JP2005041676A - 物品の磁気マーキング方法及び検査システム - Google Patents

物品の磁気マーキング方法及び検査システム Download PDF

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尚 氏原
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寛成 猪股
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Abstract

【課題】 同種の物品を連続的に搬送する場合に,搬送順序のずれなどを容易に検出できる手段を提供する。
【解決手段】 連続的に搬送される同種の物品を所定の個数毎に着磁させ,搬送の下流において物品の磁気を検出して,物品の搬送順序がずれていないかどうかを検出することを特徴とする,物品の磁気マーキング方法である。また,連続的に搬送される同種の物品に対して所定の工程を行い,前記所定の工程で特定された物品を,搬送の下流において選別するにあたり,前記所定の工程で特定された物品を着磁させ,搬送の下流において磁気を検出して,前記所定の工程で特定された物品を選別することを特徴とする,物品の磁気マーキング方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は,連続的に搬送される物品をマーキングする方法及び検査システムに関する。
一般に,工業製品や部品などの物品(ワーク)をコンベアで搬送し,搬送中にCCDカメラにより物品を撮影し,その画像を演算処理することによって物品の外観などを検査することが行われている。例えば特開平11−304447号公報には,キャリアテープに載せられた多数のチップ部品を連続的に搬送しながら,カメラで撮影して外観を検査する装置が開示されている。
特開平11−304447号公報
このような外観検査を行った結果,外観不良と判定された物品は,検査位置から離れた搬送の下流において取り除かれるのが一般的である。その場合,例えば外観検査が行われる位置と,搬送の下流において物品が取除かれる位置との距離や物品の搬送速度などから,取り除かれる位置に物品が到達するタイミングが演算され,その演算されたタイミングに従って物品を取除く工程が行われる。
しかし,そのためには物品が常に正しい速度で搬送され,搬送中に物品の順序がずれないことが前提となる。もしも搬送中に物品の順序がずれてしまった場合,どのタイミングで搬送されてきた物品を取除くかが判断できなくなってしまう。
そこで,特開平11−304447号公報に示された外観検査機構では,搬送ベルト等の表面にキャビティと呼ばれる保持部を形成し,そこに物品を入れて搬送することにより,搬送中に物品の順序がずれてしまわないようにしている。しかし,そうすると搬送ベルト等を加工しなければならなくなる。また,保持部の大きさによって搬送できる物品が限られてしまうので好ましくない。
他方,保持部のない表面が平坦な汎用の搬送ベルト等で複数の物品を連続して搬送すると,搬送中に物品の順番がずれる心配があることは前述の通りである。特に,同種の物品を連続的に搬送した場合,搬送中に生ずるずれを検出しようとしても,同種の物品ゆえずれが分らない。
本発明の目的は,物品を連続的に搬送する場合に,搬送順序のずれなどを容易に検出できる手段を提供することにある。
この目的を達成するために,本発明によれば,連続的に搬送される物品を所定の個数毎に着磁させ,搬送の下流において物品の磁気を検出して,物品の搬送順序がずれていないかどうかを検出することを特徴とする,物品の磁気マーキング方法が提供される。
また,本発明によれば,連続的に搬送される物品に対して所定の工程を行い,前記所定の工程で特定された物品を,搬送の下流において選別するにあたり,前記所定の工程で特定された物品を着磁させ,搬送の下流において磁気を検出して,前記所定の工程で特定された物品を選別することを特徴とする,物品の磁気マーキング方法が提供される。この場合,物品に対して行われる所定の工程とは,例えば物品の外観,特性などを検査する工程であり,例えばCCDカメラによって物品を撮影し,その画像によって物品の外観などを検査する工程が例示される。そのような工程によって外観異常,特性異常などと判断された物品を,搬送の下流において例えば除去等して選別する際に,物品の磁気を検出する。
