JP2005040399A - クリーニングシステム及びクリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 宅配便を利用することにより、店舗及び顧客双方の利便性を大幅に向上させることのできるクリーニングシステムを実現する。
【課題を解決するための手段】
【解決手段】 固有のIDが取り付けられると共に、宅配便用の送り状50,52を収納する送り状収納部48を有するランドリー袋38と、顧客12のIDと、当該顧客12の所有するランドリー袋38のIDとを関連付けて登録しておく顧客情報データベース62と、店舗14のパソコン26から顧客12のIDの送信を受けた場合に、送信された顧客IDと関連付けられているランドリー袋38のIDを、上記顧客情報データベース62内から抽出し、店舗14のパソコン26に送信する手段とを備えた。
【選択図】 図5

Description

この発明は、クリーニングシステム及びクリーニング方法に係り、特に、宅配便を利用することにより、店舗及び顧客双方の利便性を大幅に向上させたクリーニングシステム及びクリーニング方法に関する。
本出願人は、先に、透水性を有すると共に、内部の見えない構造と成されたランドリー袋内に、顧客が下着類等のプライベート衣類を収納すると共に、当該ランドリー袋に顧客が施錠した後、上記ランドリー袋を預かり、預かったランドリー袋に対して所定のクリーニングを施した後、ランドリー袋を顧客に返却するクリーニングシステム及びクリーニング方法を提案し(特開2002−49677号)、出願人の運営するコンビニエンスストアにおいて実際に事業化している。
また、出願人の運営する幾つかのコンビニエンスストアにおいては、下着類等のプライベート衣類だけでなく、ワイシャツやコート等の通常のクリーニング物品の取次サービスも展開している。
特開2002−49677号
しかしながら、コンビニエンスストアにおいて、ワイシャツやコート等の通常のクリーニング物品の取次サービスを行う場合には、顧客から持ち込まれたクリーニング物品を1点1点検品して所定の受付作業を行う関係上、専用カウンターを設置する必要があると共に、受付作業を行う店員にも相応のクリーニングに関する知識・技能が必要である。このため、24時間営業のコンビニエンスストアがクリーニング物品の取次サービスを行うことへの顧客のニーズは高いにも拘わらず、上記事情によりコンビニエンスストアでのクリーニング物品の取次サービスは殆ど普及していなかった。
また、顧客にとっても、持ち込んだクリーニング物品が1点1点全て検品されて受付作業が行われる場合には、受付終了までに非常に時間がかかり、不便であった。
この発明は、上記問題を解決するために案出されたものであり、その目的とするところは、宅配便を利用することにより、店舗及び顧客双方の利便性を大幅に向上させることのできるクリーニングシステム及びクリーニング方法を実現することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係るクリーニングシステムの発明は、固有の識別コードが取り付けられると共に、宅配便用の送り状が添付可能なランドリー袋と、
顧客の識別コードと、当該顧客の所有するランドリー袋の識別コードとを関連付けて登録しておく記憶手段と、店舗の通信端末から顧客の識別コードの送信を受けた場合に、送信された顧客の識別コードと関連付けられているランドリー袋の識別コードを、上記記憶手段内から抽出し、店舗の通信端末に送信する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係るクリーニングシステムの発明は、請求項1に係るクリーニングシステムを前提としつつ、さらに、顧客の通信端末からランドリー袋の返却場所変更依頼情報が送信された場合に、当該ランドリー袋の識別コード及び変更先の住所データを少なくとも含む返却場所変更指示情報を、クリーニング工場の通信端末に送信する手段を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