JP2005036635A - 建具用緩衝閉鎖装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、建具閉鎖時の衝撃を緩和して衝撃音の発生やはね返りを抑制できると共に、建具を完全に閉じきることができるという効果を有しているにもかかわらず、ほとんどの位置で、通常の動作で建具を開閉できると共に停止させて開放できること。
【解決手段】 カバー体10の後端近傍にシャフト取付体9を固定してシャフト3を固定する。シャフト3にばね取付体8を取り付け閉鎖ばね4を固定する。シャフト3の前端部にピストン2を取り付ける。シリンダー1の前端部に磁石11を設けた当接体5を被嵌し後端部に閉鎖ばね4を固定する蓋体14を被嵌する。当接体5がカバー体10の内面に摺動可能に支持されて、シリンダー1が建具Hに対して移動可能になっている。カバー体10の前端部に保持体6を固定する。保持体6に磁石11が吸着する吸着板12を設ける。枠体Wに吸着板13が設けられた当受体7を固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、手動で開け閉めする建具を枠体に取り付けたものに使用するものであって、建具の閉鎖前の特定の区間において、建具の速度を緩和し、またその区間内では閉まる方向に能動的に建具を駆動して閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。つまり、建具を強く閉めても弱く閉めても、一定の位置まで到達すれば、その後は、強く閉めた場合は減速して、弱く閉めた場合は増速して、同じようにゆっくりと閉鎖されるようにしたものである。
従来より、実願平4−39409号(実開平6−1676号)考案のように、建具全開までのどの位置からも閉鎖位置に向けて付勢する手段を有する建具が、この付勢手段にて閉鎖位置に向かう際に制動力を付与する手段を備えた緩衝装置付き自動閉鎖式建具は提案されている。
実開平6−1676号公報
上記従来例のような自動閉鎖式建具においては、建具がどこの位置にあっても、閉鎖方向の付勢力によって閉まるという利点がある反面、建具を開けようとした場合、建具はどの位置にあってもその付勢力以上の力を加えないと動かず、開放操作には、常に、全開から全閉する必要な付勢力に抗する大きな力を必要とするという問題がある。また、建具を開放しておきたい時には、建具を停止するための別の装置を装備しないと、開放状態を維持することができないという問題もある。
本発明は、上記の問題点を解決することが課題であり、建具を強く閉めた時にはその衝撃を緩和して衝撃音の発生やはね返りを抑制することができると共に、万一過大な力ではね返った時や閉める力が弱い時も、建具を閉め残しもなく完全に閉じきることができるという効果を有しているにもかかわらず、閉鎖前の位置を除くほとんどの位置で、緩衝や閉鎖するための装置の力や作用にかかわりのない通常の自然な動作で建具を開閉できると共に、建具を停止させて開放しておくようにすることができるようにしたものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、請求項1の発明においては、ピストンを設けると共に建具に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に移動した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
請求項2の発明においては、ピストンを設けると共に枠体に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して後方に移動した状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
請求項3の発明においては、ピストンを設けると共に建具に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に移動した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
請求項4の発明においては、ピストンを設けると共に枠体に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して後方に移動した状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置である。
以上のように本発明によれば、建具を強く閉めた時にはその衝撃を緩和して衝撃音の発生やはね返りを抑制することができると共に、万一過大な力ではね返った時や閉める力が弱い時も、建具を閉め残しもなく完全に閉じきることができるという効果がある。