また,本発明によれば,物品の外観を検査する検査システムであって,物品を搬送する搬送機構と,所定の物品を着磁させる着磁機構と,物品の磁気を検出する磁気検出機構とを備えることを特徴とする,検査システムが提供される。
本発明によれば,磁気を利用することにより,物品の外観に影響を与えることなくマーキングできる。本発明によれば,同種の物品を連続的に搬送する場合であっても,搬送順序のずれなどを容易に検出できるようになる。
以下,本発明の好ましい実施の形態を図面を参照にして説明する。この実施の形態では,物品の一例であるNd−Fe−B−C系焼結磁石からなるワークWの外観を連続的に検査する検査システム1をもとにして,ワークWを磁気マーキングする方法について説明する。
この実施の形態で例示するワーク(希土類磁石)Wは,円盤形状をなしている。このような円盤形状をなすワークWは,焼成によって得られた丸棒状の焼結品をスライスして切断することにより形成されており,例えば厚みが数mm程度で直径が10mm程度である。このため,ワークWの表面W1と裏面W2はいずれも切断面に形成されている。
図1に示す検査システム1において,ワークWが,ホッパー10から整列フィーダー11及びリニアフィーダー12を経て供給されて,切り出し機構13によって一枚ずつ取り出され,第1のコンベア14の始端部(図1では,第1の搬送コンベア14の左端部)にワークWが一枚ずつ連続的に供給される。整列フィーダー11は,ホッパー10から供給されたワークWに振動を加えることにより,ワークWの表面W1を上に向けた姿勢に揃えて,次のリニアフィーダー12に受け渡すようになっている。切り出し機構13は,図1において反時計回転方向に回転し,その搬送中においてワークWの厚さを二つの厚さ検査機構15,16によって検査するようになっている。
第1のコンベア14は,切り出し機構13から受け渡されたワークWの表面W1を上に向けた姿勢で,その始端部から終端部に向けて(図1中の右向きに)ワークWを搬送していく。第1のコンベア14の終端部(図1では,第1のコンベア14の右端部)には,第2のコンベア20の始端部(図1では,第2のコンベア20の左端部)が接続されており,これら第1のコンベア14と第2のコンベア20によってワークWを搬送する搬送機構を構成している。
第1のコンベア14の終端部と第2のコンベア20の始端部の接続箇所には,ワークWを裏返しに反転させる反転機構21が配置されている。反転機構21は,第1のコンベア14から受け渡されたワークWを反転させ,ワークWの裏面W2を上に向けた姿勢にさせるようになっている。第2のコンベア20は,こうして反転機構21によって裏面W2を上に向けた姿勢にさせられたワークWを,その始端部から終端部に向けて(図1中の右向きに)搬送していく。
第1のコンベア14の搬送方向に沿って,分別機構25と,着磁機構26と,ワークWの表面W1側の外観を撮影する表面撮影機構27が順に並べて配置されている。分別機構25は,厚さ検査機構15,16によって検査されたことにより,厚さが所定範囲にあると判定されたワークWはそのまま第1のコンベア14によって図1中の右向きに搬送させるが,厚さが所定範囲を越えていると判定されたワークWは領域30に排出させ,厚さが所定範囲未満と判定されたワークWは領域31に排出させる。これにより,厚さが所定範囲にあるワークWだけが,コンベア14によって着磁機構26,表面撮影機構27の順に搬送されるようになっている。
図2に示すように,着磁機構26は,上プレート30,支柱部31及び下プレート32からなるヨーク33を備えており,平行に配置されている上プレート30及び下プレート32の間を,第1のコンベア14に載せられたワークWが表面W1を上に向けた姿勢で移動していくようになっている。上プレート30の先端下面には上鉄心35が取付けてあり,この上鉄心35には,上コイル36が巻き付けてある。また,上鉄心35の下面には,上ポールピース37が取付けてある。
