JP2005045332A - 画像処理装置 - Google Patents

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隆志 大見山
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Abstract

【課題】本発明は変倍処理の設定変倍率及び単位精度を安価にかつ高精度に設定して処理する画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置1は、入力画像データに対して、補間演算処理回路14で、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行うに際して、変倍制御データ出力回路15で、設定された変倍率等に基づいて変倍制御データを生成して補間演算処理回路14に出力し、補間演算処理回路14が、変倍制御データ出力回路15から入力される変倍制御データに基づいて、演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、変倍処理を行っている。したがって、補間演算の主な制御を選択制御して簡素化することができ、設定倍率及び単位精度を任意に設定して、安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、詳細には、変倍処理の設定変倍率及び単位精度を安価にかつ高精度に設定して処理することのできる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開昭59−39158号公報
【特許文献2】
特開平5−73672号公報
【特許文献3】
特開平6−231239号公報
【特許文献4】
特開平7−302331号公報
画像データをデジタル信号として扱う複写機等の画像処理装置においては、画像データを蓄積するメモリを備え、必要に応じて画像の拡大縮小処理を行って、画像を記録紙に記録出力したり、ディスプレイに表示出力している。
【0003】
ユーザは、記録出力された画像を見て画像の拡大・縮小率を変更したい場合には、操作部から意図する画像の変倍率を設定操作する。
【0004】
画像処理装置は、画像の変倍率が設定操作されると、メモリに蓄積している画像データを読み出して、設定された変倍率で画像データを拡大・縮小して記録出力する。
【0005】
このような画像の拡大・縮小は、従来、画素の挿入または間引き及びラインデータの挿入または間引きを行うことで行っている(特許文献1〜特許文献3参照)。
【0006】
そして、従来、画像の拡大・縮小率、すなわち、変倍率を制御する方法としては、例えば、特許文献4に記載された方法がある。
【0007】
この方法は、変倍率により変倍制御用データが予め生成されて変倍処理制御用メモリに格納され、変倍処理実行時に順次参照して変倍処理を行う方法である。
【0008】
この方式では、例えば、変倍率が185%であると、185個の変倍制御データが生成され、変倍率が400%であると、400個の変倍制御データが生成されることになる。
【0009】
すなわち、変倍処理に変倍制御用データを用いる変倍方法としては、一般的に、図4に示すような変倍処理回路100を用いる。この変倍処理回路100は、前処理回路101、8個のMUX(multiplexer :マルチプレクサ)102〜109、2個のラインメモリ110、111、補間演算処理回路112、変倍制御用メモリ113、同期制御回路114及び後処理回路115等を備えている。
【0010】
このような変倍処理回路100には、図示しないスキャナユニットからスキャナγ処理等の行われた画像データが1ライン単位で入力され、変倍処理回路100は、入力された画像データに対して、まず、前処理回路101で有効画像領域の切り抜きやフィルタ処理等の処理を行う。
【0011】
次に、変倍処理回路100は、拡大処理の場合には、図5に示すように、MUX102〜109を制御して、画像データ保持用のラインメモリ110、111で、入力される画像データを一時記録する。この場合、変倍処理回路100は、図5及び図6に示すように、2つのラインメモリ110、111に、書込動作と読出動作が1ライン毎に切り換わるトグル動作を行わせており、ラインメモリ110またはラインメモリ111への1ラインの画像データの書き込みが終了すると、同時に、この画像データの書き込まれたラインメモリ110またはラインメモリ111を読み出しに切り換えて、もう一方のラインメモリ110またはラインメモリ111を書き込みに切り換える。
【0012】
そして、補間演算処理回路112は、予め変倍率に応じて変倍処理制御用メモリ113に用意された変倍制御データを読み出しながらその変倍制御データに応じて、ラインメモリ110、111に記録された画像データを1画素づつ読み出して、補間演算を行う。なお、補間演算処理回路112での補間の方式としては、一般的な3次関数コンボリューション法や単純補間法等が用いられる。また、このときに変倍処理制御用メモリ113に用意された変倍制御データは、例えば、入力100画素当り、150画素を出力する150%という設定の場合、0、0、1、2、2、3、4、4、・・・、96、96、97、98、98、99というように、ラインメモリ110、111に記録された画像データの2画素に1個は同じ画素を重複して読み出すような変倍制御データとなっている。
【0013】
変倍処理回路100は、このようにして補間演算処理回路112で補間演算されて読み出された画素を、図5及び図6に示すように、MUX108、109を介して、後処理回路115へと出力する。後処理回路115は、有効画像領域外マスク等の処理を施して、後段回路に変倍画像データを出力する。
