JP2001357148A - 結婚式シミュレーションシステム、結婚式シミュレーション方法および結婚式シミュレーションプログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 挙式予定者が式場に出向かなくても結婚式、
披露宴のシミュレーションを疑似体験することができる
結婚式シミュレーション方法、結婚式シミュレーション
システムおよび結婚式シミュレーションプログラムが記
憶された記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 結婚式シミュレーションシステムにおい
て提供側は、予め結婚式の式場、披露宴会場、衣裳、装
花、司会者、音楽、演出などの各種素材情報の画像デー
タや音声データおよび各単価を登録する。挙式予定者が
登録されている提供側の各種素材情報から希望する会
場、衣裳、司会者などの素材を選択し、挙式予定者自身
の写真を画像データとしてアップロードして登録する
と、挙式予定者は、自分たちの画像データと選択した各
種素材との合成画像や動画を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータネ
ットワークを介して挙式予定者に結婚式に関する各種情
報を提供する結婚式シミュレーションシステム、結婚式
シミュレーション方法および結婚式シミュレーションプ
ログラムが記憶された記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から結婚式は、人生の中で最も重大
なイベントであり、結婚式を予定しているカップル、す
なわち挙式予定者にとっては多大な時間と労力を費やし
て様々な準備が必要である。挙式予定者は、教会式、神
前式、人前式などの挙式スタイルの決定から、式場選
び、結納、式の日取り、衣装、料理、演出、披露宴のス
ケジュール、席順、催し物、引き出物など結婚式の当日
までに多くのことを決定し、結婚式当日に臨む。特に、
衣装選びは神経を使うところで、花嫁にとって妥協が許
されないものであり、何度も式場に出向いて試着し、納
得いくまで見て、決定するものである。この衣裳選びで
は、決定した式場に何度も足を運び、自分が挙式する日
に使われていない衣裳を見つけ、その中から希望の衣裳
を数点選び、着付けをした後に写真を撮って、再度、写
真で検討・確認し、それが終わってからアクセサリーを
合わせるなど相当の時間と手間がかかるものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、東京在
住の地方出身者が地元で挙式を行う場合、挙式まで何度
も帰省したりしなければならず、大変な労力と時間とお
金を費やしてしまうことになる。また、ブーケ、高砂や
各テーブルの装花、テーブルクロスの色など、式場に出
向かなければイメージが決定できないことも多く、挙式
予定者が平日に仕事をしている場合、式場に出向けるの
が土日の休日となるので、式場自体が混んでおり、ゆっ
くりと決定することができない場合もあった。そこで、
本発明はこのような従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、挙式予定者が式場に出向かなくても結婚
式、披露宴のシミュレーションを疑似体験することがで
きる結婚式シミュレーション方法、結婚式シミュレーシ
ョンシステムおよび結婚式シミュレーションプログラム
を記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明では、挙式予定者
に対してコンピュータネットワークを介して挙式準備を
提供する結婚式シミュレーションシステムにおいて、結
婚式に関連して挙式予定者に提供する内容についてのデ
ータ、例えば、挙式場、披露宴会場、挙式や披露宴での
衣裳、装花などを素材情報として取得し、素材データベ
ースに格納する素材情報格納手段と、前記素材データベ
ースに格納されている素材情報を挙式予定者からの要求
に応じて提示する素材情報提示手段と、前記素材情報提
示手段で提示した素材情報から前記挙式予定者が選択し
た選択情報を取得する選択情報取得手段と、前記選択情
報取得手段で取得した複数の選択情報に対応する素材情
報のうちの少なくとも２つ以上の素材情報を合成する素
材情報合成手段と、前記素材情報合成手段で合成した素
材情報の合成画像を前記要求された挙式予定者に提示す
る合成画像提示手段と、を具備する結婚式シミュレーシ
ョンシステムを提供することにより、前記目的を達成す
る。また、本発明の結婚式シミュレーションシステムで
は、前記選択情報取得手段によって取得された複数の選
択情報に対応する第素材情報を顧客情報として顧客デー
タベースに格納する。

【０００５】また、本発明の結婚式シミュレーションシ
ステムでは、前記挙式予定者の画像データを取得する予
定者画像取得手段を備え、前記画像合成手段は、前記合
成画像又は前記選択情報取得手段で取得した１以上の選
択情報に対応する素材情報と前記予定者画像取得手段で
取得した画像データとを合成することにより、挙式予定
者は会場に行かなくても挙式や披露宴の画像イメージを
見ることができ、また、衣裳などを着付けた自分の合成
画像も見ることができる。また、本発明の結婚式シミュ
レーションシステムでは、前記素材データベースには、
各素材情報に対する価格が価格情報として格納され、前
記選択情報取得手段で取得した選択情報に対応する各素
材情報に対応する価格を前記素材データベースから読み
出し、見積価格を算出する見積算出手段と、この見積算
出手段で算出した見積価格を前記挙式予定者に提示する
見積価格提示手段とを具備することにより、挙式予定者
は、衣裳、料理、装花、アクセサリーなどを選択しなが
ら自動的に見積もりすることができる。

【０００６】本発明の結婚式シミュレーションシステム
では、前記選択情報取得手段は、素材情報としてのテー
ブル配置を取得し、前記挙式予定者から、出席者の氏名
とその役職又は立場に関する出席者名簿を取得する出席
者名簿取得手段と、前記出席者名簿取得手段で取得した
出席者名簿に基づいて、前記選択情報取得手段で取得し
たテーブル配置に対する座席表を自動作成する座席表作
成手段と、前記座席表作成手段で作成した座席表を前記
挙式予定者に提示する座席表提示手段とを具備すること
により、挙式予定者は提示された座席表を適宜修正すれ
ばよいので、効率よく座席配置をすることができる。本
発明の結婚式シミュレーションシステムでは、前記座席
表作成手段で作成された座席表の確認を前記挙式予定者
に提示する座席確認提示手段と、前記座席表提示手段で
提示した座席表、又は提示した座席表に対する修正要求
情報に基づいて修正した座席表を、前記挙式予定者の確
認及び印刷指示に基づいて印刷する座席表印刷手段とを
具備することにより、挙式予定者は、適宜修正した座席
表の確認を確実に行うことができる。本発明の結婚式シ
ミュレーションシステムでは、前記素材データベースに
格納された素材情報は静止画と動画を含み、前記素材情
報合成手段は、前記選択情報取得手段で取得した選択情
報に対応して、静止画と静止画、静止画と動画、又は動
画と動画を合成することにより、挙式予定者は、臨場感
あるリハーサル形式で結婚式の疑似体験をすることがで
きる。

【０００７】本発明では、挙式予定者に対してコンピュ
ータネットワークを介して挙式準備を提供する結婚式シ
ミュレーション方法において、結婚式に関連して挙式予
定者に提供する内容についてのデータを素材情報として
取得し、素材データベースに格納する第１のステップ
と、前記素材データベースに格納されている素材情報を
挙式予定者からの要求に応じて提示する第２のステップ
と、前記第２のステップで提示した素材情報から前記挙
式予定者が選択した選択情報を取得する第３のステップ
と、前記第３のステップで取得した複数の選択情報に対
応する素材情報のうちの少なくとも２つ以上の素材情報
を合成する第４のステップと、前記第４のステップで合
成した素材情報の合成画像を前記要求された挙式予定者
に提示する第５のステップと、を具備することにより、
前記目的を達成する。

【０００８】本発明の結婚式シミュレーション方法で
は、前記挙式予定者の画像データを取得する第６のステ
ップを備え、前記第４のステップは、前記第５又は前記
第３のステップで取得した１以上の選択情報に対応する
素材情報と前記第６のステップで取得した画像データと
を合成する。また、本発明の結婚式シミュレーション方
法では、前記素材データベースには、各素材情報に対す
る価格が価格情報として格納され、前記第３のステップ
で取得した選択情報に対応する各素材情報に対応する価
格を前記素材データベースから読み出し、見積価格を算
出する第７のステップと、この第７のステップで算出し
た見積価格を前記挙式予定者に提示する第８のステップ
とを具備する。本発明の結婚式シミュレーション方法で
は、前記第３のステップは、素材情報としてのテーブル
配置を取得し、前記挙式予定者から、出席者の氏名とそ
の役職又は立場に関する出席者名簿を取得する第９のス
テップと、前記第９のステップで取得した出席者名簿に
基づいて、前記第３のステップで取得したテーブル配置
に対する座席表を自動作成する第１０のステップと、前
記第１０のステップで作成した座席表を前記挙式予定者
に提示する第１１のステップとを具備する。

【０００９】本発明の結婚式シミュレーション方法で
は、前記第１０のステップで作成された座席表の確認を
前記挙式予定者に提示する第１２のステップと、前記第
１２のステップで提示した座席表、又は提示した座席表
に対する修正要求情報に基づいて修正した座席表を、前
記挙式予定者の確認及び印刷指示に基づいて印刷する第
１３のステップとを具備する。また、本発明の結婚式シ
ミュレーション方法では、前記素材データベースに格納
された素材情報は静止画と動画を含み、前記第４のステ
ップは、前記第３のステップで取得した選択情報に対応
して、静止画と静止画、静止画と動画、又は動画と動画
を合成する。

