JP2005039577A - ストリームデータ記録再生方法 - Google Patents

ストリームデータ記録再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005039577A
JP2005039577A JP2003275165A JP2003275165A JP2005039577A JP 2005039577 A JP2005039577 A JP 2005039577A JP 2003275165 A JP2003275165 A JP 2003275165A JP 2003275165 A JP2003275165 A JP 2003275165A JP 2005039577 A JP2005039577 A JP 2005039577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recorded
recording
error
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003275165A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Mori
高朗 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2003275165A priority Critical patent/JP2005039577A/ja
Publication of JP2005039577A publication Critical patent/JP2005039577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 タイムダイバーシチ放送されるデータをエラー訂正しつつ受信し、エラー訂正されたデータをリムーバブル媒体に記録し、放送受信装置と異なる場所の再生装置で再生可能にすることにある。
【解決手段】 タイムダイバーシチ放送を初回に受信して生じる訂正不能を含むパケット化データと、そのデータの一連番号とを取外し可能な記録媒体32にパケット化データ記録手段31を用いて記録し、再放送受信時には初回の訂正不能データと同一番号のパケットを含む更新データ部分と、訂正不能データを更新データ部分に置換して再生するための再生順情報、及びデータの切り換えポイント情報を管理情報作成手段25により作成し、それらの情報を含めて記録媒体32に記録するように構成して実現した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル放送やインターネット放送などで配信されるストリームデータを受信し、取外し可能なリムーバブルメディアに記録して再生するストリームデータ記録再生装置に関し、特にストリームデータが繰り返し送信されるタイムダイバーシチ放送やインターネット放送など受信して記録するストリームデータ記録再生方法に関するものである。
12GHz帯を使用する放送衛星(BS)によるディジタル放送が市場導入されている。BSディジタル放送は、降雨減衰による伝送障害即ち、雨滴による吸収および散乱によって電波の受信電力が減衰する現象により回線品質の低下がなされるのに対応した階層化伝送手段等が用いられている。その伝送手段は降雨減衰時などに多値数の少ない変調方式を用いて低ビットレートの情報を並行して伝送するようにした方法である。多値数の少ない変調方式による伝送は所要C/Nが小さくてよいため、高階層情報による視聴が困難な場合には、低階層の情報に切り替えることにより画質は低下するがサービスの中断を防ぐことができる。
ディジタル衛星放送は、現行の12GHz帯で行われているサービスに加え、今後は21GHz帯を用いるサービスも計画されている。その場合は、12GHz帯における降雨減衰よりも減衰量が大きいため更なる回線品質低下対策が必要となる。その対策として、例えばタイムダイバーシチを用いる方法があり、テレビジョン学会技術報告 Vol.20,No.10における,「21GHz帯高度衛星放送システムにおけるタイムダイバーシチ効果の検討」でも紹介されている。
即ち、降雨時に衛星からその地域への放射電力を増強する方法では、降雨減衰による中断の時間の短縮はできるが中断を皆無とするためには数10dB程度の降雨減衰補償が必要となり、実現が困難である。一方、タイムダイバ−シチにより無中断にする方法もあるが、同一デ−タの複数回繰り返し放送が必要であり伝送効率が悪化する。そこで、降雨に起因する減衰により生ずる伝送遮断時間よりも十分に長い時間周期で、送信すべきデ−タをインタ−リ−ブし、受信側では、受信された受信デ−タに対して送信側と同じ時間周期で逆インタ−リ−ブして伝送路の伝送遮断により生ずる連続的な符号誤りをインタ−リ−ブの時間周期内に分散し、誤り訂正効果を高める方法がある(例えば、特許文献1及び2参照。)。
また、放送データを繰り返し送信する他の例としては、BSディジタル放送におけるカルーセル伝送と呼ばれるデータ放送方式があり、受信されたデータは受信機内の半導体メモリ等に蓄積される。そして、繰り返しストリームデータが送信される他の例として、UDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)等のプロトコルを用いるブロードキャスト通信やマルチキャスト通信によるインターネット放送があり、その放送ではストリームを繰り返して配信する方法が用いられている。
ところで、映像及びデータ放送の視聴環境は、固定受信に限られることなく、受信されたデータを他の部屋に移動して視聴する、ないしは移動途中の輸送機関の中で視聴するなどの利用が増えつつある。例えば、自宅で目的の映像をDVD−RAMに録画し、外出先でポータブルDVDを用いて再生するなどである(例えば、特許文献3参照。)。
特開2000−217101号公報 特開2002−204172号公報 特開2002−352574号公報
しかし、このタイムダイバーシチ方式を用いる衛星放送受信の場合では、一度放送した情報を一定時間おきに再度放送し、受信状態の良い方を選択して映像信号を復号するものであり、衛星放送受信装置には大容量の映像信号記憶用デバイスが必要となるなど、小型の普及型受信機を実現するためには好適な方法ではなかった。
さらに、タイムダイバーシチ放送、カルーセルデータ放送等の受信において、受信データの蓄積は受信機に内蔵されたハードディスクや半導体メモリ等の、受信機に固定の記憶デバイスが用いられており、その機能は放送を受信するための補助機能としてしか用いられていない。
そして、上記のタイムダイバーシチ放送受信に用いられる記憶デバイスと、外出先で利用可能な記憶デバイスとが共用されるときは、デバイスの重複がなくなるなど経済的な受信、記録装置を構成できる。
しかしながら、従来はタイムダイバーシチ放送受信に用いられる記憶デバイスとしては光ディスクや、メモリカード等のリムーバブルな半導体メモリ、等のメディアの使用は前提とされていなかった。即ち、リムーバブルメディアは一般にハードディスクと比べるとその容量が小さいため、インターリーブされて複数回なされる放送をそのまま記録する方法では、記録時間が短縮されてしまうなど、記録可能なコンテンツの数も少なくなってしまう。