【0014】
変倍処理回路100は、縮小処理の場合には、図7に示すように、MUX102〜109を制御して、先に補間演算処理回路112に画像データを入力して補間演算を行った後、画像データ保持用のラインメモリ110、111に一時記録する。このときに変倍処理制御用メモリ113に用意された変倍制御データは、例えば、入力100画素当り、50画素を出力する50%という設定の場合には、0、2、4、6、8、10、12、・・・、88、90、92、94、96、98というように、入力2画素に対して1画素はラインメモリ110、111に記録しないような変倍制御データとなっている。
【0015】
そして、変倍処理回路100は、ラインメモリ110、111に記録した変倍処理後の画像データを、交互に読み出して、MUX106、107、109を介して、後処理回路115に出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の変倍技術にあっては、安価かつ高精度に変倍率及び単位精度を任意に設定する上で改良の必要があった。
【0017】
すなわち、特許文献4記載の従来技術にあっては、変倍率に対応する変倍率制御データを生成する必要があるため、この変倍率制御データを格納する変倍処理制御用メモリとして、最大倍率分の容量を必要とし、また、設定倍率の単位精度を高くすると、単位精度を高くするのに伴って、さらに必要な変倍処理制御用メモリの容量が大きくなり、安価かつ高精度に変倍率及び単位精度を向上させる上で改良の必要があった。例えば、変倍率として最大400%まで対応し、単位精度が1%単位設定でああると、最大変倍制御データとしては、400個必要であり、この場合、単位精度を0.5%単位にすると、最大変倍制御データとしては、倍の800個が必要となる。
【0018】
そこで、本発明は、設定倍率及び単位精度によって必要容量の変動する変倍処理制御用メモリを必要とせず、設定倍率及び単位精度を任意に設定することのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0019】
具体的には、請求項1記載の発明は、入力画像データに対して、変倍手段で、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行うに際して、変倍制御データ生成手段で、設定された変倍率等に基づいて変倍制御データを生成して変倍手段に出力し、当該変倍手段が、当該変倍制御データ生成手段から入力される変倍制御データに基づいて、演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、変倍処理を行うことにより、補間演算の主な制御を選択制御して簡素化し、設定倍率及び単位精度を任意に設定して、安価にかつ高精度に変倍処理する画像処理装置を提供することを目的としている。
【0020】
請求項2記載の発明は、変倍制御データ生成手段が、変倍処理実行時に変倍制御データをリアルタイムに生成することにより、設定倍率及び単位精度によって必要容量の変動する変倍処理制御用メモリを省き、より一層安価にかつ高精度に変倍処理する画像処理装置を提供することを目的としている。
【0021】
請求項3記載の発明は、変倍制御データ生成手段が、変倍率、入力画像データ及び出力画像データの情報に基づいて変倍制御データをカウンタを用いて生成することにより、簡単かつ容易に変倍制御データを生成し、より一層安価にかつ高精度に変倍処理する画像処理装置を提供することを目的としている。
【0022】
請求項4記載の発明は、変倍制御データ生成手段のカウンタが、入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちいくつであるかを示すデータを変倍率に基づいてカウントして、変倍制御データとして生成することにより、設定値をより一層容易に求めるとともに、設定可能な変倍率の最小単位をより一層小さくできるようにし、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理する画像処理装置を提供することを目的としている。
【0023】
請求項5記載の発明は、変倍制御データを、入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちのいくつであるかを示すデータとすることにより、補間演算に用いる位置パラメータを精度良く選択し、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理する画像処理装置を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像処理装置は、入力画像データに対して、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行う変倍手段を備えた画像処理装置であって、前記設定された変倍率等に基づいて前記変倍制御データを生成して前記変倍手段に出力する変倍制御データ生成手段を備え、前記変倍手段は、当該変倍制御データ生成手段から入力される変倍制御データに基づいて、前記演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、前記変倍処理を行うことにより、上記目的を達成している。
【0025】