下プレート31の先端下面には,上鉄心35と対向するように配置される下鉄心40が取付けてあり,この下鉄心40には,下コイル41が巻き付けてある。また,下鉄心40の上面には,上ポールピース37と対向するように配置される下ポールピース42が取付けてある。そして,第1のコンベア14に載せられて移動するワークWが,これら上ポールピース37と下ポールピース42の間を通過する際に,制御部43の制御に従って,上コイル36と下コイル41に電流を流すことにより,上ポールピース37と下ポールピース42の間に磁界を形成し,任意のタイミングでワークWを着磁させることができるように構成されている。
表面撮影機構27は,表面W1を上に向けた姿勢で第1のコンベア14によって搬送されるワークWの上方から照明する光源を有し,その光源から照射され,ワークWの表面W1で反射した光を撮影するCCDカメラを備えている。この表面撮影機構27で撮影されたワークWの表面W1の画像は,制御部43に入力されるようになっている。制御部43は,こうして入力された画像によってワークWの表面W1の外観を検査するようになっている。
一方,第2のコンベア20の搬送方向に沿って,ワークWの裏面W2側の外観を撮影する裏面撮影機構45と,磁気検出機構46と,選別機構47が順に並べて配置されている。裏面撮影機構45は,裏面W2を上に向けた姿勢で第2のコンベア20によって搬送されるワークWの上方から照明する光源を有し,その光源から照射され,ワークWの裏面W2で反射した光を撮影するCCDカメラを備えている。この裏面撮影機構45で撮影されたワークWの裏面W2の画像は,制御部43に入力されるようになっている。制御部43は,こうして入力された画像によってワークWの裏面W2の外観を検査するようになっている。
図3に示すように,磁気検出機構46は,上プレート50,支柱部51及び下プレート52からなるヨーク53を備えており,平行に配置されている上プレート50及び下プレート52の間を,第2のコンベア20に載せられたワークWが裏面W2を上に向けた姿勢で移動していくようになっている。上プレート50の先端下面には上磁極55が取付けてあり,この上磁極55の下面には,ホールプローブ56が取付けてある。
下プレート51の先端下面には,上磁極55と対向するように配置される下磁極57が取付けてある。そして,第2のコンベア20に載せられて移動するワークWが,これら上磁極55と下磁極57の間を通過する際に,ホールプローブ56によってワークWの磁気が検出されるように構成されている。磁気検出機構46において検出された磁気の有無は,制御部43に入力されるようになっている。
第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47は,制御部43によって制御されることにより,ワークWをシュート60を経て領域61に搬出させる状態と,ワークWをシュート62を経て領域63に搬出させる状態と,ワークWをシュート64を経て領域65に搬出させる状態とに切変るようになっている。
さて,以上のように構成された検査システム1において,表面W1を上に向けた姿勢にされたワークWが,切り出し機構13により第1のコンベア14の始端部にほぼ一定の等間隔で一枚ずつ連続的に供給される。そして分別装置25で分別されることにより,厚さが所定範囲にあるワークWのみがそのまま第1のコンベア14によって図1中の右向きに連続的に搬送され,着磁機構26,表面撮影機構27の順に通過していく。
着磁機構26は,このように第1のコンベア14によって連続的に搬送されていくワークWを,制御部43の制御によって,例えば10個毎,5個毎といった所定の個数毎に着磁させる。この場合,いくつ毎にワークWを着磁させるかは,制御部43において任意に設定することが可能である。
次に,表面撮影機構27は,第1のコンベア14によって連続的に搬送されていくワークWの表面W1側の外観を,各ワークW毎に撮影する。そして,表面撮影機構27によって撮影された各ワークWの表面W1側の画像が,制御部43に入力される。
そして,制御部43では,表面撮影機構27から入力された画像に基いて,各ワークWの表面W1に,色むら,シミ,膨れ,ヘアクラック,欠けなどといった異常があるかどうかを検査する。
