JP2005042645A - エンジン発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン発電機の給油口から燃料が垂れても燃料がマフラ側に入り込まないようにすると共に、冷却風排出口からの冷却排風による燃料の飛散防止を図る。
【解決手段】 エンジン発電機はエンジン23とその一方側の発電体33と他方側のマフラ40とを有し、これらは防音ケース10の内部に収納されている。燃料タンク42は発電体33の上方に配置される主タンク部42aとエンジン23の上方に沿って延びる入口部42bとを有し、防音ケース10には給油口43から垂れた燃料を防音ケース10の側面に案内する開閉カバー51が開閉自在に装着され、防音ケース10の端面に幅方向に延びて案内羽根56が突設され、開閉カバー51内から垂れた燃料は防音ケースの側面に案内羽根56により案内される。防音ケース10の端面に向けて垂れた後に冷却風排出口47に向かう燃料は流入阻止突起58により阻止される。
【選択図】 図3

Description

本発明は内燃機関により発電体を駆動するエンジン発電機に関し、特に、マフラ側に燃料タンクの給油口を設けるようにしたエンジン発電機に関する。
エンジン発電機は、発電体を駆動するエンジンに加えて、エンジンに向けて吹き付けられる冷却風を生成する冷却ファン、エンジン始動用のリコイルスタータ、マフラおよび燃料タンクなどを有している。エンジン発電機にはエンジン発電機から外部に伝搬されるエンジン音を低減するために、エンジンなどを防音ケース内に収容する形式があり、防音ケースは全体的にほぼ直方体となっている。防音ケースの上部には作業者がエンジン発電機を運搬する際に使用するキャリングハンドルつまり取っ手が設けられている。通常のエンジン発電機にあっては、燃料タンクの給油口をマフラから離れた位置に設けるようにしている(特許文献1参照)が、取っ手を持って作業者がエンジン発電機を運搬する際には、防音ケース内にコンパクトに所定の部材を組み込むようにしてエンジン発電機を小型化しつつ、エンジン発電機の重心位置が取っ手の下方になるようにすることが運搬作業性を向上するためには好ましい。
運搬作業性を考慮して、燃料タンクを上下方向の寸法が大きい主タンク部と、上下方向の寸法を小さく設定しエンジンの上方をマフラ側に向けて延びるタンク入口部とを有する異形の燃料タンクとすると、燃料満タン時と残量が減少した時とのいずれにおいてもエンジン発電機の重心位置を取っ手の下方に位置させることが可能であることが判明した。このような異形の燃料タンクをエンジン発電機に搭載すると、注油口をマフラの上方に設ける必要があり、燃料給油口から垂れた燃料がマフラにまで到達しないようにする必要がある。また、燃料供給口から垂れた燃料が飛散するのを防止する必要がある。
田植機やトラクタなどの移動農機においては、マフラの近傍に配置される燃料の給油口から燃料がこぼれても燃料がマフラに滴下しないように、給油口からこぼれた燃料をマフラから離れた位置に案内するためのガイド部材をマフラに設けるようにしている(特許文献2〜5参照)。
特開2001−27126号公報 特開平8−324263号公報 特開平9−2083号公報 特開平10−227262号公報 特開平11−91628号公報
移動農機においては燃料タンクやマフラが外部にさらされるようにして搭載されることが多いのに対して、エンジンを含めて発電体などの発電機構成部材を防音ケース内に組み込むようにしたタイプのエンジン発電機においては、マフラを防音ケースの一方端側に配置し、マフラを防音ケースにより覆うとともに防音ケースのうちマフラを覆う部分には冷却風排出口を形成してマフラの周囲に冷却風を流す必要がある。したがって、燃料タンクに燃料を注入する際に冷却風排出口にまで燃料が垂れると、冷却風排出口からマフラに向けて燃料が入り込んだり、垂れた状態のままエンジンが駆動されると、燃料が冷却風排出口から吐出する冷却排風によって燃料が飛散することになる。
本発明の目的は、エンジン発電機の給油口から燃料が垂れても燃料がマフラ側に入り込まないようにすると共に、冷却風排出口からの冷却排風による燃料の飛散防止を図ることにある。
