JP2005044910A - 配線形成方法及び配線形成装置 - Google Patents

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大輔 高木
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Yukio Fukunaga
由紀夫 福永
Akira Fukunaga
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Abstract

【課題】多層配線化を図る際に、配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等で加工精度が低下してしまうことを極力防止するとともに、配線のエレクトロンマイグレーション耐性を改善し、しかもデバイスの信頼性を向上させることができるようにする。
【解決手段】基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成し、第2保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成し、層間絶縁膜の表面を平坦化する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線形成方法及び配線形成装置に関し、特に半導体ウエハ等の基板の表面に設けた配線用の微細な凹部の内部に銅等の配線材料(金属)を埋込んで配線を形成する配線形成方法及び配線形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体ウエハ等の基板上に配線回路を形成するための配線材料として、アルミニウムまたはアルミニウム合金に代えて、電気抵抗率が低くエレクトロマイグレーション耐性が高い銅(Cu)を用いる動きが顕著になっている。この種の銅配線は、基板の表面に設けた配線用の微細凹部の内部に銅を埋込むことによって一般に形成される。この銅配線を形成する方法としては、CVD、スパッタリング及びめっきといった手法があるが、いずれにしても、基板のほぼ全表面に銅を成膜し、化学機械的研磨(CMP)により不要の銅を除去するようにしている。
【0003】
この種の配線にあっては、平坦化後、その配線の表面が外部に露出しており、この上に埋込み配線を形成する際、例えば次工程の層間絶縁膜形成プロセスにおけるSiOやlow−k材など形成時の表面酸化やビアホールを形成するためのSiOやlow−k材などエッチング等に際して、ビアホール底に露出した配線のエッチャントやレジスト剥離等による表面汚染が懸念されている。
【0004】
このため、従来、表面が露出している配線形成部のみならず、基板の全表面にSiNやSiC等の配線保護膜を形成して、配線のエッチャント等による汚染を防止することが一般に行われていた。
【0005】
しかしながら、基板の全表面にSiN等の保護膜を形成すると、この種の保護膜は、銅等の配線材料との接合力または密着性が一般に弱く、このため、配線と保護膜間に電子が移動するエレクトロンマイグレーションが生じやすい。しかも、埋込み配線構造を有する半導体装置においては、保護膜の誘電率kの方が通常の層間絶縁膜の誘電率kより一般に高いので層間絶縁膜の誘電率が上昇して配線遅延を誘発し、配線材料として銅や銀のような低抵抗材料を使用したとしても、半導体装置として能力向上を阻害してしまう。
【0006】
このため、銅や銀等の配線材料との接合力が強く、しかも比抵抗(ρ)が低い、例えば無電解めっきによって得られるCo(コバルト)またはCo合金層や、Ni(ニッケル)またはNi合金層で配線の表面を選択的に覆って配線を保護することが提案されている。
【0007】
図1は、半導体装置における銅配線形成例を工程順に示すもので、図1(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上に、例えばSiOからなる酸化膜やlow−k材膜等の絶縁膜2を堆積し、この絶縁膜2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術により、配線用凹部としてのコンタクトホール3と配線溝4を形成し、その上にTaN等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としてのシード層6をスパッタリング等により形成する。
【0008】
そして、図1(b)に示すように、基板Wの表面に銅めっきを施すことで、基板Wのコンタクトホール3及び配線溝4内に銅を充填させるとともに、絶縁膜2上に銅層7を堆積させる。その後、化学機械的研磨(CMP)などにより、絶縁膜2上のバリア層5、シード層6及び銅層7を除去して、コンタクトホール3及び配線溝4内に充填させた銅層7の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(c)に示すように、絶縁膜2の内部にシード層6と銅層7からなる配線(銅配線)8を形成する。
【0009】
次に、図1(d)に示すように、基板Wの表面に無電解めっきを施し、配線8の表面に、Co合金やNi合金等からなる保護膜9を選択的に形成し、これによって、配線8の表面を保護膜9で覆って配線8を保護する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、配線の露出表面を保護膜で選択的に覆って保護するようにした従来例にあっては、絶縁膜の表面に保護膜が突出して該表面の平坦性が損なわれ、第1層の配線の上に第2層の配線を形成して多層配線化を図る際に、第1層の配線の表面に堆積される層間絶縁膜の表面に、保護膜の形状に倣った凹凸が生じて、この層間絶縁膜表面の凹凸が、その後の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の加工精度に影響を与えてしまう。