上記構成によれば、入力画像データに対して、変倍手段で、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行うに際して、変倍制御データ生成手段で、設定された変倍率等に基づいて変倍制御データを生成して変倍手段に出力し、当該変倍手段が、当該変倍制御データ生成手段から入力される変倍制御データに基づいて、演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、変倍処理を行うので、補間演算の主な制御を選択制御して簡素化することができ、設定倍率及び単位精度を任意に設定して、安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0026】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記変倍制御データ生成手段は、前記変倍処理実行時に前記変倍制御データをリアルタイムに生成するものであってもよい。
【0027】
上記構成によれば、変倍制御データ生成手段が、変倍処理実行時に変倍制御データをリアルタイムに生成するので、設定倍率及び単位精度によって必要容量の変動する変倍処理制御用メモリを省くことができ、より一層安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0028】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記変倍制御データ生成手段は、前記変倍率、前記入力画像データ及び出力画像データの情報に基づいて前記変倍制御データをカウンタを用いて生成するものであってもよい。
【0029】
上記構成によれば、変倍制御データ生成手段が、変倍率、入力画像データ及び出力画像データの情報に基づいて変倍制御データをカウンタを用いて生成するので、簡単かつ容易に変倍制御データを生成することができ、より一層安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0030】
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記変倍制御データ生成手段は、前記カウンタが、前記入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちいくつであるかを示すデータを前記変倍率に基づいてカウントして、前記変倍制御データとして生成するものであってもよい。
【0031】
上記構成によれば、変倍制御データ生成手段のカウンタが、入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちいくつであるかを示すデータを変倍率に基づいてカウントして、変倍制御データとして生成するので、設定値をより一層容易に求めることができるとともに、設定可能な変倍率の最小単位をより一層小さくすることができ、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理することができる。
【0032】
また、例えば、請求項5に記載するように、前記変倍制御データは、前記入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちのいくつであるかを示すデータであってもよい。
【0033】
上記構成によれば、変倍制御データを、入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちのいくつであるかを示すデータとしているので、補間演算に用いる位置パラメータを精度良く選択することができ、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0035】
図1〜図3は、本発明の画像処理装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置の一実施の形態を適用した画像処理装置1の変倍処理回路2の要部回路ブロック構成図である。
【0036】
図1において、画像処理装置1の変倍処理回路2は、前処理回路3、8個のMUX4〜11、2個のラインメモリ12、13、補間演算処理回路14、変倍制御データ出力回路15、同期制御回路16及び後処理回路17等を備えており、前処理回路3に、図示しないスキャナユニットからスキャナγ処理等の行われた画像データが1ライン単位で入力される。
【0037】
変倍処理回路2は、入力された画像データに対して、まず、前処理回路3で有効画像領域の切り抜きやフィルタ処理等の処理を行う。
【0038】
次に、変倍処理回路2は、拡大処理の場合には、MUX4〜11を制御して、前処理回路3で前処理の施された画像データを画像データ保持用のラインメモリ12、13に一時記録する。この場合、変倍処理回路2は、2つのラインメモリ12、13に、書込動作と読出動作が1ライン毎に切り換わるトグル動作を行わせており、ラインメモリ12またはラインメモリ13への1ラインの画像データの書き込みが終了すると、同時に、この画像データの書き込まれたラインメモリ12またはラインメモリ13を読み出しに切り換えて、もう一方のラインメモリ12またはラインメモリ13を書き込みに切り換える。
【0039】
そして、補間演算処理回路(変倍手段)14は、予め変倍率に応じて変倍制御データ出力回路(変倍制御データ生成手段)15からリアルタイムで入力される変倍制御データに応じて、ラインメモリ12、13に記録された画像データを1画素づつ読み出して、補間演算を行う。なお、補間演算処理回路14での補間の方式としては、一般的な3次関数コンボリューション法や単純補間法等を用いることができる。
【0040】
