JP2005042735A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射装置における、デリベリバルブの吐出圧高圧化に伴うハンガー型プランジャバレルに対するデリベリバルブホルダーの取り付け構造に関し、吐出圧が高圧化する分、デリベリバルブホルダーの下面とプランジャバレル上面との間への漏油の可能性はかなり高くなる。これを有効にシールするとともに回収する構造が必要となっていた。
【解決手段】プランジャ式燃料噴射ポンプの、ハンガー型プランジャバレル2の上面にデリベリバルブホルダー3の下面を密着させる構造であって、該デリベリバルブホルダー3の下面に、外周をシールした漏油溜め用の環状漏油溜め用溝3bを設けた構造において、該デリベリバルブホルダー3内にて、該環状溝と高圧管継手との間に、漏油回収用連絡路3cを介設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼル式内燃機関用の燃料噴射装置を構成する、直列プランジャ式燃料噴射ポンプの、各プランジャに連設するデリベリバルブと各気筒に配設する燃料噴射弁との間を高圧管にて連結した構造の改良構成に関する。
従来、中・低速の舶用ディーゼル機関等には、燃料噴射ポンプとして、直列ボッシュ式燃料噴射ポンプを採用し、機関の各気筒におけるシリンダヘッドに取り付けた燃料噴射弁に対し、ポンプの各プランジャに連設するデリベリバルブより高圧管を連結して、高圧燃料を噴射供給する構造となっている。
この中で、燃料噴射ポンプにおいては、まず、燃料ギャラリーが、プランジャを内嵌するプランジャバレルの外周に設けられているが、これに対して燃料を供給する燃料供給用の管と、該燃料ギャラリーからの戻し油を抽出する戻し燃料用の管とを、各プランジャの燃料ギャラリー毎に配管していた。
また、燃料ギャラリー内の気泡抜きのため、従来は、ポンプハウジングにエアーブリーダスクリュー(気泡抜き用ボルト)を嵌入していた。更に、昨今の高圧化の要望に対応すべくデリベリバルブの吐出圧が高圧化する分、デリベリバルブホルダーの支持構造が問題となってきており、プランジャを内嵌するプランジャバレルをハンガー型とし、その上端面に、デリベリバルブホルダーの下端面を密着させてボルト締止し、該デリベリバルブホルダーの面圧を受けるようにした構造が採用されるようになっている。
特開平3−18663号公報
以上のような従来の燃料噴射装置において、デリベリバルブの吐出圧高圧化に伴うハンガー型プランジャバレルに対するデリベリバルブホルダーの取り付け構造に関し、吐出圧が高圧化する分、デリベリバルブホルダーの下面とプランジャバレル上面との間への漏油の可能性はかなり高くなる。これを有効にシールするとともに回収する構造が必要となる。
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
プランジャ式燃料噴射ポンプの、ハンガー型プランジャバレル2の上面にデリベリバルブホルダー3の下面を密着させる構造であって、該デリベリバルブホルダー3の下面に、外周をシールした漏油溜め用の環状漏油溜め用溝3bを設けた構造において、該デリベリバルブホルダー3内にて、該環状溝と高圧管継手との間に、漏油回収用連絡路3cを介設したものである。
本発明の燃料噴射装置は、以上のような構成とすることで、次のような効果を奏する。
燃料噴射ポンプに関して、プランジャ式燃料噴射ポンプの、ハンガー型プランジャバレル上面にデリベリバルブホルダーの下面を密着させる構造であって、該デリベリバルブホルダーの下面に、外周をシールした漏油溜め用の環状溝を設けた構造において、該デリベリバルブホルダー内にて、該環状溝と高圧管継手との間に、漏油回収用連絡路を介設したので、デリベリバルブホルダーとプランジャバレルとの間の漏油を有効にシールできるとともにこれを高圧管に対して回収できる。この構成が実現することにより、ハンガー型プランジャバレルにデリベリバルブホルダーを直付けする構成も実現でき、デリベリバルブの吐出圧の高圧化に対処でき、また、プランジャバレルの形状及びデリベリバルブホルダーの支持構造が簡素化されて、低コスト化にも繋がるのである。
本発明の燃料噴射装置の実施の形態を添付の図面より説明する。図1は配管盤4を付設した燃料噴射ポンプの側面断面図、図2は同じく配管盤4と燃料ギャラリーGとの燃料の流通を示す側面断面図、図3は燃料ギャラリーGへの水平方向の燃料供給通路を燃料戻し通路と同一高さとした場合の燃料供給通路を示す側面断面図、図4は同じく燃料戻し通路の側面断面図、図5は燃料ギャラリーGへの水平方向の燃料戻し通路を燃料供給通路より上方とした場合の燃料供給通路を示す側面断面図である。