また、上記の効果を有しているにもかかわらず、閉鎖前の位置を除くほとんどの位置で、緩衝や閉鎖するための装置の力や作用にかかわりのない通常の自然な動作で建具を開閉できると共に、建具を停止させて開放しておくようにすることができるという効果がある。
請求項1及び請求項3の発明は、主要部を建具装置の建具側に取り付けるタイプであり、請求項2及び請求項4の発明は、主要部を建具装置の枠体側に取り付けるタイプである。なお、特許請求の範囲及び明細書中において、建具の閉鎖する方向を前方、開放する方向を後方とする。
請求項1の発明の実施例を図1〜図8を参照して説明する。
本実施例の建具用緩衝閉鎖装置は、全部品が断面略倒コ字状のカバー体10の中に収容されて、枠体Wに摺動自在に取り付けられた建具Hの上端面に取り付けられている。このように部品を建具Hに間接的に取り付ける他、もちろんそれぞれ直接取り付けてもよいが、カバー体10に収容すると取付その他取り扱いが便利になる。
なお、本発明においては建具及び枠体に取り付ける部品は全て、直接取り付けてもよいし、間接的に取り付けてもよいのはもちろんである。
カバー体10の後端には端部キャップ16を固定し、さらにカバー体10の後端から前方に所定距離だけ離れた位置にシャフト取付体9を固定し、そこにシャフト3の後端部を緩衝体17を介して取り付けてある。
シャフト取付体9は、全体形状略L字状で下片をカバー体10に固定されており、下片から直角に立ち上がっている上片の中央には円孔をあけ、そこにゴム等の弾性材製でリング状の緩衝体17を嵌め、この緩衝体17の孔に金属製等のリング19を入れてシャフト3の後端部をビス18で止めてある。
本実施例においては、シャフト3は、カバー体10を介して建具Hに間接的に固定されているが、前述のように建具Hに直接固定してもよい。
なお、カバー体10の後端から所定距離だけ離れた位置にシャフト取付体9を固定するのは、固定されたシャフト取付体9の後方のカバー体10を建具Hの幅寸法に合わせ調整して切断するためである。しかし、このような構成とすることは、調整できるメリットはあるものの、部品点数が多くなる等デメリットもあり、必ずしも必要ではなく、シャフト取付体9を端部に設けて端部キャップ16を兼用してもよい。
シャフト3には、シャフト取付体9の前方位置にばね取付体8が、前後位置調整可能に取り付けられ、このばね取付体8に引っ張りばねの閉鎖ばね4の後端部を固定している。なおばね取付体8は、カバー体10に前後位置調整可能に取り付けてもよい。また、ばね取付体8を前後位置調整可能に取り付けるのは、閉鎖ばね4の強さを調整するためであるが、必ずしも必要なものでもなく、調整機能を付加しない場合、ばね取付体8とシャフト取付体9を兼用して、シャフト取付体9に閉鎖ばね4を固定してもよい。
さらに、ばね取付体8、シャフト取付体9及び端部キャップ16の3部品を兼用して、1つの部品とすることも可能であり、このようにする建具Hの幅寸法に対応する調整機能及び閉鎖ばね4の強さを調整する機能は犠牲になるものの、部品点数が少なくなるメリットがある。
シャフト3の前端部には、ピストン2が取り付けられ、このピストン2がシリンダー1の中に収容される。シリンダー1は、内部にエアが入っており、前端部には当接体5を被嵌し後端部には蓋体14を被嵌してある。
なお、ピストン2のシャフト3への取付位置及び当接体5のシリンダー1への取付位置については限定しないが、本実施例のように、ピストン2はシャフト3の前端部に取り付け、当接体5はシリンダー1の前端部に取り付けると、装置全体がコンパクトになると共に大きな取付スペースを必要とすることがないという利点がある。このことは後述する請求項2の発明の実施例についても、前後の違い等があるが同様のことが言える。
蓋体14は、閉鎖ばね4の前端部が固定され、シャフト3が摺動自在に貫通支持されており、当接体5の前面には磁石11を設けてある。シリンダー1、当接体5、磁石11及び蓋体14でシリンダーユニットUを構成している。
当接体5がカバー体10の内面に摺動可能に支持されて、シリンダー1が建具Hに対して移動可能になっている。従って、シリンダー1内部のピストン2は、建具Hに固定されたシャフト3に固定されているので、建具Hに対して動かないが、シリンダー1が移動することによって、ピストン2がシリンダー1内部を相対的に往復動する構成となっている。
なお、本実施例においては、シリンダー1は、カバー体10を介して建具Hに間接的に移動可能に取り付けられているが、建具Hに凹溝を設ける等して直接取り付けることも可能である。
閉鎖ばね4は、前述のように、前端部を蓋体14に後端部をばね取付体8に固定され、両者を接近させる方向に力が働く引っ張りばねである。なお、閉鎖ばね4は、シリンダー1の内部に収容して、ピストン2と蓋体14との間に設ける圧縮ばねでもよい。要するに、この閉鎖ばね4は、シリンダーユニットUをシャフト3・建具Hに対して後方に付勢するものであればよい。