本発明のエンジン発電機は、エンジンの一方側に配置され前記エンジンにより駆動される発電体、前記エンジンの他方側に配置されエンジン排出ガスを消音するマフラおよびこれらを収容する防音ケースを有するエンジン発電機において、前記発電体の上方に配置された主タンク部、および前記エンジンの上方に沿って延びるとともに前記防音ケースの上壁を貫通する給油口が設けられた入口部を有する燃料タンクと、前記防音ケースに開閉自在に装着され、前記給油口から垂れた燃料を前記防音ケースの側面に案内する開閉カバーと、前記防音ケースの端面に幅方向に延びて突設され、前記開閉カバー内から垂れた燃料を前記防音ケースの側面に案内する案内羽根とを有することを特徴とする。
また、本発明のエンジン発電機は、前記防音ケースの端面に向けて垂れた燃料が前記端面に形成された冷却風排出口に向かうのを阻止して端面の両側に案内する流入阻止突起を前記防音ケースの端面に設けることを特徴とする。
本発明のエンジン発電機によれば、開閉カバーが給油口に隣接して配置されており、給油口からこぼれた燃料は開閉カバーによりエンジン発電機の端部側に流れることなく、側面側に流れることになる。開閉カバーからエンジン発電機の端部側に燃料が垂れても、垂れた燃料は案内羽根によりエンジン発電機の側面側に案内されるので、端部側に流れることが防止される。これにより、垂れた燃料が防音ケースに形成された冷却風排出口に入り込むことが防止され、冷却風排出口からの冷却排風により燃料の飛散が防止される。
垂れた燃料が案内羽根を超えたとしても、防音ケースの端面には流入阻止突起が設けられているので、防音ケースの側面側に垂れた燃料が案内されることになり冷却風排出口に入り込むことが防止される。
このようにして、冷却風排出口に垂れた燃料が入り込むことが確実に防止されるので、冷却風排出口からの冷却排風による燃料の飛散を確実に防止することができると共に防音ケースの端部側に配置されたマフラ側に燃料が入り込むことを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態であるエンジン発電機の正面側からの外観を示す斜視図であり、図2はエンジン発電機の背面側からの外観を示す斜視図であり、図3はエンジン発電機の縦断面図である。
このエンジン発電機は防音ケース10を有し、防音ケース10は左右のケース体11,12を組み合わせて形成される。組み合わされた防音ケース10は正面10a、背面10b、左右の両側面10c,10d、および天壁10eを有し、底板13に取り付けられるようになっている。防音ケース10の正面10a側の端面には一方側の端壁としての正面パネル14が装着され、背面10b側の端面には他方の端壁としての背面パネル15が装着されるようになっている。正面パネル14と背面パネル15は防音ケース10の一部を構成しており、防音ケース10は底板13および両方のパネル14,15を含めて全体的にほぼ直方体形状となっている。防音ケース10の上部には、作業者がエンジン発電機を運搬する際に使用するキャリングハンドルつまり取っ手16が設けられており、この取っ手16は2つのケース体11,12を接合することによって形成される。図1および図2において、符号9は2つのケース体11,12の合わせ面を示す。
左右のケース体11,12、正面パネル14および背面パネル15はそれぞれ合成樹脂製であり、底板13は金属製であり、底板13にはゴムや樹脂などからなる4つの支持駒17が取り付けられ、支持駒17の部分でエンジン発電機は基盤の上に支持される。正面パネル14には操作盤18が設けられており、この操作盤18には、エンジンスイッチ、発電された電力を出力するためのACおよびDC端子、発電機が作動中であることを表示する作動表示部などが設けられている。ただし、図3には操作盤18が省略されている。一方、左右のケース体11,12には内部に組み込まれた機器のメンテナンスに際して取り外すことができるカバー19が着脱自在に取り付けられている。
図3に示すように、防音ケース10内に組み込まれるエンジンユニット20はクランクケース21とその上側のシリンダ22とを備えたエンジン23を有し、シリンダ22にはシリンダヘッド24が取り付けられている。エンジン23はクランクケース21内に組み込まれたクランク軸25が防音ケース10の長手方向を向くように縦方向に搭載される。エンジン23が搭載される長手方向の位置は長手方向中央部よりも背面パネル15に寄った位置に設定され、底板13に対しては防振ゴムを介して取り付けられている。