しかも、選択的に形成される保護膜の厚みを最適に制御しないと、互いに隣接する保護膜が接近したり、保護膜やバリア層の溶出等の不具合が発生したりしてリーク電流が流れ、このリーク電流により配線の電気特性を低下させるおそれがあった。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、多層配線化を図る際に、配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等で加工精度が低下してしまうことを極力防止するとともに、配線の電気特性を損なうことなく、配線のエレクトロンマイグレーション耐性を改善し、しかもデバイスの信頼性を向上させることができるようにした配線形成方法及び配線形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、前記配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成し、前記第2保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成し、前記層間絶縁膜の表面を平坦化することを特徴とする配線形成方法である。
このように、層間絶縁膜の表面を平坦化することで、次の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の際に、加工精度が低下してしまうことを極力防止することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、前記層間絶縁膜の表面の平坦化を、化学機械的研磨、薬液によるウェットエッチングまたは熱によるリフローで行うことを特徴とする請求項1記載の配線形成方法である。
【0014】
請求項3に記載の発明は、基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、前記配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成し、前記第2保護膜の表面を平坦化し、前記平坦化した第2保護膜の表面に層間絶縁層を形成することを特徴とする配線形成方法である。
このように、第2保護膜の表面を平坦化することによっても、この表面に堆積される層間絶縁膜の表面を平坦化して、次の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の際に、加工精度が低下してしまうことを極力防止することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、前記第2保護膜の表面の平坦化を、化学機械的研磨または熱によるリフローによって行うことを特徴とする請求項3記載の配線形成方法である。
請求項5に記載の発明は、前記第2保護膜は、Si、SiC、SiCN、SiCOまたはボラジン−ケイ素ポリマからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配線形成方法である。
【0016】
請求項6に記載の発明は、基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、前記配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、前記第1保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成し、前記層間絶縁膜の表面を平坦化することを特徴とする配線形成方法である。
【0017】
このように、第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成することなく、層間絶縁膜を直接堆積する場合もあるが、このような場合にあっても、層間絶縁膜の表面を平坦化することで、次の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の際に、加工精度が低下してしまうことを極力防止することができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、前記第1保護膜は、Co、Co合金、Ni、Ni合金、Mo、Mo合金、Ta、Ta合金、Ta窒化物、WN、ZrN、Ti、Ti合金またはTi窒化物からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の配線形成方法である。
【0019】
請求項8に記載の発明は、前記第1保護膜の前記絶縁膜の表面がなす平面からの突出高さは、前記金属膜の形成に先立って前記配線用凹部の表面に形成したバリア層の膜厚と等しいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の配線形成方法である。
【0020】
例えば、第1保護膜を無電解めっきで形成すると、バリア層は、通常TaまたはTaNで形成されており、このため、バリア層の上に無電解めっき膜は析出しないが、無電解めっき膜は等方に析出(成長)するため、第1保護膜は、高さ方向だけでなく、横方向にも成長する。このため、第1保護膜(めっき膜)の膜厚を厚くしすぎると、横方向に成長する第1保護膜によって、隣接する配線上に形成される第1保護膜(無電解めっき膜)同士が互いに接近し、リーク電流が発生する確率が高くなる。一方、無電解めっき膜の膜厚がバリア層の厚みより薄い場合には、バリア層の露出端面が完全に第1保護膜にカバーされず、一部分が外部に露出した状態となり、例えば薬液や純水中に浸漬されて、露出したバリア層と第1保護膜との間に大きな電極電位差が生じると、局部電池効果で金属が溶出する可能性がある。このように金属の溶出があると、例えば第1保護膜形成後の後処理を行うと、溶出した金属イオンが配線間の絶縁膜上に残留して、配線間でリーク電流が発生する要因となる。
【0021】