シリンダーユニットUをシャフト3・建具Hに対して後方に付勢するということは、シリンダーユニットUが後述する当受体7に保持されて枠体Wに対して固定された時、建具Hを前方すなわち閉鎖方向に付勢するということである。
シリンダー1とピストン2から成る本実施例のダンパー装置は、シリンダー1に空気抜き孔が設けられて、その空気抜き孔の開口面積をビスで調整して緩衝の強さを調整するようになっているが、本実施例に限定されるものではなく、その他の公知のダンパー装置を適用することができる。
カバー体10の前端部には、保持体6が固定されている。この保持体6には、上面に建具Hの走行方向(前後方向)に切り欠いてある切欠部15が設けられ、後面に当接体5の磁石11が吸着する吸着板12を設けてある。そして、保持体6の吸着板12に当接体5の磁石11の下部が吸着した時に、磁石11の上部が、建具Hの前端側から見えるように露出している構成となっている。
この保持体6の吸着板12に当接体5の磁石11が吸着することによって、閉鎖ばね4に抗して前方に移動したシリンダーユニットUが保持体6に保持されるものである。この状態は閉鎖ばね4がチャージされている状態である。なお本実施例では、保持体6がカバー体10の前端部に設けられ、端部キャップを兼用しているが、もちろん保持体6と端部キャップを別に設けてもよい。
枠体Wの鴨居溝の上内面には、細長い基板20の後端部に吸着板13が設けられた当受体7が固定されている。この吸着板13は、鴨居溝の下内面に下に突出するように設けられることになり、保持体6の切欠部15を通過して、保持体6の吸着板12に吸着している当接体5の磁石11の上部がこの吸着板13に当接できるように構成されている。なお、当受体7は、単なる金属製の平板の吸着板を鴨居溝内の戸当り面に設けてもよい。ただしこの場合、シリンダー1が建具Hの前端よりも前方に突出するように設ける必要がある。
なお、本実施例とは逆に、磁石11を吸着板にして、吸着板12及び13を磁石にしてもよいことはもちろんであるし、磁石ではなく他の自動キャッチ装置等、保持と離脱が可能な装置であればよい。
また、図8に示すように、シリンダー1後端部の蓋体14に孔を内外方向に貫通して設け、そこに球状の保持体21をばね23で内方に付勢して、外部からねじ22で押えて設け、シャフト1には所定位置に溝25を全周に設け、その前方にCリングのストッパー24を固定しておく構成としてもよい。そして、シリンダーユニットUが閉鎖ばね4に抗して前方に移動されると、蓋体14内面がストッパー24に当接して、保持体21が溝25にばね23の力で押されて嵌まり、シリンダーユニットUは保持体21によって保持されることになる。この場合、シリンダー1前端部の当接体5及び当受体7は前記実施例と同じ構成でよい。
要するに、シリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に移動した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を、建具やシリンダーユニット等に設けてあればよい。
本実施例の建具用緩衝閉鎖装置を建具Hに取り付けるには、端部キャップ16を外して、取り付ける建具Hの幅寸法に合わせてカバー体10を切断して調整し、再び端部キャップ16を固定してから、建具Hの上端面にビス止めする。そして、枠体Wの鴨居溝の上内面に基板20の前端部を戸当り面Mに接触させた状態にして、当受体7をビス止め固定する。当受体7の基板20は、吸着板13がちょうどいい位置に設けられるような長さになっている。
次に建具Hの開閉時の説明をする。
当接体5の磁石11の下部が保持体6の吸着板12に吸着している状態(建具Hが開いている状態)(図6の[A]及び図7の[A]の状態)で、建具Hを閉める方向に移動すると、閉まりきる前に、磁石11の上部が当受体7の吸着板13に当接して吸着され(図6の[B]の及び図7の[B]の状態)、さらに建具Hが移動すると、保持体6の吸着板12は磁石11から離れて建具Hと共に移動するが、シリンダーユニットUの磁石11は、当受体7の吸着板13に吸着したままの状態で止まる。従ってシリンダーユニットUのシリンダー1も止まるが、ピストン2は建具Hと共に前方へ移動し、シリンダー1に対して相対的に前方へ摺動するので、ピストン2によってシリンダー1内のエアが圧縮される(図6の[C]の及び図7の[C]の状態)。この時、建具Hが強い力で閉められていれば、その衝撃は緩和されることになる。