図6は同じく燃料戻し通路の側面断面図、図7は遮閉部材15の配設構造を示す側面断面図、図8は同じく平面断面図、図9は遮閉ピース16を付設した遮閉部材15の配設構造を示す側面断面図、図10は同じく平面断面図、図11はデリベリバルブホルダー3部分の正面断面図、図12は同じく側面断面図、図13はプランジャ6周囲の漏油回収機構を示す側面断面図、図14は図13中X−X線断面図、図15は図13中Y−Y線断面図である。
図16は駆動台本体26の内部構造を示す正面断面図、図17は同じく側面断面図、図18は燃料噴射弁の正面断面図、図19は同じく側面部分断面図、図20は同じく平面図、図図21は図19中円Z内部分の拡大側面断面図、図22はスプリング押え35の正面図、図23は同じく底面図、図24は噴射圧調整用バー36の正面図、図25は同じく側面図である。
図26は同じく底面図、図27はスプリング押え35の噴射圧調整用バー36への位置決めの様子を示す側面図、図28は同じく底面図、図29は本実施例の長孔31dとネジ部31eとの位置関係を示す燃料噴射弁の部分正面図、図30は同じく部分正面断面図、図31は長孔31dとネジ部31eとを重合させた場合の燃料噴射弁の部分正面図、図32は同じく部分正面断面図である。
まず、燃料噴射ポンプについて、図1乃至図17より説明する。本実施例の燃料噴射ポンプは、単筒のボッシュ式燃料噴射ポンプ毎に配管盤を取り付け、気筒分の燃料噴射ポンプ単体を並列配設し、配管盤同士を燃料供給主管及び燃料戻し主管にて連結して燃料噴射ポンプを形成するものであり、添付の図面には、その単体の燃料噴射ポンプについて図示している。
単筒の燃料噴射ポンプの構成について、図1、図2等にて説明する。ポンプハウジング1内に、上方よりプランジャバレル2が内嵌されており、該プランジャバレル2は、側面視T型、即ちハンガー型になっていて、上端が平面状になっており、該上端面にデリベリバルブホルダー3の下端面を密着させている。ポンプハウジング1とプランジャバレル2とは、ボルト19・20で、プランジャバレル2とデリベリバルブホルダー3とは、ボルト21及びピン22にて締結されている。
プランジャバレル2内にはプランジャ室2bが設けられていて、プランジャ6が上下摺動自在に内嵌されている。該プランジャ6の下部分はポンプハウジング1内に形成されるプランジャスプリング室1c内に突出されており、該プランジャスプリング室1c内にて、上端にはアッパスプリングシート7が配設されており、また、該プランジャ6下端にはロワスプリングシート9が係合されていて、アッパスプリングシート7とロワスプリングシート9との間にプランジャスプリング8が介装されて、該プランジャ6を下方付勢している。更に、該ロワスプリングシート9は、プランジャスプリング室1c内を上下摺動自在のプランジャガイド10に内嵌されている。
ポンプハウジング1には、ラックガイドスクリュー13が螺入され、該ラックガイドスクリュー13の内端にコントロールラック12が付設されていて、該コントロールラック12が、該プランジャバレル2に摺動自在に外装され、プランジャ6のつば部と係合するコントロールスリーブ11のピニオン部11aに噛合している。該コントロールラック12は、ガバナ機構等にて摺動操作され、この摺動とともに噛合するピニオン部11aが回動することによって、コントロールスリーブ11とともにプランジャ6が回動し、プランジャ6における後記斜め溝6bの吸排口2aに対する連通時期が調整され、これにより、プランジャ6の燃料圧送期間、即ち、燃料噴射量が調節されるのである。
ここで、図16及び図17よりプランジャの駆動機構について説明する。エンジン本体Eに駆動台本体26を嵌入固定し、該駆動台本体26上端に、ポンプハウジング1の下端の四隅を固定ボルト25・25・・・にて締止している。該駆動台本体26内にはタペット28が上下摺動自在に内嵌されており、該タペット28の上端は、調整ボルト27を介して、ポンプハウジング1内の前記プランジャガイド10の下端に連結されている。
該タペット28の下端には、ローラーピン29を介してタペットローラー30が枢支されていて、該タペットローラー30下端が、エンジン本体E内に横設されるカム軸CSのカム部CSaに押接しており、カム軸CSの回転とともに、カム部CSaの形状に合わせてタペット28が上下往復摺動し、この動きにプランジャ6が連動して、上下往復摺動するのである。
