JP2005039142A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電解めっき法により配線用溝やビア孔に形成された導電層の埋設性が向上し、かつボトムアップ性がウエハ面内でより均一となる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体基板上の絶縁膜に形成された、配線用溝およびビア孔のうち少なくともいずれか一方に導電層を埋め込むための電解めっき法は、導電層の材料を含んだめっき液の単位面積あたりに流れる電流値である電流密度とめっき時間との積である積算電流密度が所定の値となる条件でめっき処理を行う第1のステップと、第1のステップよりも電流密度が小さい条件でめっき処理を行う第2のステップとを有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビアおよび配線のうち少なくともいずれか一方を有する半導体装置の製造方法に関する。
従来、メモリおよびロジック等の半導体装置には、半導体基板上に形成されたトランジスタ、抵抗、および容量等の半導体素子と、半導体素子上の絶縁膜を介して形成された配線と、半導体素子および配線を接続するためのビアとを備えたものがある。
図6は半導体装置の一構成例を示す断面図である。なお、半導体素子の構成については図に示すことを省略している。
図6に示すように、半導体装置は、半導体基板100上の下地絶縁膜110上に形成された第1の配線114と、第1の配線114と層間絶縁膜を介して形成された第2の配線136と、第1の配線114および第2の配線136を電気的に導通可能に接続するためのビア134とを有する構成である。
第1の配線114は第1のエッチングストッパ膜112および第1の層間絶縁膜113中に形成されている。ビア134は第2のエッチングストッパ膜116および第2の層間絶縁膜118中に形成されている。第2の配線136は第3のエッチングストッパ膜138および第3の層間絶縁膜140中に形成されている。
第2の配線136の上面は配線に含まれる金属の拡散を防ぐための金属拡散防止膜142で覆われている。第2の配線136上には、半導体装置の外部と電気的に導通を得るためのボンディングパッド(不図示)と、水分の浸入を防ぐための保護膜144とが形成されている。
上記配線やビアの形成方法には、配線用溝やビア孔に銅(Cu)などの金属を含む導電層を埋め込んだ後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理により余分な導電層を削って配線やビアを形成するダマシン法がある。このダマシン法において、配線用溝やビア孔に導電層を埋め込む方法の一つとして電解めっき法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。電解めっき法について以下に説明する。
図7は電解めっき法で用いられる電解めっき装置の一構成例を示すブロック図である。なお、以下では、シリコンおよびガリウムヒ素等の半導体基板の単体だけでなく、半導体基板に半導体素子や配線等が形成されたものも含めてウエハと称する。また、電解めっき装置は銅の形成装置とする。
図7に示すように、電解めっき装置は、めっきされるウエハWを装着するためのウエハホルダ12と、めっき液Dを溜めておくためのめっき槽14と、カソードとなるウエハWに対向して設けられたアノード16と、ウエハWおよびアノード16間に電流を流すための電源ユニット18と、ウエハWおよびアノード16間の電圧および電流を測定するための電圧計/電流計20と、ウエハWおよびアノード16間に流す電流を制御し、ウエハWおよびアノード16間に印加する電圧を制御する制御部22とを有する。また、電解めっき装置は、ウエハホルダ12にウエハWを装着してウエハWをめっき液Dに浸漬し、めっき処理を行った後にウエハホルダ12からウエハWをはずす搬送ロボット(不図示)を備えている。めっき液Dは、例えば、微量の添加剤を含む硫酸銅である。
操作者が絶縁膜表面の所定の開孔パターンにバリアメタル層とCuシード層が順に形成されたウエハWを所定の搬出入位置に置くと、電解めっき装置の搬送ロボット(不図示)がウエハホルダ12にウエハWを装着してウエハWをめっき液Dに浸漬し、続いて、制御部22が電圧計/電流計20の測定値をモニタしながらウエハWとアノード16間に所定の電流を流すように電源ユニット18を制御することで、開孔パターンにCuめっき層が形成される。
次に、上記半導体装置の製造方法について説明する。
