JP2005035745A - エレベータ装置 - Google Patents

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慎二 越原
Tetsuo Takahashi
哲夫 高橋
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憲 天野
Tomoyuki Okuno
朋由起 奥野
Shiho Mizoguchi
志保 溝口
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Abstract

【課題】 搬器部に設けられる駆動装置をコンパクトに纏められるようにして、ガイドレールに案内されて昇降するフレーム部作用する負荷が小さくなるようにするとともに、搬器内部の空間利用スペースを広げられるようにする。
【解決手段】 ラック・ピニオン駆動式のエレベータにあって、昇降路に設置されるガイドレールとラックとを付設される昇降支持体2に沿い昇降する搬器10に、駆動装置20として制動機構を備える偏平型多極電動機21が付設され、その偏平型多極電動機21により駆動される出力歯車28を、前記昇降支持体2に付設されるラック4と噛み合わせて搬器10を昇降させるように構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、駆動装置のコンパクト化を図り、機能性を高めるようにされたエレベータ装置に関するものである。
従来、エレベータは、主にワイヤロープにより搬器を吊下げて建物などの上部に設置された横梁上のロープ車を介して吊下げられ、昇降路に設けられたガイドレールに沿って搬器が案内されて昇降するロープ駆動式のものが汎用されている。このほかに、昇降路に沿ってラックが付設され、ガイドレールに案内される搬器側に駆動機が搭載されて、その駆動機によって駆動されるピニオンを前記ラックに噛み合わせて昇降するラック・ピニオン駆動式のエレベータもある。
従来のロープ駆動式では、安全性の確保を図るのに少なくとも3本のロープでもって搬器を吊下げて昇降駆動する必要があるので、その駆動装置が大型になり、高速運転が可能であるが昇降路の上部に機械室を必要とする。そのために、設備としてどうしても大型化するのが避けられない。このようなロープ駆動式に対してラック駆動式のエレベータでは、上部に機械室を設けなくとも搬器とともに駆動部が移動できるので、例えば工事用エレベータのように比較的速度の遅いエレベータとしては有用である。
ラック駆動式のエレベータでは、搬器の駆動部を搭載する構造となるので、駆動機をコンパクトに纏める必要が生じる。特に、三相かご型誘導電動機を用いて減速駆動する構成とされているので、その駆動部が大きくなり、搬器内部に配置すると搬器の搭乗スペースが削減される。したがって、この種のエレベータでは搬器外に駆動部を配置するなどの方式を採用している。このような駆動部を備えるエレベータの搬器については、特許文献1,特許文献2によって知られている。また、工事用エレベータにあっては、所要の間隔で二本の鉄塔を立設して、それら鉄塔に付設のガイドレールに案内されて昇降自在な昇降フレームに、長尺の荷台上にケージを設置した構造の搬器を、その荷台の左右を横方向(ガイドレール間の方向)に可動的に支持されて架設されて、前記各昇降フレームに付設される駆動装置の出力軸端のピニオンを、前記鉄塔側面に付設されるラックと噛み合わせて昇降駆動される構成のものが、特許文献3によって知られている。
特開平7−137960号公報 特公平6−65588号公報(図1,図2) 特開平7−291558号公報
従来の技術では、前記特許文献1あるいは2に記載されるように、減速機付電動機(ブレーキ付)の出力軸に取付くピニオンを、支持鉄塔側のラックに噛み合わせる構成で昇降駆動する方式が採用されているので、どうしても電動機が支持鉄塔に沿わせて昇降案内されるフレームからその反対側に長く突出す構造になることが避けられない。そのために、電動機が取付くフレームにはガイドレールと反対の側に大きな曲げモーメントが働き、フレームの強度を高める必要上頑丈な構造が要求される。したがって、自重量が大になり、搭載能力がその分削減され、かつコストアップが避けられないという問題点がある。また、搬器内に駆動機を組込むと電動機の突出しに伴うスペースの削減によって、有効空間が小さくなり、実質的な搭載能力が低下するという問題もある。