なお、図17の如く、駆動台本体26の前面には噴射時期調整窓26aが開口されており、蓋26bを外し、内部の調整ボルト27を操作して、タペット28とプランジャガイド10との距離を調整し、噴射時期(プランジャ6のプリストローク)を調整できるようにしている。また、ポンプハウジング1の下端部付近にはプランジャガイド10に印した目盛りを確認できるように、前面に、噴射時期確認窓1fが穿設されている。ここからポンプハウジング1内を確認しながら、プランジャガイド10の目盛りの高さを該噴射時期確認窓1fの高さに合わせるべく、前記の如く、噴射時期調整窓26aより調整ボルト27を操作し、噴射時期を調整するものである。
再びポンプハウジング1の内部構成の説明に戻る。図1や図8等の如く、プランジャバレル2内において、プランジャ6を内嵌するプランジャ室2bより水平状に吸排口2a・2aが貫通されており、該プランジャバレル2と該ポンプハウジング1との間に形成される環状の燃料ギャラリーGに連通している。該ポンプハウジング1の外側よりデフレクタ14・14を螺入し、燃料ギャラリーGを貫通して、各吸排口2a・2aに対峙させている。
このデフレクタ14は、図1や図8の如く、燃料ギャラリーG内において、小径部分14bを有しており、燃料ギャラリーG内における燃料の流動がデフレクタ14にて塞がれることのないようにし、燃料通路を確保している。なお、プランジャ6とプランジャバレル2との間の摺動面からの漏油は、リーク戻し孔1gを介してポンプハウジング1の外部に排出される。
次に、図1乃至図10にて、燃料噴射ポンプへの配管盤4の付設による燃料ギャラリーに対する燃料の供給及び戻し通路構造について説明する。まず、燃料ギャラリーGに対する燃料の供給手段として、該燃料噴射ポンプのポンプハウジング1の前面に、配管盤4がボルト23・23・・・にて締止されており、該配管盤4内には、下方に燃料供給用主管A、上方に燃料戻し用主管Bを、左右方向に貫通するように、上下平行に並設している。
図8等の如く、各主管A・Bの左右開口部にはそれぞれ燃料主管継手5を取り付け、固定用ナット5aにて配管盤4に固定する。各主管A・Bの両端より左右に突出する燃料主管継手5・5が、隣接する燃料噴射ポンプに付設された配管盤4に取り付けられた燃料主管継手5・5に連結され、これにより、各燃料噴射ポンプ単体に取り付けた配管盤4の燃料供給用主管A及び燃料戻し用主管Bが、それぞれ一体状に連通する。
各配管盤4には、前記の如く、下方に燃料供給用主管A、上方に燃料戻し用主管Bを形成しており、燃料供給用主管Aからは、垂直上方に燃料供給用垂直通路Aaを、更にその上端より水平後方に燃料供給用水平通路Abを穿設しており、一方、燃料戻し用主管Bからは、垂直下方に燃料戻し用垂直通路Baを、更にその下端より水平後方に燃料戻し用水平通路Bbを穿設している。
一方、ポンプハウジング1内は、燃料ギャラリーGより燃料供給用連絡路1aと燃料戻し用連絡路1bとを穿設し、それぞれ、ポンプハウジング1前面に付設された配管盤4の、燃料供給用水平連絡路Abと燃料戻し用水平連絡路Bbとに連通するようになっている。燃料は、燃料供給用主管A、燃料供給用垂直通路Aa、燃料供給用水平通路Ab、及び燃料供給用水平連絡路1aを通過して、燃料ギャラリーGへと導入され、燃料ギャラリーGからの戻し燃料は、燃料戻し用水平連絡路1b、燃料戻し用水平通路Bb、燃料戻し用垂直通路Ba、及び燃料戻し用主管Bを通過して戻されていく。図2乃至図6、図8、図10内図示の矢印は、燃料の流動を示す。
ここで、燃料供給用連絡路1aと燃料戻し用連絡路1bのうち、少なくとも燃料戻し用連絡路1bについては、図4及び図6の如く、燃料ギャラリーGの上端部分に連通させる。燃料ギャラリーG内の上方には気泡が存在するものであり、このように連通させることで、この気泡が、戻し燃料とともに、燃料戻し用連絡路1bへと有効に排出されるのである。そして、戻し燃料とともに燃料戻し用連絡路1b、燃料戻し用水平通路Bbを流動した気泡は、垂直上方向きの燃料戻し用垂直通路Baを通じ、その上方に配設する燃料戻し用主管Bへと排出される。このように、燃料ギャラリーGからの燃料の戻し通路を利用して、プランジャ室2b内への燃料の供給量に影響を与える燃料ギャラリーG内の気泡を有効に排除できるのであり、気泡の除気が、プランジャ等の近傍に惹起される低圧部のキャビテーションや、ノズル、高圧管等の高圧部に局部的に生じるキャビテーションを未然に防止する効果をもたらす。また、このように燃料ギャラリーG内の気泡を排除できることで、従来ポンプハウジング1に取り付けていたエアブリーダスクリューを廃止できる。これは、前記の如く、プランジャバレル2をハンガー型とする上でも有効である。即ち、エアブリーダスクリューとの干渉を考慮することなく、ポンプハウジング1の上方を覆うような状態にハンガー型プランジャバレル2を取り付けることができるのである。
