JP2005040351A - 電気掃除機の吸込具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回転ブラシにおける菌の繁殖を防止することにより殺菌効果を向上させるようにした電気掃除機の吸込具を提供する。
【解決手段】吸込口3と、吸込口3の近傍内部に配置された回転ブラシ4と、回転ブラシ4配置部分と延長管接続口をなすベンド5とを連通する吸込通路6と、回転ブラシ4に紫外線を照射するように配置された紫外線ランプ11とを設ける。なお、紫外線ランプ11は、回転ブラシ4の上方部から回転ブラシ4に紫外線を照射するようにしてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】吸込口3と、吸込口3の近傍内部に配置された回転ブラシ4と、回転ブラシ4配置部分と延長管接続口をなすベンド5とを連通する吸込通路6と、回転ブラシ4に紫外線を照射するように配置された紫外線ランプ11とを設ける。なお、紫外線ランプ11は、回転ブラシ4の上方部から回転ブラシ4に紫外線を照射するようにしてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気掃除機の吸込具に関し、特に、電気掃除機の吸込具に設けられている回転ブラシの殺菌に関する。
従来、電気掃除機は、床面掃除において、回転ブラシにより床面のごみを掻き取って、掻き取ったごみを空気と共に吸い取ることにより清潔を要望する顧客に応えてきたが、近年、床面に存在する菌の除菌に対する要望が高まってきている。これに対応するには、ただ吸い込むだけでは問題があった。また、この要望に対応する一つのアイデアとして殺菌灯を床面に照射するものがあった。このような電気掃除機としては特許文献1記載のものがある。
実開平3−231016号公報に係る明細書全文 第3頁第10行〜第20行
従来のものでは、床面のみが殺菌され、掃除の際、常時使用する回転ブラシが殺菌されず菌が繁殖するという問題があった。また、回転ブラシで菌が繁殖すると、電気掃除機から排気される空気中に菌が含まれて、再度室内にばら撒かれることになり殺菌効果が薄れるという問題点があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、主として回転ブラシにおける菌の繁殖を防止することにより殺菌効果を向上させるようにした電気掃除機の吸込具を提供することにある。
本発明に係る電気掃除機の吸込具は、このような課題を達成するためになされたものであって、吸込口と、吸込口の近傍内部に配置された回転ブラシと、回転ブラシ配置部分と延長管接続口とを連通する吸込通路と、回転ブラシに紫外線を照射し得るように配置された紫外線ランプとを備えていることを特徴とする。
また、紫外線ランプを、回転ブラシの上方部から回転ブラシに向けて紫外線を照射するように構成しても良い。
また、上記発明において、吸込通路を形成する上面壁部の少なくとも一部に形成された透明壁部と、この透明壁部の外側に形成された紫外線ランプ収納部とを備え、この透明壁部及び前記紫外線ランプは、紫外線が透明壁部を通して回転ブラシに照射されるように構成してもよい。
また、上記発明において、吸込通路を形成する上面壁部の少なくとも一部に形成された透明壁部と、この透明壁部の外側に形成された紫外線ランプ収納部とを備え、透明壁部及び紫外線ランプは、透明壁部を通して回転ブラシと吸込通路を通過する空気とに照射されるように構成してもよい。
また、前記透明壁部は、透過する紫外線を拡散させる凹レンズ状部を有するように構成してもよい。
また、前記透明壁部は、紫外線ランプ収納部側の表面に、透過する紫外線を拡散させるしぼ加工部を有するように構成してもよい。
また、前記発明において、紫外線ランプ点灯中であることを表示する表示灯を設けてもよい。
また、前記紫外線ランプを、回転ブラシ回転時のみ点灯するように構成にしてもよい。
また、前記紫外線ランプを、電気掃除機の吸込具が所定角度以上に上下反転された場合に、消灯するように構成してもよい。
また、前記発明において、さらに、回転ブラシ前面部を覆い、かつ、回転ブラシの上方部を後方へスライド式に開閉自在に形成された不透明部材からなるシャッターを備え、シャッターは、シャッター開放時に前記透明壁部を介する紫外線ランプの照射を遮断するように構成されるようにしてもよい。
また、前記発明において、シャッターは、前面部にショックアブソーバの役割をする当たり棒を備えており、当たり棒に衝突力が作用したときに開放されるように構成れているものとしてもよい。
本発明によれば、紫外線が回転ブラシに向けて照射されるので、回転ブラシにおける菌の繁殖を防止することができる。また、回転ブラシを通過する吸込気中に含まれる塵埃も除菌されて掃除機本体に送られるので、掃除機本体からの排気により菌が室内にばら撒かれるのを低減することができる。