また、ラック駆動式の工事用エレベータでは、例えば前記特許文献3に記載されるように、駆動機(モータ)を昇降フレームから突出して付設されると、搬器下側で食み出して取付けられるので、例えば工事現場において地上部での着床位置を低くする必要がある場合、ピットを掘る際に深く掘り下げる必要があり、不具合である。そのほかに、昇降フレームに取付けられる駆動機の突き出しによる重心位置の関係で、ガイドレールに案内されるガイドローラに対する曲げモーメントが大きくなって案内部を頑丈に形成しなければならないなどの問題点もある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、搬器部に設けられる駆動装置をコンパクトに纏められるようにして、ガイドレールに案内されて昇降するフレーム部に作用する負荷が小さくなるようにするとともに、搬器内部の空間利用スペースを広げられるようにするエレベータ装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるエレベータ装置は、
ラック・ピニオン駆動式のエレベータであって、昇降路に設置されるガイドレールとラックとを付設される昇降支持体に沿い昇降する搬器に、駆動装置として制動機構を備える偏平型多極電動機が付設され、その偏平型多極電動機により駆動される出力歯車を、前記昇降支持体に併設されるラックと噛み合わせて搬器を昇降させるように構成されることを特徴とするものである(第1発明)。
本発明において、前記搬器は、一本の前記昇降支持体に沿わせて搬器に搭載される前記偏平型多極電動機で駆動されて昇降する構成であるのがよい(第2発明)。
前記第1発明または第2発明において、前記偏平型多極電動機を備える駆動装置は、搬器フレームに組込まれて付設されているのが好ましい(第3発明)。
また、前記第1発明〜第3発明において、前記駆動装置は、減速機を備え、その減速機出力軸に取付く歯車を昇降支持体に付設のラックに噛み合わせて動力伝達される構成であるのがよい(第4発明)。
前記第1発明または第2発明において、前記搬器には昇降フレームが付設され、この昇降フレームに前記偏平型多極電動機を備える駆動装置が取付けられて、その駆動装置の出力軸上の歯車を、昇降支持体に付設のラックに噛み合わせて昇降させる構成であるのが好ましい(第5発明)。
第1発明において、前記搬器は、所要の間隔で配設される二本の昇降支持体にそれぞれ昇降自在に架装される昇降フレームに、両端部を支持され架設される荷台とケージからなり、前記各昇降フレームに制動機構を備える偏平型多極電動機が取付けられて、それらの電動機により駆動される出力軸上の歯車を前記各昇降支持体に付設されるラックに噛み合わせて昇降させる構成であるのがよい(第6発明)。
また、前記第1発明,第3発明〜第6発明のいずれかにおいて、前記駆動装置における減速機は、前記昇降フレームに組み付けられるケーシング内で、前記電動機の出力軸上の歯車と二個の大歯車とを直接噛み合わせ、それら両大歯車の支持軸から出力するようにされ、その各出力歯車を昇降支持体に付設されるラックに噛み合うように構成されるのが好ましい(第7発明)。
第1発明によれば、搬器に制動機構を備える偏平型多極電動機を付設することにより、搬器のフレームから駆動用の電動機が突出す寸法を短くできるので、そのフレームに作用する曲げモーメントを小さくでき、それに伴いフレームの強度を過度に高めることなく維持して軽量化を図ることができ、電動機の負荷容量を下げることができて、経済的効果が高められるという効果を奏する。また、ガイドローラに作用する負荷を低減させることが可能になって、自重量も低減することができる。併せて搭載荷重を増加させること並びに搬器内のスペースが有効に利用できる。
第2発明によれば、前記偏平型多極電動機の搬器内への突出し量を短くできるので搬器内の空間を広くできて搭乗者の人員定数を有効に利用することができる。また、昇降路のガイドレール側に重心を寄せることができるので、昇降支持体に対する曲げモーメントが小さくなり、その分搬器フレーム(昇降フレーム)に作用する負荷を低減できて軽量化を図ることができるという効果を奏する。
また、第3発明では、偏平型多極電動機を備える駆動装置を搬器フレームに組み込むようにすることで、その搬器フレームに支持されるケージに対して、従来は駆動装置が大きく食み出してケージ内空間を狭めていたのが解消されるとともに、その食み出し量の削減で全体の重心位置を昇降支持体側に近寄せられて搬器フレームに付設されるガイドローラの負荷を少なくでき、安定性を確保できるという効果を奏する。
また、第4発明によれば、偏平型多極電動機により、その出力回転速度を下げることができるので、出力部に付設される減速機の歯車構成が簡素化できるという利点がある。