一方、燃料供給用水平通路Abと燃料供給用連絡路1aに関しては、図3及び図4の実施例のように、燃料戻し用水平通路Bbと燃料戻し用連絡路1bと同じ高さとすることも考えられるが、燃料ギャラリーG内の気泡が燃料供給用連絡路1a内に入り込まないようにするため、図5及び図6の実施例のように、燃料供給用連絡路1aを、燃料ギャラリーGの下端部に連通させることも考えられる。即ち、燃料戻し用水平通路Bbと燃料戻し用連絡路1bに比して、燃料供給用水平通路Abと燃料戻し用連絡路1aとを低く配設するのである。なお、図5及び図6の実施例の場合、燃料供給用垂直通路Aaを除去し、燃料供給用水平通路Abを燃料供給用主管Aより直接延設している。また、前記の図3及び図4の実施例の如く、燃料戻し用水平通路Bbと燃料戻し用連絡路1bと同じ高さにした場合においても、燃料供給用主管Aは、燃料供給用垂直通路Aaを介して燃料供給用水平通路Abよりも下方に配設しており、気泡は燃料の流れに抗して下方には流通しにくいので、この場合でも、燃料供給用主管Aへの気泡の混入は回避できる。
なお、燃料供給用連絡路1a及び燃料戻し用連絡路1bは、図8等の如く、平面視傾斜状に形成されていて、各前端同士の間隔は、各後端同士の間隔よりも狭くなっている。これは、燃料ギャラリーGに連通する各後端間の間隔は、各連絡路1a・1b間を燃料が短絡するのを防ぐため(後記の遮閉部材15を配設するため)、ある程度広くする必要がある一方、各前端は、これに連通する配管盤4における水平通路Ab・Bb、そして、垂直通路Aa・Bbが、配管盤4両側に嵌入する燃料主管継手5の内端に干渉しないようにするために、内寄りに配設する必要があるからである。
こうして、燃料ギャラリーG内において、燃料供給用連絡路1aより導入された燃料が、環形状の燃料ギャラリーGに沿い、デフレクタ14・14及び吸排口2d・2dの導入口を通過して、燃料戻し用連絡路1bへと流通するのであるが(図8図示の矢印参照。)、燃料ギャラリーGにおける燃料供給用連絡路1aと燃料戻し用連絡路1bとの各連通部分同士の間隔が短いために、燃料供給用連絡路1aから導入された燃料が、燃料ギャラリーG全体を流通せずに、燃料戻し用連絡路1bへと短絡してしまうおそれがある。これを防ぐべく、図7及び図8の如く、ポンプハウジング1に遮閉部材15を嵌入して、燃料ギャラリーG内における燃料供給用連絡路1aと燃料戻し用連絡路1bとの間の短絡路を遮閉している。遮閉部材15には螺子部15aが形成され、ポンプハウジング1より燃料ギャラリーGへと螺入するようにしており、また、燃料ギャラリーG内において、図1、図9及び図10の如く、該遮閉部材15に遮閉ピース16を付設することにより、遮閉面を拡大し、より確実な遮閉ができるようにしている。
次に、デリベリバルブの構成を、図11及び図12等より説明する。プランジャ室2b上端より燃料通路2cが弁室2dに連通しており、該弁室2d内と、該プランジャバレル2の上面に締止されるデリベリバルブホルダー3内の弁室3a内とを通じて、デリベリバルブDVが内嵌されている。該弁室3aの上端からは垂直上方に燃料通路を介し、デリベリバルブホルダー3の上端に、漏斗状の吐出口3dを設けている。該吐出口3dには、図12の如く、高圧管継手17の継手球面17dを内嵌し、シール弾性体17cを該継手球面17dの上方に環設し、該吐出口3dとの隙間をシールするようにしている。こうして、吐出口3dに内嵌した該高圧管継手17には、高圧用連絡孔17aが内設されていて、該高圧管継手17より機関のシリンダヘッドに配設された燃料噴射弁に対して高圧管を配管し、デリベリバルブDVにて該吐出口3dより吐出された高圧燃料は、該高圧用連絡孔17aより高圧管を経て、燃料噴射弁へと供給される。
以上のような構成の燃料噴射ポンプにおいては、様々なオイルシール機構と、漏油の回収機構が採用されている。まず、特に漏油のおそれがあるのは、吐出圧が高圧であるデリベリバルブ部分であって、デリベリバルブホルダー3の弁室3aの周囲は、高圧シール面3eとなっているが、該高圧シール面3eとプランジャバレル2上面との隙間に漏油が発生する傾向がある。ボルト21やピン22の締めつけが弱い場合には、最悪の場合、この隙間から燃料が飛散するおそれがある。まず、この部分のオイルシール構造として、デリベリバルブホルダー3の下面において、弁室3aを囲む高圧シール面3eの外周部分に、環状の漏油溜め用溝3bを形成し、更に、該漏油溜め用溝3b内の外周に沿って、弾性体である環状のオイルシール部材18を内嵌している。
