JP2005038373A - イベント営業支援システム及びサーバーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 イベント会場の選定からイベントに要する見積りの計算までを効率良く行うことができるイベント営業支援システムを提供すること。
【解決手段】 過去に行われたイベント事例を登録しておく事例データベースと、これから行われるイベントに関するイベントデータを受け付けるイベントデータ受け付け手段と、受け付けられたイベントデータに基づいて、事例データベースを検索し、適切なイベント事例の1つ又は複数を抽出可能なデータベース検索手段と、抽出されたイベント事例を表示させるイベント事例表示手段と、抽出されたイベント事例の中の1つを選択し、イベント会場の平面プラン図を部品配置と共に表示させる平面プラン図表示手段と、平面プラン図の中にイベントで使用される部品を追加/削除設定可能な部品設定手段と、イベントに要する費用見積りを演算する見積り演算手段とを備え、部品設定手段による部品の設定が、見積り演算手段に対して連動している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ホテルでの結婚式や結婚披露宴等のイベントを計画するにあたりに、イベント会場プランの作成や見積り計算を簡便に行うことができるイベント営業支援システム及びサーバーシステムに関する。
例えば、ホテルで結婚披露宴(イベントの1例) を挙げる場合は、まず、ホテルを探すと共に挙式予定日に式場が空いているかどうかを確かめる必要がある。そして、場所が決まれば、参加予定人数、料理の選定、式の進行内容等を決めて予算どうりに披露宴を行うことができるかの確認も必要である。また、実際のイベント会場の様子を予め確認することも重要である。このように、イベント会場の選定、イベント内容の設定、見積り計算等、1つのイベントを行うに際しては、種々の事項を予め決めておかねばならず、結婚披露宴の場合は、ホテルの営業担当者には多くの労力負担がかかってくる。これは結婚披露宴に限らず、その他のイベントの場合も同様である。かかるイベント営業支援システムに関しては、下記特許文献1,2が公知である。
特許文献1は、施設データベースを備えており、インターネットで受け付けた要求内容に適合する施設を検索して紹介する。施設が会議室であれば、収容人数、室内見取り図(平面図、俯瞰図)、利用料金、予約状況が属性データとして保存されている。また、機材 (部品に相当) データベースには、機材の使用料金が登録されており、見積り料金を算出することができる。
特許文献2は、式典予約サーバを備えており、画像データベースから式典の内容を示す各画像データを読み出し、結婚式シミュレーションデータを作成する。これにより、式典の進行を具体的に確認する。また部品データベースを備えており、費用を計算することができる。
特開2003−6465号公報 (特許請求の範囲、段落0013〜0021) 特開2002−109339号公報 (特許請求の範囲、段落0090)。
本発明の課題は次の通りである。すなわち、見積りを計算するためには、イベント会場の選定と、イベントで使用される部品の種類・個数の決定等をしなければならず、見積り計算は自動的に行われる点では労力の軽減は図れるものの、使用される部品のすべてを1から決めていくとやはりかなりの労力を要してしまう。特に、結婚披露宴の場合には、使用される部品の種類が多く、見積り計算を行うまでの過程をより工夫する必要がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、イベント会場の選定からイベントに要する見積りの計算までを効率良く行うことができるイベント営業支援システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係るイベント営業支援システムは、
過去に行われたイベント事例を登録しておく事例データベースと、
これから行われるイベントに関するイベントデータを受け付けるイベントデータ受け付け手段と、
受け付けられたイベントデータに基づいて、事例データベースを検索し、適切なイベント事例の1つ又は複数を抽出可能なデータベース検索手段と、
前記抽出されたイベント事例を表示させるイベント事例表示手段と、
前記表示されたイベント事例の中の1つを選択し、イベント会場の平面プラン図を部品配置と共に表示させる平面プラン図表示手段と、
前記平面プラン図の中にイベントで使用される部品を追加/削除設定可能な部品設定手段と、
イベントに要する費用見積りを演算する見積り演算手段とを備え、
前記部品設定手段による部品の設定が、前記見積り演算手段に対して連動していることを特徴とするものである。
この構成によるイベント営業支援システムの作用・効果は、以下の通りである。まず、過去に行われたイベント事例を事例データベースに登録してある。イベントの例として結婚披露宴で説明すると、結婚披露宴の行われたホテル内の会場、出席人数、料理の種類、テーブルやいすの配置等の種々のイベントデータと共に登録してある。したがって、全く同じ会場であったとしても、人数の規模等が異なれば、異なる事例データベースとして登録される。そして、これから新たにイベントを開催しようとする場合は、イベントデータとして出席人数や料理の種類等を入力すると、イベント受け付け手段がこれを受け付ける。そして、データベース検索手段は、このイベントデータに基づいて事例データベースを検索し、適切なイベント事例(予定しているイベントと同じ内容に近い事例)を1つ又は複数抽出する。
抽出されたイベント事例が複数の場合は、その中の1つを適宜選択すると、イベント事例を表示させることができる。これは、イベント会場の平面プラン図であり、部品配置と共に表示される。部品とは、イベントにおいて実際に使用された備品(いすやテーブル) や料理等のことであり、表示されるのは実際に過去に行われた事例に基づいて表示される。そして、この表示された平面プラン図に対して、使用される部品の追加や削除等の設定を行うことができる。このように、過去の事例をベースにして部品を設定していくことができるので、1から設定していく場合に比べて部品設定の労力を低減することができる。また、平面プラン図を表示させた状態で部品の設定を行うことができるので、過去の事例に対して自分の好みに合わせて変更することが容易になる。
