JP2005039540A - テレビジョン受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 よりユーザフレンドリーなネットワークコミュニケーション端末を提供する。
【解決手段】 ネットワークインターフェース20が備えられてネットワーク接続が可能とされたデジタルTV受像機1に対して、IP電話アダプタ回路19を備えるようにしてネットワークを介したIP電話通信が可能となるように構成する。その上で、このような電話通信の通信状態(発信や着信等)や、電話通信に関する操作入力に応じて、ディスプレイ9上に通信状態や操作入力に応じた情報や、例えば発信者の顔等の画像データを表示する。
これによって、デジタルTV受像機1により実現される電話機能の利便性・娯楽性を向上でき、よりユーザフレンドリーなネットワークコミュニケーション端末を提供することができる。

【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン受像機に関し、特に、ネットワークを介した双方向通信が可能に構成されたテレビジョン受像機に特に好適なものである。

特開2002−140162号公報 通信技術の進歩に伴い、データ通信の高速化が進んでいる。例えば、一般家庭において利用されるADSL回線やCATV回線などを介したインターネット通信回線でも、十数Mbps程度の高速通信が可能とされている。 そして、このようなデータ通信の高速化により、音声や画像のデータをリアルタイムで通信することが可能となっている。 このようなインターネットを介した音声・画像通信技術を応用して、ネットワークコミュニケーションを実現する技術が各種提案されている。例えば、上記した特許文献では、このようなネットワークコミュニケーション技術の一例が示されている。
また、近年においては、各種通信事業者が提供するインターネット常時接続環境を利用し、上記のようなネットワークコミュニケーションとして、インターネットに接続された各端末に割り振られるIP(Internet Protocol)アドレスを用いて電話通信を行う、いわゆるIP電話サービスが展開されている。
このようなIP電話サービスを利用するにあたっては、端末装置側において、通話音声についての変復調やIPパケット化を行うIP電話アダプタを用いるようにされたものがある。そして、このようなIP電話アダプタを用いる場合は、このIP電話アダプタに対して既存の電話機を接続することでIP電話利用が可能となる。つまり、このようなIP電話アダプタを用いる場合は、既存の電話機によって、通常の通話時と同様の使用形態でIP電話が利用されるものである。
ところで、上述したようなネットワークコミュニケーションとしては、よりユーザフレンドリーとされることが求められる。例えば、上記した特許文献に記載の技術としても、ネットワークコミュニケーションを実現するための端末装置の、使用上の自由度を確保することによって、装置の使い勝手を向上するようにしている。
この際、特に、将来の普及が有望視されるIP電話等のネットワークコミュニケーションにおいては、よりユーザフレンドリーな端末を提供できることが望ましいものとなる。しかしながら、上記のようにIP電話システムにおいては、単に既存の電話機を用いるようにされているが現状である。
そこで、本発明では以上のような課題に鑑み、テレビジョン受像機として以下のように構成することとした。
すなわち、放送信号を受信する受信手段と、少なくとも、上記受信手段により受信された上記放送信号を復調して得られた映像信号に基づく画像表示が可能な表示手段とを備える。
そして、ネットワークを介したデータ通信が可能な通信手段と、上記ネットワークを介しての電話通信を可能とする電話通信手段と、少なくとも上記電話通信手段により通信されるべき音声の外部からの入力、及び外部への出力を行う通話音声外部入出力手段を備えるようにする。
その上で、上記電話通信に関する画像データが記憶される記憶手段と、上記電話通信に関する操作入力が可能な操作入力手段とを備え、さらに、上記電話通信手段における通信状態及び/又は上記電話通信に関する操作入力に応じて、上記記憶手段に記憶される上記画像データ及び/又は上記通信状態に関する情報及び/又は上記操作入力に応じた情報が上記表示手段において表示されるように制御する表示制御手段を備えるようにした。
上記本発明によれば、テレビジョン受像機に対して備えられる上記通信手段を用いて、上記ネットワークを介した電話通信が実現される。つまり、テレビジョン受像機を利用したネットワークコミュニケーション端末が実現されるものである。
そして、このようなテレビジョン受像機を利用した電話通信機能として、本発明においては、上記のようにして電話通信に関する操作入力や発着信に応じ、画像データや上記電話通信に関する情報、上記操作入力に応じた情報が表示されるものとなる。
この際、電話通信に関する操作入力や発着信に応じ、上記通信状態に関する情報や上記操作入力に応じた情報が表示されることによっては、テレビジョン受像機により実現される電話通信機能の使い勝手を向上することができる。
また、このような電話通信に関する操作入力や発着信に応じて、画像データが表示されることによっては、当該テレビジョン受像機により実現される電話通信についての娯楽性を増すことができる。
また、この際、上記画像データ、上記通信状態に関する情報、上記操作入力に応じた情報は、上記表示手段としての、テレビジョン受像機の表示画面という比較的広いスペースに表示することができるから、比較的離れた位置での視認が容易となり、これによっても電話通信機能の使い勝手の向上、及び利便性の向上を図ることができる。
つまり、このような本発明によっては、テレビジョン受像機の表示画面を利用した、利便性・娯楽性の高いネットワークコミュニケーションのユーザインターフェースが実現でき、この結果、よりユーザフレンドリーなネットワークコミュニケーションツールを提供できるものである。
図1は、本発明における実施の形態としてのテレビジョン受像機の内部構成を示したブロック図である。
本発明の実施の形態としてのテレビジョン受像機としては、放送開始が予定されるデジタル地上波放送による放送信号を受信して、これに基づく映像・音声・データ等の出力が可能とされる、デジタルTV(テレビジョン)受像機としての構成を有する。
周知のように、このような地上波デジタル放送に対応したデジタルTV受像機としては、例えば有料放送コンテンツを視聴する場合の課金処理や、その他放送局側等との各種データの通信を行うための通信手段として、図示するようなネットワークインターフェース20が備えられ、インターネット等の所要のネットワークへの接続機能が与えられることが想定されている。