漏油溜め用の溝をプランジャバレル2側に設けなかったのは、プランジャバレル2には、デリベリバルブホルダー3を締止するボルト21を介して、上方への引っ張り力がかかるからであり、もし、該プランジャバレル2上面に漏油溜め用の溝を設けた場合、この溝部に引張力がかかって破損のおそれがあるからである。対して、デリベリバルブホルダー3内におけるボルト21の螺装長さが長いので、デリベリバルブホルダー3とボルト21とは略一体状になり、引張力がかかっても、デリベリバルブホルダー3が漏油溜め用溝3bの形成によって破損するようなことはない。また、オイルシール部材18のシール代もそこそこ確保しなければならないので、溝部の幅及び深さもある程度の大きさを要する。この中で、オイルシール部材18に対する面圧を確保するには、デリベリバルブホルダー3の下面に漏油溜め用溝3bを形成する方が望ましいのである。
次に、漏油溜め用溝3bに溜まる漏油を回収する機構であるが、該デリベリバルブホルダー3において、図11及び図12の如く、前記の吐出口3dと漏油溜め用溝3bとの間に漏油回収用連絡路3cを穿設している。該漏油回収用連絡路3cの上端は、吐出口3dの内壁面と、該吐出口3d内に嵌入した継手球面17dとの間の隙間に連通している(シール弾性体17cにてシールされている。)。一方、高圧管継手17内には、高圧用連絡孔17aと平行して燃料戻し用連絡孔17bを並設しており、該吐出管3dと該継手球面17dとの間の隙間に該燃料戻し用連絡孔17bが連通している。従って、漏油溜め用溝3bに溜まる漏油は、漏油回収用連絡路3c、吐出口3dを介して、燃料戻し用連絡孔17bへと流出し、高圧管内へと回収されるものである。
次に、プランジャ室2bからの燃料回収構造について、図13乃至図17等より説明する。プランジャ6は、下死点位置にてその上端が吸排口2aより下方になり、プランジャ6上方のプランジャ室2b内に燃料ギャラリーGより吸排口2aを介して燃料が吸入され、プランジャ6の上昇とともにデリベリバルブDVへと圧送される。そして、斜め溝6bが吸排口2aに連通すると、縦溝6aより斜め溝6bにプランジャ6上方のプランジャ室2b内の燃料が吸入され、吸排口2aを介して燃料ギャラリーGに排出される。このようにプランジャ6がプランジャ室2bを摺動する過程で、プランジャバレル2の内周(プランジャ室2bの壁面)とプランジャ6外周との間に漏油が発生する。
この漏油回収のため、まず、図13の如く、プランジャバレル2の内周部に、上下に環状の第一〜第四漏油溜め用溝2e・2f・2g・2hを形成している。図13や図8等の如く、最上部の第一漏油溜め用溝2eからは、上方傾斜状に第一リーク孔2iを燃料ギャラリーGに連通させて、燃料ギャラリーGに漏油を回収するようにしている。第二漏油溜め用溝2fからは、第二リーク孔2j・1cを燃料回収ポート24に対して穿設している。
更に、図13乃至図15の如く、第三漏油溜め用溝2g、第四漏油溜め用溝2hより、プランジャバレル2に穿設する第三リーク孔2k・2m、及びポンプハウジング1の後部に穿設する第三リーク孔1d・1eを介して、駆動台本体26に燃料を回収させるようにしている。即ち、図17の如く、駆動台本体26の後部に、第三リーク孔1eに連通する、垂直状の第三リーク孔26cを穿設している。該駆動台本体26は、前部に噴射時期調整窓26aを有し、左右側にはポンプハウジング1に締止するボルト25を螺装するためのボルト座があるので、これらとの干渉を回避すべく、ポンプハウジング1及び駆動台本体26の後部に第三リーク孔1d・1e・26cを形成したのである。
以上のように燃料戻し用の通路を設けることにより、燃料戻し用の外部配管を省略することができる。また、燃料としてC重油を使用する場合、従来の外部配管構造においては、配管内のC重油が外気にて配管途中で冷えて高粘度化した固着状態を呈する等、流動不足に陥ることがあったが、本構造では、配管盤が燃料噴射ポンプに接合しており、燃料噴射ポンプからの熱伝導の影響で、配管内のC重油が保温され、このような不具合を回避できる。