クランク軸25にはフライホイール26がボルト27により締結されており、フライホイール26とエンジン23との間にはリコイルスタータのリコイルプーリ28が配置され、このリコイルプーリ28はクランク軸25に対して回転自在となっている。リコイルプーリ28に巻き付けられたリコイルロープ29を引き出すと、リコイルプーリ28に設けられた図示しない爪部材がフライホイール26に係合してフライホイール26を介してクランク軸25が回転し、エンジンを始動することができる。フライホイール26の外周には突起30aが設けられ、エンジン23には突起30aを検出するセンサ30bが設けられており、このセンサ30bによりクランク軸25の回転角度が検出されてエンジンの点火時期が定められる。クランク軸25とフライホイール26の回転方向の位相を設定して点火時期を整合させるために、クランク軸25とフライホイール26との間には、図示しないキーや係合ピンが取り付けられている。
フライホイール26にはディスク31aとこれの外周部に軸方向にエンジン側に向けて突出する多数のファンブレード31bとを有する冷却ファン31が取り付けられており、冷却ファン31がクランク軸25により駆動されると、エンジン23に向けて流れる冷却風が生成される。冷却ファン31により生成される冷却風をエンジン23に向けて案内するために、冷却ファン31を覆うようにエンジン23にはファンカバー32が取り付けられており、ファンカバー32に連なってシュラウド32aがエンジンユニット20に取り付けられている。
クランク軸25の前方には発電体33が設けられており、発電体33はファンカバー32に固定されたホルダー34に固定されるステータ35と、フライホイール26に取り付けられるアウターロータ36とを有している。ステータ35はホルダー34に固定される鉄心35aとこの鉄心35aの外周部に巻き付けられる複数のコイル35bとを有し、アウターロータ36は断面カップ状のホルダー36aとこのホルダー36aの円筒部内周面に固定されるマグネット36bとを有している。
したがって、発電体33はアウターロータ式となっており、発電機により交流を出力する場合には、発電電圧は一旦直流に変換された後に所望周波数の交流に変換して出力されることになり、この変換制御を行うためのインバータ回路がコントロールユニット37に設けられている。このコントロールユニット37によってエンジンの点火時期も制御される。なお、発電体33としてインナーロータ式のものを搭載することもできる。
エンジン23にはエンジン23からの燃焼排ガスを消音するためにマフラ40が装着されており、マフラ40は防音ケース10の後端部に設けられる背面パネル15の内側に配置されている。一方、エンジン23に供給される燃料を収容するための燃料タンク42は、防音ケース10内の上部に装着されている。この燃料タンク42は、発電体33の上部に配置される主タンク部42aと、これに一体になりシリンダヘッド24の上方に沿って防音ケース10の後端部に向けて延びる入口部42bとを有している。主タンク部42aの先端面は正面パネル14に向けて発電体33の先端面よりも大きく突出している。主タンク部42aにはこれに一体に底部タンク42cが設けられており、この底部タンク42cは発電体33と一方のケース体11の側面との間に入り込んでいる。さらに、入口部42bの一部は他方のケース体12に向けて突出している。
このように、燃料タンク42は防音ケース10内の上部に装着されるとともに、エンジンユニット20の反対側である防音ケース10の正面側の容積が大きくなっている。しかも、燃料タンク42の主タンク部42aの正面側の端面は発電体33の先端面よりも正面パネル14側に大きくせり出している。したがって、エンジン発電機の後端部側に比較的重量の大きなエンジン23が配置され、先端部側に比較的重量の大きい発電体33がエンジン23の重量にバランスさせるように配置されるとともに、燃料タンク42の主タンク部42aが先端部側に正面パネル14に向けて大きくせり出しており、燃料タンク42内の燃料の重量を含めてエンジン発電機の長手方向の重心位置が中心部に設定される。