このため、第1保護膜の絶縁膜の表面がなす平面からの突出高さを、金属膜の形成に先立って配線用凹部の表面に形成したバリア層の膜厚と等しく設定することで、第1保護膜でバリア層の露出表面を完全に、しかも横方向に突出してしまうことなくカバーすることができ、これによって、前述のような弊害を防止して、電気特性の面から最適な第1保護膜となすことができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成した後、配線の上部に保護膜用凹部を形成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の配線形成方法である。
このように、配線の上部に保護用凹部を形成し、この保護用凹部内に第1保護膜を選択的に形成して、この保護用凹部内を第1保護膜で完全に埋めるようにすることで、第1保護膜として十分な膜厚を確保することができる。
【0023】
請求項10に記載の発明は、前記保護膜用凹部を、化学機械的研磨、電解研磨、プラズマによるドライエッチングまたは薬液によるウェットエッチングで形成することを特徴とする請求項9記載の配線形成方法である。
請求項11に記載の発明は、前記保護膜用凹部の深さは、5〜50nmであることを特徴とする請求項9または10記載の配線形成方法である。
【0024】
請求項12に記載の発明は、基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで表面に該配線材料からなる金属膜を形成する配線形成ユニットと、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成する第1平坦化ユニットと、前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成する第1保護膜形成ユニットと、前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成する第2保護膜形成ユニットと、前記第2保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成する層間絶縁膜形成ユニットと、前記層間絶縁膜の表面を平坦化する第2平坦化ユニットを有することを特徴とする配線形成装置である。
【0025】
請求項13に記載の発明は、基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで表面に該配線材料からなる金属膜を形成する配線形成ユニットと、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成する第1平坦化ユニットと、前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成する第1保護膜形成ユニットと、前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成する第2保護膜形成ユニットと、前記第2保護膜の表面を平坦化する第2平坦化ユニットと、前記平坦化した第2保護膜の表面に層間絶縁層を形成する層間絶縁膜形成ユニットを有することを特徴とする配線形成装置である。
【0026】
請求項14に記載の発明は、基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで表面に該配線材料からなる金属膜を形成する配線形成ユニットと、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成する第1平坦化ユニットと、前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成する第1保護膜形成ユニットと、前記第1保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成する層間絶縁膜形成ユニットと、前記層間絶縁膜の表面を平坦化する第2平坦化ユニットを有することを特徴とする配線形成装置である。
【0027】
請求項15に記載の発明は、前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成した後、配線の上部に保護膜用凹部を形成するレセス加工ユニットを有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の配線形成装置である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。この実施の形態では、半導体ウエハ等の基板の表面に配線溝等の配線用凹部を形成し、配線材料としての銅を埋込んで銅層からなる配線を形成するようにした例を示す。
【0029】
図2は、本発明の実施の形態における配線形成装置の平面図を示す。図2に示すように、この配線形成装置は、例えばスミフボックスやフープ等の内部に多数の半導体ウエハ等の基板を収納した搬送ボックス10を着脱自在な矩形状のハウジング12を備えている。このハウジング12の内部には、内部に第1搬送装置としての第1搬送ロボット14を備えたロード・アンロードステーション16が備えられている。そして、ハウジング12の内部の、仕切壁18でロード・アンロードステーション16と仕切られた領域には、配線形成ユニット20、第1保護膜形成ユニット22、第2保護膜形成ユニット24、層間絶縁膜形成ユニット26、第1平坦化ユニット28及び第2平坦化ユニット30が第2搬送装置としての第2搬送ロボット32を挟んだ両側に配置されている。
【0030】
ここで、ハウジング12には遮光処理が施され、これによって、このハウジング12内での以下の各工程を遮光状態で、つまり、配線に照明光等の光が当たることなく行えるようになっている。このように、配線に光が当たることを防止することで、例えば銅からなる配線に光が当たって光電位差が生じ、この光電位差によって配線が腐食してしまうことを防止することができる。
【0031】