【００１０】本発明では、挙式予定者に対してコンピュ
ータネットワークを介して挙式準備を提供する結婚式シ
ミュレーションプログラムが記憶された記憶媒体におい
て、結婚式に関連して挙式予定者に提供する内容につい
てのデータを素材情報として取得し、素材データベース
に格納する素材情報格納機能と、前記素材データベース
に格納されている素材情報を挙式予定者からの要求に応
じて提示する素材情報提示機能と、前記素材情報提示機
能で提示した素材情報から前記挙式予定者が選択した選
択情報を取得する選択情報取得機能と、前記選択情報取
得機能で取得した複数の選択情報に対応する素材情報の
うちの少なくとも２つ以上の素材情報を合成する素材情
報合成機能と、前記素材情報合成機能で合成した素材情
報の合成画像を前記要求された挙式予定者に提示する合
成画像提示機能と、を具備することにより、前記目的を
達成する。

【００１１】本発明の結婚式シミュレーションプログラ
ムが記憶された記憶媒体では、前記挙式予定者の画像デ
ータを取得する予定者画像取得機能を備え、前記素材情
報合成機能の手順は、前記合成画像提示機能又は前記選
択情報取得機能の手順で取得した１以上の選択情報に対
応する素材情報と前記予定者画像取得機能で取得した画
像データとを合成する。また、本発明の結婚式シミュレ
ーションプログラムが記憶された記憶媒体では、前記素
材データベースには、各素材情報に対する価格が価格情
報として格納され、前記選択情報取得機能で取得した選
択情報に対応する各素材情報に対応する価格を前記素材
データベースから読み出し、見積価格を算出する見積算
出機能と、この見積算出機能で算出した見積価格を前記
挙式予定者に提示する見積価格提示機能とを具備する。
本発明の結婚式シミュレーションプログラムが記憶され
た記憶媒体では、前記選択情報取得機能は、素材情報と
してのテーブル配置を取得し、前記挙式予定者から、出
席者の氏名とその役職又は立場に関する出席者名簿を取
得する出席者名簿取得機能と、前記出席者名簿取得機能
で取得した出席者名簿に基づいて、前記選択情報取得機
能で取得したテーブル配置に対する座席表を自動作成す
る座席表作成機能と、前記座席表作成機能で作成した座
席表を前記挙式予定者に提示する座席表提示機能とを具
備する。

【００１２】本発明の結婚式シミュレーションプログラ
ムが記憶された記憶媒体では、前記座席表作成機能で作
成された座席表の確認を前記挙式予定者に提示する座席
確認提示機能と、前記座席確認提示機能で提示した座席
表、又は提示した座席表に対する修正要求情報に基づい
て修正した座席表を、前記挙式予定者の確認及び印刷指
示に基づいて印刷する座席表印刷機能とを具備する。ま
た、本発明の結婚式シミュレーションプログラムが記憶
された記憶媒体では、前記素材データベースに格納され
た素材情報は静止画と動画を含み、前記素材情報合成機
能は、前記選択情報取得機能で取得した選択情報に対応
して、静止画と静止画、静止画と動画、又は動画と動画
を合成する。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図１ないし図１８を参照して詳細に説明する。
図１は、本実施形態の結婚式シミュレーションシステム
の全体構成の概略を示した図である。この図１に示され
るように、本実施形態の結婚式シミュレーションシステ
ムは、ネットワークサーバとしてのサーバ１０と、ネッ
トワーク２０を介してサーバ１０に接続され、サーバ１
０に対して式場、衣裳、サービスを提供する提供側の登
録処理、または画像取り込み、合成などの挙式予定者が
希望する所定の処理についての処理要求（データ送信要
求）を送信する処理要求送信装置としてのクライアント
３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・とを含んでい
る。このクライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０
ｄ、・・・は、クライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、
３０ｄ、・・・からの処理要求に応じてサーバ１０から
送信されるデータを受信する処理後データ受信装置とし
ても機能する。

【００１４】本実施形態においてネットワーク２０は、
インターネットとして説明するが、これに限られるもの
ではなく、キャプテンシステム、その他のＷＡＮ（広域
ネットワーク）など、クライアント３０ａ、３０ｂ、３
０ｃ、３０ｄ、・・・により提供側、または挙式予定者
がサーバ１０へ所定の処理についての処理要求を送信す
ることができ、かつ、サーバ１０がクライアント３０
ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・から要求される所
定の処理を実行可能なネットワークであればよい。ま
た、ネットワーク２０は、サーバ１０とクライアント３
０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・とが、有線、無
線および両方のいずれにより接続されるネットワークで
もよく、専用線を介した回線による通信ネットワーク、
携帯端末による無線通信ネットワーク、通信衛星等を使
った情報通信ネットワークのいずれでもよい。

【００１５】図２は、サーバ１０の概略構成を示したブ
ロック図である。この図２に示すように、サーバ１０
は、制御部１１を備えており、データバスなどのバスラ
イン１４を介して入出力部１２、通信制御部１３、記憶
部１５、図示しないその他の機器が接続されている。制
御部１１は、プログラムに従って各種装置、各部を制御
し演算するＣＰＵ（中央処理装置）、ＣＰＵが各種制御
や演算を行うためのプログラムやデータを格納するＲＯ
Ｍ（リード・オンリ・メモリ）、ＣＰＵにワーキングメ
モリとして使用されるＲＡＭ（ランダム・アクセス・メ
モリ）などを備えている。この制御部１１は、複数のク
ライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・か
らの処理要求に同時に個別に対応できるようになってい
る。

【００１６】入出力部１２は、ネットワーク２０を介し
て接続されたクライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３
０ｄ、・・・からの提供側の登録情報、または挙式予定
者の画像データなどの所定の処理要求やデータを記憶部
１５に対して入出力する。通信制御部１３は、一般電話
回線、ＩＳＤＮ（統合ディジタル通信網）回線、無線電
話回線（携帯電話，ＰＨＳなど）によりネットワーク２
０へ接続し、通信制御部１３を制御する制御部１１とと
もに、処理要求に対する応答機能の果たしている。記憶
部１５は、大容量の記憶装置であるハードディスクが主
として使用されており、制御部１１のＣＰＵが各種制御
や演算を行うためのプログラムやデータを格納し、本発
明の結婚式シミュレーションシステムのプログラムとし
て機能するプログラム部１６と、クライアント３０ａ、
３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・からの提供側の登録情
報、または挙式予定者の画像データなどの所定の処理要
求に対するデータをデータベースとして格納するデータ
ベース１７とを備えている。

【００１７】図３は、結婚式シミュレーションシステム
の各機能の構成を示した図である。以下、本実施形態で
は結婚式シミュレーションシステム（セレモニー・シミ
ュレーションシステム）において、結婚式を行いたい側
（図３では新郎、新婦）を挙式予定者とし、式場、衣裳
および装飾品などの各種素材情報の提供、見積もりなど
をする側（図３では結婚式場、ホテル、教会、神社、レ
ストラン、衣裳店など）を提供側として説明する。図３
に示すように、結婚式シミュレーションシステムにおい
て提供側は、予め結婚式の式場、披露宴会場、衣裳、装
花、司会者、音楽、演出などの各種の素材情報の画像デ
ータや音声データおよび各素材の単価を登録する。挙式
予定者は、登録されている提供側の素材情報を見て、希
望する会場、衣裳、司会者などの素材を選択することが
できる。そして、挙式予定者が自分たちの写真を画像デ
ータとしてアップロードし、結婚式シミュレーションシ
ステムに登録すると、取り込まれた画像データと挙式予
定者が選択した各種素材とが画像合成され、動画の映像
シミュレーションとして表示される。なお、衣裳、料
理、装花、キャンドル、ブーケ、アクセサリー、司会
者、音楽などの結婚式、披露宴、２次会に関連して挙式
予定者に提供されるものを素材として説明する。

【００１８】次に、サーバ１０のプログラム部１６に格
納されている各プログラム機能について説明する。図３
に示されるように、結婚式シミュレーションシステムの
プログラム部１６には、提供側が挙式予定者に提供する
挙式会場、結婚式場、披露宴会場などの基本情報および
衣裳、アクセサリー、テーブルの装花、司会者、演出な
どの各種素材情報の画像データや音声データを登録する
会場／素材マスタ登録機能１６１、会場／素材マスタ登
録機能１６１によって登録された各種素材の画像データ
について画像マスク処理する素材加工機能１６２、会場
／素材マスタ登録機能１６１よってに登録されている各
種素材情報の画像データや音声データおよび素材加工機
能１６２の画像マスク処理によって加工された素材情報
の画像データを展覧表示する会場／素材展覧機能１６
３、挙式予定者の画像を取り込む画像取込機能１６４、
画像取込機能１６４によって取り込んだ挙式予定者の画
像データと登録された各種素材の画像データや画像マス
ク処理によって加工された素材情報の画像データとを画
像合成する画像合成機能１６５、画像合成機能１６５に
よって画像合成された挙式予定者の画像と各種素材情報
の画像データや音声データを動画の映像シミュレーショ
ンとして表示する映像シミュレーション機能１６６、挙
式予定者が入力した出席者名簿に従って自動的に名簿・
座席配置を作成する名簿・座席作成機能１６７、挙式予
定者が選択した式場、衣裳、装花、アクセサリー、料理
などの各種素材情報に基づいて自動的に見積もりを作成
する見積もり作成機能１６８の各機能のプログラムが格
納されている。図２に示したサーバ１０の制御部１１
は、プログラム部１６に格納されている各機能１６１〜
１６８に従って、ネットワーク２０を介して接続された
クライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・
のディスプレイ表示装置に顧客情報登録画面、映像マス
タ登録画面、素材画像マスタ登録画面、素材音声登録画
面、画像取込画面、会場／素材展覧画面、名簿・座席作
成画面などを表示させて、提供側または挙式予定者に登
録、選択、決定、画像取り込み、シミュレーションなど
の所望の処理を選択するように促す。