この重心位置に対応させて、取っ手16が防音ケース10の前端部側に寄って設けられ、燃料タンク42の給油口43はマフラ40側に設けられており、マフラ40の排気管41は背面パネル15に形成された排出口に開口している。燃料タンク42の給油口43は燃料タンク42の入口部42bに取り付けられ、防音ケース10を貫通して上方に突出している。給油口43にはタンクキャップ44が着脱自在に取り付けられており、燃料タンク42内に燃料を注入する場合にはタンクキャップ44が取り外される。
防音ケース10の正面側に設けられた正面パネル14の下端部には複数の主冷却風導入口45が設けられており、それぞれの主冷却風導入口45は正面パネル14に左右方向に延びて設けられた複数のルーバー46により形成されている。一方、防音ケース10の背面側に設けられた背面パネル15には複数の冷却風排出口47が設けられており、それぞれの冷却風排出口47は背面パネル15に左右方向に延びて設けられた複数のルーバー48により形成されている。これにより、エンジン23が駆動されると、クランク軸25により駆動される冷却ファン31によって冷却風が生成され、主冷却風導入口45から外部空気が防音ケース10内に主冷却風流れとなって流入する。流入した空気は図3において矢印で示すように、コントロールユニット37および発電体33の周囲を流れ、さらにエンジン23の周囲を流れてこれらを冷却した後に、マフラ40の周囲を流れてこれを冷却し、冷却風排出口47から外部に排出される。
左右のケース体11,12の後端部側上部には燃料タンク42の入口部42bに対応させて複数の副冷却風導入口49が形成されている。したがって、冷却ファン31により燃料タンク42の周囲に生成される負圧によって副冷却風導入口49から外部空気が副冷却風流れとなって流入し、この流入空気によって燃料タンク42と燃料タンク42の入口部42bの下方に配置されるシリンダヘッド24の周囲における空気の滞留発生が防止されてこれらが冷却される。燃料タンク42およびシリンダヘッド24の周囲を冷却した空気は、矢印で示すように主冷却風導入口45から流入した空気とともに発電体33およびエンジン23などを冷却した後に冷却風排出口47から外部に排出される。
このように、防音ケース10の内部には、主冷却風導入口45から発電体33およびエンジン23の周囲を流れて冷却風排出口47に至る主冷却風流れと、副冷却風導入口49から主冷却風に対して逆向きとなって冷却ファン31に至る副冷却風流れとが生成されるので、燃料タンク42、特に燃料タンク42の入口部42bとシリンダヘッド24の周囲における空気の滞留発生が防止されて、これらを確実に冷却することができ、エンジン23のみならず、燃料タンク42をも冷却することができる。
図2および図3に示されるように防音ケース10の後端部の上面には、給油口43に着脱自在に装着されるタンクキャップ44を覆うように開閉カバー51が開閉自在に装着されている。この開閉カバー51には防音ケース10に支持されるヒンジ52が設けられており、このヒンジ52を中心に開閉カバー51は開閉自在となっている。作業者が開閉操作を行う際に、指を挿入するための凹部53が開閉カバー51に形成されている。
図4は開いた状態の開閉カバー51の外面を示す斜視図であり、図5は開いた状態の開閉カバー51の内面を示す斜視図であり、図6は図4の一部拡大断面図であり、これらの図においてはタンクキャップ44が取り外された状態で示されている。図示するように、防音ケース10には燃料受け皿54が取り付けられており、この燃料受け皿54の前側と左右両側には上方に向けて突出するとともに外方に向けて傾斜した突起部55が設けられている。したがって、開閉カバー51を開いた状態のもとで、燃料タンク42内に給油口43から燃料を注入する際に、誤って燃料が燃料受け皿54の上にこぼれた場合には、突起部55により防音ケース10の前方および左右方向には燃料が流れずに、後方に向けて流れることになる。後方に流れた燃料はヒンジ52を横断して開いた状態の開閉カバー51に向けて流れることになる。
防音ケース10の後端の上部には後方上側に傾斜して突出する案内羽根56が設けられており、この案内羽根56は防音ケース10の幅方向に延びている。この案内羽根56の上面には幅方向に延びる案内溝57が形成され、案内溝57の幅方向両端は防音ケース10の側面に連なっている。したがって、燃料受け皿54に多量の燃料がこぼれた場合には、開閉カバー51の内面から両側に垂れることになるが、垂れた燃料は案内羽根56により防音ケース10の左右両面に案内されることになる。このように、防音ケース10の左右両面に沿って垂れた燃料は、背面パネル15に設けられた冷却風排出口47に回り込むことなく、下方に落下することになる。これにより、比較的温度が高いマフラ40を覆っている背面パネル15の表面に向けて垂れた燃料が落下することが防止される。
