JP2005045019A - Qスイッチレーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 Qスイッチの動作により光共振器から出力されるパルスレーザの尖頭形状であるレーザ波のジッタを低減し安定したレーザ出力を得ることができるQスイッチレーザ装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 パルスレーザ25の繰返し周期を決定する周波数を有するスイッチパルスを発生するスイッチパルス発生器32と、スイッチパルスの周波数より高周波数の信号であるRF信号を発生するRF発振器31と、スイッチパルスとRF信号とを入力し、前記スイッチパルスの立ち上がるタイミングをRF信号の位相に同期させた位相同期パルスを出力するパルス同期回路33と、位相同期パルスを入力し、入力したパルスのLレベルまたはHレベルの期間に対応させてRF信号をON/OFFさせたRF変調信号として出力するRF変調回路35と、を備え、RF変調信号に基づいてQスイッチ24が光共振器20のQ値を高値または低値に切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、Qスイッチレーザ装置に関し、特に、QスイッチにRF(高周波)信号を印加して、そのRF信号を変調することで尖頭形状のレーザ波を発生させるQスイッチレーザ装置に関するものである。
従来から、Qスイッチレーザ装置は、光共振器の内部に蓄積されたエネルギ(単位J:ジュール)を、Qスイッチと呼ばれる光学的手段を用いて、瞬間的に尖頭形状の極めて高いピークパワー(単位W:ワット)を有するレーザ光として取り出すことにより、材料の切断、穴あけ、マーキング等の精密加工に広く利用されている。
図9および図10を参照して従来のQスイッチレーザ装置における駆動装置の構成および原理について説明する。図9は、従来のQスイッチレーザ装置におけるQスイッチを駆動する為の駆動装置の基本構成を示すブロック図である。図10は、駆動装置を構成する要素部品が扱う信号を表わした説明図である。
駆動装置30Cは、RF発振器31、スイッチパルス発生器32およびRF変調回路35からなる。
RF発振器31は、図10に示すような例えば40MHzのRF信号を発振するものである。このRF信号は、光共振器20に入力されるとQ値が低値となるように図示しないQスイッチを動作させる信号である。スイッチパルス発生器32は、例えば、5kHzの周波数を有するスイッチパルス(SP信号)(図10)を発生するものである。このSP信号の繰り返し周波数、換言すればその周期は、光共振器20から出力される尖頭形状のレーザ波25´の繰返し周期を決定する。RF変調回路35は、SP信号のLレベルおよびHレベルの期間に対応して、RF信号を変調し、RF変調信号(図10)を生成するものである。
このRF変調信号(図10)を光共振器20の内部に配した図示しないQスイッチに入力すると、RF変調信号がONのときに共振器損失が増加する(Q値が低値をとる)ことにより、光共振器20の内部で誘導放出が抑制されレーザ発振をしなくなる。そして、RF変調信号がOFFの時に共振器損失が減少して(Q値が高値をとる)、RF変調信号がONからOFFへの切り替わった一定の遅延時間τが経過した後に、光共振器20から尖頭形状のレーザ波25a´が連続したパルスレーザとなって出力される(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000−101176号公報(段落0020〜0100、第4,10,11図) 特開2002−359422号公報(段落0002〜0006、第6図)
しかし、以上述べた従来のQスイッチレーザ装置においては、RF信号はRF発振器31から、またSP信号はスイッチパルス発生器32から夫々別個に生成された互いに独立した信号である。その為、図10(a)(b)(c)に示されるように、RF変調信号がHレベルに立ち上がる時点でのRF変調信号の位相は、いずれにおいても不一致である。このようにRF変調信号がOFF(Q値が低値から高値)に切り替わるタイミングにおける波形は、不安定な形状を有するものである。従って、RF変調信号のON期間終了部分における波形の同一性が確保されない為、光共振器20から出射されるレーザ波25a´においても、同一性が保たれないという現象が生じる。このように、RF変調信号を生成する基になるRF信号とSP信号との位相が同期していないことに起因して、レーザ波25a´の同一性が保てずジッタを増加させ、ピークパワーおよびエネルギが変動することになる。このようなパルスレーザを用いると、例えばマーキングや微細加工を行う際、所定形状が維持できないという問題点があった。