この場合において、紫外線を回転ブラシの上方から照射するようにすると、一部の紫外線が床面にも照射されることになり、床面の抗菌も同時に行うことができる。
また、上記構成の発明において、吸込通路を形成する上面壁部の少なくとも一部に形成された透明壁部と、この透明壁部の外側に形成された紫外線ランプ収納部とを備え、この透明壁部及び前記紫外線ランプは、透明壁部を通して紫外線を回転ブラシに照射し得るように構成すると、紫外線ランプが吸込通路中に配置されないので、紫外線ランプが塵埃で汚れることがない。したがって、紫外線ランプを長期間に亘り効率良く使用することができる。
また、上記構成の発明において、吸込通路を形成する壁部の少なくとも一部に形成された透明壁部と、この透明壁部の外側に形成された紫外線ランプ収納部とを備え、透明壁部及び紫外線ランプは、透明壁部を介し回転ブラシと吸込通路を通過する空気とを照射し得るように構成すると、紫外線ランプが吸込通路中に配置されないので、紫外線ランプが塵埃で汚れることがない。また、回転ブラシに紫外線が照射されることにより、回転ブラシにおける菌の増殖が抑制されると共に、吸込み空気に含まれる塵埃も吸込具を通過する際に抗菌されて本体に送られる。
また、上記構成の発明において、前記透明壁部に、透過する紫外線を拡散するように凹レンズ状部を設けると、紫外線を広範囲に照射することができ照射ムラを緩和することができる。
また、上記構成の発明において、前記透明壁部を、透過する紫外線を拡散するように紫外線ランプ収納部側の表面に、しぼ加工部を設けると、紫外線を広範囲に照射することができ照射ムラを緩和することができる。
また、上記構成の発明において、紫外線ランプ点灯中であることを表示する表示灯を設けると、取扱者の紫外線に対する注意が喚起され不注意による事故を回避することができる。
また、上記構成の発明において、紫外線ランプを回転ブラシ回転時のみ照射するようにすると、効率良く、かつ、回転ブラシ全体を抗菌することができる。すなわち、回転ブラシが回転しない状態で照射すれば、紫外線ランプが照射されない回転ブラシの部分で雑菌が増加するので、回転ブラシ全体を効率良く、かつムラなく抗菌することができない。これに対し、本発明の場合は回転ブラシ回転時にのみ紫外線ランプを点灯するので回転ブラシ全体を効率よく、かつ、ムラなく抗菌することができる。
また、上記構成の発明において、紫外線ランプを、電気掃除機の吸込具が上下反転した場合に、消灯するようにすると、吸込具が裏返ったときに紫外線が使用者の目に入って、目を痛める危険性を回避することができる。
また、上記構成の発明において、回転ブラシ前面部を覆い、かつ、回転ブラシの上方部を後方へスライド式に開閉自在に形成されたシャッターを有し、このシャッターを、開放時に前記透明壁部を介する紫外線ランプの照射を遮断するようにすると、紫外線ランプ点灯中にシャッターが開放されたときに紫外線が回転ブラシの方に照射されなくなるので、シャッターの開放部から外部に漏れるのを防止することができ、安全である。
また、上記構成の発明において、シャッターは、前面部にショックアブソーバの役割をする当たり棒を備えており、当たり棒に衝突力が作用したときに開放されるようにすると、強く当たったときの衝突力を、シャッターを開放させて緩和することができる。
以下本発明の実施例につき説明する。
先ず、実施例1について図1及び図2に基づき説明する。図1は本発明の実施例1に係る電気掃除機の吸込具の側断面図である。図2は同電気掃除機の概略制御回路図である。
実施例1に係る電気掃除機の吸込具1は、図1に示すように、ケース2の前面底部に吸込口3が形成され、その吸込口3内の近傍には回転ブラシ4が設けられ、ケース2の後方(図1における右方向)にベンド5が設けられ、吸込口3とベンド5との間に吸込通路6が形成されている。
吸込口3は、奥行き寸法は回転ブラシ4の直径よりやや大きく形成されており、吸込口3の前縁が回転ブラシ4の前面部と略一致するように形成されている。また、吸込口3の左右幅は回転ブラシ4の左右幅と略同寸とされている。
回転ブラシ4は、断面が略6角形の棒状芯体4aを有し、この棒状芯体4aの長手方向が左右方向(図1における紙面と直角の方向)となるように配置されている。そして、棒状芯体4aの外周面には、ブラシ体4bが等間隔で左右方向に3本装着されている。また、回転ブラシ4は、モータ駆動とされている。このモータはケース2内に内蔵されている(図示せず)。回転ブラシ4をモータ駆動することで、床面の塵埃が掻き集められ、塵埃が吸込口3から空気と共に吸い込まれる。