【００１９】次に、結婚式シミュレーションシステムに
おける提供側の各種素材情報の登録について説明する。
図４は、会場／素材マスタ登録機能１６１および素材加
工機能１６２の概要を示した図である。結婚式場、ホテ
ル、教会、神社、レストラン、衣裳店などの提供側は、
結婚式シミュレーションシステムのサイトにおいて、最
初の登録の際に設定したＩＤ・パスワードにより管理さ
れ、２回目以降はＩＤ・パスワードを入力することによ
り個々の各種素材の登録を行うことができる。会場／素
材マスタ登録機能１６１によって表示されたクライアン
ト３０ａの顧客情報登録画面において、ホテルの場所、
披露宴会場名などの基本情報が入力されると、サーバ１
０の制御部１１は、入力された基本情報をデータベース
１７の提供側の基本情報として顧客データ部１７１に格
納する。会場／素材マスタ登録機能１６１によって表示
されたクライアント３０ａの映像マスタ登録画面におい
て、ホテルの外観写真、挙式場内の風景写真、披露宴会
場の風景写真などの映像や画像データがスキャナなどか
ら取り込まれると、サーバ１０の制御部１１は、取り込
まれた式場内風景映像や画像データをデータベース１７
の映像データ部１７２に格納する。

【００２０】クライアント３０ａの素材画像マスタ登録
画面において、衣裳、アクセサリー、ブーケ、テーブル
装花などの各種素材が画像データとして入力されると、
サーバ１０の制御部１１は、入力された各種素材の画像
データをデータベース１７の素材画像データ部１７３に
格納する。この素材画像データ部１７３には、各種素材
の画像データが格納されると同時に、予め設定された各
種素材個々の単価も格納される。また、プログラム部１
６の素材加工機能１６２は、入力された各種素材の画像
データのうち、後に画像合成機能１６５および映像シミ
ュレーション機能１６６によって、新郎新婦である挙式
予定者の画像データと画像合成が行われる各種素材の画
像データに対して画像マスク処理を行い、サーバ１０の
制御部１１は、画像マスク処理が施された各種素材の画
像データを各種素材のマスク画像データとして、データ
ベース１７のマスク画像データ部１７５に格納する。ク
ライアント３０ａの素材音声情報登録画面において、司
会者の声、披露宴の際に流す音楽などの音声情報が入力
されると、サーバ１０の制御部１１は、入力された音声
情報をデータベース１７の素材音声データ部１７４に格
納する。図２に示すサーバ１０の制御部１１は、クライ
アント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・におい
て入力、登録、取り込まれた各種素材の画像データ、音
声データ、映像データなどをデータベース１７の該当す
るデータ部１７１〜１７５に格納して管理し、クライア
ント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ、・・・からの処
理要求に応じて各データ部１７１〜１７５から該当デー
タを取得し、クライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３
０ｄ、・・・へ送信する。

【００２１】次に、新郎新婦、すなわち挙式予定者の画
像を取り込み、既に結婚式シミュレーションシステムに
登録されている各種素材の画像データ、映像データ、音
声データと取り込んだ挙式予定者の画像データとの合成
について説明する。図５は、画像合成機能１６５と映像
シミュレーション機能１６６の概要を示した図である。
会場／素材展覧画面とは、会場／素材展覧機能１６３に
よって顧客データ１７１、映像データ１７２、素材画像
データ１７３、マスク画像データ１７５、素材音声デー
タ１７４に既に登録され、格納されている各画像データ
や音声データから、挙式予定者が衣裳、司会者、披露宴
会場などの素材情報を選択することができるようクライ
アント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、・・・に表示する各画
面（後に説明する図７〜合う１８に相当）、すなわち結
婚式シミュレーションシステムの各ページのことであ
る。会場／素材展覧機能１６３によって表示されたクラ
イアント３０ａの会場／素材展覧画面において、挙式予
定者によって希望の会場、衣裳、装花、料理、ブーケな
どが選択されると、サーバ１０の制御部１１は、選択さ
れた会場の映像データや各種素材の画像データに該当す
るデータベース１７の映像データ１７２、素材画像デー
タ１７３、マスク画像データ１７５、素材音声データ１
７４に選択されたデータとして格納する。または、サー
バ１０の制御部１１は、選択された会場の映像データや
各種素材の画像データを挙式予定者各自の情報として挙
式予定者の顧客データ部１７１に格納する。

【００２２】画像取込機能１６４によって表示されたク
ライアント３０ａの画像取込画面において、挙式予定者
が自分たちの顔写真である画像データをＪＰＥＧ（Ｊｏ
ｉｎｔ Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ Ｅｘｐｅｒｔｓ
Ｇｒｏｕｐ）、ビットマップなどの形式でアップロード
すると、サーバ１０の制御部１１は取り込んだ新郎新婦
の画像データを新郎新婦画像データ部１７６に格納す
る。画像合成機能１６５は、各データ部１７１〜１７５
に格納されている挙式予定者が選択した会場の映像デー
タや各種素材の画像データと新郎新婦画像データ部１７
６に格納されている新郎新婦の画像データを呼び出す。
そして、画像合成機能１６５は、この呼び出した各種素
材の画像データ、例えば衣裳、アクセサリー、ブーケな
どと新郎新婦の画像データとを合成して合成画像を作成
し、合成イメージとして表示する。

【００２３】映像シミュレーション機能１６６は、画像
合成機能１６５によって合成された、例えば、衣裳を着
付けた新郎新婦の画像データの合成イメージと、挙式予
定者が選択した式場や披露宴会場の映像データとを合成
し、式場内や披露宴会場内を画像合成機能１６５によっ
て画像合成された衣裳を着た新郎新婦が歩くというよう
な挙式イメージや披露宴イメージの場面ごとのシミュレ
ーションを動画として表示する。また、映像シミュレー
ション機能１６６は、素材音声データ部１７４から司会
者の声、披露宴会場で流す音楽などの音声データも呼び
出し、挙式イメージや披露宴イメージの動画と呼び出し
た音声データとを合成して音声入りの挙式や披露宴の映
像シミュレーションとして表示する。このように、結婚
式シミュレーションシステムでは、画像合成機能１６５
および映像シミュレーション機能１６６によって、式場
や披露宴会場の風景画像などの映像データ、衣裳、装花
などの各種素材の画像データ、司会者の声、音楽などの
音声データとの合成を行うことができ、各場面ごとの映
像シミュレーションや動画として結婚式シミュレーショ
ンを実現することができる。

【００２４】図６は、名簿・座席作成機能１６７と見積
もり作成機能１６８の概要を示した図である。名簿・座
席作成機能１６７によって表示されたクライアント３０
ａの名簿・座席作成画面において、出席者名簿と各出席
者の役職、立場などを入力するとサーバ１０の制御部１
１は、入力された出席者名簿などのデータをデータベー
ス１７の出席者データ部１７７に格納する。名簿・座席
作成機能１６７は、出席者データ部１７７に格納されて
いる出席者名簿と各出席者の役職、立場などとの関係か
ら自動的に座席表を決定し、この決定された座席表と出
席者名簿を名簿・座席確認画面として表示する。このよ
うに、名簿・座席作成機能１６７は、出席者名簿と役
職、立場が登録されると自動的に座席表のシミュレーシ
ョンを実行し、名簿・座席確認画面として表示する。挙
式予定者は、この表示された名簿・座席確認画面におい
て座席表を自由に変更することができる。また、名簿・
座席作成機能１６７によって出席者の名簿や座席表は修
正しやすい形式で保存し、式場へ送信することができる
ので、挙式予定者は、式場を往復することなく、出席者
名簿や席次表を決定することができる。

【００２５】見積もり機能１６８は、各会場／素材展覧
画面、すなわち結婚式シミュレーションシステムの各ペ
ージにおいて挙式予定者が選択した式場、披露宴会場、
各種素材に該当する単価を、結婚式シミュレーションを
行っていく過程において自動的に合計し、その合計した
金額を挙式予定者ごとにデータベース１７の見積データ
部１７８に格納する。また、挙式予定者が結婚式シミュ
レーションシステムにおいて見積もりを見たいと要求す
ると、見積もり機能１６８は、見積データ部１７８に格
納されている見積もりをクライアント３０ａに表示す
る。これにより、挙式予定者は、婚約、結納、挙式、披
露宴とそれぞれの費用の概算を知ることができ、自分の
予算に合わせて各種素材や式場など選択をすることがで
きる。また、予算オーバーである場合に、挙式予定者が
衣裳や式場を再度選択すると、見積もり機能１６８は自
動的に合計を修正し、見積データ部１７８に格納されて
いる見積もりも修正して、クライアント３０ａに修正し
た見積もりを表示することができる。