項3に係るクリーニング方法の発明は、顧客のクリーニング物品が収納されたランドリー袋を店舗で預かり、これを宅配便を利用してクリーニング工場に配送し、クリーニング工場においてランドリー袋内のクリーニング物品に所定のクリーニングを施した後、クリーニング物品をランドリー袋内に収納し、その後、当該ランドリー袋を宅配便を利用して、上記店舗又は顧客の指定する返却場所に配送して顧客に返却することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、店舗は、顧客のクリーニング物品が収納されたランドリー袋に宅配便用の送り状を添付することにより、クリーニング物品の収納されたランドリー袋を宅配便用の荷物として、クリーニングを担当するクリーニング工場に配送することができる。このため、店舗においては、顧客から持ち込まれたクリーニング物品を1点1点検品する受付作業を省略でき、専用カウンターの設置やクリーニング知識・技能を持った店員が不要となり、宅配便の受付サービスを行っている既存のコンビニエンスストア等の店舗においてもクリーニング物品の取次サービスを容易に行うことができるようになる。また、クリーニング物品を1点1点検品する受付作業が省略される結果、受付終了までの時間が短縮化されるので、顧客の利便性も向上する。
また、クリーニング工場も、クリーニング後のクリーニング物品が収納されたランドリー袋に宅配便用の送り状を添付することにより、ランドリー袋を宅配便用の荷物として店舗へ配送することができる。
さらに、店舗においては、顧客の識別コードを送信すれば、当該顧客の識別コードと関連付けられているランドリー袋の識別コードが店舗の通信端末に送信されてくるので、送信された識別コードが取り付けられたランドリー袋を顧客に返却することにより、クリーニング後のクリーニング物品が収納されたランドリー袋を確実に、当該ランドリー袋を所有する顧客に対して返却可能である。
請求項2に係る発明にあっては、顧客の通信端末からランドリー袋の返却場所変更依頼情報が送信された場合に、当該ランドリー袋の識別コード及び変更先の住所データを少なくとも含む返却場所変更指示情報が、クリーニング工場の通信端末に送信されるようになっている。従って、クリーニング工場において、送信された変更先の住所データに基づいて送り状を作成し、この送り状をランドリー袋に添付することにより、顧客は自らが指定した任意の場所(顧客の自宅、他店舗、顧客の勤務先等)でランドリー袋を受け取ることができるようになり、利便性が高い。
請求項3に係る発明にあっては、顧客のクリーニング物品が収納されたランドリー袋を店舗で預かり、これを宅配便を利用してクリーニング工場に配送するので、店舗においては、顧客から持ち込まれたクリーニング物品を1点1点検品する受付作業を省略でき、専用カウンターの設置やクリーニング知識・技能を持った店員が不要となり、宅配便の受付サービスを行っている既存のコンビニエンスストア等の店舗においてもクリーニング物品の取次サービスを容易に行うことができるようになる。また、クリーニング物品を1点1点検品する受付作業が省略される結果、受付終了までの時間が短縮化されるので、顧客の利便性も向上する。
また、クリーニング工場においては、ランドリー袋内のクリーニング物品に所定のクリーニングを施した後、クリーニング物品をランドリー袋内に収納し、その後、当該ランドリー袋を宅配便を利用して、ランドリー袋を預かった店舗又は顧客の指定する返却場所に配送するので、顧客はランドリー袋を持ち込んで預けた店舗だけでなく、自らが指定した任意の場所(顧客の自宅、他店舗、顧客の勤務先等)でランドリー袋を受け取ることができ、利便性が高い。
図1は、この発明に係るクリーニングシステム10の全体イメージを示すものであり、本システム10は、本システム10を利用する顧客12と、顧客12のクリーニング物品の取次を行うコンビニエンスストア等の店舗14と、これら店舗14に持ち込まれたクリーニング物品のクリーニングを担当するクリーニング工場16と、店舗14とクリーニング工場16間、クリーニング工場16と顧客12の自宅18間等のクリーニング物品の配送を担当する宅配便業者20と、管理センター22の存在を前提としている。