ベンド5は、手元グリップ(図示せず)に接続された延長管(図示せず)の先端部に吸込具1を接続するためのものである、このベンド5は、ロータリーパイプ7を介してケース2に接続されている。ロータリーパイプ7は、ケース2の前後方向の水平軸周りに回転自在に取り付けられている。また、ベンド5は、ロータリーパイプ7に対し上下方向に回転自在に接続されている。この構成により、延長管に対し、吸込具1はあらゆる方向に対応可能に構成されている。
ケース2における回転ブラシ4の直上に位置する吸込通路の上面壁部10が透明壁部として形成されている。以下透明壁部10というときは上面壁部10を意味するものとする。そして、この上面壁部10の上方部は所定の空間部を設け、この空間部を紫外線ランプ11を収納する紫外線ランプ収納部12として形成している。紫外線ランプ11は回転ブラシ4を強く照射するように、透明壁部10を通して回転ブラシ4の上方から照射される。なお、この実施例1における透明壁部10をさらに後方に拡張することもできる。
ケース2における回転ブラシ4の前方部、すなわち、ケース2の前方部には不透明部材からなる略半円の円弧状のシャッター13が設けられている。このシャッター13を開放することで、回転ブラシ4の前面部が開放され、回転ブラシ4の点検、取り外し、取付を容易にすることができる。なお、シャッター13は適宜の手段により開閉可能に構成されている。このシャッター13の前部(図1における左側)には、当たり棒14が取り付けられている。当たり棒14は、吸込具1の前面部が障害物に当たった場合のショックアブソーバの機能をなすものである。
前記紫外線ランプ11及び回転ブラシ駆動用モータ16は、図2のような電気回路に形成されている。すなわち、紫外線ランプ11は、手元グリップ(図示せず)に設けられている手元スイッチ17、床面検知スイッチ18、及びシャッタースイッチ19と直列に接続されている。ここに、手元スイッチ17は電源をオンオフするスイッチである。また、床面検知スイッチ18は床面に接触しているリミットスイッチであって、吸込具1が床面から離れた場合にこれを検出してオフになるスイッチである。また、シャッタースイッチ19はシャッター13の開放を検知するスイッチである。したがって、吸込具1が裏返しになるような場合には、この床面検知スイッチ18がオフになる。
一方、回転ブラシ駆動用モータ16は、手元スイッチ17及び床面検知スイッチ18と直列に接続され、シャッタースイッチ19と紫外線ランプ11との直列回路と並列に接続されている。したがって、手元スイッチ17又は床面検知スイッチ18により回転ブラシ駆動用モータ16がオフになっているときは、必ず紫外線ランプ11は点灯しない。換言すると、回転ブラシ駆動用モータ16がオンの場合に限り紫外線ランプ11を点灯させることができる。
実施例1は以上のように構成されているので、次のような作用効果を奏することができる。
紫外線ランプ11から紫外線が回転ブラシ4に向けて照射されるので、回転ブラシ4における菌の繁殖を防止することができる。また、回転ブラシ4を通過する吸込気中に含まれる塵埃も除菌されて掃除機本体に送られるので、掃除機本体からの排気により菌が室内にばら撒かれるのを低減することができる。また、この場合において、紫外線を回転ブラシ4の上方から照射しているので、一部の紫外線が床面にも照射され、床面の抗菌をも行うことができる。
また、紫外線ランプ11を吸込通路6中に配置すると紫外線ランプ11が吸込通路6中の空気中に含まれる塵埃により汚されるが、この実施例では、回転ブラシ4上方の吸込通路6を形成する上面壁部の少なくとも一部に、透明壁部10を形成し、この透明壁部10の外側(この場合上方)に紫外線ランプ収納部12を形成し、この透明壁部10を通して紫外線を回転ブラシ4に照射するように構成しているので、紫外線ランプ11が塵埃で汚れることがなく、長期間に亘り効率良く回転ブラシ4に照射することができる。
また、回転ブラシ4が回転しないときに、紫外線を回転ブラシ4に照射した場合は、紫外線が照射されない部分では雑菌が増加するので、回転ブラシ全体を効率良く、かつムラなく抗菌することができない。これに対し、本実施例の場合は回転ブラシ4の回転時のみ紫外線ランプ11を点灯するので、回転ブラシ4全体を効率よく、かつ、ムラなく抗菌することができる。
紫外線ランプ11を、電気掃除機の吸込具1が床面から離れたときに消灯するようにしているので、吸込具1が床面から離れたときに紫外線が使用者の目に入って、目を痛める危険性がない。
また、回転ブラシ4の前面部を覆い、かつ開閉自在に形成された不透明部材からなるシャッター13を有し、このシャッター13の開放時に、前記透明壁部10を介する紫外線ランプ11を消灯しているので、紫外線ランプ11点灯中にシャッター13が開放されたときに紫外線が紫外線ランプ収納部12から漏れて来なくなり、安全である。