図8および図9は半導体装置の製造方法を示す断面図である。なお、半導体基板には図に示さない半導体素子が形成されているものとし、その詳細な説明を省略する。
図6に示した半導体基板100上に半導体素子(不図示)を形成した後、下地絶縁膜110を形成する。下地絶縁膜110上に第1のエッチングストッパ膜112と第1の配線114を絶縁するための第1の層間絶縁膜113とを形成する。続いて、公知のリソグラフィ工程およびエッチング工程により、第1のエッチングストッパ膜112と第1の層間絶縁膜113に所定の第1の溝パターンを形成し、第1の溝パターンに導電層を埋め込んでダマシン法により第1の配線114を形成する。そして、第1の配線114の上面を覆う第2のエッチングストッパ膜116を形成し、さらに、第2の層間絶縁膜118および反射防止膜120を順に形成する。その後、公知のリソグラフィ工程によりビア孔パターン122が形成されたレジスト124を形成する(図8(a))。
図8(b)に示すように、異方性エッチングを行ってレジスト124に覆われていない部位の反射防止膜120、第2の層間絶縁膜118および第2のエッチングストッパ膜116を除去してビア孔126を形成した後、アッシングおよび剥離液によりレジスト124と反射防止膜120とを除去する。
続いて、図8(c)に示すように、第2の層間絶縁膜118上面とビア孔126にCuの拡散を防止するための、タンタル(Ta)を含むバリアメタル層130を形成した後、Cuめっき成長を行うためのCuシード層132を形成する。その後、図7に示した電解めっき装置にウエハWを装着し、所定の電流密度の電流をウエハWとアノード16との間に流してめっき処理を行う。
図10は電解めっき処理の際のウエハとアノード間に流れる電流を示すグラフである。横軸はめっき処理を開始してからの処理時間を示し、縦軸は電流を示す。
図10に示すように、電解めっき処理を開始してから、一定の電流値で所定の時間電流を流してCuめっき層を形成している。この場合の電流値は1.0〜5.0A程度であった。
上記めっき処理により、図9(d)に示すように、Cuシード層132を含むCu層133が形成される。その後、CMP処理を行って第2の層間絶縁膜118の上面が露出するまでCu層133およびバリアメタル層130を研磨してビア134を形成する。続いて、ビア134上面を覆う第3のエッチングストッパ膜138を形成し、第3の層間絶縁膜140を形成する(図9(e))。
そして、上記第1の配線114と同様にダマシン法により、図9(f)に示すように、第3のエッチングストッパ膜138および第3の層間絶縁膜140に設けられた所定の第2の溝パターンに導電層を埋め込んだ第2の配線136を形成し、第2の配線136上面を覆う金属拡散防止膜142を形成する。その後、図に示さないボンディングパッドを形成し、図6に示した保護膜144を形成する。
特開平11−097391号公報
上述のビア孔へのCuめっき層形成方法では、ウエハホルダ12に接触するウエハエッジにカソード側としての電圧を印加しており、ウエハエッジからウエハ中心までの抵抗値によりウエハ周辺側とウエハ中心側とで電圧差が生じ、ビア孔底部からのCuの成長性を示すボトムアップ性がウエハの周辺側に比べて中心側が悪かった。そのため、ビア孔へのCuの埋設不良が生じるおそれがあった。ここで、上記ボトムアップ性について説明する。
図11はボトムアップ性を説明するためのビア孔を示す断面模式図である。
絶縁膜150にビア孔152を形成してバリアメタル層およびシード層を形成したウエハに電解めっき法でCuめっき層を形成すると、Cuめっき層の形成速度がビア孔152の底部と絶縁膜150の上面上とで異なる。図11に示すように、Cuめっき層形成速度について絶縁膜150の上面上をa、ビア孔152の底部をbとし、ボトムアップ比をb/aと表わすと、ボトムアップ比が大きい方ほどビア孔へのCu埋設性がよくなり、ボトムアップ性がよいことになる。
特に、シード層の酸化やシード層への有機物等の不純物付着によりめっき成長が抑制されると、ウエハ中心側でのCu埋設不良が顕著となる。これは、ウエハエッジからウエハ中心までの抵抗値が大きくなることでウエハ中心付近での実効的な電圧がさらに低下し、ウエハおよびアノード間に印加する電圧が小さいと、その影響がより大きくなるからである。そのため、ウエハ中心付近ではめっき処理の初期段階で十分なCu成長が起こらず、ビア孔へのCuの埋め込み性がウエハ周辺側に比べて悪くなる。また、ウエハサイズの大口径化や微細化に伴ったシード層の薄膜化によりウエハエッジからウエハ中心までの抵抗値がより大きくなると、ウエハ中心付近でのCu埋設性がさらに悪くなる。