かかる問題点に対し、一方において特開2001−7429号公報における発明のように、RF信号を共通のRF発振器から複数の光共振器のQスイッチに出力することにより、これらQスイッチレーザに印加されるトリガパルスの立ち上がり位置におけるRF信号の位相を揃える方法が提案されている。しかし、この発明においては、RF信号のOFF位相を制御する為の具体的回路の提案はなされておらず、パルスレーザのレーザ出力は、ゲート信号による制御が要求されること、パルスレーザのパルス間隔が固定でないことから、実現は容易でないと考えられる。
本発明は、以上の問題点を解決することを目的としてなされたものであり、前記した問題の解決の為に、RF信号と、このRF信号を変調するSP信号と、の位相を同期させ簡単な回路を搭載することによりパルスレーザのジッタのない、出力が安定したQスイッチレーザ装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、前記した課題を解決する為に創案されたものであり、まず請求項1に記載のQスイッチレーザ装置は、光共振器からパルスレーザを出力するQスイッチレーザ装置であって、前記光共振器に対してQ値の高値または低値の切り替えを行うQスイッチと、前記パルスレーザの繰返し周期を決定する周波数を有するスイッチパルスを発生するスイッチパルス発生手段と、前記スイッチパルスの周波数より高周波数の信号であるRF信号を発生するRF発振手段と、前記スイッチパルスと前記RF信号とを入力し、前記スイッチパルスの立ち上がるタイミングを前記RF信号の位相に同期させた位相同期パルスを出力するパルス同期手段と、前記位相同期パルスを入力し、入力したパルスのLレベルまたはHレベルの期間に対応させて前記RF信号をON/OFFさせたRF変調信号として出力するRF変調手段と、を備え、前記RF変調信号に基づいて前記Qスイッチが前記光共振器のQ値を高値または低値に切り替えることを特徴とした。
かかる構成によれば、RF信号は、RF変調手段により位相同期パルス(CP信号)のLレベルまたはHレベルいずれかに応じて変調されたRF変調信号に変換にされる。このRF変調信号がQスイッチに入力されると、QスイッチはRF変調信号に対応して、光共振器のQ値を高値または低値に切り替える。なお、位相同期パルス(CP信号)がHレベルのときに、RF変調信号の発振が停止し光共振器のQ値が高値となって、パルスレーザが出力するものとする。
位相同期パルス(CP信号)の位相は、パルス同期手段によりRF信号の位相に同期している。この為、QスイッチによりQ値が低値から高値に切り替わるタイミング、即ちスイッチパルスがLレベルからHレベルに立ち上がる時点において、RF変調信号の位相は何れの時点においても同一となる。これにより、スイッチパルスの繰返し周期と同一の周期を有する尖頭形状のレーザ波は、ジッタが軽減されて、光共振器から出力されることになる。
ここで、Q値とは、Q=2π/G・(L/λ)[ここで、G:損失、L:光共振器内部の光が往復する部分の長さ、λ:波長]で表わされる。Q値を低値にすると、光共振器内部を往復する光子の運動が妨げられ共振器損失が増加してレーザ発振が抑えられるが、電子の反転分布が増大する。この電子の反転分布が増大して励起エネルギが飽和状態になったところで、Q値を高値に急激に切り替えると、パワーの大きな尖頭形状のレーザ波が出力される。ここで、QスイッチにRF変調信号が入力されることによって、光共振器のG(損失)が周期的に切り替わり、Q値の低値および高値相互間の切り替わりが一定の周期(これは、スイッチパルスの周期に相当)で繰り返される。これにより、パワーの大きな尖頭形状のレーザ波がこの一定の周期間隔で連続的に光共振器から出力されることになる。
また、請求項2に記載のQスイッチレーザ装置は、請求項1に記載のQスイッチレーザ装置において前記位相同期パルスを入力し、パルスの立ち上がり時点を基点としてパルス幅を所定期間とした幅変調パルスを新たに出力するパルス幅変調手段を有し、前記RF変調手段は、前記位相同期パルスに代えこの幅変調パルスを入力するものである構成とした。
かかる構成によれば、幅変調パルスのパルス幅twを自由に調整することにより光共振器のQ値を高値とする期間を任意に設定することができる。そして、パルス幅変調手段として、例えば、モノステーブルマルチバイブレータのような汎用IC回路を用いたとすると、安価で簡易にパルス幅変調手段を実現することができる。また、光共振器のQ値が低値から高値に切り替わった後レーザ波が出力されるまでの時間をτとすると、パルス幅twをτより若干大きく設定することにより、レーザ波を出力後、即座に光共振器のQ値を低値に切り替えることができる。これにより、レーザ波を出力後、励起エネルギが飽和状態になるまでの期間を短縮することができる為、スイッチパルスの周波数を高くしてレーザ波を出力する繰返し周期を短縮することができる。