上記管理センター22内には、WWW(World Wide Web)サーバ機能、メールサーバ機能、アプリケーションサーバ機能、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能等を備え、複数のワークステーションやパソコン等をネットワーク接続することによって構成されたセンターサーバ24が配置されている。
また、上記センターサーバ24と、店舗14のパソコン26(通信端末)と、クリーニング工場16のパソコン(通信端末)28と、宅配便業者20のパソコン(通信端末)30と、顧客12のパソコン(通信端末)32とが、インターネットや専用回線等の通信ネットワークを介して接続されている。
上記パソコン26,28,30,32は、通信端末の一例を示したものであり、これら以外にも、例えば、携帯情報端末(PDA)やPalm OS(登録商標)搭載の小型コンピュータ、インターネット接続機能を備えた携帯電話等を使用することができる。
尚、店舗14のパソコン26にはバーコードスキャナを備えたPOS端末34が接続されている。
各顧客12がこのクリーニングシステム10を利用するに際しては、まず最寄りのコンビニエンスストア等の店舗14に出向き、ユーザ登録を済ませる必要がある。具体的には、各店舗14内の受付カウンター近傍に配置された利用登録用紙に氏名、住所、年齢、性別等の属性情報を記入し、店員に提出する。店員は、必要的記載事項が充足されていることを確認した上で、当該顧客12固有の識別コード(ID)と氏名等が記録された会員証をその場で発行し、顧客12に交付する。
この会員証は、紙カード、磁気カード、ICカード等に、上記識別コードに対応する情報が書き込まれたものであり、店舗14内に設置されたプリンタや専用のカードライタによって作製される。
また、各店舗14の店員は、顧客12に対して、図2に示す如きランドリー袋38を貸与する。このランドリー袋38は、内部の見えない不透明材料で構成されており、顧客12は、当該ランドリー袋38のスライドファスナー40を開けてワイシャツやコート等のクリーニング物品を内部に収納した後、スライドファスナー40を閉じた状態で、各店舗14にクリーニング物品の収納されたランドリー袋38を持ち込むのである。
各ランドリー袋38には、当該ランドリー袋38固有の識別コード(ID)、例えば、BZ0075等が付与されており、このIDは、各ランドリー袋38の識別コード表示部42に印刷やラベリング等の適宜な方法により取付られている。また、上記識別コード表示部42には、当該ランドリー袋38のIDに対応するバーコード44も取付けられており、バーコードスキャナを介して読み出し可能になっている。
図2において、46は、後述する宅配便用の送り状を収納するための送り状収納部である。また、48は、ランドリー袋38に孔を開けて形成した把手部である。
さらに、店舗14の店員は、顧客12に対して、図3及び図4に示す如き往復宅配便用の送り状50,52を交付する。図3に示すように、50は、往路用の送り状であり、「お届け先」としての「クリーニング工場16の名称、住所、電話番号」、「取扱店(C.V.S)名」としての「店舗14の名称」が予め印字されているものである。また、「ご依頼主」である「顧客12の氏名、住所、電話番号」は、顧客12自ら記入するものである。尚、上記ユーザ登録で入手した顧客12の属性情報に基づいて、店舗14側で、「ご依頼主」である「顧客12の氏名、住所、電話番号」を印字するようにしても良い。
図4に示すように、52は、復路用の送り状であり、「お届け先」としての「店舗14の名称、住所、電話番号」、「取扱店(C.V.S)名」としての「クリーニング工場16の名称」が予め印字されているものである。また、「ご依頼主」である「顧客12の氏名、住所、電話番号」は、顧客12自ら記入するものであるが、往路用の送り状50の場合と同様に、店舗14側で、「ご依頼主」である「顧客12の氏名、住所、電話番号」を印字するようにしても良い。