さらに、リムーバブルメディアは常時装填されているものではなく、他のリムーバブルメディアを再生視聴したい場合や他の番組を別のリムーバブルメディアに記録したい場合などでは、リムーバブルメディアを一時的に取り外すこともあり、番組記録装置はその取外しにより生じる不具合に対して予め対策しておく必要がある。
そこで本発明は、上記の問題を解決するための手段を提供するものであり、最初にタイムダイバーシチ放送されて受信されるストリームデータを記録メディアに記録する。その後の再放送時のデータをも用いて初回に受信できなかった部分のデータを再生可能とする。記録メディアに記録されたストリームデータは放送受信装置と異なる場所に設置される放送番組再生装置により再生可能とする。また、記録メディアがリムーバブルなメディアであり、初回に放送されたストリームデータを記録後に取り外されることもある。そして、初回放送受信時に訂正不能なデータ誤り部分があったときには、タイムダイバーシチにより再放送されるストリームデータのうち、訂正不能部分に対応するデータを放送受信装置に一時記憶する。そのリムーバブルメディアが再装着されたときに一時記憶されたデータをリムーバブルメディアに記録するようにする。
それにより、放送受信装置に用いられ、受信品質を確保するために用いられる記憶手段と、受信された番組内容を異なる場所で視聴するために用いられる記憶手段とを共通化できるようにし、経済的利点が多いストリームデータ記録再生方法を実現しようとするものである。さらに、訂正不能部分のデータを正常なデータに置換する再生が可能になったときには、表示により使用者に通知する機能も併せ持たせる。
本発明は、上記課題を解決するために以下の1)〜3)の手段より成るものである。
すなわち、
1) パケット化された特定のビットストリームを複数回受信して記録再生するに際し、初回の受信時に誤りデータの訂正洩れが生じて記録された誤りデータ部分のみを、次回以降に受信して記録された正常なデータ部分に置換して前記特定のビットストリームを再生するストリームデータ記録再生方法において、
前記初回に記録された誤りデータ部分の開始及び終了に係る番号情報を記憶する第1のステップ(25)と、
次回以降の受信時に前記番号情報に関連して受信される訂正洩れが生じていないデータ部分のみを得て初回の記録領域と異なる領域に記録する第2のステップ(33)と、
前記番号情報を基に、前記初回に記録したビットストリームの誤りデータ部分を、次回以降に記録した前記訂正洩れが生じていないデータ部分に切り換えて再生する第3のステップ(25、33)と、
を有してなることを特徴とするストリームデータ記録再生方法。
2) パケット化された特定のビットストリームを複数回受信して取外し可能な記録媒体に記録し再生するに際し、初回の受信時に誤りデータの訂正洩れが生じて記録された誤りデータ部分のみを、次回以降の受信記録時に記録された訂正洩れを含まない正常なデータ部分に置換して前記特定のビットストリームを再生するストリームデータ記録再生方法において、
前記初回に記録された誤りデータ部分の開始及び終了に係る番号情報を記憶する第1のステップ(25)と、
前記記録媒体の取外しが検出されたときは、前記次回以降の受信時に得られる前記正常なデータ部分のみを装置内の記憶媒体に記憶する第2のステップ(27)と、
前記第2のステップの後に、前記記録媒体の装着が検出されたときは前記第2のステップで記憶された前記正常なデータ部分を前記記録媒体に追加記録する第3のステップ(28、31、32)と、
前記番号情報を基に、前記初回に記録したビットストリームの誤りデータ部分を、次回以降に記録した前記正常なデータ部分に切り換えて再生する第4のステップ(25、31、32)と、
を有してなることを特徴とするストリームデータ記録再生方法。
3) パケット化された特定のビットストリームを複数回受信して取外し可能な記録媒体に記録し再生するに際し、初回の受信時に誤りデータの訂正洩れが生じて記録された誤りデータ部分のみを、次回以降の受信記録時に記録された正常なデータ部分に置換して前記特定のビットストリームを再生するストリームデータ記録再生方法において、
前記初回に記録された誤りデータ部分の開始及び終了に係る番号情報を記憶すると共に、前記記録媒体に誤りデータが記録されていることを表示する第1のステップ(25、41)と、
次回以降の受信時に前記番号情報に関連して受信される訂正洩れが生じていないデータ部分のみを得て初回の記録領域と異なる領域に記録すると共に、前記記録媒体に記録された誤りデータを前記訂正洩れが生じていないデータ部分に置換した再生が可能であることを表示する第2のステップ(31、32、41)と、
を少なくとも有してなることを特徴とするストリームデータ記録再生方法。
本発明の、ストリームデータ記録再生方法によれば、タイムダイバーシチ放送される信号の受信を、初回の受信時には訂正不能により生じた誤りデータと共に正常に受信されたパケット化信号とを記録媒体に記録すると共に誤りデータに係る位置情報を記憶する。再放送受信時に誤りデータに係る訂正処理済パケット化信号を得ると共に、初回に記録した誤り訂正不能データを再放送受信時に得た正常なデータに置換して再生するための再生管理情報を得るようにしているため、その記録媒体はタイムダイバーシチ信号受信時のエラー訂正用として使用できる他に、受信装置と異なる場所に設置される再生装置に対して再生用信号を供給することができる。それにより、記録媒体の利用効率を高めることができるストリームデータ記録再生の方法を提供できる効果を有している。
また、記録媒体がストリームデータ記録再生装置から取り外されているときには、タイムダイバーシチにより再放送されて受信される訂正処理済受信パケット化データ部分をデータ一時記憶手段に一時記憶するようにしているため、記録媒体が再装着されたときに、訂正不能なパケット化データに置換して再生するための正常に受信されたパケット化データ部分を記録媒体に記録するようにしているため、その記録後の再生では高品質なビットストリームを再生することができるストリームデータ記録再生方法を提供できる。
また、初回の受信時には訂正不能により生じた誤りデータが記録媒体に記録されたか、その後の受信で正常に受信されたパケット化信号を記録媒体に記録されたかに係る識別表示を行うようにしているため、記録媒体の正常な再生が可能であるか、ないしは記録媒体を装置から取り外して良いかを通知することのできるストリームデータ記録再生方法を提供できる。
以下、本発明のストリームデータ記録再生方法の実施形態につき、好ましい実施例により説明する。
≪第1の実施例≫
図1に、その第1の実施例に関わるストリームデータ記録再生装置の概略構成を示し、図面を参照しその動作について述べる。
同図に示すストリームデータ記録再生装置は、チューナ/復調手段21、受信誤り検出手段22、誤り訂正手段23、TS(Transport Stream)分離手段24、管理情報作成制御手段25、選択手段26、更新データ記憶手段27、選択手段28、フォーマッタ31、更新情報表示手段41、選択手段42、及びAVデコード手段43よりなっている。