変倍処理回路2は、このようにして補間演算処理回路14で補間演算されて読み出された画素を、MUX10、11を介して、後処理回路17へと出力する。後処理回路17は、有効画像領域外マスク等の処理を施して、後段回路に変倍画像データを出力する。
【0041】
変倍処理回路2は、縮小処理の場合には、MUX4〜11を制御して、先に補間演算処理回路14に画像データを入力して、補間演算処理回路14で、予め変倍率に応じて変倍制御データ出力回路15からリアルタイムで入力される変倍制御データに応じて、補間演算を行った後、画像データ保持用のラインメモリ12、13に一時記録する。
【0042】
そして、変倍処理回路2は、ラインメモリ12、13に記録した縮小処理後の画像データを、交互に読み出して、MUX8、9、11を介して、後処理回路17に出力する。
【0043】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態の画像処理装置1は、操作部等で任意に設定された変倍率と単位精度に応じて、その変倍処理回路2で、変倍制御用メモリ113を用いることなく、変倍処理する。
【0044】
すなわち、変倍処理回路2は、上述のように、画像処理装置1の図示しないスキャナユニットで読み取られて、スキャナγ処理等の行われた画像データが1ライン単位で、前処理回路3に入力され、前処理回路3で、有効画像領域の切り抜きやフィルタ処理等の処理を行わせた後、変倍処理が拡大処理であるか縮小処理であるかに応じて、MUX4〜11を制御して、当該前処理の終了した画像データをラインメモリ12、13または補間演算処理回路14に出力する。
【0045】
補間演算回路14は、変倍制御データ出力回路15から入力される変倍制御データに基づいて変倍処理を行って、拡大処理モードであるか、縮小処理モードであるかに応じて、MUX10、MUX11を介して後処理回路17に出力し、または、MUX10、5、6を介してラインメモリ12、13に出力する。
【0046】
そして、変倍制御データ出力回路15は、入力X画素当りY画素出力(X、Yはともに整数)するという通常の変倍制御データ出力アルゴリズムではない。すなわち、通常のアルゴリズムでは、例えば、変倍率が101%出力の設定の場合、X=100とすると、Y=101、X=300であると、Y=303にすれば良いので、このように簡素になるように、入力Xはスキャナの解像度に合わせて100や300、400、600という固定値を使用している。
【0047】
本実施の形態の画像処理装置1の変倍制御データ出力回路15は、入力1画素間をX分割とした場合に、出力Yは、入力1画素間のどの位置に相当するかを画素間距離Q、その画素間距離Qの基点画素が今までの画素からであるか、次の新しい画素からであるかを示す新画素フラグPとして出力する。例えば、変倍率が150%であると、倍率で150/100=3/2であるので、図2に示すように、仮想画素間距離は、2/3、すなわち、入力1画素間の分割数(以下、入力画素間分割数という。)Xを3分割し、出力Yを2とすればよいので、X=3、Y=2と設定して、以下の動作を行う。なお、図2において、白丸は、画素を示している。
【0048】
そして、変倍制御データ出力回路15は、図3に示すように、変倍制御データ生成アルゴリズムを実施する。すなわち、変倍制御データ出力回路15は、まず、入力画素間分割数Xと出力Yを設定し(ステップS101)、最初の出力値を初期値として、新画素フラグP=1、画素間距離Q=0を設定し(ステップS102)、設定した新画素フラグPと画素間距離Qを補間演算処理回路14に出力する(ステップS103)。
【0049】
次に、変倍制御データ出力回路15は、画素間距離Qに、出力Yを加算(Q=Q+Y)、上記例の場合では、Y=2であるので、Y=2を加算(Q=Q+2)し(ステップS104)、加算結果の画素間距離Qが、入力画素間分割数Xよりも小さいかチェック、上記例の場合、入力画素間分割数Xが3であるので、画素間距離QがX=3よりも小さいかチェックする(ステップS105)。
【0050】
ステップS105で、画素間距離Qが入力画素間分割数Xよりも小さいときには、変倍制御データ出力回路15は、新画素フラグPに「0」を設定(P=0)して(ステップS106)、ステップS103に戻り、上記同様に処理する(ステップS103〜S106)。
【0051】
ステップS105で、Q<Xでないときには、変倍制御データ出力回路15は、新画素フラグPに「1」を設定するとともに、画素間距離Qを当該画素間距離Qから入力画素間分割数Xを除算した値(Q=Q−X)に設定し(ステップS107)、ステップS103に戻って、上記同様に処理する(ステップS103〜S107)。
【0052】
例えば、上記例では、画素間距離Q=2で、入力画素間分割数X=3であるので、Q<Xであり、ステップS105でYESとなって、新画素フラグPとして、P=0がセットされる。そして、変倍制御データ出力回路15は、ステップS103で、この新画素フラグP=0と画素間距離Q=2を変倍制御データとして補間演算処理回路14に出力し、ステップS104で、次の画素間距離Qを、現在の画素間距離Q=2に出力Y=2を加算(Q=Q+Y=2+2=4)とし、ステップS105で、画素間距離Qが入力画素間分割数Xより小さいかチェックするが、いま、新たな画素間距離Qが4であり、入力画素間分割数Xが3であるため、NOとなって、新画素フラグPに「1」を設定するとともに、次の画素間距離QをQ=Q−Xから算出、すなわち、Q=4−3=1を算出して設定する(ステップS107)。さらに、変倍制御データ出力回路15は、ステップS103に戻って、上記「1」の新画素フラグPと、「1」の画素間距離Qを補間演算処理回路14に出力し(ステップS103)、さらに、次は、画素間距離Q(Q=1)に、出力Y(Y=2)を加算する(ステップS104)。そして、変倍制御データ出力回路15は、ステップS105で、画素間距離Qが入力画素間分割数Xより小さいかチェックするが、いま、新たな画素間距離Qが「1」であり、入力画素間分割数Xが3であるため、YESとなって、新画素フラグPに「0」を設定して(ステップS106)、ステップS103に戻って、上記同様の処理を繰り返して、1ライン分の変倍制御データを順次補間演算処理回路14に出力する。