配線形成ユニット20は、基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線溝等の配線用凹部の内部に、配線材料としての銅を埋め込んで基板の表面に銅からなる金属膜(銅膜)を形成するためのもので、例えば電解めっきユニット、無電解めっきユニット、CVD(Chemical Vapor Deposition)ユニットまたはPVD(Physical Vapor Deposition)ユニットで構成されている。
【0032】
第1平坦化ユニット28は、配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成するためのもので、例えば化学機械的研磨(CMP)ユニットまたは電解研磨ユニットで構成されている。
第1保護膜形成ユニット22は、配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成するためのもので、例えば無電解めっきユニットで構成されている。
【0033】
前記第1保護膜形成するための無電解めっきユニットは、少なくともめっきセル、基板保持機能、めっき液循環機能、めっき液の温度制御機能、およびめっき液分析・補充機能を備えた液管理ユニットとから構成される。また、無電解めっきユニットには、前洗浄機能、触媒付与処理機能、後洗浄機能のうち少なくとも1つが含まれる。
【0034】
第2保護膜形成ユニット24は、第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成するためのもので、例えばCVD、PVDまたは塗布ユニットで構成されている。
層間絶縁膜形成ユニット26は、第2保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成するためのもので、例えばCVDユニットまたは塗布ユニットで構成されている。
【0035】
第2平坦化ユニット30は、層間絶縁膜の表面を平坦化するためのもので、例えば化学機械的研磨ユニット、薬液によるウェットエッチングユニットまたは熱によるリフローユニットで構成されている。
なお、上記の例では、第1平坦化ユニット28と第2平坦化ユニット30を個別に備えた例を示しているが、例えば1台の化学機械的研磨ユニットまたは電解研磨ユニットを備え、これで第1平坦化ユニット28と第2平坦化ユニット30とを兼用させるようにしてもよい。
【0036】
次に、図3乃至図6を更に参照して、本発明の第1の実施の形態における配線(銅配線)形成例について説明する。
【0037】
先ず、図3(a)に示すように、基板の表面に形成した、例えばSiOからなる酸化膜やlow−k材膜等の絶縁膜40に、例えばリソグラフィ・エッチング技術により配線溝(トレンチ)42等の配線用凹部を形成する(ステップ1)。そして、この絶縁膜40の表面に、図3(b)に示すように、TaN等からなるバリア層44を形成し(ステップ2)、更にバリア層44の表面に、図3(c)に示すように、給電層としての(銅)シード層46をスパッタリング等により形成する(ステップ3)。このように、シード層46を形成した基板を搬送ボックス10の内部に収容し、この基板を収容した搬送ボックス10を配線形成装置のハウジング12に搬送して装着する。
【0038】
次に、搬送ボックス10から基板を第1搬送ロボット14で一枚ずつ取出して、ロード・アンロードステーション16に搬入し、更に第2搬送ロボット32で配線形成ユニット20に搬送する。
この配線形成ユニット20では、例えば電解めっきまたは無電解めっきにより、図4(a)に示すように、配線溝(配線用凹部)42の内部に配線材料(銅)を埋込んで、シード層46の表面に銅からなる金属膜(銅膜)48を形成する(ステップ4)。
【0039】
そして、この表面に銅膜48を形成した基板を第2搬送ロボット32で第1平坦化ユニット30に搬送する。この第1平坦化ユニット30では、例えば化学機械的研磨(CMP)または電解研磨により、図4(b)に示すように、配線溝42以外の余剰な金属材料、すなわち絶縁膜40上の銅膜48、シード層46及びバリア層44を除去し基板表面を平坦化して、銅膜48からなる配線50を形成する(ステップ5)。
【0040】
次に、この表面を平坦化して配線50を形成した基板を第2搬送ロボット32で第1保護膜形成ユニット22に搬送する。この第1保護膜形成ユニット22では、配線50の露出表面に、例えば無電解めっきにより、図4(c)に示すように、例えばCo、Co合金、Ni、Ni合金、Mo、Mo合金、Ta、Ta合金、Ta窒化物、WN、ZrN、Ti、Ti合金またはTi窒化物等の導電性材料からなる第1保護膜52を選択的に形成する(ステップ6)。
【0041】
ここで、配線50の表面に形成される第1保護膜52は、その膜厚Tが配線溝42の表面に形成したバリア層44の膜厚Tと等しい(T=T)ことが好ましく、これにより、電気特性の面から最適な膜厚の第1保護膜52を得ることができる。つまり、例えば、第1保護膜52を無電解めっきで形成すると、バリア層44は、通常TaまたはTaNで形成されており、このため、バリア層44の上に無電解めっき膜は析出しないが、無電解めっき膜は等方に析出(成長)するため、第1保護膜52は、高さ方向だけでなく、横方向にも成長する。このため、第1保護膜52(めっき膜)の膜厚を厚くしすぎると、横方向に成長した第1保護膜52によって、隣接する配線50上に形成される第1保護膜52同士が互いに接近し、リーク電流が発生する確率が高くなる。一方、第1保護膜52の膜厚がバリア層44の厚みより薄い場合には、バリア層44の露出端面が完全に第1保護膜52にカバーされず、一部分が外部に露出した状態となり、例えば薬液や純水中に浸漬されて、露出したバリア層44と第1保護膜52との間に大きな電極電位差が生じると、局部電池効果で金属が溶出する可能性がある。このように金属の溶出があると、例えば第1保護膜52を成後した後の後処理を行うと、溶出した金属イオンが配線50間の絶縁膜40上に残留して、配線50間でリーク電流が発生する要因となる。
【0042】