【００２６】次に、以上のように構成された結婚式シミ
ュレーションシステムによる動作を、図７ないし図１８
の各画面を参照して説明する。なお、ここではサーバ１
０とクライアント３０ａとがインターネットであるネッ
トワーク２０を介してデータを送受信する場合について
説明するが、サーバ１０と他のクライアント３０ｂ、３
０ｃ、３０ｄ、・・・それぞれとのデータの送受信につ
いても同様の動作が行われる。また、説明上、結婚式シ
ミュレーションシステムの図７〜図１８の各画面は、プ
ログラム部１６の各機能１６１〜１６８の各プログラム
に従って、サーバ１０の制御部１１がデータベース１７
に格納されている各データ部１７１〜１７８から呼び出
して、クライアント３０ａに表示する画面（会場／素材
展覧画面）となっている。

【００２７】図７は、結婚式シミュレーションシステム
のホームページのトップ画面を示した図であり、図８
は、結婚式シミュレーションシステムのホームページ内
容の説明画面を示した図である。図７に示すような結婚
式シミュレーションシステムのホームページのトップ画
面７０は、クライアント３０ａにおいて、ネットワーク
２０への接続ソフトを立ち上げ、結婚式シミュレーショ
ンシステムのサイトをＵＲＬ（ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏ
ｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒｓ）で指定すると、サーバ１
０からクライアント３０ａに送信されるファイルであ
る。挙式予定者が結婚式シミュレーションシステムのサ
イトを初めて見る場合、図７の「このサイトについて」
のボタン４０をクリックすると、図８に示すような結婚
式シミュレーションシステムのホームページ説明画面８
０が表示される。挙式予定者は、図８の結婚式シミュレ
ーションシステムの説明画面８０を参照後、登録を希望
する場合、図７のトップ画面７０に戻り、「メンバー登
録」のボタン４１をクリックすると、図示しないメンバ
ー登録画面が表示される。挙式予定者は、ここで、氏
名、年齢、住所などの所定の内容を登録し、ＩＤとパス
ワードを決定して完了ボタンをクリックして、登録を完
了する。メンバー登録画面で挙式予定者が入力した氏
名、年齢、住所などの所定の内容は、サーバ１０の制御
部１１によってデータベース１７の挙式予定者の顧客デ
ータ部１７１に格納される。

【００２８】既に、結婚式シミュレーションシステムに
参加したことのある挙式予定者は、図７のトップ画面７
０において、「ＩＤ」入力ボックス４２と「パスワー
ド」入力ボックス４３にＩＤとパスワードを入力するこ
とで、以前にアクセスした結婚式シミュレーションシス
テム内のページに参加することができる。すなわち、サ
ーバ１０の制御部１１は、プログラム部１６の会場／素
材マスタ登録機能１６１のプログラムに従って、ＩＤと
パスワードが入力されると、記憶部１５のデータベース
１７の挙式予定者の顧客データ部１７１から入力された
ＩＤとパスワードに該当する挙式予定者のデータを呼び
出して、クライアント３０ａに表示する。また、結婚式
シミュレーションシステムに参加するのが初めての人で
も、結婚式の「形式」選択ボックス４４、「地域」選択
ボックス４５、「予算」選択ボックス４６において、プ
ルダウンメニューから希望するものをそれぞれ選択し、
「探す」のボタン４７をクリックすることで、結婚式シ
ミュレーションシステムに登録されている提供側の内容
のうち希望に該当するページが表示される。また、「キ
ーワード」入力ボックス４８において、挙式予定者が挙
式希望するスタイル、ホテル名、教会名などのキーワー
ドを入力し、「探す」のボタン４７をクリックすること
でも、結婚式シミュレーションシステムに登録されてい
る提供側のページが表示される。

【００２９】以下、一例として、挙式予定者が図７の
「キーワード」入力ボックス４８または各プルダウンメ
ニューのボックス４４〜４６において、「○○○ホテ
ル」を選択した場合について説明する。図９は、ホテル
の紹介画面を示した図である。挙式予定者が図７の「キ
ーワード」入力ボックス４８または各プルダウンメニュ
ーのボックス４４〜４６において、「○○○ホテル」を
選択し、「探す」のボタン４７をクリックすると、サー
バ１０の制御部１１はプログラム部１６の会場／素材マ
スタ登録機能１６１のプログラムに従って、顧客データ
部１７１に格納されている○○○ホテルに関する情報や
画像データを取り出し、図９に示すような「○○○ホテ
ル」の紹介画面９０としてクライアント３０ａに表示す
る。ここで、挙式予定者は、○○○ホテルの様々な角度
からの外観写真の画像データなどを見ることができ、外
観写真を拡大して見たい場合、拡大したい写真の部分を
クリックすると、ホテルの住所などが記載されている場
所の上に拡大写真９０ａが表示される。紹介画面９０に
複数表示されている写真のうち、どの写真が拡大されて
いるのか一目でわかるように、拡大写真９０ａに該当す
る写真は太枠で囲まれるようになっている。また、紹介
画面９０において、「前の６件を表示」のボタン４９ａ
をクリックすると、前に参照した「○○○ホテル」の写
真が表示され、「次の６件を表示」のボタン４９ｂをク
リックすると、「○○○ホテル」の別の写真が表示され
る。

【００３０】挙式予定者がこの紹介画面９０で表示され
た「○○○ホテル」に決定しない場合、「ＧＯ ＴＯ
ＴＯＰ」のボタン５７をクリックすると、結婚式シミュ
レーションシステムのトップ画面７０に戻り、再度、
「キーワード」入力ボックス４８または各プルダウンメ
ニューのボックス４４〜４６において選択することがで
きる。挙式予定者が紹介画面９０を参照後、「決定」の
ボタン５０をクリックすると、サーバ１０の制御部１１
は、プログラム部１６の会場／素材マスタ登録機能１６
１のプログラムに従って、図１０のような「○○○ホテ
ル」の結婚式についての詳細画面１００をクライアント
３０ａに表示する。なお、紹介画面９０の「ユーザーＩ
Ｄを登録」のボタン４１ａをクリックすると、メンバー
登録画面が表示され、挙式予定者はこの表示されたメン
バー登録画面においてユーザー登録（メンバー登録）を
することもできる。

【００３１】図１０は、○○○ホテルの詳細画面を示し
た図である。挙式予定者が紹介画面９０の「決定」のボ
タン５０をクリックすると、プログラム部１６の会場／
素材マスタ登録機能１６１のプログラムに従って、サー
バ１０の制御部１１が図１０に示すような「○○○ホテ
ル」の結婚式についての詳細画面１００をクライアント
３０ａに表示する。この詳細画面１００は、サーバ１０
のデータベース１７の提供側の顧客データ部１７１、映
像データ部１７２、素材画像データ部１７３、素材音声
データ部１７４、マスク画像データ部１７５にすでに格
納されている「○○○ホテル」の結婚式に関する様々な
情報データファイルである。詳細画面１００には、「挙
式」、「式服」、「披露宴」、「招待客」、「設備」、
「予約状況」、「二次会」、「ハネムーン」、「結
納」、「婚約」などの挙式予定者が閲覧を希望するペー
ジを選択するボタン６０〜６９が設けられている。ここ
で、例えば「挙式」ボタン６０がクリックされると、プ
ログラム部１６の会場／素材マスタ登録機能１６１のプ
ログラムに従って、データベース１７の顧客データ１７
１や映像データ１７２から、図１１のような「○○○ホ
テル」に該当するデータをサーバ１０の制御部がクライ
アント３０ａに表示する。

【００３２】また、詳細画面１００の「ＳＥＮＤ ＹＯ
ＵＲ ＰＩＣＴＵＲＥ」のボタン７０をクリックする
と、プログラム部１６の画像取込機能１６４によって図
示しない画像取込画面が表示される。この画像取込画面
において、挙式予定者が自分たちの顔写真である画像デ
ータをＪＰＥＧ、ビットマップなどの形式で画像データ
としてアップロードすると、サーバ１０の制御部１１
は、画像取込機能１６４のプログラムに従って、データ
ベース１７の新郎新婦画像データ部１７６に取り込んだ
新郎新婦の画像データを格納する。この格納された新郎
新婦の画像データは、画像合成機能１６５や映像シミュ
レーション機能１６６によって画像合成された場面ごと
のシミュレーションを実行する際や、衣裳などの各種素
材を選択する画面で画像合成する際に利用することがで
きる。なお、詳細画面１００において、「お見積もり」
のボタン５８がクリックされると、以後、サーバ１０の
プログラム部１６の見積もり機能１６８によって、挙式
予定者が図１１〜図１８の各画面において選択した会場
や各素材に予め設定されている価格が合計され、合計さ
れた金額はデータベース１７の見積データ部１７８に格
納され、最後に見積もりとしてクライアント３０ａに表
示される。また、紹介画面１００の「ユーザーＩＤを登
録」のボタン４１ａをクリックすると、メンバー登録画
面が表示され、挙式予定者はこの表示されたメンバー登
録画面においてユーザー登録（メンバー登録）をするこ
ともできる。また、既にユーザー登録をしている挙式予
定者の場合には、ユーザーＩＤを入力すると、サーバ１
０の制御部１１によって以前に参照したり、選択した挙
式スタイル画面１１０や式服選択画面１２０などの「○
○○ホテル」の各画面において入力された各種素材の情
報が該当するユーザーＩＤの顧客情報として、挙式予定
者の顧客データ部１７１から呼び出され、以前登録した
情報として自動的に表示される。