こうして,第1のコンベア14による搬送中において,着磁機構26によってワークWは所定の個数毎に着磁され,表面撮影機構27によって撮影された画像によって各ワークWの表面W1側の外観がそれぞれ検査される。そして,ワークWは第1のコンベア14の終端部まで搬送された後,反転機構21にて順次裏返しに反転させられる。こうして,裏面W2を上に向けた姿勢にされたワークWが第2のコンベア20の始端部に連続的に供給される。そして,各ワークWは,裏面W2を上に向けた姿勢で,第2のコンベア20によって図1中の右向きに連続的に搬送されて,裏面撮影機構45,磁気検出機構46,選別機構47の順に通過していく。
裏面撮影機構45は,第2のコンベア20によって連続的に搬送されていくワークWの裏面W2側の外観を,各ワークW毎に撮影する。そして,裏面撮影機構45によって撮影された各ワークWの裏面W2側の画像が,制御部43に入力される。
そして,制御部43では,裏面撮影機構45から入力された画像に基いて,各ワークWの裏面W2に,色むら,シミ,膨れ,ヘアクラック,欠けなどといった異常があるかどうかを検査する。
次に,磁気検出機構46は,第2のコンベア20によって連続的に搬送されていくワークW毎に磁気の有無を検出する。そして,磁気検出機構46において検出された磁気の有無は,制御部43に入力される。
そして,制御部43では,第2のコンベア20によって連続的に搬送されていくワークWが,例えば10個毎,5個毎といった所定の個数毎に着磁されているかどうかを確認する。ここで,着磁機構26においてn個毎にワークWを着磁させたにも関らず,磁気検出機構46においてn個毎にワークWから磁気が検出できなかった場合は,着磁機構26から磁気検出機構46まで搬送される間にワークWの搬送順序が乱れたことになる。そのような場合は,次の選別機構47における選別を正しく行うことができない。そこで,このようにワークWの搬送順序の乱れが検出された場合は,ワークWの搬送順序の乱れが検出されなくなるまで,制御部43は,第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47において,ワークWをシュート60を経て領域61に搬出させる状態にする。なお,このようにワークWの搬送順序の乱れが検出された場合,切り出し機構13と第1のコンベア14及び第2のコンベア20で構成される搬送機構を停止あるいは逆転させ,ワークWを回収しても良い。
一方,制御部43において,ワークWが所定の個数毎に着磁されていることを確認し,着磁機構26から磁気検出機構46まで搬送される間にワークWの搬送順序が乱れていないと判断した場合,あるいは,搬送順序の乱れが解消されたと判断した場合は,制御部43は,第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47において,次のように選別を行う。即ち,表面撮影機構27によって撮影されて制御部43に入力された画像により,ワークWの表面W1に外観異常があると判断された場合,もしくは裏面撮影機構45によって撮影されて制御部43に入力された画像により,ワークWの裏面W2に外観異常があると判断された場合は,制御部43は,第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47において,そのワークW(ワークWの表面W1もしくは裏面W2に外観異常ありと判断されたワークW)をシュート64を経て領域65に搬出させる状態にする。
また一方,制御部43において,ワークWが所定の個数毎に着磁されていることを確認し,着磁機構26から磁気検出機構46まで搬送される間にワークWの搬送順序が乱れていないと判断した場合,あるいは,搬送順序の乱れが解消されたと判断した場合において,表面撮影機構27によって撮影されて制御部43に入力された画像により,ワークWの表面W1に外観異常がないと判断され,かつ,裏面撮影機構45によって撮影されて制御部43に入力された画像により,ワークWの裏面W2にも外観異常がないと判断された場合は,制御部43は,第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47において,そのワークW(ワークWの表面W1と裏面W2のいずれにも外観異常なしと判断されたワークW)をシュート62を経て領域63に搬出させる状態にする。
こうして,ワークWの搬送順序の乱れを検出しながら第2のコンベア20の終端部でワークWが選別されることにより,表面W1と裏面W2の外観が正常なワークWのみが領域63に正しく搬出されることとなる。