まず、BS(broadcasting satellite)ないしはCS(Communication Satellite)アンテナで受信された信号は直接、又はケーブル会社を介してチューナ/復調手段21に供給される。そこではタイムダイバーシチ放送により番組が複数回繰り返し再放送される受信チャンネルが選択されて受信され、高周波増幅、及びキャリア同期等が行われる。そして、復調部ではBPSK(bi-phase shift keying)、QPSK(quadrature phase shift keying)、8PSK(eight-phase shift keying:衛星放送の場合)、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation:ケーブルTVの場合)等でディジタル変調されたデータが復調される。
復調信号は受信誤り検出手段22及び誤り訂正手段23に供給される。受信誤り検出手段22では受信された信号にデータ誤りが含まれるか否かが検査される。誤り訂正手段23では復調された誤りデータが同時に伝送される誤りデータ訂正用情報が用いられて、内符号および外符号による誤り訂正処理がなされた後に、トランスポートストリーム(TS:Transport Stream)によるデータが抽出される。
ここで、受信される信号のデータ誤り率が所望の誤り率であるときには誤りデータの殆どが訂正処理され、放送局から送信したとほぼ同一の高品質な受信データが得られる。しかし、降雨減衰などにより、所望のレベルの信号が受信されないときにはデータ誤り率も高くなり、誤り訂正手段23によるデータ誤りの訂正処理はできなくなる。そこで、外符号による誤り訂正が訂正不能となった場合には、トランスポートストリームのTSヘッダに受信エラーフラグを付加し、識別できるようにする。
次に、誤り訂正手段23により訂正処理がなされたトランスポートストリームと、受信誤り検出手段22により検出された受信状態に係る信号はTS分離手段24に供給される。そこでは、複数の番組がTS構造化され、合成されて放送された場合では、複数番組の内、使用者が視聴ないしは記録を希望する番組に係るTSパケットの信号が分離して取得される。
次に、受信される信号がタイムダイバーシチ放送の内の最初に放送される信号である場合には、分離されたTSデータは選択手段28により選択され、フォーマッタ31によりリムーバブルメディアに記録するためのフォーマットの信号に変換され、例えば光ディスク32に記録される。
その光ディスク32に記録されるTSデータのヘッダには、受信誤り検出手段22により検出された受信エラーフラグ、及び受信エラーフラグの付されたパケットの位置を示すためのアドレス情報も共に記述される。
そして、光ディスク32には、TSヘッダーの他にも受信エラーフラグなどに係る管理情報を、管理情報作成制御手段25により作成して記録する。その管理情報には、TSデータの番組識別情報、時間情報、シーケンシャル番号、TSデータのディスクへの記録アドレス、記録サイズ、及び光ディスク32をアクセスするためのナビゲーションデータ等が含まれている。
次に、タイムダイバーシチ放送における再放送が始まるときには、管理情報作成制御手段25により記憶されている管理情報に基づいて、受信エラーフラグの付されるTSパケットのシーケンシャル番号(連続番号)と、繰り返して放送されるTSデータのシーケンシャル番号とが比較され、同一番号のTSデータは選択手段26により選択、及び取得され、それらのデータは更新データ記憶手段27に記憶される。
選択手段26により選択されたTSデータは選択手段28により選択され、フォーマッタ31により光ディスク32に記録するセクター構造に従ってフォーマットされ、光ディスク32の新たな領域に記録される。管理情報作成制御手段25はそれらの一連の動作を制御するようにし、上記の動作を実行させる。
ここで、再度取得したTSデータを先に記録した受信エラーを含むTSデータ部分に上書きする方法により書き換えても良い。ここに示す例の場合では、ストリームデータ記録再生装置は初回放送時に記録した領域とは別領域に追加記録するようにし、2回目以降の再放送時に取得した更新(代替)データファイルの管理情報を別途作成し、両者を記録するようにしている。
次に、ストリームデータ記録再生装置の再生動作について述べる。
光ディスク32に記録されたTSデータ及び管理情報は図示しない読み出し手段により読み出され、読み出された信号はフォーマッタ31において記録時と相補的な動作により信号処理される。その信号処理により得られたTSデータは選択手段42で選択されてAVデコード手段43に供給され、そこではTSパケットが解かれてプログラムストリームが得られる。そのプログラムストリームは復号手段により復号され、光ディスク32に記録された映像信号及び音声信号が再生される。
即ち、AVデコード手段43では供給されるプログラムストリームデータの種類に応じて、例えばMPEG(moving picture experts group)ビデオデコーダ及びMPEG−AAC(Advanced Audio Coding)オーディオデコーダなどの復号装置が用いられて映像及び音声が復号化、出力され、記録された番組が再生される。
ここで、エラーフラグの付されたTSデータの代替再生についてさらに述べる。
光ディスクが再生され、フォーマッタ31から得られた管理情報は管理情報作成制御手段25に供給され、そこに一時記憶される。管理情報作成制御手段25では、記憶された管理情報に従って、第1回目に記録されたTSデータを再生しつつ、受信エラーフラグの付される記録部分に関しては第2回目に記録した部分のTSデータを切り替えて再生するように制御する。
即ち、初回放送時に受信エラーであった部分は管理情報作成&制御手段25によって2回目放送以降に記録された更新データの読み出しが指示され、受信エラーであったデータ部分は更新データによって代替され、欠落のない映像、音声信号として再生される。
そして、欠落のない映像、音声信号の再生が可能であるかを表示するのが更新状況表示手段41である。即ち、更新状況表示手段41は光ディスク32に記録したTSデータ中に受信エラーのデータが含まれているか、そして含まれているときには修正して再生するための更新データの取得が完了され、記録されているか、否かを表示する機能を有している。
利用者に対してこのようなデータエラー情報を提供するのは次の理由による。即ち、アナログBS放送を受信する場合には、受信される映像信号の品質は晴天時においては多少の劣化を伴うが降雨時においては映像が判別できなくなる程度までは劣化しない。
しかし、ディジタル放送受信の場合では、受信信号のレベルが所定値以上である場合には高品質な再生信号が得られるものの、所定レベル値未満の入力信号に対する劣化の度合いは非常に大きくなり、映像はもとより音声もまったく再生できない程度となるからであり、そのためのキャッチアップ機能が必要であることによる。
次に、ストリームデータ記録再生装置の動作についてさらに説明する。
図2に、受信される放送データ、光ディスクに記録される記録データ、及びその再生データについて示し、図面を参照し説明する。