この際、テレビジョン受像機と外部装置との間のネットワーク通信としては、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やCATV通信回線を利用した通信、或いはFTTH(Fiber To The Home:光ファイバー通信)等の、いわゆるブロードバンド通信の利用を想定している。そして、現状において、これらブロードバンド通信を行うためのモデム装置としては、端末側との通信をイーサネット通信により行うようにされているため、これに対応してデジタルTV受像機側に設けられるネットワークインターフェース20としても、現状ではイーサネットポートを構成することが想定されている。(イーサネット:登録商標)
この図1に示されるデジタルTV受像機1では、図示するアンテナ40にて受信され、所定の周波数に変換された受信信号を、フロントエンド部2により入力する。
フロントエンド部2では、バス21を介して接続されるシステムコントローラ11からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づいて、この設定信号により決定されるキャリア(受信周波数)を受信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理等を施すことで、上記受信信号に対応した受信データを得るようにされる。
このような受信データとしては、所要のデータ圧縮方式により圧縮処理の施された、複数のプログラム(映像番組)のビデオ信号及びオーディオ信号についての圧縮データと、各種の付加情報が多重化されている。また、このとき放送側が挿入する上記付加情報としては、例えば番組特定情報や、番組配列情報等の選局に必要な識別情報などが挙げられる。
このようにフロントエンド部2において得られた選局のための付加情報は、システムコントローラ11に供給されて受信信号処理に利用される。また、フロントエンド部2にて得られた受信データは、デスクランブラ3に対して供給される。
デスクランブラ3では、予め用意されたデスクランブルキーデータを、バス21を介してシステムコントローラ11から受け取り、このキーデータに基づいてデスクランブル処理を実行する。
デマルチプレクサ4は、バス21を介して接続されるシステムコントローラ11により設定されたフィルタ条件に従って、デスクランブラ3から供給された受信データから必要なパケットデータを分離する。これにより、例えばデマルチプレクサ4においては、目的とするプログラムについてのパケットとして、例えば映像番組としての上記した圧縮データのパケットデータを得ることになる。そして、このようにして得られた圧縮データをAV(Audio Visual)デコーダ5に対して出力する。
なお、確認のために述べておくと、上記したフィルタ条件の設定は、システムコントローラ11が、先に説明した選局のための付加情報の記述内容に基づいて行うものとなる。
AVデコーダ5においては、上記圧縮データのうちのビデオデータを所要のフォーマットに従ってデコード(伸長)処理を行うビデオデコーダと、オーディオデータについて、上記ビデオデータ出力に同期させるようにしてデコード処理を行うオーディオデコーダとを備えている。そして、入力された圧縮ビデオデータについては、ビデオデコーダによってデコード処理を施し、また、入力された圧縮オーディオデータについては、オーディオデコーダによってデコード処理を施す。
AVスイッチ6は、上記AVデコーダ5によりデコードされたビデオデータ、オーディオデータを入力する。また、これと共にAVスイッチ6は、システムコントローラ11からバス21を介して供給されるオーディオデータ、画像データを入力可能とされる。
このAVスイッチ6は、システムコントローラ11からの制御に基づき、上記AVデコーダ5から入力されるビデオデータ、オーディオデータと、システムコントローラ11が供給した上記画像データ・オーディオデータとをそれぞれ切り換えて択一的に出力するスイッチである。
このAVスイッチ6により択一的に出力されるビデオデータ又は上記画像データは、図示するように映像信号処理回路7に対して供給される。
また、同様に択一的に出力されるオーディオデータは、音声信号処理回路8に対して供給される。
映像信号処理部7は、上記AVスイッチ6から供給されるビデオデータに対する所要の映像信号処理を行って、映像・画像表示のための表示信号を得る。そして、この表示信号に基づいて図示するディスプレイ装置を駆動することで、ディスプレイ9に映像・画像表示を行わせる。
また、音声信号処理回路8も同様に、上記AVスイッチ6から供給されるオーディオデータに対して所要の音声信号処理を行う。そして、これにより得られた音声信号に基づいて、図示するスピーカ10を駆動する。
システムコントローラ11は、これまでの説明から理解されるようにして、当該デジタルTV受像機1における所要の動作が得られるように各種の制御処理を実行する。
このシステムコントローラ11に対しては、図示するようにしてROM12、RAM13、及びNV−RAM14が備えられている。
上記ROM12には、上記した各種制御処理を実現するためにシステムコントローラ11が実行すべきプログラムや、各種の初期設定情報が格納される。また、特に本実施の形態の場合、このROM12には、後述する図7、図8に示されるような本実施の形態としての動作を実現するためのプログラムも記憶される。
また、上記RAM13には、システムコントローラ11が各種制御処理を実行するにあたって必要なデータが適宜保持される。
また、上記NV−RAM14は不揮発性メモリとされ、システムコントローラ11が各種制御を行うために必要な情報が格納される。
特に、この場合のNV−RAM14としては、後述するように、図示するメディアインターフェース15等を介して当該デジタルTV受像機1に対して取り込まれた画像データ等が保持されるものとして想定されている。
また、この場合のシステムコントローラ11に対しては、当該デジタルTV受像機1に対する操作入力を可能とするユーザインターフェースとして、図示する操作入力部16が備えられている。この操作入力部16には、当該デジタルTV受像機1の筐体外部に表出した各種操作子が設けられ、これら操作子に対して行われた操作に応じた操作信号をシステムコントローラ11に供給する。そして、システムコントローラ11は、入力された操作信号に応じた動作が得られるように所要の制御処理を実行する。
また、この場合、当該デジタルTV受像機1に対する操作入力は、図示するリモコン受光部17を介しての、リモコン(リモートコントローラ)30を用いた操作によっても可能とされる。