また、ウエハの周辺側と中心側とでボトムアップ性に差があるため、Cu層の膜厚の面内均一性が悪くなるという問題があった。
さらに、電解めっき装置がめっき槽を複数備えている場合には、めっき処理の初期段階におけるCu成長についてのめっき槽間の電流値ばらつきが問題になるおそれがあった。これは、ウエハをめっき液に浸漬するとき、電流値をモニタできないため電圧制御で電流を流すが、その電流の値が小さいためめっき槽間の電流値ばらつきの方が相対的に大きくなり、ボトムアップ性およびCu埋設性のめっき槽間差が生じやすくなるためである。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、電解めっき法により配線用溝やビア孔に形成された導電層の埋設性が向上し、かつボトムアップ性がウエハ面内でより均一となる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上の絶縁膜に形成された、配線用溝およびビア孔のうち少なくともいずれか一方に電解めっき法により導電層を埋め込む工程を有する半導体装置の製造方法であって、
前記電解めっき法は、
前記導電層の材料を含んだめっき液の単位面積あたりに流れる電流値である電流密度とめっき時間との積である積算電流密度が所定の値となる条件でめっき処理を行う第1のステップと、該第1のステップよりも前記電流密度が小さい条件でめっき処理を行う第2のステップとを有するものである。
本発明では、ボトムアップ性を向上するための電流を流して所定の時間めっき処理を行った後、導電層の欠陥の発生率が小さくなる条件で電流を流してめっき処理を行っている。第1のステップでのめっき処理が所定の積算電流密度を越えないようにしているため、形成される導電層は、埋め込み性がよくなるとともに、全体として欠陥の発生が抑制される。
また、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記積算電流密度が0.01〜0.1A・sec/cm2であることとしてもよい。
本発明では、積算電流密度を0.01〜0.1A・sec/cm2にすることにより、第1のステップで形成される導電層による欠陥の発生が抑制される。
また、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記第1のステップで前記めっき液に印加する電圧が所定の一定値であることとしてもよい。
本発明では、第1のステップで、めっき液に流れる電流をモニタできなくても、所定の電圧値に制御することにより、めっき液に流れる電流が安定する。
また、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記第1のステップにおけるめっき処理の開始前から前記電圧を前記めっき液に印加することとしてもよい。
本発明では、めっき処理前からめっき液に所定の電圧を印加しておくことで、半導体基板をめっき液に浸漬したときに、速やかにめっき処理を開始できる。
また、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記電圧の値が1.59〜3.83mV/cm2であることとしてもよい。
本発明では、めっき液に印加する電圧の値を1.59〜3.83mV/cm2にすることで、めっき液の抵抗値からめっき液に流れる電流の電流密度が4.77〜19.2mA/cm2となり、形成される導電層の埋め込み性が向上するとともに、導電層の欠陥の発生が抑制される。
また、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記第1のステップの電流密度が4.77〜19.2mA/cm2であることとしてもよい。
本発明では、第1のステップの電流密度を4.77〜19.2mA/cm2にすることで、形成される導電層の埋め込み性が向上するとともに、導電層の欠陥の発生が抑制される。
また、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記第2のステップの電流密度が所定の一定値であることとしてもよい。
本発明では、第2のステップの電流密度を一定の値にすることで、ムラのない緻密な導電層が形成される。
さらに、上記本発明の半導体装置の製造方法において、前記第2のステップの電流密度が1.5〜13mA/cm2であることとしてもよい。
本発明では、第2のステップの電流密度を1.5〜13mA/cm2にすることで、めっき処理のスループットが確保され、形成される導電層による欠陥の発生が抑制される。