このため、第1保護膜52の膜厚T、すなわち絶縁膜40の表面がなす平面からの該第1保護膜52の突出高さを、配線溝42の表面に形成したバリア層44の膜厚Tと等しく設定することで、第1保護膜52でバリア層44の露出表面を完全に、しかも横方向に突出してしまうことなくカバーすることができ、これによって、前述のような弊害を防止して、電気特性の面から最適な第1保護膜52を形成することができる。
【0043】
次に、このように第1保護膜52を形成した基板を、第2搬送ロボット32により第2保護膜形成ユニット24に搬送する。この第2保護膜形成ユニット24では、例えばCVD、PVDまたは塗布により、図5(a)に示すように、基板の表面に、例えばSi、SiC、SiCNまたはボラジン−ケイ素ポリマからなるハードマスクまたはエッチストップ層としての第2保護膜54を形成する(ステップ7)。
【0044】
そして、この第2保護膜54を形成した基板を第2搬送ロボット32で層間絶縁膜形成ユニット26に搬送する。この層間絶縁膜形成ユニット26では、図5(b)に示すように、例えばCVDまたは塗布によって、基板の表面に層間絶縁膜56を形成する(ステップ8)。このように、層間絶縁膜56を形成すると、この層間絶縁膜56の表面に、第1保護膜52の形状に倣った凹凸が生じて、この層間絶縁膜56の表面の凹凸が、その後の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の加工精度に影響を与えてしまう。
【0045】
そこで、このように層間絶縁膜56を形成した基板を第2搬送ロボット32で第2平坦化ユニット30に搬送し、この第2平坦化ユニット30で、図5(c)に示すように、例えば化学機械的研磨、薬液によるウェットエッチングまたは熱によるリフローによって、層間絶縁膜56の表面を平坦化する(ステップ9)。
【0046】
そして、この層間絶縁膜56に対して、前述と同様な操作(ステップ1〜9)を行って多層配線構造とする。この時、前述のように、層間絶縁膜56の表面を平坦化することで、次の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の際に、加工精度が低下してしまうことを極力防止することができる。
【0047】
図7及び図8は、本発明の第2の実施の形態における配線形成例を示すもので、前述の例と異なる点は、以下の通りである。なお、この例にあっては、図2に示す第2平坦化ユニット30として、例えば化学機械的研磨、電解研磨または熱によるリフローユニットからなり、第2保護膜54の表面を平坦化するようにしたものが使用されている。
【0048】
先ず、前述と同様にして、基板の表面に形成した絶縁膜40に配線溝(配線用凹部)42を設け、この表面にバリア層44とシード層46を順次形成し、更にシード層46の表面に銅からなる金属膜(銅膜)48を形成し、配線溝42以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して銅膜48からなる配線50を形成した後、配線50の露出表面に第1保護膜52を選択的に形成する(ステップ1〜6)。
【0049】
そして、第1保護膜52を形成した基板を、第2搬送ロボット32で第2保護膜形成ユニット24に搬送し、この第2保護膜形成ユニット24で、図7(a)に示すように、基板の表面に第2保護膜54を形成し(ステップ7)、この第2保護膜54を形成した基板を第2搬送ロボット32で第2平坦化ユニット30に搬送する。
この第2平坦化ユニット30では、例えば化学機械的研磨、電解研磨または熱によるリフローにより、図7(b)に示すように、第2保護膜54の表面を平坦化する(ステップ8)。
【0050】
そして、この第2保護膜54の表面を平坦化した基板を第2搬送ロボット32で層間絶縁膜形成ユニット26に搬送し、この層間絶縁膜形成ユニット26で、図7(c)に示すように、基板の表面に層間絶縁膜56を形成する(ステップ9)。この時、前述のように、第2保護膜54の表面が予め平坦化されており、このため、第2保護膜54の表面を平坦化することができる。
【0051】
図9及び図10は、本発明の第3の実施の形態における配線形成例を示すもので、前述の例と異なる点は、以下の通りである。なお、この例にあっては、図2に示す第2保護膜形成ユニット24は省略される。
【0052】
先ず、前述と同様にして、基板の表面に形成した絶縁膜40に配線溝(配線用凹部)42を設け、この表面にバリア層44とシード層46を順次形成し、更にシード層46の表面に銅からなる金属膜(銅膜)48を形成し、配線溝42以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して銅膜48からなる配線50を形成した後、配線50の露出表面に第1保護膜52を選択的に形成する(ステップ1〜6)。
【0053】
そして、第1保護膜52を形成した基板を、第2搬送ロボット32で層間絶縁膜形成ユニット26に搬送し、この層間絶縁膜形成ユニット26で、図9(a)に示すように、基板の表面に層間絶縁膜56を形成する(ステップ7)。次に、この層間絶縁膜56を形成した基板を第2搬送ロボット32で第2平坦化ユニット30に搬送し、この第2平坦化ユニット30で、図9(b)に示すように、層間絶縁膜56の表面を平坦化する(ステップ8)。
【0054】
このように、第1保護膜52を形成した基板の表面に第2保護膜54を形成することなく、層間絶縁膜56を直接堆積する場合もあるが、このような場合にあっても、層間絶縁膜56の表面を平坦化することで、次の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等の際に、加工精度が低下してしまうことを極力防止することができる。
【0055】
図11乃至図13は、本発明の第4の実施の形態における配線形成例を示すもので、前述の例と異なる点は、以下の通りである。なお、この例にあっては、図2に示す第1平坦化ユニット28として、例えば化学機械的研磨ユニットまたは電解研磨ユニットを使用し、この化学機械的研磨ユニットまたは電解研磨ユニットで保護膜用凹部を形成するレセス加工ユニットを兼用するようにしている。なお、このレセス加工ユニットは、化学機械的研磨ユニットや電解研磨ユニットの他に、プラズマによるドライエッチングユニットや薬液によるウェットエッチングユニットで構成することができ、これらのユニットをレセス加工専用に備えるようにしてもよい。このことは、以下の実施の形態においても同様である。
