JP2005039520A - 移動体間通信装置及び移動体間通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、移動体間通信装置及び移動体間通信方法に関し、例えば車々間通信に適用して、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができるようにする。
【解決手段】 本発明は送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送受する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体間通信装置及び移動体間通信方法に関し、例えば車々間通信に適用することができる。本発明は、送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送受することにより、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができるようにする。
近年、移動体間通信の1つであるいわゆる車々間通信においては、走行する車両間でメッセージ等を送受する方法が種々に提案されるようになされている。
これらのうち例えば特開平9−98125号公報においては、撮像結果を処理して検出される車両のナンバープレートを基準にして、情報の送信先を特定して種々の情報を送信する方法が提案されるようになされている。
このような車々間通信によれば、搭乗者の意図を他の車両の搭乗者に具体的に伝達し得ることにより、車両間で意思の疎通を図り、例えば車両のスムーズな走行等に役立てることができると考えられる。
ところで実際の運転においては、ハザードランプの点滅、パッシングにより周囲の車両に注意を喚起する場合がある。車々間通信においても、このようなパッシングの操作のように、咄嗟の操作によっても運転手の意図を他の車両に通知することができれば、一段と使い勝手を向上できると考えられる。
特開平9−98125号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる移動体間通信装置及び移動体間通信方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、他の移動体に搭載された同種の装置との間でメッセージを送信する移動体間通信装置であって、メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送信する。
また請求項6の発明においては、他の移動体に搭載された同種の装置からのメッセージを受信する移動体間通信装置であって、メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードと、定型文を特定する音声コードとによりメッセージの伝達を受け、記録して保持した複数の定型文を検索して、カテゴリーコード、音声コードに対応する定型文をユーザーに通知する。
また請求項9の発明においては、他の移動体に搭載された同種の装置との間でメッセージを送信する移動体間通信方法であって、メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送信する。
請求項1の構成によれば、他の移動体に搭載された同種の装置との間でメッセージを送信する移動体間通信装置であって、メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送信することにより、必要に応じて、カテゴリーコードだけ選択を受け付けてメッセージを送信するようにしても、このカテゴリーコードにより、ユーザーが伝達しようとした意図を概ね通信相手に伝達することができ、この場合、カテゴリコードの選択だけで意図を通知することができることにより、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる。
また請求項6の構成によれば、他の移動体に搭載された同種の装置からのメッセージを受信する移動体間通信装置であって、メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードと、定型文を特定する音声コードとによりメッセージの伝達を受け、記録して保持した複数の定型文を検索して、カテゴリーコード、音声コードに対応する定型文をユーザーに通知することにより、単にカテゴリーの選択だけで通知されたメッセージであっても、送信者の意図を概ねユーザーに通知することができ、これにより送信側において、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる。
これらにより請求項9の構成によれば、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる移動体間通信方法を提供することができる。
本発明によれば、送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送受することにより、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例1の構成
図1は、本発明の実施例1に係る車々間通信システム1を示すブロック図である。この車々間通信システム1は、各車両2A、2B、2Cに車々間通信装置3A〜3Cが設置され、これら車々間通信装置3A〜3Cにより車両2A〜2C間で種々の情報を送受する。この実施例において、この車両2A〜2C間で送受する情報に各車両2A〜2Cの搭乗者が選択したメッセージが割り当てられ、これにより走行中の車両2A〜2C間でコミュニケーションを図ることができるようになされている。なお各車々間通信装置3A〜3Cにおいては、ほぼ同一に構成されることにより、以下の説明においては、車両2Aに搭載される車々間通信装置3Aについてのみ説明し、重複した説明は省略する。