上記リモコン30は、詳しくは後述するが各種操作子が設けられ、これら操作子に対して行われた操作に応じたコマンド信号を発光するようにされている。そして、リモコン受光部17は、このようにリモコン30により発光されたコマンド信号を受光し、これを操作信号としてシステムコントローラ11に対して供給する。これによって、システムコントローラ11に対する操作入力が可能とされる。
また、この場合のシステムコントローラ11に対しては、外部からの情報入力手段として、図のようなメディアインターフェース15が備えられる。
このメディアインターフェース15に対しては、メディア装填のための挿入口或いはトレーが形成され、ここに装填されたメモリカード等の所要のメディアに対し、システムコントローラ11の制御に基づいてデータの書込/読出を行うようにされる。
また、この場合、当該デジタルTV受像機1に対しては、先にも述べたようにネットワークを介して外部装置との通信を行うための、ネットワークインターフェース20が備えられる。このネットワークインターフェース20は、図示するようにバス21に対して接続されて、システムコントローラ11の制御に基づいた通信制御動作を行う。
この場合のネットワークインターフェース20を介しては、インターネット回線を利用した通信を行うことが想定されている。
ここで、本実施の形態において、上記構成によるデジタルTV受像機1に対しては、図示するようにIP(Internet Protocol)電話アダプタ回路19が備えられる。
このIP電話アダプタ回路19は、IP電話としての音声通信を行うために必要な各種処理を実行する。このための構成として、少なくともIP電話アダプタ回路19には、通話音声についてのフォーマット変換処理やIPパケット化・パケット復調処理等の、いわゆるVoIP(Voice Over IP)ゲートウェイ処理を行うDSP(Digital Signal Processor)が備えられるものとなる。
この場合、IP電話アダプタ回路19においては、通信事業者により提供されるIP電話サービスにおいて採用される、IP電話のための呼制御プロトコルのフォーマットに対応した上記ゲートウェイ処理が行われる必要がある。例えば現状において、呼制御プロトコルのフォーマットとしては、H.323やSIP(Session Initiation Protocol)のフォーマットが採用されていることから、この場合の上記DSPとしては、このようなH.323やSIPによる呼制御プロトコルに対応したゲートウェイ処理が可能に構成されていればよい。
このようなIP電話アダプタ回路19が、バス21を介して上記したネットワークインターフェース20と接続されることで、当該デジタルTV受像機1においては、インターネット回線を利用したIP電話通信を行うことが可能される。
ところで、上記構成によるデジタルTV受像機1を利用してIP電話通信を実現するためには、さらに、当該デジタルTV受像機1に対して、通話音声を外部へ入出力するための受話器に相当するデバイスが設けられる必要がある。
本実施の形態においては、このような通話音声を外部入出力するためのデバイスとして、当該デジタルTV受像機1に付属されるリモコン30を用いるものとしている。すなわち、リモコン30に対して音声入出力機能を与えて、リモコン30を当該デジタルTV受像機1により実現される音声通話の受話器としても使用するものである。
これに対応するために、先ずはデジタルTV受像機1に対しては、図のような通話音声通信部18を設けるようにしている。
この通話音声通信部18は、上記したIP電話アダプタ19と接続されて、このIP電話アダプタ19との間で通話音声データについての通信が可能とされる。そして、後述するようにしてリモコン30内に備えられる、通話音声通信部35との間で無線によるデータ通信が可能に構成され、これによって、リモコン30側と上記IP電話アダプタ回路19との間での通話音声データについての通信を可能とするものである。
また、この場合、上記のようにして受話器としても機能するリモコン30側としては、以下のように構成するものとしている。
図2は、上記リモコン30を前面から見た場合の外観を示す図である。
図示するように、このリモコン30の前面には、デジタルTV受像機1に対して各種操作入力を行うための操作子が配置されると共に、マイクロフォン32とスピーカ33が、リモコン30の上下端部付近に対してそれぞれが離間されるようにして配置される。
この場合、リモコン30に対しては、10キー31a、カーソルキー31b、通話ボタン31c、切ボタン31dが少なくとも備えられるものとなる。
上記10キー31aとしては、この場合は「0」〜「9」までの数字キーと共に、電話通信時に必要となる「*」キーと「#」キーとが備えられる。この10キー31aは、デジタルTV受像機1に対するチャンネル指定等の数字入力操作と共に、電話番号入力の際にも用いられるものとされる。また、電話機能に関する操作子として、上記通話ボタン31cによっては、後述するように通話の開始指示等が可能とされ、また、上記切ボタン31dによっては、通話の切断等の指示が可能とされる。
また、上記カーソルキー31cとしては、この場合は上下左右の方向をそれぞれ指示するための4つのキーが備えられる。
図3は、リモコン30の内部構成例を示すブロック図である。
先ず、この図においても上記したマイクロフォン32、スピーカ33が示されている。これらマイクロフォン32、スピーカ33は、リモコン30内において、図示する音声信号処理回路34に対して接続されている。そして、この音声信号処理回路34は、通話音声通信部35に対して接続されている。
上記通話音声通信部35は、先の図1に示したデジタルTV受像機1側の通話音声通信部18との間で、通話音声データについての無線による通信を行う。この場合の通話音声通信部35と上記通話音声通信部18との間の通信は、例えばbluetooth等の所要の無線通信フォーマットを想定している。
また、上記音声信号処理回路34は、上記マイクロフォン32に得られた音声信号に対する変調処理を行って、これを上記通話音声通信部35に供給する。また、上記通話音声通信部35を介してデジタルTV受像機1側から受信された音声データを復調して、これにより得られた音声信号に基づいてスピーカ33を駆動する。
また、このリモコン30において、操作入力部31には、先の図2に示したような各種操作子がリモコン30の筐体外面に表出するようにして配置される。この操作入力部31は、操作の行われた操作キーに対応する電気信号を図示するリモコンIC36に対して供給するようにされる。