燃料噴射ポンプの構造に関しては以上であり、次に、燃料噴射弁の構成について図18乃至図32より説明する。まず、燃料噴射弁の配設されるシリンダヘッドの内部構成であるが、図18の如く、シリンダヘッドCH内において、後記ノズルホルダー31を嵌入するホルダー室CHaが形成されており、その下端より下方に、後記ノズルナット41を内嵌するノズルスリーブ45を垂下させている。燃料噴射弁の外観構成は、大部分をノズルホルダー31にて形成しており、該ノズルホルダー31の下方にスペーサ39を、該スペーサ39の下方にノズルボディ40を配設固定してなっている。シリンダーヘッドCHへの嵌入においては、まず、針弁32を内嵌したノズルボディ40にスペーサ39を介してノズルホルダー31を連接し、これらをノズルナット41で一体に位置決め結合して、燃料噴射ポンプの仕組体とし、該仕組体をシリンダヘッドCHに嵌装したノズルスリーブ45に嵌入する。そして、図18乃至図20の如く、該ノズルホルダー31の上端より弁押え具44を螺装し、該弁押え具44をシリンダーヘッドCH上端に締止して、燃料噴射弁の仕組体をシリンダヘッドCH内に抑止する。
燃料噴射弁の内部構造について、図18乃至図21より説明する。まず、燃料通路に関しては、ノズルホルダー31の上端寄り部分の側方に燃料噴射ポンプからの圧送燃料を吸入する噴射管継手38を螺入している。該ノズルホルダー31内において、噴射管継手38の内端より水平燃料通路31aが穿設され、更に下方に向けて垂直燃料通路31bが穿設されている。
垂直燃料通路31bは、スペーサ39内に穿設した連絡通路39aに連通し、更にノズルボディ40内に穿設した燃料通路40aに連通している。該ノズルボディ40の下端にはサック部40dが形成されていて、サック部40dに噴孔が穿設されており、該噴孔を介して、ピストン頭部の燃焼室に向けて燃料が噴射される。該ノズルボディ40内において、該サック部40dの噴孔に対しては、垂直方向に、針弁32を内嵌する針弁室40cを穿設しており、該針弁室10bの途中部が燃料溜まり40bとなっていて、該燃料溜まり40bに前記の燃料通路40aの下端部が連通しているのである。
燃料の噴射過程について説明する。燃料噴射タイミングに、燃料噴射ポンプから、燃料が噴射管継手38を介して、燃料噴射弁内の燃料通路に圧送され、ノズルボディ40の燃料溜まり40bに達する。針弁室40cには、後記のノズルスプリング34にて下方付勢される針弁32が内嵌されているが、燃料溜まり40bに達した燃料圧にて、針弁32が上方に押され、該燃料溜まり40bの下方における針弁室40cを介して、下端サック部40dの噴孔に燃料が送られ、噴射される。そして、燃料噴射ポンプからの燃料圧送が絶たれると、燃料溜まり40bにおける燃料圧が下がり、下方付勢されている針弁32が下方摺動して、燃料溜まり40bより下端サック部40dへの連通路を塞ぎ、噴射が終了するのである。
次に、噴射圧の調整機構について説明する。噴射圧は、針弁32の下方付勢力に左右される。該付勢力が強ければ、ノズル開孔時(燃料噴射時)において、針弁32が噴射中の燃料を押圧する力が強いので、噴射圧が高くなる。この付勢力を強くするのは、ノズルホルダー31内の中心部に垂直方向に穿設されたスプリング室31c内において上下伸縮可能に内嵌されて、スプリングシート33を介して針弁32を上方より押圧するノズルスプリング34の上端位置を下方に移動することによって可能である。
そこで、噴射圧調整のためのノズルスプリング34の上端位置の位置決め部材として、噴射圧調整用バー36を設けている。ノズルスプリング34の上端は、スプリング押え35に直接当接させており、該スプリング押え35の上部を嵌合するようにノズルホルダー31内に水平方向に嵌挿配設するのが、該噴射圧調整用バー36である。該ノズルホルダー31には、該噴射圧調整用バー36を嵌挿すべく、また、その上下位置を調整可能とするように、上下方向を長径とする長孔31dを、後記ネジ部31eの下部に形成した該ネジ部31eよりも小径の段差面部31fにおいて、該スプリング室31cの上部にて直交するよう水平貫通状に穿設している。
更に、ノズルホルダー31の長孔31d(段差面部31f)の直上方における外側面には、段差面部31fに干渉しない程度に大径のネジ部31eが形成されていて、該ネジ部31eに、噴射圧調整用バー36の上下位置決めをする部材としての噴射圧調整用ナット37a及び止めナット37bを外嵌螺装する。なお、ネジ部31e(両ナット37a・37b)の位置は、ノズルホルダー31における噴射管継手38の螺入部の下方である。また、該ネジ部31eは、該長孔31dと重合しないようにしている。即ち、図29及び図30のように、該ネジ部31eの下端より下方に長孔31dが位置している。図31及び図32のように、該長孔31dが該ネジ部31eに重合していると、ネジ部31eにカエリやバリが生じ、その除去が困難となるからである。そのため、該ネジ部31eの上下長は、噴射圧調整用ナット37a及び止めナット37bを締結するのに必要最小限としている。