この車々間通信装置3Aは、レバー操作部8等の操作により他の車両に通知するメッセージの入力を受け付け、このメッセージによるデータをエンコーダ4により変調してヘッドライト6A及びテールライト6Bを点滅させることにより、このメッセージによる情報を他の車両に通知する。
この車々間通信システム1では、このようなメッセージによる情報の伝達が、メッセージを送出するユーザーの意図を示すメッセージコードを設定して実行される。すなわちこの種の車々間通信において、ユーザーが咄嗟にメッセージを送出する場合としては、他の車両の運転手に対して注意喚起を意図する場合、他の車両の運転手に対してお礼を意図する場合、他の車両の運転手に対してお詫びを意図する場合等が考えられる。因みに、注意喚起を意図する場合は、例えば他の車両の運転手が危険な運転をした場合等であり、お礼を意図する場合、例えば道を譲ってもらった場合等であり、お詫びを意図する場合は、他の車両の運転手を驚かした場合等である。
これにより車々間通信システム1では、ユーザーの意図を、注意喚起、お礼、お詫びに分類し、この分類をカテゴリーコードにより示す。また記録して保持した定型文によりメッセージを送出する場合には、この定型文を各分類により区分し、カテゴリーコードと音声コードとにより各メッセージを特定できるようにする。しかしてこの場合、音声コードは、各区分に属する定型文を具体的に示すことになる。
すなわちこの場合、図2に示すように、車々間通信システム1では、ガイドパルス、音声コード、カテゴリーコード、送信元を特定する識別コード等の連続によりメッセージを伝送する。なおこの車々間通信システム1では、このような図2に示すフォーマットによるメッセージの伝達の他に、音声コード、カテゴリーコードの部分を可変長のテキストデータにより置き換えて伝送するフォーマットも用意され、この場合には、フォーマットの相違を示す識別コードが別途設けられるようになされている。
この音声コード及びカテゴリーコードは、図3に示すように、特定の音声コードに対して「お礼」のカテゴリーコードが設定されている場合には、「ありがとう」のメッセージを示すように、またこのカテゴリーコードが「お詫び」及び「注意喚起」の場合、それぞれ「ごめんなさい」、「気を付けて」のメッセージが割り当てられるようになされている。
図4(A)は、このようにして伝達されるメッセージの入力を受け付けるレーバー操作部8を示す斜視図である。このレバー操作部8は、例えばウンカレバー等の、車両2Aのハンドルの根元からほぼ水平方向に植立されてなるレバー8Aの先端部に設けられ、運転席に着座した運転手が手元で操作できるようになされている。
レバー操作部8は、このレバー8Aの先端部に、回転操作子である円柱形状のダイヤル8Bが矢印A方向に回動自在に設けられており、図4(B)に示すように、このダイヤル8Bの周側面に複数のメッセージ表記8C及びこのメッセージ表記8Cに対応付けられたカテゴリーマーク8Dが対をなして回動方向Aに順次配置されるようになされている。ここでメッセージ表記8Cは、定型文によるメッセージのうち、各カテゴリーコードでそれぞれ最も使用頻度の高いと考えられるメッセージがカテゴリーコード毎に順次配置されて形成されるようになされている。この実施例において、メッセージ表記8Cは、「お礼」、「お詫び」、「注意喚起」の順に、定型文が表示され、「お礼」、「お詫び」、「注意喚起」のメッセージに、それぞれ「ありがとう」、「ごめん」、「気を付けて」が割り当てられるようになされている。また各メッセージには、先頭に、各分類を示すカテゴリーマーク8Dが配置され、この実施例では、このカテゴリーマーク8Dに、運転手の意図を印象付ける色彩によるマークが適用されるようになされている。具体的に、カテゴリーマーク8Dは、所定の色彩に着色した矩形形状によるマークにより構成され、この色彩が、それぞれ「お礼」、「お詫び」、「注意喚起」の分類で青色、黄色、赤色に設定されるようになされている。これによりこの車々間通信装置3Aでは、このカテゴリーマーク8Dを目視するだけで、メッセージの意味合いを大まかに把握できるようになされている。
レバー操作部8は、ダイヤル8Bの根元側を囲むように、円筒形状のカバー8Cが設けられ、このカバー8Cに設けられた開口部8Eを介して、ダイヤル8Bの周側面に配置されたメッセージ表記8C及びカテゴリーマーク8Dの一組を見て取れるようになされ、これによりダイヤル8Bを回動させて、開口部8Eを介して目視可能なメッセージ表記8C及びカテゴリーマーク8Dの分類を切り換えることができるようになされている。
さらにレバー操作部8は、ダイヤル8Bの先端、端面に、メッセージの送出を指示する押圧操作子8Fが設けられ、この押圧操作子8Fの押圧操作を中央処理ユニット7により検出できるようになされている。これらによりレバー操作部8は、ダイヤル8Bを回動させて開口部8Eの表示を確認した後、押圧操作子8Fを押圧操作するだけの簡易な操作により、所望するメッセージを送出できるようになされている。
しかしてこのようにしてレバー操作部8の操作により選択されたメッセージにおいては、図3について上述した定型文によるメッセージの極く一部の限られたメッセージである。これによりこのような選択によるメッセージにあっては、ユーザーの意図を正しく反映しているものとは言い難い。しかしながら上述したカテゴリーコードによる分類により選択されたメッセージであることにより、大まかにはユーザーの意図を反映しているものであり、意図を正しく反映するようにメッセージの入力を受け付ける場合に比して、格段的に簡易な操作によりメッセージの選択を受け付けることができるものである。これによりこの車々間通信装置3Aでは、このレバー操作部8により選択されたメッセージによる音声コード、カテゴリーコードを送信して、あたかもヘッドライトをパッシングさせるかのように、咄嗟の場合等に、簡易な操作により運転手の意図を他の車両に通知できるようになされている。