リモコンIC36は、このように供給される電気信号に対応する駆動信号を生成し、図示するコマンド発光部37を駆動する。これにより、コマンド発光部37においては、操作入力部31に備えられる各操作キーに応じた赤外線コマンド信号が発光されるものとなる。
なお、ここでは赤外線方式によりコマンド信号を送出する構成を例に挙げているが、例えば電波等による他の方式に対応した構成とされてもよい。
ここで、上記構成による本例のデジタルTV受像機1においては、上述のようにIP電話アダプタ回路19が備えられ、ネットワークインターフェース20を介してのインターネット回線を利用したIP電話通信が可能とされている。つまり、このデジタルTV受像機1を利用した、ネットワークコミュニケーションが実現されるものである。
ところで、このような本例のデジタルTV受像機1を含め、一般的にテレビジョン受像機には、ユーザインターフェースを実現する上で有用なディスプレイやスピーカ等のハードウェアが備えられているものである。そして、これを利用して、例えば電話通信と連動させた何らかの動作を行うようにすれば、ネットワークコミュニケーションとして通常の電話機能のみを与える場合よりも、より使い勝手や娯楽性が増すなどして好ましいものとすることができる。
そこで、本実施の形態では、上記のようにして実現可能とされた電話通信と連動させるようにして、図1に示したディスプレイ9上に、このような電話通信に関するGUI(Graphical User Interface)を表示させるものとしている。
このようなGUIとして、本例では、上記電話通信の着信に応じて、ディスプレイ9上に着信を通知するための着信画面を表示するものとしている。そして、このような着信画面として、例えば図4に示すようにしてユーザが発信元を識別することができるような情報を表示することとしている。つまり、この場合は、図4に示すように発信元の電話番号情報、発信者の氏名情報、及び発信者の顔等の画像データを少なくとも表示するものである。
この際、上記発信元の電話番号情報については、着信時にIP電話アダプタ回路19に対して送信されてくる電話番号情報に基づく番号を表示するようにすればよい。
これに対し、上記発信者の氏名情報及び画像データに関しては、例えば予めデジタルTV受像機1において電話番号に対応づけて、これら氏名情報と画像データを登録しておくなど、着信番号に対応させて表示させたいとする情報を対応づけておく必要がある。
このため、本例では、例えば操作入力に応じて、当該デジタルTV受像機1に対して入力された電話番号の情報と、同じく入力された氏名情報、画像データを対応づけて登録するようにして、電話帳データを作成しておくものとしている。そして、この電話帳データに基づいて、着信時に得られた電話番号情報に対応する氏名情報・画像データを表示するようにする。
ここで、上記のような電話帳データの作成は、例えば以下のような手順によりシステムコントローラ11が行うようにすればよい。
例えば先ず、所定の操作入力に応じて、電話帳データ作成のための画面をディスプレイ9に表示させる。そして、この画面を利用して電話番号を入力させ、次いでこの電話番号情報に対応させる氏名情報を入力させる。さらに、例えば、予め画像データを記憶させておいた所要のメディアを、メディアインターフェース15に装填させ、このメディアに記憶された画像データから、所要の画像データを選択させる。
そして、その上で、このようにユーザにより入力・選択された番号情報・氏名情報・画像データを例えばNV−RAM14に記憶させ、さらに、これらの情報を対応づけるための、例えば次の図6に示すような電話帳データ管理情報を生成するようにする。
すなわち、この図6に示すようにして、電話番号情報に対応づけて氏名情報を記憶させると共に、さらに、これらの情報に対応づけて、上記選択された画像データが記憶されたアドレスの情報を記憶させるものである。
このような電話帳データ管理情報に基づけば、電話通信の着信時において、発信元の電話番号情報を元に対応する氏名情報、画像データを認識することができる。
なお、このような電話帳データ管理情報は、例えばNV−RAM14に対して記憶されればよい。また、電話帳データとして登録する画像データは、メディアからではなく、例えばネットワークインターフェース20を介して入力する等、他の方法によって入力するようにしてもよい。
また、本例において、電話通信の発信を行う際には、発信先を指定させるためのGUIとして、例えば図5(a)に示すような番号入力画面9aをディスプレイ9に表示するものとしている。
この番号入力画面9aとしては、図示するように番号入力ボックス9bと、この番号入力ボックス内にカーソルCRを表示させる。
このような番号入力画面9aに対し、ユーザは、例えばリモコン30の10キー31aを操作することにより、画面上のカーソルCRの指し示される位置に番号入力を行うことができる。番号が入力された場合、カーソルCRが次桁に移動し、順に番号入力を行うことができる。
そして、このように番号入力が行われると、図5(b)に示すようにして入力された番号が番号入力ボックス9b内に表示されることになって、ユーザは、自ら入力した番号を視認できる。またこの際、必要であれば、例えばリモコン30のカーソルキー31bを操作することによってカーソルCRを移動させて、カーソルCRに指し示される数字を訂正することもできる。
また、この際、発信時において発信先を指定させるにあたっては、上記した電話帳データ管理情報に基づいて形成される電話帳データを利用することにより、例えばこの電話長データに登録された情報内容から、ユーザに発信先を指定させて電話通信を開始させるといったことも可能となる。
このような電話帳データを利用した発信先指定を可能とするために、本例では、例えば上記のような番号入力画面9aが表示されている下での所定操作に応じて、上記電話帳データとして登録される情報内容(電話番号情報、氏名情報、画像データ)を、例えば図4に示すような表示態様により表示するものとしている。
この場合、上記電話帳データとして登録される情報内容は、例えば図2に示したカーソルキー31bに対する操作に応じて、ディスプレイ9上に1件ずつ表示する。そして、このように電話帳データの登録内容を1件ずつ順次に表示させていくことにより、ユーザに発信先の指定を行わせるようにする。
その上で、例えばリモコン30における通話ボタン31c等、発信先を決定するための操作が行われることに応じ、このとき表示される情報内容に示される電話番号に対する発信動作を行うようにする。
これにより、当該デジタルTV受像機1に予め登録された電話番号については、ユーザによる番号入力の手間を省略してこの番号に対する発信を行うことができるようになる。