【0053】
例えば、変倍率の設定値が399.1%であると、通常の変倍制御データは1000個当り3991個を出力する演算になるため、変倍制御データ個数は、3991個になり、従来のように変倍制御用メモリに格納すると、変倍制御データ用メモリの容量もこの変倍制御データを格納する容量が必要となる。
【0054】
ところが、本実施の形態の画像処理装置1の変倍処理回路2は、399.1/100=3991/1000であるから、仮想画素間距離は1000/3991、すなわち、入力画素間分割数Xを3991分割し、出力Yを1000とすればよいので、X=3991、Y=1000と設定し、上記と同様に、Q=Q+Yを演算して、当該演算後の画素間距離Qに対して、Q<Xの判定をして、当該判定に応じた出力P及び判定によりQ=Q−Xを実行して、画素間距離Qを出力することを繰り返し行う。
【0055】
このカウンタQは、例えば、24ビットで構成すると、最小0.0000596%単位まで、対応することができる。
【0056】
なお、補間演算処理回路14は、変倍制御データ出力回路15から入力される新画素フラグPと画素間距離Qに基づいて、新画素フラグPで演算に必要な入力画素を決定し、画素間距離Qで補間演算に使用するパラメータを決定する。特に、補間演算処理回路14は、補間演算が容易になるように、補間パラメータが固定されている場合は、画素間距離Q、入力画素間分割数Xにより近似のパラメータを選択する。例えば、補間パラメータが4つである場合、この補間パラメータは入力画素を基準に距離が0/4、1/4、2/4、3/4のパラメータであるので、このとき入力画素間分割数Xが4000で画素間距離Qが1999である変倍制御データであれば、Q/X=1999/4000となり、使用パラメータは、1999/4000に一番近い2/4のパラメータを使用して補間演算することになる。
【0057】
このように、本実施の形態の画像処理装置1は、入力画像データに対して、補間演算処理回路14で、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行うに際して、変倍制御データ出力回路15で、設定された変倍率等に基づいて変倍制御データを生成して補間演算処理回路14に出力し、補間演算処理回路14が、変倍制御データ出力回路15から入力される変倍制御データに基づいて、演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、変倍処理を行っている。
【0058】
したがって、補間演算の主な制御を選択制御して簡素化することができ、設定倍率及び単位精度を任意に設定して、安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0059】
また、本実施の形態の画像処理装置1は、変倍制御データ出力回路15が、変倍処理実行時に変倍制御データをリアルタイムに生成している。
【0060】
したがって、設定倍率及び単位精度によって必要容量の変動する変倍処理制御用メモリを省くことができ、より一層安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0061】
さらに、本実施の形態の画像処理装置1は、変倍制御データ出力回路15が、変倍率、入力画像データ及び出力画像データの情報に基づいて変倍制御データをカウンタを用いて生成している。
【0062】
したがって、簡単かつ容易に変倍制御データを生成することができ、より一層安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0063】
また、本実施の形態の画像処理装置1は、変倍制御データ出力回路15のカウンタが、入力画像データの1画素間の分割数Xと当該分割数Xのうちいくつであるかを示すデータである画素間距離Qを変倍率に基づいてカウントして、変倍制御データとして生成している。
【0064】
したがって、設定値をより一層容易に求めることができるとともに、設定可能な変倍率の最小単位をより一層小さくすることができ、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理することができる。
【0065】
さらに、本実施の形態の画像処理装置1は、変倍制御データを、入力画像データの1画素間の分割数Xと当該分割数Xのうちのいくつであるかを示すデータである画素間距離Qとしている。
【0066】
したがって、補間演算に用いる位置パラメータを精度良く選択することができ、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理することができる。