同図において、(a)はタイムダイバーシチ放送される放送データを時間軸上で示したものであり、初回放送される放送−1及び再放送される放送−2を示している。(b)は光ディスクに記録される記録データを、アドレス値を横軸にして示している。(c)は記録データの再生方法を、アドレス値の軸上で示したものである。
まず、チャネル選択されて受信される初回の放送データ61〜65のうち、放送データ62と64が例えば降雨減衰、電波障害等の原因でエラーレートが悪化し、訂正しきれずに受信エラーとなった部分であり「×」印を付して示している。そして、受信エラーを含む放送データはそのまま(b)記録データとして光ディスく32に記録される。
次に、放送−2として再放送データが受信される。管理情報作成制御手段25は初回受信時にデータが訂正不能であった放送データの内、訂正不能のデータ部分はTSデータのシーケンシャル番号等を記憶してあり、同一シーケンシャル番号のTSデータを取得すると共に、そのTSデータの誤り状態をチェックする。
管理情報作成制御手段25は、放送データ62と同一部分のTSデータに誤りデータが含まれないときには、そのTSデータを更新データ62aとして認識し、そのデータを更新データ記憶手段27に記憶させると共に、その更新データを光ディスク32に記録する。同様にして更新データ64aをディスク32に記憶する。
ここで、タイムダイバーシチ放送は初回の放送データ(放送−1)以降、繰り返して放送データ(放送−2、3、・・・、N;Nは正の整数)が送信されており、更新データの記録は受信エラーフラグの立てられていないデータが得られるまで繰り返して受信され、記録される。
次に、光ディスクに記録されるデータの再生について述べる。
光ディスクに記録される(c)再生データは初回の放送データ61〜65と、更新データ62a及び64aと、図示しない前述の管理情報とよりなる。
まず、管理情報が再生され、その情報は管理情報作成制御手段25に一時記憶される。管理情報作成制御手段25は光ディスクに記録される初回の放送データ及び更新データのアドレスを指定しつつ再生を行う。その再生順番は初回の放送データ61、更新データ62a、初回の放送データ63、更新データ64a、及び初回の放送データ65の順である。
次に、管理情報ファイルを用いて行う再生制御についてさらに述べる。
図3に、放送データ記録ファイル及び管理情報ファイルの構成を示し、図面を参照して説明する。
同図において、光ディスクに記録されるファイルは放送1、2、及び3のそれぞれのファイルと管理情報ファイルである。放送1ファイルは、管理情報と初回受信データとよりなっており、受信データは誤り信号として受信されたデータに受信エラーフラグが付されて記録される。
その受信エラーフラグの記録はTSデータ毎にエラーフラグが付されてなされる場合、光ディスクの構造に係るセクター単位で記録されるTSデータにエラーフラグを有するものが含まれるか否かを記述する場合、ないしは記録されるセクター情報を管理する管理情報に記述する場合などがある。
さらに、管理情報ファイルには、受信エラーフラグが立てられた部分に対する、例えば番組識別情報、時刻情報やシーケンス番号、及びプレゼンテーション時間情報などの受信データに関する情報と、光ディスクへの記録位置等に関するアドレス情報などを記述する方法もある。
再放送された受信データに係る放送−2ファイルとしては、初回の放送−1ファイルの受信データに受信エラーフラグが立てられて受信された部分(図中×の部分)、に対応する部分の更新受信データが管理情報と共に記録される。そして、再放送された受信データにより更新受信データが得られないときには第3回目の放送受信に対する放送3ファイルが作成され、それらのファイルは光ディスクに記録される。
そして、再放送により、ないしは2回目以降の再放送により更新データが記録された後に、受信エラーフラグの付された部分を更新受信データで代替して再生するための管理情報、及び代替プレイリストが作成され、光ディスクに記録される。従って、受信データの再生は、同図中に矢印で示した順に受信データを再生しつつ、エラーのない映像及び音声信号を再生することになる。
ここで、光ディスクのようなリムーバブルメディアの再生時には、ディスクアクセスのために光ピックアップの移動、ディスク回転速度制御、及び回転待ち時間等による所定の時間が必要とされる。即ち、光ディスクに記録された更新データのアクセス中はディスク再生信号が途切れる。従って、その途切れる間は光ディスク記録再生装置内のバッファメモリに蓄えられたデータをデコードするようにして、映像及び音声信号の連続再生を行う必要がある。
そして、更新データ部分に移動した後に連続再生に必要な量のデータが上記バッファメモリに蓄積される必要があるため、受信エラーであった部分の更新データ量が小さい場合には、その前後のエラーでないTSデータをも含んだ所定サイズ以上のデータブロックを更新データ部分として記録することにより、更新データ部分へのアクセスを行う場合であっても、映像及び音声信号の連続再生を可能とすることができる。
一方、リムーバブルメディアとして例えば半導体メモリを使用する場合においても、フラッシュメモリ等の半導体メモリの場合では記録や消去するためのデータの最小単位が定められている場合もあり、その場合も上記と同様に所定サイズ以上のデータブロックにより記録するようにする。
以上、放送データ記録ファイル及び管理情報ファイルの構成を示し、ストリームデータ記録再生装置における更新データの切り換え再生について述べた。そして、その切り換え再生が可能かどうかに係る情報は更新情報表示手段41により表示される。
図4に、更新情報表示手段による表示例を示し、図を参照して説明する。
同図において(e)はストリームデータ記録再生装置の前面パネルを示したものである。中央部に光ディスクを挿入する挿入口があり、その左側に表示ランプが設けられている。
その表示ランプは、初回の放送データに受信エラーフラグが付されることなく記録が終了した場合、及び受信エラーデータの部分を更新再生するための再放送受信データがエラー訂正不能となることなく得られた場合に点灯される。
次に、(f)メニュー画面による表示の例について述べる。
この表示は、メニュー画面を有するストリームデータ記録再生装置、ないしはメニュー画面を映像信号として出力可能なストリームデータ記録再生装置でなされる表示方法である。
同図は、識別番号が5163である光ディスクに番組A〜Cを記録した場合の例について示しており、ここでは番組A及びBはエラーがなく、又はエラーデータの更新処理がなされた記録状態であり、番組Bは番組開始より1時間5分経過の時間より1時間7分までの2分間において更新データの取得がなされていないことを示している。
以上、エラーデータ更新状況を表示する2つの例を示した。それらにより、光ディスクに記録されたデータにエラーデータが含まれるときには、その部分を置換して再生するための正常に再生可能なデータが受信されたか否かを表示することにより、利用者に対し欠落部のない映像、音声信号の再生が可能な光ディスクの記録がなされたか否かを通知できる。