これまでにおいて説明したような本実施の形態としての動作を実現するために、デジタルTV受像機1において行うべき動作を次の図7、図8のフローチャートを用いて説明する。
なお、これらの図に示される動作は、図1に示したROM12内に格納されるプログラムに基づいてシステムコントローラ11が実行するものである。
先ず、図7では、当該デジタルTV受像機1により実現される電話通信の着信時において行われるべき動作について説明する。
図7において、システムコントローラ11は、ステップS101の処理によって着信通知を監視する。すなわち、当該デジタルTV受像機1に対して割り与えられた電話番号に対する呼び出しの発生が、ネットワークを介してIP電話アダプタ回路19に通知され、これに応じてこのIP電話アダプタ回路19がシステムコントローラ11に対して供給する着信通知を監視するものである。
そして、IP電話アダプタ回路19からの上記着信通知が供給された場合は、ステップS102において、当該デジタルTV受像機1の主電源がONとされているか否かの判別を行う。ステップS102において、主電源がONとされてはおらず、スタンバイ状態であると判別した場合には、ステップS103において主電源をONとするための処理を実行して、ステップS104に処理を進める。
また、主電源がONとされていると判別した場合はそのままステップS104に処理を進める。
ステップS104においては、着信番号を認識する。
すなわち、呼び出しが発生したことに応じてネットワークからIP電話アダプタ回路19に対して入力され、このIP電話アダプタ回路19からシステムコントローラ11に対して通知される発信元の電話番号情報を認識するものである。
続くステップS105においては、このように認識した着信番号の情報を元に、先の図6において示した電話帳データ管理情報を参照する。
そして、ステップS106においては、電話帳データ管理情報内に、認識した番号と同一の番号が記憶されているか否かの判別を行う。つまり、デジタルTV受像機1に登録される電話帳データ内に、今回の着信番号が既に登録されているか否かを判別するものである。
ステップS106において、電話帳データ管理情報内に、認識した着信番号と同一の番号が記憶されているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS107に処理を進めて、この番号情報に対応する氏名情報、画像データを読み出すようにされる。すなわち、この場合、上記氏名情報については、電話帳データ管理情報内に対応づけられて記憶される情報を読み出すようにされる。また、画像データについては、該当するアドレス情報に従ってこれを読み出すようにされる。
そして、このように対応する氏名情報、画像データを読み出すと、続くステップS108の処理によって、先のステップS104の処理により認識された着信番号の情報と共に、上記のように読み出した氏名情報、画像データを、ディスプレイ9に表示させる処理を実行する。
つまり、先にも説明したように、着信番号が既に電話帳データに登録されている場合に対応して、先の図4に示したようにして発信元をユーザに認識させるための着信画面を、ディスプレイ9上に表示させるものである。
なお、このように着信画面をディスプレイ9上に表示させるとした場合には、TV映像から切り換えてこのような着信画面を表示させることが考えられる。
このようにTV映像から切り換えて表示するとした場合は、上記ステップS108の処理として、上記のような着信画面としての画像データをAVスイッチ6に供給すると共に、この着信画面が映像信号処理回路7に供給されるように、AVスイッチ6に対する切り換え制御を行うようにすればよい。これによって、TV映像から切り換えて、ディスプレイ9上に着信画面のみを表示させることができる。
或いは、このような着信画面を、TV映像に重畳して表示させてもよい。
この場合は、映像信号処理回路7に対して着信画面としてのデータを直接供給し、これをAVスイッチ6から供給されるTV映像としてのビデオデータに重畳させるための制御信号を映像信号処理回路7に対して供給するようにすればよい。これによってディスプレイ9上に、TV映像に着信画面が合成された画面を表示させることができる。
また、上記ステップS106において、電話帳データ管理情報内に認識した着信番号と同一の番号が記憶されてはいないとして否定結果が得られた場合は、ステップS109に処理を進めて、この着信番号の情報のみをディスプレイ9上に表示させるための処理を実行する。
なお、娯楽性を高めるとした場合等には、予め所要の画像データを当該デジタルTV受像機1に対して記憶しておくようにし、このステップS109の処理によって着信番号の情報と共にこれを表示させるようにしてもよい。
また、このステップS109における処理としても、上記ステップS108と同様、TV映像から切り換えての表示、TV映像に重畳しての表示のいずれかを行うようにすればよい。
ステップS110においては、着信音を発生させる。
すなわち、電話通信の着信をユーザに通知するための着信音を発生させるものである。
このような着信音の発生は、例えば図1に示したスピーカ10を介して行うようにすればよい。そしてこのために、ステップS110の処理においては、例えばROM12等に予め記憶させた着信音としての音声データを、バス21を介してAVスイッチ6に対して供給する。また、これと共にAVスイッチ6に対する切り換え制御を行って、このように供給した音声データが音声信号処理回路8に対して供給されるようにする。
これにより、スピーカ10が音声信号処理回路8によってこの音声データに基づいて駆動され、これによってスピーカ10を介して着信音が出力される。
続くステップS111においては、切断通知がIP電話アダプタ回路19から供給されたか否かを判別する。すなわち、例えば発信元において切断操作が行われる等、呼が切断されたことがネットワークを介してIP電話アダプタ回路19に通知されることに応じIP電話アダプタ回路19が供給するとされる、切断通知が供給されたか否かについての判別を行うものである。
このステップS111において、IP電話アダプタ回路19から上記切断通知が供給されたとして、肯定結果が得られた場合には、ステップS112において着信音を停止させるための処理を行う。つまり、この場合は着信が切断されたことに応じて、着信音の出力を停止するものである。
このステップS112の処理としては、AVスイッチ6への着信音データの供給を停止する処理を実行すればよい。そして、このステップS112の処理を実行すると、ステップS118に処理を進める。