【0056】
先ず、前述と同様にして、基板の表面に形成した絶縁膜40に配線溝(配線用凹部)42を設け、この表面にバリア層44とシード層46を順次形成し、更にシード層46の表面に銅からなる金属膜(銅膜)48を形成した後、配線溝42以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して銅膜48からなる配線50を形成する(ステップ1〜4)。
【0057】
そして、この表面を平坦化した基板を第2搬送ロボット32で第1平坦化ユニット28に搬送する。この第1平坦化ユニット28では、例えば化学機械的研磨(CMP)または電解研磨により、図11(a)に示すように、配線溝42以外の余剰な金属材料、すなわち絶縁膜40上の銅膜48、シード層46及びバリア層44を除去し基板表面を平坦化して、銅膜48からなる配線50を形成する(ステップ5)。更に、引き続いて、第1平坦化ユニット28で配線レセス加工を行う。つまり、図11(b)に示すように、配線50の上部を除去し、ここに、例えば深さDが5〜20nmの保護膜用凹部58を形成する(ステップ6)。
【0058】
次に、この保護膜用凹部58を形成した基板を第2搬送ロボット32で第1保護膜形成ユニット22に搬送する。この第1保護膜形成ユニット22では、配線50の露出表面に、例えば無電解めっきにより、図11(c)に示すように、導電性材料からなる第1保護膜52を選択的に形成して、この第1保護膜52で保護膜用凹部58を埋める(ステップ7)。このように、保護膜用凹部58の深さDを5〜20nmに設定し、この内部を第1保護膜52で埋めることで、十分な膜厚の第1保護膜52を形成することができる。
【0059】
この時、前述と同様に、第1保護膜52を絶縁膜40の表面がなす平面から突出させ、しかもこの突出高さHを配線溝42の表面に形成したバリア層44の膜厚Tと等しく設定する(H=T)ことで、電気特性の面から最適な膜厚の第1保護膜52を得ることができる。
【0060】
次に、このように第1保護膜52を形成した基板を、第2搬送ロボット32により第2保護膜形成ユニット24に搬送する。この第2保護膜形成ユニット24では、例えばCVD、PVDまたは塗布により、図12(a)に示すように、基板の表面にハードマスクまたはエッチストップ層としての第2保護膜54を形成する(ステップ8)。
そして、この第2保護膜54を形成した基板を第2搬送ロボット32で層間絶縁膜形成ユニット26に搬送する。この層間絶縁膜形成ユニット26では、図12(b)に示すように、例えばCVDまたは塗布によって、基板の表面に層間絶縁膜56を形成する(ステップ9)。
【0061】
次に、このように層間絶縁膜56を形成した基板を第2搬送ロボット32で第2平坦化ユニット30に搬送し、この第2平坦化ユニット30で、図12(c)に示すように、例えば化学機械的研磨、薬液によるウェットエッチングまたは熱によるリフローによって、層間絶縁膜56の表面を平坦化する(ステップ10)。
【0062】
図14及び図15は、本発明の第5の実施の形態における配線形成例を示すもので、前述の第4の実施の形態と異なる点は、以下の通りである。なお、この例にあっては、前述の第2の実施の形態と同様に、図2に示す第2平坦化ユニット30として、例えば化学機械的研磨、電解研磨または熱によるリフローユニットからなり、第2保護膜54の表面を平坦化するようにしたものが使用されている。
【0063】
先ず、前述と同様にして、基板の表面に形成した絶縁膜40に配線溝(配線用凹部)42を設け、この表面にバリア層44とシード層46を順次形成し、シード層46の表面に銅からなる金属膜(銅膜)48を形成し、更に配線溝42以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して銅膜48からなる配線50を形成し、更に引き続いて、配線50の上部に保護膜用凹部58を形成した後、配線50の露出表面に第1保護膜52を選択的に形成する(ステップ1〜7)。
【0064】
そして、第1保護膜52を形成した基板を、第2搬送ロボット32で第2保護膜形成ユニット24に搬送し、この第2保護膜形成ユニット24で、図14(a)に示すように、基板の表面に第2保護膜54を形成し(ステップ8)、この第2保護膜54を形成した基板を第2搬送ロボット32で第2平坦化ユニット30に搬送する。
この第2平坦化ユニット30では、例えば化学機械的研磨、電解研磨または熱によるリフローにより、図14(b)に示すように、第2保護膜54の表面を平坦化する(ステップ9)。
【0065】
そして、この第2保護膜54の表面を平坦化した基板を第2搬送ロボット32で層間絶縁膜形成ユニット26に搬送し、この層間絶縁膜形成ユニット26で、図14(c)に示すように、基板の表面に層間絶縁膜56を形成する(ステップ10)。この時、前述のように、第2保護膜54の表面が予め平坦化されており、このため、第2保護膜54の表面を平坦化することができる。
【0066】
図16及び図17は、本発明の第6の実施の形態における配線形成例を示すもので、前述の第4の実施の形態と異なる点は、以下の通りである。なお、この例にあっては、前述の第3の実施の形態の場合と同様に、図2に示す第2保護膜形成ユニット24は省略される。
【0067】
先ず、前述と同様にして、基板の表面に形成した絶縁膜40に配線溝(配線用凹部)42を設け、この表面にバリア層44とシード層46を順次形成し、シード層46の表面に銅からなる金属膜(銅膜)48を形成し、更に配線溝42以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して銅膜48からなる配線50を形成し、更に引き続いて、配線50の上部に保護膜用凹部58を形成した後、配線50の露出表面に第1保護膜52を選択的に形成する(ステップ1〜7)。