そして、前述のように、閉鎖ばね4は、シリンダーユニットUを後方に付勢している、つまり蓋体14とばね取付体8とを接近させる方向に力が働いており、シリンダーユニットUの当接体5の磁石11が枠体Wに固定された当受体7の吸着板13に吸着されているので、シリンダー1後端部の蓋体14に固定された閉鎖ばね4がばね取付体8を引っ張ることになり、ばね取付体8が間接的に取り付けられた建具Hが前方すなわち閉鎖方向に移動して戸当り面Mに当接し、完全に閉め切られる(図6の[D]の及び図7の[D]の状態)。
例え建具Hが戸当り面Mに当接した時はね返ったとしても、閉鎖ばね4の力が建具Hを閉める方向に働いているので、最終的に建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね4が建具Hを閉める時にも、シリンダー1とピストン2から成るダンパー装置は抵抗として働くが、当然閉鎖ばね4は、建具Hを完全に閉め切ることができる力を持つようになっている。なお、本発明を取り付ける建具Hが重い場合は動かし難くなるし、軽い場合は勢いよく閉まって大きな衝撃音を発生する等の不都合があるので、前述のように、シャフト3に取り付けるばね取付体8の前後位置を変更することによって、閉鎖ばね4の力を調整できるようになっている。
また、建具Hが閉まり切らないほどの弱い力で閉められた場合でも、当接体5の磁石11の上部が、当受体7の吸着板13に当接して吸着され、保持体6の吸着板12から外れる位置まで建具Hがくれば、閉鎖ばね4の力で建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね4の力に抗して建具Hを開ける方向に移動すると、シリンダー1は動かずに、建具Hに固定されているシャフト3先端部のピストン2が建具Hと共に後退する(図6の[C]の及び図7の[C]の状態)。ピストン2は後退する時は変形してエアが流通できる構造となっているので、ダンパー装置からの抵抗は大きくない。さらに建具Hが移動すると、保持体6の吸着板12が、当受体7の吸着板13に吸着している当接体5の磁石11に当接して吸着し(図6の[B]の及び図7の[B]の状態)、さらに建具Hが移動すると、磁石11は、保持体6の吸着板12に吸着したままの状態で、当受体7の吸着板13から離れる(図6の[A]及び図7の[A]の状態)。
磁石11が当受体7の吸着板13から離れて保持体6の吸着板12に吸着している状態では、閉鎖ばね4はチャージされて静止している状態であり、建具Hを動かすのに閉鎖ばね4の力は働かなくなり、この状態では、建具Hはフリーであってどの位置でも停止させることができる。そして、さらに移動させれば建具Hは開放され、人が出入りできるようになる。
なお、磁石11が当受体7の吸着板13に当接する時の建具Hの位置から閉まるまでの距離は、建具Hが、閉められる時の衝撃を緩和するに十分な距離が必要であるが、あまり長すぎると建具Hが停止できるフリーの区間が短くなってしまうので、建具Hが、強く閉められた時に緩衝されるに十分な距離で、停止できるフリーの区間が不自由ない距離が望ましく、およそ5〜25センチメートルの範囲が妥当である。
請求項2の発明の実施例を図9〜図11を参照して説明する。
請求項1の発明の前記実施例においては、全部品が収容されているカバー体10を建具H上端面に固定し、当受体7を枠体Wの鴨居上内面に固定したものであるのに対し、請求項2の発明の実施例においては、逆に、全部品が収容されているカバー体10を枠体Wの鴨居上内面に固定し、当受体7を建具H上端面に固定した構成となっている。
請求項1の発明の前記実施例と請求項2の発明の実施例とは、前後方向が逆になっているので、請求項2の発明の実施例においては、シリンダーユニットUは、閉鎖ばね4で後方ではなく前方に付勢されており、このシリンダーユニットUを閉鎖ばね4に抗して前方ではなく後方に移動した状態で、建具Hではなく枠体Wに対して動かないように保持することができる保持体6を設けて成るものである。その他、同じ符号のものは、請求項1の発明の前記実施例と同じものをあらわしている。
また動きについては、建具Hを閉める方向に移動すると、請求項1の発明の前記実施例とは逆に、建具H上端面に固定した当受体7が当接体5に当接する。その後の緩衝及び閉鎖する作用は請求項1の発明の前記実施例と同様である。
請求項3の発明の実施例を図12〜図17を参照して説明する。
本実施例の建具用緩衝閉鎖装置は、全部品が断面略倒コ字状のカバー体33の中に収容されて、枠体Wに摺動自在に取り付けられた建具Hの上端面に取り付けられている。このように部品を建具Hに間接的に取り付ける他、もちろんそれぞれ直接取り付けてもよいが、カバー体33に収容すると取付その他取り扱いが便利になる。
カバー体33の先端及び後端には端部キャップ38及び端部キャップ39を固定し、さらに先端の端部キャップ38の少し内側に保持体31を固定し、そこにシャフト28の先端部を取り付けてある。この保持体31は、後述する当接体30を保持する機能とシャフトを取り付ける機能(シャフト取付体としての機能)を具備している。