さらに、平面プラン図において設定された部品については、見積り演算手段に対して連動させる構成を採用している。したがって、平面プラン図において部品の内容を確認しながら、見積り演算にも自動的に反映させることができる。その結果、イベント会場の選定からイベントに要する見積りの計算までを効率良く行うことができるイベント営業支援システムを提供することができる。
本発明に係るイベント営業支援システムは、サーバーシステムとクライアントシステムをネットワークで接続することで構成できるものであるが、構成要件をすべてサーバーシステムに設けても良く、一部をクライアントシステムに設けさせても良い。また、スタンドアロンのコンピュータに全構成要件を設けさせても良い。
本発明の好適な実施形態として、イベントで使用される部品を設定可能な部品設定補助手段を備え、この部品設定補助手段による部品の設定も、前記見積り演算手段に対して連動しているものがあげられる。
平面プラン図の中に全ての部品を設定することは難しいことが多い。例えば、結婚披露宴におけるコース料理は時間の経過と共に内容が変わっていくものであり、全ての部品を平面プラン図に乗せると見栄えの低下を招く。また、手土産等は平面プラン図に乗せることは適切ではないと考えられる。そこで、部品設定補助手段を備えておき、平面プラン図における設定以外の方法を備えておくことが好ましい。これにより、部品の種類等に応じた適切な設定と正確な見積り計算を行うことができる。
本発明の別の好適な実施形態として、前記平面プラン図を構成するイベント会場と、前記部品設定手段により設定される部品は、夫々三次元データを有しており、イベント会場の様子を三次元で表示させる三次元プラン図表示手段を備えたものがあげられる。
イベント会場の様子を予め確認する場合は、二次元的な図面よりも三次元で表示させた方がよりリアリティがある。そこで、イベント会場のみならず、設定される部品についても三次元データを持たせておき、実際のイベント会場を三次元でバーチャルに表示させることが好ましい。これにより、実際のイベントの様子を現実感を持って予め体験することができる。
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記平面プラン図表示手段は、配置される部品の位置を修正できる機能を有しているものがあげられる。
平面プラン図を表示させる場合は、配置される部品の位置を修正できることが好ましい。例えば、事例データベースから引き出したイベント事例におけるテーブルやいすの配置が気にいらない場合は、平面プラン図を見ながら好みに合うように適宜修正することができる。
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記イベントデータには、イベントが行われる予定の年月日、イベントの種類、イベントに参加する人数が少なくとも含まれるものがあげられる。
予定年月日に基づいて、空いているイベント会場を確実に検索することができる。イベントの種類に基づいて、そのイベントの種類に適合したイベント会場を検索することができる。参加する人数に基づいて、その人数に適切な広さのイベント会場を検索することができる。
本発明の更に別の好適な実施形態として、コース料理と、そのコース料理を構成する個別料理と、その順番とが登録された料理データベースを備え、
前記部品設定手段により設定される部品はコース料理であり、部品設定手段は、前記料理データベースに登録されたコース料理を表示させる機能と、表示されたコース料理を構成する個別料理を変更して登録する機能と、個別料理を新たに組み合わせて新規のコース料理を登録する機能を有するものがあげられる。
この構成によると、料理データベースを備えており、コース料理に関する情報が登録されている。結婚披露宴のようなイベントでは、コース料理がつきものであり、コース料理も予め選択できることが好ましい。この場合、既存の組み合わせからなるコース料理だけではなく、依頼者の好みに合わせてオリジナリティのあるコース料理を出したいということがある。そこで、既存のコース料理における個別料理を適宜変更したり、新たなコース料理を作成したりできるように部品設定手段を構成した。
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記個別料理は、これを構成する単材料データと、レシピデータが付随した形で前記料理データベースに登録されており、
前記部品設定手段は、前記単材料データを選択する機能と、レシピデータを入力する機能と、選択された単材料データとレシピデータに基づいて新規の個別料理を作成する機能を備えているものがあげられる。
個別料理は、さらに細かくデータを分けると、単材料データとレシピデータとを有し、これらデータを付随させた形で料理データベースに登録する。例えば、個別料理が「ステーキ」であれば、その単材料の1つは「肉」である。個別料理についても、既存のものだけでなく、オリジナリティを出したいことがある。そこで、単材料データを適宜選択したり、レシピデータを入力できるようにすることで、新規の個別料理を作成することができる。この新規の個別料理も、料理データベースに登録させることができる。
本発明の更に別の好適な実施形態として、什器データを登録した什器データベースを備え、
前記部品設定手段は、前記個別料理のデータを料理データベースに登録するに際して、上記登録済みの什器データを表示させ、その中の1つを選択して、個別料理に付随するデータとして登録可能に構成したものがあげられる。
什器としては、例えば、コース料理(個別料理)に使用するお皿等がある。同じ個別料理であっても、使用できる什器は種々考えられる。そこで、個別料理に付随するデータとして什器データを登録できるようにすることで、好みにあった什器を個別料理に組み合わせることができる。
本発明の更に別の好適な実施形態として、什器を仮想空間上に作成する什器作成手段を備え、
什器を構成する什器構成部材のデータを多数登録しておき、この什器構成部材を組み合わせることにより新規の什器を作成可能とし、各什器構成部材は3次元データを有しているものがあげられる。
什器についても既存のものではなく、オリジナリティのある什器をイベント時に使用したいことがある。什器は、什器構成部材により構成されるものであり、この什器構成部材を多数登録しておくことで、その中から適宜のものを選択して新規の什器を仮想空間上に作成することができる。また各什器構成部材が3次元データを有しておれば、仮想空間上に表現することができ、出来栄えの評価を行うことができる。
本発明の更に別の好適な実施形態として、イベントが行われるイベント会場を仮想空間上に作成するイベント会場作成手段を備え、このイベント会場作成手段は、3次元データを有する会場構成部品を2次元平面上で配置させる機能と、2次元平面で表示されているイベント会場を3次元立体図に変換させる機能とを有するものがあげられる。