なお車々間通信装置3Aでは、表示部10に設けられたタッチパネルによりこの表示部10に表示したメニューを選択することにより、またこのメニューの表示をリモートコマンダーの操作により選択することにより、定型文によるメッセージ、自由文によるメッセージの入力を別途受け付けるようになされ、このようにして入力されたメッセージについても同様にして他の車両に送出するようになされている。なおこのようなメッセージの入力においては、ユーザーにより定型文、自由文の選択を受け付け、ユーザーが定型文による入力を選択した場合には、さらにカテゴリーコードの選択、対応する定型文の選択を受け付けるようになされている。これに対してユーザーが自由文による入力を選択した場合、順次文字入力を受け付けてメッセージの入力を受け付けるようになされている。
エンコーダ4は、このようにしてユーザーにより入力されてなるメッセージのデータを中央処理ユニット7より入力し、図5に示すように、このデータを変調した後、ガイドパルスを付加して出力する。ここでこの車々間通信装置3Aが搭載される車両においては、ヘッドライト6A及びテールライト6Bが発光ダイオードにより構成され、車々間通信装置3Aにおいては、図示しない駆動回路を用いてエンコーダ4の出力データによりヘッドライト6A及びテールライト6Bを駆動し、これによりこれらヘッドライト6A及びテールライト6Bの短い時間間隔による点滅により前後の車両にメッセージを送出するようになされている。これによりこの車々間通信装置3Aでは、光通信により所望のメッセージを送出するようになされている。
受光部13A及び13Bは、光通信に係る受信機構であり、このようにして他の車両から送出してなるメッセージを受信して受光結果を出力する。車々間通信装置3Aにおいて、受光部13A、13Bは、CCDイメージセンサによる撮像装置により構成され、撮像結果をデコーダ14に出力する。
デコーダ14は、受光部13A、13Bから得られる撮像結果による受光結果を処理することにより、前後の車両におけるヘッドライト6A、テールライト6Bの点滅に応じて信号レベルが変化する受信信号を検出し、受信信号の信号処理により、上述したエンコーダ4への入力データを再生し、再生したデータを中央処理ユニット7に出力する。これによりデコーダ14は、受信した音声コード、カテゴリーコード等を中央処理ユニット7に通知する。
表示部10は、例えば液晶表示装置により構成され、中央処理ユニット7による処理結果を表示する。車々間通信装置3Aでは、この表示部10の表示によりメッセージ入力に係る各種メニューを表示し、さらには他の車両から送出されたメッセージ、送信元の詳細な情報等を表示するようになされている。
ディジタルアナログ変換回路(DAC)16は、中央処理ユニット7の制御により、この中央処理ユニット7から出力される音声データをディジタルアナログ変換処理し、増幅回路17は、このディジタルアナログ変換回路16の出力信号によりスピーカ18を駆動する。これによりこの車々間通信装置3Aでは、スピーカ18から音声による各種ガイドをユーザーに提供し、さらには他の車両から送出されたメッセージを音声によりユーザーに通知するようになされている。
通信インターフェイス(I/F)21は、中央処理ユニット7の制御により動作を切り換え、アンテナ22を介した無線通信により、所望のネットワークに接続し、各種のデータをサーバー等との間で送受する。通信インターフェイス21は、このような中央処理ユニット7の制御によるサーバーとの間のデータの送受により、後述する対応表をダウンロードしてメモリ9に保持した対応表を更新し、送信元に係る各種の情報を取得し、さらには中央処理ユニット7の処理に係る処理プログラムを更新できるようになされている。
メモリ9は、図3について上述した音声コード、カテゴリーコードによる定型文を記録して保持する。ここでこの実施例では、音声コード、カテゴリーコード、定型文の対応表である表形式により定型文を記録して保持する。ここでこの対応表においては、中央処理ユニット7の制御による通信インターフェース21によるデータ通信により、所望のサーバーをアクセスして更新できるようになされている。これによりこの車々間通信装置3Aでは、このメモリ9に保持された対応表の選定により、例えば他の車両からのメッセージを使い慣れた方言、母国語、所望の外国語によりユーザーに提供できるようになされ、さらには定型文によるメッセージの入力を受け付けるようになされている。また対応表には音声データが付加されている場合もあり、この場合には、ユーザーの設定により、この音声データを再生して例えばお気に入りの女優の音声により他の車両からのメッセージをユーザーに提供できるようになされている。
さらにメモリ9は、送信者の詳細情報を記録して保持する。ここでこの詳細情報は、メッセージに設定された送信元を特定する識別コードをキーにして、この送信元の氏名、企業等の所属、連絡先、車両を特定する各種の情報(ボディーカラー、車種)等により構成され、上述した通信インターフェースを介して、さらにはユーザーによる手入力によりメモリ9に蓄積される。この車々間通信装置3Aでは、このメモリ9に記録された詳細データにより、メッセージの送信元に係る各種の情報をユーザーに提供できるようになされている。
中央処理ユニット7は、図示しないメモリに記録された所定の処理プログラムを実行することにより、この車々間通信装置3A全体の動作を制御する。すなわち中央処理ユニット7は、ユーザーによるリモートコマンダー、タッチパネルの操作により表示部10にメニューを表示し、このメニューの選択により上述したように車々間通信に係るメッセージの入力を受け付ける。この処理において、ユーザーが定型文によるメッセージの入力を選択した場合、ユーザーによるカテゴリーの選択を受け付け、さらに選択されたカテゴリーに応じてメモリ9に保持した対応表により対応するカテゴリーの定型文を表示し、この定型文の選択によりメッセージの入力を受け付ける。これによりこの実施例では、メモリ9に保持した対応表を有効に利用してユーザーによるメッセージの入力を受け付けるようになされている。