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
本発明によれば、電解めっき法によるめっき処理工程の第1のステップで高電流化して所定の時間めっき処理を行うことにより、実行的な電圧が低下している半導体基板面の中心付近でもめっき処理の初期段階に十分な成長が起こり、ボトムアップ性を向上させることができ、導電層の良好な埋設が得られる。
また、高電流が流れるステップの処理時間が短く、導電層の大部分が低電流で形成されるため、その後のCMP処理での欠陥の発生を抑制できる。
また、半導体基板面の周辺側と中心側とでボトムアップ性の差が小さくなるため、半導体基板面に形成される導電層の膜厚の均一性が向上する。
さらに、めっき槽が複数ある場合でも、第1のステップが高電流値であるためめっき槽間のばらつきを吸収し、埋設性およびボトムアップ性のめっき槽間差がより小さくなる。
本発明の半導体装置の製造方法は、電解めっき法によるめっき処理工程に、ボトムアップ比を向上させるための条件の第1のステップと、CMP処理後の欠陥数を抑制させるための条件の第2のステップとを有することを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法について説明する。ここでは、ビアの形成の場合について詳細に説明する。
図1は半導体装置の製造方法を示す断面図である。なお、図1は図8(c)で示した工程で形成したビア孔付近を拡大した断面図である。また、従来と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1(a)に示すように、下地絶縁膜110上の第1の配線114上に形成されたビア孔126にバリアメタル層130とCuシード層132とを形成した後、ウエハWを電解めっき装置のウエハホルダ12に装着して電解めっき処理を以下に示す2段階(ステップ)で行う。
第1のステップとして、ウエハWとアノード16間に印加する電圧を制御して、ウエハWとアノード16間のめっき液の単位面積あたりに流れる電流値である電流密度が従来よりも大きい電流を所定の時間流して第1のCuめっき層160を形成する(図1(b))。
続いて、第2のステップとして、第1のステップよりも電流密度が小さい電流を所定の時間流して第2のCuめっき層を形成し、第1のCuめっき層160および第2のCuめっき層からなるCuめっき層164を形成する(図1(c))。その後、従来と同様にしてCMP処理を行ってビアを形成する。
図2はCuめっき層形成の際のウエハとアノード間の電流を示すグラフである。横軸はめっき処理を開始してからの処理時間を示し、縦軸は電流を示す。
図2に示すように、第1のステップでは電流値4.0A、めっき時間2秒の処理を行い、第2のステップでは電流値1.0A、めっき時間98秒の処理を行った。第1のステップでは、第2のステップよりも大きい電流を流してCuめっき層を形成してボトムアップ比を向上させている。第2のステップでは第1のステップよりも小さい電流を流してCuめっき層を形成することで、Cuめっき層全体としてCMP処理での欠陥の発生を抑制している。また、各ステップでは電流を一定にすることで、ムラのない緻密なCuめっき層が形成される。
次に、第1のステップの条件について詳細に検討した結果について説明する。
はじめに、上記電流密度とめっき時間との積である積算電流密度と、Cu層欠陥数との関係について説明する。
図3は第1のステップの積算電流密度と欠陥数との関係を示すグラフである。横軸は第1のステップの積算電流密度を示す。縦軸はビア孔にCu層を埋め込んだ後CMP処理をしたときに発生する欠陥数の大きさを示す。なお、第1のステップの後に上記第2のステップを行っており、第2のステップの条件を一定とした。
図3のグラフに示すように、積算電流密度が0.01から0.1amp・sec/cm2(以下、単位を「A・sec/cm2」と表記する)までは欠陥数がほぼ一定であるが、0.1A・sec/cm2を越えると急激に欠陥数が増加している。このことから、Cu層形成後のCMP処理で発生する欠陥を抑制するには、第1のステップによるCuめっき層の形成は積算電流密度を0.1A・sec/cm2以下にするとよいことがわかる。
一方、第1のステップでめっき液Dに含まれる添加剤が均一に吸着した状態のCuめっき層を形成しないと、第2のステップでめっき成長が均一に行われなくなるおそれがある。そのため、第1のステップでCuシード層132上に少なくとも1原子層(モノレイヤー)形成する必要がある。積算電流密度を0.01A・sec/cm2とすればCuシード層132上に均一に2モノレイヤー形成することになり、Cuシード層132上面が第1のCuめっき層160で十分に被覆され、添加剤が有効に作用する。