イベント会場についても、予め仮想空間上でオリジナリティのある会場を作成できることが好ましい。この場合、会場の作成は2次元空間上で行うようにすることで、会場構成部品の配置を行いやすくできる。また、会場構成部品は3次元データを有しており、創作したイベント会場を3次元空間で表示させることができる。
本発明に係るイベント営業支援システムを構築するためのサーバーシステムは、
過去に行われたイベント事例を登録しておく事例データベースと、
これから行われるイベントに関するイベントデータを受け付けるイベントデータ受け付け手段と、
受け付けられたイベントデータに基づいて、事例データベースを検索し、適切なイベント事例の1つ又は複数を抽出可能なデータベース検索手段とを備えたことを特徴とするものである。
かかるサーバーシステムの作用・効果は、既に述べた通りである。
本発明に係るイベント営業支援システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、システムの全体構成を示す模式図である。システムは、サーバーシステム1と、クライアントシステム2と、これらを接続するインターネットにより構成される。
なお、イベントの具体例として、結婚披露宴の会場をホテルで予約する例をあげて説明する。ただし、イベントはこれに限定されるものではなく、その他のパーティ、祝賀会、各種研修会、各種教室、葬式等のイベントの場合にも適用ができる。サーバーシステム1は、ハードウェアとしてのサーバー装置10と、過去のイベント事例に関する情報を事例データベース11として登録している。また、システムを構築するために必要なソフトウェアも格納されており、会場予約管理システム100と、見積り発行システム101と、請求書発行システム102とを備えている。会場予約管理システム100は、事例データベース11を利用して種々のイベント事例の管理を行う機能を有しており、検索条件に従い過去のイベント事例を抽出したり、あらたなイベント事例の登録を行ったりする。見積り発行システム101は、クライアント2からの見積書発行の要求にしたがって、見積書を自動作成し発行する。請求書発行システム102は、クライアント2からの要求にしたがって、請求書を自動作成し発行する機能を有する。
クライアントシステム2は、ハードウェアとしてのノートパソコン20と、イベント支援を行うために必要なソフトウェアがインストールされている。クライアント側のソフトウェアと、サーバー側のソフトウェアが連携することで、イベント営業支援システムの全体を構成しシステムをスムーズに機能させる。なお、ノートパソコン20は、例えば、ホテルのイベント担当者が管理して扱うものである。担当者が複数いれば、クライアントシステム2も複数存在する。
会場管理システム201は、ホテル内の会場の管理を行う機能を有する。会場予約システム202は、会場の予約スケジュールを管理する機能を有する。会場プラン作成システム203は、選択した会場内の各部品の配置を行ったり、平面図、パース図を作成する機能を有する。イベント費用管理システム204は、イベントに必要な費用を算出し、管理する機能を有する。イベント実行管理システム205は、実際にイベントの実行が行われる当日の進行状況等を確認しながら、見積り費用の修正や請求書の発行等に関する機能を有する。
<システムの機能ブロック図>
次に、図2によりシステムの各機能ブロックを説明する。送受信部110は、クライアント2からのホームページ閲覧要求信号や各種データの受信、また、ホームページデータ(HTMLファイル)の送信やデータベース検索結果の送信、各種データの送信を行うために設けられている。信号処理部111は、送受信部110を介して受け取った信号の解析を行い、その解析内容に応じた処理を実行する。信号処理部111は、例えば、CGIプログラムにより構成することができる。
イベントデータ受付手段111aは、クライアント2から送信されてくるイベントデータを受け付ける。イベントデータは、事例データベース11を検索するために必要なイベントに関する各種のデータである。事例データ要求受付手段111bは、クライアント2からの事例データとしての登録要求信号を受け付け、イベント事例に関する情報を受け取りデータベース制御部113へと引き渡す。
データベース制御部113は、事例データベース11やその他のデータベースに関する制御を行う。データベース検索手段113aは、イベントデータ受付手段111からのイベントデータに基づいて事例データベース11の検索を行い検索条件に合致するイベント事例を抽出する。データベース登録手段113bは、事例データ要求受付手段111bからの要請に従い、新たに発生したイベント事例を事例データベース11に登録する。データベースとしては、見積書を登録したデータベース12等、必要に応じて各種設けられる。
クライアント2からのホームページアクセス要求があった場合は、信号処理部111は、URLに対応したホームページのデータを送信する。ホームページデータは、ファイル格納部14に格納されている。
見積書要求信号受付手段111cは、クライアント2からの見積書要求信号を受け付ける。見積り発行システム101は、この要求信号に基づいて見積書の自動発行を行う。見積書のフォーマットは、テンプレート記憶部114に記憶されており、これに基づいて見積書を作成する。電子メール生成手段115は。電子メールソフト116を起動させて生成した見積書ファイルを依頼者に送信する。
請求書要求信号受付手段111dは、クライアント2からの請求書要求信号を受け付ける。請求書発行システム102は、この要求信号に基づいて請求書の自動発行を行う。請求書のフォーマットもテンプレート記憶部114に格納されている。請求書ファイルは、先ほどと同様に電子メールにより送信される。
なお、見積書や請求書は、電子メールで送信するのではなく、クライアント2へそれぞれのファイルを送信し、クライアントシステム2に接続されたプリンタによりプリントアウトしてもよい。
次に、クライアントシステム2の構成を説明する。イベントデータ入力部210は、イベント会場を検索するのに必要なイベントデータを入力する。結婚披露宴の場合は、開催年月日、参加人数、料理の種類等である。スケジュール管理手段211には、ホテルに備えられている各会場のスケジュールが管理されている。会場が開いているかどうかの確認は、このスケジュール管理手段に問い合わせることで行われる。