本実施例においては、シャフト28は、カバー体33を介して建具Hに間接的に固定されているが、前述のように建具Hに直接固定してもよい。
シャフト28の後端部には、ピストン27が取り付けられ、このピストン27がシリンダー26の中に収容される。シリンダー26は、内部にエアが入っており、前端部には当接体30を被嵌し後端部には蓋体37を被嵌してある。
なお、ピストン27のシャフト28への取付位置及び当接体30のシリンダー26への取付位置については限定しないが、本実施例のように、ピストン27はシャフト28の後端部に取り付け、当接体30はシリンダー26の前端部に取り付けると、装置全体がコンパクトになると共に大きな取付スペースを必要とすることがないという利点がある。このことは後述する請求項4の発明の実施例についても、前後の違い等があるが同様のことが言える。
そして、シリンダー26内には、ピストン27と蓋体37の間に圧縮ばねの閉鎖ばね29が収容されている。
当接体30は、シャフト28を摺動自在に貫通支持しており、この当接体30の前面には磁石34を設けてある。当接体30から前方に導出されたシャフト28が前述のように保持体31に取り付けられている。
シリンダー26、当接体30、磁石34及び蓋体37でシリンダーユニットUを構成している。
シリンダー26両端の当接体30と蓋体37がカバー体33の内面に摺動可能に支持されて、シリンダー26が建具Hに対して移動可能になっている。従って、シリンダー26内部のピストン27は、建具Hに固定されたシャフト28に固定されているので、建具Hに対して動かないが、シリンダー26が移動することによって、ピストン27がシリンダー26内部を相対的に往復動する構成となっている。
なお、本実施例においては、シリンダー26は、カバー体33を介して建具Hに間接的に移動可能に取り付けられているが、建具Hに凹溝を設ける等して直接取り付けることも可能である。
閉鎖ばね29は、前述のように、シリンダー26内のピストン27と蓋体37の間に収容されている圧縮ばねであるが、シリンダーユニットUをシャフト28・建具Hに対して後方に付勢するものであればよい。
シリンダーユニットUをシャフト28・建具Hに対して後方に付勢するということは、シリンダーユニットUが後述する当受体32に保持されて枠体Wに対して固定された時、建具Hを前方すなわち閉鎖方向に付勢するということである。
カバー体33の前端部の端部キャップ38には、上面に建具Hの走行方向(前後方向)に切り欠いてある切欠部40が設けられ、また保持体31の後面には当接体30の磁石34が吸着する吸着板35を設けてある。そして、保持体31の吸着板35に当接体30の磁石34の下部が吸着した時に、磁石34の上部が、建具Hの前端側から端部キャップ38及び保持体31越しに見えるように露出している構成となっている。
この保持体31の吸着板35に当接体30の磁石34が吸着することによって、閉鎖ばね29に抗して前方に移動したシリンダーユニットUが保持体31に保持されるものである。この状態は閉鎖ばね29がチャージされている状態である。なお本実施例では、保持体31と端部キャップ38が別に設けられているが、もちろん保持体31をカバー体33の前端部に設けて端部キャップを兼用することもできる。
枠体Wの鴨居溝の上内面には、細長い基板41の後端部に吸着板36が設けられた当受体32が固定されている。この吸着板36は、鴨居溝の下内面に下に突出するように設けられることになり、端部キャップ38の切欠部40及び保持体31の上方を通過して、保持体31の吸着板35に吸着している当接体30の磁石34の上部がこの吸着板36に当接できるように構成されている。
なお、本実施例とは逆に、磁石34を吸着板にして、吸着板35及び36を磁石にしてもよいことはもちろんであるし、磁石ではなく他の自動キャッチ装置等、保持と離脱が可能な装置であればよい。また、請求項1の発明の図8に示す実施例のような構成としてもよい。
要するに、シリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に移動した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を、建具やシリンダーユニット等に設けてあればよい。
本実施例の建具用緩衝閉鎖装置を建具Hに取り付けるには、端部キャップ39を外して、取り付ける建具Hの幅寸法に合わせてカバー体33を切断して調整し、再び端部キャップ39を固定してから、建具Hの上端面にビス止めする。そして、枠体Wの鴨居溝の上内面に基板41の前端部を戸当り面Mに接触させた状態にして、当受体32をビス止め固定する。当受体32の基板41は、吸着板36がちょうどいい位置に設けられるような長さになっている。