また、請求項3に記載のQスイッチレーザ装置は、請求項1に記載のQスイッチレーザ装置において、前記位相同期パルスを入力し、この位相同期パルスがHレベルに立ち上がった時点を基点として所定期間が経過した時点において前記パルス同期手段の出力をLレベルにリセットさせるリセット手段を有し、前記RF変調手段は、前記位相同期パルスに代え、前記位相同期パルスのパルス幅が前記リセット手段により前記所定期間に調整されてなる幅変調パルスを入力するものである構成とした。
かかる構成によれば、パルス同期手段から出力した位相同期パルスは、LレベルからHレベルに切り替わってから、設定されたtw時間経過後にリセット手段により、再びLレベルに戻される。これにより、幅変調パルスのパルス幅twをスイッチパルスのパルス幅を超えない範囲で自由に調整することができ、請求項2に記載の発明と同様、光共振器のQ値が高値となる期間を任意に設定することができる。
また、請求項4に記載のQスイッチレーザ装置は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のQスイッチレーザ装置において、前記RF変調信号を入力し、このRF変調信号を前記Qスイッチに出力するとともに前記パルス同期手段にも前記RF変調信号を出力する信号分離手段を有し、前記パルス同期手段は、前記RF信号に代わり、前記RF変調信号に基づいて前記位相同期パルスを出力する構成とした。
かかる構成によれば、RF変調信号のOFFされるタイミングが、位相同期パルスの位相に確実に同期したものとなる。
また、請求項5に記載のQスイッチレーザ装置は、請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のQスイッチレーザ装置において、前記RF信号を入力し、このRF信号をRF変調手段に出力するとともに前記パルス同期手段にも前記RF信号を出力する分周手段を有する構成とした。
かかる構成によれば、スイッチパルスは、RF発振手段から出力した直後に分周手段により分周されたRF信号の位相に、スイッチパルスの立ち上がるタイミングが同期した位相同期パルスに変換され、パルス同期手段から出力される。
また、請求項6に記載のQスイッチレーザ装置は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のQスイッチレーザ装置において、前記パルス同期手段は、Dタイプ・フリップフロップである構成とした。
かかる構成によれば、パルス同期手段が、汎用IC回路として市販されているDタイプ・フリップフロップにより構成され、安価で簡易にパルス同期手段を実現することができる。
本発明に係るQスイッチレーザ装置は、以下に示す優れた効果を奏する。
請求項1、請求項4および請求項5の発明によれば、光共振器のQ値が高値または低値に交互に切り替わることによって、尖頭形状のレーザ波を一定の周期で出力するQスイッチレーザ装置において、Q値が低値から高値に切り替わるタイミングにおけるRF変調信号の位相は、何れのタイミングにおいても同一になる。これにより、光共振器から出力されるレーザ波のジッタを解消し、ピークパワーおよびエネルギを安定して出力するQスイッチレーザ装置を得る。従って、マーキングや微細加工の工作にパルスレーザを用いる場合、所定形状のマーキングや加工を行うことができる。
請求項2および請求項3の発明によれば、パルスレーザの繰返し周期を高めることができるので、高エネルギのパルスレーザの照射を可能とする。
請求項6の発明によれば、Qスイッチレーザ装置の駆動装置を安価に小型に製造できる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第一の実施の形態)
図1及び図2を参照して本発明における第一の実施の形態について説明する。図1は本実施形態におけるQスイッチレーザ装置の基本構成を示すブロック図である。図2は、駆動装置を構成する要素部品が扱う信号を表わした説明図である。
Qスイッチレーザ装置10は、光共振器20と駆動装置30Aとからなるものである。
光共振器20は、固体レーザ媒体21、出力ミラー22、全反射ミラー23およびQスイッチ24からなり、パルスレーザ25を出力するものである。なお、図示しないが光共振器20の内または外にレーザの波長を変換する為の非線形光学結晶が配される場合もある。