イベント事例表示手段212は、事例データベース11を検索した結果得られたイベント事例の表示を行う機能を有する。イベント事例は通常は複数が表示される。イベント事例選択手段213は、表示された複数のイベント事例の中から選択された1つについて、詳細な情報(平面プラン図など)を取り寄せる機能を有する。例えば、データベース13の中からダウンロードするようにすることができる。平面プラン図表示手段214は、イベント事例に関する情報のうちで平面プラン図を表示する。平面プラン図とは、会場の構成を2次元的に表示させたもののことをいう。例えば、会場の形・大きさや配置される部品(テーブル、いす等)もあわせて表示することができる。部品設定手段215は、平面プラン図の中に種々の部品を新たに設定したり、不要な部品を削除したりすることができる。
三次元プラン図表示手段216は、平面プラン図で表示されているものを三次元図(パース図)として表示させることができる。この場合、平面プラン図の中に設定されている部品も三次元表示される。3D設計ソフト217をインストールさせておき、これの機能と連携させることで二次元の平面プラン図を三次元に変換して表示させることができる。
見積り演算手段218は、イベント開催に要する見積りを計算する機能を有する。先ほどの平面プラン図表示手段214の機能と連動させており、平面プラン図に配置されている部品の見積り金額が計算に反映されるように構成されている。すなわち、 平面プラン図に部品を設定することで見積り計算に連動されるため、改めて見積り計算のために入力をする必要はない。部品設定補助手段219は、部品の設定の詳細入力をおこなうための機能を提供する。すなわち、 平面プラン図に部品を設定することで、見積り計算に連動はするが、すべての部品を平面プラン図に設定することはできない。例えば、手土産などは平面プラン図に設定する必要がないものであり、かかる部品については、平面プラン図からではなく、別の詳細入力画面を介して入力するようにしている。見積書要求手段220は、見積り計算が終了した後、サーバーシステム1に対して見積書要求信号を送信する。請求書要求手段221は、イベントが終了した後、確定した金額についての請求書要求信号をサーバーシステム1に送信する。
モニター3は、イベント営業支援システムを進めていく上で必要な画面を表示させるヒューマンインターフェースとしての役割を果たす。キーボード4やマウス5は、各種のデータの入力や、ソフトウェアに対する各種機能の実行のための指令を与える。
<イベント営業支援システムの動作手順>
次に、図3のフローチャートにより、イベント事例としての結婚披露宴を進めていく場合のシステムの動作手順(処理手順)を説明する。
ホテル担当者は、結婚披露宴の開催を顧客から受け付けると、結婚披露宴の開催に必要なイベントデータを入力する(#01)。この入力画面の概念図を図4に示す。イベントデータとしては、イベント名(○○家結婚披露宴など)、開催年月日、開催希望時間、出席人数(大人人数、子供人数、幼児人数)、イベント形式(立食パーティ、着席パーティ、結婚披露宴、茶話会・・・等)、料理の種類(和食、洋食・・・等)などを入力する。これはイベントデータ入力部210の機能に基づいている。なお、以下の説明では結婚披露宴を例として行うものとする。
また、スケジュール管理手段に問い合わせを行い、ホテルの各会場のスケジュールについて確認を行う。開催希望年月日と開催希望時間において会場の確保ができるか否かを確認しておく。図5は、スケジュールを確認するためのモニター画面である。ここには指定された年月日におけるホテル内の各会場のスケジュールが示される。これを見て会場が開いているか否かを確認することができる。
次に、入力されたイベントデータをサーバーシステム1へ送信する(#02)。イベントデータは、イベントデータ受付手段111aにより受け付けられ、データベース検索手段113aによる事例データベースの検索が行われる(#04)。事例データベース11には、過去に実施に行われたイベントがイベント事例として多数登録されている。データベース検索手段113aは、送信されていたイベントデータを検索条件として、適切なイベント事例を1つまたは複数抽出する(#06)。抽出する場合の判断条件として、イベントが結婚披露宴であるか否かはもちろんのこと、参加人数等も判断対象となる。従って、同じ会場でのイベント事例であっても抽出されるとは限らない。
抽出されたイベント事例のデータは、サーバーシステム1からクライアント2へと送信される。クライアント2は、イベント事例表示手段212の機能に基づいて、抽出されたイベント事例を表示する。この表示例を図6に示す。ここには、抽出された過去のイベント事例を項目別に示している。検索条件に一番合致しているものを第1案として一番上に示し、以下、検索条件に近い順に第2案、第3案と示している。図6では、第1案に会場A、平面プランA−12と示されている。A−12とあるのは、同じ会場Aでも平面プランが多数存在することを示すものであり、会場Aの中でもっとも適切な事例を抽出している。
次に、表示されている複数のイベント事例の中から1つを選択する。ここでは第1案を選択する。なお、各イベント事例には、固有の管理番号が付与されており、この管理番号をキーとしてイベント事例の検索を行うこともできる。第1案を選択すると、そのイベント事例についての詳細な情報を取得するため、再びサーバーシステム2にアクセスする。イベント事例の1つを選択することで、管理番号がサーバー2に送信され、その管理番号に該当する平面プラン図等のデータを同じく事例データベース11から抽出する。抽出された平面プラン図等の詳細データは、再びクライアント2に送信され、平面プラン図が表示される(#08)。これを図7に示す。また、その会場についての予約を確定させておく(#10)。
図7には、過去に行われたイベント事例(結婚披露宴)における平面プラン図が示されている。具体的には、テーブルや椅子等が配置されている。この配置図は、過去における事例であるので、結婚披露宴を行おうとする当事者(顧客)は、この平面プラン図を見ながら椅子やテーブルの配置を変えたり、新たにテーブルの数を増やしたり、セッティングを適宜変えることができる。また、この平面プラン図に設定する部品を選択する欄30が設けられており、これが部品設定手段215として機能する。部品とは、会場内に設置される種々のアイテムのことであり、椅子やテーブルのほか、料理を載せる机やカウンタやマイク、ウェディングケーキ、各種料理(ビールやお皿も含む)等を平面プラン図内に設定することができる。このように過去のイベント事例を元に新たに平面プラン図を作成できるようにしている。椅子やテーブルなどの部品の配置を1から行うのは手間がかかるものであるが、過去に行われた類似するイベント事例に基づいて行うので、それを参考にしながら部品の新たな設置や不要な部品の削除なども行うことができる。なお、部品の配置はマウスを画面上で操作することで行うことができる。図7の欄30に表示されている部品アイテムを平面プラン図の中に適宜ドラッグすればよい。