ユーザ登録を行った顧客12のID及び属性情報、当該顧客12に貸与したランドリー袋38のIDは、店舗14のパソコン26から通信ネットワークを介してセンターサーバ24へ送信され、後述する顧客情報データベース内に登録される。
図5は、本発明のクリーニングシステム10の全体構成を示すブロック図であり、集荷依頼処理部54、ランドリー袋情報更新部56、顧客情報抽出部58、返却場所変更依頼処理部60、顧客情報データベース62、店舗情報データベース63、ランドリー袋情報データベース64を備えている。
上記集荷依頼処理部54、ランドリー袋情報更新部56、顧客情報抽出部58、返却場所変更依頼処理部60は、センターサーバ24を構成するコンピュータのCPUが、OS及び専用プログラムに従って所定の処理を実行することによって実現される。
また、上記顧客情報データベース62、店舗情報データベース63及びランドリー袋情報データベース64は、センターサーバ24を構成するコンピュータのハードディスク等の記憶装置内に格納されている。
図6は、顧客情報データベース62内に格納されるデータ項目の一例を示すものであり、各顧客12のIDと、該IDと関連付けられた顧客12の各種属性情報(氏名、住所、年齢、性別、電話番号)及び当該顧客12に貸与されたランドリー袋38のID等が、顧客情報として登録されている。
図7は、店舗情報データベース63内に格納されるデータ項目の一例を示すものであり、各店舗14のIDと、該IDと関連付けられて、「店舗名」、「店舗住所」、「電話番号」、当該店舗14に持ち込まれたクリーニング物品のクリーニングを担当する「クリーニング工場16のID、名称、住所」等が、店舗情報として登録されている。
図8は、ランドリー袋情報データベース64内に格納されるデータ項目の一例を示すものであり、各ランドリー袋38のIDと、該IDと関連付けられて、当該ランドリー袋38を顧客12に対して貸与した「貸与店舗14のID、名称、住所」、当該ランドリー袋38を貸与した「貸与顧客12のID」、クリーニングを行うため顧客12が当該ランドリー袋38を持ち込んだ「持込店舗14のID、名称、住所」、当該持込店舗14のクリーニングを担当する「クリーニング工場16のID、名称、住所」、ランドリー袋38の「返却場所」に関するデータとしての「返却店舗ID、返却店舗名、返却場所住所」等が、ランドリー袋情報として登録されている。
尚、上記顧客情報データベース62、店舗情報データベース63、ランドリー袋情報データベース64内に登録する顧客情報、店舗情報、ランドリー袋情報のデータ項目の数や種類は、任意に設定し得るものである。
次に、図5のブロック図及び図9のフローチャートに基づき、本システム10を用いて、顧客12がクリーニングを行う際の処理手順について説明する。
先ず、顧客12は、ワイシャツやコート等のクリーニングに出したいクリーニング物品を、ランドリー袋38内に収納した上で店舗14に持ち込む。この際、顧客12は、必要事項を記入した往復宅配便用の送り状50,52も持参する。もっとも、この往復宅配便用の送り状50,52は、ランドリー袋38を持ち込んだ店舗14で貰い、その場で記入するようにしても良い。尚、本システム10においては、顧客12がランドリー袋38を持ち込んだ店舗14と同一の店舗14で、ランドリー袋38の返却を受ける方式が基本であるため、図3及び図4に示したように、往路用の送り状50のお届け先は、ランドリー袋38の持込店舗14のクリーニングを担当するクリーニング工場16となっており、復路用の送り状52のお届け先は、持込店舗14となっている。
店舗14の店員は、通常の宅配便の受付と同様の手順で、ランドリー袋38を宅配便用荷物として処理する。具体的には、往路用の送り状50に、受付日、担当者名等の必要事項を記入等した上で、送り状50の控えを顧客12に引き渡すと共に、送り状50,52を、往路用の送り状50が上側に配置されるようにして、ランドリー袋38の送り状収納部48に収納する。