固体レーザ媒体21は、レーザ媒体としてNd:YAG, Nd:YVO4などからなる円筒形状のレーザロッドである。このレーザロッド側周面近傍に配置された図示しない励起光源が点灯すると、固体レーザ媒体21は励起して、光共振器20内部の励起エネルギが増大し蛍光を発する。
出力ミラー22は、基板材質として用いた石英や硬質ガラスの面精度を使用波長の1/10、面粗さを面精度の1/100程度に調整したものを基板として用い、この面に反射膜を多層状に形成させたものである。ここで出力ミラー22の反射率をRとすると、反射光のパワーはR倍、透過光のパワーは(1−R)倍されることになる。すなわち反射膜の層数を増すほど反射率Rが1に近づき、透過光のパワーは低減することになる。
全反射ミラー23は、前記した出力ミラー22よりも反射膜を多層させ、反射率Rを1にしたものである。この為、固体レーザ媒体21から発生し、Qスイッチ24を透過した蛍光は、全反射ミラー23においてほぼ100%反射される全反射の条件が達成されることになる。
Qスイッチ24は、光共振器20のQ値を低値と高値に切り替えるものであって、種々の方式が考えられるが、ここでは超音波によるブラック回折を利用する音響光学素子で構成されるのものとする。Qスイッチ24は、石英ガラス製の入射窓24aを有し、この入射窓24aに、図示しない圧電体が発生する超音波が伝播すると、周期的な屈折率分布が生じる。入射窓24aに屈折率分布がない状態では、固体レーザ媒体21が発した蛍光は、入射窓24aを透過し全反射ミラー23に到達するが、屈折率分布が存在している状態では、蛍光は回折されて入射窓24aを透過できない。図示しない圧電体は、所定の周波数を有する正弦波信号がQスイッチ24に入力されると、ピエゾ効果により超音波を発生するものである。従って、正弦波信号(後記するRF信号)を変調後Qスイッチ24に入力することによって、光共振器20のQ値を変調信号に対応させて低値と高値とに切り替えることができる。
以上のように構成された光共振器20において、まず、Qスイッチ24にRF変調信号が入力される場合、固体レーザ媒体21が発する蛍光は、入射窓24aにおいて回折されるので、光共振器20のQ値が低下し(低値となり)レーザ発振は停止する。この間、固体レーザ媒体21の励起は継続している為、反転分布は高くなり内部に蓄積される励起エネルギは増大する。次に、Qスイッチ24へのRF変調信号の入力がOFFになると、光共振器20のQ値が回復して(高値となり)レーザ発振を開始する。即ち、固体レーザ媒体21が発する蛍光が、出力ミラー22および全反射ミラー23からなる一対のミラー相互間で反射され固体レーザ媒体21中を往復すると、誘導放出により短時間に高エネルギ順位から低エネルギ順位への遷移が起きる。この為、蓄積された励起エネルギが短時間に固体レーザ媒体21から放出される為、出力ミラー22から極めてピークパワーの高い尖頭形状のレーザ波25a(図2)が光共振器20から出力されることとなる。
駆動装置30Aは、RF発振器(RF発振手段)31、スイッチパルス発生器(スイッチパルス発生手段)32、パルス同期回路(パルス同期手段)33、パルス幅変調回路(パルス幅変調手段)34、RF変調回路(RF変調手段)35、信号分離回路(信号分離手段)36およびパルス整形回路38を有し、信号ケーブル37を経由して光共振器20に連結され、Qスイッチ24を駆動制御するものである。なお、後述されるようにRF発振器(RF発振手段)31とRF変調回路(RF変調手段)35との間に必要に応じて分周回路(分周手段)39を設ける事を可とする。
RF発振器31は、Qスイッチ24に入力すると光共振器20のQ値を低値にさせるRF信号(図2)を発生するもので、RF信号は40MHzの周波数を有しているとする。なお、図2において、分周回路(分周手段)39を無視し、RF信号が直接RF変調回路に供給されている状態で説明されている。
スイッチパルス発生器32(図1)は、光共振器20が出力するパルスレーザ25の繰り返し周期を定めるもので、RF信号より周波数の低いスイッチパルス(SP信号)(図2)を発生するものである。ここで、SP信号は5KHzの周波数を有しているものとする。
パルス同期回路33(図1)は、入力端子であるD端子およびCK端子ならびに出力端子であるQ端子を有している。パルス同期回路33は、D端子にLレベルからHレベルに変化した信号が入力されている状態で、CK端子に入力する信号がLレベルからHレベルに変化する時点でD端子における入力値(Hレベル)をQ端子からの出力値として反映させ、この出力値をCK端子に入力される値が変化したのちであっても、D端子の入力レベルが維持されている間Q端子の出力レベルは変化しない。そして、D端子に入力される信号レベルがHからLに変化した後、CK端子に入力する信号がLレベルからHレベルに変化した時点でQ端子の出力レベルはLとなる。このように、パルス同期回路33は、D(Delay)タイプ・フリップフロップ回路により構成されており、これにより安価に回路を形成できる。