以上述べたように、本実施例で示したストリームデータ記録再生装置によれば、記録したデータに受信エラーがない場合、または初回放送時に受信エラーがあるときでも再放送時に取得した更新データが記録される場合では、記録したデータを再生するときにエラーが生じるか否かを利用者に提示することができる。そして、利用者が記録されたディスクを他の場所に移動して再生する希望を有するときには、タイムダイバーシチ放送期間において更新データ取得中であるときにはディスク装填を継続しておくように表示し、更新完了された状態であればディスクを取り出してもよいことを表示により提示するようにしている。
次に、更新が完了されていない場合において、光ディスクを取り外す場合の例について述べる。
図5に、放送データ、光ディスクに記録する記録データ、光ディスクの取外し、再装着、及びその再生データについて示し、図面を参照し説明する。
同図において、(h)はタイムダイバーシチにより放送される放送データを時間軸上で示している。(i)と(j)は受信された放送データを光ディスクに記録した記録データを記録アドレス値の軸で示したものである。(k)は光ディスクに記録されたデータの再生について示したものである。
まず、初回に放送される放送−1のデータ71〜75のうち、72と74のデータは降雨減衰などにより受信エラーフラグが付されるデータであり、×印によりそれを示している。次に再放送がなされ、放送データ72及び74と同一個所の再放送データが取得される。ここではデータ72に対応する再放送データ72aは受信エラーフラグが付されることなく受信されるがデータ74aはエラー訂正不能のデータであり、受信エラーフラグが立てられている。
(i)は放送−2の再放送受信が終了した時点において光ディスクに記録されるデータを示している。即ち、光ディスクにはデータ71〜75、及び更新データ72aが記録されているが74aは記録されていない。
次に、この状態で、光ディスクは使用者の都合により取り外される。
その取外しされている期間に放送−3が再放送され、エラーフラグの立っていないデータ74bが取得されるときには、放送データ74bを更新データ記憶領域27に一時記憶しておく。
使用者により光ディスクが再度ストリームデータ記録再生装置に装填されたときに、更新データ記憶領域に記憶された更新データ74bは光ディスクに記録される。(j)に示す光ディスク記録データ(再装填後)はその時点における記録データを示している。そして、更新データファイル及びその管理情報ファイルと、代替プレイリストとも更新データとして記録される。
(k)は光ディスクの再生について示しており、記録データの再生順は71、72a、73、74b、75の順である。それにより、誤りがない高品質な映像の視聴が可能となる。
以上、1つの番組が複数回放送されるタイムダイバーシチ放送受信の例について述べた。同様にして、複数の番組がタイムダイバーシチ放送される場合には、複数の光ディスク(リムーバブルメディア)のそれぞれに記録を行うようにして同様な機能を実現することができる。
そして、複数のリムーバブルメディアのそれぞれに異なる番組を記録する場合であり、それらのメディアが一時的に取り外される場合では、それぞれのリムーバブルメディア毎に必要な更新データに関する情報を管理情報作成制御手段で作成、及び保持するようにし、保持される情報に基づいてそれぞれのリムーバブルメディアに対応した未更新データの取得、記憶、及び記録を行うようにする。
なお、ここでリムーバブルメディアが取り外されている期間中は、更新データをストリーム記録再生装置内の更新データ記憶手段に一時記憶するとして述べたが、その更新データ記憶手段はストリームデータ記録再生装置がネットワーク(ホームネットワーク等)を介して接続される他の記憶装置(ホームサーバ等)に供給し、そこに記憶するようにしても良い。
その場合には、複数のリムーバブルメディアに対して認証し、正しいリムーバブルメディアに正しい更新データが記録されるようにする。さらに、リムーバブルメディアに記録された情報がオリジナル記録した情報であるか、コピーされたものであるかをも認証可能とする。オリジナルの場合には記録されたデータと管理情報作成制御手段25に記録されるデータの対応関係があるが、コピーされたものが挿入されたときには記録内容を調査して後に必要な更新データの記録を行うことになる。
以上、第1の実施例によるストリームデータ記録再生装置の構成とその動作について述べた。さらに、ストリームデータを記録するメディアはリムーバブルメディアに限定されるものではなく、受信機を内蔵する例えばハードディスクレコーダや半導体メモリレコーダに記録する応用も可能である。
次に、リムーバブルメディアを用いない場合のストリームデータ記録再生装置について述べる。
≪第2の実施例≫
図6に、第2の実施例によるストリームデータ記録再生装置の構成を示し、図面を参照して説明する。同図において、第1の実施例に示したと同一の機能部分については同一符号を付し説明を省く。
第2実施例によるストリームデータ記録再生装置は、第1実施例に比し更新データ記憶手段27、選択手段28、フォーマッタ31、及び光ディスク32の代わりにTSデータ記憶手段33が配置されている点で異なっている。
そのTSデータ記憶手段33は、ハードディスク、ないしは半導体メモリなどにより構成されており、初回の放送データ、タイムダイバーシティにより放送される更新データ、及び管理情報ファイルなどの記録及び再生を行う。
即ち、TSデータ記憶手段33は初回の放送データの記録は受信される全てのデータに対して行うが、タイムダイバーシチにより繰り返し送信されるストリームデータは、初回放送時に受信エラーフラグが立てられ、それに対応するTSデータ部分のみを更新データとして記録する。
即ち、受信エラーフラグの立てられたTSデータは、管理情報作成制御手段25に、その記録アドレスと共に記録される。そして、2回目以降の再放送時には管理情報作成制御25によって受信エラーフラグの立てられたTSデータ部分が選択手段26により選択取得され、TSデータ記憶デバイス33に記録される。
そして再生時には、管理情報作成制御手段25により受信エラーフラグの立てられた部分は、更新データがアクセスされて読み出され、受信エラーフラグの立てられたTSデータ部分は更新データによって代替再生される。
さらに、このストリームデータ記録再生装置はホームサーバとして家庭内の例えば居間に設置されており、図示しない家庭内LANを介してそれぞれの例えば個室からTSデータ記憶手段33に記録されている番組を指定して読み出し、個室内のテレビで視聴することができる。
従って、ストリームデータ記録再生装置の利用者ないしは利用者の家族は、タイムダイバーシチ放送がなされ、仮に降雨減衰により受信の中断がなされることがあっても降雨減衰が小さくなってからの再放送受信後にはエラーを含まない高品質な番組として視聴することができる。
そして、このストリームデータ記録再生装置は、再放送される放送番組全体をそのまま記録しないので、第1の実施例に示したと同様にTSデータ記憶手段33の記録容量の削減ができる。
そして、再放送受信の待機中であっても、すでに記録されている初回の放送データを、更新未了の部分を除いて視聴することが可能である。再放送開始後に番組の視聴がなされるときであり、受信エラーフラグの付されたTSデータに対する更新データが取得されるときには、初回放送時のデータ誤り部は更新データに置換されるため、高品質な映像が再生される。