中央処理ユニット7は、このようにしてユーザーによりメッセージの入力を受け付けると、送信先を特定するか否かの入力を受け付け、ユーザーにより送信先を特定するメッセージの送信が選択されると、送信先の入力を受け付ける。なおここでこの送信先の入力の受け付けにおいては、例えばメモリ9に記録された送信者の詳細情報を利用してユーザーの選択を受け付ける場合、さらには例えば後方を走行する赤い色の車両等の、車両の特徴により入力を受け付ける場合があり、メモリ9の記録により送信先の指定を受けた場合、この指定に係る送信元の識別コードを取得する。これに対して車両の特徴により送信先の入力を受け付けた場合、中央処理ユニット7は、受光部13A又は13Bで取得される撮像結果の画像解析により、ユーザーが送信先として特定した車両のナンバー、車種等を検出し、この検出した情報により送信先を特定する識別コードを設定する。
しかして中央処理ユニット7は、定型文により送信先を特定しないメッセージの送信がユーザーにより指定された場合、この定型文に対応する音声コード、カテゴリーコードによるデータをエンコーダ4に出力し、これら音声コード、識別コードによるメッセージをいわゆるブロードキャストにより送信する。これに対して定型文により送信先を特定したメッセージの送信がユーザーにより指定された場合、対応する音声コード、カテゴリーコード、送信先の識別コードよるメッセージのデータをエンコーダ4に出力し、これら音声コード、カテゴリーコード、識別コードによるメッセージをいわゆるユニキャストにより送信する。また自由文によるメッセージの送信が指示された場合、音声コード、識別コードに代えてユーザーにより入力されたメッセージに係るテキストデータを割り当て、このテキストデータ、送信先の識別コードをエンコーダ4に出力し、これらのデータを送信する。
これに対してユーザーにより押圧操作子8Fが操作されると、中央処理ユニット7は、押圧操作子8Fの操作時点で開口部8Cに表示されているメッセージについて、音声コード及びカテゴリーコードを検出し、これら音声コード及びカテゴリーコードによるデータの送信をエンコーダ4に指示する。これによりこの車々間通信装置3Aでは、ダイヤル8Cを操作して押圧操作子8Fを押圧操作するだけの簡易な操作により、大まかな意図を周囲の車両に通知することができ、咄嗟の操作によっても運転手の意図を他の車両に通知することができるようになされている。
これに対して図6は、このようにして送出してなるメッセージの受信に係る中央処理ユニット7の処理手順を示すフローチャートであり、中央処理ユニット7は、上述したユーザーの操作に係るメッセージの送信処理と同時並列的にこの処理手順を実行する。中央処理ユニット7は、電源の立ち上げによりこの処理手順を開始し、ステップSP1からステップSP2に移る。中央処理ユニット7は、このステップSP2において、デコーダ14によるメッセージの受信を所定時間待機し、続くステップSP3において、メッセージを受信し得たか否か判断する。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット7はステップSP10に移って他の処理を実行した後ステップSP2に戻る。これにより中央処理ユニット7は、デコーダ14でメッセージが受信されるまでの間、ステップSP2−SP3−SP10−SP2の処理手順を繰り返し、デコーダ14でメッセージが受信されと、ステップSP4に移る。なお中央処理ユニット7は、このステップSP2−SP3−SP10−SP2の繰り返しの処理において、メッセージを他の車両に送信する場合には、メッセージを送出した後、一定時間の間、このステップSP2−SP3−SP10−SP2の繰り返しに係る処理を中止してメッセージを受信しないようにし、これにより自らが送信したメッセージを自らが受信しないようになされている。
ステップSP4において、中央処理ユニット7は、デコーダ14で受信されてなるメッセージに設定されたカテゴリーコードを判別し、このカテゴリーコードによりメモリ9に記録された対応表を検索し、このメッセージに設定されてなる音声コードによる定型文を検出する。続いて中央処理ユニット7は、ステップSP5に移り、このようにして検出した定型文を表示部10で表示する。なおユーザーが音声によるメッセージの出力を事前に設定している場合、中央処理ユニット7は、併せてこのメッセージに対応する音声データを音声合成により生成してディジタルアナログ変換回路16に出力し、これにより受信したメッセージをユーザーに提供する。またこのとき、対応表に音声データが付加されている場合には、音声合成に代えてこの対応表の音声データをデコードしてディジタルアナログ変換回路16に出力し、これによりユーザーの所望する音声により受信したメッセージをユーザーに通知する。なお中央処理ユニット7は、受信したメッセージのフォーマットがテキストデータによるものの場合、このようなメモリ9に記録された対応表を用いたメッセージの提供に代えて、受信したテキストデータによるメッセージを直接、表示部10に表示し、さらには音声によりユーザーに提供する。また送信元の識別コードが設定されている場合、中央処理ユニット7は、併せてこの識別コードによりメモリ9の記録を検索し、送信元に係る情報を検出できた場合、この情報を表示部10に表示する。
また続くステップSP6において、このようにして受信してなるメッセージに設定されたカテゴリーコードを判定し、返答するか否か、さらには返答に供するメッセージのカテゴリーを検出する。ここで中央処理ユニット7は、ユーザーによる事前の設定により何れのカテゴリーのメッセージを受信した場合に、返答するかを登録できるようになされ、受信したメッセージのカテゴリーがこの登録されたカテゴリーに該当するか否か判断することにより、返答するか否か判断する。また例えば「注意喚起」に係るメッセージに対して、「注意喚起」に係るメッセージを返答することは無いと考えられ、この「注意喚起」に対して応答を返す場合には、「お礼」又は「誤り」に係るメッセージである場合が殆どである。このようなカテゴリーの関係より、中央処理ユニット7は、返答に供するメッセージのカテゴリーを検出する。なお、この場合も、中央処理ユニット7は、メモリに記録したこのようなカテゴリー間の対応の記録により、返答に供するメッセージのカテゴリーを検出する。