次に,本発明の別の好ましい実施の形態を図面を参照にして説明する。なお,次に説明する実施の形態でも,先と同様のワークWの外観を連続的に検査する検査システム2をもとにして,ワークWを磁気マーキングする方法について説明する。なお,次に説明する実施の形態において,先に図1で説明した実施の形態と共通する構成要素については,同じ符合を付すことにより,重複する説明をなるべく省略する。
図4に示す検査システム2においても,ワークWが,ホッパー10から整列フィーダー11及びリニアフィーダー12を経て供給されて,切り出し機構13によって一枚ずつ取り出され,第1のコンベア14の始端部(図4では,第1の搬送コンベア14の左端部)にワークWがほぼ一定の等間隔で一枚ずつ連続的に連続的に供給される。整列フィーダー11は,ホッパー10から供給されたワークWに振動を加えることにより,ワークWの表面W1を上に向けた姿勢に揃えて,次のリニアフィーダー12に受け渡すようになっている。切り出し機構13は,図4において反時計回転方向に回転し,その搬送中においてワークWの厚さを二つの厚さ検査機構15,16によって検査するようになっている。
第1のコンベア14は,切り出し機構13から受け渡されたワークWの表面W1を上に向けた姿勢で,その始端部から終端部に向けて(図4中の右向きに)ワークWを搬送していく。第1のコンベア14の終端部(図4では,第1のコンベア14の右端部)には,第2のコンベア20の始端部(図4では,第2のコンベア20の左端部)が接続されており,これら第1のコンベア14と第2のコンベア20によってワークWを搬送する搬送機構を構成している。
第1のコンベア14の終端部と第2のコンベア20の始端部の接続箇所には,ワークWを裏返しに反転させる反転機構21が配置されている。反転機構21は,第1のコンベア14から受け渡されたワークWを反転させ,ワークWの裏面W2を上に向けた姿勢にさせるようになっている。第2のコンベア20は,こうして反転機構21によって裏面W2を上に向けた姿勢にさせられたワークWを,その始端部から終端部に向けて(図4中の右向きに)搬送していく。
第1のコンベア14の搬送方向に沿って,第1の着磁機構70と,ワークWの表面W1側の外観を撮影する,先に図1で説明したものと同様の表面撮影機構27と,第2の着磁機構71が順に並べて配置されている。第1の着磁機構70と第2の着磁機構71は,いずれも先に図2で説明した着磁機構26と同様の構成を有しており,制御部75からの出力によって,第1のコンベア14に載せられて搬送されるワークWを任意のタイミングで着磁させることができるように構成されている。
表面撮影機構27で撮影された各ワークWの表面W1の画像は,制御部75に入力されるようになっている。制御部74は,こうして入力された画像によって各ワークWの表面W1の外観を検査するようになっている。
一方,第2のコンベア20の搬送方向に沿って,ワークWの裏面W2側の外観を撮影する,先に図1で説明したものと同様の裏面撮影機構45と,第3の着磁機構76と,磁気検出機構46と,選別機構47が順に並べて配置されている。裏面撮影機構45で撮影された各ワークWの裏面W2の画像は,制御部75に入力されるようになっている。制御部75は,こうして入力された画像によって各ワークWの裏面W2の外観を検査するようになっている。
第3の着磁機構76は,先に図2で説明した着磁機構26と同様の構成を有しており,制御部75からの出力によって,第2のコンベア20に載せられて搬送されるワークWを任意のタイミングで着磁させることができるように構成されている。
磁気検出機構46は,先に図3で説明したものと同様である。この磁気検出機構46によって検出された各ワークWについての磁気の有無は,制御部75に入力されるようになっている。
第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47は,制御部75によって制御されることにより,ワークWをシュート60を経て領域61に搬出させる状態と,ワークWをシュート62を経て領域63に搬出させる状態と,ワークWをシュート64を経て領域65に搬出させる状態とに切変るようになっている。