以上、第1及び第2の実施例によるストリームデータ記録再生装置の構成とその動作について述べた。
なお、それらのストリームデータ記録再生装置は、初回の放送データに受信エラーフラグが立てられるときには、更新データが得られるまでその後に放送される全ての再放送の受信を試みるようになされる。
しかし、ストリームデータ記録再生装置の機能が再放送受信のために制限されるのは好ましくない。例えば、使用者が他のチャンネルの番組を視聴したい場合や、悪天候のために高品位放送データの取得がしばらくは困難であるときに無駄な動作を停止させたい場合などがある。このような場合に、使用者はある時間経過後に再度更新データの取得を開始させるためなどにより、更新データ取得の動作時刻を設定できるようにする方法がある。その間、使用者はストリームデータ記録再生装置に対して希望する動作を行わせることができ、好適である。
以上、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)によるストリーム受信時に生じる例えば降雨減衰に係る対処、及びそのときに記録するTSデータ記憶媒体について、及びTSデータ記憶手段に蓄積された放送番組を、異なる場所、時間で再生するためのストリームデータ記録再生装置を例とし、ストリームデータ記録再生方法について述べた。
上述の方法は放送受信のための伝送路が降雨減衰により遮断される場合のほかに、地上放送における電離層の異常に基づく電波障害の対策に対しても応用可能である。更にはCATVなどケーブルによる配信での回線障害、インターネット放送などでのネットワーク障害、及び通信路の輻輳などにより生じる可能性のある伝送路の異常に対応する対策として、繰り返しストリームを再送する等の配信形態に対して適用可能である。
そして、上述のストリームデータ記録再生方法を搭載するストリームデータ記録再生装置は次のように構成される。
伝送障害が生じることのある伝送路を介して同一番組が複数回放送される、パケット化されたビットストリームを受信し、その受信されたビットストリームに付加される誤り訂正符号を用いて誤りデータを訂正処理したストリームデータを所定の記録媒体に記録するストリームデータ記録装置において、
初回に受信されるビットストリームの誤り訂正処理の際に、誤りデータが訂正可能な場合は誤りデータを訂正処理した訂正処理済パケット化データを、誤りデータが訂正不能な場合は訂正処理のなされない訂正未処理パケット化データを前記記録媒体に記録するパケット化データ記録手段と、
次に受信されるビットストリームの誤り訂正処理の際に、前記訂正未処理パケット化データのデータ位置と同一個所のパケット化データの誤り訂正が可能な場合は、誤りデータの訂正処理をした訂正処理済次回受信パケット化データを、前記同一個所のパケット化データの誤り訂正が不能な場合は、更に次の受信により訂正処理済次回受信パケット化データを取得するデータ取得手段と、
前記訂正未処理パケット化データを前記訂正処理済次回受信パケット化データに置換して再生するためのパケット化データ再生順、及び切り換えポイントの情報を含む再生管理情報を作成する管理情報作成手段と、
前記記録媒体に記録されたストリームデータの再生は、前記管理情報作成手段により作成された再生管理情報を基に、前記訂正未処理パケット化データを訂正処理済次回受信パケット化データに置換して行うパケット化データ再生手段と、
を具備して構成する。
伝送障害が生じることのある伝送路を介して同一番組が複数回放送される、パケット化されたビットストリームを受信し、その受信されたビットストリームに付加される誤り訂正符号を用いて誤りデータを訂正処理したストリームデータを取外し可能な記録媒体に記録するストリームデータ記録装置において、
初回に受信されるビットストリームの誤り訂正処理の際に、誤りデータが訂正可能な場合は誤りデータを訂正処理した訂正処理済パケット化データを、誤りデータが訂正不能な場合は訂正処理のなされない訂正未処理パケット化データを前記記録媒体に記録するパケット化データ記録手段と、
次に受信されるビットストリームの誤り訂正処理の際に、前記訂正未処理パケット化データのデータ位置と同一個所のパケット化データの誤り訂正が可能な場合は、誤りデータの訂正処理をした訂正処理済次回受信パケット化データを、前記同一個所のパケット化データの誤り訂正が不能な場合は、その次の放送受信により訂正処理済次回受信パケット化データを取得するデータ取得手段と、
前記訂正未処理パケット化データを前記訂正処理済次回受信パケット化データに置換して再生するためのパケット化データ再生順、及び切り換えポイントの情報を含む再生管理情報を作成する管理情報作成手段と、
前記記録媒体が装着されているかを検出し、装着が検出されない時には前記データ取得手段により取得された訂正処理済次回受信パケット化データ、及び前記管理情報作成手段により作成された再生管理情報をデータ一時記憶手段に一時記憶すると共に、装着が検出される時には前記データ取得手段により取得された訂正処理済次回受信パケット化データ、及び前記管理情報作成手段により作成された再生管理情報を前記記録媒体に追記するデータ追記手段と、
を具備して構成する。
伝送障害が生じることのある伝送路を介して同一番組が複数回放送される、パケット化されたビットストリームを受信し、その受信されたビットストリームに付加される誤り訂正符号を用いて誤りデータを訂正処理したストリームデータを取外し可能な記録媒体に記録するストリームデータ記録装置において、
初回に受信されるビットストリームの誤り訂正処理の際に、誤りデータが訂正可能な場合は誤りデータを訂正処理した訂正処理済パケット化データを、誤りデータが訂正不能な場合は訂正処理のなされない訂正未処理パケット化データを前記記録媒体に記録するパケット化データ記録手段と、
次に受信されるビットストリームの誤り訂正処理の際に、前記訂正未処理パケット化データのデータ位置と同一個所のパケット化データの誤り訂正が可能な場合は、誤りデータの訂正処理をした訂正処理済次回受信パケット化データを、前記同一個所のパケット化データの誤り訂正が不能な場合は、その次の放送受信により訂正処理済次回受信パケット化データを取得するデータ取得手段と、
前記訂正未処理パケット化データを前記訂正処理済次回受信パケット化データに置換して再生するためのパケット化データ再生順、及び切り換えポイントの情報を含む再生管理情報を作成する管理情報作成手段と、
前記記録媒体が装着されているかを検出し、装着が検出されない時には前記データ取得手段により取得された訂正処理済次回受信パケット化データ、及び前記管理情報作成手段により作成された再生管理情報をデータ一時記憶手段に一時記憶すると共に、装着が検出される時には前記データ取得手段により取得された訂正処理済次回受信パケット化データ、及び前記管理情報作成手段により作成された再生管理情報を前記記録媒体に追記するデータ追記手段と、
前記記録媒体に記録されるデータが全て訂正処理済パケット化データである場合に、又は前記訂正未処理パケット化データが記録されたときには全ての訂正未処理パケット化データを置換して再生するための訂正処理済次回受信パケット化データが追記された場合に前記記録媒体が取外し可能であることを表示する表示手段と、