【００３３】図１１は、挙式スタイル画面を示した図で
ある。図１０の詳細画面１００の「挙式」のボタン６０
がクリックされると、プログラム部１６の会場／素材マ
スタ登録機能１６１のプログラムに従って、サーバ１０
の制御部１１がデータベース１７の顧客データ部１７１
や映像データ部１７２から、図１１のような「○○○ホ
テル」の挙式スタイル画面１１０をクライアント３０ａ
に表示する。図１１では一例として、キリスト教式の挙
式スタイル画面１１０が表示されているが、「ＣＯＮＴ
ＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」の欄１１１において、「神前
式」、「人前式」、「仏前式」などの希望の挙式スタイ
ルをクリックすると該当する挙式スタイル画面が表示さ
れる。挙式スタイル画面１１０の「祭壇」のボタン７１
がクリックされると、図１１に示すような様々な角度か
ら撮影された教会の祭壇の写真が表示される。このよう
に、教会式の祭壇を様々な角度から見ることができ、祭
壇の写真のうち拡大して見たい写真がある場合、拡大し
たい祭壇の写真部分をクリックすると拡大写真１１０ａ
が表示される。挙式スタイル画面１１０に複数表示され
ている写真のうち、どの写真が拡大されているのか一目
でわかるように、拡大写真１１０ａに該当する写真は太
枠で図９と同様に囲まれるようになっている。

【００３４】また、挙式スタイル画面１１０に設けられ
ている「ベンチフラワー」、「ライス＆フラワーシャワ
ー」、「リビングピロー」、「式次第」などの各ボタン
７２〜７５をクリックすると、各内容の様々な角度の写
真が表示される。なお、図１０の紹介画面１００と同様
に、挙式スタイル画面１１０の「ユーザーＩＤを登録」
のボタン４１ａをクリックすると、メンバー登録画面が
表示され、挙式予定者はこの表示されたメンバー登録画
面においてユーザー登録（メンバー登録）をすることも
できる。また、既にユーザー登録をしている挙式予定者
の場合には、ユーザーＩＤを入力すると、サーバ１０の
制御部１１によって以前に選択した挙式スタイル画面１
１０の各種素材の情報が該当するユーザーＩＤの顧客情
報として、挙式予定者の顧客データ部１７１や映像デー
タ部１７２や素材画像データ部１７３から呼び出され、
以前登録した情報として自動的に表示される。また、挙
式スタイル画面１１０の「ＧＯ ＴＯ ＴＯＰ」のボタ
ン５７をクリックすると、「○○○ホテル」のトップペ
ージである詳細画面１００に戻ることができる。

【００３５】図１２は、式服選択画面を示した図であ
る。図１０の詳細画面１００の「式服」のボタン６１が
クリックされると、プログラム部１６の会場／素材マス
タ登録機能１６１および素材加工機能１６２のプログラ
ムに従って、サーバ１０の制御部１１がデータベース１
７の素材画像データ部１７３およびマスク画像データ部
１７５から図１２のような式服選択画面１２０をクライ
アント３０ａに表示する。図１２では一例として、「カ
ラードレス」の式服選択画面１２０が表示されている
が、「ＣＯＮＴＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」の欄１２１におい
て、「白無垢」、「黒引き振り袖」、「振り袖」、「色
打ち掛け」、「ウェディングドレス」、「羽織と袴」、
「モーニング」、「テールコート」、「タキシード」、
「フロックコート」などの希望する式服の種類をクリッ
クすると、該当する種類の式服選択画面が表示される。
式服選択画面１２０の「カラードレス」が指定され、
「ドレス」のボタン８１がクリックされると、図１２に
示すような様々な種類の６着のカラードレスの写真の画
像データが表示される。表示されたカラードレスの写真
のうち、拡大して見たい写真がある場合、拡大したいカ
ラードレスの写真部分をクリックすると拡大写真８７が
表示される。式服選択画面１２０に複数表示されている
写真のうち、どの写真が拡大されているのか一目でわか
るように、拡大写真８７に該当する写真は太枠で囲まれ
るようになっている。

【００３６】また、「アクセサリー」のボタン８２や
「ブーケ」のボタン８３がクリックされると、様々な種
類のアクセサリーやブーケが表示され、アクセサリーや
ブーケなどの素材の拡大写真も表示することができる。
さらに、「パレット」のボタン８６の各色をクリックす
ることにより、式服選択画面１２０に表示されているカ
ラードレス、ブーケ、アクセサリーの色も変更すること
ができる。式服選択画面１２０において、「前の６着を
表示」のボタン８４をクリックすると、前に参照した式
服６着の写真が表示され、「次の６着を表示」のボタン
８５をクリックすると、新たな別の式服６着の写真が表
示される。なお、式服選択画面１２０の「ユーザーＩＤ
を登録」のボタン４１ａをクリックすると、メンバー登
録画面が表示され、挙式予定者はこの表示されたメンバ
ー登録画面においてユーザー登録（メンバー登録）をす
ることもできる。また、既にユーザー登録をしている挙
式予定者の場合には、ユーザーＩＤを入力すると、サー
バ１０の制御部１１によって以前に選択した式服選択画
面１２０の各種素材の情報が該当するユーザーＩＤの顧
客情報として、挙式予定者の顧客データ部１７１や素材
画像データ部１７３から呼び出され、以前登録した情報
として自動的に表示される。また、式服選択画面１２０
の「ＧＯ ＴＯ ＴＯＰ」のボタン５７をクリックする
と、「○○○ホテル」のトップページである詳細画面１
００に戻ることができる。

【００３７】図１０の詳細画面１００において挙式予定
者が自分たちの画像データを登録している場合、プログ
ラム部１６の画像合成機能１６５は、新郎新婦画像デー
タ部１７６に格納されている新郎・新婦の画像データを
自動的に呼び出し、式服選択画面１２０において挙式予
定者が選択したカラードレス、ブーケ、アクセサリーな
どの各種素材の画像と新郎・新婦の画像データとを画像
合成して図１３のように表示させることができる。ま
た、図１０の詳細画面１００において挙式予定者が自分
たちの写真である画像データを登録していない場合、図
１２の式服選択画面１２０の「ＳＥＮＤ ＹＯＵＲ Ｐ
ＩＣＴＵＲＥ」のボタン７０をクリックすることによっ
て、挙式予定者が自分たちの写真である画像データを登
録することができる。この場合も、プログラム部１６の
画像合成機能１６５は、登録された新郎新婦の画像デー
タと、式服選択画面１２０において挙式予定者が選択し
たカラードレス、ブーケ、アクセサリーなどの各種素材
の画像とを画像合成して図１３のように表示させること
ができる。

【００３８】図１３は、画像合成画面を示した図であ
る。図１３では、一例として図１２の式服選択画面１２
０において、挙式予定者が選択したカラードレス、ブー
ケなどと新婦の画像データとを画像合成した拡大写真８
７ａが表示されている。図１３の画像合成画面１３０で
も、「ＣＯＮＴＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」の欄１３１におい
て、「白無垢」、「振り袖」、「色打ち掛け」、「ウェ
ディングドレス」などの希望する式服の種類をクリック
すると、拡大写真８７ａの式服を変更することができ、
挙式予定者は様々な式服での合成画像を見ることができ
る。また、詳細画面１００や式服選択画面１２０におい
て、正面、右側面、左側面、背面など様々な角度からの
新郎新婦の写真の画像データを登録することもでき、挙
式予定者は、図１３の画像合成された拡大写真８７ａの
部分をクリックすることにより、新婦の正面、右側面、
左側面、背面それぞれの写真と選択したカラードレス、
ブーケなどとの画像合成写真を見ることができる。

【００３９】図１４は、会場選択画面を示した図であ
る。図１０の詳細画面１００の「披露宴」のボタン６２
がクリックされると、プログラム部１６の会場／素材マ
スタ登録機能１６１のプログラムに従って、サーバ１０
の制御部１１がデータベース１７の映像データ部１７２
から図１１のような披露宴の会場選択画面１４０をクラ
イアント３０ａに表示する。図１４では一例として、披
露宴の会場選択画面１４０が表示されているが、「ＣＯ
ＮＴＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」の欄１４１において、「演出
・装花」、「料理」、「引出物」「出席者」、「その
他」などの披露宴に関する別の素材をクリックすると該
当する素材の選択画面がクライアント３０ａに表示され
る。会場選択画面１４０には図１４に示すような様々な
角度から撮影された披露宴会場の写真が表示される。こ
のように、披露宴会場を様々な角度から見ることがで
き、披露宴会場の写真のうち拡大して見たい写真がある
場合、拡大したい披露宴会場の写真部分をクリックする
と拡大写真１４０ａが表示される。会場選択画面１４０
に複数表示されている写真のうち、どの写真が拡大され
ているのか一目でわかるように、拡大写真１４０ａに該
当する写真は太枠で囲まれるようになっている。