必要な部品の配置が終わると、平面プラン図を三次元で表示させることができる(#14)。この三次元プラン図の表示画面の構成例を図8に示す。図7に表示されている会場平面図は、3次元データを有しており、立体的に表示させることができる。また、設定される個々の部品も3次元データを有している。そこで、平面図として示されている図7のプラン図を図8のようなパース図として表示できる。これにより、実際の結婚披露宴の会場の様子をリアルに表示させることができる。この三次元プラン図により、各部品配置が適切かどうかの確認もできる。また、必要に応じて図7の平面プラン図に戻り、データの修正を行うことができる。
また、本発明の特徴の1つであるが、図7の平面プラン図で配置されている部品は、見積り演算手段218の機能と連動している。つまり、平面プラン図において部品を配置すれば、その分が見積り金額として加算されるシステムとなっている。従って、平面プラン図に設定した部品については、わざわざ見積り計算を行うために入力する必要はなく、見積り計算入力のための手間を省くことができる。このように平面プラン図表示手段214、部品設定手段215とは、見積り演算手段218と連動させており、機能性の高いシステムとなっている。
なお、見積り金額を計算するために必要なデータを平面プラン図のみから得ることは難しい。例えば、コース料理の場合は、料理の種類が次から次へと変わっていくし、ビール等の酒類も本数とともに変動要因がある。また、手土産などのように平面プラン図には表示しにくいような部品もある。そこで、図9に示すように見積り詳細入力画面を表示させて、部品の詳細を入力できるようにしている。これは部品設定補助手段219の機能に基づくものである。イベント担当者は、この入力画面を介して平面プラン図からは入力できなかった項目を入力することができる。なお、平面プラン図において設定済みの部品に関しては、この入力画面においてすでに入力された状態になっている。この入力画面は、部品の設定入力を行うための補助的な一面を有するものである。
なお、見積り計算を行うために、各部品(アイテム)についてはツリー構造にフォルダを構成している。これを図16に示す。見積り金額を構成する要素としては、飲食関係、パーティ料理、生け花、イベント、施設料(これらも部品であるとして扱う)があり、これが種目に相当する。この種目の下位の階層に大科目、中科目、小科目がある。このように階層構造とすることで、見積りを計算するための部品項目を確認しやすくなり、演算も行いやすくなる。また、項目の追加や削除についても簡単に確認することができる。
見積り計算のための項目入力がすべて終了すると、実行予算明細書が自動作成される(#18)。この明細書の構成例を図10に示す。これは見積り演算手段218の機能に基づくものである。そして顧客に対して、図11に示すような見積り金額が表示された見積書をモニター4に表示させる(#20)。この画面で顧客の承認が得られた場合は、正式な見積書をサーバーシステム2にて発行するため、データをサーバーシステム2に送信する(#22)。この送信を行うときのモニター画面の構成例を図12に示す。作成された見積り情報を一時保存しておくこともできるし、サーバーに見積り関係のデータを送信することもできるように構成している。
サーバーシステム2に見積書要求信号を送信すると、サーバーシステム2では、見積り発行システム101の機能に基づき、図13に示すような見積りを自動作成する。この正式見積書のフォーマットもテンプレート記憶部114に格納されている。この正式な見積書は、電子メールにより顧客に送信される(#24)。送信するときは、管理番号も入力する。この管理番号をキーとして、後でデータを読み出すことができるようにするためである。なお、サーバーシステム2により自動作成した見積書ファイルをクライアント2側にダウンロードし、これをプリントしてもよい。また、見積り関係のデータやその他のイベントに関する情報は、サーバーシステム2のデータベースに保存される。以上で見積り段階までの手続が終了する。
次に実際に結婚披露宴が開催される当日における処理手順を説明する。まず、サーバーシステム2に保存されているデータを読み出す(#26)。これはイベント実行管理システム205の機能に基づくものである。図14は、読み出したデータを表示する場合の画面構成例を示す。ここには、見積りを行ったときの概略内容も示されている。次に、イベント実行をするにあたり、再び詳細入力画面を表示させる。なお、この画面構成例は図9と同じであるので、図9を代用して説明するものとする。実際に結婚披露宴を行うと、見積りを行ったと時とはデータが異なってくるのが通常であり、これを順次訂正していく(#28)。例えば、飲み物であるビール等の酒類の本数は見積り時とは異なってくるのが普通であるので、このデータを修正する。また、参加人数なども当初予定より増減が合った場合は修正する。さらに、見積り時と、結婚披露宴の実行時とで仕入れ単価に変動があった場合にもこのデータを訂正する。また、料理の素材等で時価に変動があった場合も同様である。
以上のように実際の結婚披露宴の進行に合わせて、見積り時に入力したデータを訂正あるいは追加・削除していく。そして、結婚披露宴が無事終了すると、かかった費用の全額が確定する。また、結婚披露宴の内容も確定する。そこで、確定した内容のデータをサーバーシステム2に送信する(#30)。そのための画面の構成例を図15に示す。ここでは費用総額が示されるとともに、実行予算額も比較のために表示されている。画面の右側には、イベントの概略内容が示されている。また、参考にされた過去のイベント事例が初期配信データ(平面プランA−12)として表示されている。このようにイベントが終了すると、新たにこのイベントの内容を事例データベース11に登録し、今後開催されるであろう結婚披露宴のための過去のイベント事例として参考にされることになる。
サーバーシステム2にデータが送信されると、請求書発行システム102の機能に基づき請求書を発行する(#32)。請求書のフォーマットは、見積書と同様でよい。請求書は電子メールで送信するようにしてもよいし、クライアント2がダウンロードしてプリントアウトしてもよい。また、送信したデータはイベント事例として事例データベース11に登録される。