次に建具Hの開閉時の説明をする。
当接体30の磁石34の下部が保持体31の吸着板35に吸着している状態(建具Hが開いている状態)(図16の[A]及び図17の[A]の状態)で、建具Hを閉める方向に移動すると、閉まりきる前に、磁石34の上部が当受体32の吸着板36に当接して吸着され(図16の[B]の及び図17の[B]の状態)、さらに建具Hが移動すると、保持体31の吸着板35は磁石34から離れて建具Hと共に移動するが、シリンダーユニットUの磁石34は、当受体32の吸着板36に吸着したままの状態で止まる。従ってシリンダーユニットUのシリンダー26も止まるが、ピストン27は建具Hと共に前方へ移動し、シリンダー26に対して相対的に前方へ摺動するので、ピストン27によってシリンダー26内のエアが圧縮される(図16の[C]の及び図17の[C]の状態)。この時、建具Hが強い力で閉められていれば、その衝撃は緩和されることになる。
そして、前述のように、閉鎖ばね29は、シリンダーユニットUを後方に付勢している、つまりピストン27とシリンダーユニットU後端部の蓋体37とを離す方向に力が働いており、シリンダーユニットUの当接体30の磁石34が枠体Wに固定された当受体32の吸着板36に吸着されているので、閉鎖ばね29がピストン27を前方へ押すことになり、ピストン27が間接的に取り付けられた建具Hが前方すなわち閉鎖方向に移動して戸当り面Mに当接し、完全に閉め切られる(図16の[D]の及び図17の[D]の状態)。
例え建具Hが戸当り面Mに当接した時はね返ったとしても、閉鎖ばね29の力が建具Hを閉める方向に働いているので、最終的に建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね29が建具Hを閉める時にも、シリンダー26とピストン27から成るダンパー装置は抵抗として働くが、当然閉鎖ばね29は、建具Hを完全に閉め切ることができる力を持つようになっている。
また、建具Hが閉まり切らないほどの弱い力で閉められた場合でも、当接体30の磁石34の上部が、当受体32の吸着板36に当接して吸着され、保持体31の吸着板35から外れる位置まで建具Hがくれば、閉鎖ばね29の力で建具Hは完全に閉め切られることになる。
閉鎖ばね29の力に抗して建具Hを開ける方向に移動すると、シリンダー26は動かずに、建具Hに固定されているシャフト28先端部のピストン27が建具Hと共に後退する(図16の[C]の及び図17の[C]の状態)。ピストン27は後退する時は変形してエアが流通できる構造となっているので、ダンパー装置からの抵抗は大きくない。さらに建具Hが移動すると、保持体31の吸着板35が、当受体32の吸着板36に吸着している当接体30の磁石34に当接して吸着し(図16の[B]の及び図17の[B]の状態)、さらに建具Hが移動すると、磁石34は、保持体31の吸着板35に吸着したままの状態で、当受体32の吸着板36から離れる(図16の[A]及び図17の[A]の状態)。
磁石34が当受体32の吸着板36から離れて保持体31の吸着板35に吸着している状態では、閉鎖ばね29はチャージされて静止している状態であり、建具Hを動かすのに閉鎖ばね29の力は働かなくなり、この状態では、建具Hはフリーであってどの位置でも停止させることができる。そして、さらに移動させれば建具Hは開放され、人が出入りできるようになる。
なお、磁石34が当受体32の吸着板36に当接する時の建具Hの位置から閉まるまでの距離は、建具Hが、閉められる時の衝撃を緩和するに十分な距離が必要であるが、あまり長すぎると建具Hが停止できるフリーの区間が短くなってしまうので、建具Hが、強く閉められた時に緩衝されるに十分な距離で、停止できるフリーの区間が不自由ない距離が望ましく、およそ5〜25センチメートルの範囲が妥当である。
請求項4の発明の実施例を図18〜図19を参照して説明する。
請求項3の発明の前記実施例においては、全部品が収容されているカバー体33を建具H上端面に固定し、当受体32を枠体Wの鴨居上内面に固定したものであるのに対し、請求項4の発明の実施例においては、逆に、全部品が収容されているカバー体33を枠体Wの鴨居上内面に固定し、当受体32を建具H上端面に固定した構成となっている。
請求項3の発明の前記実施例と請求項4の発明の実施例とは、前後方向が逆になっているので、請求項4の発明の実施例においては、シリンダーユニットUは、閉鎖ばね29で後方ではなく前方に付勢されており、このシリンダーユニットUを閉鎖ばね29に抗して前方ではなく後方に移動した状態で、建具Hではなく枠体Wに対して動かないように保持することができる保持体31を設けて成るものである。その他、同じ符号のものは、請求項3の発明の前記実施例と同じものをあらわしている。