次に、実施例2を図3に基づいて説明する。図3は、床面検知スイッチ18としての上下反転検出スイッチの原理図を示す。
実施例2は、電気掃除機の吸込具が床面から離れたときに消灯するための床面検知スイッチ18を、吸込具1が上下反転する際に(裏返しになる際に)作動する上下反転検出スイッチ20としたものである。すなわち、この実施例2に係る上下反転検出スイッチ20は、実施例1における床面検知スイッチ18に代わるスイッチとして用いられる。
実施例2の上下反転検出スイッチ20は、ケース2内に、例えば図1における吸込通路6内などに設けることができる。この上下反転検出スイッチ20は、下部にリミットスイッチ21が設けられ、このリミットスイッチ21の上部に、リミットスイッチ21のレバー22を囲う上下方向の筒状体23が設けられている。また、この筒状体23の内部に重量体24が筒状体23内においてスライド可能に収納されている。したがって、この上下反転検出スイッチ20では、吸込具1が使用状態にあるときは、重量体24が下方に位置してリミットスイッチ21のレバー22を下方に押圧している。しかし、吸込具1が上下反転し約90度以上回転したときは、重量体24が下方に(すなわち、使用状態における上方側に)スライドするため、リミットスイッチ21のレバー22を押圧しなくなる。
なお、この上下反転検出スイッチ20は、実施例1における床面検知スイッチ18と同様に紫外線ランプ11及び回転ブラシ駆動用モータ16と直列に接続されている。
このように、吸込具1が使用状態位置にあるときは、重量体24がリミットスイッチ21のレバー22を下方に押圧し、リミットスイッチ21がオンされている。したがって、このときは紫外線ランプ11が点灯可能の状態とされる。しかしながら、吸込具1が上下反転し約90度以上回転したときは、重量体24が図3における上方側(吸込具が上下反転したときの下方側)に逃げて、リミットスイッチ21のレバー22の押圧力が除去され、リミットスイッチ21がオフされる。したがって、このときには紫外線ランプ11が消灯される。
以上の如く、この実施例2に係る上下反転検出スイッチ20によれば、吸込具が床面から少し離れた程度では作動しないが、吸込具1が上下反転し、90度以上反転したときに確実に作動する。したがって、紫外線により使用者の目が痛めつけられることがない。
次に、実施例3を図4及び図5に基づき説明する。図4は実施例3に係る電気掃除機の吸込具の側断面図である。図5は、同電気掃除機の概略制御回路図である。なお、実施例1に対応する部分には同一の符号を付しその説明を簡略化する。
実施例3は、シャッター33をスライド式に開閉できるようにするとともに、紫外線ランプ11からの紫外線の照射を回転ブラシ4と吸込通路6を通過する空気とに対し行うようにしたものである。図4において、紫外線ランプ11は、実施例1の場合に比し後方側へ配置されるとともに、回転ブラシ4上方部からロータリーパイプ7に至る途中の吸込通路6の上面壁部30を透明壁部としている。以下の記述において透明壁部30というときは上面壁部30を意味する。このように構成することにより、紫外線ランプ11が回転ブラシ4と吸込通路6を通過する空気とを同時に照射することができる。なお、透明壁部30の上方には、紫外線ランプ11を収納する紫外線ランプ収納部12が形成されている。また、ロータリーパイプ7に至る吸入通路6の全ての上面壁部を透明壁部とすることもできる。
シャッター33は実施例1と同様の不透明材料からなる略半円の円弧状に形成されている。また、シャッター33は、後方へ、すなわち紫外線ランプ収納部12の透明壁部30の上面へスライド式に収納されることにより開放可能に形成されている。シャッター33が後方へスライドされると、シャッター33が透明壁部30の回転ブラシ4上方部を部分的に覆い、紫外線がこの部分を通って回転ブラシ4へ照射されることが防止され、シャッター33の開放部分から紫外線が外部に漏れるのを防止している。
なお、シャッター33は、前方の当たり棒14が家具又は調度品などの障害物に当たったとき、家具又は調度品に押されて後方へ開くように形成されている。
この実施例3では、実施例1におけるシャッタースイッチ19に代えてシャッター33自身が、シャッター33開放時の紫外線漏れを機構的に防止するように構成されている。このため実施例3に係る電気掃除機の電気回路は、図5のように構成され、実施例1のようなシャッタースイッチ19が組み込まれていない。その他は図2と同一である。
上述の実施例3によれば、透明壁部30及び紫外線ランプ11を、紫外線ランプ11の紫外線が透明壁部30を介し回転ブラシ4と吸込通路6を通過する空気とを照射するように構成しているので、回転ブラシ4における菌の増殖が抑制されるとともに、吸込み空気に含まれる塵埃も吸込具1を通過する際に除菌されて掃除機本体に送られる。