【００４０】また、披露宴会場の拡大写真１４０ａ内の
いずれかの箇所をクリックすると、プログラム部１６の
映像シミュレーション機能１６６のプログラムに従っ
て、サーバ１０の制御部１１がデータベース１７の映像
データ部１７２からクリックされた箇所の視点からの披
露宴会場の映像を拡大写真１４０ａとしてクライアント
３０ａに表示することができる。これにより、挙式予定
者は、披露宴会場を様々な視点から見ることができる。
また、詳細画面１００や式服選択画面１２０において、
新郎新婦の写真が正面、右側面、左側面、背面など様々
な角度からの画像データで登録されている場合、挙式予
定者が図示されていない実行ボタンをクリックすると、
画像合成機能１６５や映像シミュレーション機能１６６
によって、式服選択画面１２０で選択した各種素材と画
像合成された図１３のような新婦や新郎が、式場選択画
面１４０で選択した式場内を歩いている映像を動画とし
て表示することもできる。この場合も、披露宴会場の拡
大写真１４０ａのいずれかの箇所をクリックすると、そ
の角度またはその披露宴会場の位置からの画像合成され
た新郎や新婦の正面、横顔などを動画として表示するこ
ともできる。

【００４１】この表示される動画は、例えば、披露宴会
場内を歩いている新郎新婦モデルの動画データの顔部分
や衣裳部分を素材加工機能１６２によって予め画像マス
ク処理し、その画像マスク処理された動画データを素材
マスク画像データ部に格納しておき、挙式予定者が披露
宴会場の拡大写真１４０ａのいずれかの箇所をクリック
したり、図示しない実行ボタンをクリックすると、画像
合成機能１６５や映像シミュレーション機能１６６によ
って、画像マスク処理された部分に新郎新婦の画像デー
タが合成され、披露宴会場の拡大写真１４０ａ内に動画
の映像シミュレーションとして新郎新婦を表示すること
で、臨場感ある動画を見ることができるようになってい
る。また、披露宴会場の拡大写真１４０ａの左右両端か
ら挙式予定者までの距離に対応する挙式予定者の画像デ
ータのサイズを予め決めておき、挙式予定者が披露宴会
場の拡大写真１４０ａのいずれかの箇所をクリックした
り、図示しない実行ボタンをクリックすると、画像合成
機能１６５や映像シミュレーション機能１６６によっ
て、披露宴会場の拡大写真１４０ａ内を挙式予定者が移
動する距離に対応させた画像データを合成した動画が表
示され、遠近感のある動画を見ることができるようにな
っている。

【００４２】なお、式場選択画面１４０の「ユーザーＩ
Ｄを登録」のボタン４１ａをクリックすると、メンバー
登録画面が表示され、挙式予定者はこの表示されたメン
バー登録画面においてユーザー登録（メンバー登録）を
することもできる。また、既にユーザー登録をしている
挙式予定者の場合には、ユーザーＩＤを入力すると、サ
ーバ１０の制御部１１によって以前に選択した会場選択
画面１４０の各種素材の情報が該当するユーザーＩＤの
顧客情報として、挙式予定者の顧客データ部１７１、映
像データ部１７２、素材画像データ部１７３から呼び出
され、以前登録した情報の会場選択画面１４０として自
動的に表示される。また、式場選択画面１４０の「ＧＯ
ＴＯ ＴＯＰ」のボタン５７をクリックすると、「○
○○ホテル」のトップページである詳細画面１００に戻
ることができる。

【００４３】図１５は、各種素材選択画面を示した図で
ある。図１５では、一例として「演出・装花」の「メイ
ンテーブル／ゲストテーブル」の装花の各種素材選択画
面１５０について説明する。図１４の会場選択画面１４
０の「ＣＯＮＴＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」の欄１４１におい
て「演出・装花」がクリックされると、プログラム部１
６の会場／素材マスタ登録機能１６１のプログラムに従
って、サーバ１０の制御部１１がデータベース１７の映
像データ部１７２、素材画像データ部１７３から図１５
のような披露宴の各種素材選択画面１５０をクライアン
ト３０ａに表示する。この表示された各種素材選択画面
１５０の「メインテーブル／ゲストテーブル」のボタン
９２をクリックすると、プログラム部１６の会場／素材
展覧機能１６３のプログラムに従って、サーバ１０の制
御部１１がデータベース１７の素材画像データ部１７３
から装花の素材画像データをクライアント３０ａに表示
する。この各種素材選択画面１５０に表示されているメ
インテーブルとゲストテーブルの写真１５０ａ、１５０
ｂは、図１４の会場選択画面１４０において挙式予定者
が選択した披露宴会場の各テーブルとなっている。

【００４４】挙式予定者は、各種素材選択画面１５０に
表示された複数の装花の素材画像データの中から各テー
ブルにセッティングする装花を選択することができる。
例えば、挙式予定者が装花として装花写真１０５を選択
した場合、サーバ１０の画像合成機能１６５は、すでに
表示されているメインテーブルまたはゲストテーブルの
写真１５０ａ、１５０ｂに装花写真１０５の画像データ
を合成して、新たなメインテーブルまたはゲストテーブ
ルの写真１５０ａ、１５０ｂとして表示することができ
る。各種素材選択画面１５０において、「前の８つに戻
る」のボタン１０３をクリックすると、前に参照した８
つの素材の写真（ここでは、装花の写真であるがこれに
限られず、バルーンなどでもよい）が表示され、「次の
８つを表示」のボタン１０４をクリックすると、新たな
別の素材８つの写真が表示される。なお、「会場選択」
のボタン９１をクリックすると図１４の会場選択画面１
４０に戻り、会場の選択を仕直すこともできる。

【００４５】各種素材選択画面１５０の「ウェディング
ケーキ」のボタン９３をクリックすると、様々なウェデ
ィングケーキの画像があるウェディングケーキ選択画面
に移行し、挙式予定者は、希望のウェディングケーキの
写真をクリックすることで選択することができる。「キ
ャンドル」のボタン９４をクリックすると、キャンドル
サービスに使用するトーチの種類、メインテーブル、ゲ
ストテーブルにセッティングするキャンドルの種類の画
像のキャンドル選択画面に移行する。「音響設備」のボ
タン９５をクリックすると、挙式予定者が選択した会場
の音響設備画面が表示される。「生演奏・ＢＧＭ」のボ
タン９６をクリックすると、披露宴の際に流すＢＧＭや
生演奏を選択することができる生演奏・ＢＧＭ選択画面
が表示される。ＢＧＭを選択すると、プログラム部１６
の会場／素材展覧機能１６３のプログラムに従って、サ
ーバ１０の制御部１１がデータベース１７の素材音声デ
ータ部１７４から披露宴会場で流すＢＧＭの音声データ
をクライアント３０ａに送信し、挙式予定者は送信され
てきたＢＧＭを聴くことができる。また、挙式予定者が
生演奏を選択すると、披露宴会場内のどこに生演奏のバ
ンドが配置されるのか、生演奏のバンドはどのような曲
を演奏するのかなどの情報が掲載された生演奏・ＢＧＭ
選択画面が表示される。

【００４６】「キャンドルサービス」のボタン９７をク
リックすると、他の挙式予定者でのキャンドルサービス
の画像などの実際の披露宴でのキャンドルサービス画面
が表示され、挙式予定者はキャンドルサービス画面上、
またはその他の選択ボタンをクリックすることにより、
キャンドルサービスを動画として見ることができる。ま
た、キャンドルサービス画面には、その他、鏡割り、シ
ャンパンタワー、ドライアイス、ドラジェ配りなど披露
宴での様々演出の画像を選択するボタンがあり、各ボタ
ンを選択してクリックすことにより、それぞれの演出を
動画として見ることができる。「司会者」のボタン９８
をクリックすると、男女、年齢、顔写真、司会経験年数
などの各司会者の情報が掲載された司会者選択画面が表
示される。ある司会者の顔写真など情報の欄を選択して
クリックすると、選択された司会者の実際の結婚式での
司会進行形式を音声で聴いたり、また映像として見たり
することができる。また、司会者各自のスケジュールも
掲載されており、挙式予定者は、自分たちの式の日取り
と司会者のスケジュールが合うかどうか事前に確認して
から選択することができる。「スピーチ」のボタン９９
をクリックすると、披露宴の最後に両家代表の挨拶の雛
形、新郎挨拶の雛形、また、披露宴での出席者のスピー
チ例などを参照することができるスピーチ内容の画面、
「スライド」のボタン１０１をクリックすると、披露宴
で新郎・新婦が退座している際に流すスライド画面が表
示される。「贈呈用花束」のボタン１０２をクリックす
ると、披露宴の最後に行われる両家の両親への花束贈呈
の際の花束の種類が掲載されている花束選択画面が表示
される。