次に、店舗14の店員は、パソコン26を介して、顧客12から預かった宅配便用荷物としてのランドリー袋38の集荷依頼情報をセンターサーバ24に送信する。この集荷依頼情報には、当該店舗14の住所、名称等のデータ項目が含まれている。
集荷依頼情報の送信を受けると(図9のS10)、センターサーバ24の集荷依頼処理部54は、宅配便業者20のパソコン30に対して、上記集荷依頼情報を送信する(S12)。これを受けて、宅配便業者20が店舗14を訪れてランドリー袋38の集荷を行うこととなる。尚、各店舗14に、宅配便業者20が定期的(例えば1日1回)に集荷に来るような場合には、上記集荷依頼情報の送信を必ずしも行う必要はない。
また、店舗14の店員は、パソコン26を介して、持ち込まれたランドリー袋38のID及び自店舗(持込店舗)14のIDを、センターサーバ24に送信する。
これを受けて(S14)、ランドリー袋情報更新部56は、送信された持込店舗14IDを基に、店舗情報データベース63内から当該持込店舗14の住所及び名称、当該持込店舗14のクリーニングを担当するクリーニング工場16のID、住所及び名称等の店舗情報を抽出し(S16)、抽出した店舗情報に基づき、送信されたランドリー袋IDに対応するランドリー袋情報を更新する(S18)。すなわち、ランドリー袋情報中の「持込店舗ID、持込店舗名、持込店舗住所、クリーニング工場ID、クリーニング工場名、クリーニング工場住所」を、抽出した上記店舗情報に従って更新登録する。また、上記の通り、本システム10においては、顧客12がランドリー袋38を持ち込んだ持込店舗14と同一の店舗14でランドリー袋38の返却を受ける方式が基本であるため、ランドリー袋情報中の「返却場所」に関するデータとしての「返却店舗ID、返却店舗名、返却場所住所」を、上記店舗情報中の「持込店舗ID、持込店舗名、持込店舗住所」に従って更新登録する(図8参照)。
ランドリー袋38を集荷した宅配便業者20は、往路用の送り状50に表示されたクリーニング工場16にランドリー袋38を配送することとなる。
ランドリー袋38を受け取ったクリーニング工場16は、ランドリー袋38からクリーニング物品を取り出した後、業務用洗剤等を用いた水洗処理、乾燥・殺菌処理等の所定のクリーニングを行う。この際、各ランドリー袋38と、当該ランドリー袋38に収納されていたクリーニング物品との関連付けを行うため、各クリーニング物品は、ランドリー袋38のIDと同じIDをバーコード化したバーコードが取り付けられた状態でクリーニングが行われる。
クリーニング終了後には、各ランドリー袋38のIDと同じIDのバーコードが取り付けられたクリーニング物品が集められた上で、ランドリー袋38内に収納される。そして、クリーニング工場16の担当者は、ランドリー袋38の送り状収納部48に収納されていた復路用の送り状52に受付日、担当者名等の必要事項を記入等して必要な処理を行った上で、ランドリー袋38の送り状収納部48に収納する。
次に、クリーニング工場16の担当者は、パソコン28を介して、ランドリー袋38の集荷依頼情報をセンターサーバ24に送信する。この集荷依頼情報には、当該クリーニング工場16の住所、名称等のデータ項目が含まれている。
集荷依頼情報の送信を受けると(S20)、センターサーバ24の集荷依頼処理部54は、宅配便業者20のパソコン30に対して、上記集荷依頼情報を送信する(S22)。これを受けて、宅配便業者20がクリーニング工場16を訪れてランドリー袋38の集荷を行うこととなる。尚、各クリーニング工場16に、宅配便業者20が定期的(例えば1日1回)に集荷に来るような場合には、上記集荷依頼情報の送信を必ずしも行う必要はない。
ランドリー袋38を集荷した宅配便業者20は、復路用の送り状52に表示された返却店舗14にランドリー袋38を配送し、返却店舗14では、顧客12が受け取りに来るまで、ランドリー袋38を留め置きしておくこととなる。
顧客12が、自己のランドリー袋38を受け取る際には、返却店舗14に出向き、店員に対して会員証を提示する。店員は、店内のPOS端末34やパソコン26を介して、会員証に記録された顧客12のIDをセンターサーバ24に送信する。