【0068】
そして、第1保護膜52を形成した基板を、第2搬送ロボット32で層間絶縁膜形成ユニット26に搬送し、この層間絶縁膜形成ユニット26で、図16(a)に示すように、基板の表面に層間絶縁膜56を形成する(ステップ8)。次に、この層間絶縁膜56を形成した基板を第2搬送ロボット32で第2平坦化ユニット30に搬送し、この第2平坦化ユニット30で、図16(b)に示すように、層間絶縁膜56の表面を平坦化する(ステップ9)。
【0069】
なお、上記の各例では、配線材料として、銅を使用した例を示しているが、この銅の他に、銅合金、銀及び銀合金等を使用しても良い。
【0070】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、層間絶縁膜の表面を平坦化することで、多層配線化を図る際に、次の配線用凹部を形成するためのエッチングや露光工程等で加工精度が低下してしまうことを極力防止することができる。しかも、配線の表面に選択的に形成される第1保護膜の膜厚を最適に制御することで、配線の電気特性を損なうことなく、配線のエレクトロンマイグレーション耐性を改善し、しかもデバイスの信頼性を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体装置における配線形成例を工程順に示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における配線形成方法に使用する配線形成装置の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における配線形成例のシード層を形成するまでを工程順に示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における銅膜形成以降、第1保護膜を形成するまでを工程順に示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態のおける第2保護膜形成以降を工程順に示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に配線形成例を工程順に示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における第2保護膜形成以降を工程順に示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に配線形成例を工程順に示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における層間絶縁膜形成以降を工程順に示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に配線形成例を工程順に示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における平坦化処理以降、第1保護膜を形成するまでを工程順に示す図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態のおける第2保護膜形成以降を工程順に示す図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に配線形成例を工程順に示すブロック図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態における第2保護膜形成以降を工程順に示す図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態に配線形成例を工程順に示すブロック図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態における層間絶縁膜形成以降を工程順に示す図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態に配線形成例を工程順に示すブロック図である。
【符号の説明】
14,32 搬送ロボット
20 配線形成ユニット
22 第1保護膜形成ユニット
24 第2保護膜形成ユニット
26 層間絶縁膜形成ユニット
28,30 平坦化ユニット
40 絶縁膜
42 配線溝(配線用凹部)
44 バリア層
46 シード層
48 銅膜(金属膜)
50 配線
52 第1保護膜
54 第2保護膜
56 層間絶縁膜
58 保護膜用凹部

Claims (15)

  1. 基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、
    前記配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、
    前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、
    前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、
    前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成し、
    前記第2保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成し、
    前記層間絶縁膜の表面を平坦化することを特徴とする配線形成方法。
  2. 前記層間絶縁膜の表面の平坦化を、化学機械的研磨、薬液によるウェットエッチングまたは熱によるリフローで行うことを特徴とする請求項1記載の配線形成方法。
  3. 基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、
    前記配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、