【００４７】また、各種素材選択画面１５０の「会場選
択」、「メインテーブル／ゲストテーブル」、「ウェデ
ィングケーキ」、「キャンドル」、「音響設備」、「生
演奏・ＢＧＭ」、「キャンドルサービス」、「司会
者」、「スピーチ」、「スライド」、「贈呈用花束」の
各ボタン９１〜１０２をクリックすることにより表示さ
れる各画面において挙式予定者が選択した各種素材の価
格は、プログラム部１６の見積もり機能１６８によって
自動的に合計され、ＩＤ登録されている挙式予定者に該
当するデータベース１７の顧客データ部１７１に見積も
りとして格納される。なお、各種素材選択画面１５０の
「ユーザーＩＤを登録」のボタン４１ａをクリックする
と、メンバー登録画面が表示され、挙式予定者はこの表
示されたメンバー登録画面においてユーザー登録（メン
バー登録）をすることもできる。また、既にユーザー登
録をしている挙式予定者の場合には、ユーザーＩＤを入
力すると、サーバ１０の制御部１１によって以前に選択
した各種素材の情報が該当するユーザーＩＤの顧客情報
として、挙式予定者の顧客データ部１７１、映像データ
部１７２、素材画像データ部１７３、素材音声データ部
１７４、画像マスクデータ部１７５から呼び出され、以
前登録した情報として自動的に表示される。

【００４８】図１６は、出席者名簿・座席作成画面を示
した図である。図１４の披露宴の会場選択画面１４０ま
たは図１５の各種素材選択画面１５０の「ＣＯＮＴＥＮ
ＴＳ ＭＥＮＵ」の欄１４１、１５１において、「出席
者」をクリックすると出席者名簿・座席作成画面１６０
がクライアント３０ａに表示される。図１６では、一例
として、出席者名簿・座席作成画面１６０の「席次表」
のボタン２０１がクリックされた場合の画面が表示され
ている。「新郎側の出席者かまたは新婦側の出席者
か」、「その出席者と新郎または新婦との関係（例え
ば、会社関係、大学関係、親戚など）」、「出席者の立
場や役職（取締役、次長、部長、会社同僚など）」を選
択するプルダウンメニュー２０６〜２０８において、挙
式予定者が出席者各自に関する情報を選択し、出席者の
「お名前」、「ご住所」の各欄２０９、２１０を入力す
ると出席者名簿一覧２１２が表示され、「入力」のボタ
ン２１１をクリックすると、選択入力された出席者各自
の情報がサーバ１０に送信され、プログラム部１６の名
簿・座席作成機能１６７によって自動的に座席表２１８
の作成が実行される。名簿・座席作成機能１６７は、例
えば、会社役員、会社社長、取締役などの出席者各自の
役職や立場と、友人、知人、親戚、両親などの挙式予定
者との関係によって予め決めたいくつかの座席配置を座
席雛形パターンとしてデータベース１７の出席者データ
部１７７に格納しておき、挙式予定者が出席者各自の情
報を選択入力すると、出席者データ部１７７の座席雛形
パターンに格納されている座席配置の出席者の役職、立
場や挙式予定者との関係と、出席者各自の情報とを比較
して対応させることで、最適な座席配置を作成し、座席
表２１８として自動的に表示することができるようにな
っている。

【００４９】名簿・座席作成機能１６７によって作成さ
れた座席表情報は、出席者名簿・座席作成画面１６０の
座席表２１８のように表示される。ここでは、一例とし
て「丸テーブル」で「オート」のボタン２１４、２１６
が選択された場合の座席表２１８が表示されている。な
お、挙式予定者は、「四角テーブル」のボタン２１５を
クリックすることでテーブルの形を変更することがで
き、自動的に席次表２１８のように決定されたくない場
合には、「マニュアル」のボタン２１７をクリックする
ことで、挙式予定者が出席者各自の配置、座席を入力し
た座席表２１８を作成することもできる。また、人間関
係、友人、知人などの点から、自動的に表示された座席
表２１８において挙式予定者が座席表２１８上の出席者
を入れ換えたい場合、配置されている出席者の名前（例
えば、出席者２１８ａ、２１８ｂ）を指定して「入れ換
え」のボタン２１３をクリックすることにより両者の入
れ換えを行うことができ、適宜座席表２１８に修正を加
えることができる。また、「人数」、「卓数」の入力ボ
ックス２１４ａ、２１５ａにおいて披露宴人数と会場の
テーブル数を予め設定することができ、例えば、８０名
の出席者に対して１０卓とした場合と、８卓とした場合
での披露宴会場での卓数の配置にどうのような違いがで
るのか、座席表の変化などを試すことができる。

【００５０】出席者を追加したい場合、プルダウンメニ
ュー２０６〜２０８において挙式予定者を出席者との関
係を選択し、欄２０９、２１０を入力して、「入力」の
ボタン２１１をクリックすると、追加入力された出席者
の情報がサーバ１０に送信され、プログラム部１６の名
簿・座席作成機能１６７によって自動的に新たな座席表
２１８の作成が実行され、出席者名簿・座席作成画面１
６０に表示される。また、出席者名簿・座席作成画面１
６０の図示しないボタンをクリックすることにより、披
露宴会場のテーブル配置を変更することもできる。これ
により、テーブル配置や座席配置などの適宜修正を加え
た後の新たな座席表２１８が表示され、挙式予定者は、
表示されている修正後の新たな座席表２１８を印刷する
こともでき、印刷することで再度、確実な修正確認を行
うことができる。また、「席札」のボタン２０２をクリ
ックすると、座席に置く席札の紙種類、名前を書く字な
どを参照して選択することができる画面、、「挨拶状」
のボタン２０３をクリックすると、結婚式・披露宴出席
者への挨拶状の雛形、挨拶状を印刷する紙種類などを参
照して選択することができる挨拶状画面、「メニュー
表」のボタン２０４をクリックすると、披露宴での料理
メニューが載ったメニュー表の雛形、メニュー表を印刷
する紙の種類などを参照して選択することができるメニ
ュー表画面、「招待状」のボタン２０５をクリックする
と、招待状の雛形、招待状を印刷する紙の種類などを参
照して選択することができる招待状画面が表示され、挙
式予定者は各画面において選択をして決定することがで
きる。

【００５１】なお、出席者名簿・座席作成画面１６０の
「ユーザーＩＤを登録」のボタン４１ａをクリックする
と、メンバー登録画面が表示され、挙式予定者はこの表
示されたメンバー登録画面においてユーザー登録（メン
バー登録）をすることもできる。また、既にユーザー登
録をしている挙式予定者の場合には、ユーザーＩＤを入
力すると、サーバ１０の制御部１１によって出席者名簿
・作成画面１６０において入力された出席者の情報、座
席情報などが該当するユーザーＩＤの顧客情報として顧
客データ部１７１に格納され、挙式予定者が再度、出席
者名簿・座席作成画面１６０を参照する際に、以前登録
した情報として自動的に表示されるなお、式場選択画面
１４０の「ＧＯ ＴＯ ＴＯＰ」のボタン５７をクリッ
クすると、結婚式シミュレーションシステムのトップペ
ージに戻ることができる。

【００５２】図１７は、婚約指輪選択画面を、図１８
は、結婚指輪選択画面を示した図である。図１０の詳細
画面１００の「婚約」のボタン６９がクリックされる
と、プログラム部１６の会場／素材マスタ登録機能１６
１のプログラムに従って、サーバ１０の制御部１１がデ
ータベース１７の素材画像データ部１７３から図１７や
図１８のような婚約指輪選択画面１７０と結婚指輪選択
画面１８０をクライアント３０ａに表示する。「ＣＯＮ
ＴＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」の欄２３１の「婚約指輪」がク
リックされた場合、図１７に示すような様々な種類の４
個の婚約指輪の写真が表示される。表示された婚約指輪
の写真のうち、拡大して見たい写真がある場合、拡大し
たい婚約指輪の写真部分をクリックすると拡大写真２３
２が表示される。婚約指輪選択画面１７０に複数表示さ
れている写真のうち、どの写真が拡大されているのか一
目でわかるように、拡大写真２３２に該当する写真は太
枠で囲まれるようになっている。また、婚約指輪選択画
面１７０において、「前の９個を表示」のボタン２３３
ａをクリックすると、前に参照した婚約指輪９個の写真
が表示され、「次の９個を表示」のボタン２３３ｂをク
リックすると、新たな別の婚約指輪９個の写真が表示さ
れる。「さらに詳しく」のボタン２４０をクリックする
と、拡大写真２３２内の各婚約指輪のダイヤのカラット
数、ダイヤの色、クラスなどの詳細な説明が掲載されて
いる画面が表示される。

【００５３】同様に、「ＣＯＮＴＥＮＴＳ ＭＥＮＵ」
の欄２３１の「結婚指輪」がクリックされた場合、図１
８に示すような結婚指輪選択画面１８０が表示される。
ま、図１８の結婚指輪選択画面１８０でも図１７のよう
に、拡大したい結婚指輪の写真部分をクリックすると拡
大写真２３６が表示され、複数表示されている写真のう
ち、どの写真が拡大されているのか一目でわかるよう
に、拡大写真２３６に該当する写真は太枠で囲まれるよ
うになっている。また、結婚指輪選択画面１８０におい
て、「前の９個を表示」のボタン２３７ａをクリックす
ると、前に参照した結婚指輪９個の写真が表示され、
「次の９個を表示」のボタン２３７ｂをクリックする
と、新たな別の結婚指輪９個の写真が表示される。ま
た、「さらに詳しく」のボタン２４１をクリックする
と、拡大写真２３６内の各結婚指輪の材質（例えば、ホ
ワイトゴールド、プラチナなど）などの詳細な説明が掲
載されている画面が表示される。