以上のように、イベントの計画を行うにあたり、過去のイベント事例に基づいて決めていくことができるので、効率よくプランを作成していくことができる。また、イベントが終了した後は、そのイベントが新たなイベント事例として事例データベース11に登録されるので、イベント事例も徐々に増えていき、より充実したイベント営業支援システムとすることができる。
<部品設定手段の別実施形態>
部品設定手段215により設定される部品の例としては、種々あるが、ここでは特に料理をあげて詳しく説明する。イベントが結婚披露宴である場合、料理はコース料理が出されるのが普通であり、このコース料理は、複数の個別料理が順番に出てくるようになっている。この個別料理は、更に単材料により構成される。この単材料には、レシピ(材料の分量と手順からなる情報)が付随しており、このレシピに従い単材料を加工することで個別料理が作成される。具体的に料理としてステーキをあげると、単材料とレシピは次のようになる。
単材料(レシピ)
1.肉(焼く)
2.レモンバター(バター+レモン+パセリ)
3.キャロットグラッセ(人参+バター+煮る)
4.ソース(デミグラスソース+トマト+煮る)
本発明においては、後述するようにコース料理や個別料理を任意に設定できるように構成しており、バーチャルの画面表示も可能に構成している。また、各単材料は3次元データを有しており、個別料理やコース料理を3次元表示させることができる。また、各単材料のデータを登録するに際して、レシピデータだけでなく、これにリンクした調達先データ、生産者データ、単位価格も付随させて登録させることができる。これにより、作成したコース料理の調達や費用計算も簡単に行うことができるようになる。このように個別料理を構成する単材料を自由に組み合わせることで、個別料理の作成シミュレーションを行うことができる。個別料理を変更すれば、コース料理も自由にシミュレーションを行うことができる。また、各単材料は価格データと連動させることでコース料理の価格設定シミュレーションも行うことができる。
図17は、簡単なブロック図を示す。図2に示した構成のうち、特に部品設定手段215と平面プラン図表示手段214を示している。また、夫々の手段の詳細機能についてツリー状に示している。これを順番に説明する。
<代表料理選択配置機能>
部品設定手段215の機能の1つとして、代表料理選択配置手段としての機能がある。コース料理は、提供される料理(個別料理)の構成と順序が予め決まっている。このコース料理のデータは、料理データベース30に登録されている。図18は、データベース30に登録されているコース料理をモニター画面に表示させた状態である。画面上に「肉料理」「前菜」「パン」・・・とあるのが個別料理に相当する。画面には、コース料理の全てが最初に表示される。代表選択の機能は、コース料理の全てを表示させるのではなく、選択して表示させることができる。例えば、画面に表示されている「パスタ」の画像を「代表選択」とかかれている場所までドラッグアンドドロップすることで表示させないようにできる。これにより、コース料理の一部の個別料理を代表として表示させ、残りは表示させないようにできる。ただし、代表選択されているか否かに関わらず、コース料理として選択されている個別料理は、見積り演算手段218に連動させているため、見積りには反映される。代表選択からはずした個別料理を再び代表選択して表示させることもできる。
次に、追加修正の機能を説明する。既存のコース料理は料理データベース30に登録されているが、これを元にして個別料理を変更したり、個別料理を構成する単材料を変更したりすることができ、変更後の個別料理及びコース料理を新規に登録する機能を有する。「追加修正」をクリックすると、図18(b)に示すような個別料理の一覧表が表示される。この表の中から、例えば、チーズ料理をクリックすると、図19のようにサブウィンドウが開いて、種々のチーズ料理が表示される。この中から1つを選択(あるいは、画面内にドラッグアンドドロップ)することができる。これにより、コース料理の中に好みのチーズ料理を組み合わせることができる。画面左下の「名前を付けて保存」をクリックすることで、変更後のコース料理を新たに料理データベース30に登録することができる。なお、画面上に表示される料理の画像は、2次元画像として表示されるが、個別料理や単材料は3次元データも有しているので、3次元画面に変換して表示させることもできる。
<新規料理作成手段>
次に、新規料理を作成する機能について説明する。先ほどは、コース料理を構成する個別料理の組み合わせを種々変更して新規のコース料理を作成する機能を説明したが、個々の個別料理もバーチャル的に作成することができる。これを図20により説明する。
まず、図20(a)に示すように、什器(料理を載せるお皿)を選択する。料理は、お皿に載せられるものであり、まず什器を選択する必要がある。なお什器データは,什器データベース31に登録されている。什器データも3次元データを有しており、画面に3次元画像として表示させることができる。図20(a)の画面構成例として示すように、画面右上に什器の一覧が表示される。この中の1つを選択してドラッグアンドドロップすることで、画面内に表示させることができる。なお図20では、選択された什器が3次元表示されている。
次に、什器の上に載せる材料(単材料)を選択する。そのために、画面左上にある「単材料選択」ボタンをクリックする。これにより、画面右側に単材料が表示される。ここでは、図20(b)に示すように、単材料として「チーズ」が表示されているが、画面をスクロールすれば他の材料を表示させることができる。右側の表示欄から適当なものを選択して、什器の上にドラッグアンドドロップすることで、什器の上に選択した単材料を載せることができる。更に,別の種類の単材料を乗せたいときは、同じ動作を繰り返せばよい。このように、新規に個別料理をバーチャル的に表示させ作成することができる。作成した個別料理を登録するには、画面左下にある「名前をつけて保存」をクリックすることで料理データベース30に登録することができる。
次に、新規の個別料理が完成するとレシピを作成する。図21は、レシピデータを入力するための画面構成例である。個別料理として「チーズフォンディユ」を作成し、単材料として8種類を選択している。個々の分量を画面に表示された枠内に入力していく。入力が終了すると、レシピデータを登録する。レシピデータは、単材料データと共にコース料理に付随するデータとして料理データベース30に登録することができる。