パルス同期回路33(図1)は、SP信号がD端子に入力され、後記するRFP信号がCK端子に入力され、Q端子から位相同期パルス(CP信号)を出力するものである。まず、SP信号(図2)の入力がLレベルからHレベルに変化したとしても、CP信号はすぐにLレベルからHレベルに変化しない。即ち、CK端子に入力するRFP信号がLレベルからHレベルに変化した時点に同期してCP信号がLレベルからHレベルに変化する。そして、SP信号がHレベルを維持している間は、CP信号もHレベルを維持している。次に、SP信号がHレベルからLレベルに変化しても、CP信号はすぐにHレベルからLレベルに変化せず、その後、RFP信号がLレベルからHレベルに変化するのに同期してCP信号はLレベルに変化する。
以上説明したように、パルス同期回路33の作用によりCP信号のパルスの立上部分(L→H)と立下部分(H→L)との位相がRFP信号の立上部分の位相に揃えられ、Q端子から出力されることになる。それにより、CP信号の立上部分がRFP信号の位相に同期することとなり、Qスイッチ24がQ値を低値から高値に切り替えるタイミングが結果としてRF信号の位相に同期し、出力されるレーザ波25a(図2)のジッタが軽減される効果を得る。
パルス幅変調回路34(図1)はCP信号を入力し、CP信号(図2)におけるパルスの立下部分を調整し、所定のパルス幅twに変調した幅変調パルス(WMP信号)を出力するものである。ここで、パルス幅変調回路34は、例えばモノステーブル・マルチバイブレータである。このパルス幅変調回路34により、SP信号(図2)のパルス幅の大きさに関係なく、Q値を高値にするOFF期間を任意に設定することができる。これにより、RF変調信号がONからOFFに切り替わってから尖頭形状のレーザ波25aが出力されるまでの遅延期間τが判れば、OFF期間が遅延期間τより若干大きな値となるようパルス幅twを調整し、ON期間を励起エネルギが飽和状態になるに必要十分な期間とするようにSP信号の出力周波数を変更すれば、レーザ波25aを出力する周期間隔を狭めることができる。これにより光共振器20から出力されるパルスレーザ25を高エネルギなものとすることができる。
RF変調回路35(図1)は、WMP信号とRF信号とが入力され、WMP信号のHレベルまたはLレベルに対応したRF変調信号(図2)を出力するものである。このRF変調信号はQスイッチ24に入力されることで、このRF変調信号のOFF期間に対応して光共振器20のQ値を高値にし、ON期間に対応させてQ値を低値にするものである。なお、RF変調信号のON期間からOFF期間への切替時点においては、WMP信号の立上部分がRF信号の位相に同期している為、RF変調信号の位相はいずれにおいても揃っている(図2(a),(b),(c)参照)。
信号分離回路36(図1)は、RF変調回路35とQスイッチ24との間に設けられ、RF変調信号をQスイッチ24に出力する信号とパルス同期回路33にフィードバックする信号とに分岐するものである。
信号ケーブル37は、信号分離回路36の出力端とQスイッチ24の入力端とを結合するもので、50Ωの抵抗値を有している。これにより、入出力端同士を50Ωに整合し、高周波の信号反射を防止する機能を有する。また、その入出力の減衰比を十分大きく取ることにより、信号の流れにおけるロスを少なく抑え、またノイズの影響も低く抑えることができ、安定したレーザ出力を得ることが可能である。
パルス整形回路38は信号分離回路36とパルス同期回路33との間に設けられ、信号分離回路36から分離されたRF変調信号をパルス状に整形し連続したパルストレインであるRFP信号(図2)として出力する機能を有している。出力されたRFP信号は、パルス同期回路33のCK端子に入力され、前記したようにSP信号の位相をRF信号の位相に同期させる機能を奏する。
次に図1および図2を参照して駆動装置30Aの動作について説明する。スイッチパルス発生器32から、5kHzのスイッチパルス(SP信号)が発生しパルス同期回路33のD端子に入力される。後述するRF変調信号を基にパルス状に波形整形されたパルストレインであるRFP信号がCK端子に入力される。