噴射圧調整用ナット37aの下端と、噴射圧調整用バー36のノズルホルダー31からの突出部の上端との間には、焼入れしたプレート42を介設している。噴射圧調整用ナット37aを回動するのに対し、噴射圧調整用バー36は回動しないので、このまま両部材を当接させれば、摩耗が生じ、噴射圧の調整にも悪影響を及ぼす。噴射圧調整用ナット37aそのものを焼入れ加工するのは、加工工程を複雑化し、高コストにも繋がる。そこで、焼入れしたプレート42を介設することにより、該噴射圧調整用ナット37aが、摩耗することなく円滑にプレート42上を回動するようにしたものである。なお、調整用ナット37aの下端部は、該ネジ部31eの下端よりも常に下方に突出し、プレート42とネジ部31eとが当接しないようにしている。即ち、該プレート42の内周部は、該ノズルホルダー31の外周面に摺動自在に当接し、噴射圧調整用バー36の回動に連れて回動自在となっているのである。
こうして、該噴射圧調整用ナット37aを回転操作することで、該噴射圧調整用ナット37a(及びプレート42)ごと該噴射圧調整用バー36が上下移動する。位置決めする高さに噴射圧調整用バー36を合わせたら、噴射圧調整用ナット37aの上方に螺装している止めナット37bを回転操作して、該噴射圧調整用ナット37aと密着させ、噴射圧調整用バー36及び噴射圧調整用ナット37aの位置固定を確実にする。
以上のような構成の燃料噴射弁において、スプリング押え35の噴射圧調整用バー36に対する位置決め構造と、燃料戻し構造について、図22乃至図28より説明する。図22及び図23の如く、スプリング押え35は、ノズルホルダー31の内周(スプリング室31cの側壁面)に沿うように円筒形となっており、下端にノズルスプリング34に嵌入する嵌入部35aを突設しており、また、外周部に燃料戻し用スリット35b・35bを形成して、該スプリング室31cの側壁面との間に隙間を設けて、燃料が溜まらないようにしている。
一方、図24乃至図26の如く、スプリング室31c内における噴射圧調整用バー36の下面には、底面視長方形状の位置決め用スリット36aを形成している。該位置決め用スリット36aの長辺はスプリング押え35の頭部の直径に略一致し、図27及び図28の如く、該位置決め用スリット36a内に該スプリング押え35の頭部を嵌入することで、該スプリング押え35の該噴射圧調整用バー36への位置決めがなされる。該噴射圧調整用バー36自体は、その左右端部分が長孔31dにて位置決めされているので、嵌入したスプリング押え35が位置決め用スリット36a内でずれることはない。このように、スプリング押え35の位置決め構造を、位置決め用スリット36aとすることで、スプリング押えの頭部形状に合わせて円筒形状の孔を形成するよりも加工が容易であり、位置決めも確実である。また、位置決め用スリット36aと、これに嵌入されるスプリング押え35頭部の側端部とは一部が密着するものの、大部分は充分な隙間があり、位置決め用スリット36aの両端から燃料がホルダー室CHaに戻されるようになっており、位置決め用スリット36aに嵌入したスプリング押え35が、隙間に溜まる燃料の固着により抜けなくなるという事態は発生しない。
なお、スプリング室31c内の燃料は、該長孔31dと噴射圧調整用バー36との間からホルダー室CHaへと漏出し、ノズルスリーブ45及びノズルナット41の上に溜まる。これが、ノズルナット41・ノズルスリーブ45間の隙間に流入すると、固着して、ノズルナット41をノズルスリーブ44から取り出せなくなる事態を発生するおそれがある。これを回避すべく、図18及び図19の如く、該ノズルナット41の上端付近の外周部にOリング43を環設している。
ボッシュ式燃料噴射ポンプに、燃料供給用通路と燃料戻し用通路とを形成した配管盤を付設し、両通路を該燃料噴射ポンプにおける燃料ギャラリーへの連絡路に連通させる構造において、該配管盤内の、該燃料戻し用通路における主管部分が、該燃料供給用通路における主管部分の上方になるよう、両主管部分を並設したので、燃料噴射ポンプに関しては、請求項1記載の如く構成することより、配管盤を燃料噴射ポンプに取り付けるだけで、燃料供給用及び燃料戻し用の通路が、ポンプ内の燃料ギャラリーに連通し、燃料供給用及び燃料戻し用の配管を省略できる。そして、該配管盤において、燃料戻し用の主管部分を、燃料供給用の主管部分の上方に並設することにより、配管盤の横方向への長さがコンパクトとなる上、燃料戻し用通路より主管部分に、燃料ギャラリー内に発生する気泡を有効に排出させることができ、従来、燃料噴射ポンプに取り付けていた、燃料ギャラリー内の気泡除去用のエアブリーダスクリュー(気泡抜き用ボルト)を省略することができる。