また、第5発明によれば、昇降フレームを搬器外に取付けるようにするとともに、その昇降フレームに偏平型多極電動機を備える駆動装置を取付けることで、搬器内部のスペースを広くでき、この昇降フレームにても駆動装置をコンパクトに纏めて配置できるので、例えば工事用エレベータにおいて、搬器の上部に昇降フレームを配置して駆動装置を付設する場合、搬器屋根に設けられるクライミング用の作業床での駆動機の張り出しが少なくなり、作業性および安全性が向上する。
前記第6発明では、二本の昇降支持体に案内されて昇降する形式のエレベータ装置によれば、昇降フレームに付設する駆動装置が軸方向の張出し寸法を短くできて安定化できるので、搬器架台の取付部をコンパクトに纏められる。したがって、工事用エレベータとしてこのような形式を採用する場合、フレーム下部への機器の張り出しが少なく、据付に際してピット部深さを低減することができるという利点がある。
また、第7発明によれば、搬器を昇降駆動する駆動装置の出力部を二つに分岐して、それぞれの出力歯車をラックに噛み合わせることにより、1台の駆動機でもって2個の出力歯車をほぼ同じトルクで駆動させて負荷を分散させることができるので、噛み合い駆動部の小型化を図ることができる。
次に、本発明によるエレベータ装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明にかかるエレベータ装置の一部を省略して表わす全体側面図(a)とその右側面図(b)が示され、図2には本発明にかかるエレベータ装置における一実施形態の要部平断面図が、図3には搬器の駆動装置部分の一実施態様を表す縦断面図が、それぞれ示されている。
この実施形態のエレベータ装置1は、構築物に沿って支持されて直立する支持鉄塔2(本発明の昇降支持体に対応する)と、この支持鉄塔2に付設のガイドレール3に沿って昇降自在に装架される搬器10とにて形成され、支持鉄塔2に沿って搬器10に付設される駆動装置20の駆動によってラック・ピニオン駆動で昇降する構成である。
支持鉄塔2は、所定長さに統一された鉄塔のセグメントを複数本、所要高さに継ぎ足して構成されている。この支持鉄塔2は両外側部に位置する縦部材の少なくとも二本がガイドレール3とされ、あるいは両外側部にガイドレールが配され、前側面部に位置するガイドレール3に平行して上下方向にラック4が付設されている。
搬器10は、前記支持鉄塔2に装架される搬器フレーム11と、その搬器フレーム11の下部から前方にほぼ水平状態で突出す支持アーム12上に、搭載される所要寸法のケージ13と、この搬器10を前記支持鉄塔2に沿って昇降駆動する駆動装置20とで構成されている。なお、ケージ13の前面もしくは側面部にケージ内に出入りできるように出入口が形成されて、その出入口に扉14が設けられている。この扉14は、具体的な図示を省略するが、閉扉されないと搬器の運転ができないようにロック手段が付されている。
搬器フレーム11は、所要長さで型材や板材を溶接加工されて枠組み構造にて形成され、その上下両端部にて背後に突出すブラケット15,15に、前記支持鉄塔2のガイドレール(縦部材として使用されているパイプ材、ただしこれに限定されない)3,3を前後から挟むようにして当接するガイドローラ11a,11aが左右に備えられ、かつ上下両端部ではガイドレール3に対し外側から当接するサイドローラ11bをそれぞれ配設されている。また、下端部では前方に所要長さ突出す支持アーム12を二本平行して基端部で固着された構造になっている。
前記搬器フレーム11に組み込まれる駆動装置20は、搬器フレーム11の前面(ケージ取付側)に取付けられる偏平型多極電動機21と、この電動機21の出力軸22に連結されてフレーム11の内面側に配設される減速歯車装置23とで構成される。なお、この駆動装置20における前記偏平型多極電動機21は、図示省略する搬器内付設の操作盤を介して構築物側に設置される、あるいは搬器の一部に組み込まれる制御盤によって、予め設定された制御手段によって駆動を制御される。
偏平型多極電動機21は、多数の永久磁石にてなる回転子と巻線構造の固定子とで偏平に構成された多極のモータで、支持部材21aを前記搬器フレーム11の前側面に設けられる取付座11cに取付けられ、出力軸22の先端部を支持鉄塔2側に突出されている。そして、その出力軸22の後端には多板式のディスクブレーキ(図示せず)が取付けられ、通電時にそのディスクブレーキが解放されていて、給電時に制動力を解放し、給電が断たれると回転を停止して外力によって回転するのを阻止するようになされている。