パルス同期回路33の作用により、SP信号の入力がLレベルからHレベルに変化した後、CK端子に入力されるRFP信号がLレベルからHレベルに変化した時点に同期してCP信号がLレベルからHレベルに変化する。そして、SP信号がHレベルを維持している間は、CP信号もHレベルを維持している。次に、SP信号がHレベルからLレベルに変化し、次いでRFP信号がLレベルからHレベルに変化するのに同期してCP信号はLレベルに変化する。このようにCP信号のパルスの立上部分と立下部分との位相がRFP信号の立上部分の位相に揃えられ、CP信号はQ端子から出力される。CP信号は、パルス幅変調回路34に入力され、ここでパルス幅が所定のtwである幅変調パルス(WMP信号)として出力される。RF発振器31から出力されるRF信号は、RF変調回路35において、幅変調パルス(WMP信号)のLレベル・Hレベルに対応してRF発振器31からのRF信号が変調され、RF変調信号として出力される。
RF変調信号は、信号分離回路36に入力されて分岐され、一方がパルス整形回路38に出力され、他方が信号ケーブル37を経由してQスイッチ24に出力される。Qスイッチ24にRF変調信号が入力している状態では、光共振器20における損失が増加(Q値が低値)し、光の増幅が抑制されレーザ発振しなくなる一方で、固体レーザ媒体21内部で励起エネルギが増大する。一方、Qスイッチ24にRF変調信号が入力されていない状態では、光共振器20の損失が減少(Q値が高値)し、若干の時間遅れ(遅延時間τ)をもって尖頭形状のレーザ波25aが出力される。このような動作が繰り返され、断続的に出力波形が尖頭形状を有するレーザ波25aが光共振器20から出力される。
信号分離回路36から分離されたRF変調信号はパルス整形回路38に入力され、パルストレイン状のRFP信号が出力される。そして、このRFP信号は、パルス同期回路33のCK端子に入力する。
以上の本発明によれば、Qスイッチ24によりQ値が低値から高値に切り替わる時点の、RF変調信号の位相がいずれの時点においても常に同一となる為、安定した尖頭形状を有するレーザ波25aの出力が可能になる。このことにより、本発明によるQスイッチレーザ装置10をマーキングや微細加工の工作機に用いた場合、極めてシャープで、設計者が意図した正確なパターニング形成や、被加工物への加工が可能となる
なお、本実施形態は本発明を説明する為の一例であり、本発明は前記した実施形態に限定されるものでなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。前記説明では、図1においてパルス同期回路33のCK端子に入力する信号は信号分離回路36で分離されたRF変調信号がパルス整形回路38を経たもの(ルートA)を例示した。一方、例えば、RF発振器31が出力するRF信号を分周する分周回路(分周手段)39(図1)を導入し、分周されたRF信号を必要に応じてパルス成形回路38を介して(ルートB)または直接(ルートC)パルス同期回路33のCK端子に入力させる場合も同様の効果を得ることができる。
(第二の実施の形態)
次に図3を参照して本発明における第二の実施の形態について説明する。図3は本実施形態におけるQスイッチレーザ装置の駆動装置30Bの基本構成を示すブロック図である。尚、図3において図1と同一または相当する部分は同一符号を付し詳細な説明を省略する。
本実施形態の特徴、即ち図3と図1との回路動作上の相違点は、パルス幅変調回路34(図1)を廃して、リセット回路41(図3)を導入することにより幅変調パルス(WMP信号)を生成することにある。
パルス同期回路33´(図3)は、前記したパルス同期回路33(図1)に比して新たにリセット端子(R端子)を有するものである。このR端子にLレベルの信号が入力すると同時にQ端子の出力信号をLレベルとし、次にD端子にHレベル信号が入力しその後CK端子にHレベル信号が入力するまでの間、Q端子の出力信号をLレベルにキープする作用を奏する。なお、図3中、CK端子には、信号分離回路36で分岐されたRF変調信号がダイレクトに入力しているが、パルス整形回路38(図1)を経由させパルストレインに整形した後に入力してもよい。
リセット回路41は、Q端子からの出力を入力し、この入力信号がLレベルからHレベルに切り替わって所定時間twを経過した後、パルス同期回路33´のR端子にLレベルの信号を送る。これにより、パルス同期回路33´のQ端子からの出力を強制的にLレベルにする作用を有する。このリセット回路41とパルス同期回路33´との作用により、第一実施形態で述べたものと同様の幅変調パルス(WMP信号)(図2)を生成する。
このようにして、スイッチパルス(SP信号)は、リセット回路41の作用によりパルス幅twに調整され幅変調パルス(WMP信号)として変換され、その立ち上がりの位相はRF変調信号の位相に同期されるものである。その後、RF変調回路35において、RF信号と幅変調パルス(WMP信号)とから、RF変調信号が形成されることとなる。