これを受けて(S24)、センターサーバ24の顧客情報抽出部58は、送信された顧客IDと関連付けて登録されている、当該顧客12に貸与されたランドリー袋38のIDを顧客情報データベース62内から抽出し(S26)、抽出したランドリー袋38のIDを返却店舗14のパソコン26に送信する(S28)。
送信されたランドリー袋38のIDは、パソコン26の画面に表示され、店員は、表示されたIDが付与されているランドリー袋38を捜し出し、顧客12に対して返却することとなる。
顧客12へのランドリー袋38の返却が完了すると、返却店舗14の店員は、パソコン26を介して、当該ランドリー袋38のIDを含む返却完了情報をセンターサーバ24に送信する。これを受けて(S30)、センターサーバ24のランドリー袋情報更新部56が、送信されたランドリー袋IDに対応するランドリー袋情報中の「持込店舗ID、持込店舗名、持込店舗住所、クリーニング工場ID、クリーニング工場名、クリーニング工場住所、返却場所データ(返却店舗ID、返却店舗名、返却場所住所)」を消去して、ランドリー袋情報データベース64内に更新登録する(S32)。
上記の通り、店舗14は、顧客12のクリーニング物品が収納されたランドリー袋38の送り状収納部48に、宅配便用の送り状(往路用)50を収納することにより、クリーニング物品の収納されたランドリー袋38を宅配便用の荷物として、クリーニングを担当するクリーニング工場16に配送することができる。このため、店舗14においては、顧客12から持ち込まれたクリーニング物品を1点1点検品する受付作業を省略でき、専用カウンターの設置やクリーニング知識・技能を持った店員が不要となり、宅配便の受付サービスを行っている既存のコンビニエンスストア等の店舗においてもクリーニング物品の取次サービスを容易に行うことができるようになる。また、クリーニング物品を1点1点検品する受付作業が省略される結果、受付終了までの時間が短縮化されるので、顧客の利便性も向上する。
また、クリーニング工場16も、クリーニング後のクリーニング物品が収納されたランドリー袋38の送り状収納部48に、宅配便用の送り状(復路用)52を収納することにより、ランドリー袋38を宅配便用の荷物として店舗14へ配送することができる。
さらに、店舗14においては、顧客12のIDをセンターサーバ24に送信すれば、当該顧客IDと関連付けられているランドリー袋38のIDが店舗14のパソコン26に送信されてくるので、送信されたIDが取り付けられたランドリー袋38を顧客12に返却することにより、クリーニング後のクリーニング物品が収納されたランドリー袋38を確実に、当該ランドリー袋38を所有する顧客12に対して返却できる。
上記の通り、本システム10においては、顧客12がランドリー袋38を持ち込んだ店舗14と同一の店舗14で、ランドリー袋38の返却を受ける方式が基本であるが、顧客12が希望する場合には、顧客12がランドリー袋38を持ち込んだ店舗14とは異なる店舗14や、顧客12の自宅や勤務先等、顧客12の指定する任意の場所でランドリー袋38を受け取ることができるようにしても良い。この場合、復路用の送り状52のお届け先には、顧客12の指定する返却場所の住所等が記入されることとなる。
本システム10においては、顧客12が自己のランドリー袋38の返却場所を変更することができるようになっている。以下、図5のブロック図及び図10のフローチャートに基づき、顧客12が自己のランドリー袋38の返却場所を変更する際の処理手順について説明する。
先ず、顧客12は自己のパソコン32上に起動させたWebブラウザからセンターサーバ24のURLを入力し、インターネット経由で同センターサーバ24にアクセスする。そして、パソコン32の画面に表示されるサービスメニューの中から「返却場所変更」を選択する(図示省略)。