また、減速歯車装置23は、図3に示されるように、前記偏平型多極電動機21の出力軸22に連結された入力軸に取付く歯車24に2個の大歯車25,25を同時噛み合いさせて減速する構成で、ケーシング26内に収容されて搬器フレーム11の内部に組み込まれるように取付けられている。前記各大歯車25に取付く支持軸27は、いずれもケーシング26の外部に突出されてその突出端部に駆動歯車28が取付けられている。それら各駆動歯車28は、支持鉄塔2に付設のラック4と噛み合わせて動力を伝達されるようになっている。
また、搬器フレーム11の適所には、速度検出型の落下防止装置17が取付けられ、その入出力軸17a端に取付く歯車18が支持鉄塔2に付設されるラック4と噛み合って、搬器10が不測の事態で過度の速度で降下すると過速度を検出して作動し、落下を防止できるようにされている。なお、図中符号40で示されるのは乗降階に設けられた乗降用扉であり、41は搬器の駆動装置と電源(図示せず)とを繋ぐ電源ケーブル、42はその電源ケーブルを安定保持させるためのケーブルホイールで、搬器の昇降に追従して支持鉄塔に沿って昇降するようになっている。
このように構成されるエレベータ装置1では、搬器10に制動機構を備える偏平型多極電動機21を付設し、減速機を組み込んでなる駆動装置20を用いることにより、駆動装置20、特に電動機21が搬器のフレーム11から搬器内側に突出す寸法を短くできるので、そのフレーム11に作用する曲げモーメントを小さくできる。したがって、それに伴いフレームを過度に頑丈な部材を使用せずともその強度を維持して軽量化を図ることができ、ガイドローラ11a,11aに作用する負荷を低減させることが可能になる。その結果、自重量も低減することができる。併せて搭載荷重を増加させること並びに搬器10内のスペースが有効に利用できる。また、搬器10全体の重心位置を支持鉄塔2側に近づけられることになるので、昇降時の安定性を高めることができ、速度アップを図ることが可能になる。
次に、図4〜図7に示されるのは、昇降路に設置される支持鉄塔2が所要の間隔で左右に二本立設され、これら支持鉄塔2,2間に搬器30が昇降自在に架装された形式のエレベータ装置1Aである。なお、構成上前記実施形態のものと同一もしくは同様の構成部分については、前記実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
このエレベータ装置1Aは主に工事用として人荷昇降用に使用されるものの一実施形態である。このエレベータ1Aでは、支持鉄塔2は前記実施形態のものと同様の構成であり、その支持鉄塔2に付設されるラック4およびガイドレール3が左右相対向して配置されている。
それら支持鉄塔2,2にはそれぞれ前記エレベータ1における搬器フレーム11と同様に構成される昇降フレーム31が架装されている。この昇降フレーム31には、前記エレベータと同様に偏平型多極電動機21および減速歯車装置23がそれぞれ付設され、その偏平型多極電動機21によって駆動される減速歯車装置23を介して出力軸27(駆動軸)上の駆動歯車28を支持鉄塔付設のラック4と噛み合わせて昇降するようにされている。
このようにされる左右の昇降フレーム31,31間には長尺の搬器30が、その両端部で水平移動可能に架設されている。この搬器30は、左右の昇降フレーム31,31間に介在できる長さ寸法の荷台32と、この荷台32上に支持されて長手両面に上下開閉できる扉34を備えるケージ33とでなり、その荷台32における長手方向の主部材35の両端部35'を、荷台32の全長よりも両側にて延長され、その主部材35の端部35'を昇降フレーム31の両脇にてブラケット36に摺動可能に支持させて架設されている。
このような長尺の搬器30を備えるエレベータ1Aによれば、昇降フレーム31に付設する駆動装置20が軸方向の張出し寸法を短くできて安定化できるので、搬器荷台32の取付部をコンパクトに纏められる。また、左右両昇降フレーム31と搬器荷台32との連結支持部では、搬器荷台32側の主部材35を昇降フレーム31に設けられる支持ブラケット36部で摺動自在に支持されるようにしたことで、左右の昇降支持体間の寸法(軌間)に寸法差が生じていても、それら支持鉄塔(昇降支持体)2のガイドレール3,3に案内される昇降フレーム31と搬器荷台32とが水平方向に拘束されないので、自動的に軌間の調整を行いつつ昇降することができる。
なお、左右の昇降フレーム31,31に設けられる昇降駆動装置20,20(電動機21)を、電気的に同調駆動できるように制御することで、搬器荷台32を水平状態に保って運転することができる。