次に、本発明の効果を確認した実施例について説明する。前記実施形態のQスイッチレーザ装置10(図1)を用いて、RF信号(またはRF変調信号)とCP信号の位相同期調整を行った場合(本発明)と、この位相同期調整を行わない場合(従来例)と、におけるRF変調信号のON期間が終了する時点の波形比較を行った。ここで、RF変調信号の基になるRF信号は40MHz、SP信号は5KHzである。
図4(A)−1〜図4(A)−3は、位相同期調整を行った場合(本発明)におけるRF変調信号におけるON/OFF切替前後の波形を示すグラフである。図示するように、RF変調信号のON/OFF切替点A1〜A3直後における末端の波形は、何れも同型であることがわかる。この結果より、CP信号の立上部分をRF信号の位相に同期させることにより、Qスイッチ24を光学的に開閉するRF変調信号の切り替わり時点の波形の再現性が安定することが理解できる。図5(A)は、位相同期調整を行った場合(本発明)において、時間軸を揃えRF変調信号を複数重ね合わせた状態の合成波形グラフである。図5(A)より、本発明においてRF変調信号のOFF時点での位相のバラツキが無いことがより一層明確に理解できる。
図4(B)−1〜図4(B)−3は、位相同期調整を行わない場合(従来例)におけるRF変調信号におけるON/OFF切替前後の波形を示すグラフである。図示するように、RF変調信号のON/OFF切替点B1〜B3直後における末端の波形は、約1周期分のバラツキがあることがわかる。この結果より、それぞれ独立したRF信号とSP信号とからRF変調信号を形成すると、Qスイッチ24を光学的に開閉するRF変調信号の切り替わり時点の波形が不安定になることが理解できる。図5(B)は、位相同期調整を行わない場合(従来例)において、時間軸を揃え、RF変調信号を複数重ね合わせた状態の合成波形グラフである。図5(B)より、従来技術においては、RF変調信号のOFF時点で位相のバラツキが存在していることについてより明確に理解できる。
次に、位相同期調整を行った場合(本発明)および位相同期調整を行わない場合(従来例)において形成したRF変調信号のそれぞれにより出力されたレーザ波25a(図2)の出力結果について比較する。
図6(A)は、図4(A)−1〜図4(A)−3で示されたRF変調信号(位相同期調整を行った;本発明の場合)によりQスイッチを動作させ、連続して出力した複数のレーザ波をそれぞれ重ね書きしたグラフである。図6(B)は、図4(B)−1〜図4(B)−3で示されたRF変調信号(位相同期調整を行わない;従来例の場合)によりQスイッチ24を動作させ、連続して出力した複数のレーザ波をそれぞれ重ね書きしたグラフである。
図6(A)と図6(B)とを比較して明らかなように、位相同期調整を行いRF変調信号のON期間終了部分の末端波形の再現性を安定させことにより、レーザ出力が安定しレーザ波のジッタが減少することが明らかである。即ち、RF信号の位相に、RF変調信号をON/OFFさせるタイミングを同期させることより、パルスレーザ25の出力が安定することがわかる。
図7(A)および図7(B)は、それぞれ図6(A)および図6(B)で示されるレーザ波のピークパワー(極大値の大きさ)の相対値を示すグラフである。横軸は、基準となるレーザ波のピークパワーに対する他のレーザ波におけるピークパワーの比率を示し、縦軸は各比率における頻度を示すものである。頻度分布のばらつき度合いを示すrms値は、図7(A)において±0.5%(rms)を示している。即ち、図7(B)において±1.2%(rms)を示し、本発明を実施することにより、レーザ波のピークパワーのばらつきが改善された結果を示している。
図8(A)および図8(B)は、それぞれ図6(A)および図6(B)で示されるレーザ波のエネルギ(波形の面積に相当)の相対値を示すグラフである。横軸は、基準となるレーザ波のエネルギに対する他のレーザ波におけるエネルギの比率を示し、縦軸は各比率における頻度を示すものである。頻度分布のばらつき度合いを示すrms値は、図8(A)において±0.4%(rms)を示し、図8(B)において±1.2%(rms)を示している。即ち、本発明を実施することにより、レーザ波のエネルギのばらつきが改善された結果を示している。