さて,以上のように構成された検査システム2において,表面W1を上に向けた姿勢にされたワークWが,切り出し機構13により第1のコンベア14の始端部に一枚ずつ連続的に供給され,第1のコンベア14によって図1中の右向きに順次搬送されて,第1の着磁機構70,表面撮影機構27,第2の着磁機構71の順に通過していく。
第1の着磁機構70は,このように第1のコンベア14によって連続的に搬送されていくワークWを,制御部75の制御に従って,次のように着磁させる。即ち,切り出し機構13に設けられた厚さ検査機構15,16において,厚さが所定範囲にあると判定されたワークWである場合は,制御部75の制御によって,第1の着磁機構70は,そのワークW(厚さが所定範囲にあると判定されたワークW)については着磁を行わず,そのまま第1のコンベア14によって図1中の右向きに搬送させる。一方,切り出し機構13に設けられた厚さ検査機構15,16において,厚さが所定範囲を越えていると判定されたワークW,もしくは厚さが所定範囲未満と判定されたワークWである場合は,制御部75の制御によって,第1の着磁機構70は,そのワークW(厚さが所定範囲にないと判定されたワークW)について着磁を行う。こうして,厚さが所定範囲にあるワークWは着磁されない状態となり,厚さが所定範囲にないワークWは着磁された状態となって,コンベア14によって更に搬送されていく。
次に,表面撮影機構27は,第1のコンベア14によって連続的に搬送されていくワークWの表面W1側の外観を,各ワークW毎に撮影する。そして,表面撮影機構27によって撮影されたワークWの表面W1側の画像が,制御部75にそれぞれ入力される。
そして,制御部75では,表面撮影機構27から入力された画像に基いて,各ワークWの表面W1に,色むら,シミ,膨れ,ヘアクラック,欠けなどといった異常があるかどうかを検査する。
次に,第2の着磁機構71は,第1のコンベア14によって連続的に搬送されていくワークWを,制御部75の制御に従って,次のように着磁させる。即ち,表面撮影機構27によって撮影されて制御部75に入力された画像により,ワークWの表面W1に外観異常があると判断された場合は,制御部75の制御によって,第2の着磁機構71は,そのワークW(表面W1に外観異常があると判断されたワークW)について着磁を行う。
一方,表面撮影機構27によって撮影されて制御部75に入力された画像により,ワークWの表面W1に外観異常がないと判断された場合は,制御部75の制御によって,第2の着磁機構71は,そのワークW(表面W1に外観なしと判断されたワークW)について着磁を行わない。
こうして,厚さが所定範囲にないと判定されたワークWと,表面W1に外観異常があると判断されたワークWはいずれも着磁された状態となり,厚さが所定範囲にあり,かつ表面W1に外観異常なしと判断されたワークWのみが着磁されない状態となる。そして,各ワークWは第1のコンベア14の終端部まで搬送された後,反転機構21にて順次裏返しに反転させられる。こうして,裏面W2を上に向けた姿勢にされたワークWが第2のコンベア20の始端部に供給される。そして,各ワークWは,裏面W2を上に向けた姿勢で,第2のコンベア20によって図1中の右向きに連続的に搬送されて,裏面撮影機構45,第3の着磁機構76,磁気検出機構46,選別機構47の順に通過していく。
裏面撮影機構45は,第2のコンベア20によって連続的に搬送されていくワークWの裏面W2側の外観を,各ワークW毎に撮影する。そして,裏面撮影機構45によって撮影された各ワークWの裏面W2側の画像が,制御部75にそれぞれ入力される。
そして,制御部75では,裏面撮影機構45から入力された画像に基いて,各ワークWの裏面W2に,色むら,シミ,膨れ,ヘアクラック,欠けなどといった異常があるかどうかを検査する。
次に,第3の着磁機構76は,第2のコンベア20によって連続的に搬送されていくワークWを,制御部75の制御に従って,次のように着磁させる。即ち,裏面撮影機構45によって撮影されて制御部75に入力された画像により,ワークWの裏面W2に外観異常があると判断された場合は,制御部75の制御によって,第3の着磁機構76は,そのワークW(裏面W2に外観異常があると判断されたワークW)について着磁を行う。