前記説明においては、搬器フレーム10または昇降フレーム31に組み付けられる駆動装置20において、偏平型多極電動機21の出力軸から減速機構を介してその出力部の出力歯車28を支持鉄塔2のラック4に噛み合わせて搬器10(30)を昇降させるものについて記載したが、その偏平型多極電動機の出力回転数が昇降駆動に適する回転となるものを選択すれば、減速機を用いることなく駆動させることができる。
また、例えば工事用エレベータにおいて、図示省略するが、搬器フレームに駆動装置を組み付けずに、その搬器フレームの上側もしくは下側に別途昇降フレームを連結して、この昇降フレームに駆動装置を付設するようにすることができる。このようにすれば、搬器内部のスペースをより一層広くすることができる。また、クライミング時における作業用床が広くできるので、クライミング作業を容易にするという利点がある。
以上の説明においては、昇降支持体として角型断面に枠組み構成されたものが記載されているが、エレベータ装置の設置される構築物との関係において、その昇降支持体の取り付けが安定的な条件の場合には、二本のガイドレールとラックの支持される構造部を備えたものを用いることができる。したがって、本発明の趣旨に則すれば、前記実施形態に限定されるものではなく、他の形態に変形されるものも本技術の範疇に属するものであることは言うまでもない。
本発明にかかるエレベータ装置の一部を省略して表わす全体側面図(a)とその右側面図(b) 本発明にかかるエレベータ装置における一実施形態の要部平断面図 搬器の駆動装置部分の一実施態様を表す縦断面図 二本の支持鉄塔間に搬器が配される形式のエレベータ装置の一部省略正面図 一部断面で表わす長尺の搬器を備えたエレベータの要部を表わす図 図5におけるA−A視図 図5のB−B視図
符号の説明
1,1A エレベータ装置
2 支持鉄塔
3 ガイドレール
4 ラック
10,30 搬器
11 搬器フレーム
11a ガイドローラ
11b サイドローラ
12 支持アーム
13 ケージ
20 駆動装置
21 偏平型多極電動機
23 減速歯車装置
25 大歯車
26 ケーシング
28 駆動歯車(ピニオン)
31 昇降フレーム
32 荷台
35 荷台の主部材
36 ブラケット

Claims (7)

  1. ラック・ピニオン駆動式のエレベータであって、昇降路に設置されるガイドレールとラックとを付設される昇降支持体に沿い昇降する搬器には、駆動装置として制動機構を備える偏平型多極電動機が付設され、その偏平型多極電動機により駆動される出力歯車を前記昇降支持体に併設されるラックと噛み合わせて搬器を昇降させるように構成されることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記搬器は、一本の前記昇降支持体に沿わせて搬器に搭載される前記偏平型多極電動機で駆動されて昇降する構成である請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記偏平型多極電動機を備える駆動装置は、搬器フレームに組込まれて付設されている請求項1または2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記駆動装置は、減速機を備え、その減速機出力軸に取付く歯車を昇降支持体付設のラックに噛み合わせて動力伝達される請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータ装置。
  5. 前記搬器は、昇降支持体に沿い昇降自在に装架される昇降フレームに付設され、その昇降フレームに前記偏平型多極電動機を備える駆動装置が取付けられて、その駆動装置の出力軸上の歯車をガイドレール付設のラックに噛み合わせて昇降させる請求項1または2に記載のエレベータ装置。
  6. 前記搬器は、所要の間隔で配設される二本の昇降支持体にそれぞれ昇降自在に架装される昇降フレームに、両端部を支持され架設される荷台とケージからなり、前記各昇降フレームに制動機構を備える偏平型多極電動機が取付けられて、それらの電動機から減速機を介して出力軸上の歯車を前記各昇降支持体に付設されるラックに噛み合わせて昇降させる構成である請求項1に記載のエレベータ装置。
  7. 前記駆動装置における減速機は、前記昇降フレームに組み付けられるケーシング内で、前記電動機の出力軸上の歯車と二個の大歯車とを直接噛み合わせ、それら両大歯車の支持軸から出力するようにされ、その各出力歯車を昇降支持体に付設されるラックに噛み合うように構成されている請求項1,3,4,5,6のいずれかに記載のエレベータ装置。
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