本発明にかかるQスイッチレーザ装置の第一実施形態における基本構成を示すブロック図である。 本発明にかかるQスイッチレーザ装置における駆動装置を構成する要素部品が扱う信号を表わした説明図である。 本発明にかかるQスイッチレーザ装置の第二実施形態における駆動装置の基本構成を示すブロック図である。 (A)本発明においてRF変調信号におけるON/OFF切替前後の波形を示すグラフである。 (B)従来例においてRF変調信号におけるON/OFF切替前後の波形を示すグラフである。 (A)本発明において、時間軸を揃えRF変調信号を複数重ね合わせた状態の合成波形グラフである。 (B)従来例において、時間軸を揃えRF変調信号を複数重ね合わせた状態の合成波形グラフである。 (A)本発明において、出力したパルスレーザのレーザ波を重ね書したグラフである。 (B)従来例において、出力したパルスレーザのレーザ波を重ね書したグラフである。 (A)本発明において、出力したパルスレーザのレーザ波におけるピークパワーの頻度分布図である。 (B)従来例において、出力したパルスレーザのレーザ波におけるピークパワーの頻度分布図である。 (A)本発明において、出力したパルスレーザのレーザ波におけるエネルギの頻度分布図である。 (B)従来例において、出力したパルスレーザのレーザ波におけるエネルギの頻度分布図である。 従来のQスイッチレーザ装置における駆動装置の基本構成を示すブロック図である。 従来のQスイッチレーザ装置における駆動装置を構成する要素部品が扱う信号を表わした説明図である。
符号の説明
10 Qスイッチレーザ装置
20 光共振器
21 固体レーザ媒体
22 出力ミラー
23 全反射ミラー
24 Qスイッチ
24a 入射窓
25 パルスレーザ
25a、25a´ レーザ波
30A、30B、30C 駆動装置
31 RF発振器(RF発振手段)
32 スイッチパルス発生器(スイッチパルス発生手段)
33、33´ パルス同期回路(パルス同期手段)
34 パルス幅変調回路(パルス幅変調手段)
35 RF変調回路(RF変調手段)
36 信号分離回路(信号分離手段)
37 信号ケーブル
38 パルス整形回路
39 分周回路(分周手段)
41 リセット回路(リセット手段)

Claims (6)

  1. 光共振器からパルスレーザを出力するQスイッチレーザ装置であって、
    前記光共振器に対してQ値の高値または低値の切り替えを行なうQスイッチと、
    前記パルスレーザの繰返し周期を決定する周波数を有するスイッチパルスを発生するスイッチパルス発生手段と、
    前記スイッチパルスの周波数より高周波数の信号であるRF信号を発生するRF発振手段と、
    前記スイッチパルスと前記RF信号とを入力し、前記スイッチパルスの立ち上がるタイミングを前記RF信号の位相に同期させた位相同期パルスを出力するパルス同期手段と、
    前記位相同期パルスを入力し、入力したパルスのLレベルまたはHレベルの期間に対応させて前記RF信号をON/OFFさせたRF変調信号として出力するRF変調手段と、
    を備え、前記RF変調信号に基づいて前記Qスイッチが前記光共振器のQ値を高値または低値に切り替えることを特徴としたQスイッチレーザ装置。
  2. 前記位相同期パルスを入力し、パルスの立ち上がり時点を基点としてパルス幅を所定期間とした幅変調パルスを出力するパルス幅変調手段を有し、前記RF変調手段は、前記位相同期パルスに代えこの幅変調パルスを入力するものであることを特徴とする請求項1に記載のQスイッチレーザ装置。
  3. 前記位相同期パルスを入力し、この位相同期パルスがHレベルに立ち上がった時点を基点として所定期間が経過した時点において前記パルス同期手段の出力をLレベルにリセットさせるリセット手段を有し、前記RF変調手段は、前記位相同期パルスに代え、前記位相同期パルスのパルス幅が前記リセット手段により前記所定期間に調整されてなる幅変調パルスを入力するものであることを特徴とする請求項1に記載のQスイッチレーザ装置。
  4. 前記RF変調信号を入力し、このRF変調信号を前記Qスイッチに出力するとともに前記パルス同期手段にも前記RF変調信号を出力する信号分離手段を有し、前記パルス同期手段は、前記RF信号に代わり、前記RF変調信号に基づいて前記位相同期パルスを出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のQスイッチレーザ装置。
  5. 前記RF信号を入力し、このRF信号をRF変調手段に出力するとともに前記パルス同期手段にも前記RF信号を出力する分周手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のQスイッチレーザ装置。
  6. 前記パルス同期手段は、Dタイプ・フリップフロップであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のQスイッチレーザ装置。
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