このステップSP6において否定結果が得られると、中央処理ユニット7は、ステップSP11に移り、例えばメッセージと共に表示した確認のメニューの操作により、メッセージの表示を終了した後、ステップSP2に戻る。
これに対してステップSP6で肯定結果が得られると、中央処理ユニット7は、ステップSP7に移り、ステップSP6で検出したカテゴリーに属する定型文の一覧を表示する。
また中央処理ユニット7は、続くステップSP8において、このようにして表示した定型文によるメッセージをユーザーが選択したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP8を繰り返すのに対し、肯定結果が得られると、ステップSP9に移る。中央処理ユニット7は、このステップSP9において、受信したメッセージに設定された送信元の識別コードを送信先の識別コードに設定し、この送信先の識別コード、車々間通信装置3Aを送信元にしてなる識別コード、ユーザーが選択した定型文に係るカテゴリーコード、音声コードによる一連のデータをエンコーダ4に出力し、これらのデータを送出する。
このような応答の処理において、レバー操作部8に設けられた押圧操作子8Bがユーザーにより操作された場合、中央処理ユニット7は、ステップSP7に係る表示部10の表示を終了し、ステップSP8に係る処理を省略してステップSP9に移る。この場合、中央処理ユニット7は、このステップSP9において、開口部8Cに表示されているメッセージについて、音声コード及びカテゴリーコードを検出し、このようにして検出した音声コード及びカテゴリーコードに対して送信先、送信元の識別コードを設定してメッセージを送出する。なおこの場合に、このレバー操作部8で検出されるカテゴリーがステップSP6で検出したカテゴリーに該当しない場合、中央処理ユニット7は、メッセージの送信を中止してステップSP2に戻る。
なお中央処理ユニット7は、このようにしてメッセージを送信した後、ステップSP2に戻って続くメッセージを受信するまでの間、一定時間、メッセージを受信しないようにし、これによっても自らが送信したメッセージを自らが受信しないようになされている。
(2)実施例1の動作
この車々間通信システム1においては(図1)、例えば車両2Aの助手席、後部座席等の搭乗者によるリモートコマンダー、表示部10に設けられたタッチパネルの操作により、メッセージ、送信先の入力が中央処理ユニット7で検出され、このメッセージ、送信先等に係るデータがエンコーダ4を介したヘッドランプ6A、テールランプ6Bの点滅により他の車両に向けて光通信により送出される。またこのようにして送出されたメッセージに係るデータは、他の車両に搭載された車々間通信装置の受光部13A又は13Bで受信されて中央処理ユニット7に通知され、この中央処理ユニット7の制御により表示部10を介して、又はスピーカ19を介してユーザーに通知される。これによりこの車々間通信システム1では、車両間でメッセージを送受して意思の疎通を図り、例えば車両のスムーズな走行等に役立てることができる。
このようにしてメッセージを伝達するにつき、車々間通信システム1では、各車々間通信装置に、それぞれ定型文によるメッセージが記録されて保持され、ありきたりのメッセージを送受する場合には、この定型文の選択によりメッセージの入力が受け付けられるのに対し、このような定型文によるメッセージではユーザーが満足しない場合、自由文によりメッセージの入力が受け付けられる。
すなわち車々間通信装置3Aでは、メニューの選択により、ユーザーが自由文によるメッセージの入力を指示すると、リモートコマンダー又はタッチパネルの操作により順次文字入力が受け付けられてメッセージの入力が受け付けられ、このメッセージによるテキストデータが送信される。またこのようなメッセージを受信した場合には、このテキストデータによるメッセージが表示部10の表示により、さらには音声によりユーザーに提供される。
これに対してユーザーが定型文によるメッセージの入力を選択すると、「注意喚起」、「誤り」、「お礼」のメニューを表示してユーザーによる選択が受け付けられることにより、如何なる意図に係るメッセージの送信かが受け付けられ、この意図に沿った定型文によるメッセージの一覧がユーザーに提供され、この一覧におけるユーザーの選択によりメッセージの入力が受け付けられる。しかして車々間通信装置3Aでは、この定型文によるメッセージが、メッセージに係る意図によりカテゴリーコードで区分されてメモリ9に記録して保持され、この区分により定型文の一覧がユーザーに提供される。これによりこの車々間通信装置3Aでは、定型文によるメッセージの入力を簡易に実行できるようになされている。
車々間通信装置3Aでは、このような定型文によるメッセージについては、このような意図による分類を示すカテゴリーコードが定型文に事前に設定されて、さらにカテゴリーコードにより区分されてなる状態で記録されて保持され、このカテゴリーコードと、各カテゴリー内において具体的に定型文を特定する音声コードとにより送出される(図2及び図3)。これにより車々間通信装置では、同種の意図に係るメッセージには、同一のカテゴリーコードを設定して送受するようになされている。
このようにして音声コード及びカテゴリーコードにより送信されたメッセージは、受信側において、メモリ9に保持した複数の定型文の表形式による対応表をアクセスして、受信したメッセージに係るカテゴリーコード、音声コードに対応する定型文をユーザーに通知することにより、伝達されたメッセージがユーザーに通知される。これにより車々間通信システムでは、定型文によるメッセージが送受される。
しかしてこのような定型文に係るメッセージにおいては、同種の意図に係るメッセージに、同一のカテゴリーコードが設定されていることにより、具体的な定型文の特定に係る音声コードを誤っている場合でも、カテゴリーコードが正しく伝送されている限り、ユーザーが伝達しようとした意図については、正確には伝わらないものの、大まかな意図は通知することができる。