【0067】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像処理装置によれば、入力画像データに対して、変倍手段で、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行うに際して、変倍制御データ生成手段で、設定された変倍率等に基づいて変倍制御データを生成して変倍手段に出力し、当該変倍手段が、当該変倍制御データ生成手段から入力される変倍制御データに基づいて、演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、変倍処理を行うので、補間演算の主な制御を選択制御して簡素化することができ、設定倍率及び単位精度を任意に設定して、安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0069】
請求項2記載の発明の画像処理装置によれば、変倍制御データ生成手段が、変倍処理実行時に変倍制御データをリアルタイムに生成するので、設定倍率及び単位精度によって必要容量の変動する変倍処理制御用メモリを省くことができ、より一層安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0070】
請求項3記載の発明の画像処理装置によれば、変倍制御データ生成手段が、変倍率、入力画像データ及び出力画像データの情報に基づいて変倍制御データをカウンタを用いて生成するので、簡単かつ容易に変倍制御データを生成することができ、より一層安価にかつ高精度に変倍処理することができる。
【0071】
請求項4記載の発明の画像処理装置によれば、変倍制御データ生成手段のカウンタが、入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちいくつであるかを示すデータを変倍率に基づいてカウントして、変倍制御データとして生成するので、設定値をより一層容易に求めることができるとともに、設定可能な変倍率の最小単位をより一層小さくすることができ、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理することができる。
【0072】
請求項5記載の発明の画像処理装置によれば、変倍制御データを、入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちのいくつであるかを示すデータとしているので、補間演算に用いる位置パラメータを精度良く選択することができ、より一層安価にかつより一層高精度に変倍処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施の形態を適用した画像処理装置の変倍処理回路の要部回路ブロック図。
【図2】変倍率が150%である場合の入力と出力の画素間距離の説明図。
【図3】図1の変倍制御データ出力回路による変倍制御データ生成出力処理を示すフローチャート。
【図4】従来の変倍処理回路の一例を示す回路ブロック図。
【図5】拡大処理の場合の図4の変倍処理回路のラインメモリのトグル動作の説明図。
【図6】拡大処理の場合の図4の変倍処理回路のラインメモリのトグル動作の説明図。
【図7】縮小処理の場合の図4の変倍処理回路の説明図。
【符号の説明】
1 画像処理装置
2 変倍処理回路
3 前処理回路
4〜11 MUX
12、13 ラインメモリ
14 補間演算処理回路
15 変倍制御データ出力回路
16 同期制御回路
17 後処理回路

Claims (5)

  1. 入力画像データに対して、設定された変倍率に応じた変倍制御データに基づいて演算して画像を拡大縮小する変倍処理を行う変倍手段を備えた画像処理装置であって、前記設定された変倍率等に基づいて前記変倍制御データを生成して前記変倍手段に出力する変倍制御データ生成手段を備え、前記変倍手段は、当該変倍制御データ生成手段から入力される変倍制御データに基づいて、前記演算に必要な入力画素を制御入力し、当該変倍制御データに基づいて演算処理して、前記変倍処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変倍制御データ生成手段は、前記変倍処理実行時に前記変倍制御データをリアルタイムに生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記変倍制御データ生成手段は、前記変倍率、前記入力画像データ及び出力画像データの情報に基づいて前記変倍制御データをカウンタを用いて生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記変倍制御データ生成手段は、前記カウンタが、前記入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちいくつであるかを示すデータを前記変倍率に基づいてカウントして、前記変倍制御データとして生成することを特著とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記変倍制御データは、前記入力画像データの1画素間の分割数と当該分割数のうちのいくつであるかを示すデータであることを特著とする請求項3記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009164906A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 画像変倍処理方法、画像変倍処理装置、画像処理装置および画像形成装置
JP2010050759A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Murata Machinery Ltd 画像処理装置

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