上述のことから、第1のステップにおける積算電流密度は0.01〜0.1A・sec/cm2の範囲であることが望ましい。
次に、第1のステップの電流密度に対するCu層欠陥数およびボトムアップ性について説明する。
図4は第1のステップの電流密度に対するCu層欠陥数およびボトムアップ比を示すグラフである。横軸は図7で示した装置のウエハWとアノード16間のめっき液Dに流す電流の電流密度を示す。左側縦軸は図3と同様にCMP処理後の欠陥数であり、右側縦軸はボトムアップ比を示す。
図4に示すグラフから電流密度とCu層欠陥数の関係をみると、欠陥数を抑制するには電流密度を19.2mA/cm2以下にするとよいことがわかる。
また、図4に示すグラフから電流密度とボトムアップ比の関係をみると、ボトムアップ比は、電流密度が4.77mA/cm2以上から向上し、約10〜20mA/cm2でほぼ一定になり、約20mA/cm2を越えると小さくなる。このことから、第1のステップの電流密度を4.77mA/cm2以上20mA/cm2以下にするとよいことがわかる。
上述のことから、第1のステップの電流密度は4.77〜19.2mA/cm2であることが望ましい。
図3および図4に示した結果をまとめると、第1のステップについて、電流密度は4.77〜19.2mA/cm2であることが望ましく、積算電流密度は0.01〜0.1A・sec/cm2であることが望ましい。第1のステップの処理時間は、例えば、第1のステップの電流密度を4.77mA/cm2、積算電流密度を0.01A・sec/cm2とすれば約2.1秒となる。
なお、電解めっき装置の制御部22は、ウエハWがめっき液Dに浸漬する際にウエハWとアノード16間の電流が安定しないため電流値で直接制御せず、第1のステップの初期段階では上記電流が一定になるように、ウエハWとアノード16間に印加する電圧を制御するようにしてもよい。この場合、第1のステップでの電流密度が4.77〜19.2mA/cm2になるように、めっき液Dの抵抗値を考慮して印加する電圧を1.59〜3.83mV/cm2の範囲で一定の値にする。
また、ウエハWをめっき液Dに浸漬したときに第1のステップの処理を速やかに開始可能とするために、ウエハWをめっき液Dに浸漬する前に予めめっき液Dに所定の電圧を印加しておいてもよい。
さらに、第2のステップの電流密度は、CMP処理で欠陥を起こさず、かつスループットを確保するために、1.5〜13mA/cm2の範囲であることが望ましい。
次に、ボトムアップ性の面内差について従来の場合と比較した結果について説明する。
図5は従来の場合と本発明の場合とのボトムアップ比の面内差を示すグラフである。横軸の「改善後」は本発明の場合を示す。縦軸はウエハ周辺のボトムアップ比に対するウエハ中心付近のボトムアップ比の割合を示す。以下では、その割合をボトムアップ性の比と称する。
図5に示すように、従来の場合ではボトムアップ性の比の値が約0.4であるのに対し、本発明ではボトムアップ性の比の値がほぼ1.0であった。本発明の場合では、ウエハ周辺と中心付近とでボトムアップ性がほぼ同じであることがわかる。
本発明では、上述のようにして、高い電圧を電極間に印加した状態でウエハをめっき液に浸漬して第1のステップを高電流化することにより、実行的な電圧が低下しているウエハ面の中心付近でもめっき処理の初期段階に十分な成長が起こり、ボトムアップ性を向上させることができ、Cuめっき層の良好な埋設が得られる。
また、高電流が流れるステップの処理時間が短く、Cuめっき層の大部分が低電流でめっき成長するため、CMP処理での欠陥の発生を抑制できる。
また、ウエハ面の周辺側と中心側とでボトムアップ性の差が小さくなるため、ウエハ面に形成されるCu層の膜厚の均一性が向上する。
さらに、電解めっき装置がめっき槽を複数備えている場合でも、ウエハをめっき液に浸漬するとき、第1のステップの電流が小さいとめっき槽間の電流値ばらつきの方が相対的に大きくなるが、第1のステップの電流が大きいとめっき槽間の電流値ばらつきの方が相対的に小さくなるため、埋設性およびボトムアップ性についてのめっき槽間差がより小さくなる。同一めっき槽における処理間のばらつきに対しても同様の効果が得られる。
なお、上記実施例では、電解めっき法による処理を2ステップとしたが、電解めっき法は2ステップに限らず、3以上のステップであってもよい。上記第1のステップおよび第2のステップの電流方向を順方向とすれば、第2のステップの後、例えば、めっき液の添加剤をCuめっき層表面から除去するために電流を逆方向に流す第3のステップを行い、さらに、Cuめっき層を成長させるために電流を順方向に流す第4のステップを行うようにしてもよい。