    前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、
    前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、
    前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成し、
    前記第2保護膜の表面を平坦化し、
    前記平坦化した第2保護膜の表面に層間絶縁層を形成することを特徴とする配線形成方法。
  4. 前記第2保護膜の表面の平坦化を、化学機械的研磨または熱によるリフローによって行うことを特徴とする請求項3記載の配線形成方法。
  5. 前記第2保護膜は、Si、SiC、SiCN、SiCOまたはボラジン−ケイ素ポリマからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配線形成方法。
  6. 基板の表面に形成した絶縁膜に配線用凹部を設け、
    前記配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで絶縁膜の表面に該配線材料からなる金属膜を形成し、
    前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成し、
    前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成し、
    前記第1保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成し、
    前記層間絶縁膜の表面を平坦化することを特徴とする配線形成方法。
  7. 前記第1保護膜は、Co、Co合金、Ni、Ni合金、Mo、Mo合金、Ta、Ta合金、Ta窒化物、WN、ZrN、Ti、Ti合金またはTi窒化物からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の配線形成方法。
  8. 前記第1保護膜の前記絶縁膜の表面がなす平面からの突出高さは、前記金属膜の形成に先立って前記配線用凹部の表面に形成したバリア層の膜厚と等しいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の配線形成方法。
  9. 前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成した後、配線の上部に保護膜用凹部を形成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の配線形成方法。
  10. 前記保護膜用凹部を、化学機械的研磨、電解研磨、プラズマによるドライエッチングまたは薬液によるウェットエッチングで形成することを特徴とする請求項9記載の配線形成方法。
  11. 前記保護膜用凹部の深さは、5〜50nmであることを特徴とする請求項9または10記載の配線形成方法。
  12. 基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで表面に該配線材料からなる金属膜を形成する配線形成ユニットと、
    前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成する第1平坦化ユニットと、
    前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成する第1保護膜形成ユニットと、
    前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成する第2保護膜形成ユニットと、
    前記第2保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成する層間絶縁膜形成ユニットと、
    前記層間絶縁膜の表面を平坦化する第2平坦化ユニットを有することを特徴とする配線形成装置。
  13. 基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで表面に該配線材料からなる金属膜を形成する配線形成ユニットと、
    前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成する第1平坦化ユニットと、
    前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成する第1保護膜形成ユニットと、
    前記第1保護膜を形成した基板の表面に第2保護膜を形成する第2保護膜形成ユニットと、
    前記第2保護膜の表面を平坦化する第2平坦化ユニットと、
    前記平坦化した第2保護膜の表面に層間絶縁層を形成する層間絶縁膜形成ユニットを有することを特徴とする配線形成装置。
  14. 基板の表面に形成した絶縁膜に設けた配線用凹部の内部に配線材料を埋め込んで表面に該配線材料からなる金属膜を形成する配線形成ユニットと、
    前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成する第1平坦化ユニットと、
    前記配線の露出表面に導電性材料からなる第1保護膜を選択的に形成する第1保護膜形成ユニットと、
    前記第1保護膜を形成した基板の表面に層間絶縁層を形成する層間絶縁膜形成ユニットと、
    前記層間絶縁膜の表面を平坦化する第2平坦化ユニットを有することを特徴とする配線形成装置。
  15. 前記配線用凹部以外の余剰な金属材料を除去し基板表面を平坦化して配線を形成した後、配線の上部に保護膜用凹部を形成するレセス加工ユニットを有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の配線形成装置。
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