【００５４】本結婚式シミュレーションシステムによる
と、挙式予定者は会場に行かなくても挙式や披露宴の画
像イメージを見ることができ、合成画像をカラープリン
タに出力することで、いくつか印刷して見比べることも
可能である。また、本結婚式シミュレーションシステム
によると、結婚式場や披露宴会場のメインテーブル、ゲ
ストテーブルの装花、などの装飾品である素材を自由に
選択することで、会場全体のコーディネイトをすること
ができる。さらに、コーディネイトした会場に選択した
希望の衣裳を着た新郎、新婦を画像合成することで、挙
式予定者は、その画像合成された映像を動画として見る
ことができる。また、本結婚式シミュレーションシステ
ムによると、衣裳、料理、装花、アクセサリーなどを選
択しながら自動的に見積もりをすることができる。ま
た、本結婚式シミュレーションシステムによると、挙
式、披露宴会場、各種素材、司会者、演出、料理などを
選択後、実行ボタンをクリックすると、挙式予定者は、
挙式から披露宴終了まで一通りの結婚式シミュレーショ
ンを動画の映像として、音声入りで体験することができ
る。

【００５５】本結婚式シミュレーションシステムによる
と、提供側も挙式予定者からの様々な要望に応えること
ができ、提供側の関係者と挙式予定者両方の挙式、披露
宴に対する準備を効率的に行うことができる。本結婚式
シミュレーションシステムは、ホテルや式場内にネット
ワークに接続されたクライアント３０ａ、３０ｂ、３０
ｃ、・・・を設置することで、挙式予定者が提供側とク
ライアント３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、・・・の画面を参
照しながら、一緒に挙式や披露宴に関することをインタ
ビュー形式で決定したり、シミュレーションすることも
できる。

【００５６】

【発明の効果】本発明の結婚式シミュレーションシステ
ムでは、挙式予定者は、式場に出向くことなく、希望に
応じて選択した衣裳や装花、メインテーブルなどの結婚
式の素材と、挙式予定者カップルの画像とが画像合成さ
れた画像や動画を見ることができ、結婚式を疑似体験す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態の結婚式シミュレーションシステム
の全体構成の概略を示した図である。

【図２】サーバの概略構成を示したブロック図である。

【図３】結婚式シミュレーションシステムの各機能の構
成を示した図である。

【図４】会場／素材マスタ登録機能および素材加工機能
の概要を示した図である。

【図５】画像合成機能と映像シミュレーション機能の概
要を示した図である。

【図６】名簿・座席作成機能と見積り作成機能の概要を
示した図である。

【図７】結婚式シミュレーションシステムのホームペー
ジのトップ画面を示した図である。

【図８】結婚式シミュレーションシステムのホームペー
ジ内容の説明画面を示した図である。

【図９】○○○ホテルの紹介画面を示した図である。

【図１０】○○○ホテルの詳細画面を示した図である。

【図１１】挙式スタイル画面を示した図である。

【図１２】式服選択画面を示した図である。

【図１３】画像合成画面を示した図である。

【図１４】会場選択画面を示した図である。

【図１５】各種素材選択画面を示した図である。

【図１６】出席者名簿・座席作成画面を示した図であ
る。

【図１７】婚約指輪選択画面を示した図である。

【図１８】結婚指輪選択画面を示した図である。

【符号の説明】

１０ サーバ １１ 制御部 １２ 入出力部 １３ 通信制御部 １４ バスライン １５ 記憶部 １６ プログラム部 １７ データベース ２０ ネットワーク ３０ａ、３０ｂ、３０ｃ、３０ｄ クライアント １６１ 会場／素材マスタ登録機能 １６２ 素材加工機能 １６３ 会場／素材展覧機能 １６４ 画像取込機能 １６５ 画像合成機能 １６６ 映像シミュレーション機能 １６７ 名簿・座席作成機能 １６８ 見積もり作成機能 １７１ 顧客データ部 １７２ 映像データ部 １７３ 素材画像データ部 １７４ 素材音声データ部 １７５ マスク画像データ部 １７６ 新郎新婦画像データ部 １７７ 出席者データ部 １７８ 見積もりデータ部

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 挙式予定者に対してコンピュータネット
   ワークを介して挙式準備を提供する結婚式シミュレーシ
   ョンシステムにおいて、 結婚式に関連して挙式予定者に提供する内容についての
   データを素材情報として取得し、素材データベースに格
   納する素材情報格納手段と、 前記素材データベースに格納されている素材情報を挙式
   予定者からの要求に応じて提示する素材情報提示手段
   と、 前記素材情報提示手段で提示した素材情報から前記挙式
   予定者が選択した選択情報を取得する選択情報取得手段
   と、 前記選択情報取得手段で取得した複数の選択情報に対応
   する素材情報のうちの少なくとも２つ以上の素材情報を
   合成する素材情報合成手段と、 前記素材情報合成手段で合成した素材情報の合成画像を
   前記要求された挙式予定者に提示する合成画像提示手段
   と、を具備することを特徴とする結婚式シミュレーショ
   ンシステム。
2. 【請求項２】 前記挙式予定者の画像データを取得する
   予定者画像取得手段を備え、 前記素材情報合成手段は、前記合成画像又は前記選択情
   報取得手段で取得した１以上の選択情報に対応する素材
   情報と前記予定者画像取得手段で取得した画像データと
   を合成することを特徴とする請求項１に記載の結婚式シ
   ミュレーションシステム。
3. 【請求項３】 前記素材データベースには、各素材情報
   に対する価格が価格情報として格納され、 前記選択情報取得手段で取得した選択情報に対応する各
   素材情報に対応する価格を前記素材データベースから読
   み出し、見積価格を算出する見積算出手段と、 この見積算出手段で算出した見積価格を前記挙式予定者
   に提示する見積価格提示手段と、 を具備することを特徴とする請求項１又は請求項２に記
   載の結婚式シミュレーションシステム。
4. 【請求項４】 前記選択情報取得手段は、素材情報とし
   てのテーブル配置を取得し、 前記挙式予定者から、出席者の氏名とその役職又は立場
   に関する出席者名簿を取得する出席者名簿取得手段と、 前記出席者名簿取得手段で取得した出席者名簿に基づい
   て、前記選択情報取得手段で取得したテーブル配置に対
   する座席表を自動作成する座席表作成手段と、 前記座席表作成手段で作成した座席表を前記挙式予定者
   に提示する座席表提示手段と、を具備することを特徴と
   する請求項１から請求項４のうちのいずれか１の請求項
   に記載した結婚式シミュレーションシステム。
5. 【請求項５】 前記座席表作成手段で作成された座席表
   の確認を前記挙式予定者に提示する座席確認提示手段
   と、 前記座席表提示手段で提示した座席表、又は提示した座
   席表に対する修正要求情報に基づいて修正した座席表
   を、前記挙式予定者の確認及び印刷指示に基づいて印刷
   する座席表印刷手段と、を具備することを特徴とする請
   求項４に記載した結婚式シミュレーションシステム。
6. 【請求項６】 前記素材データベースに格納された素材
   情報は静止画と動画を含み、 前記素材情報合成手段は、前記選択情報取得手段で取得
   した選択情報に対応して、静止画と静止画、静止画と動
   画、又は動画と動画を合成することを特徴とする請求項
   １から請求項５のうちのいずれか１の請求項に記載した
   結婚式シミュレーションシステム。
7. 【請求項７】 挙式予定者に対してコンピュータネット
   ワークを介して挙式準備を提供する結婚式シミュレーシ
   ョン方法において、 結婚式に関連して挙式予定者に提供する内容についての
   データを素材情報として取得し、素材データベースに格
   納する第１のステップと、 前記素材データベースに格納されている素材情報を挙式
   予定者からの要求に応じて提示する第２のステップと、 前記素材情報提示手段で提示した素材情報から前記挙式
   予定者が選択した選択情報を取得する第３のステップ
   と、 前記選択情報取得手段で取得した複数の選択情報に対応
   する素材情報のうちの少なくとも２つ以上の素材情報を
   合成する第４のステップと、 前記素材情報合成手段で合成した素材情報の合成画像を
   前記要求された挙式予定者に提示する第５のステップ
   と、を具備することを特徴とする結婚式シミュレーショ
   ン方法。
8. 【請求項８】 挙式予定者に対してコンピュータネット
   ワークを介して挙式準備を提供する結婚式シミュレーシ
   ョンプログラムが記憶された記憶媒体において、 結婚式に関連して挙式予定者に提供する内容についての
   データを素材情報として取得し、素材データベースに格
   納する素材情報格納機能と、 前記素材データベースに格納されている素材情報を挙式
   予定者からの要求に応じて提示する素材情報提示機能
   と、 前記素材情報提示機能で提示した素材情報から前記挙式
   予定者が選択した選択情報を取得する選択情報取得機能
   と、 前記選択情報取得機能で取得した複数の選択情報に対応
   する素材情報のうちの少なくとも２つ以上の素材情報を
   合成する素材情報合成機能と、 前記素材情報合成機能で合成した素材情報の合成画像を
   前記要求された挙式予定者に提示する合成画像提示機能
   と、を具備することを特徴とする結婚式シミュレーショ
   ンプログラムが記憶された記憶媒体。