また、ステップS111において、IP電話アダプタ回路19から切断通知が供給されてはいないとして否定結果が得られた場合には、ステップS113に処理を進めて、先の図2に示したリモコン30における通話ボタン31cに対する操作されたか否かを判別する。そして、通話ボタン31cに対する操作が行われておらず否定結果が得られた場合には、図示するようにステップS111に処理を進めて、再び切断通知が供給されたか否かについての判別処理を行うようにされる。
また、通話ボタン31cに対する操作が行われたとして肯定結果が得られた場合には、ステップS114に処理を進める。
ステップS114では、IP電話アダプタ回路19に対して、通話開始通知を行う。
つまり、上記のようにして通話ボタン31cに対する操作が行われたことに応じて、IP電話アダプタ回路19に対して電話通信を開始する動作を行わせるための通話開始通知を行うものである。
そして、これによって、上記ステップS104にて認識された着信番号の割り与えられた、発信元としての外部装置との間で電話通信が開始されるものである。
続くステップS115においては、先のステップS112の処理と同様にして着信音を停止させるための処理を実行する。この場合は、上記のようにして通話が開始されてユーザに対する着信通知を行う必要がなくなったものとして、着信音を停止する処理を実行するものである。
そして、ステップS116においては、リモコン30における先の図2に示した「切」ボタン31dに対する操作が行われたか、又はIP電話アダプタ回路19からの切断通知が供給されたかについての判別を行う。つまり、これら「切」ボタン31dに対する操作、及びIP電話アダプタ回路19からの切断通知を監視することで、通信の終了を監視すると共に、これらの何れが検知されたかの判別を行うものである。
このステップS116において、「切」ボタン31dに対する操作が行われたとされた場合は、ステップS117に処理を進めて、IP電話アダプタ回路19に電話通信を終了させる動作を実行させるための切断通知を行う。つまり、これによってステップS114の処理により開始させた電話通信を終了させるものである。
また、ステップS116において、例えば発信元において切断操作が行われる等して呼が切断されたとして、IP電話アダプタ回路19より切断通知が供給されたと判別した場合は、図示するようにそのままステップS118に処理を進める。つまり、この場合はIP電話アダプタ回路19は通話終了を認識していることになるので、そのまま次の処理ステップに移行するものである。
ステップS118においては、ユーザがTVを視聴中であったか否かについての判別を行う。
このステップS118の判別処理では、ステップS102の判別結果を利用すればよい。すなわち、ステップS102において、主電源がONであったとされた場合であれば、ユーザが着信前にTVを視聴中であったことを推測することができる。また、逆に主電源がONとされておらず、スタンバイ状態であったとされた場合には、ユーザはTVを視聴中ではなかったとすることができる。
ステップS118において、上記ステップS102の判別結果に基づき、ユーザが着信前にTVを視聴中ではなかったとした場合には、ステップS120において、着信表示を終了するための処理を行う。つまり、先のステップS108の処理によってディスプレイ9上に表示させた着信番号、氏名情報、画像データによる画面の表示を終了させる処理を実行する。
そして、続くステップS121において、主電源をOFFとすると、この図に示す処理動作を終了する。
また、ステップS118において、ユーザが着信前にTVを視聴中であったとして肯定結果が得られた場合には、ステップS119において、ラストチャンネルの表示を行う。
すなわち、このステップS119の処理としては、AVスイッチ6の切り換え制御を行うことによって、AVデコーダ5から出力されるビデオデータを映像信号処理回路7に入力させるようにし、また、AVデコーダ5から出力されるオーディオデータを、音声信号処理回路8に入力させるようにする。
これによって、着信前と同チャンネルの映像・音声をディスプレイ9・スピーカ10を介して出力されるものとなる。
なお、先のステップS108において説明したようにして、TV映像に着信画面を重畳して表示した場合は、映像信号処理回路7に対して、このような着信画面の合成処理を終了させるための制御信号を供給するようにすればよい。
なお、上記説明から理解されるようにこの図7に示した処理動作によっては、着信後において、通話開始後も着信画面の表示が継続されるものとなるが、これに代えて、通話開始に応じてこのような着信画面の表示を終了させてTV映像や予め用意した所要の画像を表示させるようにしてもよい。
或いは、このように通話開始後も着信画面を表示させるか否かを予め操作入力により設定可能としておき、この設定に応じて着信画面の表示を行うようにしてもよい。
続いては、図8を参照して、電話通信の発信時に行うべき処理動作について説明する。
先ず、図8においては、ステップS201の処理によって、通話ボタン31cに対する操作を監視するようにされる。そして、通話ボタン31cに対する操作が行われた場合は、ステップS202において、IP電話アダプタ回路19に対して接続通知を行う。すなわち、ネットワークを介した電話通信が可能となる状態としての、いわゆる発呼の状態を得るための動作を、IP電話アダプタ回路19に行わせるための通知を行うものである。
このようにして、通話ボタン31cに対する操作に応じては、ネットワークを介した電話通信が可能となる状態が得られるようになる。
続くステップS203においては、先の図7に示したステップS102の処理と同様の処理を行って、主電源がONとされているか否かの判別を行う。そして、このステップS203において、主電源がONとされてはいないとした場合は、ステップS204において主電源をONとする。また、主電源がONとされているとした場合はステップS205に処理を進める。
ステップS205においては、番号入力画面を表示させるための処理を実行する。
つまり、先の図5(a)に示したような番号入力画面9aを、ディスプレイ9上に表示させるための処理を実行するものである。
この場合としても、先の図7に示したステップS108と同様、番号入力画面9aとしてのデータをAVスイッチ6に対して供給してTV映像から切り換えて表示させるか、或いは映像信号処理回7に制御信号を供給して番号入力画面9aとしてのデータをビデオデータに重畳させることにより、番号入力画面9aの表示を行わせる
続くステップS206においては、ユーザに発信先の指定を行わせるための処理を実行する。