を具備して構成する。
さらに、本実施例に示したストリームデータ記録再生方法を搭載するストリームデータ記録再生装置によれば、タイムダイバーシチ放送の記録メディアとしてリムーバブルメディアを使用し、初回放送時に受信エラーであったTSデータを含むデータブロックのみを更新データとして再放送時に記録するため、リムーバブルメディアの記録容量を小さくできる。
そして、リムーバブルメディアに記録された受信エラーのデータとその更新データに関する情報、それらのデータの記録位置に関する情報が管理情報としてリムーバブルメディアに記録されるので、再生時に受信エラーデータ部分を更新データで代替して再生することができ、高品質な視聴が可能となる。
さらに、リムーバブルメディアに記録されたデータの受信エラーの有無およびその更新状況が表示されるので、利用者はダイバーシチ放送期間中であってもリムーバブルメディアの装填を解除して良いか否かを知ることができる。
また、受信エラーデータの更新に必要なTSデータに関する情報をストリームデータ記録再生装置内にも保持し、リムーバブルメディアを取り外してもダイバーシチ放送による更新データが装置内の一時記憶デバイス内に蓄積され、リムーバブルメディアの再装填時にその更新データが記録されるので、ダイバーシチ放送期間中であってもリムーバブルメディアを取り外すことが可能となる。
さらにまた、ダイバーシチ放送期間中であってもリムーバブルメディアを取り外すことが可能であるため、他のリムーバブルメディアを装填してそのメディアの再生あるいは記録等を行える。
そして、リムーバブルメディアの代わりにTSデータ記録手段を用い、そのTSデータ記録手段の記録内容が、例えば家庭内LANによりアクセス可能とされるときには、家庭内の他の部屋から記録内容を読み出して視聴することができると共に、再放送開始後に視聴する場合には初回放送時のエラー部分が更新データにより置換された高品質な映像による視聴ができる。
本発明の第1の実施例に係る、ストリームデータ記録再生装置の概略ブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る、放送データ、記録データ、及び再生データの関連を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る、放送データ記録ファイル及び管理情報ファイルの構成を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る、更新情報表示手段による表示例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る、放送データ、記録データ、光ディスクの取外し、及び再生データの関係を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る、ストリームデータ記録再生装置の構成を示す図である。
符号の説明
21 チューナ/復調手段
22 受信誤り検出手段
23 誤り訂正手段
24 TS分離手段
25 管理情報作成制御手段
26 選択手段
27 更新データ記憶手段
28 選択手段
31 フォーマッタ
32 光ディスク
33 TSデータ記憶手段
41 更新情報表示手段
42 選択手段
43 AVデコード手段
61〜65 初回の放送データ
61a〜65a 再放送データ
71〜75 初回の放送データ
72a、74a 1回目の再放送データ
74b 2回目の再放送データ

Claims (3)

  1. パケット化された特定のビットストリームを複数回受信して記録再生するに際し、初回の受信時に誤りデータの訂正洩れが生じて記録された誤りデータ部分のみを、次回以降に受信して記録された正常なデータ部分に置換して前記特定のビットストリームを再生するストリームデータ記録再生方法において、
    前記初回に記録された誤りデータ部分の開始及び終了に係る番号情報を記憶する第1のステップと、
    次回以降の受信時に前記番号情報に関連して受信される訂正洩れが生じていないデータ部分のみを得て初回の記録領域と異なる領域に記録する第2のステップと、
    前記番号情報を基に、前記初回に記録したビットストリームの誤りデータ部分を、次回以降に記録した前記訂正洩れが生じていないデータ部分に切り換えて再生する第3のステップと、
    を有してなることを特徴とするストリームデータ記録再生方法。
  2. パケット化された特定のビットストリームを複数回受信して取外し可能な記録媒体に記録し再生するに際し、初回の受信時に誤りデータの訂正洩れが生じて記録された誤りデータ部分のみを、次回以降の受信記録時に記録された訂正洩れを含まない正常なデータ部分に置換して前記特定のビットストリームを再生するストリームデータ記録再生方法において、
    前記初回に記録された誤りデータ部分の開始及び終了に係る番号情報を記憶する第1のステップと、
    前記記録媒体の取外しが検出されたときは、前記次回以降の受信時に得られる前記正常なデータ部分のみを装置内の記憶媒体に記憶する第2のステップと、
    前記第2のステップの後に、前記記録媒体の装着が検出されたときは前記第2のステップで記憶された前記正常なデータ部分を前記記録媒体に追加記録する第3のステップと、
    前記番号情報を基に、前記初回に記録したビットストリームの誤りデータ部分を、次回以降に記録した前記正常なデータ部分に切り換えて再生する第4のステップと、
    を有してなることを特徴とするストリームデータ記録再生方法。
  3. パケット化された特定のビットストリームを複数回受信して取外し可能な記録媒体に記録し再生するに際し、初回の受信時に誤りデータの訂正洩れが生じて記録された誤りデータ部分のみを、次回以降の受信記録時に記録された正常なデータ部分に置換して前記特定のビットストリームを再生するストリームデータ記録再生方法において、
    前記初回に記録された誤りデータ部分の開始及び終了に係る番号情報を記憶すると共に、前記記録媒体に誤りデータが記録されていることを表示する第1のステップと、
    次回以降の受信時に前記番号情報に関連して受信される訂正洩れが生じていないデータ部分のみを得て初回の記録領域と異なる領域に記録すると共に、前記記録媒体に記録された誤りデータを前記訂正洩れが生じていないデータ部分に置換した再生が可能であることを表示する第2のステップと、
    を少なくとも有してなることを特徴とするストリームデータ記録再生方法。
JP2003275165A 2003-07-16 2003-07-16 ストリームデータ記録再生方法 Pending JP2005039577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275165A JP2005039577A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 ストリームデータ記録再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275165A JP2005039577A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 ストリームデータ記録再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005039577A true JP2005039577A (ja) 2005-02-10