これにより咄嗟の場合においては、ユーザーによるカテゴリーコードの特定に係る入力だけ受け付けるようにして、ユーザーの意図を周辺車両に伝達することができる。これによりこの車々間通信装置3Aでは、送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送受することにより、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができるようになされている。
またこのような定型文に係るメッセージを音声コードとカテゴリーコードとにより伝達すれば、少ないデータ量によりメッセージを伝達することができ、その分、車々間における通信状態が時々刻々変化する車々間通信において、メッセージを効率的かつ確実に伝達することができるようになされている。
また受信側において、複数の定型文を表形式による対応表により変更可能にメモリ9に保持し、この対応表によりカテゴリーコード、音声コードをデコードしてユーザーにメッセージを通知することにより、必要に応じてこの対応表を更新して、使い慣れた標準語、母国語等により伝達されたメッセージをユーザーに通知することができ、これにより使い勝手を向上することができる。
これらにより車々間通信装置3Aにおいて、運転手が咄嗟に相手に注意を促そうとした場合、さらにはお礼をしたり、謝りを通知したい場合(図4)、ハンドルに保持されたレバー操作部8のダイヤル8Bを回転操作して押圧操作子8Fを押圧操作することにより、このダイヤル8Bの回転操作位置に応じたカテゴリーコードにより、またこの回転操作位置に表示されてなる定型分を特定する音声コードによるメッセージが送信される。
この場合に、運転手においては、単に、回転操作子を操作して押圧操作子を押圧操作するだけの簡易な操作により、所望する意図を他の車両に伝達することが可能となり、これにより咄嗟の場合でも、他の車両に搭乗者の意図を伝達することができるようになされている。
(3)実施例1の効果
以上の構成によれば、送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送受することにより、咄嗟の操作によっても搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる。
また定型文の選択により送信に供給するメッセージの選択を受け付けるようにして、この定型分にそれぞれカテゴリーコードを事前に設定することにより、定型分に係るメッセージの入力に利用して、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
また定型文を特定する音声コードと、カテゴリーコードとによりメッセージを送信することにより、メッセージを効率的かつ確実に伝達することができる。
具体的に、咄嗟の場合に入力を受け付ける操作子として、回転操作子の操作により、少なくともカテゴリーコードの選択を受け付けてメッセージを送信することにより、例えばパッシングによる操作のように、簡易な操作により搭乗者の意図を他の車両等に通知することができる。
また受信側に関して、記録して保持した複数の定型文を検索して、カテゴリーコード、音声コードに対応する定型文をユーザーに通知することにより、少ないデータ量によりメッセージを送受して、メッセージを効率的かつ確実に伝達することができる。
またこの複数の定型文を表形式により変更可能に保持することにより、必要に応じてこの表を変更することにより、使い慣れた標準語、母国語等により伝達されたメッセージをユーザーに通知することができ、これにより使い勝手を向上することができる。
この実施例においては、実施例1について上述した音声コード、カテゴリーコードに加えて、印象コードを設定してメッセージを送信する。なおここで、印象コードは、メッセージの通信相手への通知における表現の強弱を示すコードである。なおこの実施例に係る車々間通信システムでは、この印象コードに係る構成が異なる点を除いて、実施例1に係る車々間通信システム1と同一に構成されることにより、以下の説明においては、この印象コードに係る相違点を中心に説明し、実施例1と同一の構成については、説明を省略する。
図7は、図2との対比によりメッセージの伝送に係るデータの構成を示す図表である。この実施例では、ガイドパルス、音声コード、カテゴリーコード、印象コードの連続により、さらにはこれらに送信元の識別コードを設定したデータの連続により、又は送信先の識別コード、送信元の識別コードを設定したデータの連続により、メッセージが伝送される。
ここでこの実施例では、印象コードに、「標準」、「ソフト」、「ハード」による3つのモードが設けられ、これに対応してメモリ9に保持された対応表においては、図8(A)に示すように、「標準」の印象コードに対応する標準の表現による定型文が記録されてなる標準の対応表と、図8(B)に示すように、「ソフト」の印象コードに対応するソフトな表現による定型文が記録されてなるソフトの対応表と、図8(C)に示すように、「ハード」の印象コードに対応するハードな表現による定型文が記録されてなるハードの対応表とが設けられるようになされている。
またこれらに対応してリモートコマンダー又はタッチパネルを操作して定型文のメッセージを入力する際に、印象コードに係る表現の「標準」、「ソフト」、「ハード」について、ユーザーの選択を受け付けるようになされている。また咄嗟の操作に係る操作子においても、印象コードに係るユーザーの選択を受け付けるようになされている。
これらによりこの実施例では、例えば車両の搭乗者がきつい表現によるメッセージの伝達を望む場合には、印象コードをハードに設定してメッセージを通知し、また通知された側において、この印象コードの設定によりハードである対応表を選択し、この対応表より音声コード、カテゴリーコードに対応する定型文を検出して搭乗者に通知することにより、きつい表現による定型文を通知するようになされている。