また、ボッシュ式燃料噴射ポンプのポンプハウジング内に、燃料供給用通路と燃料戻し用通路とを隣接状に形成し、両通路を該燃料噴射ポンプにおける燃料ギャラリーへの連絡路に連通させるとともに、該燃料噴射ポンプ内における該燃料供給用通路に連通する連絡路と該燃料戻し用通路に連通する連絡路との間に遮閉部材を配設し、該燃料ギャラリーにおける両連絡路間の燃料の短絡路を遮閉したので、燃料ギャラリー内にて、燃料供給用通路から燃料戻し用通路への燃料の短絡が回避され、キャビテーションの発生を未然に防止して、燃料ギャラリー全体に燃料を流通させることができ、燃料噴射ポンプのプランジャに対して、規定量の充分な燃料を供給することができるとともに、燃料油の温度低減により燃料噴射圧の高圧化を図ることができ、更に、噴霧燃料を微粒子化した燃焼性を改善し、燃費、出力、排気エミッション等の機関性能の向上に寄与するのである。
配管盤4を付設した燃料噴射ポンプの側面断面図である。 同じく配管盤4と燃料ギャラリーGとの燃料の流通を示す側面断面図である。 燃料ギャラリーGへの水平方向の燃料供給通路を燃料戻し通路と同一高さとした場合の燃料供給通路を示す側面断面図である。 同じく燃料戻し通路の側面断面図である。 燃料ギャラリーGへの水平方向の燃料戻し通路を燃料供給通路より上方とした場合の燃料供給通路を示す側面断面図である。 同じく燃料戻し通路の側面断面図である。 遮閉部材15の配設構造を示す側面断面図である。 同じく平面断面図である。 遮閉ピース16を付設した遮閉部材15の配設構造を示す側面断面図である。 同じく平面断面図である。 デリベリバルブホルダー3部分の正面断面図である。 同じく側面断面図である。 プランジャ6周囲の漏油回収機構を示す側面断面図である。 図13中X−X線断面図である。 図13中Y−Y線断面図である。 駆動台本体26の内部構造を示す正面断面図である。 同じく側面断面図である。 燃料噴射弁の正面断面図である。 同じく側面部分断面図である。 同じく平面図である。 図19中円Z内部分の拡大側面断面図である。 スプリング押え35の正面図である。 同じく底面図である。 噴射圧調整用バー36の正面図である。 同じく側面図である。 同じく底面図である。 スプリング押え35の噴射圧調整用バー36への位置決めの様子を示す側面図である。 同じく底面図である。 本実施例の長孔31dとネジ部31eとの位置関係を示す燃料噴射弁の部分正面図である。 同じく部分正面断面図である。 長孔31dとネジ部31eとを重合させた場合の燃料噴射弁の部分正面図である。 同じく部分正面断面図である。
符号の説明
G 燃料ギャラリー
A 燃料供給用主管
Aa 燃料供給用垂直通路
Ab 燃料供給用水平通路
B 燃料戻し用主管
Ba 燃料戻し用垂直通路
Bb 燃料戻し用水平通路
1 ポンプハウジング
1a 燃料供給用連絡路
1b 燃料戻し用連絡路
2 プランジャバレル
3 デリベリバルブホルダー
3b 漏油溜め用溝
3c 漏油回収用孔
3d 吐出口
3e 高圧シール面
4 配管盤
5 燃料主管継手
6 プランジャ
15 遮閉部材
16 遮閉ピース
17 高圧管継手
17a 高圧用連絡孔
17b 燃料戻し用連絡孔
17c シール弾性体
17d 継手球面
18 オイルシール部材
31 ノズルホルダー
31c スプリング室
31d 長孔
31e ネジ部
31b 段差面部
35 スプリング押え
35a 嵌入部
35b 燃料戻し用スリット
36 噴射圧調整用バー
36a 位置決め用スリット

Claims (1)

  1. プランジャ式燃料噴射ポンプの、ハンガー型プランジャバレル2の上面にデリベリバルブホルダー3の下面を密着させる構造であって、該デリベリバルブホルダー3の下面に、外周をシールした漏油溜め用の環状漏油溜め用溝3bを設けた構造において、該デリベリバルブホルダー3内にて、該環状溝と高圧管継手との間に、漏油回収用連絡路3cを介設したことを特徴とする燃料噴射装置。
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