Family

ID=34211899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003275165A Pending JP2005039577A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 ストリームデータ記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005039577A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074572A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Pioneer Electronic Corp 記録再生装置、再生装置、記録再生方法、再生方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007124445A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Mitsubishi Electric Corp デジタル放送記録再生装置
JP2010539834A (ja) * 2007-09-19 2010-12-16 フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン メディアデータコンテナとメタデータコンテナとを有するファイルを格納し読み取るための装置及び方法
US8433181B2 (en) * 2005-11-09 2013-04-30 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for recording digital multimedia broadcasting

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074572A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Pioneer Electronic Corp 記録再生装置、再生装置、記録再生方法、再生方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007124445A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Mitsubishi Electric Corp デジタル放送記録再生装置
US8433181B2 (en) * 2005-11-09 2013-04-30 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for recording digital multimedia broadcasting
JP2010539834A (ja) * 2007-09-19 2010-12-16 フラウンホーファー−ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン メディアデータコンテナとメタデータコンテナとを有するファイルを格納し読み取るための装置及び方法
US8849778B2 (en) 2007-09-19 2014-09-30 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for storing and reading a file having a media data container and a metadata container

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7882074B2 (en) Video contents recording apparatus and method of managing data storage medium included therein
KR20000031860A (ko) 디지털 데이터 스트림 기록방법 및 그 장치
JP2007251803A (ja) 記録再生装置、携帯端末装置、記録再生システム、及び記録再生方法
JP2005311550A (ja) デジタル放送受信装置及び方法
US7636510B2 (en) Private video recorder using content segment pointing information to record, edit and reproduce content
JP2005065232A (ja) ストリームデータの記録再生方法
CN1299295C (zh) 用于可重写盘介质的编辑和共享系统
US8433181B2 (en) Apparatus and method for recording digital multimedia broadcasting
JP2005039577A (ja) ストリームデータ記録再生方法
JP4312106B2 (ja) 記録再生装置、その方法、プログラムおよび記録媒体
JP4263316B2 (ja) データ記録装置およびプログラム記録媒体
JP2009260486A (ja) 受信機
JP3685382B2 (ja) 映像情報記録装置
CN1276655C (zh) 记录再现装置以及记录再现控制方法
US7970261B2 (en) Method and apparatus for determining title of recorded content
US8380046B2 (en) Program recording assist apparatus, video recording and playback apparatus, and program recording assist method
JP4929375B2 (ja) 放送録画装置及び放送録画方法
JP4739388B2 (ja) 記録再生装置、携帯端末装置、記録再生システム、及び記録再生方法
JP4739708B2 (ja) 放送番組の記録方法及び放送受信装置、並びに、そのための情報記録装置
JP2009272808A (ja) デジタル放送受信装置、及び、デジタル放送再生方法
US20080005762A1 (en) Data broadcast playback apparatus and method of the same
JP2010268340A (ja) 録画装置及びダビング装置
JP2013115775A (ja) 電子機器及び再生方法
JP4745409B2 (ja) 記録再生装置
JP2004032710A (ja) 受信装置及び放送信号記録方法