個々の単材料データは、購入先や仕入先のデータと連動させることができる。図22は、図21に示す個々の単材料についての購入先データの一覧を画面に表示させたものである。このように予め購入先等と連動させておけば、新規の個別料理を作成する場合の材料の手配を簡単に行うことができる。また、個々の単材料についての単価データも予め登録させておくことができ、図22に示す一覧表に自動的に組み込むことができる。これにより、個別料理のコストを計算することができ、イベントに要する費用の演算に寄与することができる。
<新規単材料作成手段>
次に、新規単材料作成手段の機能について説明する。ここで新規単材料とは、個別料理を構成する単材料のことであり、既存の単材料を修正して別の単材料を作成する機能と、まったくの新規の単材料を作成する機能を有する。作成された単材料は、料理データベース30に登録される。単材料データは、3次元データを有しており、画面に表示させるときに3次元表示をさせることができる。図23は、新規の単材料を作成するときの画面構成例を示す図である。図23は、新規の単材料を作成する場合として、大根の煮物(あるいは大根の輪切り)を示している。新規単材料を作成する場合は、あらかじめ用意された雛型データに基づいて作成することができる。大根の場合は、雛型として円筒形データを用いることができる。この円筒形の外径形状を適宜修正することで、新規単材料としての大根の煮物を作成できる。雛型データとしては、円筒形以外に球形、三角柱、四角錐、直方体等の種々のものを用意しておくことができる。新規作成した単材料は、料理データベース30に登録することができ、また、すでに登録してある単材料を呼び出して、これを修正することで新規の単材料を作成することもできる。なお、単材料の作成は形状だけでなく、色についても新規設定・修正をすることができる。
また、単材料を作成する場合は、それに付随するデータとしてレシピも入力する。入力画面は図21に示したのと同様に行うことができる。なお、単材料のすべてにレシピが付随するものではなく、先ほどの例だと、大根の煮物にはレシピを付随させることができるが、大根の輪切りの場合は、レシピは必要ない。
<什器作成手段の機能>
次に什器作成手段の機能について説明する。什器とは、料理を載せるお皿やコップのほか、イベントで使用される種々の備品のことを指す。什器作成方法としては、既存の什器データを修正して新規の什器を作成する機能と、まったくの新規の什器を作成する機能とを有している。什器もまた3次元データを有しており、画面に3次元表示をさせることができる。新規の什器データは、什器データベース31に登録することができる。什器を作成する場合の画面構成例を図24に示す。単材料の場合と同様に、新規の什器を作成する場合は、雛型データに基づいて作成できる。また、既存の什器データを什器データベース31から呼び出して修正し、新たに登録することもできる。
什器の場合は、複数の什器構成部材から構成されていると考えられるものもあるので、多数の什器構成部材をあらかじめ登録しておき、これを組み合わせることで新規の什器を作成できるようにしてもよい。什器構成部材もあらかじめ雛型データを用意しておき、これに基づいて什器構成部材を選択することができる。什器構成部材も雛型データを修正して新たな什器構成部材を作成できるようにしてもよい。また、什器構成部材及び什器を作成する場合は、形状だけでなく色についても自由に設定できるように構成することが好ましい。
<イベント会場作成手段の機能>
次に、イベント会場作成手段の機能について説明する。これはイベント会場をコンピュータの仮想空間上に作成することができる機能である。例えば、図7に示すような会場の平面プラン図を作成することができる。イベント会場も多数の部品(テーブル、椅子、台、ピアノ、スタンド等)により構成することができる。平面プラン図を作成するときは、2次元平面で行うが、個々の部品は3次元データを有しているので、作成したイベント会場をバーチャル的に3次元で表示させることもできる(例えば、図8)。イベント会場の作成には、CADソフトウェアの機能を利用して行うことができる。
会場の大きさや高さだけでなく、壁の模様についても設定することができる。壁の模様は2次元の平面プラン図においては確認できないが、3次元パース図に変換すれば確認することができる。壁だけでなく、床面、天井等についても同様に設定することができる。また、会場の照明や作り付けの什器(ドア、棚等)も任意に配置することができる。
<別実施形態>
(1)本発明のシステムにおいて、サーバーシステムを1台のサーバー装置で構成するか複数台で構成するかは適宜選択できるものである。複数台で構成して機能を分散することにより、各サーバー装置の負担を軽減することができる。例えば、Webサーバ、データベース・サーバーのように分散することができる。複数のサーバーで構成する場合に、サーバーが設置される場所が分散されていても良い。
(2)本実施形態では、インターネットにより接続されるサーバーとクライアントによりイベント営業支援システムを構成しているが、通信手段はインターネット以外の閉じたネットワークであってもよい。また、サーバーとクライアントで構成する場合、両者でどのように機能分担するかは本実施形態のもの限定されるものではない。例えば、会場予約システム202の機能をサーバーに持たせても良いし、イベント費用管理システム204の機能をサーバーに持たせても良い。また、サーバーシステム1内の適宜の機能をクライアント側に持たせても良い。
(3)本実施形態では、イベント事例として結婚披露宴をあげて説明した。システムとしては、特定のイベント(結婚披露宴等)に特化したシステムでもよいし、種々のイベントを取り扱うシステムとしてもよい。
イベント営業支援システムの全体構成を示す模式図 イベント営業支援システムの機能を示すブロック図 イベント営業支援システムの作用を説明する。 イベントデータの入力画面を示す概念図 イベント会場のスケジュール確認を行う画面構成例を示す図 抽出されたイベント事例の表示画面の構成例を示す図 抽出された平面プラン図を示す図 3次元プラン図の表示画面の構成例を示す図 見積り詳細入力画面の構成例を示す図 実行予算明細書の構成例を示す図 サーバーシステムに見積り関係のデータを送信するときの画面構成例を示す図 見積り情報をサーバーシステムに送信させるときの画面構成例を示す図 見積り書の構成を示す図 サーバーシステムに保存した見積り情報を読み出したときの画面構成例を示す図 イベント事例の事例データベースへの登録を行う場合の画面構成例を示す図 見積り演算を行うためのフォルダ構造を示す図 部品設定手段と平面プラン図表示手段の詳細機能を説明するブロック図 データベース30に登録されているコース料理をモニター画面に表示させた状態を示す図 個別料理を設定する画面構成例を示す図 新規料理を作成する機能を示す画面構成例 レシピデータを入力するための画面構成例を示す図 図21に示す個々の単材料についての購入先データの一覧を画面に表示させた例を示す図 新規の単材料を作成するときの画面構成例を示す図 新規の什器を作成するときの画面構成例を示す図