ここで、顧客12は、システム10からIDの入力を要求され(S40)、顧客12が自己のIDを入力・送信することによりその正当性が確認されると(S42)、返却場所変更依頼処理部60が起動し、「返却場所変更用の入力フォーム」を顧客12のパソコン32に送信する(S44)。図11は、顧客12のパソコン32に送信された「返却場所変更用の入力フォーム」の画面表示例を示すものであり、送信された顧客IDと関連付けられてランドリー袋情報データベース64内に登録されているランドリー袋情報中のランドリー袋ID(BZ0075)と返却場所データ(△△コンビニ高円寺店等)が、ランドリー袋情報データベース64内から抽出・表示されていると共に、返却場所の変更先として「顧客12の自宅住所」、「他の店舗の店舗ID」、「指定住所」を選択・入力できるようになっている。また、「店舗ID一覧」の文字列をクリックすると、返却場所として変更可能な店舗のID一覧が表示されるようになっている(図示省略)。
顧客12が、希望する項目のボックス内をチェックすると共に、店舗IDの入力(返却場所を他の店舗に変更する場合)や住所の入力(返却場所を指定住所に変更する場合)を行った後、「送信」ボタンをクリックすると、返却場所変更依頼情報がセンターサーバ24に送信される。因みに、図11においては、返却場所の変更先として自宅住所が選択されている。
上記返却場所変更依頼情報の送信を受けると(S46)、返却場所変更依頼処理部60は、当該ランドリー袋38のランドリー袋情報中のクリーニング工場IDを参照した上で、当該クリーニング工場16のパソコン28に対して、変更先の住所データ及びランドリー袋IDを少なくとも含む返却場所変更指示情報を送信する(S48)。すなわち、図11に示すように、返却場所の変更先として自宅住所が選択されている場合には、返却場所変更依頼処理部60は、顧客情報データベース62内から、当該顧客12の住所データを抽出し、これをランドリー袋IDと共に、返却場所変更指示情報としてクリーニング工場16のパソコン28に送信する。また、返却場所の変更先として他店舗が選択された場合には、返却場所変更依頼処理部60は、顧客12から送信された店舗IDをキーに、店舗情報データベース63内から当該店舗の住所データ及び店舗名を抽出し、これをランドリー袋IDと共に、返却場所変更指示情報としてクリーニング工場16のパソコン28に送信する。さらに、返却場所の変更先として顧客12の指定住所が選択された場合には、返却場所変更依頼処理部60は、顧客12から送信された指定住所の住所データをランドリー袋IDと共に、返却場所変更指示情報としてクリーニング工場16のパソコン28に送信する。
尚、上記返却場所変更指示情報には、少なくとも変更先の住所データ及びランドリー袋IDが含まれるものであるが、その他、顧客12の氏名、電話番号、他店舗の店名、電話番号等、顧客情報データベース62及び店舗情報データベース63内に登録されている適宜な情報を含めることができる。
また、変更先の住所データ及びランドリー袋IDを含む上記返却場所変更指示情報は、ランドリー袋情報更新部56にも出力され、これを受けたランドリー袋情報更新部56は、
ランドリー袋情報データベース64内に格納された当該ランドリー袋IDに対応するランドリー袋情報中の返却場所データを更新登録する(S50)。すなわち、変更先の住所データが顧客12の自宅住所又は指定住所の場合、ランドリー袋情報更新部56は、返却場所データ中の返却店舗ID及び返却店舗名を消去すると共に、返却場所住所を顧客12の自宅住所又は指定住所に更新する。また、変更先の住所データが他店舗14の住所の場合、ランドリー袋情報更新部56は、当該他店舗の住所データをキーに、店舗情報データベース63内から当該他店舗の店舗名及び店舗IDを抽出した上で、返却場所データ中の返却店舗ID、返却店舗名及び返却場所住所を更新する。