また、実施例3によれば、紫外線ランプ11点灯中にシャッター33が開放されたとき、シャッター33が透明壁部30の回転ブラシ上方部を覆うので、紫外線が回転ブラシ4の方に照射されることがなく、また、シャッター33の開放部からの紫外線の漏れが防止され、安全である。
次に、実施例4を図6に基づき説明する。図6は実施例4に係る電気掃除機の吸込具の側断面図である。なお、実施例3に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施例4は、実施例3における紫外線ランプ収納部12の上部に、紫外線ランプ11が点灯中であることを表示する表示灯40が配設されている。表示灯40は、発光材料を含ませた透明樹脂製の発光棒40a、この発光棒40aの一端面から光を照射する発光ダイオード(LED、図示せず)、透明材料からなるランプカバー40bなどから構成されている。
また、実施例3における上面壁部30に代わり、回転ブラシ4上方の上前壁部41及びその後方の吸込通路6上方の上面壁部42とに区分され、各上面壁部41、42が透明壁部に形成されている。そして、上面壁部42の紫外線ランプ収納部12側が凹面をなす凹レンズ状部43が形成されている。なお、回転ブラシ4上方の上面壁部41は実施例1における透明壁部10と同一のものでよい。
実施例4はこのように形成されているので、紫外線ランプ11が点灯すると、紫外線ランプ11からの紫外線が上面壁部(透明壁部)41、42を通して回転ブラシ4と吸込通路6を通過する塵埃を含む空気とに照射される。このとき、凹レンズ状部43を通して吸込通路6内に照射される紫外線は、凹レンズ状部43により拡散される、吸込通路6を通過する空気に対し広範囲に照射される。
また、この実施例4によれば、紫外線ランプ11を点灯したときは、表示灯40が点灯されるので、紫外線ランプ11点灯中であることの視認性が向上する。また、発光棒40aを吸込具1の左右に延びる長い棒状の表示灯として作動させることができるので、吸込具1のデザイン向上に寄与することができる。
次に、実施例5を図7に基づき説明する。図7は実施例5に係る電気掃除機の吸込具の側断面図である。なお、実施例4に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施例5は、実施例4の場合と同様に、紫外線ランプ収納部12の上部に紫外線ランプ11が点灯中であることを表示する表示灯40が配設されている。また、実施例4の場合と同様に、回転ブラシ4上方の上前壁部41及びその後方の吸込通路6上方の上面壁部42とに区分され、各上面壁部41、42が透明壁部に形成されている。そして、上面壁部42の紫外線ランプ収納部12側の表面にシボ加工部50を備えている。
実施例5はこのように形成されているので、紫外線ランプ11が点灯すると、紫外線ランプ11からの紫外線が上面壁部(当面壁部)41、42を通して回転ブラシ4と吸込通路6を通過する塵埃とに照射される。このとき、シボ加工部50を通して吸込通路6内に照射される紫外線は、シボ加工部50により拡散され、吸込通路6を通過する空気に対し広範囲に照射される。
また、この実施例5によれば、実施例4と同様に、紫外線ランプ11が点灯したときに表示灯40が点灯されるので、紫外線ランプ11が点灯中であることの視認性が向上する。また、発光棒40aを吸込具1の左右に延びる長い棒状の表示灯として作動させることができるので、吸込具1のデザイン向上に寄与することができる。
実施例4及び5に用いられている表示灯40は、前述の実施例1、2及び3に用いることもできる。
1 吸込具
3 吸込口
4 回転ブラシ
6 吸込通路
11 紫外線ランプ
10 上面壁部(透明壁部)
12 紫外線ランプ収納部
13 シャッター
20 上下反転検出スイッチ
33 シャッター
40 表示灯
41 上面壁部(透明壁部)
42 上面壁部(透明壁部)
43 凹レンズ状部
50 シボ加工部
3 吸込口
4 回転ブラシ
6 吸込通路
11 紫外線ランプ
10 上面壁部(透明壁部)
12 紫外線ランプ収納部
13 シャッター
20 上下反転検出スイッチ
33 シャッター
40 表示灯
41 上面壁部(透明壁部)
42 上面壁部(透明壁部)
43 凹レンズ状部
50 シボ加工部
Claims (11)
- 吸込口と、吸込口の近傍内部に配置された回転ブラシと、回転ブラシ配置部分と延長管接続口とを連通する吸込通路と、回転ブラシに紫外線を照射し得るように配置された紫外線ランプとを備えていることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
- 紫外線ランプは、回転ブラシの上方部から回転ブラシに向けて紫外線を照射するように構成されていることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