すなわち、先の図5(a)から図5(b)への画面遷移として説明したようにして、10キー31aによる番号入力操作に応じた番号を番号入力ボックス9b内に表示させると共に、カーソルCRを次桁に移動させるようにして表示する等の表示処理を行う。
或いは、先にも説明したように、このように番号入力画面9aが表示されている下での所定操作に応じて、電話帳データとして登録される情報内容を表示させる。そして、カーソルキー31dに対する操作に応じて、このような登録情報を1件ずつ順に表示させていくことにより、ユーザに発信先を指定させるものである。
続くステップS207においては、通話ボタン31cに対する操作が行われたか否かを判別する。つまり、上記ステップS206において指定された発信先を決定するための操作が行われたか否かを判別するものである。
このステップS207において、通話ボタン31cに対する操作が未だ行われてはいないとして否定結果が得られた場合には、ステップS206において発信先指定のための処理を行う。また、通話ボタン31cに対する操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS208に処理を進める。
ステップS208においては、IP電話アダプタ回路19に対して、指定された発信先の電話番号を通知する。つまり、これによってIP電話アダプタ回路19に、この電話番号への発信のための動作を実行させるものである。
そして、続くステップS209においては、このように発信のための動作が開始されたことに応じて、上記番号入力画面9aを閉じるための処理を行う。すなわち、AVスイッチ6、又は映像信号処理回路8を制御して、ステップS205において表示させた番号入力画面9aとしてのデータのディスプレイ9上での表示を終了させるものである。
なお、この処理によっては、発信の開始から電話通信の終了までの間は、TV映像が出力されることになるが、このような発信の開始から電話通信の終了までの間は、AVスイッチ6を切り換えずに、予め当該デジタルTV受像機1に対して記憶された所要の画像データを表示させるようにしてもよい。
ステップS210においては、先のステップS116の処理と同様、「切」ボタン31dに対する操作が行われたか、又はIP電話アダプタ回路19からの切断通知が供給されたかについての判別を行う。
このステップS210において、「切」ボタン31dに対する操作が行われたとされた場合は、ステップS211に処理を進めて、IP電話アダプタ回路19に電話通信を終了させる動作を実行させるための切断通知を行う。つまり、これによって電話通信を終了させる。
また、ステップS210において、呼が切断されたことに応じてIP電話アダプタ回路19より切断通知が供給されたと判別した場合はステップS212に処理を進める。
ステップS212においては、ユーザがTVを視聴中であったか否かの判別を行う。
すなわち、この場合は発信前においてユーザがTVを視聴中であったか否かの判別を行うものである。このステップS212における判別処理としても、先のステップS203における判別結果を利用して、発信前に主電源がONであったか否かにより、TVを視聴中であったか否かの判別を行う。
ステップS212において、ユーザが発信前にTVを視聴中ではなかったとした場合には、ステップS214において、主電源をOFFとするための処理を行う。つまり、デジタルTV受像機1の状態を、発信前と同じスタンバイ状態に戻すものである。
また、ステップS212において、ユーザが着信前にTVを視聴中であったとして肯定結果が得られた場合には、ステップS213において、ラストチャンネルの表示を行う。
すなわち、先のステップS119の処理と同様にして、AVスイッチ6の切り換え制御を行うことによって、AVデコーダ5から出力されるビデオデータを映像信号処理回路7に入力させるようにし、また、AVデコーダ5から出力されるオーディオデータを、音声信号処理回路8に入力させるようにする。これによって、電話通信の発信前と同チャンネルの映像・音声がディスプレイ9・スピーカ10を介して出力されるものとなる。
なお、この場合も、先のステップS205においてTV映像に合成するようにして番号入力画面9aを表示させた場合は、映像信号処理回路7に対して、このような番号入力画面9aの合成処理を終了させるための制御信号を供給するようにすればよい。
なお、この図8においては、通話ボタン31cに対する操作に応じて発信を開始するようにしたが、他の操作子に対する操作に応じて発信を開始するようにしてもよい。
以上のようにして本例のデジタルTV受像機1においては、先の図1に示したようにネットワークインターフェース20を備えると共に、IP電話アダプタ回路19を内蔵するようにしたから、上記ネットワークインターフェース20を介しての、インターネット回線を利用したIP電話通信を行うことが可能とされる。
つまり、これによってデジタルTV受像機1を利用したネットワークコミュニケーションが実現できるものである。
その上で、本例においては、このようにデジタルTV受像機1によって実現される電話通信の発着信に連動させるようにして、電話通信に関するGUIをディスプレイ9上に表示するようにしている。
上述もしたように本例では、着信時のGUIとして、発信元の電話番号の情報と共に、発信者の氏名情報、顔の画像データを表示するものとしている。
このように着信に応じて、発信元の電話番号情報、発信者の氏名情報、顔の画像が表示されることによっては、ユーザに発信元(発信者)を認識させることができることとなって、デジタルTV受像機1により実現される電話機能の使い勝手を向上することができる。
また、この際、これら電話番号情報、氏名情報、画像としての発信元(発信者)を認識させるための情報は、テレビ画面という比較的広い表示スペースに情報が表示できることになるので、これらの視認性を良好なものとすることができ、この点でも使い勝手を向上できる。
また、上記のように発信者の顔の画像等、所要の画像を表示することによっては、このようにデジタルTV受像機1により実現される電話機能の娯楽性を増すことができる。
また、上述もしたように、発信時においては、ディスプレイ9上に発信先を指定させるための番号入力画面9aを表示するものとしている。そして、このような番号入力画面9a上に操作入力に基づいた番号情報を表示するようにしている。
これによってユーザは、自らが入力した番号を確認することができるようになり、この点でも電話機能の使い勝手を向上できる。