また、上記実施例ではビア形成について説明したが、配線形成に本発明の製造方法を適用してもよい。また、ビアまたは配線形成のためのシングルダマシン法に限らず、ビアと配線とを一体にして形成するデュアルダマシン法に適用してもよい。
また、第1の配線および第2の配線の2層配線の場合で説明したが、配線層は3層以上あってもよい。
さらに、上記Cuシード層の代わりに、少なくとも1つ以上の添加元素を含むCu合金シード層を用いてもよい。添加元素は、例えば、すず、チタンおよびアルミニウム等の元素である。添加元素によりシード層の抵抗値が大きくなっても、上述のことから本発明によりウエハ中心付近でのCu埋設不良がより抑制される。
本発明の半導体装置の製造方法を示す断面図である。 第1のステップの処理時間と電流とを示すグラフである。 第1のステップの積算電流密度と欠陥数との関係を示すグラフである。 第1のステップの電流密度に対する欠陥数およびボトムアップ比を示すグラフである。 従来の場合と本発明の場合とのボトムアップ比の面内差を示すグラフである。 従来の半導体装置の一構成例を示す断面図である。 従来の電解めっき装置の一構成例を示すブロック図である。 図6に示した半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図6に示した半導体装置の製造方法を示す断面図である。 従来の電解めっき処理における処理時間と電流とを示すグラフである。 ボトムアップ性を説明するためのビア孔を示す断面模式図である。
符号の説明
12 ウエハホルダ
14 めっき槽
16 アノード
18 電源ユニット
20 電圧計/電流計
22 制御部
100 半導体基板
110 下地絶縁膜
112 第1のエッチングストッパ膜
113 第1の層間絶縁膜
114 第1の配線
116 第2のエッチングストッパ膜
118 第2の層間絶縁膜
120 反射防止膜
122 ビア孔パターン
124 レジスト
126 ビア孔
130 バリアメタル層
132 Cuシード層
133 Cu層
134 ビア
136 第2の配線
138 第3のエッチングストッパ膜
140 第3の層間絶縁膜
142 金属拡散防止膜
144 保護膜
150 絶縁膜
160 第1のCuめっき層
164 Cuめっき層
D めっき液
W ウエハ

Claims (8)

  1. 半導体基板上の絶縁膜に形成された、配線用溝およびビア孔のうち少なくともいずれか一方に電解めっき法により導電層を埋め込む工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記電解めっき法は、
    前記導電層の材料を含んだめっき液の単位面積あたりに流れる電流値である電流密度とめっき時間との積である積算電流密度が所定の値となる条件でめっき処理を行う第1のステップと、該第1のステップよりも前記電流密度が小さい条件でめっき処理を行う第2のステップとを有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記積算電流密度が0.01〜0.1A・sec/cm2である請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1のステップで前記めっき液に印加する電圧が所定の一定値である請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1のステップにおけるめっき処理の開始前から前記電圧を前記めっき液に印加する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記電圧の値が1.59〜3.83mV/cm2である請求項3または4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1のステップの電流密度が4.77〜19.2mA/cm2である請求項1乃至5のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2のステップの電流密度が所定の一定値である請求項1乃至6のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2のステップの電流密度が1.5〜13mA/cm2である請求項7記載の半導体装置の製造方法。
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