防音ケース10の端面を形成するための背面パネル15には、ルーバー48により形成される冷却風排出口47の部分を覆うように流入阻止突起58が設けられている。この流入阻止突起58は背面パネル15の後方に向けて突出し、背面パネル15の冷却風排出口47の上方に設けられた円弧状部58aと、これの両端に連なって下方に延びる直線部58bとを有している。これにより、案内羽根56を飛び越えて防音ケース10の背面側に垂れる程度にまで多量の燃料が燃料受け皿54にこぼれたとしても、防音ケース10の背面側つまり背面パネル15の表面に垂れる燃料は、流入阻止突起58によって冷却風排出口47に入り込むことなく、背面パネル15の左右両側に案内されることになる。
したがって、燃料タンク42内に燃料を注入しているときに燃料が給油口43からこぼれても燃料が冷却風排出口47からマフラ40側に流れ込むことが確実に防止される。タンクキャップ44を閉め忘れたため、エンジンが駆動しているときに燃料が給油口43からこぼれた場合にも同様に燃料がマフラ40に流れ込むことが防止される。また、燃料タンク42に燃料を注入する際に給油口43からこぼれても、冷却風出口47に燃料が垂れることが確実に解消されるため、エンジン23が駆動されて燃料が冷却風排出口47から吐出する冷却排風によって飛散することが確実に防止される。
図6に示すように、開閉カバー51を開いた状態としたときには、開閉カバー51は案内羽根56に当接して開度が規制される。規制された開度のもとでは、開閉カバー51の内面はほぼ水平あるいはそれよりもやや下向きに傾斜した状態に保持され、垂れた燃料が開閉カバー51の内面に入り易くなるように設定される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。たとえば、開閉カバー51としては、給油口43を閉じるためのキャップカバーとしての機能を有しているが、開閉式であって給油口43の近傍に設けられていれば、タンクキャップ44を覆わないようにしても良い。
本発明の一実施の形態であるエンジン発電機の正面側からの外観を示す斜視図である。 エンジン発電機の背面側からの外観を示す斜視図である。 エンジン発電機の縦断面図である。 開いた状態の開閉カバーの外面を示す斜視図である。 開いた状態の開閉カバーの内面を示す斜視図である。 図4の一部拡大断面図である。
符号の説明
10 防音ケース
11,12 ケース体
14 正面パネル
15 背面パネル
23 エンジン
24 シリンダヘッド
25 クランク軸
31 冷却ファン
33 発電体
40 マフラ
42 燃料タンク
42a 主タンク部
42b 入口部
43 給油口
44 タンクキャップ
45 主冷却風導入口
47 冷却風排出口
49 副冷却風導入口
51 開閉カバー
56 案内羽根
58 流入阻止突起

Claims (2)

  1. エンジンの一方側に配置され前記エンジンにより駆動される発電体、前記エンジンの他方側に配置されエンジン排出ガスを消音するマフラおよびこれらを収容する防音ケースを有するエンジン発電機において、
    前記発電体の上方に配置された主タンク部、および前記エンジンの上方に沿って延びるとともに前記防音ケースの上壁を貫通する給油口が設けられた入口部を有する燃料タンクと、
    前記防音ケースに開閉自在に装着され、前記給油口から垂れた燃料を前記防音ケースの側面に案内する開閉カバーと、
    前記防音ケースの端面に幅方向に延びて突設され、前記開閉カバー内から垂れた燃料を前記防音ケースの側面に案内する案内羽根とを有することを特徴とするエンジン発電機。
  2. 請求項1記載のエンジン発電機において、前記防音ケースの端面に向けて垂れた燃料が前記端面に形成された冷却風排出口に向かうのを阻止して端面の両側に案内する流入阻止突起を前記防音ケースの端面に設けることを特徴とするエンジン発電機。

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