これによりこの実施例では、実施例1に比して一段と表現豊かに、定型文によるメッセージを送受するようになされている。また咄嗟の場合の操作においても、このような豊かな表現手法を活用できるようになされている。
すなわち図9は、図4との対比によりこの実施例に係る車々間通信のレバー操作部28を示す斜視図である。このレバー操作部28は、実施例1に係るレバー操作部に代えて配置される。このレバー操作部28は、実施例1に係るレバー操作部と同様に、回転操作子であるダイヤル28Bの周側面にメッセージ表記28C、カテゴリーマーク28Dが順次設けられ、またこのダイヤル28Bの根元側を囲むように、円筒形状のカバー28Cが設けられ、このカバー28Cに設けられた開口部28Eを介して、ダイヤル28Bに配置されたメッセージ表記28C及びカテゴリーマーク28Dの一組を見て取れるようになされている。これによりこのレバー操作部28は、ダイヤルの操作により、伝送に供するカテゴリーコードを選択できるようになされている。
さらにレバー操作部28は、ダイヤル28Bの先端側に、印象コードの設定に供するスライドスイッチが設けられ、またこのスライドスイッチ28Gの操作を邪魔しないように、カバー28Cに開口部が設けられるようになされている。これによりこの実施例では、このスライドスイッチ28Gの設定により印象コードを入力できるようになされている。
なおこのレバー操作部28は、先端の端面にウインドウオッシャの押圧操作子28Fが設けられることにより、この図9にて背面側となるダイヤル28Bの側面に送信を指示する押圧操作子28Fが設けられるようになされている。
この実施例2の構成によれば、送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定してメッセージを送受する構成において、さらにメッセージの通信相手への通知における表現の強弱を示す印象コードを設定することにより、豊かな表現により、実施例1と同様の効果を得ることができる。
他の実施例
なお上述の実施例1及び実施例2においては、レバー操作部の操作によりメッセージを送信する場合には、最も使用頻度の高い音声コードに対して、カテゴリーコードを設定して、又はこの音声コードにカテゴリーコード、印象コードを設定して送受する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、結局、カテゴリーコードを主体として搭乗者の意図を大まかに伝達することにより、音声コードにあっては、例えばユーザーの初期設定に係る音声コードを割り当てる場合、ランダムな選択による音声コードを割り当てる場合等、種々に設定することができ、さらには音声コードを省略するようにしてもよい。
また上述の実施例1及び実施例2においては、定型文によるメッセージの伝達にカテゴリーコードを設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、テキストデータによりメッセージを送信する場合にも、カテゴリーコードを設定するようにしてもよい。なおこの場合、ユーザーが入力したメッセージの解析によりカテゴリーコードを設定する場合、さらにはユーザーによりカテゴリーコードの入力を受け付ける場合等が考えられる。なおこのようにユーザーによりカテゴリーコードの入力を受け付ける場合にあっては、例えば相手を驚かせることを目的として、ユーザーが意図的にメッセージの内容と異なるカテゴリーコードを入力する場合も考えられることにより、このようなユーザーの目的を反映させることができるユーザーインターフェースにより受信したメッセージをユーザーに提供すれば、一段と使い勝手を向上することができる。因みに、このようなユーザーインターフェースとしては、キャラタを表示してメッセージを通知するようにして、このキャラクタの動作をキャラクタコードにより異ならせる場合であり、例えば「注意喚起」のキャラクタコードにより怒った様子で表れたキャラクタが、冗談のメッセージを述べる場合等が考えられる。なおこのようなキャラクタに代えて、キャラクタコードにより表示部の表示を切り換えるたり、音声を切り換えるようにしてもよい。
また上述の実施例2においては、受信した印象コードに対応したメッセージをユーザーに通知する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、受信した印象コードを変更し、この変更したコードに対応するメッセージをユーザーに通知するようにしてもよい。具体的には、印象コードが「ハード」である場合、その印象コードを1段階ソフト側である「標準」に変更し、この変更された「標準」の対応表から対応するメッセージを選択してユーザーに通知する場合等である。
また上述の実施例2においては、受信したすべてのメッセージを表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予め表示するメッセージの印象コードの限界値を設定しておき、設定された印象コードよりもハード側の印象コードが受信された場合にはそのメッセージを表示しないようにリミッタ制御するようにしてもよい。
また上述の実施例1及び実施例2においては、メッセージを前方及び後方に送信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、前方又は後方の1方向を指定して送信するようにしてもよい。この場合、例えばレバー操作部8の先端部裏面側に送信方向を指定する送信方向決定スイッチ(図示せず)を設け、押圧スイッチ8F(実施例1)を操作する前にこの送信方向決定スイッチを操作することにより、メッセージの送信方向を前方又は後方のいずれかに設定して送信することができる。