また動きについては、建具Hを閉める方向に移動すると、請求項3の発明の前記実施例とは逆に、建具H上端面に固定した当受体32が当接体30に当接する。その後の緩衝及び閉鎖する作用は請求項3の発明の前記実施例と同様である。
請求項1の発明を建具及び枠体に取り付けた状態の全体正面図である。 請求項1の発明の要部の斜視図である。 図2のX−X線拡大端面図である。 請求項1の発明で、カバー体及びシリンダーの一部を切り欠いた状態の要部拡大斜視図である(当接体を保持体から離した状態)。 請求項1の発明の一部を省略した要部拡大縦断面図である(当接体を保持体から離した状態)。 請求項1の発明のカバー体を切り欠いた状態の正面図であり、動きを説明するために、[A]〜[D]の段階に分けている。 請求項1の発明の要部の拡大断面図であり、動きを説明するために、図6と同様に[A]〜[D]の段階に分けている。 請求項1の発明の他の実施例を示す要部拡大断面図である。 請求項2の発明を建具及び枠体に取り付けた状態の全体正面図である。 図9のY部の拡大図である。 図9のZ部の拡大図である。 請求項3の発明を建具及び枠体に取り付けた状態の全体正面図である。 請求項3の発明の要部の斜視図である。 請求項3の発明で、カバー体及びシリンダーの一部を切り欠いた状態の要部拡大斜視図である(当接体を保持体から離した状態)。 請求項3の発明の一部を省略した要部拡大縦断面図である(当接体を保持体から離した状態)。 請求項3の発明のカバー体を切り欠いた状態の正面図であり、動きを説明するために、[A]〜[D]の段階に分けている。 請求項3の発明の要部の拡大断面図であり、動きを説明するために、図16と同様に[A]〜[D]の段階に分けている。 請求項4の発明を建具及び枠体に取り付けた状態の全体正面図である。 請求項4の発明の一部を省略した要部拡大縦断面図である。
符号の説明
H 建具
W 枠体
U シリンダーユニット
1 シリンダー
2 ピストン
3 シャフト
4 閉鎖ばね
5 当接体
6 保持体
7 当受体
21 保持体
26 シリンダー
27 ピストン
28 シャフト
29 閉鎖ばね
30 当接体
31 保持体
32 当受体

Claims (4)

  1. ピストンを設けると共に建具に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に移動した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
  2. ピストンを設けると共に枠体に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して後方に移動した状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
  3. ピストンを設けると共に建具に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで後方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して前方に移動した状態で、建具に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、建具が取り付けられる枠体には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体が当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当接体が当受体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
  4. ピストンを設けると共に枠体に固定されたシャフトに、該ピストンを収容するシリンダーに当接体を設けたシリンダーユニットを、往復動可能に設けて成る建具用緩衝閉鎖装置であって、シリンダーユニットは、閉鎖ばねで前方に付勢されており、このシリンダーユニットを、閉鎖ばねに抗して後方に移動した状態で、枠体に対して動かないように保持することができる保持体を設けて成り、枠体に取り付けられる建具には、建具が閉鎖する前に、保持体に保持されているシリンダーユニットの当接体に当接して保持される当受体を設けて成り、建具が閉鎖方向に移動すると、当受体が当接体に当接して、シリンダーユニットは保持体から離脱して当受体に保持され、ピストンがシリンダー内を相対的に摺動する時に緩衝されると共に、閉鎖ばねの復元力によって建具を閉鎖方向に移動することができるように成し、閉鎖操作された建具を緩衝して、なおかつ閉鎖させることができる建具用緩衝閉鎖装置。
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