一方,裏面撮影機構45によって撮影されて制御部75に入力された画像により,ワークWの裏面W2に外観異常がないと判断された場合は,制御部75の制御によって,第2の着磁機構76は,そのワークW(裏面W2に外観なしと判断されたワークW)について着磁を行わない。こうして,厚さが所定範囲にないと判定されたワークWと,表面W1あるいは裏面W2の少なくとも一方に外観異常があると判断されたワークWはいずれも着磁された状態となり,厚さが所定範囲にあり,表面W1及び裏面W2の両方が外観異常なしと判断されたワークWのみが着磁されない状態となる。
次に,磁気検出機構46は,ワークWの磁気の有無を検出する。そして,磁気検出機構46において検出された磁気の有無は,制御部75に入力される。
そして,制御部75は,第2のコンベア20の終端部に配置される選別機構47を制御し,磁気が検出されたワークWは,シュート60を経て領域61に搬出させるか,もしくはシュート64を経て領域65に搬出させる状態にする。また一方,磁気が検出されなかったワークWは,シュート62を経て領域63に搬出させる状態にする。
こうして,磁気を検出しながら第2のコンベア20の終端部でワークWが選別されることにより,厚さが所定範囲にあり,かつ,表面W1と裏面W2の外観が正常なワークWのみが領域63に正しく搬出されることとなる。なお,この検査システム2においても,磁気検出機構46によってワークWの磁気の有無を検出しながら,制御部75において,第1の着磁機構70,第2の着磁機構71及び第3の着磁機構76で着磁したワークWの順番と,磁気検出機構46において磁気が検出されたワークWの順番を比較することにより,ワークWの搬送順序が乱れていないかどうかを確認することができる。
以上,本発明の好ましい実施の形態を例示して説明したが,本発明は以上に示した形態に限定されない。例えばワークWの形状は,円盤形状に限られず,角形状の平板などでも良い。また,着磁によってマーキングの対象とされる物品は,希土類磁石等のワークWに限らず,その他種々の物品の磁気マーキングについて本発明を適用できる。なお,例示した実施の形態のように希土類磁石等のワークWを着磁させる場合,各着磁機構によって形成させる磁界の強さが弱すぎるとワークWの着磁が不十分となって検出が困難となり,逆に強すぎるとワークWの着磁が大きすぎてワークW同士が付着してしまう心配がある。希土類磁石等のワークWを着磁させる場合,各着磁機構によって形成させる磁界の強さは,例えば500G(ガウス)以上,2000G以下が好ましい。また,本発明は,物品の特性などを検査する検査システムなどにも適用できる他,同種の物品を連続的に搬送する場合について広く適用可能である。
本発明の実施の形態を説明するための検査システムの説明図である。 着磁機構の詳細図である。 磁気検出機構の詳細図である。 本発明の別の実施の形態を説明するための検査システムの説明図である。
符号の説明
W ワーク
1,2 検査システム
10 ホッパー
11 整列フィーダー
12 リニアフィーダー
13 切り出し機構
14 第1のコンベア
15,16 検査機構
20 第2のコンベア
21 反転機構
25 分別機構
26 着磁機構
27 表面撮影機構
43,75 制御部
45 裏面撮影機構
46 磁気検出機構
47 選別機構
70 第1の着磁機構
71 第2の着磁機構
76 第3の着磁機構

Claims (4)

  1. 連続的に搬送される物品を所定の個数毎に着磁させ,搬送の下流において物品の磁気を検出して,物品の搬送順序がずれていないかどうかを検出することを特徴とする,物品の磁気マーキング方法。
  2. 連続的に搬送される物品に対して所定の工程を行い,前記所定の工程で特定された物品を,搬送の下流において選別するにあたり,
    前記所定の工程で特定された物品を着磁させ,搬送の下流において磁気を検出して,前記所定の工程で特定された物品を選別することを特徴とする,物品の磁気マーキング方法。
  3. 前記所定の工程は物品の検査工程であり,前記検査工程によって異常と判断された物品を着磁させることを特徴とする,請求項2に記載の物品の磁気マーキング方法。
  4. 物品の外観を検査する検査システムであって,物品を搬送する搬送機構と,所定の物品を着磁させる着磁機構と,物品の磁気を検出する磁気検出機構とを備えることを特徴とする,検査システム。
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