- 請求項2記載の電気掃除機の吸込具であって、吸込通路を形成する上面壁部の少なくとも一部に形成された透明壁部と、この透明壁部の外側に形成された紫外線ランプ収納部とを備え、この透明壁部及び前記紫外線ランプは、透明壁部を通して紫外線が回転ブラシに照射されるように構成されていることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
- 請求項2記載の電気掃除機の吸込具であって、吸込通路を形成する上面壁部の少なくとも一部に形成された透明壁部と、この透明壁部の外側に形成された紫外線ランプ収納部とを備え、透明壁部及び紫外線ランプは、透明壁部を通して紫外線が回転ブラシと吸込通路を通過する空気とに照射されるように構成されていることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
- 前記透明壁部は、透過する紫外線を拡散させるように凹レンズ状部を有することを特徴とする請求項3又は4記載の電気掃除機の吸込具。
- 前記透明壁部は、紫外線ランプ収納部側の表面に、透過する紫外線を拡散させるしぼ加工部を有することを特徴とする請求項3又は4記載の電気掃除機の吸込具。
- 請求項1〜6の何れか1項記載の電気掃除機の吸込具であって、紫外線ランプが点灯中であることを表示する表示灯が設けられてなることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
- 紫外線ランプは、回転ブラシ回転時のみ点灯するように構成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の電気掃除機の吸込具。
- 紫外線ランプは、電気掃除機の吸込具が所定角度以上に上下反転された場合に、消灯するように構成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の電気掃除機の吸込具。
- 請求項3又は4記載の電気掃除機の吸込具であって、回転ブラシ前面部を覆い、かつ、回転ブラシの上方部を後方へスライド式に開閉自在に形成された不透明材料からなるシャッターを備え、このシャッターは、開放時に、前記透明壁部を介する紫外線ランプの照射を遮断するように構成されていることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
- シャッターは、前面部にショックアブソーバの役割をする当たり棒を備えており、当たり棒に衝突力が作用したときに開放されるように構成れていることを特徴とする請求項10記載の電気掃除機の吸込具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003277755A JP2005040351A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 電気掃除機の吸込具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003277755A JP2005040351A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 電気掃除機の吸込具 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005040351A true JP2005040351A (ja) | 2005-02-17 |
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ID=34264385
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2005040351A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024080529A1 (ko) * | 2022-10-11 | 2024-04-18 | 삼성전자 주식회사 | 살균 모듈을 가지는 청소기 스테이션 및 청소 장치 |
-
2003
- 2003-07-22 JP JP2003277755A patent/JP2005040351A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024080529A1 (ko) * | 2022-10-11 | 2024-04-18 | 삼성전자 주식회사 | 살균 모듈을 가지는 청소기 스테이션 및 청소 장치 |
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