また上述の実施例1及び実施例2においては、前方及び後方から送信されたメッセージを一律に表示部10に表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、前方を撮像する受光部13B又は後方を撮像する受光部13Aのいずれによって撮像されたものであるかに基づいて、そのメッセージが前方又は後方のいずれから送信されたものであるかを表示部10にメッセージとともに表示するようにしてもよい。このようにすれば、メッセージを受け取った車両の運転手は、そのメッセージの送信元を容易に判断することができる。
また上述の実施例1及び実施例2においては、ハンドルの根元からほぼ水平方向に植立されてなる円筒形状のウインカーレバー8A及び28Aの先端部にレバー操作部8及び28を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の操作位置に設けるようにしてもよい。この場合、要は少なくともカテゴリーマーク8D及び28Dとこれを選択するダイヤル等の選択部と選択決定するためのスイッチを設けるようにすればよく、またさらには複数のカテゴリーマーク8D及び28Dを選択するための複数のスイッチを個別に設けるようにしてもよい。
また上述の実施例1及び実施例2においては、メッセージの送信を可視光を介して行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、赤外線、無線通信等、他の通信方法により行うようにしてもよい。
本発明は移動体間通信装置及び移動体間通信方法に関し、例えば自動車における車々間通信に適用することができる。
本発明の実施例1に係る車々間通信装置を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る車々間通信装置において送信されるデータ構成を示す図表である。 本発明の実施例1に係る車々間通信装置において用いられるメッセージの対応表を示す図表である。 本発明の実施例1に係る車々間通信装置のレバー操作部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る車々間通信装置において送信される発信データパルス例を示す信号波形図である。 本発明の実施例1に係る車々間通信装置の返信選択処理に係る処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る車々間通信装置において送信されるデータ構成を示す図表である。 本発明の実施例2に係る車々間通信装置において用いられるメッセージの対応表を示す図表である。 本発明の実施例2に係る車々間通信装置のレバー操作部の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1……車々間通信システム、2A、2B、2C……車両、3A、3B、3C……車々間通信装置、4……エンコーダ、5、7、15……中央処理ユニット、6A……ヘッドライト、6B……テールライト、8……レバー操作部、9……メモリ、10……表示部、13A、13B……受光部、18……スピーカ、21……通信インターフェイス、22……アンテナ

Claims (9)

  1. 他の移動体に搭載された同種の装置との間でメッセージを送信する移動体間通信装置であって、
    前記メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定して前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする移動体間通信装置。
  2. 定型文の選択により送信に供する前記メッセージの選択を受け付け、
    前記カテゴリーコードが前記定型文に事前に設定されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体間通信装置。
  3. 前記定型文を特定する音声コードと、前記カテゴリーコードとにより前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動体間通信装置。
  4. 前記メッセージの通信相手への通知における表現の強弱を示す印象コードを前記メッセージに設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体間通信装置。
  5. 回転操作子の操作により、少なくとも前記カテゴリーコードの選択を受け付けて前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体間通信装置。
  6. 他の移動体に搭載された同種の装置からのメッセージを受信する移動体間通信装置であって、
    前記メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードと、定型文を特定する音声コードとにより前記メッセージの伝達を受け、
    前記移動体間通信装置は、
    記録して保持した複数の定型文を検索して、前記カテゴリーコード、前記音声コードに対応する定型文をユーザーに通知する
    ことを特徴とする移動体間通信装置。
  7. 前記複数の定型文を表形式により変更可能に保持する
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動体間通信装置。
  8. 前記メッセージの前記ユーザーへの通知における表現の強弱を示す印象コードが設定されて前記メッセージの通知を受け、
    前記移動体間通信装置は、
    前記カテゴリーコード、前記音声コードに対応する複数の定型文から、前記印象コードに対応する定型文を前記ユーザーに通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動体間通信装置。
  9. 他の移動体に搭載された同種の装置との間でメッセージを送信する移動体間通信方法であって、
    前記メッセージの送信者の意図を示すカテゴリーコードを設定して前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする移動体間通信方法。
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