符号の説明
1 サーバーシステム
2 クライアント
10 サーバー装置
11 事例データベース
30 料理データベース
31 什器データベース
100 会場予約管理システム
101 見積り発行システム
111a イベント受け付け手段
111b 事例データ要求受付手段
113 データベース制御部
113a データベース検索手段
102 請求書発行システム
201 会場管理システム
202 会場予約システム
203 会場プラン作成システム
204 イベント費用管理システム
205 イベント実行管理システム
210 イベントデータ入力部
212 イベント事例表示手段
213 イベント事例選択手段
214 平面プラン図表示手段
215 部品設定手段
216 三次元プラン図表示手段
218 見積り演算手段
219 部品設定補助手段

Claims (11)

  1. 過去に行われたイベント事例を登録しておく事例データベースと、
    これから行われるイベントに関するイベントデータを受け付けるイベントデータ受け付け手段と、
    受け付けられたイベントデータに基づいて、事例データベースを検索し、適切なイベント事例の1つ又は複数を抽出可能なデータベース検索手段と、
    前記抽出されたイベント事例を表示させるイベント事例表示手段と、
    前記表示されたイベント事例の中の1つを選択し、イベント会場の平面プラン図を部品配置と共に表示させる平面プラン図表示手段と、
    前記平面プラン図の中にイベントで使用される部品を追加/削除設定可能な部品設定手段と、
    イベントに要する費用見積りを演算する見積り演算手段とを備え、
    前記部品設定手段による部品の設定が、前記見積り演算手段に対して連動していることを特徴とするイベント営業支援システム。
  2. イベントで使用される部品を設定可能な部品設定補助手段を備え、この部品設定補助手段による部品の設定も、前記見積り演算手段に対して連動していることを特徴とする請求項1に記載のイベント営業支援システム。
  3. 前記平面プラン図を構成するイベント会場と、前記部品設定手段により設定される部品は、夫々三次元データを有しており、イベント会場の様子を三次元で表示させる三次元プラン図表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のイベント営業支援システム。
  4. 前記平面プラン図表示手段は、配置される部品の位置を修正できる機能を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のイベント営業支援システム。
  5. 前記イベントデータには、イベントが行われる予定の年月日、イベントの種類、イベントに参加する人数が少なくとも含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のイベント営業支援システム。
  6. コース料理と、そのコース料理を構成する個別料理と、その順番とが登録された料理データベースを備え、
    前記部品設定手段により設定される部品はコース料理であり、部品設定手段は、前記料理データベースに登録されたコース料理を表示させる機能と、表示されたコース料理を構成する個別料理を変更して登録する機能と、個別料理を新たに組み合わせて新規のコース料理を登録する機能を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のイベント営業支援システム。
  7. 前記個別料理は、これを構成する単材料データと、レシピデータが付随した形で前記料理データベースに登録されており、
    前記部品設定手段は、前記単材料データを選択する機能と、レシピデータを入力する機能と、選択された単材料データとレシピデータに基づいて新規の個別料理を作成する機能を備えていることを特徴とする請求項6に記載のイベント営業支援システム。
  8. 什器データを登録した什器データベースを備え、
    前記部品設定手段は、前記個別料理のデータを料理データベースに登録するに際して、上記登録済みの什器データを表示させ、その中の1つを選択して、個別料理に付随するデータとして登録可能に構成したことを特徴とする請求項6又は7に記載のイベント営業支援システム。
  9. 什器を仮想空間上に作成する什器作成手段を備え、
    什器を構成する什器構成部材のデータを多数登録しておき、この什器構成部材を組み合わせることにより新規の什器を作成可能とし、各什器構成部材は3次元データを有していることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のイベント営業支援システム。
  10. イベントが行われるイベント会場を仮想空間上に作成するイベント会場作成手段を備え、このイベント会場作成手段は、3次元データを有する会場構成部品を2次元平面上で配置させる機能と、2次元平面で表示されているイベント会場を3次元立体図に変換させる機能とを有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のイベント営業支援システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のイベント営業支援システムを構築するためのサーバーシステムであって、
    過去に行われたイベント事例を登録しておく事例データベースと、
    これから行われるイベントに関するイベントデータを受け付けるイベントデータ受け付け手段と、
    受け付けられたイベントデータに基づいて、事例データベースを検索し、適切なイベント事例の1つ又は複数を抽出可能なデータベース検索手段とを備えたことを特徴とするサーバーシステム。
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