆回線103へのダイヤル送出を行わず、内部でバッファリングする。
ユーザは、公衆回線103のステータスに係わらず、2桁目の電話番号を押下することができ、インターネット電話アダプタ102では、ユーザが電話番号を押下するたびにゲートキーパ120に対してIPアドレスの一致を確認する。これとは別に公衆回線103の状態を常時監視し、交換機から公衆回線103経由でダイヤルトーンが返ってきた段階で、インターネット電話アダプタ102内部でバッファリングされたダイヤル情報を公衆回線103に対して順順に送出していく。図9の例では、ユーザが2桁目の電話番号を押下した時点で公衆回線103からのダイヤルトーンを認識しており、それまで内部でバッファリングされた2桁の電話番号を順次公衆回線103に送出している。ダイヤルトーンの受信後は、押下のつど、バッファリングすることなく、すぐに公衆回線へ送出する。
このように、実施の形態5では、実施の形態1〜実施の形態4と異なり、交換機から公衆回線103経由で返送されるダイヤルトーンを待つことなく、ユーザに対してダイヤルトーンを提供してダイヤル押下を促すことができる。このため実施の形態1〜実施の形態4に比べても相手先電話機を呼び出すまでの時間を短縮することができ、快適なVoIPシステムを提供することができる。
この発明の実施の形態1によるインターネット電話アダプタの例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。 この発明の実施の形態1によるインターネット電話アダプタの公衆回線での接続を示す図である。 この発明の実施の形態2によるゲートキーパを有するインターネット電話アダプタの例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。 この発明の実施の形態2によるインターネット電話アダプタの公衆回線での接続を示す図である。 この発明の実施の形態3によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。 この発明の実施の形態4によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。 この発明の実施の形態5によるインターネット電話アダプタのIPネットワークでの接続を示す図である。
符号の説明
100 電話機をはじめとする通信装置、101 屋内電話線、
102 インターネット電話アダプタ、103 公衆回線、
104 IPネットワーク、105,115 ルータ、
106 インターネットあるいはイントラネット、110 電話機、
111 屋内電話線、112 インターネット電話アダプタ、
114 IPネットワーク、120 ゲートキーパ。

Claims (5)

  1. 電話番号とIPアドレスを対応付けた電話番号IPアドレス変換表を備え、通話先の電話機がIPアドレスを有するときはIPネットワークを介して、またIPアドレスを有しないときは公衆回線を介して通信するように構成されたインターネット電話アダプタにおいて、接続された電話機の受話器がオフフックの状態になると上記公衆回線に接続し、上記オフフックに続いて呼び出そうとする電話機の電話番号が1桁ずつ入力されると、上記入力のつど、それまでに入力された桁数の数値に基づき上記電話番号IPアドレス変換表を用いて上記桁数の数値に対応するIPアドレスを探索し、探索の結果、対応するIPアドレスが取得できない場合には上記入力された数値を公衆回線に送出し、対応するIPアドレスが取得できた場合には上記公衆回線との通信を切断して上記IPネットワークを経由する呼制御を行うことを特徴とするインターネット電話アダプタ。
  2. 通話先の電話機がIPアドレスを有するときはIPネットワークを介して、またIPアドレスを有しないときは公衆回線を介して通信するように構成されたインターネット電話アダプタにおいて、接続された電話機の受話器がオフフックの状態になると上記公衆回線に接続し、上記オフフックに続いて呼び出そうとする電話機の電話番号が1桁ずつ入力されると、上記入力のつど、それまでに入力された桁数の数値に基づき、上記桁数の数値に対応するIPアドレスを外部装置に問い合せ、問い合せの結果、対応するIPアドレスが取得できない場合には上記入力された数値を公衆回線に送出し、対応するIPアドレスが取得できた場合には上記公衆回線との通信を切断して上記IPネットワークを経由する呼制御を行うことを特徴とするインターネット電話アダプタ。
  3. 通話先の電話機がIPアドレスを有するときはIPネットワークを介して、またIPアドレスを有しないときは公衆回線を介して通信するように構成されたインターネット電話アダプタにおいて、接続された電話機の受話器がオフフックの状態になると上記公衆回線に接続し、上記オフフックに続いて呼び出そうとする電話機の電話番号が1桁ずつ入力されると、上記入力のつど、上記入力された数値を公衆回線に送出すると共に、上記電話番号の入力が所定の桁数に達したとき、上記所定の桁数の数値に基づき、上記桁数の数値に対応するIPアドレスを外部装置に問い合せ、問い合せの結果、対応するIPアドレスが取得できた場合には上記公衆回線との通信を切断して上記IPネットワークを経由する呼制御を行うことを特徴とするインターネット電話アダプタ。
  4. 通話先の電話機がIPアドレスを有するときはIPネットワークを介して、またIPアドレスを有しないときは公衆回線を介して通信するように構成されたインターネット電話アダプタにおいて、接続された電話機の受話器がオフフックの状態になると上記公衆回線に接続し、上記オフフックに続いて呼び出そうとする電話機の電話番号が1桁ずつ入力されると、上記入力のつど、上記入力された数値を公衆回線に送出すると共に、それまでに入力された桁数の数値に基づき、上記桁数の数値に対応するIPアドレスを外部装置に問い合せ、問い合せの結果、対応するIPアドレスが取得できた場合には上記公衆回線との通信を切断して上記IPネットワークを経由する呼制御を行うことを特徴とするインターネット電話アダプタ。
  5. 上記入力された数値の上記公衆回線への送出は、上記公衆回線からのダイヤルトーンの受信までは、上記入力された数値をバッファリングし、上記ダイヤルトーンの受信に応じて上記バッファリングされた数値を順次上記公衆回線に送出するように行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインターネット電話アダプタ。
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US8718604B2 (en) 2011-11-30 2014-05-06 Kseek Co., Ltd. Method and apparatus for providing alternative telephony service, and method of computing inverse call charge using the same

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