また、本例では、先の図6に示した電話帳データ管理情報に基づいた電話帳データを利用しての、発信先指定も可能としている。これによっては、発信先の指定時にユーザに番号入力を行う手間を省くことができ、これによっても電話機能の使い勝手を向上することができる。
また、これら発信時におけるGUIの表示としても、テレビ画面という比較的広い表示スペースに表示されるから、視認性を良好とすることができて使い勝手を向上できる。
また、さらに本例では、デジタルTV受像機1に対する各種操作入力が可能なリモコン30を、電話機能における受話器としても兼用する構成としている。
このようにTV受像機に付属のリモコンを受話器としても利用すれば、利便性をより高めることができる。
このように本例のデジタルTV受像機1によっては、使い勝手や娯楽性を向上した、ユーザフレンドリーなネットワークコミュニケーションツールを提供することができるものである。
ところで、先の図1においても説明したように、地上波デジタル放送に対応したTV受像機では、放送局側等との各種データの通信を行うためのインターネット接続機能が与えられる予定である。つまり、このための通信手段としての、図1に示したネットワークインターフェース20は、予めデジタルTV受像機に必要な構成として備えられるものである。
このことから、本例のデジタルTV受像機1としては、通常のデジタルTV受像機と比較して、少なくともIP電話アダプタ回路19と受話器としてのリモコン30の追加構成のみで、IP電話機能を実現することができるものである。
また、この際、上記のように局側との通信が可能となるように、デジタルTV受像機を使用するにあったては、インターネット回線の利用が可能となる状態とされていることが前提となる。つまり、このようなデジタルTV受像機としては、通常は既にインターネット利用環境が整えられている状態で使用されることが前提とされているものである。
このようなことを踏まえると、本例のデジタルTV受像機1のユーザは、このデジタルTV受像機1により実現されるIP電話機能を利用するにあたってのコスト負担を少ないものとすることができる。特にこの場合、電話回線網を経由しないインターネット経由のみでのIP電話通話に関しては、追加コストはごくわずかなものとすることができるというメリットがある。
なお、上記した実施の形態では、本発明を地上波デジタル放送に対応したテレビジョン受像機に適用した場合を例示したが、本発明としての動作が実現できる範囲内であれば、例えばデジタル衛星放送受信機を内蔵したテレビジョン受像機等、他の構成に対しても本発明を適用できる。
本発明における実施の形態としてのテレビジョン受像機の内部構成例を示したブロック図である。 実施の形態のテレビジョン受像機が備えるリモートコントローラの外観を示す図である。 上記リモートコントローラの内部構成例を示したブロック図である。 電話通信の通信状態及び/又は上記電話通信に関する操作入力に応じて表示される画面の一例を示す図である。 電話通信の通信状態及び/又は上記電話通信に関する操作入力に応じて表示される画面の一例を示す図である。 電話帳データ管理情報の構造を示すデータ構造図である。 実施の形態のテレビジョン受像機において得られる動作について説明するためのフローチャートである。 実施の形態のテレビジョン受像機において得られる動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルTV受像機、2 フロントエンド部、3 デスクランブラ、4 デマルチプレクサ、5 AVデコーダ、6 AVスイッチ、7 映像信号処理回路、8、34 音声信号処理回路、9 ディスプレイ、10、33 スピーカ、11 システムコントローラ、12 ROM、13 RAM、14 NV−RAM、15 メディアインターフェース、16、31 操作入力部、17 リモコン受光部、18、35 通話音声通信部、19 IP電話アダプタ回路、20 ネットワークインターフェース、30 リモコン、31a 10キー、31b カーソルキー、31c 通話ボタン、31d 切ボタン、32 マイクロフォン、36 リモコンIC、37 コマンド発光部、40 アンテナ

Claims (6)

  1. 放送信号を受信する受信手段と、
    少なくとも、上記受信手段により受信された上記放送信号を復調して得られた映像信号に基づく画像表示が可能な表示手段と、
    ネットワークを介したデータ通信が可能な通信手段と、
    上記ネットワークを介しての電話通信を可能とする電話通信手段と、
    少なくとも上記電話通信手段により通信されるべき音声の外部からの入力、及び外部への出力を行う通話音声外部入出力手段と、
    上記電話通信に関する画像データが記憶される記憶手段と、
    上記電話通信に関する操作入力が可能な操作入力手段と、
    上記電話通信手段における通信状態及び/又は上記電話通信に関する操作入力に応じて、上記記憶手段に記憶される上記画像データ及び/又は上記通信状態に関する情報及び/又は上記操作入力に応じた情報が上記表示手段において表示されるように制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 上記電話通信手段は、IP電話アダプタとしての構成を有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 上記記憶手段に記憶される上記画像データは、予め当該テレビジョン受像機に対して登録された電話番号の情報と対応づけられて管理されると共に、
    上記表示制御手段は、
    上記電話通信の着信に応じて、発信元の電話番号の情報、及び/又はこの番号に対応づけられて管理される上記画像データを表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  4. 上記表示制御手段が上記表示手段に表示させる上記通信状態に関する情報は、少なくとも発信元の電話番号情報を含むものとされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  5. 上記通信手段は、少なくとも上記放送信号の発信元となる放送局側が管理するものとされる所定のサーバ装置との通信が可能とされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  6. 上記通話音声外部入出力手段は、当該テレビジョン受像機に対する操作入力が可能とされたリモートコントローラとしての構成を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
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