返却場所変更指示情報の送信を受けたクリーニング工場16は、送信されたランドリー袋IDに対応するランドリー袋38の送り状収納部48に収納されていた復路用の送り状52を破棄した上で、送信された変更先の住所データに基づいて新規に復路用の送り状52を作成する。この結果、当該ランドリー袋38は、宅配便業者20によって顧客12が依頼した返却場所の変更先に配送されることとなる。すなわち、顧客12が依頼した返却場所の変更先が自宅住所の場合には、ランドリー袋38は顧客12の自宅に配送され、顧客12は自宅でランドリー袋38を受け取ることができる。また、顧客12が依頼した返却場所の変更先が他店舗の場合には、ランドリー袋38は当該他店舗に配送され、顧客12は当該他店舗に出向いてランドリー袋38を受け取ることができる。さらに、顧客12が依頼した返却場所の変更先が指定住所(例えば、顧客12の勤務先の住所等)の場合には、ランドリー袋38は当該指定住所に配送され、顧客12は当該指定住所でランドリー袋38を受け取ることができる。
このように、本システム10においては、ランドリー袋38を持ち込んだ店舗14だけでなく、顧客12の指定した任意の場所(顧客12の自宅、他店舗14、顧客12の勤務先等)でランドリー袋38を受け取ることができるので、顧客12の利便性が非常に高くなっている。勿論、このような場合には、ランドリー袋38の持込店舗14と返却店舗14が同一の場合に比べて手間がかかるので、所定の追加料金を加算するようにしても良い。
本発明に係るクリーニングシステムの全体構成を示すイメージ図である。 ランドリー袋を示す説明図である。 往路用の送り状を示す説明図である。 復路用の送り状を示す説明図である。 本発明に係るクリーニングシステムの全体構成を示すブロック図である。 顧客情報データベースのデータ項目例を示す説明図である。 店舗情報データベースのデータ項目例を示す説明図である。 ランドリー袋情報データベースのデータ項目例を示す説明図である。 本システムを用いて顧客がクリーニングを行う際の処理手順を示すフローチャートである。 顧客がランドリー袋38の返却場所を変更する際の処理手順を示すフローチャートである。 顧客のパソコンに送信された返却場所変更用の入力フォームの画面表示例を示す説明図である。
符号の説明
10 クリーニングシステム
12 顧客
14 店舗
16 クリーニング工場
20 宅配便業者
22 管理センター
24 センターサーバ
26 店舗のパソコン
28 クリーニング工場のパソコン
30 宅配便業者のパソコン
32 顧客のパソコン
38 ランドリー袋
50 往路用の送り状
52 復路用の送り状
54 集荷依頼処理部
56 ランドリー袋情報更新部
58 顧客情報抽出部
60 返却場所変更依頼処理部
62 顧客情報データベース
63 店舗情報データベース
64 ランドリー袋情報データベース

Claims (3)

  1. 固有の識別コードが取り付けられると共に、宅配便用の送り状が添付可能なランドリー袋と、
    顧客の識別コードと、当該顧客の所有するランドリー袋の識別コードとを関連付けて登録しておく記憶手段と、
    店舗の通信端末から顧客の識別コードの送信を受けた場合に、送信された顧客の識別コードと関連付けられているランドリー袋の識別コードを、上記記憶手段内から抽出し、店舗の通信端末に送信する手段と、
    を備えたことを特徴とするクリーニングシステム。
  2. 顧客の通信端末からランドリー袋の返却場所変更依頼情報が送信された場合に、当該ランドリー袋の識別コード及び変更先の住所データを少なくとも含む返却場所変更指示情報を、クリーニング工場の通信端末に送信する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のクリーニングシステム。
  3. 顧客のクリーニング物品が収納されたランドリー袋を店舗で預かり、これを宅配便を利用してクリーニング工場に配送し、クリーニング工場においてランドリー袋内のクリーニング物品に所定のクリーニングを施した後、クリーニング物品をランドリー袋内に収納し、その後、当該ランドリー袋を宅配便を利用して、上記店舗又は顧客の指定する返却場所に配送して顧客に返却することを特徴とするクリーニング方法。
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